四国開発フェリー「おれんじえひめ」乗船記
ここには、四国開発フェリー「おれんじえひめ」大阪22:00-東予06:00の乗船記が有ります。
こちらから続いてます。
10/03
京阪の淀屋橋から、地下鉄を乗り継いで、大阪南港最寄りのフェリーターミナルに到着です。
19:15と、かなり早い到着になりました。
駅からターミナルへ歩いて行くと、名門大洋フェリーの一般徒歩の乗船が続いているらしく、案内放送が聞こえて来たよ。
玄関前に、マイクロバスが横付けされます。
台風21号の被害で人道橋が損傷、バスでの乗船になっています。
まだ復旧してないんだあ。
乗船はともかく、下船時は利用が集中しますから…。
結構大変そう。
それとは別に、「フェリーふくおか2」で9月に食中毒が発生、船内レストランが10/04から2日間の営業停止処分になったとのニュースが流れて。
困ったものなのですよ。
私は、四国開発フェリーの窓口で、乗船手続きをしましょう。
乗船名簿を記入して、と。
ここまで来る途中、「こだま」が浜松に停車している間に、電話で予約を済ませておきました。
ネット予約は受付期限に間に合わなかったので、松山連絡バス連絡切符を採用。
2等寝台5,940円にバス代金1,230円を加算して、7,170円。
約1,000円引きです。
バスの乗車券がホチキス止めされます。
そして、ついについに、四国開発フェリーでもクレジットカードが使えるようになっていました。
窓口のおねーさんに言われなければ、気が付かなかったですけど(^^;。
ターミナルの2階に上がると、20人位の人達が乗船を待っています。
出航の2時間以上も前なのにな。
皆さん、早いのです。
でも、すぐに乗船が開始となりました。
まだ20:00なのですけど…。
土日なんて、2時間30分も前、19:30には乗船開始になるそうです。
はやっ。
私は少しだけ時間を空けて、小雨が降る中、「おれんじえひめ」へと歩いて行きます。
船体は凄く大きく感じます。
四国開発フェリーに新造船が投入されたこと、私はすっかり忘れていて。
こら。
慌てて乗りに来たのが、今回の旅だったりしています。
夏の終わり、08/25から就航していたのですね。
全室個室化ということで、結構ニュースになっていたみたい。
四国開発フェリーとしては、「おれんじホープ」の実績を参考に、順当に進化させたということなのでしょう。
船内へと進んで、案内所でベッドの場所を教えて貰います。
ひとつ上のフロア、なのですって。
階段を上がると、長い通路がすっと伸びていて、なかなか良い雰囲気です。
こういう造り、私は大好きです。
船室区画内には、ごみ箱も装備されていて。
ベッドルームはシンプルですが、テーブルとイスが有るのは嬉しいです。
ちゃんとした個室。
ハンガーと、タオル用の棒ハンガーのふたつを装備。
なので、ルームキーが無いのが不思議な位。
実際、クルーに鍵のことを尋ねている人が居ました。
船内放送でも、鍵は無いっていう放送が繰り返し流れていたよ。
対応するのが大変そうなので、室内にその旨の掲示を出した方が良さそうです。
船室の様子は、公式サイトで360度パノラマビューを見ることが出来るので、そちらを参照して下さいね。
親切なのです。
ちなみに、川崎近海汽船の「シルバーティアラ」みたいに、個別の貴重品ロッカーまでは装備されていません。
なので、共用の貴重品ロッカーの案内放送が流れます。
船内を歩いてみると、自由に座れるフリースペースはちゃんと確保されています。
個室ばかりなので、殆ど人は居ませんでしたけど。
スカイラウンジでは、数人が過ごしていたっけ。
さすがに、自動ピアノは無くなってしまいました。
「おれんじ8」に置かれていたピアノは、船と運命を共にして、売却されてしまったのでしょうか…。
それでも、「おれんじ8」の雰囲気は受け継いでいる感じ。
ちなみに、売店は有りません。
確かに、あまり必要有りませんよね。
アルコールはレストランのみでの販売で、自販機への収納も無くって。
時代の流れなのですよー。
お酒の種類は充実しています。
販売はレストラン終了の22:30までっていう放送が、何回も流れていたよ。
コーヒーの自販機はカップ式です。
自販機では、歯ブラシや洗面用品と並んで、自転車のタイヤチューブ1,200円なんてのも売っていて、びっくりでした。
サイズも取り揃えられていて。
そういえば、自転車を室内に持ち込めるサービスも始めたのですよねー。
ロリエとタイヤチューブを一緒に収納している自販機なんて、他では絶対に見られません(^^;。
お腹が空いているので、早速レストランへ行きましょう。
作り置きのカフェテリアコーナーを眺めてみますが、困った、特に食べたいものが有りません。
何だかなあ。
肉じゃがとフライを選んで、牛丼をオーダー。
1,550円。
食べ過ぎなのですよー。
ちなみに、肉じゃがとフライは、ラップをしたまま渡されて、特に温めてはくれません。
周囲を見回してみると、レンジが1台有りました。
温めは、そちらで。
調味料も、パックが1か所に集められている方式だよ。
牛丼は、出来上がると番号で呼ばれます。
かなりセルフ色が濃くなって、ちゃんと暖かいメニューを食べたいなら、オーダー品を注文した方が良さそうです。
後は、温める必要のないお刺身とか。
個人的には、ちょっとがっかりなレストランなのでした。
なので、朝は利用しませんでした…。
下膳も、分別が結構厳しくなっていて。
これは仕方が無いですね。
その後は、あんまり眠く無いので、夜中までごそごそ過ごしちゃいました。
船内Wi-Fiを使って、だらだらネットを見たりして。
お風呂も、乗船時間は短いのに、しっかりとした仕切りの有る伝統のスタイルで。
のんびり過ごせます。
夜間も閉鎖にならないのが嬉しいです。
混雑時間を避けて、ゆっくり入浴出来ちゃいます。
シャワーの利用状況お知らせ灯が有るのは、新鮮だったり。
入港45分前になると、音楽が流れ、下船の案内が入ります。
レストランオープンの放送で起こされるのとは違っていて。
レストランは営業していないのかと思っちゃいました。
早朝ですし、あまり時間も無いので、利用者さんはそんなに居ない感じ。
定刻で東予に入港したのでした。
デッキに出て、まだ暗い周囲を眺めてみます。
下船のときに、今治造船の銘板に気が付きました。
汽船「おれんじえひめ」のシップナンバーはS-A120で、船籍は西条市。
総トン数は14,749トン。
ちなみに、建造費用は80億円とか。
東予の新しいターミナル、待合室は随分とだだっ広い感じ。
イスが妙に少ないせいですね…。
「ようこそ愛媛へ オレンジフェリー東予港ターミナル」の看板が迎えてくれます。
じっくり観察している時間は無く、急いでバス乗り場へと向かいます。
ここの連絡バスに乗るのって、実は初めてなんです。
バス3台が並んでいて、皆さんそれぞれに乗車します。
3台が揃って発車したよ。
新居浜行に数人、今治行に10人位、松山行に15人って感じかな。
松山市駅には、定刻07:20の到着となったのでした。
乗船時間が短いので、デラックスシングルでなくても、十分快適でした。
次は上りに乗船して、早めに乗船、ゆったり下船をしたいと思います。
12/06の「おれんじおおさか」就航を楽しみに待ちつつ…。
こちらに続いてます。
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