はてなキーワード: 労務管理とは
すごいよこいつ、全部間違ってる
ちなみに下に行くほど決定的におかしい、誰が見てもわかるぐらいの間違いの指摘になる
風呂で使う歯ブラシにタオルにローション等々入浴介助の経費として何の問題があるんじゃ
「しないので」ってしとるやん
誰が決めてるのそれを
(ちなみにセックス抜きでもソープ嬢が性的サービスであることは
ある法律の条文に載ってるくらいなので清掃員レベルの収入だったらそっちの方が問題になる、そしてこいつはその条文を知らない、あとで述べる)
まあ日本語おかしい奴なんて現代にはいちいち突っ込めないほどいるけど
専門分野の説明でこんなに日本語壊れる専門家はあんま居ねえと俺は思うよ
しいて日本語だけ正しくすると
俺はそういう言い回しは初めて聞いたけどさ
それになんで税務署員がそんなこと気にするの?
税務署員が気にするのは売上を隠してないかとか経費を膨らませてないかということであって
その所得の発生源が入浴介助かおまんこかなんてことに関心を持ちませんが?
逆に「おまんこを売ってるのに単価が安すぎる、売上控除してませんか?」って追及ならしてくる可能性がある、あいつらはマジでそういう奴らだ
お前は税務署職員と会話したことがない。あって確定申告相談ぐらいだろう
言ってみろマジで
お前はどう見ても税理士ではないのがよくわかりました、ありがとうございました。
ありえないね。
完全歩合制で一括で渡されて源泉されずに経費も自己負担、これは独立事業者とみなされる可能性が高いだろ?
ソープ嬢は掛け持ちなんかいくらでもいるし店もポンポン変わるよな?独立事業者っぽいね
・個人事業主として確定申告してるなら独立事業者とみなされる可能性高いな
ここ重要だよな?何より税理士なら最初に思いつくポイントなんだが
なんで一言も触れない?
ちなみに俺の知る限り
見たことも聞いたこともないのは年末調整で済ませてるソープ嬢だ
店が社保や労災保険を提供してるなら雇用関係とみなされやすいが
ソープ嬢が自由に仕事を選んで労務管理がないなら請負契約に近いな
現実どっちだよ?
という風に雇用関係というのは実態に基づいて総合的に判断するんですが結論を書くと
店と雇用関係を結んでるとみなされるソープ嬢というのは極めて珍しい、ほぼあり得ないです
騙りにしたってお粗末すぎる
いやこいつはマジですげえな
お前は風営法をなんだと思ってるんだ?
というか、お前は何なら詳しいんだ?
風営法の第2条第6項読んで来てくれ
https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000122/#Mp-Ch_1
この法律において「店舗型性風俗特殊営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。
一 浴場業(公衆浴場法(昭和二十三年法律第百三十九号)第一条第一項に規定する公衆浴場を業として経営することをいう。)の施設として個室を設け、
「対象外かも」と思いついて何故条文を調べないのかもわからない。
てかお前なんなの?
税務は全く知らない、
ソープランドもエアプ、
風営法すら完全に間違ってる、
君はなにならできるの?
突っ込める場所はまだまだある(というかほぼ全文突っ込める)けどすでに長すぎるからもういいや
騙るために調べるほどの能力や根気もない能無し、
具体的な法律を挙げるのに条文を確認することすらできないボンクラ、
しかし、性風俗産業に従事する人々は、社会保障や災害時の支援など、基本的な権利が十分に提供されていない場合が多いです
このような不平等な状況では、「税を払うべき」という道義的な説得力が弱まるし、重要な社会問題でありこの焦点を無視して話をするのは社会正義に適わないかと思います
これが手掛かりになると思う。
こいつの正体はつまり、「れいわとか支持しそうな感じの頭の悪い善人」だよね
頭の悪さ無能さの全てを闇雲な善への指向性で許されようとしてる感じの人
でも身の回りの善で満足できずに社会に大声を出しちゃう感じの人
なのに社会のこと一切調べない知ろうとしない学ばない、もしくはそんな能力もない人
何一つ真面目に考えない調べない
でも善であろうとする
その結果もう滅茶苦茶な受け売りや思い付きで叫ぶ
その叫びに重みがなかったり笑われたりすれば税理士だとかどうとか平気でうそをつく
社会的に言えばまあこいつは善人なんだ
この平気で嘘つく性格も「善の目的だから」 「立場の弱い女への同情だから」で社会的にはセーフになったりする
これは本当にどうにもならんぜ
嘘つく性格もなおりゃしない
「嘘つかないで身の回りの人に親切にして仕事をきちんとして正しく生きなさい」ではダメなの
そういう本当の善だと退屈で死んじゃうからね
こういうのがネットに何千万人かいるのが今の日本なんだ どこの国もそうだろうけど
発端になった「ソープ嬢は納税しなくていい増田」も善人だよな、知識が間違いだらけで馬鹿にされまくっただけで
それの敵討ちに来た自称税理士もすごく似た感じの善人だよな、知識が間違いだらけなうえに平気で嘘つくってだけで
ちなみにこのこいつの最善の部分ですら書いてることがガバガバというか不正確で、
(社会的偏見はあるし、近年は何故か左翼がふしだら狩りするのもある。AV女優はしのぎを奪われて危険な海外売春する憂き目に)
コロナはいろいろ不公平や不合理があったと思うけど、飲食店への給付金すら基準が変だったし、風俗店だけがどうこうではないよね
あと上の繰り返しになるけどソープ嬢って個人事業主であって従業員じゃねえから
風俗店にコロナ給付金出てもあんま潤わなかったと思うしそれは業種のせいじゃなくて個人事業主だからだよね
けど、諄々とこういう話聞かせてもこいつの頭には入らないわけ
うるさーいってなるだけ
悪い制度があるから国に反抗すゆー!とか単純じゃないと駄目なの
ここではさすがに劣勢を悟って引き上げたとしても
性格や思考は何も変わってないからまたよそで同じことやるし嘘もつく
こいつのようなれいわ的善人とか、サーカス大好きな国民民主的当事者とか、そういうのがそれぞれ何百万人何千万人いるんだ
ネットのおかげでこういうの同士の呼応共鳴しやすさは段違いになっちまったし適当な嘘も格段に広めやすくなってた
気分害した関係者はごめんな
でもほんとにやべーやつもりもり増えてるぞ
そしてみんな善人なんだ
はてなはまだその全容に気づいてないと思う
鹿とか熊とかの増加に気づくのは里に降りて来た時だが
その時はもう野山はとんでもない爆増で禿山になっている
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_c7cd.html
冷徹に労働市場論的に考察すれば、この世界は、哲学や文学の教師というごく限られた良好な雇用機会を、かなり多くの卒業生が奪い合う世界です。アカデミズム以外に大して良好な雇用機会がない以上、労働需要と労働供給は本来的に不均衡たらざるをえません。ということは、上のコメントでも書いたように、その良好な雇用機会を得られない哲学や文学の専攻者というのは、運のいい同輩に良好な雇用機会を提供するために自らの資源や機会費用を提供している被搾取者ということになります。それは、一つの共同体の中の資源配分の仕組みとしては十分あり得る話ですし、周りからとやかく言う話ではありませんが、かといって、「いやあ、あなたがたにも職業レリバンスがあるんですよ」などと御為ごかしをいってて済む話でもない。
職業人として生きていくつもりがあるのなら、そのために役立つであろう職業レリバンスのある学問を勉強しなさい、哲学やりたいなんて人生捨てる気?というのが、本田先生が言うべき台詞だったはずではないでしょうか。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-2313.html
就職に強いといえば、かつての女子短大は最強でした。四年制大卒女子が軒並み土砂降りで泣き濡れているときでも、すいすいといくらでも就職できたのです。それも、なまじ栄養学科なんていう仕事に役立てようなんて色気のありそうなところじゃなくって、英文科とか国文科とか、絶対に職業人としてやっていく気なんてこれっぽっちもありませんから、と言わんばかりなところのほうが就職率は良かったわけです。
それは極めて明快な理由であって、男女異なる労務管理がデフォルトルールであった時代には、一生会社勤めしようなどと馬鹿げたことを考えたりせず、さっさと結婚退職して、子どもが手がかからなくなったらパートで戻るという女性専用職業コースをたどりますというメッセージになっていたからでしょう。あるいは、結婚という「永久就職」市場における女性側の提示するメリットとして、法学部や経済学部なんぞでこ難しい理屈をこねるようになったかわいくない女性ではなく、シェークスピアや源氏物語をお勉強してきたかわいい女性です、というメッセージという面もあったでしょう。
テレワークは非効率で生産性が低いとか言ってテレワークを廃止しているところなんかは、本当にテレワークが原因かは分からないが、経営者(あるいは株主、管理職)が次のように認識しているのは確からしい。
また、労働者に対して次のように考えているらしい。
今までテレワークで問題なく業務を遂行し利益の創出に貢献できている労働者としては、テレワーク自体にデメリットは無く業務遂行上のメリットは大きいと考えがちだが、上記のように考えている経営者(あるいは株主、管理職)がいることは覚えておいた方が良い。
エクセルとかで実際の勤務時間の記録をとったほうが良い(会社から自分宛てにメールを出せるなら始業・終業で送信しておくほうが信憑性が高い)
経費
認められるか分からないがレシートや購入品の用途をそのレシートにメモして集めておく
タイムカードと同じく実際の記録を残しておく
辞めた後で雇用保険関連の手続きでハロワに行くときにそのまま伝える。内定が出ていたら状況説明して遅れるとかそういうことを伝える。
黙って続けてる私たち側も相当頭悪いのでは?という考え
基本的に残業をつけさせない(労務管理をしていない)・残業代に対し割増賃金を払っていない企業側が違法。
(三六協定の有無、裁量労働制やなんかが契約に盛り込まれていたら別)
なので、証拠を持って、該当の労働基準監督署に持ち込んで「申告します」といって話を聞いてもらったほうが良い案件だと思う。
従業員側が続けているのは確かに良くはないが、実際のところ業務を回しながら違法だと声を上げたところで準備がなければ厄介者扱いされて最悪いられなくなるのは想像に易い。
自分も色々あって、結局退職になったりもした。(退職金のない企業だったが精算金その他で多少の金銭をむしって辞めた)
やり方は色々あるが、労働基準監督署に行くにしても平日の限られた時間しか対応されないので、まずはフリーダイヤルのホットラインに電話してみるのも良いかもしれない。
地方公共団体が民間と連携して、n歳以下の雇用機会増進事業みたいなのに参加した時のこと。
参加者の希望と企業の定員を踏まえて配属が決まるシステムで、数名が同じ企業に配属された。
そこがまぁすごかった。
労務管理0。
タイムカードナニソレ?だった。
こっちは形式上、連携していた民間の方に期限付きで雇われている形だったので毎日タイムカードをつけ、担当者のサインをもらっていたが、
配属先(?)は数部署に分かれていたなかで一致団結していた部署のみ、一定の時間になると一斉に退社することで経営トップからの攻撃を遠ざけているそうだった。
こっち側が配属された部署は経営トップも参加する定期会議があったが、これもすごかった。
ひとりをターゲットにしてずっと怒鳴っている。
その人が関わっていてもいなくても、パーテーションを突き抜ける怒鳴り声が経営トップから止まらない。
怒鳴られている側も虚ろな顔で時々返事をするくらいだった。
女性社員からの発言に対しては猫なで声のような声で「うん」「うん」という返事ばかり。
会議だけでも状況がひどすぎて、民間側の担当者にもどこからどう言えばいいのかも当時は分からなかった。
全社員参加の納会のようなものが1度だけあったので参加した時は、経営トップが「俺だってITなんて分かんねぇもん」「適当に頷いてれば相手は勝手に納得するんだよ」と個室でもない飲食店で大声で発していて、特によく話していたこっち側の3人はドン引きだった。
何人か参加していたうちの1人がある日、連絡なしに出社しなかった。
始業開始時刻から数分して、社内がざわざわし始め、電話をしたが連絡がつかない。労務管理はしていないのに、こういう時は良心のある人たちがメインで心配はされるものなんだなと思った。
(結局単なる寝坊だったらしくその日は欠勤で翌日から普通に出社していた)
まあまあ何人か社員と会話する頻度が増えて、助成金が みたいな話もちらっと聞いた。
以前いた人たちは何年くらいいたとか、次が決まり次第辞めるという人の話もあった。
今回は双方が希望すればそのまま正社員として雇用する可能性もあったが、先の3人は満場一致でないだった。(無断欠勤ともう1人はそのまま正社員となった)
ハロワ経由の求人もかなりブラックが紛れていると聞くが、自分はそっちで就職したことがなかったけれど
こういう民間企業が挟まっていてもこうなんだったらブラック紛れはどうにもならなそうだなと思った。
ちなみにまだこの会社はある。
ほんとどこにでもある話。
このご時世だから、似たような境遇の人はわんさかといるのではないだろうか。
「うちは直線距離5km以内は交通費出ないから」と後付けで言われる。
ふざけんなよとか思いつつも、出ないというならしょうがないとあきらめた。
後日、仕事場の同僚アルバイターにこの話(上記愚痴)を聞いてもらったところ、
バイト(女)「え? 私ここから徒歩圏内だけど交通費(ガソリン代)全額出てるよ?」
就労規則を正社員の人に見せてもらい、交通費についての記載があるところを確認した。
確かに直線距離で5km以内は交通費を支給しないと書かれている。
なら、なんで同僚のバイト(女)は交通費支給されてるんだよ。意味がわからない。
店長はただでさえ店にいることはほとんど無い。いつもどこほっつき歩いてんだよ。
この件について確認を取りたいのに、連絡がつきやしない。
【ここから作り話】
どうにもバイト仲間に話を聞いてみたところ、同じ5km圏内から通勤していても、
交通費が出ている人もいれば出ていない人もいることが発覚。いい加減だな、おい。
交通費が出ないことに不満を持っている人たちは、勤務時間を15分勝手に延長してタイムカードを押しているらしい。
勝手に、とは言っても、仕事を終えたあとに何かやれることを勝手に見つけてその分の給料をもらっている形のようだ。
3分過ぎたら15分加算、みたいにして、交通費相当を水増ししているようである。うーん、いいのかそれ。
バイト仲間の間では暗黙の了解で行われている行為のようで、正社員も見て見ぬふりをしているようだ。
あまりにも酷い場合(1分過ぎたら30分加算みたいな例)は、多少注意したり修正されるようだが、
正社員も自身の待遇に相当不満を持っているようで、知らんぷり状態である。正社員はバイトと仲良くしたいようだ。
ま、正社員も所詮は雇われ、経営者じゃないからね。経営側のお金が漏れ出ようと自分の懐は痛まないわけで。
どこにでもある、典型的な、労務管理がいい加減でずぶずぶ状態になってる仕事場。
中途半端に交通費をけちってるせいで、こういう変なやり方で余計に出費を増やしてる。
交通費より多く取れるから今のままが良い、という長年勤めてる人さえいる。
交通費や労働時間の管理のグダグダ感だけで、ああ、この仕事場は人があまり定着しないし、
入れ替わりが激しいのも納得だよなぁと思わされたわけである。
もうこの時点で、自分も逃げ出したい。自分は年末までの臨時だから別にどうでも良いけど。
【作り話ここまで】
仕事は管楽器の修理だ。ずっと修理をしていたわけではないが、業界には15年ほどいる。
気持ちの整理をしつつ、あわよくば誰かに聞いてもらいたいような気もするのでここに書くことにした。
この仕事をしているほとんどの人間が、専門学校を卒業して楽器店に就職する形で業務に就く。
大抵は店頭で接客販売をしながらであったり、学販営業と呼ばれる学校の音楽の先生のパシリみたいなことをしながら、手の空いたときにお客さんから預かったフルートだのトランペットだののメンテナンスや修理をしている。
因みに楽器店の売上の柱は音楽教室だ。ヤマハ音楽教室が有名だが、これは各地のヤマハの特約店がヤマハの看板を借りて運営している。もちろん自店オリジナルレッスンを展開している楽器店も多い。いずれにしろほとんどの楽器店で音楽教室が稼ぎ頭なことに変わりはなく、それ以外の部署の地位は低い。
管楽器などというものはピアノやヴァイオリンのような人気はなく、当然その修理人の扱いはカス以下の以下だ。
などという話をしておいて何だが、私はそういう一般的な楽器店では働いていない。何人もの同業者から聞いた話をまとめるとこうなる。みんな同じようなことを言うのだから、多分正しいのだろう。
私が働いているのは工房とでも呼べばいいのだろうか、管楽器の修理をメインの業務としている会社だ。管楽器は売っているような売っていないような、申し訳程度に何本か置いてはあるが売れたのを見たことがない。それどころか客が来ない。
当然音楽教室などという稼ぎ頭もいない。必死で楽器を直しまくるしかない。
客が来ないのにどうやって修理品を集めてくるかというと、下請けである。
その辺の楽器店にいる管楽器の修理ができるスタッフ、彼らが忙しいときや修理に必要な設備がお店にないとき、あるいは手に負えなさそうなヤバい壊れ方をしているときに我々が必要とされる。
そうやってたくさんの楽器店からヤバい楽器を集めてくると、薄利で地位の低い管楽器の修理だけでも食っていける。らしい。私は経理部門の人間じゃないので、バランスシートの右と左がどうなってるかは知らない。毎月給料がしっかり振り込まれればそれでOKだ。
さて、やたら前置きが長くなったがそろそろ本題に入りたい。気持ちもだいぶ落ち着いてきたし。
一般的な楽器店にしろ全国に点在する工房にしろ、とにかく労働環境が悪い。
数行前に薄利と書いたが、性質上ほとんどが技術料のはずなのに薄利なのは単純に適正価格をつけられていないからで、原因はいろいろあるがしかしとにかく労働環境は悪い。
単純に薄給激務の場合もあれば、パワハラとセクハラが蔓延している場合もあるし、ほぼ毎日飲み会に付き合わされて終電がなくなり、会社の近くで一人暮らしを余儀なくされたなんてパターンもある。
そのため専門学校を卒業して首尾よく楽器店に就職できたとしても、大抵の人間は20代のうちに業界を去る。
20代なら得体のしれない専門学校卒でサービス業の経験しかなくてもいくらでもやり直しできるが、私はもう30代半ばである。詰んだ。因みに理解ある彼くんも現れなかったので、死ぬまで働くしかない。
私は頭が良くないので、自分に管楽器の修理という仕事が向いていないことに気付くのにこれだけ時間が掛かってしまった。
なぜ今更こんなことを言っているかというと、最近まで営業部門にいたからだ。
営業はいい。サボり放題だ。毎日コンビニでアイス買ってお昼寝できる。
楽器などロクに直せなくても、取引先の楽器店でそこの修理スタッフの話を神妙な顔で聞いて、持って帰ってきた楽器を社内の技術者に丸投げするだけである。
たまに問題が発生することもあるがやることは一緒で、取引先で神妙な顔で頭を下げるだけである。最悪でも赤伝切ればみんな許してくれるし。
修理部門に異動になった理由は何となく想像がつく。会社は間違いなく親切でそうしてくれたのだ。そして私も一旦は受け入れて、何年ぶりかの修理をやっている。
でも一日中机に向かって黙々と作業を続けていると発狂しそうになるんだ。
担当楽器について同僚たちのように情熱を持って語ることなどできないし、かろうじて吹奏点検に支障がない程度の演奏技能から一向に上達しない。
それに思うように手が動かない。
10年前、新卒で入った工房では基本が10時間労働、繁忙期には毎日日付が変わるまで働かされていたので、早く帰りたい一心でみなとても作業が速かった。
今の会社は労務管理にとても気を遣っていて、社員に無理をさせない。仕事が終わらないなら納期を延ばそうという考え方で、そりゃたまには無理をすることもあるけど、日常的に尻を叩かれることはない。そんな環境で育ってきた社員は、そこまで忙しなく動くことはない。
転職してきたばかりのときは何てゆっくり仕事をする人たちだろうと思っていたのに、今ではその人たち以下のスピードでしか仕事が進まない。何年も営業をやっていて現場を離れてたとはいえ、あんまりだ。
今の会社に転職してきた理由は、ダブルリードの経験を積みたかったから。というのは表向きで、本音は前の会社が2年間で3度めの労働基準監督署に踏み込まれてついにタイムカードをなくすという暴挙に出たからだ。そういう会社に未来はない。と思ったけどあれから10年経っても普通に営業してる。まあ世の中そんなもんだな。
入社して半年ほどで営業に異動になった。引き抜かれた理由は「陰キャじゃなさそうだったから」。
管楽器の修理をやろうとする人間は陰キャが多い。陽キャは音大に行く。音大はヤバい。毎晩酒盛りと蘭光パーティーだ。特に金管専攻はウワバミしかいない。私は陰キャなのでこれらはもちろん聞いた話だ。本当のところは知らない。だがこの業界にたくさんいる音大出身の人間を見ていると、嘘とも言いきれなさそうではある。もちろん大学による。溝の口はやばい。ヤリチンしかいねえ。庄内もヤバい。酒の飲みすぎで本番に遅刻してくる。上品なのは上野の森だけだ。
しかし私は修理の専門学校を選んだ人間だ。すなわち陰キャだ。何なら吹奏楽部出身ですらない。
この業界には40代50代になっても高校のときに吹奏楽コンクールで全国大会金賞を取ったことを自慢してくるヤバい奴がゴロゴロいるので、吹奏楽部じゃないことには話にならない。営業なんてできるはずもないと思っていた。
しかしできたのだ。リレーション営業というものは私に向いていたらしい。楽しかった。
私を営業に連れてきた上司はとても私のことを可愛がってくれた。
泣ける。何で辞めることにしたんだっけ。
修理を今更やる気になれない。ダブルリードの経験も積めず、転職してきたとき以下の能力に落ちぶれ、業務報告以外で口を開くことは一切なく、それでも目の前にある楽器を直すために黙々と手を動かし続ける。
営業経験者の女というのは比較的引き合いがあるらしい。中小企業のアファーマティブアクション求人に応募すると、大抵は「おじさんの相手は得意か?」ということをやんわり訊かれる。
平均年齢が高く男性の多い中小企業では、新卒で女性を採用しようにもなかなか応募がない。営業職なら尚更だ。そんな訳で私のようなそれなりに歳いってて営業に抵抗がない人間は多分丁度いいのだと思う。めちゃくちゃ内定もらった。
おじさんの相手は得意だからな。楽器業界なんて未だにメールが使えなくてFAXで写真送れとか言ってくるトンチキなおじさんたちが幅を利かせてるんだぜ。楽器店も中小企業であることが多いからね。
それで、いくつか内定をくれた会社の中で一番条件の良さそうなところに転職することにした。
育成前提で業界未経験可、という求人にもかかわらず、現職より100万も年収が上がってしまうようだ。
悲しすぎる。今の会社、業界の中では結構待遇いい方だと思うんだけど。
そういえば新卒のときの月給は12万だった。地方。総支給。ナスなし。なあ楽器店でボーナス出るとこあるの?あったら教えてくれ。私の周りには一人しかいない。
つらつら書いてきたけど、終わりが見えなくなってきた。
結論としては、三度の飯より楽器が好きという変態以外はこの仕事を目指すべきじゃないよ。というところか。
そんなことより明日は休みなので阪神の優勝セールに行くんだ。好きなことを楽しむには時間とお金がいる。好きなことは仕事にするべきじゃないんだ。好きじゃなくなってしまうから。
でも私に営業の楽しさを教えてくれた上司のことは本当に尊敬していたし感謝している。ずっとこの人の下で働きたいと思っていた。自分で辞めるって決めたのに、悲しくて泣いてる。
AWS上に簡単な労務管理ソフトウェアをReactで内製構築して部署で利用したんだけど
「内製ソフトウェアなので開発に要した人件費を算出して資産計上しなさい」
とかいう指示が降りてきた
以前の労務管理Excelには簡単なマクロが付いていたんだけど資産計上されていない
「数式なら必要ないの?VLOOKUPならどうなるの?」
とか聞いたら持ち帰り検討になって返事が来ない
これ、同じ理屈なら業務利用するパワポの資料だって、それに使うテンプレートだって資産計上必要なんじゃないの
使って1年以内に捨てるなら必要無い、ってことならテンプレートは資産計上必要だし
上司に必要なのは業務上の決断をすることであってそれ以外の価値なんてない
例えばこの価格で取引して良いか、この業者と取引して良いかというのに正解は無い
結果として失敗したり成功したりするがそれを事前に知ることは基本的に不可能で
仮に判断基準(創業〇年以上、社員数〇名以上じゃないとダメ、とか)があるのならそれに従って淡々と契約すれば良くて決断は必要ない
仕事をすればそういう判断基準が作りにくくて誰かが決断しないといけないという状況が生まれるが
部下が自分で決断すると責任を感じてしまうし途中で挫折して方向を変えようとするかもしれない
余計なことを考えて目の前のことに集中できなくてパフォーマンスが落ちる
ということを平気で言う上司がいるが
後はそもそも自営で裁量効いたり、大企業の工場で労務管理しっかりしたところだから残業少なめとかで両立しやすいとかいう感じの人しか子供作ってないのいうのが現実
なるほど。
個人的には、(自営はともかく)それは最初から閑職を選んでるというイメージだな〜。優劣の意味ではなく価値観として。競争的で志望者がいくらでもいるような仕事ではないという意味で。
地方だとバランス取りやすいと言うより、最初からそういう価値観だとバランス取りやすい(そして地方にはそういうタイプの人が多い)ということなんだろうなあと思うわ。