■氷菓 第22話「遠まわりする雛」
えるは、奉太郎にヒナって呼ばれるのを恥ずかしがっていましたねえ。
雛人形の雛って、どういう意味だったかな?、なあんてことを考えつつ。
古典部でのウザい(こら)えるとは違う、お仕事モードのえるは、物凄く落ち着いていて、大人な雰囲気なのでした。
そんなえるに対して、奉太郎も決して負けてはいなかったよ。
今までだったら、必要以上に場違い感とか、劣等感みたいなものを感じていた筈なのに。
田舎だけ有って、旧家である千反田の存在感は大きく、えるもそれを十分に理解しているみたい。
千反田の名前を出した途端、皆さんの態度が変わりましたし。
ルート変更の件もそうですよね。
ああいう状況なら、納屋に閉じ込められたときのえるの狼狽えぶりも、今更ながら理解出来る気がします。
最後の帰り道、えるが話していたことは、結構重い内容だったもん。
えるが背負っている事情。
そういった制約の中で、えるは自分に出来ることをしようとしていて。
自分らしく居ようとしていて。
凄いなあって私は思うよ。
えるは、そういうのを全部見せた上で、奉太郎のリアクションを確かめたかったのかしら。
まあ、そこまでは考えていないのかしら。
実は奉太郎も、それを受け入れるだけの気持ちは十分育っていたみたいだから…。
ここでカップリング成立しても良さそうだったね。
まあ、奉太郎とえるには、もうちょっとだけ、あの距離感で居て欲しい気がしますから(^^)。
里志と摩耶花にも、関わって貰わなくっちゃ。
色々とちょっかい出して欲しー(笑)。
今回、バレンタインの件での摩耶花と奉太郎の会話が有って、私は嬉しかったよ。
仲の良いお友達してるじゃ無いですかあ(^^)。
奉太郎の運命を決めるには、やっぱり栄光ある古典部が関わっていないと、ね。
供恵にも出て来て貰って、そこで全ての始まりと終わりが、みたいな。
日々の日常の中での推理の数々は、面白かったです。
この作品、最初は見方が良く分からなくって、惰性で見ていたりもしたのですけど、もう一度最初から見直せば、色々と発見が有りそうなのです。
楽しかったよ。
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