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第13回「オリジナリtea -ハーブの茶法-」その2

0710ハーブ01大根巻01


ハーブオイルづくり

 7月10日(木)。昨日レポートされているように、なにか準備してきた学生は学内演習室に残って活動することになった。まずは各自が持ち寄った品々を試食した。ハーブを使った以下の食品を試食した。

  ① ハーブの大根巻き(↑)
  ② ハーブの塩麹漬け
  ③ カレープラントのはちみつ漬け
  ④ バジルペースト

 ①はセロリとハム、チーズが一緒に巻かれており、セロリが苦手でない人にとっては大丈夫な味だろうという結論に至った。②は生野菜にソースディップのようにしてつければよい。③は、はちみつの味が強すぎる。④は茄子の上にトッピングし、トマトバジルソースやチーズをトッピングを絡めて焼いたのだが、何かもう一つ足りない感じだった(松の実がなかったので市販のオカキにくっついているアーモンドで代用したみたい)。


0710ハーブ04バジル焼01 0710ハーブ03バジルペースト作り02奈良 ←④


 私たちはハーブオイルを作ることになった。ローズマリーをオリーブオイルにつけたハーブオイルなのだが、1種類では物足りないので、以下の2種類作ることになった。

1)ハーブはローズマリーのみのオイル 
 ローズマリー、鷹の爪、にんにく(1/4片)、塩コショウをオリーブオイルの瓶に注ぎ込んだ。

2)複数のハーブを使うオイル
 ローズマリーのほか、スイートバジル、イチゴミルク(セージの一種)、タイム、にんにく(1/4片)、鷹の爪、塩コショウをやはりオリーブオイルの瓶に注ぎ込んだ。ネット上のレシピでは、これにローリエ(月桂樹)を加えるが、私たちの菜園にローリエはないので断念した。 私は実際に下宿でローズマリーをオリーブオイルに一晩漬けて調理に使ったのだが、火を通すと香りが際立って良くなった。それで鶏肉を焼いたのだが、風味よく食べられた。ローズマリー漬けのオイル(①)がおいしいことは分かっているので、複数のハーブをブレンドした②がどんな香りをさせ、どんな風味になるのかが楽しみだ。24日の発表会(茶会)までもう時間がないので、時間を無駄にせずやるべきことをやっていきたいと思う。(経営学科1年I.K)


0710ハーブ06ハーブオイル


0710ハーブ03バジルペースト作り01


バジルペーストづくり

 私たち女子4名は、裏山の菜園でハーブの採集をしました。ハーブの成長は著しく、まさしく「菜園」と言った趣きです。バジル、パセリ、ペパーミント、タイム、カモミールなど、たくさんのハーブを採集しました。採集後は4409演習室に移動して試食班と合流し、私を含めた3人でバジルペーストを作りました。バシルペーストは、先生が週末に奈良のハーブを使って作ってこられていましたが、味の要となる「松の実」を欠いていたため、御菓子のアーモンドで代用したそうです。しかし、味が物足りなかったそうで、ハーブに詳しい方に相談したところ、「クルミを乾煎りして使うといい」と教えられたそうです。松の実は高価ですが、クルミならスーパーやコンビニでも楽に入手できますね。


0710ハーブ03バジルペースト作り00水トリ

 
 というわけで、まずは万能鍋を使ったクルミの乾煎りから作業は始まりました。鍋からどんどん香ばしい匂いがしてきます。他の材料は、採れたてのバジルとイタリアンパスレー(パセリ)、オリーブオイル、塩胡椒、ニンニクだけです。バジルとパセリは水洗いした後、キッチンペーパーでしっかり湿気を拭き取ります(↑)。すりおろしには、民芸風のすり鉢を使いました。なんでも、大分県の山間部にある小鹿田焼の器だそうで、先生は「高いんだ、これ、頼むから割らないでね」と何度も言われました。まずはニンニクをほんの少しだけすり鉢に入れ、スリコギでつぶします。あまりたくさん入れてはいけないみたいです。それから、バジルとイタリアンパセリを少しずつ鉢に入れ、オリーブオイルと塩胡椒で味付けしながらすり下ろしていきます。イタリアンパセリを入れると緑色が強くなるという情報もありましたが、緑色が鮮やかだったバジルは、すり混ぜることによって濃緑色と言うか、ほとんど黒に近い色になってしまい、ビックリしました。クルミを混ぜたためかもしれませんが、これが自然な色だと考えたほうがよいでしょう。レストランなどで出てくる緑色のバジルペーストは着色料を使っている可能性が高いと思われます。


0710ハーブ03バジルペースト作り03アップ


 味はバシルの香味にクルミの甘さが絡まって、ほんのりとおいしく、先生からもお褒めの言葉をいただきました。おいしく作れたので、腕を痛くしながらも一生懸命すった甲斐がありました。作業の合間に、2年生のYさんが作って来られたスープセロリの大根巻きをいたきました。ハムとチーズの中にほんのりセロリの味がしておいしかったです。先生が作って来られたバジルペーストをのせて焼いたズッキーニもおいしかったです。

 この日はほかに、2年女子の先輩がハーブビネガーとアイスミントティの準備もされていました。茶会まであと2回、やるべきことはたくさんあるので頑張ります。(経営学科1年S.N)


0710ハーブ02ムスクマローのお茶
↑コモンマロ-の花を乾燥させ湯を注いだ薄紫のお茶

0710ハーブ05ビワ葉カット
↑ビワの葉をカット中。ドクダミとブレンドする予定

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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