サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

最近のエントリー (20記事)

　2025/01/16 　【J1：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：1名)
　2025/01/13 　【J2：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：56名)
　2025/01/14 　【J3：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：10名)

お勧めしたいエントリー (15記事)

【Jリーグ】 18段階の個人別補強の評価 (2022年-2023年オフの移籍市場) (その26) | | |　

251人目： DF 高橋祐治 (柏レイソル→清水エスパルス)　・・・　S++

→　今オフに発生した移籍の中で最大級の謎ムーブとなった。J1で7位だった柏の守備の要として29試合に出場。不動のレギュラーとして活躍した選手が清水とは言ってもJ2のクラブに移籍するというのは理解に苦しむ。本人の移籍コメント(柏側のリリース)を見ると「契約満了だったのか？？？」とも感じる微妙な内容だったがさすがに契約満了というのは考えにくい。J2に落ちてしまったが清水はJ1でも上位クラスで資金力のあるチーム。なので「破格の好条件で引き抜いた。」と考えるのが自然である。であれば辻褄は合う。

252人目： DF 林尚輝 (鹿島アントラーズ→東京ヴェルディ)　・・・　B++

→　大阪体育大出身で大卒2年目。181センチなので現代のCBとしては小柄な部類に入る。即戦力の期待がかかったが2021年は6試合、2022年は1試合のみ。DF犬飼とDF町田が揃って退団した2022年は大きなチャンスだったが生かせず。DF昌子ならびにDF植田直を獲得したことで弾き出される形になった。東京VもDFンドカ・ボニフェイス(→横浜FC)とDF馬場晴(→札幌)が流出したのでチャンスはあると考えられる。鹿島はDFブエノも契約満了になったので「CBの控えを誰にするか？」というのが目下の注目点になる。

253人目： DF 國廣周平 (SHIBUYA CITY FC→SC相模原)　・・・　？？？

→　東京都1部のSHIBUYA CITY FCからJ3のSC相模原への個人昇格を果たした181センチのディフェンダー。SHIBUYA CITY FCの前身はTOKYO CITY F.C.。2021年から同クラブ名になった。大阪産業大出身でアルテリーヴォ和歌山や南葛SCやFC.Bomboneraにも所属した。DF登録になっているが181センチの身長。ボランチでもプレーできるようだ。「プロサッカー選手としてのキャリアをスタートできる事を大変嬉しく思います。」とコメントしており、これまではプロのサッカー選手という枠組みではなかったようだ。

254人目： DF 工藤孝太 (浦和レッズ→藤枝MYFC)　・・・　B+++

→　珍しい和歌山出身のJリーガー。ユース時代から年代別代表に召集されており、U-19日本代表のCBのレギュラー候補の1人に挙げられる。プロ1年目の2022年はACLで1試合出場したのみ。ほとんど試合に絡めなかった。180センチなのでCBとしてはサイズに恵まれていないが正確な左足のキックが武器となる。精度の高い左足のロングキックで局面を変えることができる。藤枝MYFCは3バックを採用しているので「3バックの左」で試されると思われる。同系統のDF神谷凱(藤枝MYFC→甲府)が移籍をしたのでチャンスはある。

255人目： MF 高田颯也 (大宮アルディージャ→徳島ヴォルティス)　・・・　A++

→　大宮U-18出身で高卒3年目のドリブラー。180センチとサイズに恵まれており、スケールの大きなプレーが魅力。年代別代表に召集された経験もあるがプロ1年目の2020年10月の栃木SC戦で左ひざの前十字じん帯断裂の大怪我をして長期離脱。全治8か月と診断された。2021年10月に戦列に復帰してJ2で4試合に出場。2022年は14試合に出場したがプロ入り後の3年間の成績は31試合で0ゴール0アシストと結果を残せておらず。徳島に期限付き移籍となった。左サイドからの仕掛けが最大の武器。MF西谷和との競争。

256人目： GK 田尻健 (ガイナーレ鳥取→いわてグルージャ盛岡)　・・・　B+++

→　G大阪ユース出身。3年間プレーした鳥取では正キーパーとしてプレー。2020年は全34試合でフルタイム出場を果たした。2021年は23試合、2022年は24試合。ここ2年間はやや安定感を欠いてサブに回る時期もあったが3年間で81試合に出場していることを考えると契約満了というのは驚きだった。182センチなので現代のキーパーとしては小柄な選手になるが反射神経が鋭くてビッグセーブの多いキーパーである。大きな特徴と言えるのはコーチング。高くてよく響く声なので無観客試合のときは特に彼の声が目立った。

257人目： MF 堀内颯人 (Honda FC→奈良クラブ)　・・・　S++

→　大阪体育大出身。MF浅野雄(札幌)が同期となる。2019年にJFLのHonda FCに加入すると2021年と2022年は2年連続でベストイレブンを受賞するなどJFLでも屈指のプレーヤーに成長した。大阪府出身でありながら高校年代は奈良育英高でプレーしたので縁のある奈良のクラブに完全移籍となった。CBとボランチの両方でプレー可能。179センチなのでボランチとしてはサイズに恵まれており、安定したゲームメイクも特徴になるがCBでプレーする機会が多くなっている。昇格1年目の奈良にとっては大きな戦力と言える。

258人目： FW 吉井佑将 (カマタマーレ讃岐→Y.S.C.C.横浜)　・・・　C+++

→　讃岐は昨オフに下部リーグから3人の選手を獲得した。FCティアモ枚方から加入したFW松本孝は32試合で9ゴールを挙げて甲府に個人昇格となった。おこしやす京都から加入したFW青戸は23試合で3ゴール。十分な結果は残せずに契約満了になった。福山シティFCから獲得したFW吉井は13試合で無得点。FW松本孝はもちろん、FW青戸と比べても存在感は希薄だった。2列目で2回ほどスタメンで起用されたが結果は出せず。こちらも契約満了になった。180センチとサイズに恵まれているがアタッカー系の選手になる。

258人目： DF 宮崎智彦 (ファジアーノ岡山→福島ユナイテッド)　・・・　B+

→　大学生を4人、高校生を1人獲得していたが他クラブからの補強の話が全くなかった福島にとってはようやくの補強第1号となった。これでJリーグの60クラブの中で新戦力の補強の話がゼロなのは補強が禁止されている磐田のみとなった。36歳になったが2022年もJ2で14試合に出場している。近年は左SB/WBがほとんどになるが磐田時代にはボランチのレギュラーとして活躍したシーズンもある。福島の服部監督はその当時は磐田で強化部長をしていたので「その縁での移籍」と考えられる。経験値の豊富なレフティ。

260人目： MF 吉武莉央 (FC延岡AGATA→SC相模原)　・・・　B++

→　2022年の全国社会人サッカー選手権大会で3位になったFC延岡AGATAの10番。FC延岡AGATAは2020年に創設されたのでまだ3年目。出来たばかりのチームになる。大津高出身で163センチのアタッカー。テクニシャン系の選手で九州サッカーリーグでは19試合で9ゴール4アシストと活躍した。テクニックがあって高校時代から才能は評価されていたが初のJリーグ挑戦になる。九州サッカーリーグからJ3への移籍なので「異例の2段階昇格」になる。チームが大きく入れ替わったSC相模原でどこまでやれるだろうか？

表1. 18段階の個人別補強の評価 (一覧)