■風のスティグマ 第24話「風の護りしもの」
いよいよ最終決戦。
なのですが、結果的に決着は付かず、ヴェルンハルトとラピスも未だ健在。
単純に、後手に回った和麻の負けってことになりそう。
でもまあ、今回のお話は、和麻と綾乃の関係をクローズアップさせるのが目的なので、舞台としては上出来だったとも思います。
そんなわけで、七瀬と由香里はあっさりと取り戻せて、内海はあっさりと生け贄になりました。
七瀬と由香里が生け贄の頭数に入っていなくって、良かった良かった。
和麻が言っていたように、ラピスは決して翠鈴とイコールじゃありませんけど、そう簡単に割り切れるものでもありませんよねー。
同じ姿同じ顔で、同じ声なんですもん。
しかも、和麻の目の前で悪魔に喰われたシーンは、見ていてかなり衝撃的だったりします。
それに、ハダカだし…。
最期に残した思いが「和麻を殺したい」っていうのは、あながち嘘でも無さそうで。
「悪魔に喰われる為に生まれて来たんじゃ無い」とは確かに言ってましたし。
人が苦しむのを見るのが大好きなヴェルンハルトの言うことなので、アテにはなりませんけどね。
能力はいつも、思い通りに発現する訳では無かったのでした。
逆に、これで綾乃のポジションが決まったよ。
和麻が頼れて、支えになってあげられるのは綾乃しか居ない、っていうのがはっきり分かった瞬間なのでした。
戦いの後、お礼の言葉と共に優しくキスしてくれるような、そんな綾乃も魅力的ではありますけど、そんなのは絶対に無理っていう自覚は綾乃にもあるみたいだし、和麻もそんな綾乃は望んでいないみたいですから。
今みたく、綾乃よりもちょっとだけ上位に和麻が居る、っていうのは、お互いに心地好いポジションなのかもしれません。
少なくとも、見ている分にはそれがベストなのですよー(笑)。
ちゅことで、このエピソードはかなり重いので、最終回にはもうちょっと別のお話を見たかった気もしますけど、これはこれでいっか。
ラスト、ヴェルンハルトは余裕かましてましたけど、厳馬もヴェルンハルトを攻撃するような素振りは全く無かったのが不思議と言えば不思議です。
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