新日本海フェリー「フェリーしらかば」乗船記
ここには、新日本海フェリー「フェリーしらかば」敦賀10:00-05:40秋田の、乗船記が有ります。
はい、こちらから続いてまあす。
05/22
敦賀駅の改札を出ると、フェリーターミナル行きの連絡バスが、もう既に停まっているのが見えました。
新しくなったロータリーを歩いて、バスへと急ぎます。
09:30の発車で、料金は後払いの350円。
車内は、4人位のお客さん。
普段は夜の乗船ばかりなので、明るい道を走って行くのは新鮮です。
程なく、正面には近海郵船のオレンジ色のRO-RO船が見えて来て。
ここの交差点を右に曲がると、直ぐに新日本海フェリーの敦賀フェリターミナルなのですよ。
バス車内では、今回の乗船の決済が出来なかったので、窓口へ寄って、予約番号を申告します。
今回は、秋田までの乗船です。
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・予約便 敦賀港発(10時00分)→ 秋田港着(05月23日05時40分)
ステートB2段ベッド(個室/定員4名) 1 室
・食事オプション
グリルランチ「北の海鮮どん+追加3品/蒸し物・中鉢・甘味」 1 食
グリルディナー「和洋創作会席」 1 食
・合計金額 22,430 円
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この当時は、1人でも4人部屋の予約が出来ました。
普通のツイン洋室だとインサイドになってしまい、アウトサイドを希望すると、和室になってしまうのですよね。
和室も、ごろごろ出来て良いのですが、本当にごろごろしただけで終わってしまうので、なるべくなら避けたいところ。
万年床状態で、ちょう貧乏臭い船旅になるのですもん(^^;。
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期間Aは貸切料金はいただいておりません。ただし、2017年7月1日ご乗船分より、部屋定員の半数に満たない人数でのご予約はできません。
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この書き方だと、当日に空室が有ったら、変更して貰えるのかなあ。
まあ、わざわざお願いする程の拘りは有りませんけど…。
あと、1人なのに、わざわざグリルの予約をしているので、窓口のおねーさんから確認が有ったりしました。
e乗船券お客さま控の発券時間は09:45。
すぐに乗船しないと、ぎりぎりなのです。
急いで乗船口へと向かいます。
バーコードを読んで貰い、船内の案内所では、お部屋のキーを貰って、と。
案内所の前では、ワゴンでコーヒーの販売中。
グリルの案内は有りませんでしたが、後でお部屋に電話がかかって来るのでしょうね。
あるあるだよ。
それに、貴重な昼間の出航シーンを見逃すわけにはいかないので、部屋には寄らず、真っ直ぐデッキへと直行なのです。
デッキに出ると、他にも結構、人出が有ったです。
「フェリーしらかば」は、もう港から離れる雰囲気たっぷりで。
定刻よりも、2分位早い出航となりました。
大きく汽笛を鳴らして、敦賀から離れて行きます。
明るいうちに敦賀から出航するのは、初めてなので、景色は凄く新鮮です。
薄明るい時間に、到着したことは有るのですけど。
その時は、何しろ時間が時間ですし、景色を見る心の余裕なんて、全く有りませんでした…。
敦賀のフェリーターミナルの全体像も、初めてじっくり見た気がします。
近海郵船の「つるが」が少しずつ少しずつ離れて行って。
遠くにはパンスターのフェリーも見えます。
船名までは分かりません。
パンスターって、敦賀からの航路が有るのですねー。
地形を見るに、敦賀は天然の良港って感じが凄く。
デッキのジャグジーは、厳重に蓋がして有ったよ。
もう、使用されることは無いのでしょうね。
折角なので、クイズラリーにチャレンジしながら、船内をさらっと歩いてみます。
通路の古い時計が、いかにも船!って感じなのです。
以前のフェリーは、みんなこーゆー構造でしたよね。
カフェの片隅には、ミニステージが有って。
この航海では、カフェの営業は有りませんでした。
ビデオシアターでは、勿論映画の上映が有ります。
フォワードサロンも、全ての窓がちゃんとオープンしていて。
今日の日本海は、綺麗な海面が平らにすっと続いていて、揺れは全く有りません。
案内所では、秋田ゆかりの本や絵本を貸し出してくれるそうです。
「秋田内陸線、ただいま奮闘中!」と「いぶりがっこちゃん」が気になるぞー。
それじゃあ、お部屋に行きましょう。
和洋室は、なかなか使い勝手が良いと思うのです。
パソコンも持って来ていませんし、イスとテーブルは特に必要ありませんから。
洗面台が有るのは、特に早朝の下船のときには、嬉しいのです。
次は、お風呂だよー。
ぱたぱた動き回っていたので、結構、汗をかいちゃいましたし。
他には誰も居ないお風呂で、のんびりなのです。
新日本海フェリー備え付けの、シャンプーとソープが懐かしいよ。
くんかくんかしちゃいます。
そして、脱衣場には、お風呂の入り方が、イラスト付きで掲示されていて。
外人さんとか、色々な人が居ますものね。
名門大洋フェリーのお風呂なんて、酷いことになってましたよお。
そんな感じに「フェリーしらかば」を堪能しつつ、のんびり過ごします。
それはいいのですが、グリルの案内が無いのですよねー。
まあ、12:30になったら、直接グリルに行ってみましょう。
以前も、そーゆーパターンが有りましたし。
てことで、行ってみますが、グリルは閉まったままなのでした…。
んーと、これは。
完全に忘れられちゃってます(^^;。
案内所のおねーさんに、チケットを見せて尋ねてみると、びっくりしたご様子で。
ですよねえ。
確認して来ますと、一つ上の階のレストランに、階段を駆け上がって行っちゃいました。
食材と人員の準備も有るでしょうし、無理ならフツーのレストランでも、私は全然構いませんよお。
そんなことをぼけーっと考えつつ待っていたら、15分後の12:50に、グリルをオープンして貰えるとのことで。
あ、直前でも、意外と対応可能なのですね。
一旦部屋に戻って、これで今日は、利用する人は私だけなの確定だあ、なあんて思いつつ。
グリルへ行くと、係の方がわざわざ外に立って待っていて下さり、丁重にお詫びをされ、食事中も色々と話し掛けて下さり、夜の時間前にはお部屋に準備が出来た旨の電話が有り、またまた外に出て待っていて下さり、ドリンクをサービスして貰ったりで、物凄ーく気を遣われている感が有り有りと…。
何か、私は恐縮してしまうのでした。
かえって申し訳ないですよー。
そしてそして、夜の食事が終わる頃、レストランマネージャーさんがわざわざ挨拶に来られて!。
ひゃあ。
そこまでして頂かなくっても。
大恐縮なのですよ。
このレストランマネージャーさん、凄く恰幅のいい方で、いかにも美味しいものを作ってくれそう。
出航前、陸上からは、今日のグリルの利用は無しとの連絡が来ていたそうで…。
実際、私が決済したの、出航の15分前とかですものね。
e乗船券お客さま控も、3枚がホチキス留めされていて、分かりにくいですし。
ことここに至り、次回は自分からグリル利用を案内所に申し出ようって、固く心に誓った私なのでした。
てことで、お昼の海鮮丼を食べて、夜の和洋創作会席をやっつけます。
レストランの担当者さんは北海道の方で、来週は沖縄へ旅行に行くって話してくれました。
あ、私、先週に沖縄行きました!。
さすがに、日帰りとは言いませんでしたけど(^^;。
お昼ご飯の後、デッキに出てみると、やっぱり波は全く無くって。
空には、鳥さんと飛行機雲が見えました。
その後、私はお昼寝に突入です。
そんな自堕落をしていたので、あんまりお腹が空かないまま、夜のグリルに突入することになっちゃいました。
程なく、佐渡島が見えて来て、夕陽が日本海へと沈んで行きます。
船の窓、映る空。
丁度、グリルでご飯を食べている最中でした。
新潟では、特にデッキに出ることも無く、お部屋でごろごろしてました。
明日も早起きですし、さくっと寝てしまいましょう。
お風呂にもう一回入って、と。
予定通り、入港のきっちり1時間前、04:40には音楽で起こされます。
その後、船内放送が入って、キーの回収が有って。
このルーチンの中に身を置くと、気怠さもたちまち吹っ飛んじゃいます。
秋田港で下船するのは、初めてだね。
景色は何回も眺めているので、勝手知った感じかな。
徒歩下船は6人程。
秋田駅行の連絡バスの発車は06:20なので、まだ時間が有ります。
フェリーターミナルのレストランはちゃんとオープンしていたので、720円の比内地鶏手羽先カレーを食べたりして。
ここのレストランって、早朝しかオープンしていないのですね。
まあ、フェリーの発着がその時間だけですから。
お客さんはそこそこ居たよ。
暇を持て余して、展示されている「フェリーあざれあ」の模型を眺めたり、貸し切りの秋北バスで到着した団体さんを眺めたり。
クラブツーリズムの、「船でめぐる日本一周の旅、9日間」っていう団体さんでした。
掲示によると秋田港では、毎日、船内見学会を実施しているのですねー。
時間は、07:40から08:10の30分間です。
ようやくやって来たバスに乗ったのは、私一人だけ。
途中から、通勤通学の人達が乗って来たものの、満席にはなりません。
秋田駅到着は、06:51でした。
これで、「フェリーしらかば」とはお別れだね。
船名は継承されず、復活した「らべんだあ」にバトンを渡します。
これは、案内所の時計です。
ちっちゃな星が可愛いね。
こちらに続いてます。
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