横浜FC→ 「1年でのJ1復帰」を目指した横浜FCは快調に勝ち点を積み上げて「勝てば2位以内が確定」という状況まで持っていったが35節の仙台戦(A)、36節の岡山戦(H)はいずれも敗れた。さらに37節の栃木SC戦(H)はドロー。3試合足踏みしたことで3位の長崎の猛追を食らったが最終節はアウェイで山口と引き分け。何とか2位をキープして「J1復帰」を達成した。苦しみながらも「J1復帰」というミッションを果たした。
最終成績は22勝6敗10分けだった。5連勝でフィニッシュした3位の長崎は勝ち点「75」だったので、その差はわずか「1」。得失点差は長崎が上だったので、終わってみると、37節の栃木SC戦(H)の勝ち点「1」は大きかった。35節の仙台戦(A)で敗れてからの3週間ほどは選手も、サポーターも、監督も、スタッフも、ナーバスな心理状態だったと思うが、何とか逃げ切った。4度目となる「J1昇格」を果たした。
38試合で60得点/27失点だった。総失点はJ2最少。それもあって、「守備型のチーム」と言われることは多いが、総得点は「60」でJ2で上から4番目。攻撃に関するスタッツのほとんどはJ2上位なので、「攻守のバランスの取れた好チームだった。」と言える。「シュート数」は1位、「枠内シュート数」と「パス数」は4位、「クロス数」は1位、「コーナーキック獲得回数」も1位。「30mライン進入回数」も1位だった。
さらに「ペナルティエリア進入回数」も3位となる。セットプレーも強くて19得点/4失点と圧巻の数字を残している。清水や長崎ほど派手な攻撃陣ではなかったが「得点力や攻撃力は全く引けを取らなかった。」と言える。得失点差も「+33」。終盤戦にゴールラッシュが続いた長崎が「+35」でJ2最多だったが、「+30」の清水よりも上だった。終盤に失速してJ2優勝は逃したが「文句なしの自動昇格」と言える。