いわきFC→ J2に昇格して2年目となるいわきFCは17節を終えた時点で7勝4敗6分けで勝ち点「27」。7位と好位置に付けている。昇格1年目だった2023年は開幕から低迷。12勝19敗11分けで18位に終わったことを考えると大躍進と言える。しかも、オフの移籍市場ではDF家泉、MF宮本英、FW有田稜、MF岩渕弘が他クラブに流出してDF遠藤凌はレンタル終了。MF永井颯も移籍をするなど流出が続いたが大健闘している。
「フィジカルサッカー」がいわきFCの代名詞になっているが「若くて高さがあってフィジカル能力に優れた選手をたくさん擁している点」は強みとなる。若手の台頭は著しい。大卒1年目のMF大西悠がアンカーの位置で躍動、大卒2年目のMF加瀬が右WBの定位置を確保して、FC今治から完全移籍したDF照山は守備の要として大活躍中。ともにC大阪からレンタル移籍のMF西川潤とMF大迫塁も主力に定着した。
平均年齢が非常に低いので26歳のMF谷村海とMF山口大がこのチームの中では年長者になる。大サプライズを起こしているが「J1ライセンス」は今年も取得できると思われる。ホームのハワイアンズスタジアムいわきの収容人数は約5,600人。J1基準には大きく及ばないが2023年に「J1ライセンス」を申請したときは条件付きながら無事に交付されている。まずは「6位以内(PO出場)」というのが大きな目標になる。