サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

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　2025/01/13 　【J2：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：56名)
　2025/01/14 　【J3：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：10名)

お勧めしたいエントリー (15記事)

【Jリーグ】 18段階の個人別補強の評価 (2022年-2023年オフの移籍市場) (その21) | | |　

201人目： MF 橋本陸 (福島ユナイテッド→SC相模原)　・・・　B+++

→　法政大出身で大卒3年目のアタッカー。2020年は25試合で3ゴール1アシスト、2021年は25試合で2ゴール1アシストだったが最初の2年間は途中出場が多かった。大卒3年目の2022年の途中で左WBの定位置を獲得すると32試合で5ゴール4アシストと活躍した。左利きでアタッカー系の選手だったがWBにコンバートされて新境地を開拓した。6月の半ば以降は全試合でスタメン出場するなど絶対的な主力だったので福島にとっては痛い流出と言える。若手主体のチームに生まれ変わるSC相模原でどんな活躍が出来るか？

202人目： GK 井岡海都 (ベガルタ仙台→ガイナーレ鳥取)　・・・　B+

→　市立船橋高出身。仙台大から2021年に仙台に加入したがリーグ戦の出場機会はゼロ。2022年はGK小畑、GK杉本大、GKストイシッチの3人が定位置を争ったがレギュラー争いに絡めなかった。わずか2年で契約満了になってトライアウトに参加したがJ3の鳥取への移籍が決定した。186センチとサイズに恵まれているがビルドアップが得意。ロングキックの正確さに定評がある。鳥取は正キーパーとして24試合に出場したGK田尻が契約満了。退団したので鳥取への移籍は大きなチャンスと言える。勝負の1年になるだろう。

203人目： DF 平岡康裕 (ベガルタ仙台→愛媛FC)　・・・　A+

→　J1通算で355試合に出場している経験豊富なベテランCB。2005年に高卒で清水に加入すると札幌に期限付き移籍した2008年を除くと2015年までずっと清水でプレーした。2016年に仙台に移籍してからも主力として活躍。2021年に仙台がJ2に降格したが2005年～2021年までずっとJ1のクラブに所属したというのは凄い話である。2022年もJ2で30試合に出場したが契約満了。J3の愛媛FCに完全移籍となったが実績のあるCBを獲得できたのは大きい。36歳になったが元気いっぱい。主力として活躍することが期待される。

204人目： FW 宮本拓弥 (長野パルセイロ→ヴァンラーレ八戸)　・・・　A+

→　2016年に大卒で水戸に加入した183センチ/85キロの巨漢フォワード。水戸では活躍できず。最終年の2019年はCBに挑戦した。2020年にYS横浜に移籍するとフォワードに再コンバートされて覚醒。J3で34試合で14ゴールと大活躍した。藤枝に引き抜かれたがここでは17試合で3ゴールのみ。2022年は長野でプレーして29試合で4ゴール2アシストだった。八戸に完全移籍となったがフォワードの軸になれる選手が必要だった八戸にとっては大きな補強と言える。強靭なフィジカルを生かしたパワフルなプレーが持ち味。

205人目： MF 喜山康平 (ファジアーノ岡山→松本山雅)　・・・　B++

→　東京Vユース出身。2006年にトップ昇格を果たしたが当時はバリバリのストライカーだった。岡山に移籍した後もストライカーとして活躍。2008年はJFLで32試合に出場して18ゴールを記録。JFLの新人王とベストイレブンに選ばれて岡山のJ2初昇格に大きく貢献した。その後、ポジションが徐々に下がってきてボランチが主戦場になったが左ストッパーでもプレーした。岡山との契約が満了になって2012年～2016年までプレーした松本山雅に復帰したがDF田中隼が引退した松本山雅で精神的な支柱になることが期待される。

206人目： DF 宮原和也 (名古屋グランパス→東京ヴェルディ)　・・・　S+

→　長谷川健太監督になってシーズン途中から3バックを採用したことで序列が下がってしまったが2021年までは右SBの主力として活躍した。契約満了は驚きだったがJ2の東京Vへの移籍も驚きと言える。技術が高くてクレバーで戦術理解度が高くていろいろなポジションでプレーできる。東京Vでは右SBだけでなくボランチやCBで起用される可能性もある。2008年以来のJ1復帰を目指す東京Vにとっては大きな戦力と言える。ちなみに城福監督も元・広島になるが広島を離れた後、同監督が広島の監督に就任している。

207人目： MF 安田虎士朗 (FC東京→栃木SC)　・・・　B+

→　FC東京U-18出身で高卒1年目のアタッカー。2022年の15節の清水戦(A)でJ1デビューを果たしたがリーグ戦の出場はこの試合だけ。他には21節の浦和戦(A)でもベンチに入ったが出番はなかった。メンバー入りを果たしたのはこの2試合だけ。J2の栃木SCに育成型期限付き移籍となったが技術が高くてボールを沢山受けて攻撃にリズムを作ることができる。ユース時代は年代別代表にも召集されている。同系統のMF谷内田(→京都)が栃木SCで大きく成長したことを考えると「彼のような成長・活躍」が期待される。

208人目： DF 酒井匠 (ラインメール青森→FC大阪)　・・・　A++

→　山梨県の甲斐市出身でヴァンフォーレ甲府の下部組織育ち。産業能率大を経て2021年にJFLの青森に加入すると主力として活躍。2021年は23試合、2022年は26試合に出場してJ3初昇格を果たしたFC大阪への個人昇格となった。186センチの長身。ボランチとCBの両方でプレーできるが2022年の後半戦は元・松本山雅でベテランのDF多々良とCBコンビを形成する機会が多かった。長身でありながら足元の技術が高くて攻撃の基点になることができる。Jリーグ初挑戦となるFC大阪にとっては大きな補強と言える。

209人目： MF 石川大地 (ガイナーレ鳥取→ロアッソ熊本)　・・・　S++

→　2021年も26試合で6ゴール6アシストと結果を残したが2022年はさらに覚醒。33試合で15ゴール4アシストとベストイレブン級の活躍を見せた。J3のオフの移籍市場の目玉の1人だったが熊本への移籍を決断した。2018年に大卒でFC岐阜に加入しているが当時の監督は大木監督になる。またも熊本は元・FC岐阜の選手を獲得した。2022年は主に右SHで起用されてゴールを量産した。思い切りのいいプレーが魅力。ここ2年間でプレーの質が大きく高まって数字を残せる選手になった。熊本の新・エース候補の1人と言える。

210人目： MF 黒川淳史 (ジュビロ磐田→町田ゼルビア)　・・・　S+

→　昨オフに恩師である伊藤彰監督に請われて磐田に移籍したがJ1では8試合の出場のみ。ほとんど良さを出せなかった。わずか1年で退団してJ2の町田に完全移籍となったが大宮時代の2021年には42試合で9ゴール2アシストと活躍しており、流出したMF平戸(→京都)の穴を埋める働きが期待される。技術が高いのはもちろんのこと、運動量も豊富。2022年の「90分あたりの走行距離」はJ1で4位となる12.47キロだった。ハードワークを重視するだろう新生・町田のサッカーに合う可能性は高い。大きな補強になったと言える。

表1. 18段階の個人別補強の評価 (一覧)