モンテディオ山形→ J2は早くも残り2節となった。36節が終了したが「2015年以来のJ1復帰」を目指す山形は18勝12敗6分けで7位。プレーオフ圏外に位置する。このままだとプレーオフに出場することはできないが30節から7連勝中。破竹の快進撃を見せている。「今、J2の20クラブの中で最も状態が良いクラブ」と言える。4位の千葉との勝ち点差は「1」のみ。4位の千葉、5位の岡山、6位の仙台はともに勝ち点「61」となる。
「事実上、千葉・岡山・仙台・山形の4クラブで残った3つのプレーオフ枠を争っている。」と言えるが3位でのプレーオフ出場がほぼ確実な長崎にとっては「不気味な存在」である。山形は2014年の昇格プレーオフで下剋上を果たしたがプレーオフに強い。他のどのクラブよりもプレーオフの舞台に慣れており、大舞台で結果を残してきた。得意の短期決戦で勝負強さを発揮して「悲願のJ1復帰」を果たせるか?
当然、プレーオフに出場できるのか?否か?、J1に復帰できるのか?否か?で来シーズンに向けた山形の動きは大きく変わってくるが、来シーズン(=2025年)もJ2で戦うと仮定して、今オフの山形の補強ポイントを考えていきたいと思う。「プレーオフ争いの真っ只中」ということもあって、渡邉晋監督や山形関係の選手の去就や動向に関するニュースは流れていないが、秋以降の戦いぶりを考えると「続投確実」と言える。
続投となると来シーズンが就任して3年目となる。勝負の1年になる。各種のスタッツを見ると軒並みJ2で上位となる。ボール支配率は54.9%で1位、バス数も3位となる。他にも「30mライン侵入回数」が5位、「ペナルティーエリア侵入回数」は4位、「クロス数」は6位、「ドリブル数」は4位となる。優秀な数字を残しているが36試合で48得点というのは上位3チーム(清水・横浜FC・長崎)と比較するとかなり少ない。