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【女子：U-17アジア杯 GL2戦目：日本×豪州】 FW佐藤もも・サロワンウエキが2ゴールの活躍！2連勝！ | | |　

■　女子のU-17アジア杯

女子のU-17アジア杯のGLの2試合目。初戦はタイと対戦して4対0で大勝した女子のU-17日本代表はGL突破をかけてオーストラリアと対戦した。GLの初戦のタイ戦は実に31本のシュートを放った。相手のタイはシュートゼロ。圧勝だった。この試合の前に行われたGLの2戦目の中国とタイの試合は3対0で中国が大勝したので中国は2連勝、タイは2連敗となった。日本はこの試合で勝てば早くも決勝進出が確定する。

日本は「4-1-4-1」。GK坂田湖(開志学園JAPANサッカーカレッジ高)。DF青木夕(日テレ・東京V・メニーナ)、DF太田美(大商学園高)、DF朝生(日テレ・東京V・メニーナ)、DF牧口(C大阪ヤンマーG・U-18)。MF本多(十文字高)、MF平川陽(三菱重工浦和Lユース)、MF眞城(日テレ・東京V・メニーナ)、MF根津(ジェフ千葉L・U-18)、MF菊地花(マイナビ仙台Lユース)。FW佐藤もも・サロワンウエキ(大商学園高)。

ベンチスタートになったのはGK永井愛(日テレ・東京V・メニーナ)、GK福田真(開志学園JAPANサッカー)、DF菅原(マイナビ仙台Lユース)、DF鈴木温(日テレ・東京V・メニーナ)、MF榊(JFAアカデミー福島)、MF福島望(同)、MF松浦芽(常葉大学附属橘高)、MF木下日(C大阪ヤンマーG・U-18)、FW古田(同)、FW辻(三菱重工浦和Lユース)、、MF花城(JFAアカデミー福島)、FW津田愛(マイナビ仙台Lユース)の12名。

■　4対1で大勝した日本はGL突破が確定

今大会は中2日の試合が続くこともあって日本はメンバーを大きく入れ替えた。初戦のタイ戦から2試合連続スタメンとなったのはキャプテンのMF眞城、CBのDF朝生、初戦はCBの位置でスタメン出場したMF本多の3人のみ。実に8人を入れ替えた。対してオーストラリアは3人だけ。8人は2試合連続スタメンとなった。コンディションの部分では少し差はあったが実力で優る日本が主導権を握る展開になった。

前半3分にCBのDF太田美のロングパスを胸でコントロールしたFW佐藤もも・サロワンウエキが反転してから左足で決めて幸先よく成功する。前半5分には攻撃参加したMF平川陽の横パスを受けたFW佐藤もも・サロワンウエキがドフリーでシュートを放ったがキーパーにセーブされた。大きなチャンスを逃したが後半10分に左SHのMF菊地花のクロスからFW佐藤もも・サロワンウエキが決めて2対0と突き放した。

2対0で迎えた後半20分にはCBのDF太田美のロングパスから抜け出したキャプテンのMF眞城がキーパーをかわしてから冷静にゴールに流し込んで3点目。後半35分にはMF平川陽のロングシュートが決まって4点目を奪った。後半50分に右SBのDF青木夕のファールでPKを献上。これを決められて今大会初失点となったが大勢に影響はなかった。4対1で大勝した日本は2連勝。早々にGL突破を確定させた。

■　FW佐藤もも・サロワンウエキが2ゴールの活躍

日本の入ったB組は2連勝の日本と中国の決勝T進出が確定した。首位通過となった場合、準決勝は韓国と対戦する可能性大。2位通過の場合は北朝鮮の可能性が高いのでGLの3戦目の中国戦は消化試合にはならない。しっかりと中国に勝って首位通過を果たして準決勝で北朝鮮と当たることは避けたい。3位までの国がU-17W杯の本大会に出場できるので最大の強敵である北朝鮮とは決勝戦で対戦したい。

2試合連続で4ゴールと攻撃陣が結果を残しているが初スタメンとなったFW佐藤もも・サロワンウエキが2ゴールの大活躍を見せた。圧巻だったのは1点目になる。後方からのロングボールに対して胸でコントロールしてから左足でシュート。ダイナミックなプレーだった。両親のどちらか or 両方が外国にルーツを持つ選手だと思うがパワーがあってスピードもある。身体能力に恵まれた楽しみなストライカーと言える。

このチームはフォワードが充実している。初戦のタイ戦で途中出場して2ゴールを挙げたFW津田愛(マイナビ仙台Lユース)は174cmの長身。こちらもダイナミックなプレーが出来る。「身体能力に恵まれた選手が少ない。」というのは佐々木体制の末期から高倉体制までの日本の女子サッカー界の大きな弱点だったが時代が進んで様相が変わってきた。サイズがあって身体的な能力の高い選手が増えてきた。

■　キャプテンのMF眞城は2戦連発！

キャプテンのMF眞城は初戦に続いてゴールをゲットした。このチームの中では、唯一、前回のU-17W杯を経験している。飛び級での選出でありながら主力だった選手なので、当然、自分たちの年代が主となる代表チームでは中心にならないといけない立場の選手になるがしっかりと結果を残している。テクニックがあってアイディアも豊富。スター性のある選手なのでこれからクローズアップされる可能性は高い。

4点目を挙げたのはMF平川陽だったがゴラッソだった。ミドルシュートというよりはロングシュートと表現した方がいいと思えるほど距離のある所から放ったシュートだった。こちらも169cmとサイズに恵まれている。この日はインサイドハーフの位置でプレーしたがスケールの大きな選手と言える。前回大会のメンバーであり、なでしこジャパンにも選出されているMF谷川(バイエルン・ミュンヘン)に似た雰囲気はある。

勿体なかったのは最後のPK献上になる。「PKを取るほどの攻防ではなかった。」と思うがほぼラストプレーでPKを献上。やや後味の悪い試合になった。右SBのDF青木夕の対応がやや後手に回ってしまったが激しくプレーする必要はなかった。やや軽率なプレーだった。次の相手の中国は2試合連続で3対0で勝利している。力のあるチームになっていると思われるので安易なファールは無くさないといけない。

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