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はてなキーワード: 美術史とは

2026-04-22

米国館人事に波紋

第61回ヴェネチア・ビエンナーレの開催が近づくなか、第2次トランプ政権によるアメリカ館の異例の人事が波紋を呼んでいるとニューヨーク・タイムズが報じた。

1930年に開館したアメリカ館は、ジャルディーニに常設館を持つ歴史あるパビリオンの一つであり、いわば名門的な位置づけにある。例年は著名な美術館館長やキュレーターがチームを組んでアーティストを選定し、ロバート・ラウシェンバーグ(1964)、ジェニーホルツァー(1990)、マークブラッドフォード(2017)など、美術史に名を残す作家を送り出してきた。2022年にはシモーヌリーが、黒人女性として初めて金獅子賞を受賞している。

きっかけは犬のチャリティイベント

しかし今回は、従来の選考プロセスから大きく逸脱する異例の経緯をたどった。アメリカ国務省は昨秋、美術館での職務経験のない37歳のジェニ・パリドをコミッショナーに任命した。彼女の直近の職歴は、フロリダ州タンパにあるラグジュアリーペットフード経営者だという。パリドとトランプ政権を結びつけたのは、第2次政権発足期に同州パームビーチにあるマール・ア・ラーゴで開かれた犬のチャリティイベントだったとされる。

「これがアメリカの最善か」──元高級ペットフード店経営者を責任者に抜擢、米国館人事に波紋

 n​g​u​y​e​n​-​o​i​はお​ち​ん​ち​ん​ 大​好​き​A​I ​nguyen-o​i​は​​ア​メ​リ​カ​​の​犬

2026-04-19

ナーロッパ世界スカスカに見えてしま理由

なんとなくGoogleマップストリートビューヨーロッパの街並みを見ていた。べつに旅行の予定があるわけでもないのに(そもそもパスポートすら持ってない)石畳の道とか、ゴシック建築が並ぶ通りとか、そびえたつ大聖堂彫刻とかをまじまじ眺めていたらうわスゲーとなってしまった(語彙力)

この辺ってだいたいキリスト教が絡んでるんだろうなーと思う。私はキリスト教に対する学がないから、スケールかい、石すごい、みたいな薄っぺらい感動しかできない。もっと知識がある人だったらもっとちゃんと味わえるのだろうし、教養ってこういうところで要るんだなと思った。教養があれば、これはどういう経緯で誰が作り、どういう意味があって、どんな歴史の上に立っている建物なのか、まで込みで見ているわけで、理解の深さが段違いのはずだ。

でもキリスト教ってちょっと深めようとしただけで世界史だの神話だの美術史だのといった所まで当然のようにつながっていくでしょ。時間が足らんー。途方もない。だから完全理解しようとは思わないのだが、このままずっと石スゴイ彫刻スゴイで終わってたら薄っぺらいままだろうなと思う。

話はズレるんだけど、日本ラノベweb小説に出てくるなんちゃって中世ヨーロッパ風の世界観のことをナーロッパ揶揄されるけど、まあそらそうなるわなーって感じ。

主語デカかもしれないけど、研究者文化人でもない一介の日本人が、キリスト教ってかヨーロッパ世界観をまともにトレースするのはかなり無謀なんだよな。圧倒的に教養が足りない。

から日本という小っちゃい箱庭の中で生み出される作品がなんとなくスカスカで魅力なしに見えてしまうのもむべなるかなと思う。まー、美術館ビデオじゃあないんだから背景の細部なんていちいち重要じゃないでしょってのはわかるし、ただでさえ人手不足の世の中なのに背景にそこまで注力する余裕がないのもわかる。

わかるんだけれどなんというか、それはそれとして現代クリエイター側も消費者側もキリスト教ヨーロッパ世界に対する理解が足りない、またそれを作品の中に精緻に落とし込む技量もない、仮に作り手がそこをうまくやれたとしても、受け手がそれを面白さとして受け取る土壌がどれだけあるのかも怪しい。そんな市場メディアミックスまで含めて何か作ろうとしたって、まあロクなものができませんわな。

みたいな話をチャッピー君にしてみたところ、ナーロッパの点についてはわりと同意してくれた。

あれは単に「日本人にキリスト教理解が足りない」だけではなくて、記号だけ輸入して、生活論理まで輸入していない、という問題に近い気がします。尖塔、石造り、修道院騎士聖女っぽい名前、そういう見た目の部品は並ぶのに、その世界人間が何を恐れて、何を祝って、どう罪を考えて、誰に祈って、死者をどう扱うのか、みたいな底の部分が薄いと、背景がどうしても書き割りっぽくなる。

だって。おーさすが人類の叡智。わかってるねえ。

要はその世界に生きる人間が薄いんだね。

続けてチャッピー君、

でも、背景美術として密度が高いのと、キリスト教ヨーロッパ世界観重力まで感じさせるのは、別です。前者だけなら、思ったよりあります

ということで、(「重力」って表現チャッピー君っぽいよね)

ヴァニタスの手記

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

プリンセス・プリンシパル

純潔のマリア

お勧めに挙げてもらった。

早速ヴァニタスの手記を見たら、OPの絵がとってもおフランスなゴージャスな感じでよさげだった。さすが人類の叡智。アニメにも詳しい(でもこれなろうじゃないよな…)

2026-04-12

今のデザイン絵描き職業、幼少期にノウハウが積める環境だったり特化してるが故に基礎がとっくにわかってる人のみの職業になってる。なのに社会人なりたての時期に食って行けるかどうか分からない薄給がその職の地獄になってる要因だ。

から自分としては美術日本人デザイン絵描き能力を上げることに注力するのみにするべきだと思う。

美術史やアート教育歴史方面の科目に加えてもらおう。時代との相関も出来、美術方面に進みたい人も増えるはずだ。またこれらを受験に関わる科目に入れてもらえれば美術史や絵画方面知識水準も上がる。古典などの科目受験必須科目に入れてるんだからこれぐらいもいける。私は古典美術関連の教養は同じものだと考えるのもある。

美術時間は絵やデザインに徹底さえすればある程度は「誰でも出来る仕事」にしてしまうことが出来、結果的に描画に知識のある人が増えて薄給ももう少しやっていける世界になると思う。経済は変わらないか実質的人材を増やすべきだと思うんだけどなぁ

2026-03-05

文化庁長官って何してるんだろ

博物館美術館収入目標がつけられ、未達成なら再編・閉館もありえるということが話題だ。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20260304-GYT1T00003/

博物館美術館管轄するのは文化庁だが、文化庁長官は割と民間人・実務家の登用に積極的な方である

今の文化庁長官作曲家都倉俊一(2021-)だ。

前任は東京芸術大学学長を2期務めた金属工芸家の宮田亮平(2016-2021)で、退任後は日展理事長美術館連絡協議会会長国立工芸顧問など。

前々任の美術史学者青柳正規(2013-2016)は前職が国立西洋美術館館長・理事長国立美術館理事長、退任後は山梨県美術館館長、石川県美術館館長など。

他にも歴代長官を見れば国立科学博物館館長、国立美術館館長など錚々たるメンツだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/文化庁

彼らが博物館美術館の内情を知らないわけがない。


入館料の徴収原則禁じる博物館法の所管ももちろん文化庁である

(入館料等)

第二十六条 公立博物館は、入館料その他博物館資料の利用に対する対価を徴収してはならない。ただし、博物館の維持運営のためにやむを得ない事情のある場合は、必要な対価を徴収することができる。

https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC1000000285/

と言いたいのだが、実は国立博物館美術館はこの博物館法の対象ではない。

定義

二条 この法律において「博物館」とは、(略)次章の規定による登録を受けたものをいう。

博物館法は「登録博物館」を対象としたもので、国立独法博物館はこの登録を受けていない(受けられない)。

登録は主に地方自治体公益法人などを対象とし、国(独立行政法人)、大学(学校法人)、企業個人設立した博物館はこの登録を受けられないことになっている。

なにより国立(独法)の博物館の設置は博物館法ではない個別法律に基づいている。

まり国立博物館は今まで(今も)ずっと「博物館のようなもの(博物館相当施設)」という位置付けだ。

2022年改正でようやく「指定施設」という扱いになったが、博物館ではないことは同じ。アホみたいな法律の建て付けだ。

ということは最初から入館料など搾り取って大いに稼げという発破がかかっていた。

博物館法(1951-)の対象から外しておいたことの布石がここに来て現れたわけだ。

(歴史的には、1950年文化財保護法が先にでき、当時の国立博物館はその対象であったため、1951年博物館法では対象外となった)

一方で、東京国立博物館等をはじめとした、独立行政法人立や国立大学法人立の博物館については、それぞれの個別法においてその役割事業内容が規定されていることから、これらの法人が設置する博物館(=これらの法人事業の一部)に、さらに別の法的枠組み(=博物館法)を被せることは法全体の体系として適当ではないと判断されました。

https://museum.bunka.go.jp/faq/

一方で、日本博物館を、博物館法を中心とする制度の面から見てみると博物館法で規定される登録博物館指定施設(旧博物館相当施設)は、5,700館のうちおよそ1,300館、全体の約2割にすぎません(それ以外の博物館社会教育調査上では「博物館類似施設」とされます)。

https://museum.bunka.go.jp/museum/



なんか話がとっ散らかったが、まあおそらくは財務省の指示だろうし、官僚トップ文化庁長官や結び付きのある国立館長たち、芸術村ではどうにもできないんだろうね、という。

2026-01-09

本物の絵画を見る価値ってなに?

フェルメール真珠の耳飾りの少女来日が発表された。オランダに行くより大阪行く方が現実的なので見に行きたい気持ちがある。

しかしここで「ホンモノを見に行く価値ってなんぞや?」と思ってしまう。

私は大塚国際美術館が好きで何度も訪れている。実物大で見れて、筆致の凹凸が分かり、1点1点じっくり見ることができてとても好き。しか作品が山ほどある。

それに比べてホンモノは、人が多く、たくさん待って、一瞬見て、終わり?

それって見る価値あるのか?鑑賞したと言えるのか?「ホンモノ見たよ!」という満足感が大事なのか?などと考えてしまう。

「やっぱりホンモノはいいな〜」

となる感性自分には無い気がする。

行ってみて、「鑑賞の環境がよくない。これなら大塚国際美術館行った方がいい!」ってなってしまいそう。

さら恐ろしいことに、私は美術教員なんです。美術史におけるフェルメール重要性は、知識として理解してるのに、この体たらく。情けない。

教員としてはやっぱり、「ホンモノいいよ!みんなもホンモノ見るといいよ!」って生徒に言いたい。

たくさん絵画を見てるみなさん、やっぱりホンモノって違いますか?

2025-11-29

贋作画家は本物のアーティストになり得るか

徳島高知美術館が購入し展示していた絵画が、贋作画家ベルトラッキの贋作だったというニュースがあった。

ベルトラッキは既に懲役を終えて、悠々自適生活を送っちゃっているという。(数十点の贋作のうち、ほとんどが時効成立で懲役6年)

彼は実在過去画家研究し、「存在していたが行方不明で誰も見たことがない作品」を作り出して、専門家も見抜くことができないレベル贋作を多数作り出した。

 

ベルトラッキは、贋作を作った犯罪者でもあるんだけど、別の角度から見ると、すでに現代アートの核心ど真ん中を突いちゃってた人でもあった、と思う。

現代アートって、もう「うまく描けたか」とか「本物の絵の具か」みたいな話じゃなくて、「この作品が何を問いとして投げているか」が価値の中心になってる世界

彼は、ただ絵を上手に真似した人じゃなくて、「この画家が、もしあの時代にこういう作品を描いていたら?」という、あり得たかもしれない歴史のもの捏造してたわけで、これってもう「贋作」というより、「美術史フィクションを作っていた」と言ってもいいかもしれない。

 

それによって「結局、何を本物だと信じているのか」「名前と来歴が価格を決めてないか」「専門家の鑑定って、どこまで絶対なのか」みたいな、アート市場のものの弱点を露わにしてしまった。これは制度批評のものだし、もし彼が最初から「これは贋作です」と明かしたうえで同じことをやっていたら、それはもう完全に現代アートの展示として成立していた可能性が高い。

たとえば、存在しない画家を設定して、その架空人生時代背景ごと作品を量産するとか、「これは完璧に本物っぽく作った贋作です」と明示した状態で展示するとか、それだけで「人はどこで感動してしまうのか」「贋作と知った瞬間に価値は消えるのか」みたいな問いを、観客自身に突きつけられる。体験型のコンセプトアートになる。

実際に一部の人たちは、彼を単なる詐欺師としてだけじゃなくて、「意図せずしてコンセプチュアル・アーティスト的なことをやってしまった人」と見ているらしい。

市場や鑑定制度を騙し、オリジナル神話に問いを生み出し、しか技術も異様に高い。それはクオリティとして評価され得るとしている人たちがいる。

 

もし最初からアートとしてやっていたら、「市場と真贋を丸ごと批評した作家」として評価されたかもしれない。または、「何をどのように描いたかよりも、誰が描いたか」となってしまい、無名のまま筆を置くことになるか。

そして、作品の本物性とは何か、それは複製可能なのか、複製芸術AI生成の関係とは…みたいな問いが生まれる。

それを考える余地を生み出したことだけは確か。

2025-11-11

anond:20251111211556

絵をきちんと勉強していない、ネットに転がっているTipsだけで絵を描いてる層に反AIが多い印象。

著作権もそうだが美術史を何も知らないし、上げている絵をみると1girlばかりでパース解剖学もやってないのが丸わかり。

2025-08-25

入院中に何を読んでいたか。というかラジオを聞いていたなと思いだした

数年前、2カ月弱の入院生活をしていた時は、なかなか読み進まなかった全7巻の「ひらがな日本美術史」の6巻と7巻を持って行った。

死亡リスクは1%弱、予定時間12時間というザコだがそれなりの大手術を予定していたので、小説とかドキュメント評論など普段自分が読むものは無理だろうなーと思ったから、絵や写真がきれい文字もたくさんある本が良いと思った。「ひらがな日本美術史」は何となく途中で読み止まっていて、読み終わってなかったのが気になっていたのでちょうどよかった。猛烈に良い本なので非入院勢にもお勧め

本も良かったが、役立ったのはスマホタブレット、あとポケットwi-fi

古くてデカ病院入院したのだが、入院前に主治医が「仕事とかインターネットするなら自前で回線を用意してね、ごめんねうち古い病院で」と謝られた。テザリングすればいいしなと思ったが、手術前ぎりぎりまで仕事の引継ぎなどする必要があったので一応会社の経費でポケットwi-fiを手配した。入院→手術まで3wあったのでその間は仕事リモート会議、引継ぎのデータアップロードなどに重宝した(余談だが、個室には入れたのは超でかかった。会議しほうだい。あと広くてプライバシーあるの最高。みんな将来のこと考えて1日いくら入院保障入っとくといいよ。個室超快適)

アマプラDAZNも見られたのは入院当初はまぁまぁ暇つぶしになったが、日中は実は入院患者は、術前検査に見舞いに回診にリハビリ風呂に三食にと、かなりアクティブなので時間があまりないし、手術後はやっぱり心身の回復時間がかかったせいと術後の一時的後遺症で目がちかちかしていたので画面が見たくなくなり結局配信は見なくなった。

一番よかったのはラジコラジオが聞けたこと。結果的に一番時間つぶしになったのはラジコ。今思えばポケットwi-fi要らなかったかもしれない。

体調が良くない時は得てして真夜中の変な時間に目覚めたりする。夜中の入院病棟バイタルモニターのピッ、ピッ、ピピピピピピ、という機械音や時折ワサワサと緊急なことが起きている気配がしたり、ひたひたと静かに巡回する看護師さんのシルエットが映ったりで中々気持ちの沈む瞬間なのだが、そんな時にラジコバカみたいな話をしているラジオを聞くと落ち着いてまた眠れた。

ある晩、夜中に起きてしまって、今はなき「伊集院光とらじおと」のタイムフリーを聞いていたら巡回若い看護師さんが入ってきて私の体に巻き付いているいろいろな線や管に繋がってるモニターの色々な数値を入力しながら、「ラジオ聞いてるんですねー、え、おもしろー、誰ですかこの人?ハライチの人?」って言ってて面白かった。言われてみたら澤部と伊集院さんの声は同じ系統かもしれない。

AMラジオ病気中の自分にとてもよく合っていたと思う。特にNHKラジオ1とTBSラジオ普段元気な時に聞くと時折「正しいすぎるな」という感じがして遠ざけていたのだが、元気がない時に聞くととてもしっくりする。TBSラジオ名物パーソナリティ大沢悠里氏が自身入院経験から病気、療養中の方」と番組中に声をかけるようになった、という話があるらしいのだが、確かにTBSラジオはあちこちでその声掛けがあって、来週はいよいよ手術だなぁ、なんて思っている時に「病気、療養中の方~~」と耳に入ってくると、じんわりしみじみした。

病院の中自体は、基本的には無音で、たまに検査室にクラシックが小さい音で流れていたりする程度だが、リハビリ室はしっかりとBGMがかかっており、いつもJ-waveだった。リハビリしてる人の8割ぐらいは老人なのでサッシャの曲紹介と目の前でポールを伝って歩いてる老人とのギャップがあって面白かった。PTOT先生若い人が多かったので先生の好みなのかもしれない。謎の知育玩具みたいなのでOTリハビリをしたり、ちょこザップみたいなスペースでリハビリしたりするときJ-waveは割と合うなと思った。

あれから数年もたってるが、退院してからラジオ聞く時間めっちゃ増えた。色んな局聞いてる。代わりにTVは本当に見なくなった。

そういえば、10年ぐらい前に家族入院した時にはTVレンタルTVカードを買って視聴してくださいという仕組みになっていたが、自分入院の時にはTVレンタルもあったのかもしれないが気づきもせず案内もされず。時代の変わり目だな。あと10年ぐらいしたら古い病院も建て替わってwi-fi飛びまくってるんだろうなぁ

2025-04-23

anond:20250422200405

日本はもうちょい違ってる気がするけど、日本というか江戸

一応、浮世絵美術界でも低俗ものとされてるし、今でもしてる。

重文まりで、国宝は一つとしてない。

別のエントリーでも書いたけれども、画題にヒエラルキー日本においても当然あったし、今でもある。

注文して描かせるような絵は、当然ながら低俗な画題じゃない。

注文する先も、ちゃんと名の通った一派に依頼する。

狩野誰誰に師事した誰誰で、今までの実績はコレとコレとコレで、という感じで、オーソライズされた人にしか依頼しない。

浮世絵というのは、アートの本流の外。

紙が安くなって、印刷技術が安くなって、注文に応じて納品するものじゃなく、流行予測して絵をかいたり、それを印刷したりするようになったのだけど、庶民も絵を買ったりするようになったとき、売れたのはもっと低俗な画題のものだった。

それが時代が下るにつれて浮世(現代風、流行り)の絵というように呼ばれるようになった。

活躍する絵師も、当時の美術教育を受けた人間じゃない。

もちろん狩野派崩れもいたけれど、独学の町人だったり、はたまた本職は旗本武士だったり、経歴はバラバラ

売れたものが偉いっていう、実力主義

一応、美術史って、誰が誰の弟子で云々、というのが大事から、みんな必死研究してるんだけど、節操なく画風をパクるので、師匠筋が誰かとか、作風にはあまり関係してない。

SNSイラスト界隈みたいな感じ。

絵以外でも、江戸時代小説界隈も、浮世絵界隈と同じくなかなかカオス

テーマの高尚さ?なにそれ美味しいの?売れたもんが偉いに決まってるじゃん!っていうノリ。

まり日本が豊かになって、サブカルマーケットメインカルチャーマーケットを追い抜いて、混ざり合ったり反目したりしてたとが、蔦屋重三郎時代

そこで、傑出したプロデューサーが、蔦屋重三郎江戸秋元康

浮世絵を真面目に鑑賞するなんて、おニャン子クラブ歌唱力研究するようなもん。

サブカル理解するというのは、当時の熱気をどう理解するかだよ。

2025-02-08

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ソース: https://emilkirkegaard.dk/en/2013/07/intelligenceiqgre-by-academic-field/

2025-01-12

anond:20250112010035

横だが、なんかの美術史に載ってるの?出典があれば知りたい

2024-11-19

anond:20241119025451

複雑なことは心理的ブロックがかかってフリーズする。美術館で絵は見ても、美術史は複雑で脳が受け入れ拒否してしま美術教師

2024-11-08

オタクの描く萌え絵は、邪道」みたいなことをいうやつは、美術史のことをわかってない。

https://anond.hatelabo.jp/20241107130348

絵を勉強して自分運命を切り開くと決めてから絵の勉強毎日コツコツ続けているが

絵の勉強がてら、美術史勉強もしている。

勉強をしてて気づいたけど、「オタクの描く萌え絵は、邪道」みたいな考えそのものが、美術史わかってない

「やっぱ日本美術教育間違ってるじゃん」って確信を持って言えるようになってきてる。

何のことかっていうと私の中学でやらされた「クロッキー帳を筆ペンで描くやつ」とか宗教画思想のそれね。

美術史って

古代壁画→特徴と輪郭を捉えよう

宗教画キャラキレイに、真ん中に書こう

近代絵画比率と遠近感を意識しよう。

アニメマンガ広告→特徴を捉えたデフォルメOK

現代アートメッセージ性を込めよう

という順番で進化してるの! ここ抑えると理解が早まるわけ。

この歴史の順番を理解してたら「萌え絵なんて邪道」なんて言うわけ無いの。

こういうこと言うてる人は、まずデフォルメ絵が発明される以前のところで、美術史理解が止まってる!

こういう人が00年代までいっぱいいたことを考えると「美術教育の敗北ですよね」「芸術的近代絵画を賛美するだけの学問じゃね?」と正直思えてしまう。…割とマジで

同時に、よく勘違いされるんだけど…萌え絵を描くのに、美術史的な知識はいらない」ってわけじゃない

しろ美術史的なことに興味のない人間って「宗教画みたいなのっぺりした絵ができてしっくりこない」「二次創作キャラがなんか似てない」という壁に一度ぶち当たる。

そこで、オタクっぽい絵を書いてる人でも近代絵画で言われてるような

ダヴィンチ「遠近感大事よ」

葛飾北斎比率通り描かないと」

みたいなことを学ぶことになる。

こういうことは本来美術の授業で教える&一般教養であるべきはずなのよ。だが、一般教養じゃないか的外れ批判が出る。

から日本美術教育って敗北しまくってるわけだけれど、本来知っておくべき大切なこと実践の中で学んで、作品という形で教えてくれるのが神絵師

彼ら彼女らはただ絵がうまいとか、その素晴らしい絵で我々を幸せにしてくれるだけじゃなく、我々に足りてない教養を間接的に与えてくれる教師でもあるってこと。

そんな神絵師攻撃する輩なんて、許せるわけ無いよね。

私が今まで絵が上手に描けなかったのは間違った美術の授業のせい。真理を悟った私はこれから絵がどんどん上達していくはず

私は「クロッキー帳に筆ペン一筆書き」みたいな虚無虚無しい美術の授業を中学3年間受け続けた。

このせいで美術への興味もセンスもないと思い込んでた時期が長くて…

あの中学美術の授業本当に無駄だった。

今になってから知識解決できることばかりだったとわかってからマジであの授業なんだったの?」とやや怒り心頭だよ!

高校で習ってよかったものが、世界史数学しかない。

世界史習っとくと、国際情勢のニュース見て「まぁ、あのへんの国の人ならそういう行動取るでしょ」と理解早まる。

数学には確率や数列が濃く出てくるから「仮説や傾向を掴む時に、とても便利」になりやすい。 そんぐらい。それ以外は別に…

私くらいになると、インターネット必要知識を取捨選択して本当に大事知識を学べる。

から、これから絵も上達していくはず。 

から美緒48歳にはならない、絶対に!

2024-09-24

美術館見に行って「何もわからん」となるのが嫌だったから、美術史とか現代美術史、美学、著名アーティスト概要現代美術見方美術作品の売買についてとか、一通り独学してやっとある程度どんな展示を見ても一定の理解可能になったわ

勉強しないと何も分からん好き嫌い感想しか出てこない

2024-09-02

anond:20240901134900

元増田です。やはり基礎知識は最低限必要なのだなという感想を持ちました。

その辺のキーワードを手がかりに知識を増やしてみます

「なんでテクニック先行なんだよ」と言われているので反論しておくと、たとえば美術館に絵を鑑賞するときだって

何も知らずにぼーっと「綺麗な絵だな~」と眺めるよりはその作家の経歴や美術史を押えておいた方がずっと深みのある体験ができるに決まっているわけ。

音楽聴くときにもそういう補助線が欲しくなってきたという話なのでした。

2024-09-01

anond:20240901132543

体育会系の男兄弟がいなかった人?

「食える最低ラインクリアしてて腹が膨れればいい奴」には

大盛りスパゲッティ市販ミートソース

大盛りカレーハヤシライス

クソデカオムライス(薄焼き卵は巻かずに載せるだけでもいい)

冷蔵庫の余り物と卵の大盛りチャーハン

なんか楽な大盛りの丼もの海鮮丼豚丼牛丼親子丼など)

に、適当に切った大盛りサラダつけるだけのを永遠にローテーションでオッケー

 

増田旦那みたいな人種に「味わって欲しい」は「一般はてな民美学美術史文脈を踏まえて現代アートを読み解け」くらい無理な注文なんや

2024-08-30

村上隆へのオタク評価ある意味しかった

浮世絵西欧評価されたのは当時の西欧画家達が自分達の表現とは全く違う表現出会たかであるアートマーケット評価された訳ではない。同じように日本漫画アニメアートマーケットは見向きもしなかったが、一般ファン大衆文化として親しまれその独自表現映像クリエイターコミック作家達が発見して彼らに評価され影響を与えリスペクトされてきた。そのような大衆文化サブカルチャー西欧アートマーケット=ハイカルチャー価値観文脈に合うように=流通やすいように日本美術史表現技法と強引に接続、あるいは捏造したのが村上隆である村上作品を見た時のオタク達の反応はある意味しかった。浮世絵浮世絵として西欧美術史価値観とは全く別の芸術であるように日本漫画アニメは正しく漫画アニメとして世界認識してもらうべきであって立派な芸術として受け入れて貰う必要など無かった。現在ではやっとそのように受容されるようになった訳だがそれは村上のやった事とは何の関係もない。西欧権威に認められる為に戦略を考え努力して色々やってきたという村上の話を聞き実際に評価された事を受けてやっと村上隆理解できたなどというのはまさに出羽守であって植民地根性も甚だしい。そして彼の作品評価があがり村上日本でも受け入れられつつあるのだろう。だが村上はそれを本当に喜んでいるだろうか。オタククリエイターに憧れた村上自分作品が持つその恥ずかしさをわかっている。だから彼はインタビューの中で自虐的な事を何度も言う。敗戦国という発言もある。西欧基準に合わせざるを得ないいわゆる「アート」の限界を痛いほどわかっているから。

2024-08-25

anond:20240825135042

自分大元記事が何をしたいのかわからなかった

美術史無視して「セザンヌってデッサンできてない浪人生以下の下手くそ見る価値ないでしょ」みたいな感じ

いや、ちょっと違うか

大元記事は、現代価値基準遡及して適用するのなら、記事企画意図はどこにあるんだと思ったし、恐らくnoteの人もそんな感じなんだと思う

価値基準ギャップとか、その間の時間にあった変化に触れるとか、映画の外の状況とか、もちろん変わっていない価値とか、そういったものに触れずに現代知識チートポコポコ叩くのが企画意図だったの?って思ったの

noteの内容は、昔の映画時系列遡及して交錯させるような触り方がおかしいでしょって意図があったのだろう

その反論の方は、そのへんは全く触れずにニューシネマの位置づけに終始していて、大元記事で何をしたかったのか全く触れていないからつまらない

その反論の内容がおかしいとは思えない

ただ、noteではそこだけを批判していないのは明らかで、noteの内容全体に触れないのは不誠実というか、試合巧者といえばいいのか

お互いに組み合ってない感はあるよね

2024-08-04

バチカンが出した声明おかしいのではないか

ローマ法王庁パリ五輪開会式のアレ「最後の晩餐」に対して「宗教的信念をあざ笑うような表現はあってはならない」という声明を出したという。

最初これは日本語ネット圏のデマじゃないかと思ったのだが、NHKも報じていてマジらしい。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240804/k10014536461000.html

 

しかし有名な『最後の晩餐』の横長のテーブルに一列に座るデザインダヴィンチ15世紀末に描いたものだ。

それ以前にも『最後の晩餐』の宗教画は多く制作され、それらは円卓や車座が多い。

例えばこれはジョット・ディ・ボンドーネによる14世紀初めの『最後の晩餐』だ。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d0/Giotto_di_Bondone_-_No._29_Scenes_from_the_Life_of_Christ_-_13._Last_Supper_-_WGA09214.jpg

 

そもそもそれまで宗教画というのはデザインの収まりの良さなどを目的には描かれていない。図像学に基づいて描かれていた。図像学というのは、絵画中の「モノ」が一つ一つ宗教的イコンを示していて、それが集合したのが宗教画となる。例えばシュロ(ヤシ)の葉を持っている人物殉教者だ。これはシュロの葉が勝利を示しており、殉教信仰勝利という意味なのだ

 

ダヴィンチはこれを真ん中の消失点に収斂する構図で描いた訳だ。ルネサンス近世絵画の始まりだ。

そしてこのすっきりとしたデザイン故に古典となった。古典とは単に古いというだけじゃなくて、基準となるもの、繰り返し参照されるもの評価が定まったものの事である

 

からダヴィンチの『最後の晩餐モチーフは後に多くの類似品を生み出した。そしてそれらのパロディーが多く存在するのだ。これは美術に対して通じてもいない増田でも知っている美術史の常識だ。

今回の演出家もあれはヤンファン・ベイレルトの『 Le Festin des dieux』(神々の饗宴)だと言っている。

絵画フランス美術館に収蔵されている。

因みに「饗宴」と来たらギリシャギリシャ神で愛がテーマと決まっている。

 

例えば、コメディ映画裸の銃を持つ男 PART33 1/3』で階段での銃撃戦シーンがあるが、

https://youtu.be/L3QkIruVNEI?si=448XZjT7oY0DSY5R

あの元ネタはデパルマの『アンタッチャブル』だ。しかしその『アンタッチャブル』の階段銃撃シーンはソ連映画戦艦ポチョムキン』のオデーサ大階段のシーンだ。

そうすると『裸の銃』は『戦艦ポチョムキン』を参照していると言えるか、ポチョムキンを笑いに転じようとしているのか?言えないだろう。

 

なのでバチカンネットの反応に過反応したという事になって、3年ROMった方がいいし、スマホばっか見てないで宗教画を見に行きなさいという感じなのである

2024-08-03

anond:20240803112615

おそらく歴史学って言ってもこの分野に関わってる研究者が少なく

非常に狭い世界でなあなあになってるのではないかと思う

美術史かもたまに見ると何だこりゃって論文結構あったりする

2024-06-28

anond:20240627230737

はい学芸員資格増田だよ。

千葉茨城埼玉群馬編はじめるよー


千葉

千葉美術館

戦前建設された銀行を新しい建物で包み込むように設計された1階と上階で雰囲気の違う不思議建物

目[mé]とか宮島達男、三沢厚彦とかピーター・ドラッカーコレクションとか行きたくなる展覧会が多い。

千葉から徒歩もしくはバス

DIC川村記念美術館

最も有名なのはロスコルームマーク・ロスコの赤い絵画作品で囲まれ空間日本で唯一無二。これは見るというより体験する絵画だね。他にも抽象作品が多く、サイ・トゥオンブリーフランク・ステラなど他の美術館ではなかなかお目にかかることの少ない作品がたくさん見られるよ。遠いけど、自然に囲まれ気持ちは良いですー

JR佐倉駅」下車。そこからバス


ホキ美術館

写実絵画専門の美術館美術史とか意識せずに作家さんの技術表現純粋に楽しむことができる。日建設計建物面白いね。

JR外房線土気駅」下車。土気駅よりバスで約5分。


市原湖畔美術館は行けてないので判断なし(いいとは伝え聞くよ)


茨城

水戸芸術館現代美術ギャラリー

建築磯崎新英名アートタワーミト。タワー!(展望室見学200円)

今は反対側に伊東豊雄水戸市民会館ができて時代の変化と建築家の特徴を感じられて面白いよ。

水戸芸術館自体音楽演劇美術を扱うけど、小澤征爾氏の参画などそれぞれが一級であったのは初代館長吉田秀和氏の功績が大きかったと耳に挟んだよ。

内藤礼とか大竹伸朗とかピピロッティ・リストとかとかとか展覧会楽しいね。

水戸駅からバスコスパなら東京駅からバス水戸駅に。時間優先なら常磐線特急ね。


番外編:取手アートプロジェクト

取手と言えば藝大の先端芸術。ということで市民取手市、東京藝術大学の3者が組んで行われているプロジェクト1999年からからもう25年目?今は日常的にイベントをやっているらしい。

にしても、日比野克彦氏のような現代美術の人が藝大学長になるとは思わなかったなあ。


埼玉

埼玉県立近代美術館

椅子展覧会が定期的に行われるので、それを見に行く。できれば全部に座りたい。所蔵作品も良い小品が多くあった気がする。

JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分


川越市美術館

ときどき触れる展覧会をやっている。

JR埼京線川越駅からバス



群馬

原美術館ARC

アンディ ウォーホル、ジャン=ミシェル オトニエル、草間彌生束芋など常設いいよね。加えて今は、品川原美術館から移設された奈良美智宮島達男、森村泰昌作品が展示されている。品川原美術館がなくなった時は悲しかったなあ。オラファー・エリアソンの「ビューティー」を見た時は感動したよ。

JR渋川駅」よりバスにて約15分、「グリーン牧場前」下車


アーツ前橋

元館長等によるパワハラで有名。で、特に罰を受けるでもなく東京藝大の教授に。増田パワハラをされて美術業界から撤退したので、パワハラしても日本一の藝術大学教授になれるとは、さすがに気持ち悪く感じたよ。学生大丈夫かな。北陸美術館でも学芸員一斉退職とか何でなんでしょうね、この業界は。横道失礼。

でも、やなぎみわ展覧会はい展覧会でしたよ。

JR前橋駅」から徒歩もしくはバス


東京美術館は多すぎてどうするかなあ、ってかんじですー

2024-05-21

anond:20240521232131

ないよ ないのに、絵画美術史から切り離して個々の絶対評価しようとするひと、いるよね……

anond:20240521225924

西洋美術史を点で捉えないほうがいいよ。美術史は点じゃなくて線なんだよ。それぞれの時代で、それぞれの画家たちが既存美術史に対して、どのような回答を残してきたか。そういうところを鑑賞するもの印象派だって、当時の美術史に対する新たな回答だった。そして、それらな後の時代の新たなスタイルを育む土壌になった。美術館で尊ばれるのは、そういう観点なんだよ。

よく言われる喩えで言えば、美術史ってのは漫画の連載なんだよね。印象派とかっていうのも、数百話連載されてる漫画のなかの1話。それも、後の展開へと繋がる重要1話だった。だから評価されてる。美術館にも飾られる。別に皆んなが好きだからその展示ばっかりやってるわけじゃあないんだな。

ただ、評価されてるからっていって、個々人の感性までそれに則る必要はないよ。元増田みたいに、特定スタイルが嫌いでもいい。そういった個々人の好き嫌いの積み重ねが、新たな美術史の1ページを紡ぐ潮流になっていくわけだから

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