ファジアーノ岡山→ 「悲願のJ1初昇格」を目指す岡山は34節を終えた時点で14勝7敗13分けで勝ち点「55」。5位とプレーオフ圏内に位置する。J2は残り4節となったので大詰めを迎えているが3位の長崎との差は「8」なので逆転するのは難しい。ただ、4位の千葉とは全く同じ勝ち点を獲得している。「4位に浮上してプレーオフに進出する。」というのが目下の目標になる。1つでも順位を上げていい位置でプレーオフを戦いたい。
34試合で40得点/26失点となる。目立つのは失点の少なさになる。20失点の横浜FCに次いでJ2で2番目に少ない失点数になる。一方、40得点というのはJ2で上から10番目。上位8チームの中では最少となる。得点力はそこまで高くない。オフにいわきFCから加入したMF岩渕弘が30試合で9ゴールと攻撃陣を牽引しているが得点源になることが期待されたFWグレイソンは13試合で3ゴール。怪我のため長期離脱した。
FWルカオが29試合で5ゴールを挙げているがその次はCBのDF田上の4ゴールになる。期待されたMFガブリエル・シャビエルは怪我の影響もあって6試合で1ゴールのみ。夏に契約解除となった。即戦力になることが期待されたFW太田龍も9試合で無得点。ルーキーイヤーは不本意な1年になった。FWグレイソンは5月初めに大怪我をして「全治まで:手術後8カ月程度」と発表されており、今シーズン中の復帰は難しい。
J2の最終節が行われるのは11月10日(日)になる。プレーオフの準決勝は11月30日(土) or 12月1日(日)、決勝は12月7日(土)に予定されている。まだ先は長いがプレーオフを勝ち上がってJ1昇格の切符を勝ち取るのは岡山に限らず、なかなか難しい。アドバンテージなどのことを全く考えなかったとしても確率は1/4。ここまで5位と良い位置に付けているが2025年もJ2での戦いになる可能性の方が現状では高い。