天台宗山陰教区教学布教研修会講演の報告
摩尼山・摩尼寺に係わる新規目標
表記の講演を無事に終えました。6月の中国三十三観音霊場先達合同研修会とは異なり、天台宗古刹の住職を務める方ばかりの集まりであり、まさに釈迦に説法・・・危ない橋を渡ったのか、渡れなかったのか。
内容は上(↑右)に示すとおりでして、先達研修会やたくみ21例会の内容とほぼ同じだが、鳥取中部地震の問題をやや長めにして最後に付け足した。
わたしのあとに話された駒沢大学総長さんのお話が専門的でじつに3時間に及ぶ講義であったのに対して、わたしの発表は学生向けの内容であり、あれで良かったのかどうか、少々反省している。
講演後、見上所長を始め、多くの参加者から声をかけていただき、とても嬉しく思った。都合で懇親会を欠席せざるをえなかったこと、残念であり、この場を借りてお詫びもうしあげます。
さて、このたびの講演で、「摩尼山・摩尼寺に係わる新規目標」を公開した。まず、庫裡の耐震構造補強をすすめ、その保全活用のあり方として 「位牌堂」の機能を庫裡に埋め込めないか、検討する。次に地盤沈下で建物が傾き危険な状態になっている閻魔堂を立岩脇の原位置に移設できるように工夫する。これは、信仰上の問題に加えて、摩尼山巡回トレイルの充実とも直結している。さらに、重要文化的景観「山湯山の梨園と浜湯山のラッキョウ畑」の実現をめざす。これにより、砂丘(山陰海岸)と摩尼山の一体化がなされる。そしてまた、門前の新規店舗を誘致するよう働きかける。
みんな夢のような話かもしれませんが、「日本最大の登録記念物」にしたって少し前までは夢でしかなかったわけですから、壮大な構想をもっておくにこしたことはないと思って、Go For Broke !
あたって砕けろ!!