■ 高校サッカー選手権は大詰め冬の風物詩である高校サッカー選手権は大詰めを迎えているが準決勝の1試合目は岡山代表の岡山学芸館高がPK戦の末に鹿児島代表の神村学園高に勝利して決勝進出を果たした。準決勝の2試合目は京都代表の東山高が同じくPK戦の末に熊本代表の大津高に勝利して決勝進出を果たした。ともに初の決勝進出となる。初優勝を賭けた決勝戦は1月9日(月)に新・国立競技場で行われる予定になっている。
カタールW杯の興奮が冷めやらぬ中で行われている大会なので例年以上に注目度が集まっているが話題の中心は神村学園高の2人のスーパースターになる。ストライカーのFW福田師はJリーグのクラブには進まずにドイツの名門のボルシアMGへの入団が内定した。ボランチのMF大迫塁は2年生の時点でC大阪への入団が内定。2人にとっては高校生活の最後の大会だったがベスト4で姿を消すことになった。
悲願の全国制覇はならなかったがどちらも相当なインパクトを残した。2回戦から登場した神村学園高は4試合連続で先制ゴールを許す展開になったが4試合とも同点ゴールを奪っている。スロースタートなところは否めないがエースのFW福田師は4試合で3ゴール。勝負どころでゴールを決めてチームを助けた。PK戦で敗れた準決勝の岡山学芸館高戦も前半38分に同点ゴールをゲット。こぼれ球をしっかりと押し込んだ。
ボランチのMF大迫塁も準決勝の岡山学芸館高戦は1ゴール1アシストの大活躍だった。後半14分には逆転ゴールとなる直接FKを決めて後半24分にはCKからCBのDF中江のヘディングでのゴールをアシストした。正確な左足のキックが目立った。ともに神村学園中の出身。中学の頃からホットラインを築いてきたが「身近なところに全国屈指のタレントがいた。」という環境は双方にとって非常に恵まれていたと言える。