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ソバ食のフードスケープ(1)

プロ研2&4開始!

 先週9月30日(木)から後期のプロジェクト研究2&4(1・2年の演習)が始まっています。いつもなら、夏休みから新しいアイデアが湧き出してくるのですが、今年はさっぱりでした。苦しみぬいたあげく、昨年の4年生が卒論で取り組んだ「ソバ食のフードスケープ」に再び挑むことにしました。初回のオリエンテーションは、なんかいい感じでした。「たかや」でバイトしている学生もいたりして・・・また今年もがんばります。

《概要》 全国各地の山間部で人口減少が進み、集落の限界化→廃村の流れがとまりません。ところが、鄙びた山間部に店を構える蕎麦屋が点々とあり、繁盛しています。たとえば、大山山麓や丹波篠山などにミシュラン一つ星やビブグルマンの蕎麦屋があり、予約客等で賑わっています。このプロ研では、「なぜ日本人は蕎麦食を愛好するのか」という問いかけから出発し、「山中の蕎麦屋はなぜ繁盛(持続)しているのか」という問題を考えます。また、もう一つのソバ食文化圏であるチベット・ブータンにも光をあてます(私のメインフィールドはこの地域です)。ブータンの蕎麦実が日本に輸出され、地域振興に貢献しているのですが、その活動はブータン高地の貧農支援と日本の障碍者支援を背景としています。蕎麦をめぐる国際交流と地域貢献の有り方を学んで下さい。

《授業計画》
01(0930)オリエンテーション【1・2年合同】4限(+α)のみ
02(1007)ソバの文化史-日本【1年】4~5限
03(1014)甘蕎と苦蕎-ソバの比較文化【2年】4~5限
04(1021)ネットで探る出身地の蕎麦屋(1)【1年】4~5限
05(1028)ネットで探る出身地の蕎麦屋(2)【2年】4~5限
06(1104)摩尼寺門前訪問-精進料理とソバ食【1年】4~5限
07(1111)そばカフェ「みちくさの駅」訪問【2年】4~5限
08(1118)ブータン蕎麦料理レシピの翻訳(1)【1年】4~5限
09(1125)ブータン蕎麦料理レシピの翻訳(2)【2年】4~5限
10(1202)調理実験(1)-ソバガキ(日本)とパンケーキ(ブータン)【1年】4~5限
11(1209)調理実験(2)-ソバ粉のギョウザ「モンモ」(ブータン)【2年】4~5限
12(1216)山中の蕎麦屋はなぜ繁盛しているのか-データ解読【1年】4~5限
13(1223)ブータン蕎麦の輸入と地域振興―仏師園とJOCAの活動【2年】4~5限
14(0113)発表会リハーサル
15(0120)発表会
*コロナの感染度等によっては日程・内容を変更する可能性があります。
プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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