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【U-15日本×U-15フランス】鹿島アントラーズ勢が大活躍！10番のFW高木瑛人が劇的な決勝弾！ | | |　

■　International U-15 tournament“Vlatko Marković” 2024

「International U-15 tournament Vlatko Marković” 2024」のGLの2試合目。初戦はベルギーと対戦して3対2で競り勝ったU-15日本代表は2戦目でフランス代表と対戦した。フランスの初戦はポルトガル戦だったが4対0で大勝した。白星スタートを切った2チームの対戦となった。U-15日本代表は2009年1月1日以降に生まれた選手で構成されており、8年後の2032年のブリスベン五輪のときに主力となる世代になる。

日本は「4-2-2-2」。GK大下幸誠(鹿島つくばJrユース)。DF中村孝成(バディーJrユース横浜)、DF石田慶次(福岡U-15)、DF倉橋幸暉(鹿島Jrユース)、DF伊藤優(三菱養和SC巣鴨Jrユース)。MF齋藤太陽(名古屋U-15)、MF小枝朔太郎(磐田U-15)、MF佐伯俊哉(横浜FMJrユース追浜)、MF滝澤周生(鹿島Jrユース)。FW高橋成海(徳島Jrユース)、FW川村求(横河武蔵野FC U-15)の11名がスタメンで起用された。

ベンチスタートになったのはGK川中碧音(C大阪西U-15)、DF茂木・勇人・チュクソム(柏U-15)、DF相馬陸人(FC東京U-15むさし)、DF草野陸(横浜FMJrユース)、DFエゼモクェチメヅェ・海(C大阪西U-15)、MF長南開史(柏U-15)、MF和田武士(浦和Jrユース)、MF池田顕太(横浜FCJrユース)、MF北原槙(FC東京U-15むさし)、FW永添功樹(C大阪U-15)、FW高木瑛人(鹿島Jrユース)の11名。スタメンを10人入れ替えた。

■　またしても劇的な勝利！欧州勢を連破！

2試合連続スタメンとなったのはCBのDF倉橋のみ。2試合連続でベンチスタートになったのはDF草野陸のみ。スタメンは総入れ替えに近かったが前半3分にFW川村求がミドルシュートを放つなど日本が優勢の展開になった。過密日程ということもあって相手のフランスもかなりメンバーを入れ替えてきたと思うが「個の力」でも日本は負けていなかった。全く悪くない展開だったが前半18分に日本が先制ゴールを奪った。

右サイドから攻撃を仕掛けると前の4人が上手く絡んで187cmのFW高橋成がキーパーと1対1の決定機を迎えた。FW高橋成のシュートはキーパーにセーブされたがこぼれ球を左SHのMF滝澤周が左足で蹴り込んで先制に成功する。前半は1対0で折り返した。迎えた後半の半ばになるとメンバーチェンジをして主力と思われる選手を次々に投入したフランスが攻め込む展開になった。日本は劣勢の展開になった。

後半25分にFKの流れから失点。1対1の同点に追いつかれたが後半39分に左サイドのCKを獲得すると途中出場したDFエゼモクェチメヅェ・海が起点になってチャンスを作った。MF池田顕がつないだボールを途中出場のFW高木瑛が決めて土壇場で2対1と勝ち越しに成功する。10番のFW高木瑛は初戦のベルギー戦でもゴールを奪っているので2戦連発となった。2対1で競り勝った日本は2連勝となった。

■　鹿島アントラーズ勢が大活躍！

過密日程ということもあってスタメンを大きく入れ替えた日本だったがフランスを相手にいい戦いを見せた。フランス代表もサブ組中心のスタメンだったと思うのでその点は割り引いて考える必要はあるが後半の半ばあたりまではほとんどフランスにチャンスを作らせなかった。今大会は初戦がベルギー、2戦目がフランス、3戦目がポルトガルなので欧州の強豪国と対戦が続いていくが日本は強豪国を連破した。

後半の終了間際に決勝ゴールを決めたFW高木瑛は鹿島Jrユースの出身になる。今回のU-15日本代表は鹿島勢が一大勢力になっており、キーパーのGK大下、CBのDF倉橋、左SHのMF滝澤周も鹿島の下部組織でプレーしている選手になる。GK大下は鹿島つくばJrユースなので鹿島Jrユースに所属するDF倉橋、MF滝澤周、FW高木瑛とはチームメイトというわけではないが「鹿島育ち」という点は同じである。

4人とも2戦目のフランス戦はスタメンだったがMF滝澤周が先制ゴールをゲットして、FW高木瑛が勝ち越しゴールを奪ったので「アントラーズ勢が大活躍の1日になった。」と言える。さらに言うと残念ながら怪我をして代表入りを辞退したMF小笠原央も鹿島Jrユースの選手になる。「元・日本代表のMF小笠原の息子」として注目を集めているが鹿島から5人もの選手がU-15日本代表に選ばれていることになる。

■　鹿島勢以外で目立った選手というと・・・。

「同じチームから5人の選手が代表に選ばれる。」というのはかなり珍しいがMF小笠原央などの世代は小学6年生のときに第45回の全日本U-12サッカー選手権大会に出場して準優勝に輝いた世代になる。決勝戦はレジスタFCに0対3で敗れているがレジスタFCとの決勝戦ではDF倉橋、MF小笠原央、FW高木瑛の3人がスタメンで出場している。準優勝メンバーが順調にしており、黄金世代になりつつある。

以降ではFW高木瑛ら4人の鹿島勢以外で目立った選手を挙げてみたいと思うがまずは左SBのDF伊藤優(三菱養和SC巣鴨Jrユース)になる。街クラブでプレーしているが左右両足を使える左SBになる。「左足しか使えない。」という左SBはプロの世界でも少なくないがDF伊藤優は両足を使えるので相手にプレスをかけられてもいなすことが出来る。180cmなのでサイズにも恵まれており、将来性の高い左SBと言える。

ボランチのMF齋藤太は名古屋U-15の所属になる。身長は167cmなのでサイズに恵まれたボランチではないがキープ力が高くて上手くボールを保持して展開することが出来る。187cmのFW高橋成は徳島Jrユースに所属している。長身でありながら足元の技術は高くて前線で起点になることが出来る。2トップの一角を担ったFW川村求は横河武蔵野FCのU-15に所属している。スピードがあって抜け目ない動きが出来る。

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