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2018.11.02

東海汽船「さるびあ丸」乗船記

 ここには、東海汽船「さるびあ丸」大島13:20-東京17:40、の乗船記が有ります。
 こちらから続いてます。

09/25
 竹芝桟橋のターミナルには、東京湾納涼船のでっかいポスターが掲げられていたよ。
Dsc_0001
 いい雰囲気。
 納涼船には、これから乗船する「さるびあ丸」が使われていましたが、それも昨日の3連休で終了して。
 公式サイトに、満員完売のお知らせが出ていましたです。
 人気有るのですね。

 大島のターミナルでは、待合室横の階段から、接岸体制に入った「さるびあ丸」を眺めます。
Dsc_0034
 船首を支点にして、ぐるっと転回する感じ。
 2回目の汽笛が鳴りました。
 離島ならではの、雰囲気たっぷりなのですよー。
 雨が強く降っていますが、波は穏やかで、接岸には何の問題も有りません。

 乗船券は既に購入済みで、特2等は6,850円です。
 インターネット割引なんて軟弱なものは使いません。
 うそ。
 単に、購入期限に間に合わなかっただけ…。
 ふええ。
 カードで決済をしたら、請求は「大島マリンサービス株式会社」名義になってたっけ。
 東海汽船の直営では無いのですねー。

 下船が始まったところで、乗船口へと向かいます。
 20人位が下船したよ。
 お約束のパトカーが待機中。
Dsc_0037
 旧ターミナルから通路まで、一部屋根の無いところが有るので、雨の中を走って駆け込みます。
 でも、通路から乗船口までも同様なので、結局、折り畳みの傘を使ったです。
 ちゃんと傘を貸して貰えるのですが、人の流れが一方通行なので、傘が戻って来るタイムラグを待ち切れなくって…。
 傘を入れるビニール袋を渡されて、船内へと。

 乗船券の半券を渡して、特2等のベッドの場所を教えて貰います。
 昼航海なのに、もお寝る気満々な私なのです。
 事前に調べた通り、カーペットに毛布と枕がセットされているよ。
Dsc_0057
 シーツは有りません。
 各ベッドにはコンセントが増設されていて、何故かアース付きの差込口になっています。
 ベッドランプは無し。
 簡素な作りなのですよ。
 毛布は100円で貸し出しもしています。

 ここ特2等のスペースは迷路みたいに入り組んでいて、全容を把握するのに、あちこち歩き回っちゃいました。
Dsc_0038
 テレビの有る区画も有ったりして。
 ちょっとした個室感覚みたい。
 私のベッドは、通路の真ん中みたいに、見通しの良い場所でした。
 この図が分かりやすいです。
Dsc_0056
 目の前には業務用の出入り口が有って、時々クルーが出入りします。
 てゆーか、特2等の区画を巡回してましたです。
 ちなみに、今日の特2等の利用者さんは、私ひとりだけだったり。

 もう間もなく出航なので、デッキに出てみますが、雨が吹き込んで来るので、ドア近くに引っ込んで、佇みます。
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 船内放送で、蛍の光のメロディが流れているよ。
 案内の中では、指定外の設備を利用した不正乗船に対して、厳しめの警告が流れたりもして。
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 不正が発覚したら、3倍の増運賃を請求をするそうです。
 あ、その為に、特2等を巡回していたのですねー。
 汽笛が1回鳴り、岸壁のお巡りさんに見送られての、出航です。

 私は、取り敢えずレストランに行きますよー。
 券売機を眺めて、何を食べるか考えます。
 明日葉カレー、800円にしてみた。
 釜揚げしらす丼なんかは、売り切れランプだったにゃあ。
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 レストランは15:00で終了。
 この営業時間だと、横浜寄港時に横浜から東京まで乗っても、レストランは使えませんね。
 なあんて、その際には、ちゃんと19:30まで延長営業するとのことです。
 今年の冬は、運賃が1,000円になる割引券を配布したりして、東京湾夜景航路、色々と頑張っています。
 詳しくは、東海汽船の公式サイト、お知らせをご覧下さいね。

 今日のレストランには、そこそこのお客さんが居ましたですよー。
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 私のカレーは、明日葉っぽく、色がちょっとだけグリーンですが、味の違いはそんなに分からず。
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 ニチレイの自販機も稼働していますし、お菓子やカップラーメンの自販機も有るので、食べ物には困りません。
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 てことで、満腹になった私は、ベッドに戻って、折り畳んだ毛布を枕に寝てしまうのでした。
 眠い…。
 どーせ外は雨で、景色も楽しめませんし。
 寝るのが大好き。
 素直な気持ちが船旅の秘訣だよ。

 東京湾内に入ったとの案内放送が流れても、そのまま寝続けます。
 本格的に起き出したのは、レインボーブリッジの案内放送が流れた辺り…。
 酷い。
 もおぐっすりでした。

 大井ふ頭のガントリークレーンの群れを見て、デッキに出て来た人達がいっぱい写真を撮っていたっけ。
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 私は倉庫業務から離れて随分経つので、40フィートコンテナの山を見ても、デバンニングする人やら倉庫スペースの確保やらを考えて、頭痛を覚えることも無くなりました。
 あんな大量に積んで来るなー!(^^;。
 実際、コンテナ船の輸送力って、凄まじいですよねえ。
 商船三井のコンテナ船「MOL Triumph」なんて、20,170TEUだとか。
 20フィートコンテナ換算で、20,000個!?。
 東京ドームの約半分に匹敵する容積です。
 夢の中に出て来そう…。

 竹芝が近付くと、レストラン船が対向して来ました。
 私は船内に戻り、急な階段を昇り降りして、船内を歩いてみます。
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 階段、本当に狭くて急なのです。
 一方通行になっているよ。
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 案内所のバス停(←?)によると、「さるびあ丸」の就航は平成4年の12月。
 思った程は古くは無いのですね。
 後継船は既に進水していて、そんなに遠くない先に、世代交代となる見込み。
 スタンプやパンフレットもここに置かれていました。
 楽しいよ。
 伊豆七島って、東京から一番近い離島なんですもん、もっと注目されて良い気はします。
 今は小さいけれど。
 急がずに歩きたいね、島へと続く未来。
 私も興味が出て来たです。
 大切に育てたい気持ち。
 次こそ、飛行機で新島へ…!。
 頑張って「フェリーあぜりあ」で帰りましょうかあ。
 風の吹く朝や、星の見えない夜は、速やかに乗船を断念して…。

 にしても、イス席にも座敷席にも、人が全く居ません。
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 そう言えば、航海中、案内所前のスペースにはいつも数人が居て、立ったり座ったりして、スマホの操作をしていました。
 席に居た方が快適なのにと思ったけれど、電波の関係で、一番都合が良いのかもしれないですね。
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 既にもう、皆さん下船の為に下船口へ移動したらしく。
 のんびりしている場合じゃ無いのです。
 ちなみに、シャワールームの利用は、10分で200円。
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 さすがに、使いませんでしたけど。

 夜の岸壁には、「セブンアイランド愛」が到着しているね。
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 タラップから下船して、一旦2階に上がってから、ターミナルへと。
 戻って来ました。
 揺れも全く無い、快適な航海でしたよー。
 ずっと寝てましたし。
 明日から数日間、「さるびあ丸」はちょっとしたお休みに入ります。
 納涼船としての装備を降ろしたりするのでしょうか。

 折角なので、東京愛らんどのカフェで軽食を食べましょう。
Dsc_0062
 島のフィッシュ&チップスと、パッションフルーツサワー。
 美味しいよ。
 ボリュームも有って。
 取り敢えず明日葉と島唐辛子は使っとけ!、みたいなメニューが私は好きです。
 そんな日帰りな島の旅を締めくくって、ラッシュの浜松町から家に帰ったのでした。

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