モンテディオ山形→ 2023年は5位。プレーオフの準決勝で清水と引き分けて2015年以来のJ1復帰を逃した山形はオフに大型補強を敢行した。FW杉山直、FW坂本亘、FW氣田、FW有田稜、MF松本凪、DF岡本一、DF安部崇など実力者をたくさん獲得した。「有力な昇格候補の1つ」と言われたが17節を終えた時点で6勝9敗2分けで勝ち点「20」。14位と大きく出遅れた。2位と自動昇格圏の長崎との差は「16」と大きく広がっている。
J2のリーグ戦はまだ21試合あるが自動昇格は絶望的。「プレーオフ出場→プレーオフを制してのJ1復帰」というのが現実的な目標になるが17試合で16得点/21失点。極度の得点力不足に苦しんでいる。過去5シーズンの年間の総得点は2019年と2020年が59ゴール、2021年は61ゴール、2022年は62ゴール、2023年は64ゴールとなる。過去5年間の1試合平均の得点数は1.45だったが今シーズンはわずか0.94。
「ボール支配率」は57.1%。これはJ2で1位となる。「ドリブル数」は2位、「パス数」は3位、「クロス数」は5位、「30mライン進入回数」は5位、「ペナルティエリア進入回数」は2位なので攻め込む機会は多いが「シュート数」は下から5番目の16位。FW高橋潤は17試合で5ゴール、FWイサカ・ゼインは16試合で3ゴールを挙げているが他に複数ゴールを記録している選手はゼロ。「攻撃陣は総じて低調」と言える。
新加入選手が軒並み低調なのは大きな誤算と言える。ライバルクラブの仙台から電撃移籍したFW氣田は10番を託されるなど攻撃の中心になることが期待されていたが17試合で1ゴール0アシスト。13試合で先発出場しているので監督からは変わらず評価されているが結果を出せず。FW杉山直も12試合で1ゴール0アシスト、FW有田稜は8試合で1ゴール0アシスト、FW坂本亘は17試合で1ゴール1アシストのみ。