はてなキーワード: 靴底とは
石油化学の業界にいる。今起きていることと、これから起きることを書き留めておく。テレビが報じないので。
追記についてはページ下部に。
2月28日、アメリカとイスラエルがイランを空爆した。翌日ハメネイ師が死亡。革命防衛隊がホルムズ海峡の通過船舶への攻撃を警告し、タンカー三隻が攻撃された。3月2日に日本郵船と川崎汽船が通峡停止。ホルムズ海峡は事実上の封鎖状態に入った。
木原官房長官は「存立危機事態には該当しない」と述べた。日本は原油輸入の九割を中東に依存している。「254日分の備蓄がある」と政府は言った。
3月6日以降、三菱ケミカル(茨城)、三井化学(千葉・大阪)、水島コンビナートと、エチレン減産が次々に始まった。ナフサ価格は急騰し東京オープンスペックで1トン785ドル。出光興産は「封鎖が長期化すれば設備を停止する」と取引先に通知。シンガポールでは住友化学グループがフォースマジュール(不可抗力条項)を宣言。国内12基のエチレン設備のうち半数が減産に入った。
Bloombergが「ナフサ不足は炭鉱のカナリアだ」と書いた。
3月16日、NY原油先物が100ドルの大台を再突破。民間備蓄の放出が始まった。3月17日、石化協が「直ちに供給困難となる状況ではない」とコメント。赤沢経産相も「直ちに需給上の問題は生じていない」と発言。「直ちに」「直ちに」。この言葉、2011年に聞いたことがある人も多いだろう。
同日、トランプがホルムズ海峡への護衛艦派遣を各国に要求。同じ日に「支援は不要」と撤回。
3月18日夜、高市首相が訪米のため羽田を出発。テレビはワシントンの桜並木の映像を流していた。国内のナフサ在庫は約20日分という試算がある。テレビは高市の服装の話をしていた。
今日は木曜日。高市・トランプ首脳会談がワシントンで行われる。
テレビの報道量が異様に少ない。ワイドショーがホルムズ海峡を取り上げない。「訪米」「日米同盟」「異例の厚遇」。この言葉だけが繰り返されている。おそらく高市の訪米に合わせて報道のトーンが調整されている。
明日か明後日で、ホルムズ海峡経由で出港した最後のタンカーが日本に入港する。それ以降、最低三週間、中東からのタンカーは来ない。この事実を報じているテレビ局を、自分は確認できていない。
スーパーに行った。まだいつもと同じだった。キャベツが高い。それはホルムズとは関係ない。まだ関係ない。
明日は春分の日で祝日。株式市場は金土日の三連休に入る。三連休の間に何が起こるかを想像している人は少ないだろう。
当たるかはわからない。でも、サプライチェーンの構造から逆算すれば、こうなる蓋然性が高い。
首脳会談の「成果」が報じられるが、ホルムズの航行再開に向けた具体的なタイムラインは出てこない。「航行の安全について意見交換」の一行で終わる。自衛隊派遣は「引き続き検討」。
三連休明け、日経平均は大幅安。原油は105ドル台。ガソリン補助金があるからガソリン価格は「抑えられている」と政府は言うが、問題はガソリンだけではない。
会社から全社メールが届く。「電力コスト上昇に伴い、空調設定を見直します」。冬が終わったばかりなのに、オフィスが寒い。正確には、暖房が弱い。会議室の半分が消灯される。「使用していない部屋の照明はお切りください」。節電、と書いてある。ああ、これも2011年に見た光景だ。
Xに「工場が止まった」「来週から自宅待機」という投稿が出始める。岡山、山口、千葉。コンビナート周辺。自宅待機の間の給与は「会社と相談中」。こういう投稿がじわじわ増えていく。最初は誰もバズらない。
通勤のバスが減便になった、という投稿がXにちらほら出始める。地方のディーゼル路線バス。燃料費が合わない。都市部はまだ影響が見えない。まだ。
スーパーの刺身のトレーが小さくなる。黒い発泡スチロールではなく、薄い白い紙トレーに変わる。誰も気にしない。まだ。
ナフサ在庫が尽きる。
エチレンプラントの完全停止が増える。国内12基のうち動いているのは3〜4基。出光興産の徳山が完全停止。「当面の間」。
政府が石油備蓄の追加放出を決定。国家備蓄から5日分。254日分のうちの5日分。
このあたりで最初の「品切れ」が可視化される。ドラッグストアの食品用ラップが売り切れる。「お一人様一点限り」の張り紙の前に商品がない。Xに「ラップが買えない」というポストが急増する。テレビはまだ取り上げない。
コンビニの弁当容器が変わる。プラスチックトレーから紙容器に。「環境への配慮」と書いてあるが環境ではない。ナフサだ。紙容器は汁が滲む。
ここで意外なものが棚から消え始める。コンタクトレンズ。使い捨てコンタクトの素材はシリコーンハイドロゲル。石油化学製品だ。メーカーが出荷調整に入る。Xに「コンタクト買えないんだけど」というポストが増える。眼鏡を持っていない若い世代がパニックになる。これが一番バズる。ホルムズ海峡と自分の目が繋がっていると想像したことがある人はいない。
会社の複合機の前に張り紙が出る。「トナー在庫が逼迫しています。印刷は必要最小限に」。トナーの主成分はスチレン-アクリル樹脂。ナフサの子供だ。社内資料はPDFで回覧、と全社通達が来る。DX推進部が何年もかけてできなかったペーパーレス化が、ナフサ不足で一週間で実現する。
病院関係者のXポストが流れてくる。「点滴バッグの在庫を確認してください」。点滴バッグはポリプロピレン。注射器のシリンジもポリプロピレン。手術用のディスポグローブ。医療はプラスチックの塊だ。厚労省が「現時点では供給に問題はない」とコメントする。直ちに、とは言わなかった。言い方を変えただけだ。
農協が「肥料価格が前年比70%上昇。秋の作付けに影響する」と警告する。リプライには「大げさ」「不安を煽るな」と書かれる。肥料の原料の多くは中東経由のアンモニアだということを、リプライしている人は知らない。
自動車メーカー複数社が減産を発表。樹脂部品の調達困難。テレビのトップニュースになる。ようやく。ただし報道の焦点は「納車遅れ」であって、その先にある雇用の問題ではない。
ガソリン補助金の予算が枯渇する。追加予算を組むには国会審議が必要。国会では自衛隊派遣の是非で与野党が延々と議論している。補助金の話は新聞の二面の下のほうに小さく載る。
会社が「週二回の在宅勤務推奨」を打ち出す。理由は「従業員の通勤負担軽減」と書いてあるが、本音はオフィスの電気代だ。電力卸売価格が高騰している。LNGの一部もホルムズ経由で、スポット価格が暴騰。電力会社が燃料費調整額の上限撤廃を申請し始めた。来月の電気代がいくらになるか、誰にもわからない。在宅勤務の電気代は自腹だが、誰もそこには触れない。
車通勤の同僚が「もう電車にする」と言い始めた。ガソリンが高すぎる。しかし地方では電車の選択肢がない。JRのローカル線が一部区間で減便を発表。理由は「電力コストの上昇」。自家用車も電車も使いづらくなるとどうなるか。行けなくなるのだ、会社に。
社食のメニューが減った。揚げ物が消えた。食用油が値上がりしているからだ。自販機のペットボトルが売り切れになっている台数が増えた。補充が追いついていない。容器が足りない。
スーパーの肉のパックが変わる。発泡スチロールのトレーではなく、肉が直接ラップで巻かれている。ラップも薄い。透明ではなく半透明。
「紙おむつが値上がりした」という母親のXポストが万バズする。「ナフサって何ですか」というリプライがつく。今になってナフサを知る人が増える。遅い。
ガソリンスタンドが営業時間を短縮し始める。朝10時から夕方4時。タイヤの値段が跳ね上がっているという話もXに流れてくる。合成ゴムの原料はブタジエン。ナフサから作る。タイヤ交換の時期なのに交換できない。
近所のクリーニング店が三割値上げする。溶剤がナフサ由来だと初めて知る人が多いだろう。クリーニングの溶剤。ペットボトル。食品トレー。ラップ。紙おむつ。コンタクトレンズ。点滴バッグ。自動車の部品。タイヤ。肥料。パレット。合成繊維。接着剤。塗料。靴底。トナー。全部ナフサ。全部あの幅30キロの海峡を通っていた。
派遣切りが始まる。自動車工場の人員から。「リーマンの時と同じ空気だ」と物流業界の知人は言うだろう。
スーパーの棚が歯抜けになる。ペットボトルの水。カップ麺。パックのジュース。品切れではなく「入荷量を調整しています」の張り紙。プラスチック容器不足が飲料メーカーの出荷に波及。
テレビに「買い占めをしないでください」のテロップが流れる。買い占めをするなという放送を見て買い占めを始める人がいることを、テレビは2011年から何も学んでいない。
物流会社が荷受けを制限し始める。パレット不足と燃料費。「届けるのが遅れます」は「届かなくなる」の婉曲表現。Amazonの「お届け予定日」が三日伸びていることに気づいた人がいるだろうか。
道路の補修が止まっている。アスファルトは原油の残渣から作る。原油が来なければアスファルトも作れない。都内の幹線道路に補修されないまま放置された穴が増える。小さな穴だ。しかし穴は広がる。国交省が「緊急性の高い箇所を優先的に対応する」と発表する。つまり、優先されない穴はそのまま。
農家がXで悲鳴を上げている。ビニールハウスのフィルムが手に入らない。肥料が買えない。燃油が高くてハウスの暖房を切った。「夏野菜の出荷量は例年の半分になるかもしれない」。誰も引用リツイートしない。
経産相が会見で「国民生活に直ちに深刻な影響が出る状況ではない」と述べる。
直ちに。
テレビはゴールデンウィークの旅行特集をやっている。穴場の温泉。お得なグルメ。笑顔のレポーター。
その裏で、ペルシャ湾には44隻の日本関係船舶が動けないまま浮かんでいる。
言いたいのは、問題はガソリン価格ではないということ。ガソリン補助金の議論だけしていたら見誤る。ナフサというほとんどの人が知らない石油製品が止まることで、プラスチック容器→食品包装→物流パレット→自動車部品→肥料→農業と、サプライチェーンの上流から下流に向かって静かに止まっていく。コンタクトレンズも点滴バッグもタイヤもアスファルトも止まる。あなたの会社のトナーも、社食の揚げ物も、通勤のバスも止まる。その速度は、ナフサ在庫(約20日)、ポリエチレン在庫(3〜4ヶ月)、各業界の製品在庫の厚みによって決まる。
4月上旬が最初の分岐点。ここで海峡が開かなければ、5〜6月に第二波が来る。
(追記があれば下に書く)
勇者はだいたい四十代の半ばになると、ある朝ふいに自分の足音の質が変わっていることに気づく。
靴底と大地のあいだで鳴る音が、かつてのような「これから何かを始める」音ではなく、「ここまでなんとかやってきた」という種類の音に、ひそやかにすり替わっている。
それは決して劇的な発見ではない。
台所の隅でいつのまにか増えた空き瓶に気づくのと同じくらい、静かで、取り立ててニュースにもならない。
だがそのささやかな気づきが、魔王討伐という長い物語の進行方向に、ゆっくりと角度をつけていく。
若いころの勇者は、自分の剣筋が世界をまっすぐに切り裂いていくと信じている。
城を出るときに交わした約束や、酒場で地図を広げながら語った大げさな言葉たちは、まだ新しく研がれた硬貨のように、ポケットの中で心地よく音を立てる。
魔王の居城までの距離は単なる数字にすぎず、山脈も荒野も、少しばかり手間のかかる試練のリストとしか見えない。
そこに描かれている山の名前には、すでに二度三度と越えた記憶のしみがついているし、かつてはただの点にしか見えなかった村には、あの夜飲んだ安い酒の味や、焚き火の煙の匂いがまとわりついている。
地図はもはや「これから征服すべき世界」ではなく、「すでに歩いてしまった時間の、薄いアルバム」のようなものになる。
そのころになると、魔王という存在の輪郭も、微妙に変質してくる。
若い勇者にとって魔王は、物語の最後に倒されるべき、単純で巨大な黒い点だ。
しかし四十代の勇者にとっては、それは世界のどこかで黙々と仕事を続けている、まだ見ぬ同年代の労働者にも少し似ている。
同じくらいの年齢で、同じくらい肩を凝らせて、同じくらい「やめどき」を見失っているかもしれない誰か。
こんなふうに考え始めると、剣を振るう腕の中に、目に見えない余白が生まれる。
一撃ごとに、「この技を教えるなら誰がいいだろう」という、予定にない注釈が挟みこまれていく。
斬り結ぶ最中に、背中のほうでまだ見ぬ若い勇者たちの影が、ぼんやりと動き始める。
四十代半ばの勇者が、最初に後継者のことを考えるのは、たいてい旅の途中の、さして意味のない小さな町だ。
朝市の立つ広場で、荷車に寄りかかって居眠りをしている若い衛兵の姿や、木剣で遊び半分に打ち合う子どもたちの動きを見ているうちに、ふと気づく。
自分がこれまで「通り過ぎるだけの背景」と見なしていた風景のどこかに、次の物語の主人公が隠れているのかもしれないと。
それはむしろ、乗合馬車の窓に映った自分の顔と、向かいの席で眠る若者の顔を、何気なく見比べてしまったときの、あの妙な手触りに近い。
どちらかが絶対的に正しいわけでも、間違っているわけでもない。
ただ、時計の針がそれぞれ別の位置を指している、というだけのことだ。
後継者育成というと、仰々しい響きがある。
戦い方を教える、地図の読み方を教える、怪我をしたときの対処法を教える。
要するに、自分が若いころに誰かから受け取ったものを、少し形を変えて返していくにすぎない。
ただ、その行為の背後には、誰にもはっきりとは言葉にしない前提がひっそりと横たわっている。
「自分はおそらく、魔王の城のいちばん奥までは行かないだろう」という静かな予感だ。
もっと個人的で、もっと内密な、机の引き出しのいちばん奥にしまい込まれた私信のようなものだ。
長い年月をかけて鍛えられた剣は、まだよく切れる。
走り慣れた道なら、今でも若者たちより速く駆け抜けられるかもしれない。
それでも、勇者は知っている。
魔王討伐という物語は、多分どこかで「自分ではない誰か」の手によって終止符が打たれるのだと。
そのことに気づいた勇者は、そこで初めて本格的に後継者のことを考え始める。
自分の技や経験が、まるで古い魔法書のコレクションのように棚に並んでいる様子を思い描き、そのうちのいくつをどの順番で手渡すべきかを、静かに検討する。
全部を渡す必要はない。
全部を渡そうとしても、おそらくうまくはいかない。
四十代の勇者が、かつて自分がそうであったように、彼らの無謀さや頑固さや、不器用な希望を見て、ひそかに苦笑いを浮かべる。
それは、昔の自分の日記をこっそり読み返しているようなものだ。
ところどころ赤面しそうになりながらも、そこに書かれた拙い言葉に、なぜか少し励まされる。
いつか、どこかの時点で、魔王は倒される。
それが具体的に誰の手によるものかを、世界はたいして気にしない。
四十代半ばを過ぎた勇者の名は、その物語にはたぶん、ほとんど出てこない。
しかし、どこかのさほど有名でもない町外れの酒場で、年季の入った剣を壁に立てかけ、若い勇者の話を黙って聞いている男がいるかもしれない。
旅の途中で覚えた、雨の気配の読み方や、負け戦からの引き際の見極め方を、必要なときにだけ、短く差し出すのがうまい男だ。
だが、物語のどこか深いところで、彼の足跡は確かに地図に刻まれている。
魔王討伐を諦めるというのは、実のところ、物語そのものを諦めることではない。
ただ、自分が担うべき役回りを、ほんの少しだけ脇にずらすことだ。
主役の椅子から半歩横にずれて、次にそこへ座る誰かのために椅子を整え、背もたれの埃を払う。
四十代半ばの勇者がやっていることは、だいたいそういう種類の、目立たない仕事である。
そして、そんな静かな仕事こそが、世界が気づかないところで物語をつないでいる。
新しい勇者が剣を抜くたびに、その刃のどこかには、名前も知られないままの古い勇者たちの手の温度が、うっすらと残っている。
それは、誰も見ない夜空の端っこで、黙ってまたたき続ける小さな星の光に、少しだけ似ている。
もう50歳も過ぎたいい大人なのだけど、これまでの人生でちゃんとした革靴を買ったことがない。
ちゃんとしたと言うのは、靴底まで革で出来たようなもの。知識が無いのでバカっぽい説明だけど。
これまでは、とりあえずスーツに合う靴であればいいと考えていたので、その辺の靴屋やイオンでゴム底の安いビジネスシューズばかり買ってきた。値段もせいぜい1万円もしないようなものを5年くらいで履きつぶして、また買ってという繰り返し。
しかし、人生で一度くらい本格的な革靴を買ってもいいんじゃないかな、と思い立った。
とはいえ、今の会社は最近ビジネスカジュアルOKとなったので、一年中ノーネクタイでスーツも着ないし(もちろん必要な時もあるけど)、別に革靴でなくても問題無い。また、あと十年かそこらで定年になるので、長持ちする革靴を買ってももったいないだけかとも思う。定年後はビジネスシューズを履くこともないだろうし。子どもの結婚式とかがあったら履くこともあるか…生きていれば。
そんな私にどうせ買うならこんな靴がいいんじゃないかとかお勧めを教えてください。また、それくらいしか履かないのなら、もったいないから買わない方がいいというご意見でも結構です。皆さんのご意見をお聞かせください。
6時17分、電動歯ブラシの音が寝室に反響する。洗面台の左端から15cmの位置に置かれたコップの水面が、微細に振動していた。オートミール40g、プロテイン12g、アーモンドミルク200ml。抽出比18:1のコーヒーは、温度計が93.0℃を示した瞬間に注ぐ。食事中、ルームメイトが「また同じ朝飯か」と言ったが、揺らぎは統計的誤差を生む。火曜日の朝に味の分散は不要だ。
午前8時。ホワイトボードには昨晩の計算式の断片が残っている。今日扱うのは、タイプIIB超弦理論の背景場に対する∞-層圏的修正モデル。モノイダル圏上の局所化関手をファイバー束の形で再構成し、非可換モジュラー形式の層化とホッジ双対性を同時に満たす条件を探す。通常のホモロジー代数では情報が落ちる。必要なのは、∞-圏の内側で動く「準自然変換」と、その自己準同型の導来空間だ。これをLanglands対応の派生版、すなわち「反局所的鏡映関手」にマッピングする。結果、弦の張力パラメータに対応する変形空間が、ホモトピー群πₙの非自明な巻き付きとして現れる。誰も確認していないが、理論的には整合している。ウィッテンですらこの構成を明示的に展開したことはない。そもそも導来層圏のモノドロミーを操作できる研究者自体が数えるほどしかいない。僕はそのわずかな孤島のひとつに立っている。
昼、ルームメイトが昼食を作っていた。キッチンのIHプレートに油の飛沫が残っていたので、座標系を設定し、赤外線温度計で範囲を確認してから清掃した。隣人が郵便物を取りに来た音がした。彼女の足音は毎回規則的だが、今日は左のヒールの摩耗音が0.2秒ずれた。おそらく週末に靴底を交換したのだろう。観測可能な変化は記録しておくべきだ。午後は大学のセミナー。話題はM理論の代数的拡張、だが発表者の扱っていた「微分層上の非可換コサイクル」は粗雑すぎる。導来圏の階層化を考慮していなかった。帰りの車中、ノートPCでホモトピー型タイプ理論を使って自作の演算モデルを再計算した。
帰宅後、友人二人が旧式のTCGのデッキを持ってきた。新パッチでエラッタされたカードの挙動を確認するための検証会だ。デッキの構築比率を1枚単位で最適化し、サイドデッキの回転確率をモンテカルロ法でシミュレートした。相手のコンボ展開が不完全であったため、ターン3で勝負が決した。カードの裏面の印刷ズレを指摘したら、彼らは笑っていた。テーブル上に置かれたスリーブの角度が4度傾いていたので、直してから次のゲームに入った。
夜。隣人が新刊のコミックを持ってきた。英語版と日本語版で擬音語の翻訳がどう違うかを比較する。onoma-topeic rhythmの差分は文脈ごとに変動するが、今回は編集者がセリフのテンポを原文に寄せていた。明らかに改良された訳。印刷の黒インクの濃度が0.1トーン深い。紙質も変わっている。指先で触れた瞬間に気づくレベルだ。
23時。寝具の方向を北北東に0.5度調整し、照明を2700Kに落とす。白板の前で最後の計算。∞-層のモノドロミー作用素が、ホッジ-ドリーニュ構造と可換する条件を整理する。導来関手の符号が反転した。ノートを閉じ、部屋の温度を22.3℃に固定する。音は一切ない。火曜日が静かに終わる。
社員数60人くらいの中小企業の内勤部署で働いてる。田舎の中小企業らしく旧態依然としていて、男はスーツ(夏はワイシャツ)着用、女は制服着用が必須だ。これは営業だろうが技術職だろうが総務だろうが変わらない。
さて、ある日部下の若い男が突然、全裸にスニーカーを履いてきた。俺は靴に詳しくないからモデルまではわからんが、アディダスの、靴底が平らなやつだ。
一目見て俺はおいおい、と思った。それは、だめだろうと。なので頃合いを見てこっそりそいつを呼び出した。
「だって、営業みたいにお客さんの前に出ないし、一日中PC作業じゃないですか。まあ外からは見えますけど、足元までは見えないし、だったら快適な方がよくないですか?」
俺は思った。確かにそうだ。
「それに革靴って重いし蒸れるんですよねー。夏場とかきついっすよ」
俺は激しく同意した。
「…でも、格好悪くないか?」
「だれが気にするんすか?笑 経理のおばちゃんにかっこつけてどうするんすか」
確かにそうだ。
だが部下が独断専行で一人突っ走るのはよろしくないだろう。俺は言った。
「明日から俺もスニーカー履いてくるから、もしお前が偉い人に怒られたら俺の真似したことにしろ」
そしてやがて我が社の内勤の半数は全裸にスニーカーを履くようになったのだった。
思った以上に快適で、もう革靴には戻れそうにない。
未だに偉い人からは怒られてない。
社員数60人くらいの中小企業の内勤部署で働いてる。田舎の中小企業らしく旧態依然としていて、男はスーツ(夏はワイシャツ)着用、女は制服着用が必須だ。これは営業だろうが技術職だろうが総務だろうが変わらない。
さて、ある日部下の若い男が突然、スーツにスニーカーを履いてきた。俺は靴に詳しくないからモデルまではわからんが、アディダスの、靴底が平らなやつだ。
一目見て俺はおいおい、と思った。それは、だめだろうと。なので頃合いを見てこっそりそいつを呼び出した。
「だって、営業みたいにお客さんの前に出ないし、一日中PC作業じゃないですか。まあ外からは見えますけど、足元までは見えないし、だったら快適な方がよくないですか?」
俺は思った。確かにそうだ。
「それに革靴って重いし蒸れるんですよねー。夏場とかきついっすよ」
俺は激しく同意した。
「…でも、格好悪くないか?」
「だれが気にするんすか?笑 経理のおばちゃんにかっこつけてどうするんすか」
確かにそうだ。
だが部下が独断専行で一人突っ走るのはよろしくないだろう。俺は言った。
「明日から俺もスニーカー履いてくるから、もしお前が偉い人に怒られたら俺の真似したことにしろ」
そしてやがて我が社の内勤の半数はスーツにスニーカーを履くようになったのだった。
思った以上に快適で、もう革靴には戻れそうにない。
未だに偉い人からは怒られてない。
40代前半の田舎住み。子どもと遊ぶとき以外は仕事も普段着もジャケパンスタイル。
靴: スコッチグレインとバーウィックで購入した4足を使いまわしている。1足30000円くらいだった。紐靴は 25cm だけどローファーは 24cm を履いている。数年に1回、町の修理屋さんで靴底を修理してもらう。新しい革靴は長年買っていない。1、2ヶ月に1回靴磨きをする。
シャツ: 鎌倉シャツのクラシックフィットが好き。オーダーシャツも利用する。 1着 7000円から15000円 くらい。
ネクタイ: 無地ばかり。秋冬はウールタイ。ネイビー、茶、グレー、オリーブなど。1本 7000円から15000円くらい。
ズボン: ユニクロ等のチノパンが多い。4000円から20000円くらい。本当はオーダーで仕立てたような上等なズボンも履いてみたいけど、自転車にのることもあるし、汗や尿がつく(汚い話で申し訳ない)ので、家でがしがし洗濯できることを優先している。仕立て屋さんでズボンも作っている人は、普段どのように手入れしているのか聞いてみたい。
ジャケット: 町のテーラーさんに仕立ててもらっている。春は混紡(ウール + リネンなど)、秋冬はツイードのジャケットが多い。夏は着ない。値段はいろいろ。お店に生地がある場合はドーメルの二者混で8万円だった。お店に生地がなくて取り寄せの場合はラバットのツイードで13万だった。いつもナットボタン、三つボタン段返り、袖ボタンは4つ、サイドベンツ、本切羽。クリーニングには基本的には出さず、日頃の手入れはブラッシングとスチームのみ。
もちろんこれらは一度に買ったものではなく、少しずつ買い足してきたもの。お金持ちではない私は、なるべく身の丈にあったものを着なくては、と思うのだけどジャケットが好きで贅沢しているので背徳感もある。そんなときは、NISAで少しだけ増えた資産もあるし...、と思うようにしている。
完全に想像だけど、あのゲームって「生成AIから靴底ステーキの画像が出てきた」瞬間がスタート地点だと思うんだよね。
実写のような靴底ステーキ画像。じゃあ他のリアルなゴミ食物画像も作れるのかな。うわぁこんなのも作れた。
ってゴミ食物の画像がたくさん生まれて、これをどうにか活かす方法はないかってんで、
・本物とゴミの区別が付かない生物にどちらかを与えることができます
・本物を与えるとプレイヤーは安心できますが、生物は成長しません
・ゴミを与えるとプレイヤーは吐きそうになりますが、生物は喜びます
という二律背反に対してプレイヤーはどう行動するのか、というゲームの幹ができたんじゃないかなって思ってる。完全に想像だけど。
その1
https://anond.hatelabo.jp/20250721211922
手間を惜しむことで『値段は安いのに売れない』ということが散見されるので書いておきたい。
画像が表と裏の2枚は当たり前として、染みや破損がある場合には追加の画像。
というところはおそらくは誰でもできていると思う。
なんて言うのは基本的ニックではあるが。
ただ、サイズを書いてない人がとても多いように感じる。
自分が買う時がほぼサイズが限られるので、手持ちに統一感があるせいか、
買う時にはおそらくサイズ表は確認しているだろうにも関わらず、だ。
売る時には買い手の視点になれないという出品が想像よりも多いことに驚愕してしまう。
ズボンで言えば、ウエストのサイズはとても重要だ。色やシルエットなど二の次でいい。
ワンピースなどは、着丈もわりと重要な要素だ。肩幅・胸囲・ウエスト以外に添えたいところだ。
ビンテージもののシューズ等で、なぜか足のサイズが記載されてないことの何と多いことか。
買う時にはチェックしていた要素は、売る時にはすべて記載した方がいい。
家具を買う時にカタログを見て良いものがあったら、店頭で見かけたら、
まずは自分の部屋の置き場所でメジャーを伸ばして測るところから始めないだろうか?
しかしショッピングサイトと違ってフリマアプリではなぜかサイズを書かない出品が多いのである。
部屋に置けるかどうか?もそうだが、玄関や窓から入るのかどうか?も重要である。
受け取って持ってきたら家に入らなくて玄関前を占領されたら目も当てられない。
車で運ぶにも、送料を払って運んでもらうにも、サイズは重要である。
それで希望サイズと違った場合に断るのが面倒で、最初からスルーする人は多いのである。
(受け取る手間に比べればとは思うが)質問自体が面倒と思う人も多いのである。
小物にしてもそうだ、キーホルダーを買ったら思ったより大きかったと言うことはまれによくある。
メジャーを添えて写真を撮るのは一種のテクニックとも言えるが、
「○○を探しています、連絡ください」だけの買取記事を、これもまたわりと見かける。
すぐ上でも書いたが、『持ってる人が希望者に交渉すればいい』のであるが、
金額の折り合いがつかなくて断ったら自分がケチだと思われそうで嫌がられることが多い。
そもそも適正値で買えるならメルカリやヤフオクを見ればいいわけなので、
『たいていの購入希望は足元見がちだから交渉するだけムダ』というイメージがある。そしてそれはおおよそ正しい。
メルカリでも無茶苦茶な値下げ交渉の経験がある人は多いと思うが、
フリマアプリでは自分から募集記事が出せるせいもあって、想像を絶するほど露骨なのが居る。
過去に見かけたのだと、
「自転車を盗まれて通学に困っています、貧乏学生なので譲ってくれる方は居ませんか?」とか
「服を買うお金がないので、地雷系のワンピを500円で売ってください」とかである。
前者はそもそも防犯登録の書き換えの手間すら想像していないに違いないし、
後者はそもそもジャンル特化の買取ショップの相場を知らないに違いない。
ゆえに、買い取りたいものの画像を探してきて貼るべきだし、具体的な予算は添えるべき。
値段交渉の余地はあると思うので、ぎりぎり下限くらいを提示しておいて
「状態が良ければ勉強します」と言う風にすれば折り合いが付けやすいと思う。
少なくともショップの買い取り値より高ければ足元を見ているとはならないだろう。
売れないのは値段が高いだけとか需要が無いとかではなく、
買う側が「中古で何をリスクとして見ているのか?」を考えて写真を追加するのも大事。
靴なら靴底のすり減り具合、自転車ならタイヤやブレーキゴムのすり減り具合やギアの錆び具合など。
あなたは服を買う時にどこを見る?家具を買う時にどこを見る?何の数字を気にする?
そういうところを考えて最低限の情報を出すのがとても賢いのだ。
めんどくさい人向けの注意書きを羅列するのはその後でいい。
送料に影響するメルカリやヤフオクと違って、フリマアプリは直接やりとりができるのが利点。
ゆえに、逆に考えると『この一点だけで行くのもめんどくさいな』という腰の重さが出てきたりする。
安い品や小物が多い出品者は、お譲りします品を増やすのも一つの手である。
「値段変わらないし、ついでにこれとこれも」ってなると腰が軽くなりやすい。
ただし、無料品はとりあえずもらおうっていう暇人もフリマアプリにはかなり居るので、
100円とかで出した上で、「他と一緒なら無料」みたいにするのも一つのテクニックかもしれない。
見かけ上は譲ります検索には出てこないので変な人の誘引にはならないが、
欲しい物がある人が他の出品物を見た時には目につくというのがある。
『他のを買うなら無料』みたいな文言をタイトルに追加しておくことで意識させることも可能。
まともな取引相手と気持ち良くやりとりできるに越したことはないのだ。
出品時の写真を撮るのに光の量と向きって意外と大事だったりする。
例えばフィギュアなどだと、光の当て方や撮り方で不細工になったりする。
写真映りが悪いと言うのに似ているものだが、こういうのも売れ行きに影響するのでテクニックとしては覚えておきたい。
そういう自撮りや写メのテクニックはググるとごまんとサイトが出てくるので、
あえてリンクは貼らないが、興味があったら深入りしてみるのも良いだろう。
金利が上がったからローンの支払いも見直しのタイミングで増えるし、物価が上がったから食費も増えた
この年収になったら毎日牛肉が食えると思ってたのに、そんなのは高くて選択肢に入らない
映画館で映画を観る趣味があるが、鑑賞料金が上がったから出費が増えた
オシャレなブランドの服とかを買えるのかと思ったけど、いつも GU とかしまむらの服を着てる
2000万くらいになったらちょっとは変わるのかな