■もっけ 第24話「オモカゲ」
決して出番は多くなかったけれど、優しく瑞生を見守っていてくれていたおばあちゃんが亡くなって、この作品は最終回を迎えました。
その死が決してお別れでは無いってこと、瑞生にはまだ良く分かりませんよね。
いつでも会いたいときに会えなくなるっていうのは、誰にだって辛いことだし。
それはおじいちゃんだって変わらないよ。
でも、そう思わないと、身近な人の死を受け入れることは出来ません。
「律義な女だ」っていうおじいちゃんの言葉に、凄い優しさを感じたりもした私なのでした。
おばあちゃん、冬吾の為の道案内までしてくれて、決して瑞生にお別れを告げに来た訳じゃ無いのですよね。
瑞生を元気にしてくれるのです。
優しいの。
だからそれは、決して怖いお化けとかじゃありませんでした。
今回はさすがに、静流だけじゃ瑞生を慰めることは出来なかったみたい。
静流はお姉ちゃんだから、泣いてばかりもいられない立場ですし、それはそれで辛いことだよね。
そして、一面に拡がるひまわり畑。
彼岸花はともかく、このひまわりは凄く印象的なのでした。
EDの「パノラマ」も凄くいい曲で、いつもとは違ったアレンジで雰囲気を出していました。
CDは発売しないのかなあ。
というわけで。
前回の静流とか、結構なピンチだったし、まだまだおじいちゃんの助けが必要な静流と瑞生なのです。
二人が自立するのは、まだもうちょっと先のお話みたい。
最初はもっと殺伐とした作品なのかと思っていたけれど、つかず離れずで暮らす人間と妖怪さんの関係を、ちょっとだけ踏み越えた二人の姉妹のお話は、ほんわかしていて、なかなか楽しかったです。
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