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倉吉打吹山麓の歴史的風致に関する総合調査(Ⅹ)

倉吉市河原町連続立面図50


河原町北側13棟の立面図貼り合わせ

 5月14日(水)。今回の活動は3・4年・院生合同で、男子は摩尼山に行き、女子は大学に残り、男女別々の作業に取り組みました。大学に残った女子3名と社長さんは、1週間前に描いた倉吉市河原町の手描き立面図の貼り付け作業をしました。3年生は2年次後期の「居住実習・演習Ⅰ」で一度立面図の貼りあわせをしましたが、そのときはあらかじめ圧縮されたものが用意されていて、ただ貼り付けるだけの作業でしたが、今回は圧縮作業も自分たちで行いました。スケッチした立面図は濃さが一つひとつ異なり、フリーハンドで描いているため温かみのある絵で、すべて味があって良いものばかりです。その立面図を50%縮小して要らないところをカッターで切り取り、隙間や道路の間隔を考えながら方眼紙に貼り付けて連続立面図を作成しました。
 完成品をみると、3年生と4年生のスケッチで微妙なタッチの差が生まれています。4年生は建築の学生らしく、上手に屋根瓦や格子窓を省略的に表現していますが、3年生はむしろ写実的に生活感を表現しようとしていますね。


倉吉市河原町連続立面図10分割03


フォトショップに挑戦!

 これで作業が終わりというわけではありません。これまでは手作業でできるものでしたが、今回はフォトショップというソフトを使って画像加工にも挑みました。学生はフォトショップを使ったことがないので、社長さんが作業しながら使い方の説明をしてくださいました。CADに似ているのかと思いましたが、機能などの面で大きく違っており、機能が多い分CADよりも難しいという印象を受けました。また、社長さんが使い慣れていて操作が早いので正直目で追うのが精一杯でした。そして、あっという間にフォトショップでの加工が終わり、デジタルの連続立面図が完成しました(↑)。

倉吉市河原町連続立面図10分割01
倉吉市河原町連続立面図10分割02



0514茶炉02全景01


スズコ初体験!

 連続立面図の貼り付けが終われば今回の活動は終わりかと思っていましたが、先生や男性陣が帰ってくるまでの間、芽が出ているじゃがいもと格闘していました。このじゃがいもは先生が奥様のご実家からいただいたものだそうで、今回の活動の最後にシイタケとともに焼いて食べることになっています。水洗いして芽をとり、アルミホイルでくるむのです。小さな玉葱も同じようにホイルで包みました。そのほか、摩尼山で42枚もとれたシイタケとスズコという細いアスパラのようなタケノコ(↑↓)は直火で網焼きしました。
 3週間前に摩尼山に登ったときには残念ながらチビシイタケばかりでしたが、今回は大きいものが多くとれたため、傘の部分にマーガリンを乗せて焼く先生おすすめの食べ方で、白帯さん以外は美味しくいただきました。ゼミ生全員で二つの炉を囲みゆっくり話すことができ、より仲が深まったと感じました。(環境学科3年R.K)


0514茶炉01鈴子01 0514茶炉01鈴子02

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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