新日本海フェリー「すいせん」乗船記5
10/18
ここには新日本海フェリー「すいせん」敦賀23:55-苫小牧東20:30の乗船記が有ります。
スイセンには毒が有って、ニラと良く間違われて、死人が出たりもします。
姉妹船のスズランにも毒が有って、こちらはギョウジャニンニクと間違われて死人が…。
剣呑剣呑。
こちらから続いてます。
敦賀駅22:00発の連絡バスは乗客6名で発車して、運転士さんが無線で人数を報告していました。
運賃340円は降りるときに現金で支払いをして。
今回もネットから予約済みなのです。
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・出港日 2020年10月18日
・予約便 敦賀港発(23時55分)→ 苫小牧東港着(10月19日20時30分)
・客室
デラックスAツイン(個室/定員2名) 1 室
・食事オプション
グリルランチ「秋の豊漁」 1 食
グリルディナー「北海道の海と大地の恵みグルメ」メイン2品 1 食
・合計金額 40,800 円
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折角なので、専用テラス付きのデラックスAツインを採用。
グリルもフルで申し込んじゃいます。
結果、かなりお高くなってしまった…。
グリルだけでも9,000円。
張り切って振り切っての、冒険Type Aなのです。
運賃のみGoToトラベルキャンペーンが適用されますが、その為にはいくつかの手続きが必要で。
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1 外部サイト・STAYNAVI(ステイナビ)にて、STAYNAVIクーポンを発行してください
2 GoTo トラベルキャンペーン適用の旨を下記 A または B の方法にて弊社までお申込みください。
A/予約センター(大阪チケットカウンターを除く、旅客・乗用車に関する予約センター)まで、お電話にてお申込みください。
B/下記のGoTo トラベルキャンペーン適用お申込みフォームより、 割引適用をお申込みください。
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1のSTAYNAVIでは、グリル代金を引いた運賃のみでを登録しないといけないのですが、間違えて総額を入力してしまい、一度予約とクーポンをキャンセルして、もう一度登録し直しています。
更に、項目の記入漏れが有ったとのことで、窓口では新しいものが印刷されて用意されていました。
更に更に、それが何故か私とは違う方の名前が登録されていて、10分近く窓口横で待つことになったりとかして…。
手順2の適用申し込み、ネットは早くに受付が終了してしまい、土日だったので電話も繋がらず、事前に手順2はクリア出来ていませんでした。
なかなか大変なのです。
勿論、乗船手続きの前には感熱センサーの前に立つように言われ、発熱の確認もされます。
e乗船券お客様控に赤い検印が押されたよ。
割引後の総額は29,670円になって、クレカで支払い、地域共通クーポン5,000円分を貰います。
現地、南千歳駅の到着は21:00過ぎになるので、なるべく船内でお使い下さいとの案内でした。
あ、確かに。
それって、なかなか大変そうでは有ります。
南千歳駅への連絡バスの利用も申告して。
お部屋のカードキーも陸上で発行されました。
綺麗なターミナルはWi-Fiも使えますし、ベンチは沢山あるので、快適に過ごせます。
でも、予定時間を過ぎても、徒歩乗船開始にならなかったり。
程無くエスカレーターが動き出して、放送が入る前に口頭で乗船開始の呼び掛けが有りました。
チケットをスキャンして貰って、船内へと進みましょう。
案内所では、グリルの案内を受けて。
専用テラスなんて、本当に久しぶりですし。
嬉しいな。
部屋の観察は後回しにして、取り敢えずカフェに行きましょう。
とにかくお腹が空いてます。
ビーフカレーとアイスコーヒーを注文です。
930円。
地域共通クーポンを1枚使用。
お釣りは出ないけれど、クーポン消化を最優先なのですよ。
ブザーで呼ばれ、カレーを食べている間に「すいせん」は出航です。
次はお風呂ですねん。
空いているので、のんびり快適に過ごせます。
新日本海フェリーは、お風呂のつくりに余裕が有って、脱衣場も広々しているので、嬉しいのです。
露天風呂は、やっぱり風が強かったね。
今日はそこまで眠く無いので、真っ暗な中、用も無く専用テラスに出たり入ったりして。
落ち着きが無い…。
イスでも置いて、ずっとテラスに居ても良い位に快適です。
そこまで肌寒くは有りませんし。
気候的に、テラスが楽しめるの、そろそろぎりぎりだったかも。
ちなみに、船内Wi-Fiは結構ちゃんと繋がりました。
外洋に出てしまうと、さすがに厳しいですけどね。
「すいせん」には、無料漫画コーナーなるコンテンツが有って、なかなかにチョイスがマニアックだったりします。
トップページが「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」だったからびっくりした。
他にもかなり沢山のコミックが読めて、私はずっと読みふけっていたのでした。
定番作品より、マニアックな作品が楽しくって。
ちなみにこの漫画コーナー、更新頻度や他船での展開は不明なのです。
同時期に乗船した「らべんだあ」と「ゆうかり」には有りませんでした。
てことで、寝てしまいましょう。
ぐっすりです。
翌朝、窓を開けて、朝の日差しと潮風を感じます。
波は穏やかだし、爽やかだあ。
太陽の高さ的に、そんな早起きした訳では無いのがばれちゃいますけど。
取り敢えず、朝ご飯を食べにレストランへ。
いつの間にかセルフオーダーシステムに変わっていたからびっくりしたよ。
席毎に端末が用意されて、そこからオーダーを入れて。
お会計も自動精算機にて。
テーブルごとに端末が用意されているのは壮観でした。
利用者さんの少ない時期なので、混乱とかは特に無く。
フツーに運用されてましたです。
ただ、自動精算機は稼働していません。
地域共通クーポンは自動精算機で使えないので、どちらにしても有人レジに行く必要が有りますね。
私も早速、端末から注文です。
洋食プレートセットに決めたけれど、パンとスープをご飯とお味噌汁に変更可能と書かれていたので、早速挑戦。
変わったことをしたがります。
デザートにはマンゴープリンをチョイスして、1,280円。
お会計が1,000円を超える必要が有りますから。
注文したご飯は、席まで届けて貰えます。
端末に呼び出しが有るのかと思ったけれど。
下膳はセルフですが、そのままでどうぞと声が掛かって。
はい、私の朝ご飯です。
イレギュラーな注文をしたので、ご飯なのにバターとジャムとバターナイフが載ったままでした(笑)。
逆に、サラダのドレッシングが見当たらない。
と思ったら、食後にお皿の下から発見したり。
あらら。
そんなこんなで、中々楽しいレストランでした。
カフェテリア方式だと、レジがボトルネックになりますものね。
ただ、「すずらん」「すいせん」は以前から定食のセットメニュー方式なので、まずは本船から導入したのでしょうか。
お部屋は広々としていて、ソファーもゆったり配置されています。
当然ながら、私はここにごろごろ寝転がって過ごしていたり。
横になれるスペースが有ると、そうしたくなる習性が…。
小型の金庫と除湿器も有ります。
最初、シュレッダーかと思ったですよ。
テレビは比較的小さいサイズ。
そして、例のリモコン。
テーブル正面にドライヤーが固定されているのは便利かな。
専用テラスはやっぱり快適。
手摺に肘をついて、ぼーっとします。
今日の海は平穏で、ちょっとだけ曇り空かな。
でも、海しか見えないので、すぐに飽きます。
こら。
水平線、センチメンタル。
世界は広いってことを教えてくれるね。
テラスの出入りの際には、ロックに注意しなくちゃ駄目みたい。
注意書きが有ったよ。
閉じ込められる可能性が有るとか。
そうなった時、どうやって助けを呼べば…。
マンションみたいに、扉をぶち破るしか無いのかも。
叫べば周囲の部屋の人が気付いてくれるかなあ。
なんて、ちゃんと非常用ボタンが有ること、今更気付いたりして。
ナビを見ると、そろそろ中間地点です。
反航の時間だあ。
程無く、いつもの「連絡を取りながら航行しております」って放送が入って。
10:05に「すずらん」がやって来ました。
最初に汽笛を鳴らした「すずらん」は、その音が随分と遠くからに聞こえたよ。
船旅最大のイベントを、部屋に居たままで体験出来ちゃうのは嬉しいのです。
この為に、部屋は陸側を指定しています。
南行の場合だと、陸を重視するか反航を重視するかで、お部屋の選択に悩んじゃいそう。
お昼ご飯はグリルにて。
地域共通クーポンの残りは3,000円分。
グリルのドリンクで1,000円を使いましょう。
と思ったら、いつも昼と夜の会計はまとめて一緒だったのに、今日に限ってそれぞれ別の会計となり、1,000円を超えなくって。
わ、予定が狂ったあ!。
もう、船内の売店で頑張るしか無いです。
悲壮な覚悟。
大袈裟だなあ。
グリルはやっぱり私一人だけ。
和食はお料理全てが揃って出て来るので、進行具合を確認されることも無く、マイペースに食べられます。
デザートには水菓子を頂いて。
グリル退出のとき、他のテーブルにお茶請けの白い恋人2ケとティーセットが2人×2組分用意されているのが見えました。
これって、スイートルームのティータイム用なのかしら。
それとも、新日本海フェリーの特別なお客さん用?。
興味津々な私なのです。
後で覗きに来れば良かったかも。
あ、今回も、廊下でルームサービスのワゴンとすれ違ったので、スイートルームの方はグリルには来られませんでした。
後は、売店で買うものをチェックして、船内Wi-Fiでコミック読んで、昼寝して、お風呂に入って。
意味も無くテラスに出入りして。
大間には、大函丸らしき白い船体が見えます。
津軽海峡に入った頃、夕暮れになりました。
そして、恵山岬を望みながら、茜色に染まる船。
船上の夕暮れって、やたらと雰囲気有りますよね。
インスタ映えを目指す方には、撮影スポットもちゃんと用意されています。
これは他の各船全てに有りました。
地域共通クーポンの使い道は、新日本海フェリーオリジナルグッズな、トートバックとフルグラTシャツとミネラルウォーターに決めっ。
合計で3,270円。
おまけで新日本海フェリーのクリアファイルを貰って。
クリアファイルプレゼントは、「すいせん」のショップだけの特典です。
これでミッションはコンプリート。
絶対に規定金額を買わなくっちゃいけない買い物って大変だ。
晩ご飯のグリルでは、ビールを注文してみた。
サッポロクラシックの瓶なんて、私は初めて見ました。
ご飯を黙々とやっつけて、と。
美味しいよ。
デザートもたっぷりなのが嬉しいです。
なので、洋食の方が私は好み。
後はもう、下船を待つばかり。
入港、接岸してもお部屋でだらだらしていたら、内線で呼ばれてしまい、慌てて下船口へと向かったのでした。
勿論、私が最後の下船です。
優雅とは程遠いラストになってしまった…。
ちなみに、苫小牧東港でのんびりしていると、連絡バスに置いて行かれる可能性が有るので、さくっとバスへ向かいましょうね。
勿論、繰り返し放送で注意が有って、確認も行われますけど。
バスの乗車口で運賃を支払って、乗車です。
1,020円は事前にぴったりの金額で準備済み。
道南バスも、通常の路線タイプのバスになりました。
発車時間まで、暫く待機して。
8人程が乗車して、南千歳駅に向かいます。
途中、路肩に鹿さんの群れが居て、クラクションを鳴らしながら減速したり。
南千歳駅に何時頃到着したか、もう全然覚えていないのですけど、定刻21:05の特急「北斗19」号が遅れて到着したので、その辺りの時間の筈。
この「北斗19」号と貨物列車に行く手を阻まれ、私の乗った快速エアポートも順調に遅れるのでした。
この日は札幌駅前のホテル泊まり。
偶然にも、お隣りは新日本海フェリーの札幌支店だったなあ。
こちらに続いてます。
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