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はてなキーワード: ホラー映画とは

2026-05-13

映画】ダークスカイズ を見た

得体のしれない恐怖をマジメに考えたオカルトSFホラー映画の佳作。57点。

 

不況仕事をクビになった父親と、不動産レディーの母親、そして思春期のガキとチビちゃんの4人家族は迫りくる貧困に両親はギスギス。そんなある日、夜中に家の冷蔵庫がめちゃくちゃにされる事件が発生。さらはいろんな保存食オブジェのように積み上げられる事件や、度重なるリアルすぎる悪夢チビちゃんの異常行動、家を覆いつくすバードストライク等の怪奇現象が起こるようになる。いったい、この家に何が起きているのか。家族怪奇現象の戦いが今幕を開ける。

みたいな話。

 

で、まぁこルックだとなんていうか悪霊系のスーパーナチュラルホラーっぽい感じなんだろうなぁと思うんだけど、実際には宇宙人(と思われる存在)による実験でしたと言う話になるので、エッ、そうなの?ってなる。よく幽霊ポルターガイスト現象を起こしたり、謎現象を起こすのに対して「そもそもなんでそんな回りくどいことするん?」ってツッコミがあるけど、今作に関してはなんかよくわからんけど宇宙人が怖がらせることで人類の反応を研究してるんじゃないかなぁという説明がつく。う~ん、いやだからなんでそんな実験を?と思うんだけど、劇中のセリフで「ラット目線で見たら研究者の意図なんか理解できなくて当然」みたいなことを言われるので、まぁそれはそうかとギリ納得。

途中で最近オカルトホラーありがちな「この異常な現象宇宙人による陰謀なのではないか」ということを母親ネットで調べていかにも陰謀サイトに行き当たり、夫に話すも却下されるという展開があるんだけど、この映画「実際そうでした!」という話に最終的にはなって行くのが面白い陰謀論おじさんのところにいくと何が起きてるのかを割とちゃん説明してもらえるんだけど、最終的な(防ぎようは)ないですって言われるのも珍しいし、実際に防ぎようがなくて終わるビターさもよい。

 

宇宙人は家に対していたずらを仕掛けながらもチビちゃんに対して接触を試み始める。自分たちのイタズラをチビちゃんの夢の中で伝え始めるんだけど、その結果として両親、特に父親はこのイタズラはチビちゃん仕業であるという疑心暗鬼に陥り、その証拠を探し始める。さらには宇宙人父親にもアクセス機構を埋め込むことで父親に対して強い怒りや幻覚を見せるように働きかけ、夫の異常行動に妻との関係はどんどん劣悪になっていき、それを見ている子供たちもどんどん不安が募っていく。

そして、仕事中の妻の異常行動による職場から業務停止、家中を覆いつくすくらいのバードストライクによる鳥の死骸や、宇宙人によって子供たちの身体に残された痛々しいアザ、異常行動を起こした思春期ボーイの原因をその友人に求める父親による暴力行為(なお相手父親に殴り返された模様)と、家庭内関係悪化に重ねて周囲との関係悪化していく。

作中ではこの宇宙人実験内容は不明だとされているが明らかに得体のしれない恐怖を与えることで人間孤立させる方法」を実験しているのではないかと思えるような形で話は進んでいく。

そして最終的に宇宙人によって、思春期ボーイは連れ去られて今でも家族はみんなで彼を探していますと言う形で話は終わる。

映画的にはここで「宇宙人最初接触した人間が攫われる」という設定が登場し、チビちゃん最初に異常行動を起こしたのでちびちゃんが攫われる!となっていたんだけど、実は宇宙人思春期ボーイが赤ん坊だったこから接触しており(思春期ボーイが子供のころ異常な病気に罹っていたという伏線もある)ターゲット思春期ボーイだった!というツイストがあるんだけど、これに関してはべつにどっちでもよくない?ってなっちゃった。どっちがターゲットでもどうせ守れてなかったし、どっちがターゲットだったか宇宙人研究内容の意味合いが変わってくるとかもなかったし。

 

まぁ、そんな感じかな。

個人的に好きだったのは思春期ボーイが友人と隠れてエロ映画見てて友人が「ソフトすぎるよな!俺だってこれくらいやったことあるぜ!」って服の上から乳揉むシーンを見てるんだけどさ。その後、友人とボーイと近所の女の子2人の4人でパーティーするときにボーイと幼馴染の女の子ちょっとイイ感じになったときにボーイがいきなり乳揉んで「バカなの?死ぬの?」って怒られてしょんぼりしてたら「キスしたこともないだろ!」って言われて、女の子主導でチューするところ。めっちゃ思春期感あってよかった。

こんな悪霊映画みたいなルックスで犯人宇宙人で、なおかつ陰謀論通りの話なことあるんだ!っていう驚きはあるし、ホラー表現も正直凡庸ながらも一定の水準には達してるのでホラー映画好きなら別にみてもいいと思う。

2026-05-12

映画】呪われた死霊館 を見た

全体的に思ってたんと違った型、何コワホラームービーの珍作で44点。

 

霊障に困っている人たちにお祓いをするというていのペテンにかけることで金儲けをしている兄妹と兄の恋人ナード君の4人組。そんなある日、借金漬けの兄が金欲しさに勝手に受けた依頼で山奥の屋敷に出向くことに。そこは昔、イカれ男が女児3人を口を縫い付け殺したというセンセーショナル事件があった館だった。やたらと鋭く高圧的な主のババアにお前らペテン師だろと詰められながらもお祓いの仕込みを始める4人。しかし、館内で次々とおかし出来事が起こり始める。この館に潜む真実とは……

みたいな話。

 

まず、呪われた死霊館ってタイトルだけど、ジェームズ・ワン死霊館シリーズとは何の関係もありません。配給会社人間JARO自首するように。

で、話としてはぱっと見、悪霊祓い詐欺師たちが実際の悪霊屋敷に乗り込んでしまい彼らの怒りを買って酷い目に合う話っぽく見えるし、だとしたら面白そうじゃんと思うんだけど見ているとなんだかもっと無駄に複雑な感じになっていく。

彼ら4人のチームは、兄がお祓い説明係、妹が霊媒師係で、兄の恋人がなんかいてて、ナード君がカメラ技術担当。兄が依頼者に活動説明しながら安全場所モニターを一緒に見て、ナード君と妹が霊障現場に乗り込み、妹が霊媒師の演技をしながら時間を持たせて、良きところでナード君がそれっぽい音声を流し妹が何かを説得する演技をして音声を消し「去りました」と告げてお祓い完了。その流れ自体はなんていうか詐欺の裏側ものみたいな感じで面白いし、なんていうかこれで依頼者たちに安寧が訪れるんだったら取ってる金次第だけど、まぁ、いいんじゃないという気がする。宗教みたいなもんやろ。

しか映画冒頭のチュートリアル現場でいきなり妹がガチ幽霊を見てしまう。その後、大学お前サボり気味やなって教授に詰められているときにも見ちゃうし、ババアの依頼の電話最初に受けたときにもすごい耳鳴りがしちゃうし、怖くなって祖父相談しに行ったら「お前の母親霊媒体質やったんや。なんかいろいろ聞こえる言うてな。最終的に霊媒師になってその後、自分で目玉をくりぬいて自殺したんや。あいつは弱かった。だから死んだんや」と告げられる。

エッ、霊媒師詐欺師ものかと思ったら本当に霊媒師だったっていうお話なの?ってなってくる。ちょっと話変わってきたな……

そんなこんなで詐欺に加担するのよくないよなぁという妹に対して、兄は地元ギャング借金があるのでもっと詐欺したいというクズキャラなんだけど、なぜか一人でいるときはずっと自己啓発音源を聞いている。そして、俺は大丈夫、俺はやれると言いながらなんか変な薬もやっていて、こいつはこいつでなんかおかしいのね。

で、まぁババアの家に行ったらちゃんと口を縫い合わされたガキどもがウロウロしてて妹はそれに導かれてその家で起きた悲劇真相を探っていくことになり、一方で兄の方はいつも通り詐欺工程を進めようとするもやたらと鋭いババアガンガン論破されていく。このババア、底知れぬ怖さがあってめっちゃいい。そうこうしているうちに兄にもガキどもが見えるようになり、なんなら死んだ母親まで見えてくるし、ナード君はうっかり床板踏み抜いて落下して足を折るし、ババアにはもう完全にバレてるしで「はい、もう終わり。撤収です!撤収!」って感じになるが気付くと恋人がいない。

うろついてるガキどもに導かれて見つけると、なんと彼女は口を縫い合わされていた。大慌てで車に乗って逃げだす4人だったが、いつも通りうっかり単独事故を起こし恋人フロントガラスを突き破り飛んで行って死亡、兄は何者かに連れ去られ、ナード君は殴られて、意識を取り戻した妹は兄を探しに再び屋敷に戻る。

そこで、怖いのは悪霊屋敷だと思っていたら実は怖かったのはババアだったというヒトコワ展開に突入する。息子大好きなババアはたぶん息子が誘拐してきたガキたちがなんか息子の悪口を言ってるから(そりゃそうだろ)、口を縫い合わせてブチ殺していたのだった。いつの間にか息子もいます。口を縫い合わされた兄はブチ殺され、妹も捕らえられ、助けに来たナード君は息子をぶち殺すことには成功したもの中華包丁を持ったババアに生きながら切り刻まれ阿鼻叫喚事態に。思ってたホラーと違う~!

霊媒体質の妹は死んだガキどもに「助けてクレメンス!」と訴え、それを聞き入れたガキどもが叫びだすとババアはうるさすぎて悶絶。そのすきに妹がアイスピックで首をぶっ刺してFATAL K.O。強い。まぁあんだけうるさかったら口を縫い合わしたくもなるわなという説得力はあった。

 

さっきも書いたけど、悪霊屋敷怖い話かと思ったらガキどもはシンプル被害者で実は怖いのはババアでしたという話になってう~んそういう話だったっけ、じゃあそもそもこのバアアはなんでお祓いを呼んだんや。もしかして自分たちで殺したガキどもがうるせーから祓いしたろwと思って呼んだん?サイコパスすぎん?と思うし、なんで兄の恋人の口を縫い合わせてそのまま放置してたんかもわからん

たまたま車がホラー映画お約束を熟知してくれていたからうっかり単独事故を起こして逃亡を阻止できたからよかったものの、もしすんなり逃げ切れてたら通報されておジャンジャン?だからこそ殺人鬼たちはまず移動手段を奪うんであって。

ここのジャンルチェンジありきでババアが実は怖い存在でしたにハンドル切った結果、じゃあこのババアは”現在”いったい何を考えて行動しとるんやというところがかなりないがしろにされている感じはする。

あとはイカれた親子愛ババアと息子が実は敵でしたという展開をラストに持ってくるとして、だったらせっかく置いた主人公チームも実は母親霊媒師でしたという設定を絡めてこないのは片手落ちというか、そこで母親加護みたいなものを一個挟んどけばまとまりができたのになと思わんでもない。まぁ母親譲りの霊能力でガキどもに協力を仰げたと言えんくもないが。

あと兄が自己啓発に励んでいたのももちょっとイイ感じの活かし方があった気はする。たぶんだけど母親の衝撃的な自殺から自分を守っていたんだと思うんだけど、なんかそのへんは全然表に出てこないし、むしろ兄にこそ霊媒形質が強く遺伝していてその能力否定するために俺は大丈夫だと言い聞かせていた、みたいな感じでもよかったのに。知らんけど。

 

まぁ、そんな感じかな。

なんかもっとシンプル霊媒師詐欺師集団VS悪霊屋敷という形のほうがもっとまとまりのいい面白映画が撮れたんじゃないかなって気がするんだけど、そこに実はヤバいのはその屋敷の霊を生み出したババアでしたという展開を突っ込んだ結果、なんか散漫な映画だなぁって感じになっちゃった印象。

とはいえ、そのひねり自体面白くはあるし霊媒師詐欺師の裏側もちょっと見られるし、ババアは怖いしホラーとしてもギリギリ楽しめるかなって感じなので、ホラー映画好きにはギリギリおすすめかな。

2026-05-10

日本人倫理観言語化してみる

日本人倫理観特殊性を一番表しているのは、線引きの極端さだと思う。

 

日本人は、ある線の「慎みのなさ」を越えると途端に「死んでも良い命」になるという、極端な生命倫理を持っている。

例えば、親の目を盗んで深夜に外出し、コンビニの前でたむろしてる中学生

こんな程度のことでも、たとえどのような理不尽な死に巻き込まれても(例えば、たまたま通りかかった薬中に刺されても)「そんなところに近づいたから仕方ないね」と、さらもっと無惨な殺され方をしてもよかったくらいにはネットで叩かれる。

これ、異常だって気づいてる?

 

ホラー映画でも見てる感覚だろうか。主人公を作中で軽くけなしてたり(恒常的にいじめているわけでもない)、隠れていちゃついてるカップルくらいの「慎みのなさ」が、死んでもかわいそうに思わなくて良いフラグになり、当たり前のように死をエンターテインメントとして喜ぶノリを、現実でも同じ程度に内面化している。

 

これは本当に、一瞬たりとも越えたら戻れない線だ。

たとえばホームレスを、とにかくまず家を見つけられるように、仕事を探せるように、監督つきで金を借りやすくするくらいに支援するシステムでも作ったら、日本人の大半は怒るだろう。

一度ホームレスなんかになった、線の向こう側に足を踏み入れた「異物」を、こちら側に戻すことは侮辱だと感じるからだ。

日本人ホームレスを、戻るということを想定しない、戻ってきてはいけない「もう終わった存在」としてしか認識できない価値観を当たり前に日常言葉遣いとして持っている。

 

日本人にとって「まともな人間」の線引きは、一度でも越えてはいけない、一度でも越えたら命を平等に扱ってはいけない、いわば宗教的な穢れとして不可侵のものになっている。

 

これが結局のところ、日本人の「真面目さ」の根源でもあるのだろう。日本人自分でも明確に意識せず、この線に一瞬でも近づいたら終わりだと恐れている。

から、ただルールを守るという以上に、線から可能な限り遠ざかるという努力をする。

それをしない、気の緩い人間が憎くて仕方ない。

から、やはりそんな慎みのない存在は、一瞬でも気を抜いた瞬間に死んでも仕方ない、天罰だ、嬉しい、と心から思う。

 

本当に、なんでこんな精神病みたいなループに、一億人が捉えられるものかね。

不思議な話だ。

2026-05-08

映画サイレントヒル を見た

ホラーゲームホラー映画化するということのある種の模範解答で71点。

 

養子の娘が夢遊病になり、静岡に行きたい静岡に行きたいとやかましいことが悩みの主人公は一念発起し、夫の反対を振り切って静岡へ娘と2人旅行へ出かける。途中のガススタで女性警官に目をつけられ、道中でサイレンを鳴らされたことで何故かブチ切れてしまい、暴走を開始。猛スピード静岡突入するも1000回は見たよそ見運転してると目の前に子供が急に現れ急ハンドルを切って事故って気絶してしまう。気が付くと、周囲は白い灰が振る町で、娘も消えていた。消えた娘を追い、主人公の戦いが今始まる。

みたいな話。

 

極めて美しく精緻に構築された映像美のホラーでありながら、ところどころゲームすぎるなぁwという部分があってその両方の楽しさを味わえる奇妙な作品でしたよ。

まずゲームすぎる部分ね。例えばこんなシーンがあって。主人公が娘は学校にいるに違いないと思い静岡廃校舎に到着。職員室みたいなところに入って机の引き出しをガチャガチャやるんだけど鍵がかかっていて。あたりを見渡すと何故か鍵束が置いてあって、それを拾って引き出しを開けるとそこには懐中電灯が入っていて主人公は暗い学校内での探索に有利なアイテムをゲットする。

いや、ゲームすぎるなぁ。

後はトイレを探索していると奥に何かを見つけて近寄ると有刺鉄線で拘束された遺体があって、その口元にキラリと光るものがある。主人公はなぜか有刺鉄線の間にそっと腕を伸ばして口に指を入れその破片を取り出す。その破片には次に行くべき場所が書かれていた。

いや、ゲームすぎるなぁ。

後はなんかクソデカい剣を持った頭にピラミッドつけた敵が出てくるんだけど、鉄扉の部屋に逃げ込んだらそいつが扉越しにガンガン剣を差し込んできて寸でのところでよけ続けるのもホラー映画QTEすぎるし、この辺はきっとゲームやってた人だったらうんうんって思いながら見てたんだと思う。まぁ、俺はやってないんですが。

 

一方でホラーとしてもかなり良質で、ざっくり説明すると現実静岡過去大火災によって壊滅しており今も地下火災が続く危険な街。しかしの火災は実はカルト教団魔女狩りと称して私生児を火あぶりにしようとして失敗したことが原因だった。全身大やけどながら命だけは助かった私生児はこの世界を恨み本当に魔女化してしまう。しかしその際に彼女の善の部分が分離、転生し主人公養子にした娘になっていたのだった。

そして魔女化した私生児に呼ばれ娘は静岡行きを要望し、その結果、主人公と娘、たまたま巻き込まれ女性警官過去静岡に誘われ、さらには私生児の恨み辛み怒り怨念によって作り出された恐怖幻想静岡と行き来することになってしまう。

幻想静岡はいろんなクリーチャーが現れるんだけど、例えば目をつぶされたナース型のクリーチャーなんかは全身火傷で入院中の私生児興味本位で覗きに来てたナースへの恨みの具現化に見えるし、腕もなく目もないクリーチャーは拘束されて先の見えない地獄にいた私生児の苦しみの具現化に見える。

鉄条網で拘束された口にヒントが差しまれていた遺体私生児性的加害を行っていた用務員のもの。そうして主人公たちは彼女の怒りと苦しみの道程地獄めぐりさせられるというのが本作のストーリーとなっている。なぜこんな世界なのか、なぜこんな化け物がいるのかということを極めて分かりやすくまともに提示されていてグッド。

また一方で、主人公たちが過去静岡地獄めぐりしているのと同時進行で、主人公の夫が現代静岡主人公たちを探しながら静岡過去を探る展開が同時進行しており、バックストーリーの明かし方もスムーズ。同日同場所に2人が同時にいるのにお互いがお互いを見えないというすれ違いもいいし、それがエンディングのビターさにもつながっていて非常に良い。

ちなみに私生児の母はカルト教団トップの姉か妹で「父親がいない子供魔女だ!」って言われて、血のつながった私生児トップに預け、血のつながったトップ私生児を火あぶりにする。それに対して子供に恵まれず、私生児の半身の転生体である娘を引き取り本当の娘のように育て彼女のために血まみれになりながら静岡を駆けずり回り、最後には救出するという、対比もよかった。

 

映像もよくてねぇ。まず白く霧がかっていてふわふわと灰が舞い散る静岡幻想的な寂れ感もいいし、なんかみょうにねちょねちょした幻想静岡の夜の建物の中もいい。クリーチャーは安っぽすぎず動きのぎこちなさもいいし、幻想静岡の夜と朝の切り替わりの朝→夜で建物あらゆるものボロボロになってクリーチャーが現れ、夜→朝で今度はクリーチャーボロボロに舞い上がっていき建物がきれいになっていく移り変わりも幻想的でいい。

そして、最後主人公魔女VSカルト教団魔女覚醒病院でベッドに拘束された自分をそのままモチーフにした怪物に変貌。自在に鉄条網を操り、自分をこんなことにした街の人間を次々に文字通り八つ裂きにしていく阿鼻叫喚の血の雨展開はホラー映画らしいルックスカタルシスがあって最高だった。

あとなんか街の女がピラミッドヘッドに捕まって服剥がれて、裸がCGすぎるなぁと思ってたらその後、皮まで一息で剥がれた展開はさすがに爆笑

 

まぁ、そんな感じかな。

とにかくホラーゲーム映画化とは思えないくら映画として美麗でゴージャスな画作りがしてあって見ごたえもあるし話自体も非常にスマートに考えられていてかなりよかった。その上でちゃんゲームらしさも表現していて隙がない作りだなと思う。まぁ、ゲームすぎるなぁとは思うんだけども。

たぶんゲームやってたらもっと面白かったと思うんだけど、俺はやってなかったのでそこはちょっと残念だったかな。なので、ゲームやった人とかクリーチャーホラー映画好きにはオススメ

2026-05-06

映画宝島 を見た

原作あり映画の悪いところの煮凝りみたいな映画。34点。

 

終戦直後沖縄米軍基地から物資を盗んで市井の人に配布する強盗団を結成していた瑛太妻夫木と窪田、そして瑛太恋人広瀬すずら。ある日、基地に潜入して武器を盗もうとするも失敗、逃走中留守番広瀬はともかく3人ははぐれてしまう。そして6年後、捕まって刑務所に行った窪田はヤクザに、妻夫木刑事に、広瀬女教師にそしてリーダー瑛太行方不明になっていた。瑛太行方をそれぞれの立場から追う、3人だったが戦後沖縄の大きな歴史うねり翻弄されていく。

みたいな話。

 

とりあえず沖縄基地問題あんま興味がなくて3時間越えは長いなぁ~って人は多分見る必要ない。

なんか超分厚い原作があるらしいって話は知ってて、まぁそっちでは戦後沖縄歴史人間ドラマを濃密に描けているんだと思うんだけど、それを映画化するにあたってどこを残してどこを切るのかという判断ぶっちゃけ失敗していると思う。この映画191分もあるのに人間ドラマを描くのか沖縄戦後史を描くのか圧倒的にどっちつかずだし、沖縄戦後史に振るには全然覚悟が足りないと思う。

まず人間ドラマなんだけど、基本的には主人公妻夫木らオキナワンチュたちの精神的支柱だった瑛太がある日の侵入失敗後に行方不明になってしまい彼を探すことがこの映画のメインだと思うんだけ、これがすげーふんわりしてんだよ。

妻夫木瑛太を探すために刑事になったんだけど、その設定も序盤にちょろっと米兵がらみの殺人事件捜査するパートが入って、その後、米軍諜報部の人間と組んで不良軍人を協力して捕まえる代わりに情報をもらう感じになるんだけど別になんかそんな重要情報出てこない。さらに深入りすると本土人間が乗り込んできて拷問されたりするんだけど、これもあん意味分からんのよな。

一方の窪田は刑務所ヤクザネットワークに加盟してそこから情報を掴んでいくんだけど、そこがもう断片的にしか描かれなくて「はい情報出しときますね~」って感じで全然情報が集まっていくわくわく感やスリリングさ謎解き感がない。まぁ、妻夫木よりはマシだけど。そして瑛太の件とは別に関係なく米兵狩りを始める。

広瀬は頑張って瑛太が奪った物資で建てた小学校女教師になりました。

なお、小学校には米軍機が墜落して爆散した模様。そしてその後、瑛太とかとは関係なく沖縄開放運動家になります

あと、なんか序盤では花売ってたわけわからんガキがその後、急に成長してイケメンになるんだけど、で、こいつは誰やねん。なんか急にイケメンわいてきたなと思ったら花売りのガキだったってなるんだけど別にこいつなんか花売ってただけで何の存在感もなかったしなぁって感じ。で、実際にはこいつが一番のキーマンで実は米軍の偉い人が現地民孕ませて作った子供で、その現地民がたまたま瑛太たちが侵入した日に米軍基地侵入していて爆裂出産。そこに瑛太がうっかり出くわして子供を託され、育てていたのでした。

そしてうっかり撃たれたイケメンに導かれた3人は浜辺に移動するとそこには白骨化した瑛太がおり、安易回想シーン真実が流れなぜかたぶんその回想シーンを見ていた3人は感動するのであった。何の話やこれ。

ちなみに米軍諜報部と本土の軍関係者が隠そうとしていたのはこの隠し子スキャンダルのことでした。意味わからん

瑛太はもう死んだ母親赤ん坊に出くわしただけでその出自は知らんし、イケメンは当然当時赤ん坊なのでそのことは知らん。まぁ偉い人と現地妻写真が入った首飾りは持ってたけど別にそれがなんにもならんし、なんなら何を現地妻写真撮ってるねんという話だし。別に撮ったけど肉体関係はなかったって言えば全部収まる話だし。この話に何の引きがあるねん。ばからしい。

 

じゃあこのメインストリーを雑に扱って何をやっているのかっていうと、沖縄戦後史の紹介をやっているのね。

米兵による現地民への被害逮捕しようにもMPがやってきて米軍に連れ去られ無罪にされてしまう。米軍機が墜落してきて子供たちが被害にあうも無罪苛烈化する市民運動。この忘れられた米軍統治下の沖縄の様子をしっかり映すことに時間をかけている。そして妻夫木広瀬はそこの渦中にある存在として歴史翻弄される必要があるので本題の瑛太捜索に時間全然割けない。

もちろんこれを戦後80年記念に映像化することに意義はあると思うし、特にたっぷり金をかけて作ったであろう終盤の大見せ場のゴザ暴動のシーンなんかは十二分に見応えがあったけど、でもなんていうか映画の本筋と全然接続してないからどうしたってのめりこみが弱くなる。まぁこれに関しては俺が沖縄全然興味がないからそうなっちゃうのかもしれないけど、なんていうか思想強いなぁって感じ。

でも別に、俺はイラク戦争興味なくてもアメリカン・スナイパー面白かったしベトナム戦争知らなくてもランボー(無印)は面白かったし、ドンバス紛争知らなくてもコードネームレイブン面白かったからなぁ。だからこそ、大事なのは何を見せるかだと思うんだよな。

たぶん製作陣は沖縄戦後史を見せることが大事だと思ったんだと思うんだけど、でも、たぶん映画ってそうじゃないんだよ。三者三葉立場瑛太を追う中でそこに横たわる困難として沖縄の呪われた戦後史がにじみ出てきてしまう。そういう感じのほうがちゃん面白映画になったと思うんだよ。本だったらいいよ、心置きなく全部書けるから。でも映画映像媒体はそうじゃないじゃん。時間制限がある中で何を描くのか、何を描かないのか。そして直接は描かない中でも見せることが腕ってもんじゃねぇの?

じゃあ沖縄戦後史には全力投球で完璧なのかというの全然でさぁ。

最終的に窪田が米軍基地テロを仕掛けるんだけどそこで妻夫木妻夫木の論争になるんだけど。「返還されても沖縄は何も変わらない。だから俺はテロアメリカだけじゃなくて本土人間にも沖縄の怒りを知らしめるんだ。怒りで世界を変えるんだ」派の窪田に対して、妻夫木は「暴力じゃ何も変わらない(陳腐)。でも諦めなければ10年後、20年後には世界は変わっているはずだ。人間は愚かじゃないから今の沖縄みたいな間違った状況が続くはずがない」と諭すんだけど、10年後も20年後もそんな変わってないのを知ってる人間がこれ書くのなんかグロいんだよな。

もちろん、まぁ変わってないんですけどね(嘲笑)みたいな映画らしい悪意があるのかっていうとなんかそんな感じでもないんよ。これがブラッククランマンみたいにエンディングの前、暴動も治まり日常に戻った主人公たちがテレビをつけると久米宏沖縄米兵少女暴行事件を伝える映像流れるとかだったら覚悟あるやんと思うけどさ。なになんかキラキラディベートタイムで消費してんねんと思う。

あとそれで言うと、窪田が急に最後本土人にキレてたけど、この問題重要なのはアメリカ人よりもむしろ本土人なのに作中ではその視点ほとんど登場しない。あまり片手落ちすぎる。

 

他にもいいたいことは山ほどあるんだけど、とにかくたぶんだけどこれ原作読めばいいだけの映画なんだよ。

もろちん、日本映画史上有数の25億の金をかけて当時の街並みを再現して2000人のエキストラバージンオリーブオイルを集めて撮った暴動シーンなんかはスケール感があってよかったけどだったら191分もいらないんだよ絶対。そこまでの吸引力はないよ。ただ、役者はよかった。みんな芸達者で特に瑛太は薄汚れていてもこいつが青学の柱なんやなっていうのが一目見てわかるような沖縄太陽みたいな役をよく演じてたと思う。

まぁそんな感じかな。沖縄基地問題に関心がある左翼沖縄人が見ればいい映画で、エンタメ系が好きな人別に無理してみる必要ないと思う。長いし。110分くらいだったら50点くらいあっていいと思うけど、そこからさらホラー映画1本分見せられてこのオチだったからこの点数で提出です。

 

あと、これは完全に余談なんだけど俺は全然つまんなくてこれホンマにどういう態度で見るべき映画なんやと思って、↑まで書いてからいくつか解説動画を見たんだけどこれがちょっと面白くてさ。

まずエンタメ映画を多く紹介しているチャンネルではおおむね不評で論としては意義は認めるし映像も頑張っているけど映画としては散漫という評価

そしてこれを絶賛している人の多く、というかほとんどが作品じゃなくて作品背景、沖縄にはこんな歴史があってぇ米軍はこんなにひどくてぇだからこの映画を作るってことには意義があってぇみたいなことが評のほとんどを占めていて、作品の内容じゃなくて意義を評価するって方法があるんだなぁという学びを得た。

そういう映画の内容はともかく映画を見た意義はあったと思いました。

2026-05-05

ホラー映画を見たメスガキ「ざ、ざこのおじさん…怖いからおトイレ付いてきてぇ…」

「で、電気消しちゃダメから…!ちゃんと見ててよね…!」

「もう痛々しくて… もう気の毒で気の毒で… 」

「照らしてやれよ!照らしてやれって!」

2026-05-04

ホラー映画ラストCGガンガン使われると萎え

さっきまで手だけ足だけ声だけ見えてもぼんやりとかだったのにラストですげえCGだな〜!!ってクリーチャーが出てくると萎え

CG使って血ドバドバ!怪しげな煙モクモク!くらいならいいけど流石に怪異のものがフルCG人外だと急に怖さが減る

一緒に見た友達も「ラストがダクソかブラボみたいだった」って感想だったし少数派ではない気がする

お金かかったホラーより低予算ホラーの方が怖いのはこういうのもあるのかもな

2026-05-03

子供の頃の見たホラー映画の方が印象に残るのは、まだ偽物だとはっきりわかっていなかったか

2026-04-30

映画スーパーマグナム を見た

A24制作のMAGA MAGAしい不条理アクションホラー映画。13点。

 

友人に会いにNYに戻ってきた謎のチャールズ・ブロンソンだが一足遅く友人は地元チンピラにぶち殺されていた。友人の死に目にうっかり立ち会ったチャルブロはやってきた警官逮捕され拷問を受け留置所で大立ち回りを披露していたらクズの署長から「お前自警団だろ。この街ダニ掃除しろ」と依頼され釈放される。街のダニとチャルブロの戦いが今幕を開ける。

 

まぁこ1985年という俺が生まれる前の映画なんでA24が作ってるわけないんですけどね、という話は置いておいてもここしばらくのA24が撮ってきたとても現実のものとは思えない現実問題カリカチュアした悪夢寓話のような作品。つーか、従軍世代のための西部劇ポルノ

チャルブロは正義執行者であり老人やマイノリティを守る保安官として、地元ギャングたちを容赦なくぶち殺していく。最初は釘を打ち付けた板を床に轢いたり、Bigネズミ捕りでチンピラを吹っ飛ばしたりしていたのが、だんだん車上荒らしを呼び込むために中古車を買ってきてまんまとやってきた奴らを撃ち殺したりしはじめて、お、おうってなる。

さらには「チンピラを追い詰めるために相棒を呼んだ」とか言い出して、住人が「そんな奴がいるのか!?」って期待してるとクソデカマグナムが届いて「こいつさ」って言う爆笑展開。身を守れるものは銃だけ。そして強大な敵には強大な銃が必要。強大な男には強大なチンポがついているうにな。HAHAHA!

その思想さらヒートアップし、殺された友人は実は箪笥戦争から持ち帰った重機関銃(M1919A4)を保存していて、敵の大群にむけてそれを手持ちで乱射する展開になる。おじいチャルブロがM19を手持ちで撃つ時点でファンタジーだけど砲塔を素手ガッツリ握ってて草。そこアチアチなるで。そして最終的には敵のボスチンピラに偶々持っていた携帯ロケランをぶっ放してFinish!Wao!

わざと高級カメラを見せびらかしてひったくってきた相手を背後から問答無用でクソデカマグナムで撃ち殺してそいつ身体デカい穴が開くんだけど、その後ドンドン威力が低くなっていくのもよくわからんし。何よりひったくり犯を背後から撃ち殺す展開はどうなんだ。

まぁこ作品チンピラももう本当に意味が分からなくて。普通こういう映画チンピラって例えば実は地元の裕福なおっさんがや警察署長がこの地域から住人を追い出して再開発を進めるために雇ってるみたいなバックストーリーがあるもんだけど何もなくてただひたすらに無軌道目的もなく犯罪を繰り返す。犯し、盗み、殺し、燃やす。そして、彼らはトレードマークとして頭にペイントを施していてそのボスは逆モヒカンに髪を借りそこに赤いラインを引いている。もう明らかにネイティブインディアン彷彿とさせるビジュをしている。

そして彼らによって従軍世代の老人たちが虐げられ、しかし同世代ヒーローが現れ男性性の象徴のようなデカい銃を振り回し敵を撃ち、それに感化され警察も最終的には正義を取り戻す。虐げられてきた退役軍人世代の老人がリスペクトを持たない理解不能最近の若者たちを"オシオキ"する様を、古風ゆかしい西部劇フォーマットで描いていると言える。

たぶん、このシチュでシコれる人たちが当時は多かったんだろうし、そういう社会でもあったんだろうけど現代に生きる俺の感覚からするとう~ん、ええんか?って感じ。真昼間から街のど真ん中で人を撃ち殺して拍手喝采承認される様はどうしたって異様に映る。

あと、何で出てきたんかわからん警察の腐敗を糾弾するポジションで登場したのにそれはすぐなかったことになってチャルブロに股開いた後、チンピラにぶっ殺される美人弁護士とかも典型的冷蔵庫で笑っちゃう意識が残ったまま車に乗せてそのまま爆殺焼き殺して「キャータスケテー」とか言わせる悪趣味っぷり。ここは評価

 

まぁそんな感じかな。

アクション的にも特に見るべき要素はないし何かギミック的におぉっと思う展開もない。例えば釘を打ち付けた板をトイレの床に敷いて敵を撃退する展開が序盤にあって、最終盤に家にチンピラボス侵入してくるときに同じトイレの窓から入ってくるのでははぁんと思って見ていたら特に何もない、みたいな意味不明さ。ちなみに家に戻るのもスパマグの弾が切れたから取りに戻るというアホ展開。

Amazonで星4.5で評価数700近くあったので期待して見たんだけど、どう楽しむべきなのか非常に苦しむ映画だった。まぁ、チャルブロが出るような西部劇好きにはオススメなのかな?知らんけど。

2026-04-29

元々ホラー映画とか全く好きじゃないか

最近ホラー作品や展示が流行っているのが本当に不思議

すごく流行ってますよね?なんで?

平和から?怖い思いをするために能動的に行動する人間心理って一体…

2026-04-14

映画告白 コンフェッション を見た

ホラー映画として楽しいんだけど、その楽しさは本当に正しいのだろうか。59点。

 

同じ登山部の仲間で山で死んだ女性の追悼登山にやってきた主人公韓国人しかし運悪く吹雪の中遭難してしま韓国人は足の骨が折れてしまう。もうダメだぁ、おしまいだぁとなった韓国人は「実は俺が女性を殺した。登山事故じゃなくて殺人だった」と告白。まぁ、それはそれとしてと探し回っていると山小屋発見し、2人はうっかり生き延びてしまう。死ぬと思ってとんでもないことを告白した韓国人ととんでもないことを告白されてしまった主人公。とんでもなく気まずくなってしまった山小屋疑心暗鬼サバイバルが今幕を開ける。

 

まずフラットな目で見て面白かったか面白くなかったかで言えば面白かったとしていいと思う。

その後の展開として、山小屋に入った後、急に韓国人は不機嫌になり携帯持ってるのに持ってないって言うわ、主人公に隠れて救助隊に電話して「一人です」って言ってるわ、調理のために貸してくれたナイフをすぐ返せって言うわ、様子がどんどんおかしくなっていく。実は女性主人公と付き合っており、韓国人もそれを知っていたこから、彼は彼なりに告白してしまたことで自分恋人の仇になってしまったので危害を加えられる可能性があり、また、告白してしまたことで相手絶対的な弱みを握られてしまったという不都合が発生していて、ついにはその状況が決壊し、韓国人主人公に襲い掛かってくる。

ここからはもう、閉ざされた物件殺人鬼がやってきて襲い掛かってくるから逃げ回る系のガチンコホラー映画になってくる。

2階建てで階段もあればハッチ式のはしごもあり、部屋も多く、山小屋なので遮蔽物も多いといういろんなルート鬼ごっこ可能な考え抜かれた物件で、市の鬼ごっこが始まるわけだけど、珍しく殺人鬼側の片足が折れているというハンデがある。しか殺人鬼側はナイフやオノ、スコップ(デカいやつね)といった武器武装しているのに対して五体満足の主人公は丸腰。さらには高山病発症してしまい、視界がきかなくなってくる。このあたりの不均衡さ、そして相手韓国人であることで発生するディスコミュニケーションと、シンプルに動きがどんどん人間離れしてキモモンスター的になっていく韓国人物理的な怖さ。といったジャンル的な強度はめちゃくちゃ高くて、見ていて楽しい

そして、なんとか逃げ回って夜が明けて救助隊がやってくるも主人公の声は届かない。閉じこもっていたドアを開けて飛び出すも目は見えないが救助隊員に声を掛けられようやく視界が戻ったと思ったら、それは救助隊の服を着た韓国人だった。救助隊員を皆殺しにし、ついに主人公をとらえ首を絞める韓国人。お前の罪も告白しろと言われ、主人公は実は女性を殺したのは韓国人ではなく自分だった。自分韓国人が首を絞めて彼女を殺すように仕向け、殺したのを確認しに行ったら女性が息を吹き返したのでとどめを刺したと告白し、息を引き取った。

ところで目が覚めて、穏やかな韓国人に迎えられ高山病でぼうっとした頭でうっかりいらん告白をした結果、現実世界では何の告白もしていなかったのに韓国人に「お前何かおかしい」と疑われてしまう。そして一夜明け、救助隊が駆け付けた時そこには韓国人をめった刺しにする主人公の姿があった。

告白したお前が悪い」そう呟いて映画は終わる。

という、ホラーサスペンスとして一定以上の強度がある映画であるのは間違いないと思う。追いかけっこからの驚きの真相告白。ここまでは間違いなく良かった。

 

問題は夢落ちの是非と、夢落ちとなったことでホラーサスペンスパート正当性がゆがむこと。そして、相手韓国人であることの妥当性。

まず、夢の内容があまりハチャメチャで、十何年間もちょっとした見下しはありつつ一緒に活動してきた仲間相手がまるでカヤコジェイソンジャック・ニコルソンかのような殺人モンスターみたいなイメージで夢に登場するだろうかという話。これが細切れの夢の中で毎回、日常の中で起きそうな殺人、それこそ首を絞められたり後ろから刺されたり、毒を飲まされたりという形なら「お前自身がそうしたいという願望の発露」として受け入れられなくもないが、実際に夢で起こったのはまるでスラッシャーホラーのようなドタバタアクション

つまるところ、一本のスラッシャームービーとして夢パート精緻予測不可能で出来が良すぎた故に、逆に高山病朦朧とした頭で見る夢として正当化される範囲を超えているんじゃないかという話。

 

そして、相手韓国人したことちょっとタコト感がある喋りなので本心が読みづらいという部分はいいとしても途中から韓国語交じりで話し出すので相手意図が余計に読めなくて怖い、という意図があったんだとしても、なぜかこの映画には韓国語には日本語字幕が出るので「こいつの韓国語主人公に伝わってる設定なのかどうなのか」がよくわからなくなってしまう。

主人公が「韓国語でしゃべるのやめろ」というシーンはあるけど、それはすなわち「韓国語が全く理解できない」を指さない。ある程度理解はできるけどコミュニケーションとしてスムーズじゃないからやめてほしいかもしれない。だから、そこの恐怖を描きたいなら「主人公理解できな韓国語には字幕を出さない」という処理にすべきだったはずだ。実際、後半から字幕が出ない部分もある。じゃあ、序盤はずっと意味理解できていたのか?と思うが、韓国語に対して主人公意思疎通している描写もない。チグハグだ。

なにより、相手日本人じゃないかコミュニケーションとれないの怖いよね~っていうの、現代コンプライアンス感覚としてどうなんだ。まぁ同じ日本人なら怪物化させても問題ないのかという問題もあるが、別言語を話す別人種から怖いというのはシンプルに受け取っていいのかはかなり悩んだ。

 

そしてこの作品の本当にあるべき形として、死を覚悟して罪の告白をしてしまったが生き延びてしまった。こいつを生かしておいていいのか、いや、むしろ俺が殺されてしまうんじゃないかという葛藤という部分にあまり重きを置かずにスラッシャーホラーに振るという決断は本当に正しかったのか。もっと心理的密室サスペンスに振るべきだったんじゃないか原作中学生くらいの時に近所の古本市場で読んだだけなのであんま覚えてないんだけど、そっちは後者的な話だった気がする。

 

まぁ、そんな感じかな。

襲い掛かってくるようになってから韓国人はもう本当にシリーズ化してほしいくらい(最後に殺されたからもう無理だけど)印象的なモンスターアイコンとして完璧だったからそういう意味では面白かったけど、そういう意味面白映画でよかったんかなぁって感じ。ホラー映画好きな人は楽しめると思うけど、原作的な心理サスペンスを期待してる人にはなんか違うなぁってなるんじゃないかな。

2026-04-11

今は流行らないだろうホラーってあるよな

中学生の頃「着信アリ」ってホラー映画流行ったなって急に思い出してた

携帯電話未来の時刻の着信が入って、その時間になったら電話から聞こえてきた音のとおりに死んじゃうっていう死の電話の話

面白かったけど現代には通じないだろうなって考えてた

まず、そもそもケータイがなくなったよね

それに怪しい着信には出ない人も増えたよね

友達LINE通話かにしがちだからそもそも着信も減った

あと、その死の電話着メロが違うっていう設定だったんだけど着メロがもうないよね

それにバイブの人も多い気がする、自分スマホの着信音長らく聞いてない

映画音楽良かったなあ

旋律シンプルできれいだけど、不安は煽る感じ

あのときは単旋律着メロしかなかったと思う

自作もできたから、耳コピで作ったらちょっとしたヒーローになったなあ

当時は自分ケータイももしかしたら…っていうのがいい感じの後味悪さだったけど、今見てもそうならないんだろうな

と思って配信調べたらNetflixにありそうだった

そして続編作られてたし、サジェストに「着信アリ final ひどい」って出てきた

ひどかったのか…そうか…

2026-04-03

映画ライトオフ を見た

極めて正しいワンイシューアイデア映画の佳作で69点。

 

セフレと過ごしながらもどこか他人を受け入れきれない主人公。そんなある日、彼女の継父が行方不明になり、弟は暗闇にバケモノが潜んでいると寝不足になり学校で居眠り連発。学校は彼の母親と連絡がつかなかったため、主人公に連絡が来て主人公はその惨状を知る。バケモノに身に覚えがあった主人公は弟とともにうつ状態母親過去と暗闇でだけ姿を現すバケモノとの戦いに挑む。

みたいな話。

 

いや、面白かったね。

今作では「暗闇でだけ存在するバケモノ」というワンイシューをどうやって怖がらせるかに全振りしていて、そのアイデア豊富さや活かし方がスマートで非常に良い。そして当然そんなワンイシューだけで2時間も3時間映画が撮れるわけないのでバケモノの由来と対決だけの的を絞って80分という短い時間にまとめた決断英断

そんな中でもうつ病母親バケモノという重荷を背負いその話をしても誰からも信じられなかったというトラウマから家を出て他人を深くは受け入れないという生活を続けていた主人公が、弟を救うために母親過去を知り、バケモノとの対決という過程を経る中で、靴下の片方だけでも家には残させなかったセフレには箪笥の一段を与え、一度は捨てた弟を受け入れるという受容を果たすという成長ストーリーや、うつ病現実を受け入れられず夫や娘には逃げられバケモノ家族を害していたことを見て見ぬ振りし続けた母親が娘による需要を経て最終的には母性を取り戻し家族を救うために決断する展開も入っていて、人間ドラマにもちゃんと目配せできているのはシンプルにえらい。

 

特に暗闇でだけ存在するバケモノ表現がよくてねぇ。冒頭で大まかなルール説明として継父死亡パートがあって、たぶんアパレル倉庫かどっかで居残りする継父と事務員が襲われるんだけど、スポットライトのむこうの暗闇にぼんやりと”何か”が立っているのが見えて、電気が消えて点くたびに近づいてくるという古典的な怖がらせがある。

じゃあ何で電気が消えちゃうかっていうとその倉庫自動消灯で動作反応点灯という仕組みになっているという倉庫あるあるギミックを配置してるのが憎い。ずっと動いとけばいいじゃんって思うかもしれないけど、むこうの暗闇に"何か"が潜んでる中でバタバタ動き回れないでしょ。俺は動物として正しい行動だと思う。

こんな感じで暗闇でだけ存在するバケモノと戦う中での「そうなる理屈」が割とちゃんと考えられているのが良い。

地下室に閉じ込められた主人公たちを助けるためにセフレが駆けつけるんだけど暗闇の中にバケモノがいる(このためにバケモノは町の一角を全面停電に追い込んでいる。テロリストかよ)。懐中電灯で照らすことで存在を抹消するんだけど、地下室のドアを開けるためにそっちを見てると光が逸れてしまう。一瞬の隙を突かれて懐中電灯を弾き飛ばされて襲われるも、間一髪、スマホの待ち受け画面の明かりで撃退。一度撤退しようとするもスマホの光は弱いため横が照らせずに再び襲われスマホは手から離れ宙づりにされあわやと言うところで、遠隔キーで車を起動しヘッドライト撃退ピンチに陥るロジック脱出ロジックがしっかりしていて非常に良い。

あとは車での脱出成功したセフレ警官を呼んできて警官VSバケモノ戦になるんだけど、マズルフラッシュのせいでバケモノ存在が消えてしまダメージを与えられないというギミックロジックの正しさたるや!よう考えとる。

ホラー表現としても暗闇の中に何かいるというジリジリした怖さから電気が消えて次に点いたらどこにいるんだというドキドキ感、実際に急に襲い掛かってくるジャンプケアといろんなタイプの怖さを取り揃えていて隙が無い。

で、結局このバケモンはなんやったん?っていうのは、どういう人物だったかは明かされるんだけどどういう理屈でこんなことになっているんやというのはかなりぼんやりさせたまま終わっちゃうので解決方法もあれでよかったんか?ってなっちゃうのはややマイナス。あと、あの解決方法だと実際に警官死んでるのどう処理するんやろと言う疑問も。

 

まぁそんな感じかな。

電気が消えるとバケモノが現れて点くと消えるというギミックをどれだけ多様な見せ方ができるかという点に全集中した潔いミニマルホラーの佳作としてホラー映画好きなら全然見てみていいと思う。

2026-03-31

追記あり】Yotuber素潜り漁マサルの鹿狩猟動画に対する批判

文章にまとまりがないと思うので先に謝っておきます。ごめん。

素潜り漁マサルYoutuber

主に素潜り漁と魚介料理動画投稿している。

まれDIYサバイバルゲテモノ料理動画投稿している。

動画収益を元手に食品加工工場を建て、漁場の地域経済に貢献している。

そんな彼が先日、海ではなく、なんと山でサバイバルする動画投稿しはじめた。

山にこもり自給自足生活を1ヶ月間行う。

そのハイライトとして、罠で捕獲した野生の鹿にとどめを刺す動画がある。

撮影にあたり山の所有者から許可を得ている発言確認できる。

罠猟の免許を取得している発言確認できる。

思いつくことは準備したと言う印象。

ただ、鹿のとどめについての準備は杜撰だった。




動画ページにはコメントが多数寄せられている。

賛の意見はいわゆる「命の食育」的な意義。

否の意見は殺すにしても苦しめすぎだろうと言う批判









賛否の主な軸は二つある

「殺すなら苦しめるな」と「命の食育

前者については最低のスナッフムービーと化していると私は批判する。

後者については意義があると思うが、凄惨動画編集でせっかくの意義が薄れている。

閲覧者のうち批判側は苦しめるなと言っているが、擁護側は命の食育について語っている。

軸は二つあるが、混合したまま語られるか、片方だけを批判擁護している。



個人の具体的な批判点は以下


1:鹿を苦しめすぎ。

とどめ用の道具がないため、肉薄の鉄パイプで頭部を滅多打ちにしている。

初見時はこれが現実なんだと受け止めようとしたが、ぜんぜんそんなことはない。

他の狩猟動画のとどめを見てみるとほぼ2、3発の殴打で気絶させている。

なぜこんな鮮やかな手際可能なのか。

それは下調べや準備がしっかりしているから。

2:準備が杜撰すぎ。

罠猟なのに捕獲後のとどめを想定した道具を持ち込んでいない。

初狩猟なのに指導員を伴わない。

初狩猟なのに動画企画の影響で狩猟者の健康状態が著しく悪い。

免許をとっているはずなのに罠の扱いがおぼつかない。


3:動画構成が露悪的。

飛び散る鹿の血液が周辺の植物に付着する中の滅多打ち。

鹿を殺傷した後にぼこぼこに凹んだ血まみれの鉄パイプを映す。

残酷なシーンに添えて「これが現実です」と何度も言う。

私は他の狩猟動画も閲覧したが、この動画特別凄惨だった。

まり「これが現実です」では全くなかった。

苦しめた言い訳として命の食育論を持ち出しているだけに聞こえ非常に不快

あと切り落とした首を長尺で写して目に生気がないと言うのも不敬すぎる。

全体的に敬意がない。

敬意がないんだっつーの。

マジでこの動画からは鹿に対する敬意が感じられない。

敬意を払う趣旨言葉はもちろんある。でも行動としては「杜撰な準備で見切り発車された動画企画の末に大型哺乳類が不必要に痛めつけられ絶命した」だけだ。

言葉いくら飾っても行動の重みには勝てない。

見慣れない屠殺シーンだからみんなびっくりしちゃって「これが現実なんですね。貴重な動画です」とか言っちゃってるけど、命の食育と獲物の痛ぶりは別軸なんだよ。

どうせ殺すからぶっていいなんて誰も思わないだろ?


猟を勉強してきたって言うけど参考書籍ゴールデンカムイ読んできたとか言ってるし。

そんなことだから獲物固定ロープを準備しなかったり、罠の扱いきちんとできなかったりすんだよ。

参考書籍としてわざわざ読んだんじゃなくて好きで読んでた漫画参考書籍としてあげただけに思えてしまう。

ひでー。

ひどすぎる。

ムカデ人間ってホラー映画があって、マッド医者人間さらって残酷人体実験するの。

で、続編ではそれに憧れた素人医療知識なしで真似て更に凄惨事件が起きるの。

鹿の動画を見て俺はこの続編を思い出した。

知識がないまま素人が鹿を滅多打ちにするからだ。

ムカデ人間並みに残酷だって言いたいわけじゃないからな。

ムカデ人間並みに無茶で杜撰計画だって言いたいんだ。

とにかく俺は怒った。

きれたからこの日記を書いた!

こんなこと許されねーよ。

食べるために殺すのはしょうがないけど、こんな凄惨なことしておいて「これが現実です」なんて言うな!

お前の行動が特別残酷なんだよって俺は言いたい!


フェア精神のために彼の擁護点もあげる

1:彼は罠猟初経験だった

2:鹿を捕獲した日、サバイバル生活のため風邪をひいて体調がとても悪かった

3:サバイバル企画のため、道具が足りていなかった

4:サバイバル企画のため思考朦朧とするほど栄養失調になっていた


全部企画の影響。

擁護点ではあるけど納得感は全然ない。

鹿「そういうことなら私が滅多うちにされるのも納得です」とはならないだろ。



怒りによって私は狂っている。

動画存在しない悪意をわざわざ妄想で作り出している。

それと同時に、悪意は悪意ではなく、拙さから単なる過失だろうとも理解している。

わかっていてなお怒りが収まらない。

狂っているからだ。


企画するなとは言えないけど、その前に適切な指導員と練習してくれよ。

それがハードル高いのは理解する。

けど、結果としてこんな凄惨動画になっっちゃったんならお蔵入りにしなよ。

勿体無いから公開したんだろうけど、それにしたってこんな露悪的な編集をするなよ。

踏みとどまれる機会はたくさんあったはずなのに。

俺が一番腹が立ってるのはここまでの惨事を起こしておきながら、そのことに対してまったく自覚がない”フリ”をしてることだ。

意図せずに大型哺乳類をあそこまで痛ぶってしまったんだ。絶対不快感があったはずだ。

自覚絶対あるはずだ

こんなひどい狩猟動画は他にない。

ちょっと検索して他の動画見てくれよ

ぜんぜんちがうぜ?

こんな残酷な感じじゃないんだよ

同じとどめでも全然違うんだよ

失敗して痛めつけちゃったのはもうしょうがねーよ。

でもそのあと動画公開するまでに、編集してる時とか、痛めつけた感触を思い出しちゃってる時とか、踏みとどまる機会はたくさんあったはずだ。

そこを踏みとどまれなかったのはなんでだ。

それは認めたくないからだろ。自分が失敗したって。

命の食育免罪符自分正当化たかったんだろ。

これは俺の勝手妄想にすぎない。

でもお前の言う「これが現実です」は明確に違うからな?

他の狩猟者は失敗してもお前のようにスナッフムービー制作公開はしない。

お前は特別露悪的なことをしたんだよ。

その自覚を持てよ。


鹿のことをラスボスだの、ゴールデンカムイだの、とどめに対して軽薄な表現がこの動画には多い。

悪意がないのはわかる。俺だってゲームするしゴールデンカムイ読む。

そういうエンタメに触れたか表現がそうなっちゃってるんだとわかる。

でも嫌悪感はとまらねーんだ。

大型哺乳類屠殺するときにそういう表現をわざわざ選ばねーんだよ。

頭に浮かぶことはあるだろうけど、それを動画編集時にアフレコで入れないんだよ。

なぜかわかるか?

不敬だからだ。

動画編集してる時は栄養状態のいいときなんだろ?

正気を取り戻した上でこの動画を作ってYotubeに公開してることが俺はめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ腹立たしいんだよ。

経験不足から失敗しちゃうはしかたねーよ!そこは同情する。まあ準備不足はひどいけどさ。

でもここまで自己弁護的なスナッフムービーを公開してんじゃねええええええええええええ!!!

公開して視聴数稼ぐのはお前の自由だぜ。

でも俺は今回のお前の行動が大嫌いだ。

お前のことは好きだが、今回のお前の行動は大嫌いだ。

自覚を持て。お前は失敗した。失敗は恥じゃない。誰でも失敗する。

最悪なのはそれを「現実です」って正当化してる状況だ。

失敗に無自覚なふりして『現実』という言葉デコレーションすんな。


ちょっと話戻るけど。

動画擁護してる側は命の食育について評価してるだけで、スナッフムービー肯定してるわけではない。

自身勝手に2軸を混合して見えない悪意を見ている。

そのことに自覚を持ち反省しようと思った。

あと私がきれてるのは鹿の見た目がかわいいってのは絶対ある。

俺は俺が狂っていながらも客観性を保っていることを文章の随所で示そうとしている。

ただの技術姑息だと思う。

追記

この文章を書いた後、彼の過去の行動を調べて、2件の炎上事件を初めて知った。

同業者への執拗コラボ要求と、断られた後の攻撃的な言動からネットでの謝罪動画

SNSで知り合った女性実名写真ネット晒し、勤務先にまで押しかけて警視庁から警告を受けた件。(これは彼自身暴行被害者になっている。なにが起こったかの詳細はわからないが、女性加害者ではない)

共通点相手への想像力の圧倒的な欠如だ。

想像力のなさは彼の動画の随所から見受けられる。

見通しの甘い企画動画は山ほどある。

動力のある人間自己認知の弱さを持ったまま巨大なプラットフォームを手に入れたケースだ。

動力があるから結果は出る。

結果が出るから周囲が肯定する。

肯定されるから自己認知の弱さが修正されない。

この循環が回り続けてる。

人間相手想像力すら持てないのだ。

野生動物への想像力が持てないのも腑に落ちてしまった……

私ははこの批判文章で「自覚してないフリをやめろ」と書いた。失敗を認めろ、偽装するなって。

彼はたぶんマジで偽装してない。悪も微塵もない。怠慢でもない。

そもそもそれらを認識してない。

無自覚な「フリ」ではなく、本当に認知できていない可能性を感じる。

同業者との炎上では、相手インフルエンサーからこの特徴を指摘され激昂している。

彼にこの特徴を見出しているのは俺だけじゃ無い。

俺の怒りは的外れだった。

自覚を持て」は、そのセンサーを持たない相手には届かない。

想像力センサーが無いのは人格とは全く別の要素で、体質に近いものだ。

鹿はかわいそうだ。

それは変わらない。

ただ、これは怠惰人間引き起こした過失ではなく、共感性のない生物が起こした痛ましい自然現象だったのだと認識を改めた。

ムカデ人間の続編にも全然似てない。

ジョーズとかジュラシックパークとかエイリアンみたいな凶暴な生き物の話だ。善悪とか無い。

正直怒りはもうない。

獰猛な虎が残酷に鹿を殺したとしても「獰猛な虎だもんな。しかたなし」となるだけだ。

今回のことで私が気付けたこと。

言葉が通じる対象を、私は自分と同じ存在なんだと錯覚してしまう。

言葉が通じるだけで同じではない。

そしてそれは相手が劣ってることを意味しない。

性質が異なる別の生き物というだけだ。

しかしたらマサルだけじゃなくてみんなそれぞれ違うのかも。私が思ってる以上に。


それでもあの動画が異常だったという記録は残したい。

同じ動画を見て違和感を覚えた人が、自分感覚が間違っていなかったと確認できる場所として文章は残す。

マサルは私の想像していた存在ではなかった。

もう好きでも嫌いでもない。

あーあ。

2026-03-30

映画】ロング・レッグス を見た

セブンゾディアック羊たちの沈黙犯人悪魔やったらおもしろいやろなぁ、言うほどか?というファミリーホラー映画で55点。

 

新米FBI捜査官の主人公悪魔的な直感事件解決するも相棒を失う。彼女直観力の高さに目を付けた上層部彼女連続一家心中殺人ロングレッグス事件担当に据える。証拠暗号を次々に解きロングレッグスの正体に近づく主人公。そんなある日、ロングレッグスがなぜかうっかり逮捕され主人公対峙する。地獄のふたが開き主人公自分自身過去対峙することになる。

みたいな話。

 

まず最初に、俺はこれを吹き替えで見たんだけどさ。冒頭スクエアサイズの不気味な画角主人公過去の回想から始まってそこに顔は写らないけど白塗りのボサボサ頭のいかにもヤバそうな男が現れるんだけどその声が大塚明夫がやるニコラス・ケイジすぎて、ニコラス・ケイジやないかい!ってなっちゃった

まぁ作品自体新米女性FBI捜査官が猟奇的事件に挑む羊たちの沈黙から始まって、ロングレッグスが残す暗号はもう見るからゾディアックだし、途中でロングレッグスが半ば自首的に投降してくる展開は完全にセブン。なので、そういう硬質なスリラーサスペンスなんだなぁと思って見ているとそこから映画急旋回。実はロングレッグスは悪魔の使い、もしくはサタニス組織の一味であり、呪術によって一家心中引き起こしいたことがわかる。さらにはその共犯として主人公母親が関与していてほぼ実行犯だったことが明らかになる。

もうどっきりどっきりDONDON!!不思議なチカラがわいたらどーしよ?(どーする?) びっくりびっくりBINBIN!! 何だかとってもすてきね いーでしょ!(いーよね!)って感じ。実際、主人公悪魔的な閃き力は悪魔の力だったっぽいのでマジでそう言う感じ。

実際、主人公悪魔的な閃きを得る時に真っ赤な画面に蛇さんがシャーってやってるシーンが挿入されるので、こんなもん知恵の実食わされたんやろなぁってわかるし、なんかちょいちょい窓とかに山羊頭の影が写っててヒントは結構出てたんよね、今考えたら。

でもでもだよ。序盤、中盤の感じからしたら良質なサスペンススリラーを期待するじゃん。それが悪魔のせいなら無罪じゃなくて悪魔仕業だったって言われてもなんか拍子抜け感がすごい。せめてその悪魔仕業にもロジックがあればよかったけど、人形持っていけば勝手死ぬみたいな感じでそれもなー。

キリスト教圏の人だったらひゃだ!悪魔怖い!ってなるのかもしれないけど、敬虔カソリックの俺でもう~んってなったんだから日本普通の観客ポカーンやったやろ。

 

一方でキリスト教的家父長制の崩壊を描いた作品でもあり、主人公秘密裏に家に侵入したロングレッグスに父親代わりに育てられ、ロングレッグスが作った人形を送り込まれた家庭では父親家族殺害する。父親と言う文字通りの大黒柱腐食させることで家庭の崩壊を導き出せる悪魔的な計略であり、キリスト教的家父長制の家庭で横行するDVメタファーでもあると思う。実際、冒頭にデカ人形を膝にのせて喋ってる父親かめっちゃ性加害感すごかったし。

ロングレッグスが自首した後、自殺ゴアシーン頑張ってて最高)した後、母親主人公人形を撃ち壊すことで記憶を取り戻し過去から解放され、最後悪魔の使いと化していた母親を撃つことで自分自身過去と完全に決別するのは偽りの父から解放こそが一人の人間としての自立だということだと感じたかな。

でもこれも日本の観客にはあんまピンとこなかったんじゃないかな。

冒頭で主人公の助言を聞かずに容疑者の家を訪ねた男の相棒が頭を撃ち抜かれたところからまり最後主人公の制止を振り切って銃を撃とうとした母親の頭を主人公が撃ち抜いて終わるのも示唆的だったな。

 

そんな感じかな。あとは絵作りがめっちゃシンメトリー意識していて尚且つ常に登場人物中央に表示されていて常に絵作りがバキバキで不気味さを演出していてそれはよかったかな。硬質なサスペンススリラーミステリ-を期待してると全然違うものが出てきてエェーってなるけど、そういうホラー映画だと思って見るならそこそこオススメ

2026-03-29

映画ガール・オン・ザ・サードフロア を見た

いやこれ何の話~!?ってなる謎のイケオジ主演のハウスホラー映画の珍作。55点。

 

主人公のちょいシブおじは田舎町の家を買い取りリフォームして妊娠中の嫁と住もうと犬と一緒に乗り込んでいく。ボロボロの家をドロドロになりながらリフォームを進めていくが、途中で謎のえちえちブロンド美女出会い、いろいろあってワンナイトラブをキメてしまう。しかし、いかいかんと考え直し彼女をフるがストーカーと化した彼女に追い回され、リフォームを手伝いに来た友人はなぜか途中で行方不明に。家の様子もどんどんおかしくなっていく。そしてこの家の過去が明らかになった時、地獄のふたが開く。

みたいな話。

 

ちょっと気弱そうな典型的マジメな白人サラリーマンみたいなおじさんが主人公でこいつが常識通用しないホラーに巻き込まれるんやろなと思って見てたら、半そでになった時に腕にバリバリに墨が入っててギョッとする。と思ってたら上半身ゴリゴリに墨入ってて、何なら足にも入っててこいつ反社やないかい!ってなるんだけど、まぁ、それは日本感覚なので別に反社ではなく、単に考えの浅い短絡的な犯罪者なだけだったので一安心

こいつが憎めないクズでね。ブロンド美女抱いちゃう展開もそうだけど、妊娠中の嫁とビデオ通話した後になんか盛り上がってきちゃってスマホエロサイト見ながらシコろうとして犬に邪魔される展開とかあるあるすぎるし、いい身体ってほどじゃないけどある程度鍛えた体をしてるんだけどなんか定期的に上裸で鏡に微妙ポーズとってニヤついてるシーンがでてきてあるあるすぎて困る。

このおじさんがどんなボロ家やねんって感じのすぐにどす黒い液体がそこかしこから噴き出してくる家を頑張ってリフォームする展開は何気に楽しいし、定期的にねっとりした白濁液が噴出してきてあまりザーメンすぎるし、そんな中でじわじわ日常侵食されていくホラー展開も悪くないし、ブロンド美女の不気味さも悪くはない。ホラーとしてまぁフレッシュさはないけど一定の強度はあると思う。

で、後半についにブチ切れてブロンド美女を撲殺して黒猫する展開になったかと思ったら呪いの家がおかしなことになって最終的に行方不明に。そこで急に妊娠した嫁に主人公チェンジ。この家が元々娼館で何らかの事件が起きたらしいことが分かる。そして死んだはずのブロンド美女が再び現れ、なんと館の中がタイムスリップ娼館時代になってしまいここで何が起きたのかが明らかになる、わけではなく単に娼館でなんかよくわからんけどブロンド美女はそこで殺されて壁に埋められたことが分かる。う~ん。

で、怖い怖いと脱出しようとすると娼館で育てられていたガキのなれの果てみたいなやつが襲い掛かってくるので、旦那と同じようにそいつの頭をハンマーでカチ割って脱出してゲームクリア!ってこれ何の話!?

う~ん、主人公のおじさんは確かに横領したようなクズだったけど嫁を愛してるっぽかったし、ブロンドが余計なことしなかったら浮気もせんかったと思うんだよね。仮にこいつが婦女暴行魔とかだったら娼館に残る女性怨念が女の敵殺す!ってなるのもわかるんだけど、なんか理不尽すぎる。不倫した後にもちゃんと考え直して俺が悪かったって謝罪してるし、ぶっ殺したのも何回も謝罪した後にもブロンドが延々と家に侵入して付きまとってくるストーカー行為の結果だしさぁ。呪怨かな?

そして主人公ブロンド美女を殴り殺してとり殺されるんだけど、嫁はガキの出来損ないを殴り殺してハッピー?エンドってのはどういう了見なんだ?ってなる。仮に呪いの館がトキシックマスキュリティ化身だとしてガキの出来損ないは被害者やろ。なんでこいつを殴り殺したらクリアなんや。この辺のロジックガバすぎて、なんかよくわからんな~ってなっちゃったかな。

 

そんなこんなで、まぁ、ありがちなボロ屋敷買ったら曰く付きの家でその曰くが襲い掛かってくるホラーとしては一定の強度はあるんだけど最終的にロジックがよくわからなくて、う~んこれ何の話やったん?ってなっちゃったのはちょっとマイナスだったかな。そんなわけでハウスホラー好きと謎のイケオジこと人気WWEレスラーCMパンクファンにはそこそこオススメかな。

2026-03-28

映画】スケアキャンペーン を見た

絶対に低知能でネタバレなしでワクワクしながら見た方が面白いギミックホラー映画の佳作。66点。

 

主人公たちはホラー系ドッキリ番組スケアキャンペーン撮影クルー今日今日とて病院警備員をドッキリにかけたり楽しく番組作りをしていたが、上司から最近視聴率が落ちてきていること、Y〇utubeの似たような尖ったホラー企画屋の台頭でキッズ人気を取られていることを叱責される。一発逆転の策としてとある事件が起きた廃精神病院舞台に、ターゲットに元従業員患者だった男をアサイン。本気のドッキリを仕掛けるがなんとその男は、本気の殺人鬼だった。ドッキリで終わらない一晩が幕を開ける。

みたいな話。

 

ここからネタバレするのでそういう映画好きな人はもう見に行ったほうがいい。U-NEXTで見たけど3/31で配信が終わるらしい。

 

で、みたいな話。ではなくてぇ。

実は元従業員患者だった男は実は仕掛け人で、自分仕掛け人だと思っている女性スタッフ主人公への逆ドッキリだったという話になる。このネタバラシまでの緊迫感がよくてねぇ。ドッキリ対象の男が見るからになんかヤバ男で、あ、ガチのやつ連れてきちゃった!?ってなって徐々に異常性が明らかになっていって、お化け役の女の子をペーパーナイフで殺害ちゃうし、その後も次々と仕掛け人スタッフ殺害していく。血もいっぱい出るし、にちゃにちゃ笑いながら追いかけてくるのもよいし、ホラー見てるぜぇ!って感じでボク満足。

とにかくここのパートちゃんとしているから、ネタバラシされたときに「あ~、そっか~!そうなるよねぇ!」ってなれるし、まぁ、ちゃんと考えたらこネタ自体は読めてもおかしくないんだけど「これがドッキリなのはすぐわかるので退屈な展開が続く(評論家ヅラ)」みたいなテンションで見るよりは絶対に気づかずに見る方が楽しい

後はこの映画、ドッキリの裏側お仕事映画としても楽しいのがよい。ヤバ男(役者)にどうやって仕掛けていくのか、大規模クルーではないのでうまく誘導するために頑張ったり、うまくいかなくて急遽バタバタ計画を変更したりとホラー系ドッキリ番組って本当にこんな感じで撮ってそうだなぁって思える。

で、中盤でドッキリだったことがバレるんだけど、なんとそこからその廃病院に尖ったホラー企画屋が乗り込んでくる展開になって、しかそいつらはドッキリではなくガチ殺人集団だったことが明らかになり、今度こそ"ガチ"で主人公たちクルーがどんどん殺害されていく。彼らはいろんな武器武装していてサービス精神豊富なのはとてもよい、んだけども。

まぁここは良し悪しだと思うんだけど、こいつらがなんでそんなことをしているのか一生わからない。ある意味で言えば純然たる無邪気な承認欲求と悪意の権化ってことで、数字や名声のためにFAKEを作っている主人公たちの鏡写しみたいな感じ(主人公たちは大人企画屋少年?なのもそう)なのはわかるんだけど、なんかもうちょっとバックボーンがわかった方が俺はよかったかな。

あとは襲われる立場になってから主人公たちがとにかく防戦一方で、武器メンテを怠ったマヌケを一匹倒す以外はひたすら攻められ続けるのが、まぁリアルっちゃリアルなんだろうけどなんかもうちょっと反撃パートがあった方が楽しかたかな。でもこの辺は完全に好みだと思う。

序盤中盤にあったお仕事映画としての楽しさが後半はほとんど活きてこないのがもったいないなって思った。ドッキリ仕事で培ったテクニックで反撃するみたいな展開があれば面白かったのになと。

 

まぁそんな感じかな。

最初にドッキリチュートリアルがあって、そのあと本格ホラー路線に移行したと思いきやそれもドッキリでな~んだと思ったら、ドッキリで済まないガチの連中が乗り込んでくるというツイストのきいた展開がかなり良くできてたホラーの佳作。スラッシャーホラー好きな人には普通にオススメ

2026-03-27

映画SHOT/ショット を見た

予算アイデアで補おうとしてはいるけどアイデアを活かす脚本が欲しかった41点。

 

かわいいお姉ちゃん主人公父親と一緒に友人宅をリフォームして販売するために訪れる。夜になりそろそろ寝るかとなったとき、2階から物音がし父親が見に行くが戻ってこない。父親を捜しに行く主人公。戦慄の一夜が幕を開ける。

みたいな話。

 

全編手持ちカメラのワンショット撮影されていて、ずっといち視点として主人公を追いかけていく形で話は進む。これが最終的に何かのトリックだったりになっていくのかなと思っていたが別にそういうことはなく、結局何のワンショットだったんだ……となって終わってしまうのが残念。

普通映画文法に則った撮影ではなく、純粋主人公の後ろを誰かがついていっているような視点で話が進むので暗いシーンでは暗くなり、明るいシーンでは明るくなり、主人公のいる環境自分いるかのような没入感を演出するという点では成功はしてると思う。

一方で、今作ではほとんどろくに電気も通っていないボロ家の夜なので常にずーっと薄暗く、恐怖の演出のために定期的に明かりがなくなって真っ暗になるのでシンプル目が疲れる。もちろんそれがジリジリとした怖さや、ジャンプケアビックリ寄与しているのはわかるが、暗すぎて見ていて本当に疲れてしまう。ある意味で言えばメリハリがないのは問題だと思う。

ただ、ワンショットの中での工夫は少なくなくて、主人公の右肩越しにカメラ空間を撮っていて、主人公が右を向いたらカメラも右に振られて何もない空間を映していると、なぜか主人公視点の左側から出てきて~みたいな面白不思議ショットは印象に残った。一番よかったのはミッドクレジット主人公が娘と手を繋いで森を歩いていて草原に出る時に、主人公左手で娘と手を繋いでいるショット主人公の右肩の方から撮っていて、ぐるっと左側に主人公を映したまま回り込むといつの間にか娘はいなくなり、主人公は娘が持っていたぬいぐるみだけを持ち朝日草原の中に消えていくというショット

実際のところ、この話は友人と父親関係を持っていた主人公妊娠したけどいろいろあって娘を堕ろしたこと主人公不安定になっていて、父親、友人は主人公殺害していたのでした。ワンショットのように見えた映像は実際の出来事とは実は違ったのだと思われます、という話になっている。

ワンショットから嘘がないと思わせておいて実はウソでしたってことなんだろうけど、まぁ、そのツイストわからんじゃないけど、じゃあこのワンショットはなんだったのかという話になる。トリックのためのトリックすぎるかなぁ。

方法わからんけど、仮にこのワンショット視点は実は乖離した主人公のもの真相が明らかになったとき主人公を見ていた主人公視点主人公統合されて最後主人公一人称視点に変わる、みたいな感じだったらまぁ無理やり感はありつつも、おぉ~って感じになった気がしないでもない。

 

まぁ、そんな感じかな。2010年ウルグアイでワンショットの謎解きありホラー映画を撮ったっていうのがそもそもめっちゃ頑張ってると思うから、呪われた館系ホラーアトラクション主人公の後ろをついて回ってみたいなって人はオススメ

2026-03-23

萌え絵がだめとか女性を都合よく描くのだめとかよくわからんと思ってたのだが、

ホラー映画を一切見る気がない自分が某夏至映画に対する反応だけで花冠写真が少し苦手になったみたいなものかなあ。

怖いのが苦手なので、血まみれ殺人鬼や恐怖にゆがむ顔や恐ろしげな音や音楽をなしにして、殺人鬼は後ろから気付かれないように市民に近寄って手刀で倒すだけにしてください、ってお願いしたらそういうホラー映画だけになってくれるのだろうか。

2026-03-18

映画アメリカン・カーネイジ を見た

せや、対立煽られてるから対立煽り返したろw的な雑なコメディホラー映画31点。

 

バーガー店で働く不法移民2世主人公。ある日、知事トチ狂って不法移民とその家族を全員逮捕して追い返す!子供国籍がある?幇助の罪でぶち込む!という行政命令を発令。主人公たちは捕らえられ収容所へ。弁護士からボランティアに参加すれば強制送還は免れるという提案を受け老人ホームへ。ジェナ・オルテガやウザい黒人、ヤク中などの仲間達と働き始めるが、そこの老人から「ここにいれば殺される」と聞かされたり、不審な点が次々と出てくる。そして大虐殺―カーネイジ―が幕を開ける。

みたいな話だった気がする。知らんけど。

 

う~~~~~ん、少なくとも日本人の俺にとっては別におもしろくはなかったですね。

冒頭タイトルバックトランプくんを筆頭に現実移民ボコスカに罵倒する皆さんの映像が挿入されて移民はこんなに差別迫害されているんだよという熱いメッセージ提示されて作品もそれを強くカリカチュアした形で「全員強制逮捕強制送還!(表向きは)」を強行、200万人がその対象になった!ってなる。

そうなったらさぁ、そこをコメディからいいとすべきなのか問題はあるけど、例えば主人公最初に働いていたバーガーショップのスタッフはみんな移民系なのね。こいつら全員、いきなりいなくなったらあのバーガーショップはどうなっちゃったんだろうとか気になるけどその辺は全部まるっと出てこない。

200万人だよ。いやわからんけど移民も全員が全員社会保障費を食いつぶすカスってわけでもなく、だとしても彼ら自体消費者でもあるわけじゃん。200万人一気にぶち込んだら昨日今日で急激に社会おかしなると思うんだけど別にそこはいいじゃん、みたいな感じなのすごい気になる。その施設をどうしたんだよ問題もあるけどアメリカにはあるのかもしれない。

 

で、まぁ、そういう社会的な話はさておき主人公たちは老人ホームに送られるんだけど実はそこは移民ホルモン剤等を投与して食肉に適した肉質に変質させてバーガーにして出荷する精肉加工所だった!という展開になる。

もろちん「移民社会の食い物にされている!」というストレートメッセージだというのは理解はできるんだけど、ネット上やなんならここ増田でも「移民は好きなだけ入れて、増えたら食べちゃえばいいじゃん」というネタ投稿は定期的に目にするので、このメッセージ自体特別面白いわけじゃなくて、じゃあそれをどう映画として面白く見せるのかっていう部分が大事だと思うんだけど、そこがイマイチ盛り上がらない。

てか、前段でも書いてるように俺個人感覚としてこんな問題を取り扱うならちゃんとした映画にして見せてほしいという希望があるんだと思うんだけど、実際のこの映画テンション感って画作りとかも含めて「フルハウス」とか「アルフ」みたいな激安コメディ(Sitcom)映画なんだよね。観客の笑い声が入ってないだけ。

から特殊効果もなんかそんな感じだし、話の展開の緩さもそう。だったら個人的にはもっとSitcomに振り切ってもよかった気がする。中途半端ドラマ映画っぽいしそのテンションで見るには雑で安すぎる。

 

一方でさっき書いたように「移民社会の食い物にされている」というメッセージに加えて、食肉加工にする過程で投与する薬の副作用で老人になってしまうという展開を用いて「老人」もその範疇に含まれているぞという警鐘を鳴らしているのは不気味な老人ホームものにするのと同時によく考えられているなと思った。作中でも「老人」に対する社会の無関心さに関する言及もある。

またホームではジャンクを食わされることで無気力思考力低下を促されていることから社会に牙を抜かれる現状への嘆きも感じられるし最後に彼らが奮起して老人ホームで反乱を起こし職員殺害、もう行きつくところまで行って死ぬだけだった移民が死後硬直的な反応でホーム経営者を惨殺するのはインセルによる最後っ屁犯罪彷彿とさせる。

じゃあ、じゃあだよ。

これ見た白人はどう思うんだろうという懸念がある。移民を食い物にしている、政府により無気力にさせられている、老人に対して無関心である、という批判は受け取ったとして最後の結末が「抑圧された移民が反乱を起こして人を殺しまくる」だったら、本当に分断が解消されるのだろうか。分断をより煽っているだけでは?

 

まぁ俺は日本在住の日本人男性なのでこの辺の肌感覚とか一切ないのでそんな温いこと言ってられねぇんだよ!って感じなのかもしれないけど、取り扱うテーマの割にはなんか考え浅そうなんだよなって印象が勝ってしまった。アメリカ社会問題に対する皮肉を利かせた緩いコメディが見たい人は見てみてもいいのでは。

2026-03-10

anond:20260310210526

ホラー映画すきなの?

じゃなきゃ独りで視るのは止めとけば

どうしても視たいなら今までの人生で最も理解してくれる相手と出逢ってからいっしょに視たほうがええで

2026-03-08

映画カラダ探し THE LAST NIGHT を見た

いや、そうはならんやろ帰ってきたキラキラ系アオハルホラー映画だけど話を広げたのは上手く行ってない気がする57点。

 

前作のラストカラダ探し被害者と入れ替わってしまったハシカン。それはそうと修学旅行で謎の遊園地にやってきた前作とは何の関係もない主人公たちはアトラクションの裏口から侵入する少女出会いいかけるも気付くと深夜の遊園地転移してしまう。やっぱりやってきた赤いロリにブチ殺されながらキラキラする主人公たち。そこにヒゲの生えた前作のイケメンがやってきたり、ハシカンは謎空間に閉じ込められて脱出ゲームに挑んだりとてんやわんや。血のループがまた幕を開ける。

みたいな話。

 

まぁまず前作のキャストがよすぎたってのがあるので今作はその点で大きく後退しちゃってるのは間違いない。そこそこ美男美女がそろってはいるけどどうしてもオーラが足りない。ってのが分かっているのか、なんと千葉真一の息子とハシカンが続投してて草。千葉真一の息子はヒゲも生えてちょっとイメチェン

今作では前作と同じようにループの中で日常をハックするも、今回は遊園地というイベント中のためハック内容が少しドラマティックになっているのがよい。主人公最初クラスのマドンナのハンカチを拾うのすら失敗していたのを次は成功するもヤンキーに絡まれ、次は拾うの成功してヤンキー回避しその辺のガキが手放すバルーンまで救ってやったり、ロックオタの陰キャアイドルステージに乗り込んでギター演奏したりとループものの面白さは健在。

水着回はないけど今作では金持ちガキがいるので謎解きがてらクルーズに出る展開はある。でもあの圧倒的キラキラ感には遠く及ばないのはかなりつらい。

代わりといっては何だけどハシカンが謎空間カラダ探しの謎を追う展開があるんだけど、そのセットが安っぽくてねぇ。金なかったんやったら金ある範囲で取ればよかったのに。そこにカラダ探しで流れた血で作られた結晶みたいなんがあってそれを破壊すると脱出できると壁に埋め込まれた謎女に教えられるんだけど、普通はなんか謎を解く系のギミック戦だと思うじゃん。その辺に落ちてる岩で殴って割るからね。爆笑よ。アホなのか。この展開丸々いらんかった。

 

ホラーパートとしては相変わらずちゃんゴアを見せてはくれるんだけどじゃあ前作と比べていい所が多いかというと微妙。前作程度のクオリティは維持してくれてるけど前作を超えるワンダーは少ない。もろちん、遊園地場所が移ったことでメリーゴーランドに乗ってるときに襲われちゃう展開とか、フリーフォールに死体が2こ並んで上下してる悪趣味シーンとかはあるけどもっとダイナミックなアクションに連結した殺しが欲しかった。

カラダ探しパートも前回とほぼ同じローラー作戦だし、ちゃちさは相変わらず。ただ、今作ではハシカンが結晶破壊してしまたことでカラダ探しが途中で終わってしまメンバーが死んで存在消失したまま次の日に行っちゃう展開が出てくる。そこから泣きの一戦に移行して最終戦を戦うことになってタイトルTHE LAST NIGHTを拾うのはなかなかええやんとは思うんだけど、そこに持っていく方法が雑すぎて微妙

なんやあの木村佳乃(壁に埋められた女)は。なんの存在価値があったんや。舐めとるんか。

前作との違いを出す、カラダ探しルーツ、謎に迫るために継ぎ足した展開がことごとく外してて、2を作る以上はなんかいると思ってやったのは理解はできるんだけど、もうちょっとうまくやれんかったんかって感じ。

 

そして最後カラダ探し成功するもハシカンが戻ってきたかはわからず謎の教会にたたずむイケメン。するとそこにハシカンが!

ちょっと待って!これまで過去改変があった時にはニュースサイトチェックしてたよね?1では被害者は違う子だったのがハシカンになって、その後、今作の主人公組の死んだ子たちが被害者に加わるって形で改変されたのをチェックしてた。じゃあまず、それチェックするよね?で、それ見たらハシカンじゃなくなってるはず=ハシカンは助かってるのはわかったよね!?設定忘れちゃった!?バカ

一方で今作主人公組はループの時の体験を忘れないように記憶アンカーとして遊園地の柱に名前勝手に書く(モラルゼロバカ)。でもちゃんと設定どおり忘れちゃうんだけど5人全員が何となく遊園地に集まってきちゃって柱は見ないけど、なんとなく一緒にジェットコースターに乗って「カラダ探しなんてなくても進んでいける」的な感じで、前作とは違う形でのポジティブな終わり方をしていたのはよかった。あと、今作主人公5人組+イケメンの6人でカラダ探し攻略したのにイケメンだけ柱の名前からハブられてて草。

主人公を明らかに慕っている空手女が出てくるんだけど今作ではカラダ探しの中でそいつといい仲になったりしない。でもカラダ探しの後、カラダ探し記憶がない中で今度はなんかうまくいきそうな余韻を残して終わるのは前作との違いが出ててよかったかな。カラダ探しというチート環境関係性が進展していくことに対する自己批判目線を感じたり感じなかったりしたのは◯。

 

そんな感じかな。

まぁ1を見て好きだった人は見て損はないと思うんだけど1見て微妙だったなて人は見る必要一切ないと思う。

映画カラダ探し を見た

まりにもリアリティがなさすぎる美形パラダイス思春期ホラー映画で61点。

 

クラスから無視されているハシカンはある日、気が付くと深夜の学校に5人のクラスメイトと共に召喚されてしまう。そして謎の血まみれロリクラスメイトもろともブチ殺されるが、再び同じ日の朝に目が覚める。これがネットミームになっているカラダ探しという現象で、その地に隠された身体を探し棺桶に収棺するまで何度も同じ日を繰り返すと知り、クラスメイトと仲を深めながらカラダ探しに挑んでいく。

みたいな話。

 

まずさぁ、ハシカンがクラスメイトほぼ全員から無視されてるところから話が始まって、クラスの口さがない男子クラスの誰々と付き合いて~みたいな話の流れでハシカンが「あいつどうだよ」「あいつぼっちじゃんwないない」みたいな扱い受けるんだけど、ハシカンがそうなるわけないやろアホなんか。リアリティゼロか。ハシカンだぞ、3年に1人の美少女だぞ。

そしてバスケ部の頭も切れて性格もいいとんでもないイケメン(千葉真一の息子らしい)がいて、こいつもふわっとハシカンを無視してるんだけど、後々実は幼馴染で家族ぐるみの付き合いをしてる仲だったことがわかるん。は?そんな関係人間いじめられてるん見過ごしてたん?ってかぬるっと加担してたん?ド畜生やんこいつ。死ねよ。いっぱい死にました。

そしてハシカンがそうなった原因はプールの授業を1回休んだら「サボったらしいよ」って噂が広まったかららしい。ハァ?意味わからんすぎるだろ。序盤で給食費まれたつっていじめっ子の机に仕込むキチガイ集団も出てくるけどスラムかなんかか?

リアリティが終り散らかしてて草も生えない。

 

思春期ホラーとしては意外にバカにできない。少なくともちゃんとやる気が見て取れる。

上半身下半身分割殺しもちゃんとあるし、くし刺し、頭もぎ、頭を壁にガツガツ打ち付けるところも隠さず映すし、なによりよかったのは赤いロリがハシカンの口に腕を突っ込み頭を貫通するゲキオモロ描写ちゃんと映してなおかつ腕抜いた後も見せてくれる。ちゃんホラー描写やったるでい!って気骨があって非常に良い。

思春期要素としては、まぁ、急に過ぎる部分はありつつも死線を一緒に乗り越えた(乗り越えてない)6人がどんどん仲良くなって手を組んでこのカラダ探しというゲーム攻略すると同時に、繰り変えす毎日を前回よりより良い展開にハックしていくというタイムリープものとしての楽しみも見せてくれる。特に中盤にいきなり6人で海に行ってキャッキャウフフする展開には大爆笑。いやお前ら、まぶしすぎるだろ常識的に考えて。このシーン一番よかった。いや、シンプルそうはならんやろなんだけど、でもこの圧倒的キラキラ感嫌いじゃない。これなかったら-5点くらいしてる。

シカンのいじめられていた原因がこのタイムループ内で解決されるべきだと思ったけどそれがなかったのは残念だったけど、イケメンが実はバスケの強豪校からスカウトから逃げて今の学校に来てたり、ハシカンがまた明日になったら私のこと見えなくなっちゃうよねみたいな話になった時に「でも明日を生きる」というループ採用した意味を出してきたのはよかった。てか、アンティルドーン、これのパクリやったんか。

カラダ探しゲーム自体学校という日本人共通フォーマットを利用してあそこやそこを探しつつ、途中から作戦を練ってトラップを仕掛けたりといろいろがんばってはいるんだけど基本的には永遠にローラーするだけで謎解き性が低すぎるし、探すカラダがあまりプラスチックすぎてしょんぼりする。繰り返死のシーンでadoちゃん楽曲が流れ続けててトンデモMVみたいになってて、アオハル映画お約束をうまくパロって取り入れていてよかったけど、赤いロリが最終的にぬいぐるいみと結合してクソデカダサモップお化けになるのマジでセンスないし、いろいろもうちょっと本気出せただろとは思ったかな。

 

とはいえ中高生が見に行くキラキラ思春期ホラーとしてはちゃんと怖いし、ちゃんアクション性もあるし、ちゃんイケメン美女がいっぱい登場するし、水着回もあるしようやっとると思いました。ほぼ日本人の若いイケメン美女が出てくるホラー映画見たい人にはオススメ

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