ベガルタ仙台→ 広島ユースならびに年代別の日本代表の監督として確固たる実績を残した森山佳郎監督の招聘に成功した仙台はクラブワーストの16位からの巻き返しを図るシーズンだったが17節を終えた時点で8勝4敗5分けで勝ち点「29」。5位と好位置に付けている。2024年は12勝18敗12分け48得点/61失点だった。守備が崩壊してJ2の下位に沈んだがここまでの17試合でわずか18試合。堅守が武器になっている。
2021年以来となるJ1復帰に向けてクラブはいい雰囲気の中でシーズンを戦うことが出来ているが自動昇格圏の清水(1位)ならびに長崎(2位)はどちらも簡単には勝ち点を取りこぼさない。プレーオフを制してJ1に復帰するのは仙台に限らず、なかなか難しいことを考えると是が非でも自動昇格を達成したい。清水や長崎との差を縮めて2位以内に食い込むためには「得点力UPならびに攻撃力UPが必要」と言える。
今シーズンの仙台の強みと言えるのは「スタメンがある程度は固定されている点」になる。10試合以上でスタメン出場している選手は11人。GK林彰洋、DF高田椋、DF菅田、DF石尾陸の4人はここまで全試合でスタメン出場しており、CBのDF小出も16試合でスタメン出場している。結局、「GK林彰洋、DF高田椋、DF小出、DF菅田、DF石尾陸という組み合わせにならなかった試合」は8節の愛媛FC戦の1試合のみ。