東京九州フェリー「すいせん」乗船記2
ここには東京九州フェリー「すいせん」新門司23:55-横須賀20:45の乗船記が有ります。
こちらから続いてます。
04/12
新日本海フェリーから応援にやって来た「すずらん」と「すいせん」には、もう一度乗っておきたかったのですよね。
本当は「すずらん」が良かったけれど。
今までの私の乗船実績って、旧船を含めると「すずらん」が4回、「すいせん」が10回と、圧倒的な「すいせん」率の高さなんだもの。
何故か偏るんです。
不思議。
乗船にあたっては、グリルの利用を考慮すると、あまり揺れない日がいいよね。
なので、お休みと天候と配船をずっと調べていて。
途方も無い満ち欠け追いかけたり。
やる気を無くしたり。
痛みを背負ったり。
最後にはもう、面倒臭くなって何も考えずに予約を入れちゃいました。
いつまで経っても乗れませんもの。
そうしたら、やっぱり「すいせん」が来ました。
別にいーのですけど。
てことで、ツーリストAの利用です。
お気に入りな窓側ベッドは全て埋まっていて、カーテンベッドも最後のひとつだったです。
4部屋しか開けて無いですしね。
食事オプションのグリルランチとグリルディナーもセットして、と。
小倉駅からの連絡バスは、22:10に発車します。
阪九フェリーと同じ乗り場からだね。
私は何と、発車を22:20と勘違いしていて。
小倉駅には早くから到着していたので、暇過ぎて22:00過ぎに乗り場へ行ったら、程無くバスが到着したよ。
随分と早くから来るんだなあ、なんて思ったら、すぐに発車してびっくりなのです。
あっぶな。
お客さんは10人位。
少ないのです。
門司駅からもう1人乗られて、新門司のフェリーターミナルに向かいます。
バスの幕は貸切で、側面のNishitetsu表記の上から、東京九州フェリーのレジノイドが貼られていたよ。
到着後はすぐに外されてました。
総合案内所のカウンターで予約番号を伝えて、クレカで決済をします。
ツーリストAが12,000円、グリルランチが3,500円、グリルディナーが6,000円、合計で21,500円です。
「体温測定 済」の紙がホチキス止めされて。
乗船を待っているのは20人位でしょうか。
私が乗るときは、いつもこんな感じ。
23:15に徒歩の乗船も開始になって、QRコードを読んで貰い、乗船です。
船内へと進む瞬間、わくわくするね。
案内所では、グリルのご案内をしていますって声掛けが有って。
でも今はキーの受け渡しやらで混雑しているので、取り敢えずベッドに荷物を置いて来ちゃいましょう。
直ぐにまた戻って来たけれど、案内所はやっぱりまだ混雑していて。
周りの掲示物を眺めて過ごします。
東京九州フェリーにおける「すずらん」と「すいせん」の運航は期間限定ですが、わざわざパンフまで作っていて、気合が入っています。
船上BBQは、施設の関係で抽選になっているそう。
締め切りは08:00で、発表は10:00。
申込用紙はここに有るよ。
翌朝に、船内放送で抽選結果発表の掲示案内が有りましたけど、何しろ乗船人数が少ないので、利用者さんが居たのかは不明です。
そんなことをしていたら、グリルですか?って、クルーに声を掛けられて。
わ、どうして分かったんだろ。
開始時刻が記入された、いつもの用紙を貰ったのでした。
ディナー開始が18:30なのは、入港時間を考えると結構遅いです。
ランチからの間隔が短過ぎると、お腹があまり減らないですものね。
助かります。
船内をうろうろ見て歩くと、給湯室のマシンが新しく?なっていたり。
カップ麺はあまり好きじゃ無いので、使ったことが有りません。
パソコンコーナーにペーパークラフトが置かれていたり。
コンセントは有難いのですが、ベッドにコンセントが装備されてからは、ここを全く使わなくってしまいました。
今ではノートパソコンも持ち歩いて無いですし。
スモーキングルームは閉鎖されているようにも見えますね。
鉄壁のディフェンスとゆーか。
そんなことを考えつつ。
長い通路を行ったり来たりしたりしていたのでした。
歩ける範囲は全て歩いちゃおう!っていう感じなの。
程無くレストランがオープンしたので、何か食べましょう。
カフェではなく、ちゃんとレストランを開けてくれるのが嬉しいです。
確実にオープンしますし。
新日本海フェリーだと、レストランは勿論、時期によってはカフェもオープンしませんから。
ここではいつもカレーばっか食べていますが、今回もカレーを食べます。
テーブルの端末から注文だね。
ビーフカレー600円
それだけでは寂しいので、酢もつ400円を追加です。
おつまみなので、良く冷えた酢もつだけすぐに届けられたよ。
でも、特にお酒は飲みません。
夜食を美味しく頂いて、精算機でセルフの精算をして。
クレカが使えるようになって、凄く便利になりました。
「すいせん」はいつの間にか出航していて、静かに船上の時間が流れ始めます。
船内Wi-Fiのコミックコーナーをチェックすると、相変わらず謎なラインナップなのでした。
ちなみに、翌日の昼頃まで、電波は届かなくなります。
お風呂に入って、もうさくっと寝てしまいましょう。
私のベッドは上段が無いので、広々としたカーテン区画です。
対面はベッド2段の通常ロールスクリーンタイプで。
対面には誰も来られませんでしたから、気兼ねなくここの区画を使えます。
私の部屋には全員で4名でした。
ベッド内には内棚とコンセントが有りますよん。
翌朝。
08:00のレストランオープンの放送で目が覚めたよ。
利用者さんが少ないことは分かっているので、すぐにレストランへ行きます。
船尾を向いたテーブルに座ると、遠くにでっかい客船が見えました。
スマホのズームを上げて、写真を撮ります。
船名とかは分かりません。
後方をナナメに横切って行った。
朝ご飯はいつもの洋風プレートセット、1,000円です。
夜食と朝昼晩のメニューはレストラン前に掲げられているので、写真を撮ってじっくり検討するのが良いですね。
まあ、朝はそんなに選択肢が有りませんけど。
その後はお風呂に入って、露天風呂にも入ります。
お天気は良いけれど、やっぱり風を強く感じるかな。
なので、露天風呂にはそんなに長くは居られません。
タオルが飛ばされそうになって、落ち着かないんですもん。
サウナは苦手なので最初からパス。
10:16には、社船「それいゆ」と進行方向右側ですれ違うとの案内放送が流れます。
船旅の一番の思い出、なのですよ。
取り敢えず私はフォワードサロンへ行って、「それいゆ」が近付いて来るのを待ちましょう。
まだかなり遠くに居るね。
目を凝らさないと見えない、ただの点みたいだもん。
閑散期のフォワードサロンは、わざわざ船首まで来る人も居ないので、いつもほぼ無人です。
ちょっとした穴場感が有ったりして。
揺れていなければ、楽しいのです。
今日の海は、海面を歩いて行けそうな位に穏やかだね。
程好いところで、レストラン後方、船尾のデッキに移動するよ。
何と、私の他には誰も出て来ません。
「すいせん」が先に汽笛を鳴らしたところで、ようやく何人かが出て来た。
遅いよう。
「すいせん」の構造上、真横が見辛いので、人が居ないのは助かりますけど。
その点は「それいゆ」の方が良いですね。
写真を拡大してみると、デッキには8人位の人影が見えました。
デッキに居残ってうろうろしていたら、反対側を商船三井のRORO船「すおう」が下って行ったよ。
調べてみると、東京を21:00に出航の便で、何気にかなり早いです。
「すおう」の航海速力は23ノットとのことで、「すいせん」には負けてますけど、なかなかの速力なのですよ。
程無く10:26には船長、機関長、パーサーの紹介が有り、船長さんから挨拶とスケジュールが案内されました。
現在地は和歌山沖20キロ、波高1,2メートル、東の風7メートル、27ノットで航行中とのこと。
万事問題無く、御前崎には16:00頃の通過となる見込み。
映画が上映されるシアターには、自由に入って行けます。
ここ、凄く本格的な造りなんです。
私自身は船内で映画を見たことが無いのですけど。
ちなみに、ここでの飲食は禁止です。
まだオープン前のグリルを覗いてみると、テーブルにカトラリーはひとつしかセットされていなくって、利用者さんは私の他には居なさそう。
ちょっと気まずいなあって、少し憂鬱。
それでも、ついつい利用しちゃうのですね。
変わったものが食べられるのが嬉しくって。
今日のグリルは12:30スタートです。
お昼のレストランも、予定では12:00オープンな筈ですが、11:38には準備が整いましたとの放送でした。
デッキに出てみると、海の青さが凄く青で。
バーベキューの準備は特にされてないみたい。
船上のバーベキューにも興味はあるけれど、さすがに1人バーベキューはどうなのかと。
恥ずかしいもん。
船内には気怠い空気が流れます。
それぞれにゆったりと過ごせるのが船旅の醍醐味なのです。
元々、急いでいる人は乗船していないですものね。
船酔いしている人は除いて。
今日は揺れも全然無く、何の心配も無い平穏な航海だよ。
お昼のグリルは和食です。
なので、日本酒の鎌倉栞をお願いして。
他の利用者さんは居ないので、貸切ですね、と。
わあ。
全然嬉しくないけれど。
あ、でも、夜は利用者さんが居るそうですよ。
良かった。
和食は全てのお料理が一度に運ばれるので、ある意味気楽に食べられます。
一皿ずつ持って来られると、やっぱり気まずいもん。
でも、懲りない。
さくさくとお料理をやっつけて、デザートを美味しく頂いて、約1時間。
ドリンクの代金は、夜と一緒の支払いでいいみたい。
売店のオリジナルグッズは、なかなか楽しい品揃えで、結構買い物しちゃいますね。
お腹もいっぱいになったので、ベッドに戻って寝てしまいます。
自堕落だあ。
あとは、コミックを読んだりして、ベッドでだらだら過ごして。
船に乗っても、あんまり景色とかは見ないかも。
どうせ海しか見えないですし。
こら。
またまたお風呂に入って、と。
いつも誰かしら他に人が居るので、乗船人数の割には、お風呂、人気です。
気持ち良いですもの。
これは船ならではの強みかな。
そうして、早くも夜のディナーの時間です。
ご家族が一組いらっしゃいました。
私は白ワインなんぞをオーダーして、ちびちび飲みつつ、さくさくとお皿をやっつけます。
次のお皿を待つ間が、手元無沙汰なんだもん。
それはいつものことなのですけど。
1人でなくて本当に良かった。
ドリンク代は昼と夜の合計で1,410円になりました。
一人静かに、海を眺めながらご馳走食べるのって、悪くない気分なんです。
18:30から1時間ちょっとかかったので、もう下船の準備をしなくちゃです。
カフェもちゃんとオープンするのですが、東京九州フェリーへの配船時にカフェを使ったことは有りません。
いつもお腹いっぱいなんだもん。
もうあっという間に入港、下船となります。
カフェの前から人道橋がセットアップされるのを眺めて、タイミングを見て案内所前に移動、真っ先に私が下船となったのでした。
それでは、京急の横須賀中央駅まで歩きましょう。
21:00の電車に楽々間に合う時間には駅に着いたよ。
この後、「すいせん」はGW期間中にも東京九州フェリーに配船され、グリルも特別メニューになっていましたね。
この航路、予想以上に需要が有ったみたい。
オーシャン東九とうまく分け合っている感じなのかな。
夏は北海道航路の稼ぎ時なので、次の「すいせん」は秋以降に登場でしょうか。
ちなみに私は、夏前に「それいゆ」への乗船予定が有ったりするのだ。
こちらに続いてます。
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