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2019.08.12

太平洋フェリー「きたかみ」乗船記

 ここには、太平洋フェリー「きたかみ」仙台19:40-苫小牧11:00、の乗船記が有ります。
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 こちらから続いてます。

06/01
 2019/01/25に就航した、新「きたかみ」に初めて乗船するよ。
 半年も経ってしまったのは、新造船が就航したことに、全く気付かなかったから。
 酷い。
 前日の深夜、山形のホテルで、私はずっと悩んでいました。
 「きたかみ」の等級、どうしよう…?。
 個室は結構埋まっていて、あまり選択の余地は無いのですけど。
 迷いの振り子が止まらない…。
 公式サイトの写真を見ると、新しい「きたかみ」は、仙台~苫小牧の区間輸送に徹して、ゆとりよりも機能性を重視したデザインみたい。
 思い切ったね。
 そういう割り切り、私は好きです。
 スイートルームも無いですし、豪華なイメージの太平洋フェリーとしては、結構な決断だったと思うけれど。
 それで正解だと思うな。
 コンセプトは「スペーストラベル」で、宇宙船を連想させる白を基調とした船内、なのですって。

 そんなこんなで、東の空に薄く明日が来る気配。
 もう、一番お安い船室でいーや。
 C寝台(洋室)の片道フルパック利用で、10,000円ぴったり。
 ネットから予約して、カードで決済をしたよ。
 船室やベッドの指定までは出来ません。
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ご乗船日は下記時間までに搭乗手続きをお済ませください。
お車なしのお客様→【苫小牧(西港)、仙台、名古屋出港60分前】
※「クレジットカード」または「コンビニ・ATM振込控え」の提示がない場合は
ご乗船いただけませんのでご注意ください。
※全船舶禁煙です。
※新きたかみ・いしかりでは、酔い止め薬の販売はいたしておりません。
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 「きそ」だけが酔い止め薬を販売しているのですね。
 まあ、酔ってから飲んでも仕方無いと思いますし。
 船酔いで倒れても、嘆きの海を越えて、いつか暖かな思い出になります。
 多分。
 搭乗手続き、私は出航直前にするのが好きなんだけどな…(こら)。
 今日は多賀城の駅から歩いて、18:40には到着したので、丁度60分前です。
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 夕方の臨海地域、潮の匂いを感じながら歩いて行って、遠くに大きなフェリーの船体が見えて来ると、凄くわくわくしちゃいます。
 乗船手続きをして、レストランのチケット2枚も一緒に発券して貰うよ。
 すぐには乗船しないで、2階の待合室で、色々と雑用を片付けましょう。
 フリーWi-Fiが使えるの、凄く便利で。
 船内へと続く長い通路を歩いて、いよいよ乗船です。
 搭乗券の半券を渡しましょう。
 ベッドの場所を案内して貰って。
 取り敢えず荷物を置きたい。
 私のベッドは上段で、お隣も下段も、既に先客が居らっしゃいました。
 お安いC寝台は48人のキャパしか無いので、人気です。
 階段が有るので、靴を置く場所にちょっと迷ったりしつつ。
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 下段なら、窪みが有るのですけどねー。
 ベッドには、フックが2つとハンガーが1つ。
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 コンセントもちゃんと有りますよー。
 これだけ有れば、私は満足なのです。
 でも、カーテンを閉めてみると、あっつい!。
 そだ、夏が近付くと、これが有るのでした。
 私は暑いの苦手で、寒いの大好きなんですもん。
 なので、暑い時期は個室の方がいいですね。
 せめて室温を下げようと思ったら、大部屋の空調制御は、それはそれは頑丈に守られていたのでした。
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 鉄壁のガードなのですよ。
 大元は、どーいう制御なんだろ…。
 取り敢えず、ご飯を済ませちゃおうかな。
 特にお腹は減っていないけれど…。
 レストランの利用者さん、そんなに多くは無いので、早めに行っておいた方が安心感有ります。
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 かなりオープンな造りになったレストラン、関西航路みたいな雰囲気なのです。
 壁際にカウンター席が配置されたのは、お1人様での利用が多いから…?。
 助かります。
 今は空いているので、4人用テーブルを楽々占有出来ちゃうね。
 レストランの入り口はセルフになっていて、ボックスにチケットを入れて、そのまま好きな席に座れる方式。
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 今までの太平洋フェリーとは異なるシステムなので、怪訝そうに立ち止まってしまう方が多数です。
 奥からおねーさんが出て来たよ。
 ホテルなんかの朝バイキングも同じシステムですし、空いているときは、時々チェックすればいいですものね。
 ご飯はこんな感じに。
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 天ぷらを選ぶと、天つゆを取ってくれます。
 カレーは盛り付けてくれました。
 ご飯は要らないからルーだけで!って言おうとしたら、さくっと盛られてしまったよ。
 早いっ(笑)。
 おかずの種類はそんなに多くは無くて、嫌いなものを避けていくと、お皿に隙間が出来ちっゃたりとかします。
 私の場合、重要なのはデザートですから!。
 デザートはこんな感じでした。
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 充実してます。
 どら焼きの皮が有ったりするの、ちっさい子供さん向けなのでしょうけど、真新しくって楽しいのです。
 この中の一部でも、翌朝にも出して貰えたら嬉しいんだけどな。
 ご飯の後、デッキに出てみると、タグが2隻待機中。
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 出航のとき、うんせうんせ引っ張ったのでしょう。
 食べ過ぎで船室に引きこもってしまったので、出航の様子は不明なのです。
 船内、イベントスペースは無くなってしまいましたが、エントランスにはYAMAHAのグランドピアノが置かれていたよ。
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 繁忙期には使うのかなあ。
 ピアノは調律が必要ですし、置いておくだけでお金がかかると思うけれど。
 そこは拘りがあるのかも、です。
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 座るところは結構沢山有ります。
 ただ、皆さん、自分の船室を利用されているみたいで、パブリックスペースには殆ど誰も居ません。
 空席状況を見るに、個室から埋まっているみたいですし。
 冷水器は健在で、お湯やほうじ茶、煎茶が選べるのも変わらず。
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 無料の紙コップも健在でした。
 廃止になるかと思ったので、ちょっと意外。
 この装備は嬉しいのです。
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 給湯室には、電子レンジも有りますよ。
 案内所のすぐ前に大浴場の入り口が有ります。
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 大浴場、微妙に狭くも感じるけれど、24時間いつでも入れるので、空いてる深夜が狙い目なのです。
 ゆっくりのんびり出来るので。
 別に、シャワー室も有って。
 船内案内図はしっかりしたものが置かれていて、自由に持ち帰ることが出来るよ。
 私も一部貰って、頑張ってスキャンしましたが、実は公式サイトからPDFで閲覧出来ちゃいます。
 便利なのです。
 客室が2層だけの、シンプルな造りなのが分かりますね。
 ベッドに戻って、やっぱり暑いなあってごろごろしていたら、そのうち汗も引いて、今度は寒くなって来ました。
 ぐっすりなのですよ。
 翌朝のご飯はこんな感じ。
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 ししゃもとか有るのが楽しいね。
 お皿に隙間は出来ますけど、十分なのです。
 「きたかみ」限定で、コーヒーの持ち出しも出来るそう。
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 これ、紙コップが置いてある訳では無くて、コーヒーカップをそのまま持ち出すってことみたいで、出口に返却用の棚が置かれていました。
 レストラン外、エントランスへのアクセスが容易な「きたかみ」ならでは。
 まあ、今日は空いているので、わざわざレストラン外に持ち出す意味は無さそうですけど。
 デッキへ散歩に出て見ると、空も海も青くって。
 フィンスタビライザーがちょこんと出ているのが見えるよ。
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 左舷側には、でっかいレンズを持った方々が待機中。
 鳥さん撮っているのかな…?。
 私は最近、あんまりデッキに出てないからなあ。
 反省。
 風の吹く朝や、星が見えない夜、それぞれに季節を感じなくっちゃ。
 程無く、苫小牧を09:30に出航した「シルバーエイト」がやって来ました。
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 樽前山が段々と大きくなって、私達はもうすぐ入港だね。
 本船「きたかみ」はマストに国際信号旗を掲げていますが、意味はさっぱり分かりません。
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 これから苫小牧港のCバースに入りますってこと…?。
 Cバースなんて有ったっけ…(^^;。
 そう言えば、プロジェクションマッピングは全然意識して無かったにゃあ。
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 面白いとは思うのですけど。
 そもそも私は、太平洋フェリーのショーすら全く見たことが無いとゆー…。
 ベッドでごろごろするのが好き。
 人が多いのは嫌い。
 そんなこんなで、苫小牧港に到着です。
 お掃除のおばちゃん達が急いで乗り込んで行ったよ。
 乗用車の下船、同乗者は別々の下船なので、結構な人数が移動します。
 さくっと下船して、船体を振り返ってみて。
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 「きそ」や「いしかり」と比べたら、ちょっとだけ小さな「きたかみ」なのです。
 今日のこの区間、船旅を満喫しようとすると、乗船時間が短いのが残念だけれど。
 移動手段と考えたら、飽きずに船旅に触れられる、丁度良い航路って思うのでした。
 ちなみに、「SPACE TRAVEL」のコンセプト自体はあまり実感出来なかったかも…。
 あわわ。
 私は、11:05の道南バスで苫小牧駅方面へと向かいます。
 5人程の方と一緒に、フェリーターミナルを離れたのでした。
 こちらに続いてます。

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コメント

ごんたろうさん☆

 こんにちはです。
 新しい「きたかみ」は、カジュアルフェリーって感じですよね。
 レストランの存在は救いなのですけど。
 少ない人数でのオペレーションを目指しているようので、運航面でも省力化を実現していると予想してみたり。
 グリルからカフェまでフル装備な新日本海フェリーが、ますます貴重になって行きます(^^;。

 カレーはちょっと物足りない感じです。
 以前、お昼はカレーバイキング的なものが有りましたけど、また復活しないかな…?。
 ホッキカレーとか食べた記憶が有りますもん。

 「ちばたまライナー」、盛況みたいですね!。
 私も最近はご無沙汰なので、頑張っているのは心強いです。
 大宮との流動は、ちょっと意外な感じなのですが。
 乗り換え、大変ですよね。
 船橋発着の高速バスも出来ると嬉しいけれど、インターまでの渋滞が激しいので、難しいでしょうね…。

 夏、早く終わるといいなあ(^^;。
 台風の季節も終わって。
 風を冷たく感じる、秋の船旅を満喫したいところです。

こんばんは!C.Mayaさん。
新きたかみは、コンパクトになった分、単に移動手段という感じになったのが
寂しいです。コーヒースタンド、軽食が欲しいですね。売店も縮小しましたし。

GWに利用した時、夕食にどら焼きの皮ありましたね!
カレーは欧風な具なしカレーで。もう少し工夫が欲しいですね。
北海道航路なので道産メニューあればな~と。

先週8/11に「ちばたまライナー」を蘇我9:00→大宮と利用しました。
乗車人数が30人オーバーと盛況!みくびってました。
バスは快適で大宮からの帰りは帰省渋滞を考えて電車で帰りましたが
電車は乗り換えや乗り降りで疲れました。

夏はまだまだですが、ばて気味。
今度フェリー乗るときは台風が来ないようにお祈りしなくては!

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