「ゴシック体」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ゴシック体とは

2025-09-21

スティーブ・ジョブズ天才詐欺師最上位版で天才詐欺師界の神のような存在だった

要するに、人を騙すのが神クラスに上手かったということだ。

そんな彼が、もっとも重視したのがデザイン、というやつだ。

彼は誰よりも理解していた。

人々は物事本質なんてものほとんど興味がないということに。

それよりも様式だとかデザインだとか、そういう物事形式こそを偏愛する性質があるということに。

彼の代表作はiPhoneなのかどうかは知らない。

だけど彼の性質を最も表す代表的な作品は初代iMacだと思う。

初代iMacはそれまで無機質なオフィスの道具の延長でしかなかったアイボリーパソコン世界を変えた。

あの半透明のスケルトンの、人の興味を惹かないではおかないデザインは、革命的だった。

その一方、中身はと言えば、どうだ?

旧態依然としたmacOSで、モダンOSの要素を欠片も積んでいなかった。

メモリー管理、やらなんやら、とにかくパソコン本質的な部分では、当時競合してたWindowsパソコンには勝てていなかった。

パソコン心臓であるCPUも、インテルのものと比べて同性能でも割高で、そしてiMacCPUハイスペックでもなかった。

でも、そんな本質的なことはどうだっていいのだ。

大事なのは様式でありデザインなのだ

スティーブ・ジョブズは、そのことを熟知している。

彼はもぐりの学生時代フォントデザインについて学んだという。

そのことが、のちのMacの開発にも活きたなどと話してるが、そうではない。

彼がフォントデザインで学んだことは、あるフォントを用いて書かれた内容よりも、人々はフォントデザインの方により注目するということだ。

いま、私が書いているこの文章を、どんなフォントで読んでいるだろうか?

ゴシック体だろうか?それとも明朝体だろうか?

どちらかわからないが試みに、それぞれを入れ替えてみて欲しい。

どうだろう?

それだけで、私が書いている文章の印象が変わるのではないだろうか?

ゴシック体から明朝体に変えたら、なんだか凛々しい文章に感じるのではないだろうか?

逆に明朝体からゴシック体に変えたら、親しみやすさが増えたのではないだろうか?

文章は一文字たりとも変わっていないというのに。

これが様式デザインの力だ。

でも、それはまあいうなれば詐欺みたいなものだ。

様式デザインというのは物事本質とは何も関わりがないのに、まるで本質のものであるかのように振る舞うからだ。

これはなぜなのかは、私は学者じゃないからわからない。

でも、なぜか人々は、物事本質よりも、様式にこだわりを持つし愛着する。

そして、驚くべきことに人々が感情を動かされるのは、物事本質ではなく、その様式形式デザインにおいてであるということだ。

これは生成AIの普及で、今までよりも簡単証明できる時代がやってきている。

AIが生成する動画画像や、文章は人の心を、大きく動かすことが出来る。

これは生成AI様式美学再生産するのがとても得意だからだ。

このことはいずれ、どっかの学者が詳しく調査して論文でも書くだろう。

それを作家がわかりやすく読み解いて、その翻訳を読んだ日本人webコピペしたものをありがたがりながら享受することになるのだろうか?

もちろんそうなるだろう。それが様式形式デザインにおいて受け入れられるものならば。

2025-09-07

anond:20250905054532

私の世界は、丁寧に、そう、まるで細胞の一つ一つにまで神経を行き届かせるようにして磨き上げられた、半径およそ十メートルほどのガラスの球体であり、その球体の中心には、世界のすべてであり、法であり、そして揺るがぬ神であるところの、生後六ヶ月の息子、光(ひかる)が、ただ健やかな呼吸を繰り返している。その完璧な球体を維持すること、それこそが水無月瑠璃(みなづき るり)、すなわち三十一歳の私に与えられた唯一にして絶対の使命であったから、私は今日もまた、タワーマンション二十八階、陽光白磁の床にまで染み渡るこのリビングダイニングで、目に見えぬ埃の粒子と、あるいは時間という名の緩慢な侵食者と、孤独な、そして終わりなき闘争を繰り広げているのであった。北欧から取り寄せたというアッシュ材のテーブルの上には、一輪挿しに活けられたベビーブレスの、その小さな白い花弁の影さえもが、計算され尽くした角度で落ちており、空気清浄機は森の朝露にも似た清浄さを、ほとんど聴こえないほどの羽音で吐き出し続け、湿度計のデジタル表示は、小児科医が推奨する理想の数値、六十パーセントを寸分違わず指し示しているのだから、およそこの空間に、瑕疵という概念の入り込む余地など、どこにもありはしなかった。かつて、外資系コンサルティング会社で、何億という数字が乱れ飛ぶ会議室の冷たい緊張感を、まるで上質なボルドーワインでも嗜むかのように愉しんでいた私自身の面影は、今やこの磨き上げられたガラス窓に映る、授乳のために少し緩んだコットンのワンピースを着た女の、そのどこか現実感を欠いた表情の奥に、陽炎のように揺らめいては消えるばかりであった。

思考は、そう、私の思考と呼んで差し支えるならば、それは常にマルチタスクで稼働する最新鋭のサーバーのように、光の生存に関わる無数のパラメータによって占有され続けている。次の授乳まであと一時間二十三分、その間に終わらせるべきは、オーガニックコットンでできた彼の肌着の煮沸消毒と、裏ごししたカボチャペーストを、一食分ずつ小分けにして冷凍する作業であり、それらが完了した暁には、寝室のベビーベッドのシーツに、もしかしたら付着しているかもしれない、私たち世界の外部から侵入した未知のウイルスを、九十九・九パーセント除菌するというスプレー浄化せねばならず、ああ、そういえば、昨夜翔太が帰宅時に持ち込んだコートに付着していたであろう、あの忌まわしい杉花粉の飛散経路を予測し、その残滓を、吸引力の変わらないただ一つの掃除機で完全に除去するというミッションも残っていた。これらすべては、愛という、あまり曖昧情緒的な言葉で語られるべきものではなく、むしろ生命維持という厳格なプロジェクト遂行するための、冷徹なまでのロジスティクスであり、私はそのプロジェクトの、唯一無二のマネージャーであり、同時に、最も忠実な実行部隊でもあった。誰がこの任務を私に課したのか、神か、あるいは生物としての本能か、はたまた「母親」という名の、社会発明した巧妙な呪縛か、そんな哲学的な問いを発する暇さえ、このシステムは私に与えてはくれなかった。

である翔太は、疑いようもなく、善良な市民であり、そして巷間(こうかん)で言うところの「理想の夫」という、ほとんど神話上の生き物に分類されるべき存在であった。彼は激務の合間を縫って定時に帰宅すると、疲れた顔も見せずに「ただいま、瑠璃。光は良い子にしてたかい?」と、その蜂蜜を溶かしたような優しい声で言い、ネクタイを緩めるその手で、しかし真っ先に光の小さな体を抱き上げ、その薔薇色の頬に、まるで聖遺物にでも触れるかのように、そっと己の頬を寄せるのだ。週末になれば、彼はキッチンで腕を振るい、トマトニンニク匂いを部屋中に漂わせながら、私や、まだ食べることもできぬ光のために、絶品のペペロンチーノカルボナーラを作り、その姿は、まるで育児雑誌グラビアから抜け出してきたかのように、完璧で、模範的で、そして、どこか非現実的ですらあった。誰もが羨むだろう、この絵に描いたような幸福風景を。友人たちは、私のSNS投稿される、翔太が光をあやす姿や、手作り離乳食が並んだテーブル写真に、「理想家族!」「素敵な旦那様!」という、判で押したような賞賛コメントを、まるで祈り言葉のように書き連ねていく。そう、すべては完璧なのだ完璧なはずなのだ。このガラスの球体の内部では、愛と平和と秩序が、まるで美しい三重奏を奏でているはずなのだ

――だというのに。

夜、ようやく光が天使のような寝息を立て始め、この世界のすべてが静寂という名の薄い膜に覆われた頃、ソファで隣に座った翔太が、労わるように、本当に、ただ純粋愛情と労いだけを込めて、私の肩にそっと手を置く、ただそれだけの、あまりにも些細で、そして無垢行為が、私の皮膚の表面から、まるで冷たい電流のようにして内側へと侵入し、脊髄を駆け上り、全身の毛穴という毛穴を、一斉に収縮させるのである。ぞわり、と。それは、神聖な祭壇に、土足で踏み込まれときのような、冒涜的な不快感であった。あるいは、無菌室で培養されている貴重な細胞のシャーレに、誰かが無頓着なため息を吹きかけたときのような、取り返しのつかない汚染への恐怖であった。彼の指が触れた肩の布地が、まるで硫酸でもかけられたかのように、じりじりと灼けるような錯覚さえ覚える。私は息を止め、この身体が、この「水無月瑠璃」という名の、光のための生命維持装置が、彼の接触を、システムに対する重大なエラー、あるいは外部からハッキング行為として認識し、全身全霊で拒絶反応を示しているのを、ただ呆然と、そして客観的に観察していた。

「疲れてるだろ。いつも、ありがとう

翔太の声は、変わらず優しい。その瞳の奥には、かつて私が愛してやまなかった、穏やかで、そして少しだけ湿り気を帯びた、雄としての光が揺らめいているのが見える。それは、私を妻として、女として求める光であり、かつては、その光に見つめられるだけで、私の身体の中心が、熟れた果実のようにじゅくりと熱を持ったものだった。だというのに、今の私には、その光が、聖域である保育器を、ぬらりとした舌なめずりをしながら覗き込む、下卑た欲望眼差ししか見えないのだ。許せない、という感情が、胃の腑のあたりからせり上がってくる。この、二十四時間三百六十五日、寸分の狂いもなく稼働し続けている精密機械に対して、子を産み、育て、守るという、この宇宙的な使命を帯びた聖母に対して、己の肉欲を、その獣のような本能を、無邪気に、そして無自覚にぶつけてくるこの男の、そのあまりの鈍感さが、許せないのである

ケダモノ

その言葉が、私の内で、教会の鐘のように、低く、重く、そして厳かに反響する。そうだ、この男はケダモノなのだ。私がこの清浄な球体の秩序を維持するために、どれほどの精神を、どれほどの時間を、どれほどの自己犠牲にしているのか、そのことを何一つ理解しようともせず、ただ己の種をばら撒きたいという原始の欲動に突き動かされているだけの、ただのケダモノなのだ

そんなはずはない、と、脳のどこか、まだかろうじて「かつての私」の残滓が残っている領域が、か細い声で反論を試みる。これは翔太だ、私が愛した男だ。雨の匂いが充満する安ホテルの、軋むベッドの上で、互いの名前を喘ぎ声で呼び合いながら、世界の終わりが来るかのように貪り合った、あの夜の彼なのだパリへの出張中、セーヌ川ほとりで、どちらからともなく互いの唇を求め、道行く人々の冷ややかな視線さえもが、私たちのためのスポットライトのように感じられた、あの瞬間の彼なのだ結婚記念日に、彼が予約してくれたレストランの、そのテーブルの下で、こっそりと私のスカートの中に忍び込んできた、あの悪戯っぽい指の持ち主なのだ。あの頃、私たちは互いの肉体という言語を、まるで母国語のように自在に操り、その対話の中に、世界のどんな哲学者も語り得ないほどの、深遠な真理と歓びを見出していたはずではなかったか。あの燃えるような記憶は、情熱の残骸は、一体どこへ消えてしまったというのだろう。それはまるで、昨夜見た夢の断片のように、あまりにも色鮮やかで、それでいて、掴もうとすると指の間から霧のように消えてしまう、遠い、遠い銀河の光なのである

瑠璃…?」

私の沈黙を訝しんだ翔太が、私の顔を覗き込む。私は、まるで能面のような無表情を顔面に貼り付けたまま、ゆっくりと彼の手を、自分の肩から、まるで汚物でも払いのけるかのように、そっと、しかし断固として取り除いた。そして、立ち上がる。

「ごめんなさい。少し、疲れたみたい。光の様子を見てくるわ」

それは、完璧な嘘であり、そして、完璧真実でもあった。私は疲れていた。だがそれは、育児という名の肉体労働に疲れているのではなかった。私という個人が、水無月瑠璃という一個の人格が、「母親」という名の巨大なシステムに呑み込まれ、その歯車の一つとして摩耗していく、その存在論的な疲弊に、もう耐えられなくなりつつあったのだ。これは、巷で囁かれる「産後クライシス」だとか、「ホルモンバランスの乱れ」だとか、そういった便利な言葉で容易に片付けられてしまうような、表層的な現象ではない。違う、断じて違う。これは、一個の人間が、その魂の主導権を、自らが産み落とした別の生命体に完全に明け渡し、「装置」へと、あるいは「白き機械」へと、静かに、そして不可逆的に変質していく過程で生じる、存在のものの軋みなのである

聖母、とはよく言ったものだ。人々は、母という存在を、無償の愛と自己犠牲象徴として、何の疑いもなく神格化する。だが、その実態はどうか。自己を失い、思考も、肉体も、感情さえもが、すべて「子」という絶対的な存在奉仕するためだけに再構築された、ただのシステムではないか。私は聖母などではない。私は、高性能な乳製造機であり、汚物処理機であり、そして最適な環境提供する空調設備が一体となった、ただの生命維持装置に過ぎないのだ。この気づきは、甘美な自己陶酔を許さない、あまりにも冷徹で、そして絶望的な真実であった。そして、この真実を共有できる人間は、この世界のどこにもいやしない。翔太のあの無垢な優しさでさえ、結局は、この優秀な装置が、明日も滞りなく稼働し続けるための、定期的なメンテナンス作業しか見えないのだから、その孤独は、宇宙空間にたった一人で放り出された飛行士のそれに似て、どこまでも深く、そして底なしであった。友人たちがSNS投稿する「#育児は大変だけど幸せ」という呪文めいたハッシュタグは、もはや、この巨大なシステムの異常性に気づいてしまった者たちを、再び安らかな眠りへと誘うための、集団的自己欺瞞儀式しか思えなかった。

寝室に入ると、ベビーベッドの中の光は、小さな胸を穏やかに上下させながら、深い眠りの海を漂っていた。その無防備な寝顔は、確かに、この世のどんな芸術品よりも美しく、尊い。この小さな生命を守るためならば、私は喜んで我が身を投げ出すだろう。だが、それは、この身が「私」のものであった頃の話だ。今の私にとって、この感情は、プログラムに組み込まれ命令遂行しているに過ぎないのではないか。愛でさえもが、システムを円滑に稼働させるための、潤滑油のような機能に成り下がってしまったのではないか。そんな疑念が、毒のように心を蝕んでいく。

私は、息子の傍らを離れ、再びリビングへと戻った。翔太は、ソファの上で、テレビの光をぼんやりと浴びながら、所在なげにスマートフォンをいじっている。その背中は、拒絶された雄の、どうしようもない寂しさを物語っていた。かつての私なら、きっと背後からそっと抱きしめ、「ごめんね」と囁いて、彼の寂しさを溶かしてやることができただろう。しかし、今の私には、もはやそのための機能が、インストールされていないのである

私は、彼に気づかれぬよう、書斎として使っている小さな部屋に滑り込んだ。そして、ノートパソコンの冷たい天板に触れる。ひやりとした感触が、指先から伝わり、かろうじて、私がまだ血の通った人間であることを思い出させてくれるようだった。スクリーンを開くと、真っ白な光が、闇に慣れた私の網膜を焼いた。カーソルが、無人荒野で、点滅を繰り返している。何を、書くというのか。誰に、伝えるというのか。この、言葉にもならぬ、システムの内部で発生したエラー報告を。この、機械の内部から聞こえてくる、魂の悲鳴を。

それでも、私は指を動かした。これは、誰かに読ませるためのものではない。これは、祈りでもなければ、懺悔でもない。これは、私という名の機械が、自らの異常を検知し、その原因を究明し、あるいは再生可能性を探るために、己の内部へとメスを入れる、冷徹自己解剖の記録なのだ

真っ白な画面に、私は、震える指で、最初言葉を打ち込んだ。

『これは、私という名の機械が、自己を観察し、分解し、あるいは再生を試みるための、極秘の設計図である

その一文を打ち終えた瞬間、私の内側で、何かが、硬い音を立てて、砕けたような気がした。それが希望の萌芽であったのか、それとも、完全なる崩壊への序曲であったのか、その時の私には、まだ知る由もなかったのである。ただ、窓の外で、東京夜景が、まるで巨大な電子回路のように、無機質で、そして美しい光を、果てしなく明滅させているのが見えた。私もまた、あの無数の光の一つに過ぎないのだと、そう、思った。

自己機械定義たからには、次なる工程は当然、その性能向上のための最適化、あるいは、旧弊OSから脱却するための、大胆にして静かなるアップデート作業へと移行せねばならぬのが、論理的な、そして必然的帰結であった。そう、これは革命なのだと、私は深夜の書斎で、青白いスクリーンの光に顔を照らされながら、ほとんど恍惚とさえいえる表情で、そう結論付けたのであった。かつてロベスピエールが、腐敗した王政ギロチン台へと送り、新しい共和制の礎を築かんとしたように、私もまた、この「母親という名の献身」や「夫婦の情愛」といった、あまりにも情緒的で、非効率で、そして実態としては女の無償労働を美化するだけの前時代的な概念を、一度完全に解体し、再構築する必要があったのだ。そのための武器は、かつて私が外資系コンサルティングファームで、幾千もの企業相手に振り回してきた、あの冷徹ロジックと、容赦なき客観性という名のメスに他ならない。愛という名の曖昧模糊とした霧を晴らし、我が家という名の王国を、データタスクリストに基づいた、明晰なる統治下に置くこと、それこそが、この「水無月瑠璃」という名の機械が、オーバーヒートによる機能停止を免れ、なおかつ、その内部に巣食う虚無という名のバグ駆除するための、唯一の処方箋であると、私は確信していたのである

かくして、週末の朝、光が心地よい午睡に落ちた、その奇跡のような静寂の瞬間に、私は翔太をダイニングテーブルへと厳かに召喚した。彼の前には、焼きたてのクロワッサンと、アラビカ種の豆を丁寧にハンドドリップで淹れたコーヒー、そして、私が昨夜、寝る間も惜しんで作成した、全十二ページに及ぶパワーポイント資料印刷したものが、三点セットで恭しく置かれている。資料の表紙には、ゴシック体の太字で、こう記されていた。『家庭内オペレーション最適化計画書 Ver. 1.0 〜共同経営責任者(Co-CEO体制への移行による、サステナブル家族経営の実現に向けて〜』。翔太は、そのあまりにも場違いタイトルを、まるで理解不能な古代文字でも解読するかのように、眉間に深い皺を刻んで見つめた後、恐る恐る、といった風情で私に視線を向けた。その瞳は、嵐の前の静けさにおびえる子犬のように、不安げに揺れている。まあ、無理もないことだろう。彼にしてみれば、愛する妻が、突如として冷酷な経営コンサルタントに豹変し、家庭という名の聖域に、KPIだのPDCAサイクルだのといった、無粋極まりないビジネス用語を持ち込もうとしているのだから

瑠璃、これは…一体…?」

説明するわ、翔太。よく聞いて。これは、私たち家族が、これから幸せに、そして機能的に存続していくための、新しい聖書バイブル)よ」

私は、そこから淀みなく、プレゼンテーションを開始した。現状分析As-Is)、あるべき姿(To-Be)、そのギャップを埋めるための具体的なアクションプラン家事という、これまで「名もなき家事」という名の混沌の海に漂っていた無数のタスクは、すべて洗い出され、「育児関連」「清掃関連」「食料調達調理関連」「その他(消耗品管理資産管理等)」といったカテゴリーに分類され、それぞれに担当者と所要時間、そして実行頻度が、美しいガントチャート形式可視化されている。例えば、「朝食後の食器洗浄」は、担当:翔太、所要時間:十五分、頻度:毎日、といった具合に。さらに、月に一度、近所のカフェで「夫婦経営会議」を開催し、月次の進捗確認と、翌月の計画策定を行うこと、日々の細かな情報共有は、専用のチャットアプリで行うこと、そして何よりも重要なのは、これまで私一人が暗黙のうちに担ってきた「家庭運営の全体を俯瞰し、次の一手を考える」という、いわば管理職としての役割を、これからは二人で分担する、すなわち、彼にもまた、単なる作業員(ワーカー)ではなく、主体的思考する共同経営責任者(Co-CEO)としての自覚と行動を求める、ということ。私の説明は、かつてクライアント企業役員たちを唸らせた時のように、理路整然としており、反論余地など微塵もなかった。翔太は、ただ呆然と、私の言葉の奔流に身を任せるしかなく、すべての説明が終わった時、彼はまるで催眠術にでもかかったかのように、こくり、と小さく頷いたのであった。

「…わかった。瑠璃が、そこまで追い詰められていたなんて、気づかなくて、ごめん。僕も、頑張るよ。君を、一人にはしない」

その言葉は、疑いようもなく誠実で、彼の優しさが滲み出ていた。私は、その瞬間、胸の奥に、ちくり、と小さな痛みを感じたのを覚えている。違う、そうじゃないの、翔太。私が求めているのは、あなたのその「頑張るよ」という、まるで部下が上司に忠誠を誓うような言葉ではない。私が欲しいのは、私がこの計画書を作る必要すらないほどに、あなたが私の脳と、私の視界と、私の不安を共有してくれるPermalink | 記事への反応(0) | 05:15

2025-07-15

anond:20250714142405

本当に苦手というか学習時間がかかる能力が何なのか見極めることが大事ね。

ひらがなの形状認識がすごく苦手なのかもしれんし、ゴシック体明朝体にすると認識やすくなるのかもしれんし、

日本語てにをは助詞認識が苦手なせいで、英語単語の羅列のほうが意味をとりやすいのかもしれん。

単語単語の間のスペースこそが認識必要なのかもしれんし、

読み取りがだめで聞き取りが得意だったり、いろいろあるからね。

6歳で2歳なら、30歳で10レベル目標に育てるしかいね

2025-06-25

Firefoxデフォルトフォントが Noto Sans JP に変更される

Firefox 141(7月22日リリース予定)からデフォルトフォントが変更される予定。

1957317 - Update CJKT default fonts to Noto Sans CJK

ゴシック体は Noto Sans JP明朝体は Noto Serif JPWindows 10 は Yu Mincho)、等幅フォントは BIZ UD ゴシックデフォルトで使われるようになる。

BIZ UD ゴシックの選定理由は「Chrome が使っているから」とのこと。

これまで等幅フォントデフォルトMS ゴシックだった(!)ので一番ショックが大きいのはこれかもしれない。

2025-06-12

anond:20250611201527

電通電気通信大学となにか関連する電気通信関係会社かと思ってたよ。

ガソリン軽油の違いは俺もよくわかってない。

明朝体とかゴシック体とか知らんかった。

明朝ってんだから中国っぽいやつ?ゴシックってんだからヨーロッパ風なんか?って思った。

自分じゃないけど、都会育ちでLPガスを知らない人がいた。

「えっ?ボンベで運ぶの?正気?ガスのいいとこって配管で供給できることじゃん?なんで?」

下水が通ってない地域自分ちに浄化槽があるって言ったら、

「信じられない!家にプラントがあるってことだろ?そんなもん個人で持っていいの?」

って言われた。

2025-04-02

anond:20250402161413

あははフォントの違いが分からんってかいな!そりゃあ、フォントって一見どれも似たように見えるかもしれんけど、デザイナーさんにとっちゃあ、それが作品の命やけんね。例えば、明朝体ゴシック体、どっちも文字やけど、全然雰囲気が変わってくるったい。おしゃれなカフェ手書きフォントにしたら、急に昭和町工場みたいになるかもしれんしね!

でも、確かにこだわりすぎてどれがいいか分からんくなることもあるけん、そこは素人でも気楽に楽しめばよかばい。フォント選びは自由やけん、どんどん試してみればいいとよ!ただ、あんまり変なフォント選びすぎると、読めんくなるけんね!そこだけは気をつけなっせ!

2025-03-16

春コミで文庫本サイズの本を出したので

誰かの役に立つといいなーというTipsです

前提と仕様

・通常の本と突貫本の2冊(どっちも文庫本)

フルカラーカバー付き、100p前後

・表紙:色上質紙

・本文:淡クリームキンマリ72.5kg

カバーコート紙110kg

バーコード(ISDN)付き

印刷

・ちょいのま

迅速。丁寧。何より安い、安すぎる。

見積りの際に、3/16のイベントに間に合わせたいのですが、と言ったら大体入稿の目安を教えてくださった。おかげさまでギリギリまで粘ることができ、とてもありがたかった。

カバー付きのセット有。カバーも巻いてくれる。

日光企画

日本セットを利用、専用フォームより仕様を記入。受付開始から少し経ってから申し込みしたが予約できた。割増は20%。

文庫本仕様フォームから選択できたが、にこぷり(日光企画見積りサイト)では、一日本セットでは文庫本サイズ選択できなかった。問い合わせたところ直接メール見積もりを行ってくださった。

締め切りは前日の朝10時。

アクセ

『長尺印刷(短冊印刷)』でサイズ指定して、突貫本用のカバー印刷(この話がしたくてこれを書いてる)。

二日前の夜の時点で、横浜方面の店はダメだったが、品川駅港南口は余裕あり。

具体的な混雑状況についてはアクセExpressで何かを入稿しようとすることで確認できる。長尺印刷普通Web入稿商品なので注意。

ついでに無配とポスター印刷入稿こちらはExpress対応商品



テンプレート

カバープリントオン

・表紙:プリントオン/日光企画

プリントオンの背幅計算では、小数点以下が切り取られる。代わりに背幅ごとのテンプレートがある。PSDのみなのでラスタデータ。著者はイラレ勢なので若干使いにくかった。ただ、カバーと表紙の誤差も加味して制作されているので、合わせて使うとピッタリハマる。

プリントオンのカバーデータは、折り返しがかなり広く取られている。外れにくくい&いろいろ情報を詰めれて良い。目次、キャラ紹介、マシュマロへのリンクを載せたり等。

・本文:創作Tips

本当にド親切。これがなかったら間に合わせられなかった。テンプレートにとりあえずでも流し込むと本が出来る。

画面上で見るとノドが広すぎるように見えてしまうが、100p前後の本でもこれくらいが丁度良い(デフォルトの想定は350p程度)。文庫本は意外と曲げて読むので。

開く前に源瑛ちくご明朝v3DLしておくことを推奨。おそらくフォント関係で『印刷からだと出力できないことが多かったが、Adobe PDFならできた。Adobe解約予定なので今後どうするかは要検討。

カバー巻きについて

印刷所に頼むと、ピシッと折ってくれる。ただ、手巻きの方がふわっと折る分折り目のインク剥がれは少ない。個人的には手巻きの方が好み&アクセアでギリギリまで粘れて良い。

折る目印を薄く上下につけておくと結構すぐ折れる。2〜3枚一気にやっても良い。

○用紙について

基本的に前述の仕様で正解。過不足なし。

カバーをつける場合、中身の色上質紙着物でいう半衿みたいな感じでいろいろ遊んでも良いかもしれない。

バーコード(ISDN)について

ISDNというものがこの世にはある。バーコードも頼むと貰える。これがあるとかなりそれっぽくなる。きちんとコード情報登録されている。今回は4時間程度で発行してもらえた。数字ゴシック体記載するとますますそれっぽくなる。

○まとめ

・安くて丁寧なちょいのま、限界まで粘れる日光企画カバーアクセアの長尺印刷

・表紙とカバーテンプレートプリントオン。

・本文テンプレート創作Tipsさんのものおすすめ。ノド広め、大事

ISDN申請するとバーコードを付けることができる

2025-02-26

明朝体だと頭に入ってくる事に気づいた

iPadノートアプリで、3年程勉強をしてきた

今までゴシック体文字入力してたが、あまり覚えが良くなく、結局紙にペンで書く事と違うからなって思ってた

今日たまたま明朝入力したところ、文字が読みやすく、頭に残る

明朝体舐めてた。文字教科書に近いんだろうなって思う

2024-07-27

██な██を作り出せ!████選手権



(太めのゴシック体キーワードが記された画像)



██や██でおなじみの███。

みなさんも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

そんな███ですが、こんな風に思ったことはありませんか?




(提案や問いを投げかける文章が記された画像)




やはり、███といえば██。

誰しも███を███してみたいという気持ちがあるはずです。




(フリー素材のイラスト微妙に揺れ動くgif画像)




今回はそんな想いを胸に、██な███を███ ██します!


題して、████選手権




(選手権の手順やルール説明する画像)




挑戦者はこの4人!




(参加者顔写真が並べられた画像)



普段から███を██しているため、██な██には定評のあるメンバーです。

今回の選手権でも素晴らしい████を見せてくれることでしょう。


1人目 ███

トップバッターは███。

社内きっての██として知られている███ならではの████に期待できそうです。

███

「██はずっと見ていたので███にも自信があります!任せてください!」

そんな███が披露する████はこちら!


          ↓

          ↓

          ↓




(選手権趣旨を遵守した手堅い画像)




███

「██がとにかく好きなので、定番の██を押さえつつも、█や████を意識した███に仕上げました」

███

「あえて███ではなく███でいこうかとも思ったのですが、やはり████といえば███なので██かなと!」


会場の反応

「███を大事にしているのが伝わってくる!」

「██ではなく████なのが良いね

「もう少し████気味でもよかったかもしれないけど、トータルでは見事」


████な██を出した███。

オーソドックスで飾らない███の██に、会場の反応も上々です。

この███な██を、審査員はどう評価するのでしょうか?



審査員

「███といえば██。

一見安直にも思えますが、████な███を秘めた███には██が光り、███な██████さを███にしているといえます

███に見える███を█████に███した、██████といえるでしょう」


███を███にしたことが功を奏したのか、トップバッターからなかなかの高評価

今回の選手権ハイレベルな戦いになりそうです。




(大筋の話題が脇道に逸れる雰囲気画像)




なお、███は██を█████のため、███を███していました。


2人目 ███

続いての挑戦者は███。

████と████は██とのことですが、果たして……?

███

「実は最近まで████はもちろん、█や█も███だったのであまり█████なのですが、むしろ███だからこそ███な██もあると思うので、頑張ります!」


          ↓

          ↓

          ↓




(慣れないながらも努力の跡が垣間見える画像)




███

「とにかく██を███で██すれば███だと思ったので、███してみました。

 あとは███。

 ████が███かな?と感じたので、███を██にして███しました」


会場の反応

「████の███じゃねえか」

「████すぎでは?」

「やっぱり███は█。でも███は見事」


どうしても████が███してしまい、██となった███。

それでも███が████となり、████です。

気になる審査員評価は……?



審査員

「まず███して感じたのは、███な███です。

███な█は███、███が██し、████で███を███した██。

やはり████な███を███だといえるでしょう。

██を█████に███、または████なのかもしれません」



████な████が災いしたか、███の████は██という結果に。

█と█な████が、██の難しさを物語ます




(大筋の話題が脇道に逸れる雰囲気画像)




その後、███の██には██が███となり、████と███████していました。

本当になんなんだ。


3人目 ███

続いては███。

██の████は███ですが、███な███なら、███も██████してくれることでしょう。

███

「正直言って、███は███です。

██な████にふさわしい、███をお見せします」


          ↓

          ↓

          ↓




(どことなく小慣れていて垢抜けた画像)




███

「██を███として、██と██を████しました。

 ████を██するのは██で█████するためでもありますが、何よりも█を██したいからです。

 ████に██した、███な████になりました」

███

「███は███で███しました。

 そんな███と██の██……。

 まさしく██の████、███だと思いませんか?」


会場の反応

「███が███なのはすごい!」

「█は███だけど█████でいいね

「███なのに████が████だから███」


██が███な████で、高評価な███。

███が████で████ですが、それすらも███の███ということでしょうか。

果たして審査員評価はいかに



審査員

「███な███を感じる██です。

 ███と████、██と██の███が██された、まさに██らしい████でしょう。

 ████と██を███した██も見事です。

 ██だからこそ可能な███を垣間見た気がしました」



██な██が██とあってか、審査員からも好評な████。

今回の優勝候補かもしれません。




(大筋の話題が脇道に逸れる雰囲気画像)




████の███?


4人目 ███

ラストは███。

██の████なら███らしく、素晴らしい████を███してくれそうです。

███

本日は皆様に███な███をご覧に入れましょう」

██な█の███はどんな████を見せてくれるのでしょうか?


          ↓

          ↓

          ↓




(ルールから逸脱した完全なるおふざけの画像)




███

「████がもつ███の██を表現しました」


会場の反応

「は?」

「██」

「████」


████な██という██を披露した███。

██は████ですが、審査員評価は……?



審査員

「██です」



██でした。


結果発表

これにて████選手権の██が全て出揃いました。


審査員

「今回の████選手権優勝者は……」







審査員

「███さんです!」




(優勝者画像)




大会を制したのは███!


審査員

「████とは、██です。

 つまり、████が██████であるからこそ、███が████し、██される。

 ███さんの████は███で、███でありがながら、███さんの██もまた███だといえるでしょう。

 しかしながら、███な███は█████だけではありません。

 ██で██の██を████を███した、███さんの████が███に████だと感じました」




(優勝者画像)




███な███の██により、また███な███が███されました。

██████が███だという███は、███を██したことでしょう。


皆様も██の際は███や███、そして████を楽しんでみてはいかがでしょうか。

以上、████選手権でした!



さて、████といえば……

███な██でおなじみの「█████®」をご存知でしょうか?




(PR商品画像)




███や███、███で██な█████を██できます

今ならなんと███が███!

██では████の██を█████。

さらに「██████な███」の「███」を███できちゃう██も██████中!




(スペシャルムービーYouTubeリンク)




皆様もぜひともこの機会に███な███を██してみてはいかがでしょうか?


  >>█████®特設サイトへ<<

2024-05-01

靴の中に10円玉入れて1年過ごしたら10円玉の令和元年が丸ゴシック体になった

銅の成分が少しづ靴下に付着して消臭に役立ったってこと?

2024-04-25

あなたは次の7つの点をおさえることで 「英語からの直訳のような」文を書くことができます

 日常的に英語から直訳された日本語文章に触れている人々は、そのような文章の持つ特徴的な様式を真似ることができるかもしれません。私は英語話者ではありませんが、それらの様式を用いて書かれた文章をどこか奇妙に感じると同時に、魅力的にも感じますしかしながら、不運にも、どのようにすればそのような文章を書くことができるのかについて語る人を私は見たことがありません。そこで、私はこれまでの経験から英語から直訳された日本語文章が持つ特徴を思い出し、それらを箇条書きにしました(それらの特徴は絶対的ものではないことに注意してください:ソフトウェアによる翻訳の精度やあなた普段話すコミュニティなどによって左右されるでしょう)。

 英語から直訳された日本語文章が持つ特徴は以下の通りです:

(1)文頭の副詞。驚くべきことに、普段用いられる日本語では文頭に副詞が挿入されることは多くありません。

(2)指示語の多用。「そのような」、「これらの」、などこれらの指示語はあまり使用されません。特に「これらの」など複数のものを指示する語は日常的には殆どお目にかかることはないでしょう。

(3)コロンおよびセミコロン使用日本語の文でこれらの記号が使われることはまずありません;私もこれらの意味を正確に理解していません。

(4)長い主語。膨大な修飾句を伴う名詞主語として用いた文章日本語日常会話で用いることは稀です。

(5)体言止め。大きな、しかし細いゴシック体で表示された簡潔なキャッチコピー

(6)主語の非省略。あなたは「あなた」と頻繁に書かれた文章日本ではあまり見ないでしょう。

(7)主語の過剰な省略。(6)と合わせてダブル-バインドされます

 私がしたいことは翻訳の精度の低さをあざ笑うことや「奇妙でない」日本語称揚することではありません。むしろ他愛もない話の種の共有、そして裏を返せば日本語を他の言語翻訳する時も同様の奇妙さと魅力が生じているかもしれないこと、しかいかなる重要問題も生じていないことの示唆が私の目的です。上述の7点を覚えていても(覚えていなかったとしても)、あなた言語活動楽しいものになることを願っています

2024-04-15

ビジネス文書教科書フォントを使うな

ビジネス文書UDデジタル教科書体が使われているのを目にする機会が増えたのだが、気持ち悪くてしょうがない。

最近やたらとUDデジタル教科書体が読みやすいだの何だので持ち上げられてるせいなんだろうけど、あれはデザインフォントの類だと思っているのでビジネスには適していない。

教科書フォントは正しい文字の書き方に基づく書体であり、手書きフォントに近い性質を持つ。つまりプレーン明朝体ゴシック体とは違い、手書き風というキャラクターを持ったフォントなのだ

ビジネスではプレーンフォントを使うべきであって、手書きフォントとかマジで気持ち悪いんよ。

どうしてもUDフォントがいいならBIZ UDでいいし、プレゼンなら他にも適したフォントあるだろ。

ディスクレシアにも読みやすいとか言うけど、会社学校ではないんですわ。そもそもディスクレシアじゃなくても書いてあること読めてない奴なんてたくさんいるし。

マジでどいつもこいつもバカの一つ覚えで教科書体ばっか使いやがって、クソ食らえ。

2024-03-17

anond:20240317185547

書道家って文字クッソ下手すぎる奴が多い

毛筆でただぐにゃぐにゃした線書いてるだけで読めねーじゃん

ゴシック体意識して書けと思う

2024-02-09

吐しゃ物のようなお気持ちを少し

対したほど前ではないころの話である

高校の頃、動画のコンペがあった。パソコンを扱う授業で動画を作る一環としてその授業の先生が応募しようとのことで、動画制作が始まった。

ここで問題点がいくつもあった。

いろいろ言いたいことはあるが、何よりキツかったのはその先生動画知識を一切持っていなかったこである

から班を無理矢理作り、無理矢理な作業分担を強いて、挙句当時触ったこともないソフトだったのでどうすればいいのか聞いても首をかしげるばかりで話にならない。

そのころは家で自主的動画を作っていた。ソフトAviUtl学校で使ったのはAfter Effect。

UI使用感も全然違う。

AviUtlでなら30分でできることを4時間か6時間ほどかけてやっとの思いで作った。それでもやりたかった編集はかなり省いた上でこの作業時間だった。結論できたのはゲロみたいな冗長動画である

正直自分も触ったことのないソフトを使うことを前提にしていたから、ある程度簡単に作れて、それなりに見れるように体裁を整えた構成にするつもりだった。

だが先生動画作業も分担しろと言い始めた。 もう駄目だ。 終わった。

明らかにやる気のない班員。どう見たって目の前のこいつらがまともな動画知識があると思えない。実際そうだった。マジで画像直置きして適当なシーンチェンジとクソダサいゴシック体で出してくると思わなかった。

その動画をくっつけ、フリーの曲を付け、結果出来上がったのはクオリティガタガタのゲロである

もう何度でも書くがあの動画ゲロである路地裏に適当に吐き出されて誰にも見られない方が幸福でさえある。ゲロ

いつも作ってるものが拙いなりとも料理ならあの動画ゲロだ。

賞なんか間違っても取らないでくれ。 そう思ってデータ先生に提出した。

賞を取ってしまった。コンペを出したところが転載していた。やめてほしかった。

こんな動画で賞が取れてしまったのが恥でしかない。 こんなまともに作れなかった動画で。

表彰式もあった。もうこのゲロを作ったことにしないでほしかったので他の班員を表彰式に出せと言った。あのゲロと関わりたくない。

そしたら無理矢理出された。極めつけに後ろから知らない男子生徒の声で「すげえ」と言われた。 これが一番堪えた。

それをただの思春期によくありがちな苦い話のタネのつもりで言ったつもりだったが、「嫌味に聞こえるし、ねたむ人がいるかもしれないから」といわれた。

ゲロゲロと言って何が悪い。 傲慢だと言われたらそれまでだ。

それでも、「あんな実力の数割も出せなかった駄作評価されてしまった」というすごく嫌な事象に対して「なんでこんなこと言う奴の作品入賞して」とか言われるかもしれない、だ

実力の数割も出せてないゲロにさえ勝てなかった自分の腕を呪え。

そんなゲロ以下のために私の屈辱羞恥無視されなければならないのか。

もう二度とこの話はしない。

どうせ傲慢と切り捨てられるだけだとわかったので

2023-12-29

字のうまさはゴシック体に似ているかだけである

文字を絵にしない

デザインうんぬんは読みやすい字であってうまい字ではない

2023-12-01

『一人鍋 なべや

↑と書いてはあるが、独りで行くのは危険だぞ

紀州街道沿い」といえば風情はあるが、現場はいわゆるNISHINARIの中にあり、マジで昭和から居るような風貌オッサンジジイ・それ目当ての激安マンションアパートに呑み屋に日焼け自販機、それらに「トイレ解放中」「覚醒剤を売るな」とゴシック体で書かれた看板が彩りを添える景色

(ちなみにマジで昭和から居るような風貌オッサンジジイ達は毒づきながら自転車走行して来るので要注意だ)

そんな情景に空腹の胃をキュッとさせつつ到着すると、昼の2時から開店なのに5分過ぎでもう十数人が外の寒空の下で北風に吹き曝されつつ並んでた

…四十分くらい待って呼ばれて入ると壁に向かって設置してある独り客用長机に座らされる

年季の入った都市ガス鋳物コンロが置いてあり、入口ワンドリンク制と注意書きあったとおり訊かれたので恐る恐るウーロン茶を(尿路結石の術後でもう呑みたくないんや)

居酒屋グラスで茶が来たので動画で視てから食べてみたかった『牛肉すき焼』鍋1000円と告げると「トッピングノタマゴワイリマスカ!?」?「トッピングの卵は要りますか!」「いりますっ」あと『ごはん 中』も、て付け加えると「ごはんは鍋が煮えてから注文してくださいっ」ピシャッと言われ「わかりましたっ」と答えた

カツンアルミの鍋に山盛りの鍋が来てコンロにのせてくれたあとサッと火も点けてくれる、鍋のフチのギリギリまで詰め込まれ野菜豆腐の山にのっけられた牛肉、コック全開の強火でジワジワと、そのうちグツグツと煮えだすワイの鍋ちゃん

(…これ、火加減って誰かみてくれるん?)

どのみち肉が赤いうちは待つしかいか

…なんかガス火で鍋のフチの肉の端っこコゲてきてるんですけどー、あれ?こっちから見えてなかった反対側で吹きこぼれてないか?あーあー

しょうがないので勝手にコンロのコックを捻って中火にしてみたり、肉も裏返してみたり、中の野菜(白菜だった)もみたけどまだ白かったので、依然として吹いてるけど我慢する

都市ガス鋳物コンロ?バーナー()みたことないひとはどうにも操作できないよねこれ)

そろそろ『ごはん 中』を、とおもって「すみません」と声かけするが忙しいらしく聞いてもらえない、先客がほとんど四人連れでデキアガってて、その他人の四人VS四人で盛り上がってるのもあってワイのやわらかヴォイスじゃとおらない

仕方ないので適当に弱火にして、もう食べ始める、動画でも見て知ってたけど鍋というか深皿レベルに底は浅く、砂糖醤油味の鍋汁はほっとくとカラメルになりそうなくらい少ないのでコックを全閉にして火を消す、あーらら豆腐の横と下は鍋に焼き付いてるわー

喧しい背後の四人客が会計で少し減ったので『ごはん 中』をたのんでやっと届けてもらえた

個人店でも静かで居心地よいスペースがとれるとか、中小チェーンで騒がしくても店側のスタッフが多くて声とおらなくても注文の意志を見つけてもらえるとか、そーゆーところではありまへん

立地も老若男女だれにでもオススメちゃう雰囲気だし…平気なのは青年男女が数の力に任せて行く場合か、中高年が年の功でそのふてぶてしさ全開で行くか、だからワイくんみたいな都市型優男はリピート無理やね

動画主の紹介映像から判らんかったんだよぅ)

2023-11-18

anond:20231118093123

追記:ごめん。これ、間違いだわ

↓↓↓

ゴシック体って本当はドイツのゴテゴテしたフォントのことだもんね。

あんな飾りのないスッキリした字体ゴシックなわけないのよ

省略しちゃいけないところを省略した外来語

フォントの「ゴシック体」は、元々の英語では「オルタネート・ゴシックゴシック体ではない新しい書体)」という名前だったのだが、日本では「~に代わる」にあたる「オルタネート」を省略して「ゴシック」という呼び方にしてしまったので、意味正反対になってしまった。

よくある「省略しちゃいけないところを省略した外来語」の一例としてメモ

2023-09-30

anond:20230930171740

明朝体ならまだしもゴシック体だと一ってハイフンにも見えるから

文字が多い現代だと目滑りしちゃう日もあるわ

2023-05-19

GeForce Experienceってもう何年もずっと中華フォントだよな

英字とカナはゴシック体なのに漢字だけ明朝体から書体的にもめちゃくちゃ浮いてるしそもそも中華フォント自体違和感ありすぎて嫌

ググると出てくるen_us.pakを消す方法で直せるんだけどバージョンアップするたびに戻ってしまうし嫌になる

SNS見る限り苦情はそれなりに行ってるはずなんだが、革ジャンアメ公もの脳みそではこの気持ち悪さが理解できんのだろう

もしや洋ゲー厨どもは洋ゲー中の日本語がCJK処理系問題中華フォントで表示される場面に遭遇しすぎてるせいでこの書体が正しいと思い込んでるんじゃないか

ともかくグローバルな一流メーカーとは思えんくらいの鈍感さで放置されてるわけだ

だが日本人にとっては知ってるようで微妙に違う変な文字を見せられ続ける精神的苦痛賠償ものじゃないか

というか君達は気にならないのか? 俺は気になるが

これはもう可及的速やかに陣営に移れというグラボ神の啓示なのではないか

中古マイニング落ちRX6800とか買えばいいのか?

勘違いしてほしくないが俺は日本語環境に混ざってくる中華フォントはめちゃくちゃ嫌いだけどメイドインチャイナガジェット自体は好きだし

いけ好かないマイナーが放り出したモノつかむことにも抵抗がない基本的におおらかで実益重視の人間

今使ってる8年前に組んだPCだって当時の中古CPU中古グラボ中古マザボ中古ケースで組んだコスパ機だしな

メモリCPUクーラーなんてAliで買った全然名前知らないけど実績はあるっぽい謎中華ブランド製だが全然問題ない

いや何の話だよ

2023-02-21

お前にはこの文字フォント明朝体に見えるのか?

俺にはゴシック体に見えるぞ。

2022-11-28

大阪に初めて行ってきた

駅とか街歩いてるだけで、デザインセンスが皆無だけどわかりやすくていいなーと思った

新大阪とかでもめちゃめちゃ観光地への導線がはっきり書いてある

「ユニバ行く人はこっち、通天閣行く人はこっち」みたいな 全部デカ文字ゴシック体とか視認性の高い文字

通天閣も初めて行ったけど、遠目で見て笑っちゃった

通天閣にクソデカゴシックで「通天閣」って書いてあるんだぜ

スカイツリーに「スカイツリー」ってデカデカと書いてあったらダサいだろ

しかも有名観光地なのに周辺がマジでドヤ街みたいな感じでなんか治安悪そうだった

なんやかんやで楽しかったけどな。たこ焼き食べたし

そんで東京帰ってきたら、一気に駅とか街での案内の貧弱さが気になった

どこにエレベーターがあるかとか、地下鉄入り口があるとか、全然わからん

デザインばっかり重視して人に優しくない

実際大阪は人も気さくで親切だった

お国柄というか、西と東でこんなに違うんだなーと改めて実感した

また行きたい、というか1年くらい大阪暮らしてみたい

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん