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はてなキーワード: ありげとは

2026-04-23

 後のちの月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。幼い訣わけとは思うが何分にも忘れることが出来ない。もはや十年余よも過去った昔のことであるから、細かい事実は多くは覚えて居ないけれど、心持だけは今なお昨日の如く、その時の事を考えてると、全く当時の心持に立ち返って、涙が留めどなく湧くのである。悲しくもあり楽しくもありというような状態で、忘れようと思うこともないではないが、寧むしろ繰返し繰返し考えては、夢幻的の興味を貪むさぼって居る事が多い。そんな訣から一寸ちょっと物に書いて置こうかという気になったのである

 僕の家というのは、松戸から二里ばかり下って、矢切やぎりの渡わたしを東へ渡り小高い岡の上でやはり矢切村と云ってる所。矢切斎藤と云えば、この界隈かいわいでの旧家で、里見の崩れが二三人ここへ落ちて百姓になった内の一人が斎藤と云ったのだと祖父から聞いて居る。屋敷西側に一丈五六尺も廻るような椎の樹が四五本重なり合って立っている。村一番の忌森で村じゅうから羨ましがられている。昔から何ほど暴風が吹いても、この椎森のために、僕の家ばかりは屋根を剥がれたことはただの一度もないとの話だ。家なども随分と古い、柱が残らず椎の木だ。それがまた煤やら垢やらで何の木か見分けがつかぬ位、奥の間の最も煙に遠いところでも、天井板がまるで油炭で塗った様に、板の木目も判らぬほど黒い。それでも建ちは割合に高くて、簡単な欄間もあり銅の釘隠しなども打ってある。その釘隠しが馬鹿に大きい雁であった。もちろん一寸見たのでは木か金かも知れないほど古びている。

僕の母なども先祖言い伝えからといって、この戦国時代遺物的古家を大変に自慢していた。その頃母は血の道で久しく煩っており、黒塗りのような奥の一間がいつも母の病褥となっていた。その次の十畳の間の南隅に、二畳の小座敷がある。僕がいない時は機織場で、僕がいる間は僕の読書室にしていた。手摺窓の障子を開けて頭を出すと、椎の枝が青空を遮って北を覆っている。

母が長らくぶらぶらしていたから、市川の親類で、僕には縁の従妹になっている民子という女の子が、仕事の手伝いや母の看護に来ていた。僕がいま忘れることができないというのは、その民子と僕との関係である。その関係といっても、僕は民子下劣関係をしたのではない。

僕は小学校卒業したばかりで十五歳、月を数えると十三歳何か月というころ、民子は十七だけれど、それも生まれが遅いから十五と少しにしかならない。

やせぎすであったけれども顔は丸い方で、透き通るほど白い皮膚に赤みを帯びた、まことに光沢のよい子であった。いつでもいきいきとして元気がよく、そのくせ気は弱くて憎気の少しもない子であった。

もちろん僕とは大の仲よしで、座敷を掃くといっては僕のところをのぞく、障子をはたくといっては僕の座敷へ入ってくる。私も本が読みたいの、手習いがしたいのという。たまにははたきの柄で僕の背中を突いたり、僕の耳をつまんだりして逃げてゆく。僕も民子の姿を見れば来い来いと言って、二人で遊ぶのが何よりおもしろかった。

からはいつでも叱られる。

「また民やは政のところへ入っているな。こら、さっさと掃除をやってしまえ。これからは政の読書邪魔などしてはいけません。民やは年上のくせに……」

などとしきりに小言を言うけれど、その実、母も民子を非常にかわいがっているのだから、いっこうに小言がきかない。民子は「私にも少し手習いをさせて……」などと、ときどきだだを言う。そういうときの母の小言も決まっている。

「お前は手習いより裁縫です。着物が満足に縫えなくては、女一人前として嫁に行かれません」

このころ僕に一点の邪念がなかったのはもちろんであるが、民子の方にも、いやな考えなどは少しもなかったに違いない。

しかし母がよく小言を言うにもかかわらず、民子はなお朝のご飯だ昼のご飯だと言っては僕を呼びに来る。呼びに来るたびに、急いで入って来て、本を見せろの筆を貸せのと言ってはしばらく遊んでいる。その間にも母の薬を持ってきた帰りや、母の用を足した帰りには、きっと僕のところへ入ってくる。僕も民子がのぞかない日は、何となく寂しく物足りなく思われた。今日は民さんは何をしているかなと思い出すと、ふらふらっと書室を出る。民子を見に行くというほどの心ではないが、ちょっと民子の姿が目に触れれば気が落ち着くのであった。何のことだ、やっぱり民子を見に来たんじゃないかと、自分自分をあざけるようなことがしばしばあったのである

村のある家に瞽女が泊まったから聴きに行かないか祭文が来たから聴きに行こうのと近所の女たちが誘っても、民子は何とか断りを言って決して家を出ない。隣村の祭で花火や飾り物があるからとのことで、例の向こうのお浜や隣のお仙などが大騒ぎして見に行くというのに、うちの者まで民さんも一緒に行って見てきたらと言っても、民子は母の病気言い訳にして行かない。僕もあまりそんな所へ出るのは嫌いであたから家にいる。民子はこそこそと僕のところへ入ってきて、小声で、「私はうちにいるのが一番面白いわ」と言ってにっこり笑う。僕も何となく民子をそんな所へやりたくなかった。

僕が三日おき四日おきに母の薬を取りに松戸へ行く。どうかすると帰りが遅くなる。民子は三度も四度も裏坂の上まで出て、渡しの方を見ていたそうで、いつでも家中の者に冷やかされる。民子はまじめになって、「お母さんが心配して、見ておいで見ておいでと言うからだ」と言い訳をする。家の者は皆ひそひそ笑っているとの話であった。

そういう次第だから、作女のお増などは、無性に民子を小面憎がって、何かというと、「民子さんは政夫さんのところへばかり行きたがる。暇さえあれば政夫さんにこびりついている」などとしきりに言いはやしたらしく、隣のお仙や向こうのお浜などまであれこれ噂をする。これを聞いてか、嫂が母に注意したらしく、ある日母は常になくむずかしい顔をして、二人を枕元へ呼びつけ、意味ありげな小言を言った。

「男も女も十五、六になれば、もはや子どもではない。お前たち二人があまり仲がよすぎると、人があれこれ言うそうじゃ。気をつけなくてはいけない。民子が年かさのくせによくない。これからはもう決して政のところへなど行くことはならぬ。

わが子を許すわけではないが、政はまだ子どもだ。民やは十七ではないか。つまらぬ噂をされると、お前の体に傷がつく。政夫だって気をつけろ……。来月から千葉中学へ行くんじゃないか

民子は年が多いし、かつは意味あって僕の所へゆくであろうと思われたと気がついたか、非常に恥じ入った様子に、顔を真赤にして俯向いている。常は母に少し位小言を言われても随分だだをいうのだけれど、この日はただ両手をついて俯向いたきり一言もいわない。何のやましい所のない僕は頗る不平で、「お母さん、そりゃ余り御無理です。人が何と云ったって、私等は何の訳もないのに、何か大変悪いことでもした様なお小言じゃありませんか。お母さんだっていつもそう云ってたじゃありませんか。民子とお前とは兄弟も同じだ、お母さんの眼からはお前も民子も少しも隔てはない、仲よくしろよといつでも云ったじゃありませんか」母の心配道理のあることだが、僕等もそんないやらしいことを云われようとは少しも思っていなかったから、僕の不平もいくらかの理はある。母は俄にやさしくなって、「お前達に何の訳もないことはお母さんも知ってるがね、人の口がうるさいから、ただこれから少し気をつけてと云うのです」色青ざめた母の顔にもいつしか僕等を真から可愛がる笑みがたたえている。やがて、「民やは、また薬を持ってきて、それからいかけの袷を今日中に仕上げてしまいなさい。政は立ったついでに花を切って仏壇へ供えてください。菊はまだ咲かないか、そんなら紫苑でも切ってくれよ」

人達は何の気なしであるのに、人がかれこれ言うのでかえって無邪気でいられない様にしてしまう。僕は母の小言も一日しか覚えていない。二三日たって民さんはなぜ近頃は来ないのか知らんと思った位であったけれど、民子の方では、それからというものは様子がからっと変ってしまった。民子はその後僕の所へは一切顔出ししないばかりでなく、座敷の内で行き会っても、人のいる前などでは容易に物も言わない。何となく極りわるそうに、まぶしい様な風で急いで通り過ぎてしまう。よんどころなく物を言うにも、今までの無遠慮に隔てのない風はなく、いやに丁寧に改まって口をきくのである。時には僕が余り俄に改まったのを可笑しがって笑えば、民子も遂には袖で笑いを隠して逃げてしまうという風で、とにかく一重の垣が二人の間に結ばれた様な気合になった。それでも或日の四時過ぎに、母の言いつけで僕が背戸の茄子畑に茄子をもいでいると、いつのまにか民子が笊を手に持って、僕の後にきていた。「政夫さん……」出し抜けに呼んで笑っている。「私もお母さんから言いつかって来たのよ。今日の縫物は肩が凝ったろう、少し休みながら茄子をもいできてくれ。明日麹漬をつけるからって、お母さんがそう言うから、私飛んできました」民子は非常に嬉しそうに元気一杯で、僕が、「それでは僕が先にきているのを民さんは知らないで来たの」と言うと民子は、「知らなくてさ」 にこにこしながら茄子を採り始める。茄子畑というは、椎森の下から一重の藪を通り抜けて、家より西北に当る裏の前栽畑。崖の上になっているので、利根川は勿論中川までもかすかに見え、武蔵一円が見渡される。秩父から足柄箱根の山々、富士の高嶺も見える。東京上野の森だというのもそれらしく見える。水のように澄みきった秋の空、日は一間半ばかりの辺に傾いて、僕等二人が立っている茄子畑を正面に照り返している。あたり一体に静としてまた如何にもはっきりとした景色、我等二人は真に画中の人である。「まあ何という好い景色でしょう」民子もしばらく手をやめて立った。僕はここで白状するが、この時の僕は確かに十日以前の僕ではなかった。二人は決してこの時無邪気な友達ではなかった。いつの間にそういう心持が起っていたか自分には少しも判らなかったが、やはり母に叱られた頃から、僕の胸の中にも小さな恋の卵が幾つか湧きそめていたに違いない。僕の精神状態がいつの間にか変化してきたは、隠すことの出来ない事実である。この日初めて民子を女として思ったのが、僕に邪念の萌芽ありし何よりの証拠である民子が体をくの字にかがめて、茄子をもぎつつあるその横顔を見て、今更のように民子の美しく可愛らしさに気がついた。これまでにも可愛らしいと思わぬことはなかったが、今日はしみじみとその美しさが身にしみた。しなやかに光沢のある鬢の毛につつまれた耳たぶ、豊かな頬の白く鮮かな、顎のくくしめの愛らしさ、頸のあたり如何にも清げなる、藤色の半襟や花染の襷や、それらがことごとく優美に眼にとまった。そうなると恐ろしいもので、物を言うにも思い切ったことは言えなくなる、恥ずかしくなる、極りが悪くなる、皆例の卵の作用から起ることであろう。ここ十日ほど仲垣の隔てが出来て、ろくろく話もせなかったから、これも今までならば無論そんなこと考えもせぬにきまっているが、今日はここで何か話さねばならぬ様な気がした。僕は初め無造作に民さんと呼んだけれど、後は無造作言葉が継がない。おかしく喉がつまって声が出ない民子茄子を一つ手に持ちながら体を起して、「政夫さん、なに……」「何でもないけど民さんは近頃へんだからさ。僕なんかすっかり嫌いになったようだもの民子はさすがに女性で、そういうことには僕などより遥に神経が鋭敏になっている。さも口惜しそうな顔して、つと僕の側へ寄ってきた。「政夫さんはあんまりだわ。私がいつ政夫さんに隔てをしました……」「何さ、この頃民さんは、すっかり変っちまって、僕なんかに用はないらしいからよ。それだって民さんに不足を言う訳ではないよ」民子はせきこんで、「そんな事いうはそりゃ政夫さんひどいわ、御無理だわ。この間は二人を並べておいて、お母さんにあんなに叱られたじゃありませんか。あなたは男ですから平気でお出でだけど、私は年は多いし女ですもの、ああ言われては実に面目がないじゃありませんか。それですから、私は一生懸命になってたしなんでいるんでさ。それを政夫さん隔てるの嫌になったろうのと言うんだもの、私はほんとにつまらない……」民子は泣き出しそうな顔つきで僕の顔をじっと見ている。僕もただ話の小口にそう言うたまでであるから民子に泣きそうになられては気の毒になって、「僕は腹を立って言ったではないのに、民さんは腹を立ったの……僕はただ民さんが俄に変って、逢っても口もきかず、遊びにも来ないから、いやに淋しく悲しくなっちまったのさ。それだからこれからも時々は遊びにお出でよ。お母さんに叱られたら僕が咎を背負うから……人が何と言ったってよいじゃないか」何というても子供だけに無茶なことをいう。無茶なことを言われて民子心配やら嬉しいやら、嬉しいやら心配やら、心配と嬉しいとが胸の中でごったになって争ったけれど、とうとう嬉しい方が勝を占めてしまった。なお三言四言話をするうちに、民子は鮮かな曇りのない元の元気になった。僕も勿論愉快が溢れる、宇宙間にただ二人きりいるような心持にお互いになったのである。やがて二人は茄子のもぎくらをする。大きな畑だけれど、十月の半過ぎでは茄子もちらほらしかなっていない。二人でようやく二升ばかりずつを採り得た。「まあ民さん、ご覧なさい、入日の立派なこと」民子はいしか笊を下へ置き、両手を鼻の先に合せて太陽を拝んでいる。西の方の空は一体に薄紫にぼかした様な色になった。ひた赤く赤いばかりで光線の出ない太陽が今その半分を山に埋めかけたところ、僕は民子一心入日を拝むしおらしい姿が永く眼に残っている。二人が余念なく話をしながら帰ってくると、背戸口の四つ目垣の外にお増がぼんやり立って、こっちを見ている。

民子は小声で、「お増がまた何とか言いますよ」「二人ともお母さんに言いつかって来たのだから、お増なんか何と言ったって構いやしないさ」一事件を経る度に二人が胸中に湧いた恋の卵は層を増してくる。

機に触れて交換する双方の意志は、直ちに互いの胸中にある例の卵に至大な養分給与する。今日日暮は確かにその機であった。ぞっと身震いをするほど著しい徴候を現したのであるしかし何というても二人の関係は卵時代で極めて取りとめがない。人に見られて見苦しい様なこともせず、顧みて自らやましい様なこともせぬ。従ってまだまだのんきなもので、人前を繕うという様な心持は極めて少なかった。僕と民子との関係も、この位でお終いになったならば、十年忘れられないというほどにはならなかっただろう。

親というものはどこの親も同じで、我が子をいつまでも子供のように思っている。僕の母などもその一人に漏れない。民子はその後ときおり僕の書室へやってくるけれど、よほど人目を計らって気兼ねをしながら来るような様子で、来ても少しも落ち着かない。先に僕に嫌味を言われたから仕方なく来るのかとも思われたが、それは間違っていた。僕ら二人の精神状態は、二三日では言い表せないほど著しい変化を遂げている。僕の変化は最も激しい。三日前には、お母さんが叱るなら自分責任を負うから遊びに来てくれとまで無茶を言った僕が、今日はとてもそんな気持ちではない。民子が少し長居をすると、もう気がとがめ心配でならなくなった。

「民さん、またお出いでよ。あまり長く居ると人がつまらぬことを言うから

民子気持ちは同じだけれど、僕にもう行けと言われると妙にすねだす。

あなたはこの前、何と言いました。人が何と言ってもよいから遊びに来いと言ったじゃありませんか。私はもう人に笑われてもかまいません」

困ったことになった。二人の関係が密接になるほど、人目を恐れるようになる。人目を恐れるようになっては、まるで罪を犯しているかのように心も落ち着かなくなる。母は口では、男も女も十五六になれば子供ではないと言うが、それは理屈の上のことで、気持ちではまだ二人を子供のように思っている。そのため、民子が僕の部屋に来て本を見たり話をしたりしていても、すぐ前を通りながらまったく気に留める様子もない。この間の小言も実は嫂が言うから出ただけで、本心からではない。母はそうだったが、兄や嫂やお増などは盛んに陰口を言って笑っていたらしく、村中でも「年上の娘を嫁にする気か」などともっぱら噂しているという。それらのことが次第に二人にも伝わり、僕の方から言い出して、しばらく距離を置くことにした。

僕はズボン下に足袋裸足麦藁帽という出で立ち、民子は手指を佩いて股引も佩いてゆけと母が云うと、手指ばかり佩いて股引佩くのにぐずぐずしている。民子は僕のところへきて、股引佩かないでもよい様にお母さんにそう云ってくれと云う。僕は民さんがそう云いなさいと云う。押問答をしている内に、母はききつけて笑いながら、

「民やは町場者だから、股引佩くのは極りが悪いかい。私はまたお前が柔かい手足へ、茨や薄で傷をつけるが可哀相だから、そう云ったんだが、いやだと云うならお前のすきにするがよいさ」

それで民子は、例の襷に前掛姿で麻裏草履という支度。二人が一斗笊一個宛を持ち、僕が別に番ニョ片籠と天秤とを肩にして出掛ける。民子が跡から菅笠を被って出ると、母が笑声で呼びかける。

「民や、お前が菅笠を被って歩くと、ちょうど木の子が歩くようで見っともない。編笠がよかろう。新らしいのが一つあった筈だ」

稲刈連は出てしまって別に笑うものもなかったけれど、民子はあわてて菅笠を脱いで、顔を赤くしたらしかった。今度は編笠を被らずに手に持って、それじゃお母さんいってまいります挨拶して走って出た。

のものらもかれこれいうと聞いてるので、二人揃うてゆくも人前恥かしく、急いで村を通抜けようとの考えから、僕は一足先になって出掛ける。村はずれの坂の降口の大きな銀杏の樹の根で民子のくるのを待った。ここから見おろすと少しの田圃がある。色よく黄ばんだ晩稲に露をおんで、シットリと打伏した光景は、気のせいか殊に清々しく、胸のすくような眺めである民子はいつの間にか来ていて、昨日の雨で洗い流した赤土の上に、二葉三葉銀杏の葉の落ちるのを拾っている。

「民さん、もうきたかい。この天気のよいことどうです。ほんとに心持のよい朝だねイ」

「ほんとに天気がよくて嬉しいわ。このまア銀杏の葉の綺麗なこと。さア出掛けましょう」

民子の美しい手で持ってると銀杏の葉も殊に綺麗に見える。二人は坂を降りてようやく窮屈な場所から広場へ出た気になった。今日は大いそぎで棉を採り片付け、さんざん面白いことをして遊ぼうなどと相談しながら歩く。道の真中は乾いているが、両側の田についている所は、露にしとしとに濡れて、いろいろの草が花を開いてる。タウコギは末枯れて、水蕎麦蓼など一番多く繁っている。都草も黄色く花が見える。野菊がよろよろと咲いている。民さんこれ野菊がと僕は吾知らず足を留めたけれど、民子は聞えないのかさっさと先へゆく。僕は一寸脇へ物を置いて、野菊の花を一握り採った。

民子は一町ほど先へ行ってから、気がついて振り返るや否や、あれッと叫んで駆け戻ってきた。

「民さんはそんなに戻ってきないったって僕が行くものを……」

「まア政夫さんは何をしていたの。私びッくりして……まア綺麗な野菊、政夫さん、私に半分おくれたら、私ほんとうに野菊が好き」

「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……」

「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほど好もしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位」

「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」

民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。

「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」

「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」

「それで政夫さんは野菊が好きだって……」

「僕大好きさ」

民子はこれからあなたが先になってと云いながら、自らは後になった。今の偶然に起った簡単な問答は、お互の胸に強く有意味に感じた。民子もそう思った事はその素振りで解る。ここまで話が迫ると、もうその先を言い出すことは出来ない。話は一寸途切れてしまった。

何と言っても幼い両人は、今罪の神に翻弄せられつつあるのであれど、野菊の様な人だと云った詞についで、その野菊を僕はだい好きだと云った時すら、僕は既に胸に動悸を起した位で、直ぐにそれ以上を言い出すほどに、まだまだずうずうしくはなっていない。民子も同じこと、物に突きあたった様な心持で強くお互に感じた時に声はつまってしまったのだ。二人はしばらく無言で歩く。

真に民子は野菊の様な児であった。民子は全くの田舎風ではあったが、決して粗野ではなかった。可憐で優しくてそうして品格もあった。厭味とか憎気とかいう所は爪の垢ほどもなかった。どう見ても野菊の風だった。

しばらくは黙っていたけれど、いつまで話もしないでいるはなおおかしい様に思って、無理と話を考え出す。

「民さんはさっき何を考えてあんなに脇見もしないで歩いていたの」

わたし何も考えていやしません」

「民さんはそりゃ嘘だよ。何か考えごとでもしなくてあんな風をする訣はないさ。どんなことを考えていたのか知らないけれど、隠さなだってよいじゃないか

「政夫さん、済まない。私さっきほんとに考事していました。私つくづく考えて情なくなったの。わたしはどうして政夫さんよか年が多いんでしょう。私は十七だと言うんだもの、ほんとに情なくなるわ……」

「民さんは何のこと言うんだろう。先に生れたから年が多い、十七年育ったから十七になったのじゃないか。十七だから何で情ないのですか。僕だって、さ来年になれば十七歳さ。民さんはほんとに妙なことを云う人だ」

僕も今民子が言ったことの心を解せぬほど児供でもない。解ってはいるけど、わざと戯れの様に聞きなして、振りかえって見ると、民子は真に考え込んでいる様であったが、僕と顔合せて極りわるげににわかに側を向いた。

2026-04-17

anond:20260417102030

自衛隊事件京都自動殺人事件が重なってたのが曰くありげだな

脅迫状の内容が本物なら、訓練場所があり武道家整形外科医師法曹もいる

場所が近いのは朝霞練馬駐屯地周りあたり

練馬銀行の貸し金庫流出事件もあったし関連があるなら武器も揃えてる

武道といえば武徳会系とか北朝鮮東学派とか反共団体いろいろありそう

メディアインサイダーができるから事件誘致もあり得る

まったく内容がウソだとカッコ悪いことになるから少なくとも事件を起こしたい組織はあるかもね

文体法曹会が過激派だったとき声明文に似ており

このごろ天皇養子論が出てきたからか、なんでか天皇には触れずに高市強調

まり高市への脅しも庵に示唆している

高市にも心当たりあるんじゃないか

警察がどんな操作するかだけどなかなか捜査令状が出なくて任意捜査

あるいは反共団体調査きっかけにしてまた警察中心に思想統制組織作るつもりかもしれない

まあ総理がアレだし今はいろいろ活動やすかろう

その点で自民はアレだ

政治家官僚もは不倫はするし女性問題には本気が見えない

https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8F%8D%E5%85%B1%E5%9B%A3%E4%BD%93

2026-03-26

[]2026/03/26/01

禁酒の夜、グラスの代わりに月を傾ける

胸の奥に、まだ名前のない潮が満ちていく

読みかけのままの物語は、白いままで

自信ありげな風だけがカーテンを揺らしている

 

ほどけない言葉を、枕元に置いたまま

電話越しの声は、少し遠い星の温度

滲む灯りの向こうに、触れない距離がある

人工の昼のざわめきが、夢の底に沈む

 

ひびの入った鼓動でも、まだ温かくて

おへそに触れる風が、秘密を運んでくる

名前を呼ばないまま、確かに近づいている

足音はまだ、恋の手前で止まっている

 

夜の隙間で、ふと視線がほどけそうになり

ゆっくりと、同じ明日を選びはじめている

2026-03-01

anond:20260301152924

ワイが考えた仮説は以下の二つやで

A.デフォルトどや顔から詳しいこと話すときも詳しくないこと話すときどや顔をしてしま

B.詳しくないことを自覚しているからこそ自信ありげな顔をすることで自信の薄さを補っている

2026-01-17

野良レモンです。ミックスリスト過去ログを溜めていました。12

こんにちは野良レモンと言います

テラボの登録名はNoralemontan、ノラレモンタン、になっていて変ですが、Tanを付けないと、当時のGoogleがなぜかアカウントをくれなかったからです。

でも、Tanを取って、ノラレモンよろしく

ここには、ユーチューブミックスリスト説明文の過去ログを溜めていたので、3つずつ載せて行きます

【まずユーチューブミックスリストの紹介を。】・

ADHDADD)/ASグレーゾーン Noralemon見た後のリスト

https://www.youtube.com/playlist?list=PL6rI5QtoBePzBZK17qNPaYJE9GcZ5pX3v 

ここの説明文の過去ログを、ここに3本ずつ置いていきます不定期です。1~2カ月に1~2回ぐらいにしようかと考えてます

ユーチューブ自動設定で付いている『後で見る』を公開しようか考えたことがきっかけで、やはり私が一度以上は見て、健全か、恐くないか心配事を確かめからが良いだろうと考え、『見た後の』リスト名前を付けました。

通常は10本前後動画と、説明文を入れ替え、入れ替えしているので、2本目のSNSのように利用しています

無料安全、難しい手続きなしで使えるらしいので。リストに載せたもの感想連想や思い出や言いたいことを、書きまくった場所

その説明文を、全部じゃないけどログを取っておきました。3本ずつ載せます。元の動画、URLがあるものも、無いものもあるけどごめんなさいね

【そしてブログの紹介。】・

ブログ名。『とまれ妖怪ゲンゴカー! シーサー版』

https://5502r4gengoka.seesaa.net/

ブログ記事の中にも、ユーチューブミックスリストリンクあります

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伝説のお母さん

何年か前のNHK夜のドラマ。たしか、私が前の町に住んでたときにやってたかなー。好きだったよー。笑ったよー。

母娘ともども可愛いの。娘ちゃん愛らしい。オキシトシン収穫いっぱい♪

でもね、続けてよく見ると笑ってもいられない。

今どきの子育ては、「常識」も「やれて当たり前」も「買えて当たり前」も理不尽なくらい山のようにあって。それでも女性が働き続けるならば、こういう風な葛藤があって、苦労があって。ならば働くのを辞めるかというと、能力を発揮しないと回らない分野という場所もあり。なに選択しますか? どうして結婚子育てをしないんですか? しようとしないんですか? 承認しませんよ? という社会からの暗黙のプレッシャーもある。

承認されない、構ってもらえない、結婚している人は要所要所で祝ってもらえるけれど、それと引き換えに諦める人は諦めていく。

けれど子どもって愛しいよね、大切だよね、苦労してでも育てるよね、でも働くよね、貯蓄が要るよね、納税も要るよね、さあ子ども要る? 要らない? どうする?

…この問いは、本当は女性に向けられてはならないの。したくない科目の宿題のようにそーっと除けられてるけれど、社会に向けられなけばならないの。そして男女一緒に、悩みながらでも社会の子育てサービスを受けるという形を、目指すんじゃないの。もう出来上がってもらわないと困るの。

私はそう思うの。

https://www.youtube.com/watch?v=MiMcNST0RDk&list=PL6rI5QtoBePzWlf2h_F2H8EzTP7hhmD9e&index=113

発達障害女子の話   

個人にも心当たりが大いにあること。それが具体的な言語化を、お見事にしてもらっているありがたい(動画)一本です。具体的な特性としてすでに解明されているにも関わらず、当事者第三者に(病気発症診断や休職などの申し入れをするとき理由として)説明するさいに、難し過ぎて伝えられないのです。私だって伝わらないから休めないようなものよ。言おうと頑張っても、”なんだか頭でっかちな知性ありげな話を無理して言おうとして空回りしてる“ に見えちゃうだけで、話を打ち切られて終わります。関わる人たちの中でも、とくに職場現場にいる人にとっては、当事者認知の独特さなんて異次元のように、どーっでもいい聞く価値も無い問題なのです。仮に、自分の力で具体的に訴えてみるとか、不思議ちゃんを気になって気になってたまらない現場女性たちから問い詰められて、他にいい言い方を知らないからあからさまに言ってしまうならば。よく分からない上に、なんとなく女性たち個人が知性を侮辱されたかのような感覚を感じます被害者集団誕生です。言葉タコ殴り、いや、そこにいる女子労働者たちのモラル感の質によっては、本当に手を上げることも起こるかもしれない危険な事案なのです。被害者集団を作っている時点で、本当は『永遠の『宿題』』の取り組みすらも不可能になってしまます。『宿題未提出』の踏み絵私たちだけの前に差し出され、処刑人たちが当事者一人を取り囲む構図ができあがります。それでも自己責任で65まで働け、働かなければ食うや食わずになれと命じてきたのがこの国なのです。

https://www.youtube.com/watch?v=3BIBBjKf5ZI&list=PL6rI5QtoBePzWlf2h_F2H8EzTP7hhmD9e&index=197

https://www.youtube.com/watch?v=G_WOhAuSHzA&list=PL6rI5QtoBePzWlf2h_F2H8EzTP7hhmD9e&index=118

https://www.youtube.com/watch?v=KjCJjEICkVQ&list=PL6rI5QtoBePzWlf2h_F2H8EzTP7hhmD9e&index=126

https://www.youtube.com/watch?v=JlncPD8Gesw&list=PL6rI5QtoBePzWlf2h_F2H8EzTP7hhmD9e&index=105

●そりゃそうです。日本市販食べ物バラエティーさが異常です。

極寒の外で両手を温めながらいただくおしるこ! 太っちゃいけない、と悩みながら飲んで温まった学生のころ、遠いむかしを思い出す。今はそんな機会は無いかな。最低限の雪かきをしたらバスや車に乗るから。お手洗いが近い身体になったから、あまりゆっくり飲み物を外で飲まない。売ってるコンビニは覚えてるから買ってみようかな。

屋内でいただく豚汁も美味しいけど、冬のイベント屋台で買う豚汁。もう何年、そんな温かい一杯を買っていないだろうか。お祭りイベントに行きたくなってきた。起きて身支度するのは疲れるからお仕事帰りに出くわすのがいいな~★

https://www.youtube.com/watch?v=hIE8s1_ksC0&list=PL6rI5QtoBePzWlf2h_F2H8EzTP7hhmD9e&index=112

https://www.youtube.com/watch?v=Am6Mr7XRYvU&list=PL6rI5QtoBePzWlf2h_F2H8EzTP7hhmD9e&index=140

2026-01-14

モラハラ元彼との思い出

別れてだいぶ経つんだけど、20歳くらいの時モラハラ男性と付き合っていた

自分自己肯定感が低いので自身ありげな姿がとてもかっこよく見えた

あと、真面目だったので高校生くらいから怒られることがあまりなくなって、社交辞令(気が利くねとか)を言われることが増えて毎日怖かった

その点元彼は「増田のこういうところがダメ」と言ってくれるので、この人は私を「理解」してくれているんだ!そうです!私ってダメ人間なんです!と感動していた

とはいえ段々と「理解」しているわけじゃないのかも…と気がつき始めて、別れるか悩んでいた時期にちょうど誕生日が来た

プレゼントとして元彼手書き手紙をくれた

その手紙レターセットに書かれていることに感動してしまって心底惚れ直してしまった

というのも、うちの地域では折り目に親から手紙をもらうイベントが時々学校であったんだけど、うちの親は毎度ルーズリーフに書いて自治会の集金とかに使う茶封筒に入れていたので、周りの子が綺麗なレターセットで手紙をもらっていることがいつも羨ましかった

親でも私にレターセットに書いたお手紙なんてくれないのに、この人は私にレターセットでお手紙をくれるんだ!と猛烈に感動した

モラハラはなぜか妙なところで気が利くのでこのように定期で惚れ直していた

何かで機嫌を損ねて1週間無視されても約束をすっぽかされても、でもこの人はレターセットでお手紙をくれるし出先で貧血で倒れたら警備員さんとか呼んでくれるし!!と思っていた

通算5年くらい付き合って流石に現実見て別れたんだけど、女は暴力的な男が好き!モラハラを選んでる!みたいな言説を見るたびに、私みたいなメンヘラ勝手に引っかかって勝手に傷ついてるだけだから特殊な例を見ないでまともな女と付き合おうとしてくれよな!と思っている

2026-01-13

人生を失敗した人達社会を支えているんだよね

キラキラ年収1000万円の好きな仕事

vs

3kごみ管理組合年収400万円

選べるならどっち?

「好きを仕事にするな」という意味ありげで中身のない低解像度格言迷言を盲信してるアホ以外は絶対キラキラ年収1000万円の好きな仕事だよね?

じゃあなんで皆そうしないの?

なんで世界には年収400万円でカスみたいな仕事をしてる人がいるの?

選べなかったからだよね。

そして世界年収400万円の誰かがゴミ収集をしてるから回ってる。

キラキラした年収1000万円の仕事を選べなかった誰かが、必要だけど選べるならやりたくない仕事をしてるから回ってる。

つまるところ、階級が固定されてない奴隷制なんだよね。

奴隷を使うより高いコスパエッセンシャルなクソワークをさせる仕組みが資本主義社会なんだよな。

ありがとうクソみたいな仕事をしてる皆さん。

感謝してるぜ。

でもくせーから電車には乗るなよ。

2026-01-05

ガンダムジークアクス観た

年末に一日で一気見した。

一番の感想は、「こいつら誰?」

意味ありげ登場人物が出てきてはすぐ死んで、ああ分かる人は楽しいんだろうなっていう疎外感しか残らなかった。

いや、おそらくはあのキャラなんだろうなっていうことくらいはわかる。

それでも全編通して、わかってる人が見れば楽しいんだろうけど、、、っていう感想だけ。

実はガンダムリアタイ世代なんだけど、その時代も家の手伝いでTVアニメなんて観てる暇がなかったか学校での話題についていけなくてずっと疎外感を感じてた。

プラモだけはいつでも作れたかストーリーからないで見た目で買ってたけど、それでも友達との会話には参加できなくて寂しかった。

まさかその時のつらい思いを再び感じさせられることになるとは。

あとシャーが孤高のグルメみたいだなって思いました。こちらからは以上です

2025-12-30

anond:20251230232638

これが無駄な改行を入れることで意味ありげな間を作り、中身スッカラカンなのに何か言ってる風のポエムを書くという手法

通称アメブロスタイルである

2025-09-30

anond:20250930160407

これ理屈部分全然納得感無いな。

今の働かずに食っていける人を高給出して釣れってのかなり意味不明っしょ。

働かずに食える状態の人自体が少ない上に、自由時間のがいいわって普通になるでしょ。

なんならパートとかはより短時間で壁に到達するから働かなくなるでしょ。

100万の壁的なのを引き上げまくるか撤廃して、壁での働き控えなくすとかのがまだ意味ありげ

2025-09-25

anond:20250925123021

そもそも自治体制っていうのが根本的に良くない

土地移住には付属する要素がおおすぎ

自治体競争原理ほとんど意味がないし

一部意味ありげ競争も周囲から人を吸うだけで国全体としてプラスかはあやしい

2025-09-23

anond:20250923001258

こういう人脈とか言ってるやつって

人脈って言葉になんか意味ありげだと思ってるだけのアホで実際何も使ってないし

断れない言い訳として使ってるだけの言葉よな。

2025-09-17

NTR大好き!オープンマリッジ山川君(仮名)

YouTuberが「オープンマリッジ」って言って話題になっていたけど、若者の間では使われている言葉なのかな?数か月前、職場若者である山川君(仮名)からオープンマリッジ」って数か月前に耳にしてたわ。

山川君(仮名)は、最近入社してきたイケイケな感じの男で、今は20代半ばくらいだろうか。それなりに良い顔で、引き締まった体をしていて、女の子から持てそうな、自信ありげオーラがあった。世界史趣味だと話していたから、山川君(仮名)としておこう。その山川君(仮名)が、ある日の職場飲み会ときに語っていたのが「オープンマリッジ」だった。耳慣れない言葉だったんで「どういう意味?」と聞き返したので記憶に残った。

うちの職場飲み会には男しかいない。下品飲み会で、セックス遍歴だの風俗だの童貞捨てたのがいつだの、そういう下世話な話ばかりだった。例によってセックスの話になっていたときに、山川君(仮名)は、喜々として話の輪に入ってきた。何でそんなに開陳したくなるのか分からいけれども、山川君(仮名)は女性遍歴、女遊びの幅を語ってマウントを取ってこようとしていた。年齢、人種ボインの大小、その他諸々、二桁を切り倒してきたというのだ。そのとき山川君(仮名)は、「うちはオープンマリッジなんで」と言って、同棲している彼女以外とセックスしてよいと語っていた。「オープンマリッジだからパートナー以外とセックスしてよい」とやたら強調していた。

このとき、ある同僚からが「「彼女他人セックスするのは嫌じゃないの?」という質問をした。山川君(仮名)は、本当に大丈夫なのか心配になる受け答えをしていた。


建前として「山川君(仮名)も同棲する彼女も、どちらも他人セックスOK」だとしても、山川君(仮名)は同棲する彼女セックスを認められないんじゃないだろうか。そんな疑問を抱かせる受け答えだった。その疑問は、まもなく解消された。山川君(仮名)は「オープンマリッジ」と標榜していたけれども、やっぱりダブルスタンダードだった。しばらくしたら悲惨な話になった

仕事の繁忙期、うちの業態では、1か月~2か月ほど現場に出て家に帰れなくなる。この間に、オープンマリッジの彼女さんが、山川君(仮名)の知らない男とセックスしていたらしい。より具体的には、山川君(仮名)の同棲する彼女にとってもよく知らない男だったらしい。繁忙期が落ち着いてきたある日の飲み会で、山川君(仮名)は気持ちいくらいに落ち込みながら、「寝取られた」「別れそう」と告白した。そして例によって何でそんなに開陳したくなるのか分からいけれども、同棲していた彼女寝取られ話を延々としていた。オープンマリッジを標榜していても、同棲する彼女他人セックスするのを、山川君(仮名)は受け入れられなかった。

山川君(仮名)によれば、同棲していた彼女の主張は以下のような内容だった。


山川君(仮名)は、ベロベロに酔っぱらっていて、彼女の主張を何度の繰り返した。そして子どもみたいに泣きながら、「何で俺のこと呼び出してくれなかったんだ」と叫んでいた。それを聴いていた同僚すけべおじさん連中から変なツッコミが入った。

  • 「ムラムラしたらヤッちまうのが自然だろ」
  • 「そりゃー、その若さだったらセックスしないほうが変だろ」
  • 「お前さんと並ぶんだったら、可愛くってボインなんだろ?」
  • 「持て余すわー、1か月2か月、相手てしてくれねぇんだったら」
  • ギラギラした男が来たら喰っちまうわー」
  • 「知らない男にクチでご奉仕して、そのクチとチューするんだろ、お前」
  • オープンマリッジでも結婚式挙げるの?みんなの前でチューすんの??」

だんだん悪乗りが過ぎる感じになっていき、不倫モノAVの冒頭インタビューみたいになっていった。すけべおじさん連中の弄りに対して、山川君(仮名)はいちいち反応した。身悶えながら「あ゛ぁ゛~~~!!」とか言っていて、ふざけているのか、本当に苦しんでいるのか、分からなかった。

それでも山川君(仮名)は、わずかの会話の跡切れがあればまだまだ開陳した。高校時代から山川君(仮名)と彼女との信頼関係、お互いの境遇、積み重ねてきた日々、はじめてのセックス、その他諸々。ここまでくると同僚みな、山川君(仮名)のことを「寝取られ物大好き野郎」だと思い込んでしまい、さらに変な弄りが始まった。スケベおじさんだけでなく、20代30代の薄い本大好き組も加わって、山川君(仮名)を弄った。

  • 「ムラムラしてたの、どう考えても排卵日でしょ」
  • 「あー、セーシセーシ!受け入れてー!」(裏声
  • 「あ、元気なおティンティンだ!大好き!」(裏声
  • 彼女中出しさせたんでしょ?確定でしょ?でしょ?」
  • 卵子の膜に~~~……プチュ!!」(裏声
  • 「あーぁ。確実に托卵ですわ、これは。」
  • 「本当に知らない男なの?実はもう一人とかないの?」
  • 別にオープンマリッジだから良いんじゃないの?オープンオープン!」

この間も、山川君(仮名)は悶え続けた。畳の上をゴロンゴロン転がって、ときどき「あ゛ぁ゛~~~!!」とか言っていていた。まじまじとは見なかったけれども、たぶん勃起していたんじゃないかと思う。さすがに先走り汁じゃないと思うけれども、こぼした酒だと思うけれども、股間のあたりが濡れていた。そのうち悪乗りが過ぎる連中に見つかり、NTR大好き!オープンマリッジ山川君(仮名)』 というタイトル爆誕してしまった。

山川君(仮名)は、ほどなくして退職してしまったが、思い出に書き残しておこう。

2025-07-27

金髪碧眼美形で出自秘密のある、部下より年下の上司

緑髪緑目で上司より年上の34歳の部下

部下は他人に冷酷な胡散臭い男だが、上司に対しては特別感情があるかのように長い事ミスリードしてきた

ところが最新話で部下は何の躊躇もなく上司を殺そうとして来た

実は部下は以前より上司を殺すつもりで、上司に対する意味ありげな態度は全て殺意の表明だった

要素を抜き出すと凄くガンダムジークアクスっぽいけれど、違うんだよなあ…

2025-07-01

anond:20250701121953

なんか意味ありげな事書いてるけど、全く意味不明

何を言いたいの?

2025-06-26

俺は機動戦士Gundam GQuuuuuuXのアンチだけどバカと一緒にされたくないかバカ向けに解説する

俺は理解したうえで批判してるんだけどさ、声だけデカ馬鹿どもが「全く分からない!理解不能!だから叩くぞ!」って暴れまわってることに辟易してる。

ジークアクスは俺的にはクソアニメだったからそれが叩かれさえすれば何でもいいみたいな無法者じゃないんだよ俺は。

ちゃん理解したうえでクソだったよねっていう話がしたいの。

「とにかく理解不能だ!マジで意味不明!これはつまり中身が空っぽなのを誤魔化してるからだ!そうに決まっている!だって俺の完璧な読解力がそう言ってるから!」みたいな奴ら、頼むから黙っててくれ。死ぬ必要はないよ黙ってさえくれれば。

難解ポイント1 巨大RX-78

理解力に乏しい人達がこぞって「目先のエモのためにやってる」と批判するシーン。

ちゃん物語的に意味もあるし、原理説明できるシーンなんですよね。

このシーンを3行でまとめると

原理本来世界線側が持つエネルギー分岐した世界に対して圧倒的に大きいことによる巨大な逆流

補足:水圧差がある状況において浸透膜の近くでどういうエネルギーの流れが起きるかをイメージすればよい。

意味:力関係の差を示すことで運命抗うことの難解さを描写している。

難解ポイント2 アルテイシア擁立

ここも「とにかくエモのために意味ありげなシーンを入れている」と批判されがち。

ジークアクス世界においてザビ家が没落したこと象徴するシーンなので意味がある。

そもそもシャアガンダムに乗った時点でアルテイシアホワイトベースで戦う流れが消滅。我々の知るセイラ・マスとは全く違う人生を送っているのである

ザビ家の破滅を描きながらも、同時にジオンにおける勢力争いがこの世界でも起きることを示唆

これにより人が戦いから逃れることが不可能であること、ひいてはニュータイプ戦争の道具になる未来はまだ続いていることを表現するという作劇上の意味があるのだ。

難解ポイント3 マチュとニャアンの逃亡劇

指名手配であるはずのマチュが地球バカンスを楽しんでる様子は一見するとエモ重視の粗い脚本に見える。

だが、冷静に考えてみるとこの状況こそが自然な流れであることが分かる。

マチュの逃亡を手助けしたものがいるのは明白だが、それが誰かを考えていくとシャリアブルに行き着く。

シャリアから見たマチュはいざとなれば処することが可能な便利な子飼いであり、急いで手放す必要のある存在ではない。

今後の勢力争いをシャリア目線で考えれば、ジークアクスという強力な切り札を握り続けておきたいと考えるのは自然なことであり、マチュが地球で匿われていることに何の不思議もない。

軍法会議銃殺するという手もあるのだろうが、小細工を弄した結果ジークアクスに手を噛まれリスクも加味すればトータルではマチュを飼っておくことの方が今後の勝率が高いのだ。

難解ポイント4 エンデュミオンユニット

名称からシャロン薔薇と対を成す存在であることが分かる。分からないならググればいい。

これでパワーアップするわけだが、やってること自体サイコフレームを使ってのハイパービームサーベルみたいなものしかない。

ジークアクスがエヴァンゲリオン化するとい見た目のギミックについては単なるインパクト狙いだと俺も思うけど。

は?サイコフレームって結局何なのだと?ハゲにも分からねーことが俺に分かるわけねーだろ。

要するにガンダムってのは最初からオカルトアニメだってことだよ!

まあこんな具合でちゃんと考えていけば答は出るんだよね。

「分からない!」→「作品が悪いんだ!」を繰り返してドンドン馬鹿になり続けた古参ガンダムおじさん達はいい加減自分脳みそちゃんと育てなきゃいけないって気づいてくれねーかな。

2025-06-25

ジークアクスを全く楽しめなかった悲しい話

私は水星魔女ではじめてガンダムちゃんと視聴した。

それまでは多少の断片的な知識は知っていたが作品として通して履修したことはなかった。

そして水星魔女は私にとってはとても楽しくてよい作品だった。


だが今回のジークアクスは残念ながら私は1話から最後まで、何が面白いのか全くわからなかったし各キャラに何も興味が沸かなかった。

Xなどではたいへん盛り上がってるし楽しんでる人たちがたくさんいる。だが私は楽しめなかった。悲しいことだがこれはどうしようもない。

まず1話でのマチュの行動が理解できない。

彼女は現状に不満などはもっていようとMSの操縦経験などがあるわけでもない単なる学生だ。その女学生がなぜ戦おうとしてMSに乗る?

彼女は明確な意思をもってザク、そしてジークアクスのコックピットに滑り込んだ。だが操作方法を知っていたわけではない。

ジークアクスに乗ったとたん何をしていいのかわからないままキョドり、幸運にも意思だけで操作するオメガサイコミュが起動したから動いただけであり、それがなければ何もできずに撃破されていたはずだ。

その後もあまりにも後先や周囲を考えなさすぎる行動ばかりが目立つ。

これを「若いころはあんなもん」と言う人もいるだろうが私には若さ故の勢い、などというよりは単なる支離滅裂に作劇上の都合の動きをしているだけの人形に見えてしまった。

故に、この時点でマチュという少女に対して嫌悪感を抱いてしまい、そしてそれは最終話まで変わることがなくむしろ嫌悪が増大していくまま終わってしまった。

そして致命的だったのが2話だ。

シャアという仮面の男存在は知っていたが彼のデザインはお世辞にも今の時代にかっこいいとは思えない。

更に何度も入った「シャア!」という甲高いアイキャッチ。これがあまりにも死ぬほどダサかった。初代通りとは聞いたがこの時点で「ダサい」という感想しかなくなってしまった。

それ故にその後の話などもたいして頭に残らず「単に変な仮面の男が都合よくガンダムを得て何か勝ち進んで最後によくわからんが消えた」程度の感想しかならなかった。

こうして私のジークアクスに対する印象は1話、2話で最悪となった。

そしてそれは最後まで覆しきることはできなかった。

ただしシイコさんの話は割と好きだった。戦後日常に馴染めない退役軍人葛藤破滅を描くのはよかったと思う。

しかしそれ以外の特に初代ガンダムにいたようなキャラMSシャリア・ブルのような一部を除くとたいした説明もなく出ては消えていってしまっていた。

初代を未履修の身としては知らないモブ重要そうに出てきてはキャラの把握などもできるだけの登場もなくすぐにいなくなる。

意味ありげっぽい言葉ムラサメ研究所等)が出てくるが特に何もその後なく消化される、というような事が続く。

こうなっていくとそれ以後にでてくるキャラや設定にもどんどんと興味がなくなっていく。

初代やZの誰誰何何のシーンなどと言われてもまず話の根幹や主役自体に疑問を持ってしまっている状態ではどれも「そうなんだ…」くらいの感想しかならなかった。

そして後半、ようやく平行世界のような世界観が明かされたりしたが、このへんも後半唐突すぎる印象を受けた。

これがやりたかたことなんであればもっと序盤からラバなんぞではなく並行世界伏線をいれておいてほしかった。

さら最後最後、旧デザインの初代ガンダムが出てきたがこれもたいした理由もなく突然でてきたり巨大化したり何をしたいのか正直よくわからない。

また、ジークアクス世界の初代ガンダムはなぜデザインが違うのか?どこで正史ないしはジーアクス世界における本来世界ガンダム技術分岐したのか。

デザインをわざわざ分け、さらに平行世界とするのであればそこにちゃん意味意図をもってほしかった。

竹さんの新規デザインキャラと旧作ベースデザインキャラが混在していた点もそうだ。

これが旧作ベースデザインキャラジークアクス世界人間ではなく向こう側の世界人間だった、などの伏線があったならなるほど!とも思うが実際にはそんなこともなかった。

そのように私から見ると全体的に最初から最後まで「意味ありげみえ意味がない」ことばかりが散りばめられた作品として写ってしまった。

戦闘シーンの作画自体はよかったと思う。ただ私はそこよりしっかりとしたキャラ人間性とそして単独で完結した物語描写をしてほしかったのだ。

それが前提として備わった上でないといくらかっこいい戦闘シーンがあっても「興味ないやつらがなんか戦ってる」にしかならなくなってしまうのだ。

初代やゼータをちゃんと履修した人たちからすると懐かしい要素・オマージュなどが多く含まれよかったのかもしれない。

楽しめなかったのはそれらを履修していない、そしてするつもりもない私の責任でもあるのであろう。

また、描かれていない要素をちゃん考察すればよいという話も聞くが、その考察等をしようと想いを傾けるだけの興味を前述の通り最初にもてなかった私も悪いのだろう。

最後に、ジークアクスを楽しんで盛り上がっている人々を悪く言うつもりはない。

あくまでもこれは私は楽しめなかった、残念だった、というだけの話だ。

2025-06-18

anond:20250618151701

意味ありげ描写理解できんでも面白かったけどな

ワイが納得いかんかったのはエンジニアの小物感やな

あんなのに人類が作られたとか言われても納得いかんわ

2001年宇宙の旅ぐらい崇高な存在として描いてもらえてれば好きな映画になってたわ

2025-06-15

LINEオープンチャット独り言部屋で、不倫語りしてる人がいて

なんか微妙な気分

好きな人語りしてる印象があって、ああ若い・未婚の女性なんだろうなと読み流してた

けど、夫が… みたいな投稿もあったから、まだまだ恋人っぽい時期なのかなと思った

と、先日 長文で意味ありげ投稿

職場恋愛禁止だし… 云々と

ここで、あれ?夫と発言してた気がするけど?と名前検索過去発言見たら、完全に不倫の流れだった

結婚して数年、夫とは不仲で煩わしいと

職場の人気のある彼と深い仲にと

けど発言には微塵も罪悪感などは読み取れない

不倫相手への好きだという思い、夫への不満、その他 というタイムライン

まあなんていうか引いた

とはいえ正直ネットしか関わらず、その関わりも同じチャットグループにいるだけ

自分の周囲には不倫トラブルが起こってるような知人友人家族親戚どこにもいない、しらない

なので不倫というのはほんと他人事

よくない事だという理解はあるが、それを相手説教するだけの関係性もない、恨みを買ってまで説教してやる義理も一切ない

あと単純にコミュニティルールとして絡み禁止でもある

となると、赤の他人自分ができることはスルーだけ

これ以上、その人の発言モヤモヤするのもあれだ

まるでフィクション主人公のように不倫相手への恋心を語られると、モヤモヤが増してメンタルに良くない

非表示にしよう

私にとっての彼女不快さというのは、その存在世間的なルールを外れることを許容させようとするところなのだろうか

コミュニティルールで絡めないから誰も何も言わないけど、それは彼女行為肯定してるわけじゃない

私に限らず、そう思ってる人もそれなりにいるだろう

皆そっと非表示にしてるのかな

ガンダムジークアクスの10話を見て、エヴァンゲリオン18話の『命の選択を』を思い出した。

ジークアクス10話は要するに平行世界ララァイオマグヌッソという大量破壊兵器動力源にされていて大変だ、止めなきゃ、という話。

これはエヴァ18話でいうとイオマグヌッソをエヴァ参号機、ララァをトウジ、シャリア・ブルをゲンドウ、マチュをシンジに置き換えたような人物構成になっている。

で、シャリア・ブルがララァを救いたいとか言い出す。

いや、これって普通主人公の役目じゃね?

普通エヴァ18話のように大人個人犠牲にして大勢を救おうとし、主人公がそれに反発するものなのでは?

主人公が言いそうな台詞をおじさんが言った結果として、

ゲンドウがフォースチルドレンを助けるぞと正義感たっぷりに言ってシンジが唯々諾々と従うエヴァみたいな話になっている。

これの一体何処が面白いんだ?

現状に不満を持ち、周囲の大人に反発していた筈のマチュがいつの間にか大人に都合の良い従順子供になって、すっかりシャリア・ブルの操り人形のようになっている。

それまでジークアクスにおいてシャリア・ブルはずっと何か企んでいそうな意味ありげムーブをしていて、それこそエヴァでいう所のゲンドウ的な黒幕役なんだと思っていたんだけど。それが何故か急に典型的主人公みたいなキャラに変わっている。


それによって周りに被害を出す可能性があったとしても一人を救うというリスクある決断をするのは、本来ならば主人公の役目である筈だ。それを主人公ではなくて何故か、大人しかもそれまで黒幕かと思われていた大人がやっている。これに違和感があった。

もしかしてオタクアニメに対して、「まともな大人がいない!」「もっとまともな大人を出せ!」「まともな大人が出ている作品は素晴らしい!」って言い続けた結果がこれなんだろうか?

子供が自らの意思決断しなくて済むように、大人が先回りして道を整えてやってるというか…。

はっきり言ってつまらないんだが、アニメ視聴者高齢化した世相にはこれでちょうどいいんだろうか。

2025-06-11

シュウジを追いかけるマチュ、どうだったら理解できてたか

anond:20250611195824

個人的には「脈あり感」と「サンクコスト感」がないために狂いについて納得感が薄い。

行間が広いとか、余白が残されているとか、匂わせ演出がされているというより、「落丁のある小説を読んでいるような違和感」が腹の中に積み重なっていく感じするわこの作品

 

シュウジがマチュのことを恋愛的に好きそう感があまりにも無い

初対面で「わあイケメン」と思おうが、脈あり感という追加燃料がないと燃え続けられない。鎮火してしまう。

シュウジからガンダム代弁とたったひとつ目的しか見えず、JK二人から好意を寄せられてヤッターと浮かれるような俗物感もまるで感じないし、半分妖精みたいというか、落とせる気がしない。可能性が感じられない。

ありげリアクションが得られない、これ無理かもーと思うと私はすぐ萎え気持ち切り替えてしまタイプなんだけど、そうではない人のほうが多いんだろうか。

可能性を感じられるようなリアクションという追加燃料がなくても燃え続けられるのって、ドルオタとかでしか想像できない。マチュとニャアンのバトルが同担拒否になってまう…。

まあドルオタでも真剣に追いかけている人もいるけど、「クラバでの殺人も受け入れて追いつかなきゃ!シュウジのためなら現金盗んでアンキーに発砲もできる!

テロリストにされて国際指名手配で親の人生もめちゃめちゃになってるけど、知らん!シュウジーーー!!!」みたいな感情に、アイドルを推すような美味しいとこどりしたい感情だけで、なれるか???やっぱピンとこない…

マチュニャアシュウのさんこいちになってから1か月経ってない

小1にとっての1か月はクソクソクソクソ長いけど、高2にとっての1か月弱の付き合いってそうでもなくね?と思ってしまう。もちろん年食ってから音速光速で過ぎ行く一か月とは比較にならんほど長く感じはするけども。

関係に長い時間をかけていると失うのが惜しくなる感情はわかる。中1の最初座席決めで近くなってから3年間友達だったけど一緒の志望校で片方合格して片方落ちたから気まずくなって連絡取れなくなったとかも、「3年一緒だったから」喪失感強いのであって。

短期間でもこのサンクコスト感出すのは何があるだろうと思うと、やっぱヤッてるとかなんだよなあ…でも本編見ててまるでそんな感じがしないというか…。

好きな男に好きと言われた、交際関係になった、ヤッた、この先もずっと一緒にいようね的なことを言われて期待を持った、そういうのがあったうえで急に「男が失踪」となると、そりゃ狂うわというのも納得する。

でも本編でそんな期待持ててたかなあ…サンクコストあるかなあ…ってなる。アンキーに引き返せと言われたとき、ウンウン引き返しなよと思ってしま状態だった。あまりにもマチュ側の片思い感が強くて…。

「大好きになれた男と、両想いになれたのに!ヤッたのに!将来についても匂わされたのに!」みたいな状態だと、本当に、狂いの説得力が凄い。「なんで失踪されたのか、納得できない!」と狂って追いかけると思う。しかし本当、マチュの状態片思いすぎる。

男以外での納得できる狂いというと、子供が不治の病とかですね。「この子が治らないわけがないです。納得できません。」と気が狂って、親が求める言葉を話す不誠実な医者に金を積んじゃう人も多いしね。これも子供をここまで育てるサンクコストがでかくて、失うなんて納得できないから。

 

「そりゃ女、狂いますわ!」となるような骨太説得力が感じられなくて、現実感のない痛いクルクルパーに見えてしまってるのが現在なんだよね。独り相撲というか…マチュもニャアンもそれぞれにシュウジに執着して、返ってはこないそれぞれ独り相撲

それで国際指名手配とか、要塞一つ潰して大量の人間虐殺とか平気でやられると、「脈あり感」も「サンクコスト感」も全然ない片思いのために!?!?!?痛いよ!?!?!?って驚愕してしまう。

というか、山梨の、一方的片思いLINEブロックされて実家放火した少年とか思い出してしまう。

本当に脈なしの一方的片思いでも発狂して一線をこえて社会的に終わってしまうのって、そもそも滅多にいないものとして、いたとすると少女ってより少年なんじゃないかな…。

マチュもニャアンも中身男性(それもかなりやばめ)で、シュウジララァ枠の男体化であり、性別を逆にしてみたという試み…だから少女として描かれている少女の行動にピンとこないんじゃないかな…。

 

ジークアクス、10話でシャリア過去と望みが開示されて、シャリア・ブルだけは体重がありそうというか血が通ってそうというか、そういうキャラクターの重みみたいなものを感じた。

シャリアしかいねえ。エグザベ君、個人的メチャクチャ怖いですこいつ。同期をケーキで毒殺されたのが判明してすぐ、なんでニャアンの手料理だってんの。さっぱりしすぎてて怖いよ。直近のことしか覚えてないみたい…。

2025-06-04

ジークアクスって本当に面白いのか??

初めてジークアクスがお披露目になった時「え!鶴巻と庵野!?!?」とテンションを上げ、劇場で「ファーストのIF!?!?」とか勝手に1人で盛り上がってた

そして9話まで「マチュがんばえー!!」「キケロ映像化されるんだ!!!」「人妻NTエッッッ!!!」「え!ムラ研??サイコガンダム???Zも行っちゃうの??」「ララァ!!!エルメス!!白いモビルスーツの彼って天パやんか!!!!」と口を開けヨダレ垂れ流しで見てたけど、これホンマにおもろいか

YouTubeとXに激イタ考察オタク君を量産しただけじゃないのか??

正史ララァが〜w

シャロン薔薇っていうのは〜w

ジフレドのファンネル推進剤がなくて〜w

そもそも技術進歩が〜w

EDでマチュとニャアンが一緒にいるのは〜w

まじでこんなのばっか

Xでもこんなのばっか

シンエヴァガンダムの皮被せただけじゃねーのか??

庵野、お前またお得意の意味ありげワード描写ぶん投げて『あとは頼みます』する気じゃねーだろうな??

みんなどうなん???


ちなみに俺はマチュでは抜けない

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