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2021.01.05

新日本海フェリー「すいせん」乗船記5

10/18
 ここには新日本海フェリー「すいせん」敦賀23:55-苫小牧東20:30の乗船記が有ります。
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 スイセンには毒が有って、ニラと良く間違われて、死人が出たりもします。
 姉妹船のスズランにも毒が有って、こちらはギョウジャニンニクと間違われて死人が…。
 剣呑剣呑。
 こちらから続いてます。

 敦賀駅22:00発の連絡バスは乗客6名で発車して、運転士さんが無線で人数を報告していました。
 運賃340円は降りるときに現金で支払いをして。

 今回もネットから予約済みなのです。
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・出港日   2020年10月18日
・予約便   敦賀港発(23時55分)→ 苫小牧東港着(10月19日20時30分)
・客室
 デラックスAツイン(個室/定員2名) 1 室
・食事オプション
 グリルランチ「秋の豊漁」 1 食
 グリルディナー「北海道の海と大地の恵みグルメ」メイン2品 1 食
・合計金額  40,800 円
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 折角なので、専用テラス付きのデラックスAツインを採用。
 グリルもフルで申し込んじゃいます。
 結果、かなりお高くなってしまった…。
 グリルだけでも9,000円。
 張り切って振り切っての、冒険Type Aなのです。
 運賃のみGoToトラベルキャンペーンが適用されますが、その為にはいくつかの手続きが必要で。
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1 外部サイト・STAYNAVI(ステイナビ)にて、STAYNAVIクーポンを発行してください
2 GoTo トラベルキャンペーン適用の旨を下記 A または B の方法にて弊社までお申込みください。

A/予約センター(大阪チケットカウンターを除く、旅客・乗用車に関する予約センター)まで、お電話にてお申込みください。
B/下記のGoTo トラベルキャンペーン適用お申込みフォームより、 割引適用をお申込みください。
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 1のSTAYNAVIでは、グリル代金を引いた運賃のみでを登録しないといけないのですが、間違えて総額を入力してしまい、一度予約とクーポンをキャンセルして、もう一度登録し直しています。
 更に、項目の記入漏れが有ったとのことで、窓口では新しいものが印刷されて用意されていました。
 更に更に、それが何故か私とは違う方の名前が登録されていて、10分近く窓口横で待つことになったりとかして…。
 手順2の適用申し込み、ネットは早くに受付が終了してしまい、土日だったので電話も繋がらず、事前に手順2はクリア出来ていませんでした。
 なかなか大変なのです。
 勿論、乗船手続きの前には感熱センサーの前に立つように言われ、発熱の確認もされます。
 e乗船券お客様控に赤い検印が押されたよ。

 割引後の総額は29,670円になって、クレカで支払い、地域共通クーポン5,000円分を貰います。
 現地、南千歳駅の到着は21:00過ぎになるので、なるべく船内でお使い下さいとの案内でした。
 あ、確かに。
 それって、なかなか大変そうでは有ります。
 南千歳駅への連絡バスの利用も申告して。
 お部屋のカードキーも陸上で発行されました。

 綺麗なターミナルはWi-Fiも使えますし、ベンチは沢山あるので、快適に過ごせます。
 でも、予定時間を過ぎても、徒歩乗船開始にならなかったり。
 程無くエスカレーターが動き出して、放送が入る前に口頭で乗船開始の呼び掛けが有りました。
 チケットをスキャンして貰って、船内へと進みましょう。
 案内所では、グリルの案内を受けて。

 デラックスAツインは、やっぱり広々としているよ。
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 専用テラスなんて、本当に久しぶりですし。
 嬉しいな。
 部屋の観察は後回しにして、取り敢えずカフェに行きましょう。
 とにかくお腹が空いてます。
 ビーフカレーとアイスコーヒーを注文です。
 930円。
 地域共通クーポンを1枚使用。
 お釣りは出ないけれど、クーポン消化を最優先なのですよ。
 ブザーで呼ばれ、カレーを食べている間に「すいせん」は出航です。

 次はお風呂ですねん。
 空いているので、のんびり快適に過ごせます。
 新日本海フェリーは、お風呂のつくりに余裕が有って、脱衣場も広々しているので、嬉しいのです。
 露天風呂は、やっぱり風が強かったね。

 今日はそこまで眠く無いので、真っ暗な中、用も無く専用テラスに出たり入ったりして。
 落ち着きが無い…。
 イスでも置いて、ずっとテラスに居ても良い位に快適です。
 そこまで肌寒くは有りませんし。
 気候的に、テラスが楽しめるの、そろそろぎりぎりだったかも。

 ちなみに、船内Wi-Fiは結構ちゃんと繋がりました。
 外洋に出てしまうと、さすがに厳しいですけどね。
 「すいせん」には、無料漫画コーナーなるコンテンツが有って、なかなかにチョイスがマニアックだったりします。
 トップページが「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」だったからびっくりした。
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 他にもかなり沢山のコミックが読めて、私はずっと読みふけっていたのでした。
 定番作品より、マニアックな作品が楽しくって。
 ちなみにこの漫画コーナー、更新頻度や他船での展開は不明なのです。
 同時期に乗船した「らべんだあ」と「ゆうかり」には有りませんでした。

 てことで、寝てしまいましょう。
 ぐっすりです。
 翌朝、窓を開けて、朝の日差しと潮風を感じます。
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 波は穏やかだし、爽やかだあ。
 太陽の高さ的に、そんな早起きした訳では無いのがばれちゃいますけど。

 取り敢えず、朝ご飯を食べにレストランへ。
 いつの間にかセルフオーダーシステムに変わっていたからびっくりしたよ。
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 席毎に端末が用意されて、そこからオーダーを入れて。
 お会計も自動精算機にて。
 テーブルごとに端末が用意されているのは壮観でした。
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 利用者さんの少ない時期なので、混乱とかは特に無く。
 フツーに運用されてましたです。
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 ただ、自動精算機は稼働していません。
 地域共通クーポンは自動精算機で使えないので、どちらにしても有人レジに行く必要が有りますね。

 私も早速、端末から注文です。
 洋食プレートセットに決めたけれど、パンとスープをご飯とお味噌汁に変更可能と書かれていたので、早速挑戦。
 変わったことをしたがります。 
 デザートにはマンゴープリンをチョイスして、1,280円。
 お会計が1,000円を超える必要が有りますから。

 注文したご飯は、席まで届けて貰えます。
 端末に呼び出しが有るのかと思ったけれど。
 下膳はセルフですが、そのままでどうぞと声が掛かって。
 はい、私の朝ご飯です。
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 イレギュラーな注文をしたので、ご飯なのにバターとジャムとバターナイフが載ったままでした(笑)。
 逆に、サラダのドレッシングが見当たらない。
 と思ったら、食後にお皿の下から発見したり。
 あらら。
 そんなこんなで、中々楽しいレストランでした。
 カフェテリア方式だと、レジがボトルネックになりますものね。
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 ただ、「すずらん」「すいせん」は以前から定食のセットメニュー方式なので、まずは本船から導入したのでしょうか。

 お部屋は広々としていて、ソファーもゆったり配置されています。
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 当然ながら、私はここにごろごろ寝転がって過ごしていたり。
 横になれるスペースが有ると、そうしたくなる習性が…。
 小型の金庫と除湿器も有ります。
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 最初、シュレッダーかと思ったですよ。
 テレビは比較的小さいサイズ。
 そして、例のリモコン。
 テーブル正面にドライヤーが固定されているのは便利かな。

 専用テラスはやっぱり快適。
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 手摺に肘をついて、ぼーっとします。
 今日の海は平穏で、ちょっとだけ曇り空かな。
 でも、海しか見えないので、すぐに飽きます。
 こら。
 水平線、センチメンタル。
 世界は広いってことを教えてくれるね。

 テラスの出入りの際には、ロックに注意しなくちゃ駄目みたい。
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 注意書きが有ったよ。
 閉じ込められる可能性が有るとか。
 そうなった時、どうやって助けを呼べば…。
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 マンションみたいに、扉をぶち破るしか無いのかも。
 叫べば周囲の部屋の人が気付いてくれるかなあ。
 なんて、ちゃんと非常用ボタンが有ること、今更気付いたりして。

 ナビを見ると、そろそろ中間地点です。
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 反航の時間だあ。
 程無く、いつもの「連絡を取りながら航行しております」って放送が入って。
 10:05に「すずらん」がやって来ました。
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 最初に汽笛を鳴らした「すずらん」は、その音が随分と遠くからに聞こえたよ。
 船旅最大のイベントを、部屋に居たままで体験出来ちゃうのは嬉しいのです。
 この為に、部屋は陸側を指定しています。
 南行の場合だと、陸を重視するか反航を重視するかで、お部屋の選択に悩んじゃいそう。

 お昼ご飯はグリルにて。
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 地域共通クーポンの残りは3,000円分。
 グリルのドリンクで1,000円を使いましょう。
 と思ったら、いつも昼と夜の会計はまとめて一緒だったのに、今日に限ってそれぞれ別の会計となり、1,000円を超えなくって。
 わ、予定が狂ったあ!。
 もう、船内の売店で頑張るしか無いです。
 悲壮な覚悟。
 大袈裟だなあ。

 グリルはやっぱり私一人だけ。
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 和食はお料理全てが揃って出て来るので、進行具合を確認されることも無く、マイペースに食べられます。
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 デザートには水菓子を頂いて。

 グリル退出のとき、他のテーブルにお茶請けの白い恋人2ケとティーセットが2人×2組分用意されているのが見えました。
 これって、スイートルームのティータイム用なのかしら。
 それとも、新日本海フェリーの特別なお客さん用?。
 興味津々な私なのです。
 後で覗きに来れば良かったかも。
 あ、今回も、廊下でルームサービスのワゴンとすれ違ったので、スイートルームの方はグリルには来られませんでした。

 後は、売店で買うものをチェックして、船内Wi-Fiでコミック読んで、昼寝して、お風呂に入って。
 意味も無くテラスに出入りして。
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 大間には、大函丸らしき白い船体が見えます。
 津軽海峡に入った頃、夕暮れになりました。
 そして、恵山岬を望みながら、茜色に染まる船。
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 船上の夕暮れって、やたらと雰囲気有りますよね。

 インスタ映えを目指す方には、撮影スポットもちゃんと用意されています。
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 これは他の各船全てに有りました。

 地域共通クーポンの使い道は、新日本海フェリーオリジナルグッズな、トートバックとフルグラTシャツとミネラルウォーターに決めっ。
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 合計で3,270円。
 おまけで新日本海フェリーのクリアファイルを貰って。
 クリアファイルプレゼントは、「すいせん」のショップだけの特典です。
 これでミッションはコンプリート。
 絶対に規定金額を買わなくっちゃいけない買い物って大変だ。

 晩ご飯のグリルでは、ビールを注文してみた。
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 サッポロクラシックの瓶なんて、私は初めて見ました。
 ご飯を黙々とやっつけて、と。
 美味しいよ。
 デザートもたっぷりなのが嬉しいです。
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 なので、洋食の方が私は好み。

 後はもう、下船を待つばかり。
 入港、接岸してもお部屋でだらだらしていたら、内線で呼ばれてしまい、慌てて下船口へと向かったのでした。
 勿論、私が最後の下船です。
 優雅とは程遠いラストになってしまった…。
 ちなみに、苫小牧東港でのんびりしていると、連絡バスに置いて行かれる可能性が有るので、さくっとバスへ向かいましょうね。
 勿論、繰り返し放送で注意が有って、確認も行われますけど。

 バスの乗車口で運賃を支払って、乗車です。
 1,020円は事前にぴったりの金額で準備済み。
 道南バスも、通常の路線タイプのバスになりました。
 発車時間まで、暫く待機して。
 8人程が乗車して、南千歳駅に向かいます。
 途中、路肩に鹿さんの群れが居て、クラクションを鳴らしながら減速したり。
 南千歳駅に何時頃到着したか、もう全然覚えていないのですけど、定刻21:05の特急「北斗19」号が遅れて到着したので、その辺りの時間の筈。
 この「北斗19」号と貨物列車に行く手を阻まれ、私の乗った快速エアポートも順調に遅れるのでした。
 この日は札幌駅前のホテル泊まり。
 偶然にも、お隣りは新日本海フェリーの札幌支店だったなあ。
 こちらに続いてます。

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