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はてなキーワード: 建物とは

2025-06-01

扉の向こうの丘

子供の頃、不思議な夢を見た。

大きな建物の奥に、小さな扉があった。

弟と二人でその扉を開けると、細くて暗いトンネルが続いていた。

少し怖かったけど、不思議と前に進むのが怖くなかった。

そして――トンネルを抜けた先に広がっていたのは、見たこともない世界だった。

どこまでも広がる緑の丘。

ふわふわの芝生が風に揺れて、空は優しく青く光っていた。

ただ静かで、暖かくて、胸の奥がふわっと軽くなるような景色だった。

幼い私は、その光景をただじっと見つめていた。

目が覚めたとき、その夢だけが、ずっと心に残っていた。

でも、大人になるにつれて「きっとただの夢だったんだ」と思うようになった。

それから何年も経ち、私は今、子供を連れて旅をしていた。

何気なく訪れた町の郊外。歩いていると、ふと目の前に広がる景色に足が止まった。

そこに、あの丘があった。

なだらかな芝生の丘が続き、やわらかい風が草を揺らしている。

つんと並んだ小さなトンネル入り口

遠くまで広がる空。

まるで、あの夢の中で見た世界そのままだった。

胸の奥が、不思議な温かさでいっぱいになる。

「…たぶん、ここだったんだ。」

自分子供の頃に訪れていた場所だったのかもしれない。

しかしたら、本当にあの時、扉を抜けてここへ来ていたのかもしれない。

それとも、ただ夢が未来を教えてくれていたのかもしれない。

今、私の隣では子供が楽しそうに丘を駆け回っている。

あの時の自分のように。

私はゆっくりと息を吸い込んだ。

風の匂いが、昔の夢と今の現実を静かにつないでくれているような気がした。

備忘録: この上なくめんどくさい高島屋ウェルカムデイズの受付。

https://3rd.charlie-intelligence.com/posts/48023505

外商カードで決済すればそれで本人確認になると思うんだが、わざわざ東館の4階に行ってパスポートをもらって買い物。日本橋高島屋場合

本館から東館には3階でつながっているんだが、東館の4階に受付があるためそこからエレベーターに。

で、このエレベーターがなかなか来ないし、満員で何度も見送り

結局パスポートを取りに行って売場に戻るまでに20分かかった。

休日に行ったのが間違いと言えば確かにそうなんだが、何で客に足を運ばせるのかねと思う。

バカバカしい。

煩わしい。

そして嘆かわしい。

外商サロンにいるオレが好き」みたいな、昭和ナルシスト時代じゃない。

1日8時間、月22日労働計算すると分給790円の私にとっちゃこの20分間に15,783円をかけたことになる。

10% OFFのためのコストだと考えると、157,830円以下の買い物なら損失。

今回は少額だったので、マイナス

まりに不評だったようで、次回から本館1階でパスポートをもらえるようになるらしい。

客に言われなきゃワカラナイのか(笑)

「言ってくださればお持ちしますよ」じゃなくWEB受付にできないのか。この時代に。

からから外商とは付き合わない。失う(消耗・消費する)ものが大きいから。喋ってるだけでも。

例えば、人を家に招き、インターホンが鳴ったら「隣の建物の4Fで受付をしてから来て」だと、いつの日か誰も尋ねてこなくなるだろう。その労力と時間の消費を上回るメリットがある客はそれでも尋ねてくるかもしれないが、めんどくさすぎる。

おもてなしとは何なのか、今一度考えてもらいたい。

本来考えるまでもなくわかることなんだが。

というわけで、引き続き外商ブームの観察・研究はするが、外商部とは付き合わない。」

旅行のこだわり

旅行になにを求めるかは人それぞれ違うよねというのは当たり前の事だが、実際に誰かと旅行に行こうとする時に、実は意外とそこをあまり考えずに計画してしまうことも多くないだろうか?

ここはけっこう安易に考えてはいけないポイントだなと常々思っている。

よく知ってる人のつもりでも、日常的な生活の中では見えてこない旅先だからこそ浮き彫りにされる個性というのがある。実際生まれた時から一緒に暮らしてる家族とかでも、旅行の時だけ「え、こういうとこあるんだ」と気付かされることもあったりする。それはやはり旅行ならではの個々のこだわりポイントからまれるズレだったりすると思うのだ。

雰囲気

とにかく旅先の雰囲気、佇まいを大事にする派。

基本的には目的地での散策や、宿泊先で見る風景などを大事にする。

精神的な癒やしを求めるので食事お土産などにはあまり拘らない。

宿泊先については雰囲気重視なのでそれなりにこだわりを見せることが多い。

害が少なそうにも思えるが求めるもの抽象度が高いので、意外とやっかい

本人が思ってたんと違うパターンの時に一気に気落ちしてしま危険もあって、

相手からすると面倒くさいなこいつと思われがちでもある。

旅先の知見が少ない若いカップルとかで揉め事の原因となったりする。(もっとオシャレなとこがよかった・・など)

食事

精神面での充実よりも実利を取るタイプ土産物にもこだわる。

もったいない」という気持ちが強めなのが特徴だが、同時に現実的でしっかりした面を併せ持つ。

旅先の名物などがあると、とりあえずそれが食べたら満足できるという分かりやすさもあって、調子を合わせやすいという意味では意外と害は少なめだと思う。

ただし極端に食に拘るタイプだと一気にめんどくさい人になるのでどの程度のラインかは見極めが必要

旅程派

目的地で過ごす時間と同じくらい、その行程にロマンを感じるタイプ

男性には乗り物好きも多いので、強く主張はせずとも密やかなこだわりポイントになる場合もけっこうあると思う。

鉄道など極端なオタでもなければ比較的害は少なく、あくま個人的にひっそりと嗜むといった傾向があるので精神的にも余裕がある大人な印象。

文化歴史

その土地歴史的背景、建造物、地産のもの文化など、様々な知識を照らし合わせながら一人でもいくらでも楽しめてしまう、タモさんなんかはこのタイプと思われる。

ただ歴史のある建物を長い時間じっと見れる人もいれば、写真だけ撮って「へー」って言って終わる人もいて、ここは噛み合わないと中々もどかしいとこではあるだろう。

お父さんが家族にこれはこうこうで・・と説明してる横で子供スマホをいじってる場面なんかもたまに見かける。がんばれお父さん。

ピンポイントオタ派

写真撮影とかハッキリとした目的を持って旅行するタイプ

どちらかと言えば一人旅のほうが相性はいいが、一人で行くのは寂しいとか、そうでなくても誰かいたほうがなにかと都合が良い場合も多いのが旅行である

そこへの理解を示してくれる相手となら良い旅行になるが、なんとなく付き合っていくとなんでそんな大変なことを・・・ストレスが溜まってしまうこともあるだろう。

ただ趣味が一緒とかなら、これはもう最大限に近いレベルでお互い楽しめる旅になり、現代的なカップルなどはそういったパートナーシップ大事にするケースは多くなってると思う。

段取り重視派

公共交通機関であれば時刻表などと照らし合わせて、ヘタすると分単位での行動を計画し、とにかく段取りをとって無駄をなくそうとするタイプ

一緒に行く相手としては頼もしい一方で、ちょっとでも予定が狂うとイライラしたり、気持ちに余裕がなかったりもするのでけっこう繊細でもある。

全ての旅程が予定通り進み無事家に帰ってきたことで達成感を感じて満足する。

個人的にはこの手のタイプはけっこう苦手だが、日本人特に男性にこの手のタイプは割と多いのではと思う。



最初自分でもどんな旅行なら満足できるのか、よくわからないままその時々のパートナーや友人、知人、あるいは一人で旅行に行くが、相手が変われば旅も変わるので、旅を楽しむにはやはりある程度場数を踏むしかないのかなとも思う。

誰かと旅行に行くときはこの辺の見定めは必要だが、ほとんどの場合なんとなく日常から離れられば満足できる、ってくらい日常しんどい人は多いのも事実で、

そう考えると旅行への拘りがハッキリしてる人って、それだけ日常生活に余裕があるってことなのか、それとも旅行への拘りが強いことじたい余裕がないってことなのかよくわからなくなってきた。

anond:20250531180021

食事はさ、本場で食べてこそ

本当の美味しさが楽しめるのに

食事を楽しまない旅行なんて

ただのスタンプラリーだよ…。

食ほど地域文化を反映したものは無いと思うぜ。建物自然もいいけど人の営みの最も近いところにあるのはやっぱ食事なんだよ。味付けや香草の使い方、保存食の作り方、主食とかは生活文化のものだしね。ジャンク文化から各地のマックの味比べだって面白いじゃない?ご当地特産品の飯とか好き

木造ガールズバー

家の近所にガールズバーがあることは知っていた。

まだ寒かった時期、薄着の上にアンバランスな分厚いダウンコートを着た若い女性が店先に立っているのを見たことがある。

建物の二階がガールズバーになっていて、外の階段を上がって店に入るようだ。

一階が何の店だったかは思い出せない。

この前通りかかったら、隣の建物解体されていて、そのガールズバー建物の側面が丸見えになっていた。

切妻屋根の上に、白く粉の吹いた瓦が不器用に並べられ、外壁には穴だらけのトタンがかろうじてへばり付いている。

基礎の表面に塗られているモルタルはひび割れ、ところどころ剥落している。

店頭では若い女の子イラストが描かれた看板がペカペカと光っていた。

その光景を見たときは何とも思わなかったが、最近、寝るためにベッドに横になると、なぜかあのガールズバーが思い浮かぶ

木造建物の床の上を、若い女の子が靴を履いて歩く音が聞こえるような気がする。

客が足を組み替える、ゴツ、ゴツ、という踵の音。

木造家屋の湿った石膏ボードによって低くこもった嬌声が漏れ聞こえてくる。

目を閉じると、自分はあのガールズバーの下の階で寝ている。

塗装の剥げた軽量鉄骨の外階段若い女性が上がって出勤してくる音が聞こえる。

ドアを閉めると隣のアルミサッシの窓がそれに応答するように震える。

薄いクッションフロアから、床板、根太、床梁を伝って自分の頬にかすかな振動が伝わってくる。

想像上の酔客の喧騒にたまらなくなり寝返りを打つと、そこは鉄筋コンクリートマンションの一室で、その静寂に驚いて目が覚めてしまう。

2025-05-31

大阪万博が最高すぎて、あの便器スタジアムしか作れなかった東京がなんだかむちゃくちゃ惨めに思えてきた

大阪万博、行ってきたけど本当に最高だった。

特に印象的だったのが、あの大屋リング

ニュースでは「世界最大の木造建築」「ギネス認定」って取り上げられていたけど、実際に目の前に立ったときスケール感には圧倒された。

から見上げると、遠くに動く人影が点のように見えるほどの巨大さで、上に登ると数キロにわたって延々と続く木の輪に圧倒される。

特に夕暮れ時は、光と影コントラストに包まれて、本当に幻想的だった。建築というより、もはや別次元に近い体験だった。

「こんな建物が、令和の日本にまだ作れるんだ」という驚きと、「これを本当に作っちゃったんだ」という感動。

野望と技術、そして何より挑戦。人間が、いや、日本が、まだこういう夢を本気で形にできるんだという事実に、ただただ胸を打たれた。

当初、あのリングを「夏の日除け目的バカじゃね」と笑っていた人も多かったと思う。

でも現地でそのありがたみを体感したら、もう掌返すしかない。

延々と続く日陰は、炎天下でも安心できる休憩場所になっていて、どこを歩いても屋根があるというインフラの強さを実感した。

これだけの来場者がいても、雨が降っても混乱がない。実用面でも、しっかりと機能していた。

そして思った。

これを「350億かけて半年だけ使うなんて無駄」と言っていた人たちは、実際にこの建物を目にして、その価値を肌で感じたんだろうか?

無駄”って、いったい何を見て言っていたんだ?

……と考えると、どうしても思い出してしまうのが、東京新国立競技場のことだった。

あのスタジアムは、結局「コストが高い」という理由でザハ案を捨てて、間に合わせの無難箱物差し替えた。

そしてできたのが「何にも使えない施設」。

サッカーには向かない。ライブもできない。東京一等地にありながら、毎年何十億という赤字を出し続けている。

木をちょこっと貼って「和風」と言い張った便器スタジアムが、東京の“遺産”だなんて。正直、もう笑うしかない。

「長く使えるから価値がある」と言っていたけれど、長く“使われない”建物にどんな意味があるのか?

その点、大阪万博大屋リング半年しか存在しないかもしれない。

でも、たった一度の体験で人の記憶に深く刻まれ建築だった。

規模や用途では測れない、「挑戦した」という事実と、それが与える感動の質がまるで違っていた。

思えば、万博のものもずっと叩かれていた。

チケットが売れない、建設が間に合わない、どこの国もパビリオンを出さない、赤字だ、危険だ──

開催前は、そんなネガティブな話ばかりが出回っていた。

でも、ふたを開けてみたらどうだろう?

日々来場者は増え、各国のパビリオン大人気で行列

グッズを買うにも何時間も並ぶほどの熱気。

このままいけば、赤字どころかむしろ大黒字すら見えてくる勢いだ。

じゃあ、あのバッシングは何だったのか?

結局、「成功する前に叩く」「挑戦を笑う」という空気が、この国には根強くあるんだと思う。

特に東京は、そういう“足の引っ張り合い”が好きすぎる。

東京五輪は、批判に振り回されてロゴスタジアム開会式も、全部しょーもない理由で変更されて、グダグダになった。

でも万博は、そういう陰湿な声に負けず、最後までやりきってくれた。

その姿勢が、本当に美しかった。

大阪ありがとう

感動をありがとう。夢を見せてくれてありがとう

そして、

「もう、東京が“日本代表面”しなくていい」っていうことを、はっきりと証明してくれて、本当にありがとう

anond:20250531224042

似たようなハンバーガー食える店は日本にもあるしパンは粉買って自分で作ればよくね

今は通販も充実してるし食い物こそ旅行なんてする必要がない物筆頭だと思う

建物風景美術品などはそれがある場所に行かなければカメラを通したものしか見られないか旅行必要がある

anond:20250531080442

六地蔵交差点のとこにもファミレスみたいな大きさの建物であるのよ

(呑み屋なのにクルマで来ること前提の造りて…😅 ← つまり古き佳き時代遺産なんだろなぁって)

円町北野白梅町の間の店舗ってまだある?

anond:20250531074203

京都市内にバブル以前から展開して未だに遺っている焼鳥チェーンの「串八」って不思議な店だよね

どこもそこそこ大きい建物なのに閉店してないってどういう収益構造なんだろう

2025-05-30

anond:20250528162916

占有権とそれに付随する訴え、囲繞地通行権、共有、不法行為、不当利得、売買契約契約総論に関してvマジック司法書士 民法勉強すると幸せになれるかもな。

あと、最高裁司法修習のサイト要件事実典型的攻撃防御の構造、vマジック司法書士 民訴勉強しておいたほうがいい。

Vマジックが合わなければ、リアリスティック 司法書士や「国家試験のためのよく分かる〇〇」を読むといい。

不動産取引団体がまとめている判例集読めば分かるが結構厳しいんで嫌がるのも事実。ただ、クソ野郎のせいで再開発や所有者不明土地建物管理命令継続的設備に関する規定などができたという経緯があるんで、流れは変わるかもしれないあ)

あと、捕まってもいいなら、不動産屋の売主、買主の会社名を教えてくれ。

そこの会社からはもう二度と買わないし、取引しない。

地域全体の価値を下げるような会社と関わる意味ないんよ。

逆張り投資という考え方もあるにはあるが、道を車でふさぐレベルだと借りてもつかなそうだし…。

わいも不動産屋なんでクソ野郎に関わりたくねえのはわかるけど、それが仕事なんだし、管理のついででもいいし、仕入れのついででもいいから足を運んだほうがいい。

クソ野郎対応疲れた住人から買い取って、リスクの取れるやつに売るとかやりようはいくらでもあるわけで…。

買い取りもできねえとなれば、いくらかで借りて保証会社審査に通らなそうな人に又貸してタコ部屋にしてしまうという手もある。

住宅ローン組んでると貸し出す事は出来ないんだが、こういう状況だと銀行フラット35も貸し出すことに同意する可能性がある)

もうどうにもならねえ、離婚確定となったら、クソ野郎個人情報仲介と売主の担当者名前販売元のマジで晒すぐらいのことは考えてもいいかもな。

当然、偽計業務妨害罪名誉毀損処罰される可能性はあるんで、不動産トラブルが得意な弁護士に聞いても解決策が見いだせないし、法テラスに依頼しても、受任してくれる人がいない。本人訴訟で仕方なくやったら、負けてしまったみたいな状況にならない限りはものすごく印象が悪いんでやらんほうがいいけどな…。

練馬一家四人殺人事件だと競売絡みの大きな事件にしてしまえば、再発防止のためにうこがざるおえないという側面もあるにはあるし…。

あ、大きな事件起こすなら、金木研みたいな骨108本折れば〇〇しかな程度にとどめておいて、クソ野郎が動けなくなったら、命だけは助けろよ。死ななければ量刑はそこまで重くないし、PTSD にすることができる。刑務所に行くと臭い飯ことになるし、部屋の中のトイレと寝る場所が一緒だし、死ぬ寸前になるまで専門医にかかれないなんて話あるんで、やらんほうがいいけど…最低賃金生活を送るよりは食事に関してはマシな側面もある。

万博3日前先着予約完全攻略マニュアル

3日前予約の理想的攻略法は次の通りだ。

1.22時ごろから公式チケットサイトアクセスを開始する。複数の端末を用いて同時にアクセスしたり、過去閲覧履歴を削除することで仮想待合室の整理券更新し、23時30分~23時50分の間に入場を目指す。(正面玄関の通行証取得)

2.前日の時点で、他のチケット(既に予約可能もの)を利用して予約ページに進み、パビリオン検索を行っておく。(予約用の通行証取得)

3.念のため、チケット購入ページにも事前にアクセスして迂回路を用意しておく(裏口の通行証取得)

4.24時になったら即座に予約操作を行う。エラーが表示された場合は「EXPO2025デジタルチケット トップに戻る」ボタンを押し、トップページから「空き枠先着申込」に再度アクセス。これを成功するまで繰り返す。

5.仮想待合室の並び直しが発生し、待機画面に移行した場合は、ブラウザの戻るボタンを試してみる。

6.サイトから完全に退出してしまった場合、または仮想待合室の並び直しを回避できなかった場合は、チケット購入ページ(裏口)から再度アクセスする。

攻略方法をまとめると上の通りなのだが、比喩的独自用語を多々使ってしまったので、以下に説明する。

これは4つのテクニック使用されている。

仮想待合室の整理券の再取得

「順番にご案内しております。」という忌々しい文字列が表示されている状態は、整理券を一枚受け取り、順番を待っている状況に喩えられる。そして、順番が来てサイトに案内された時点で、一定時間アクセス可能な「通行証」が発行される。――整理券を持った状態で通行証を貰うのを待つ。これが仮想待合室の基本的な仕組みである

この通行証は有効期間が設定されており、現在仕様ではおそらく約1時間無効となる。通行証の有効期限が切れると、再び仮想待合室に戻され、整理券の再取得が必要になる。したがって、24時直前に通行証を取得するのが最も効率的である

この最適なタイミングでの通行証取得を狙う手法が、「履歴の削除による整理券リセットである。待合室に入ったものの、案内予定時刻が早すぎる場合には、該当ページを閉じ、ブラウザ履歴を「Cookieおよびその他のサイトデータ」も含めて過去1時間分削除する。その後、数分間時間を置いてから再度チケットサイトアクセスすることで、新しい整理券が発行され、より遅い時間に入場できる可能性が高まる

このようにして案内時刻を調整しながら、24時直前の通行証取得を目指す。

また、整理券は端末・ブラウザごとに個別に発行されるため、スマートフォンパソコンの両方でアクセスを行い、最も条件の良い整理券選択することも有効手段である

②予約用待合室を24時以前に通過

パビリオン検索の画面まで辿り着いたのに、パビリオン検索を実行した瞬間、また仮想待合室の画面が表示されてしまたことはないだろうか。実はパビリオンの予約ページには、サイト全体とは異なる予約用の待合室が設けられている。別の待合室である証拠に、待ち時間10前後比較的短い傾向にあるはずだ。

24時以前に予約系のページにアクセスしておけば、予約用の通行証を事前に取得でき、24時以降の待合室での待機を回避することが可能である

この通行証は予約系ページであれば共通機能するため、2か月前・7日前・3日前・当日予約のいずれでも、事前アクセスによって同じ通行証が発行される。つまり、どのカテゴリでもよいので、24時以前に一度でも予約ページに入っておけば、24時以降に再度並ぶ必要はない。

ただし、この手法には難点がある。来場予約を済ませ、いずれかのパビリオン予約申込が可能状態チケットを、3日前予約を申し込むチケットとは別に用意しておかなければ、予約ページにアクセスすること自体ができない。したがって、複数枚のチケットを持っていることが前提になる手段である

チケット購入ページを経由した“裏口”からアクセス

入場チケットサイトは、一つの大きな建物のような構造になっており、トップページやマイチケットなど、通常の入口からアクセスすると、すべて共通の待合室(便宜上、正面玄関命名)を通ることになる。この正面玄関は毎晩アクセスが集中し、長時間の待機が発生している。

しかし、サイトの外から直接アクセス可能なページの中で、「チケットの購入」(https://ticket.expo2025.or.jp/purchase_menu/)ページだけは、別の待合室(便宜上、裏口と命名)を採用している。

この裏口は、直接URL指定してアクセスするか、ブックマークなどからページを開くことで利用できる。利用者比較的少ないため、通行証が即時発行されやすく、スムーズサイト内へ移動できる可能性が高い。

ただし、裏口でもアクセスが集中すれば、「順番にご案内しております。」という画面が表示されることになる。それでも、正面玄関よりは待ち時間が短く済む傾向にあるため、回避手段の一つとして有効である


④待合室を回避できるサイト内移動

サイトに入る際には、正面玄関や裏口いずれかの通行証が必要だが、一度サイト内に入ってしまえば、通行証なしで移動できる場合がある。

通行証が必要なページ遷移を回避する手段として、以下の操作有効なケースがある。

ブラウザの「戻る」ボタンを使う

サイト上部の「予約・抽選の申し込み」メニュークリックスマホ版は下部の「予約・抽選」)

エラー画面の「EXPO2025デジタルチケット トップに戻る」ボタンを押す

特にメニューから「予約・抽選の申し込み」ページへ進む場合URLで直接アクセスしたときと違い、正面玄関の通行証なしでページが表示される。同じ手法はマイチケットページでは通用しないため、この挙動には特例的な処理があると考えられる。

先日SNS上で広まった順番待ちを回避する方法は、この手法と前項の“裏口”を組み合わせたものである

https://x.com/tamoshinji/status/1923966809960742939

ここで紹介した手順は、人によってはズルいと感じ、抵抗感を覚えるだろう。裏口から入ったり、通行証を再取得して、入場順を操作する方法正攻法とは言いがたい。

しかし、そうした操作を避けて正面玄関から真面目にアクセスしていたとしても、結果的他人迷惑をかけてしま可能性があるという事実を強調したい。たとえば、2時間からログインし、定期的にリンククリックしてセッションを維持する。これは特別テクニックでもなく、多くの人が当然のように行っている対応だろう。しかし、そうした行為こそが、サーバ負荷を増大させ、他のユーザーの足を引っ張る原因となっている。先ほど紹介した“ズルい”手順を使うよりも、である

悪意がないか問題ない、ということにはならない。むしろ、悪意のないユーザーが多数、無自覚に負荷をかけている状況こそが深刻である。そしてその根本原因は、ユーザーの行動ではなく、そうせざるを得ないサイト設計にある。

このサイトは、予約希望者全員を待合室に集めた状態で解禁時刻を迎えるような設計になっていない。その結果、24時前からページに滞留する人が殺到し、サーバが落ち、予約は失敗し、ユーザーストレスけが残る。

からこそ、この文章を書いた。現行の3日前空き枠先着予約は既に破綻している。個人常識的ルールに則って行動するだけで他人迷惑をかける状況が発生している。

システム側が設計見直し、誰もがフェアに利用できる環境を整えなければならない。サーバを増強し、誰もが快適に利用できる環境を整えなければならない。

私がこれらの方法を公開するのは、このチケット予約サイトが少しでも改善されてほしいかである

2025-05-29

私の2歳までの記憶

ガンダム再放送されてた

ガンダムゴム人形(青)を持っていた

みつばちハッチ再放送がされていた

ひらけ!ポンキッキを見ていた

お腹が痛くなって手術をした

・手術途中で目が覚めたけどすぐ寝た

・手術後お腹を切ったところが痛かった

・家におばあちゃんがいたらしいけど全く記憶がない

・1人で家から出て公園で遊んでいた

・そしたらいつのまにかお巡りさんと遊んでいた

・「ここだよ」と自分の家を紹介した

お巡りさんが母に「お母さん、まだ1人で遊ばせるのは危ないですよ」と言っていた

・裏にある家と裏庭で繋がっていた

・その家にはお兄ちゃんお姉ちゃんがいて、友達になれた

・100日目になんかタコを無理やり口にくわえさせられた。変な匂いがした

ガンダムホワイトベースに乗ってる超合金?のおもちゃを持っていた

保育園に通っていた

保育園にある三輪車が好きだった

三輪車は取り合いだったので、自分の分をこっそり建物の裏に隠していた

・バレて怒られた

保育園で昼寝する時に真っ暗な部屋になるのが怖かった

・3歳で引っ越しをした

皇居建物質素

素材が全部天然物だから質素wwとか笑ってるお前の家より100倍豪華だよ

『錆びた梁の下で ―第五章:氷河期の影と未来の影―』

祐介は現場に立ち続けた。

だが、その現場はかつての熱気を失い、

冷え切った風が吹き抜ける場所になっていた。

「人が足りない。経験者がいない。」

そう呟くのは、かつての同僚たちだ。

かつて5000人いた社員は1000人に減り、

多くは氷河期世代若者たち

彼らは司法試験に受かっても、

法律事務所の門は閉ざされ、

建設現場で汗を流すしかなかった。

経験不足の若者たちが、

建物安全を守るはずの点検を担い、

しかし、知識判断力も乏しく、

形式的なチェックだけが横行する。

トンネル天井が崩落するなんて、

途上国じゃあるまいし…」と嘆く声は消えず、

運営会社外注主義を貫き、責任分散されるばかり。

---

建築費用は5割も上がった。

それは、現場人手不足技術の低下のせいだ。」

祐介の言葉は重い。

だが、それだけではない。

過酷労働環境精神的なプレッシャー

低賃金不安定雇用

それは、失われた30年の産物だった。

---

祐介はふと空を見上げる。

彼の目に映るのは、崩れかけたビルの梁の影と、

その下で懸命に働く若者たちの姿。

「このままでいいのか?」

祐介は問う。

失われた世代叫びを、次の時代にどう繋げるのか。

---

倉上龍の言葉が、遠くで響く。

「どれだけの命が奪われたのか、

どれだけの未来が閉ざされたのか。」

そして、祐介は決意する。

「語り継ごう。

この錆びた梁の下で、何が失われ、

誰がそれを奪ったのかを。」

未来を見据えた祐介の歩みは、

まだ終わらない。

2025-05-28

『錆びた梁の下で』

高架橋の継ぎ目に、わずかに浮いた錆が見えた。

けれど、点検報告書には「異常なし」とだけ、そっけなく印字されたPDFが添付されてくる。

三十年前なら、それを見逃す者はいなかった。

秋山祐介は、かつて準大手ゼネコン技術者だった。

いや、“生き残った”というべきか。

当時の仲間の多くは職を失い、家を売り、なかには命を絶った者もいた。

バブルの余熱がまだ残るころ、祐介の所属した会社は全国にリゾート開発を展開していた。

土地投機の的になり、建物一棟に数百億円が流れた。

銀行は金を貸し、不動産会社ゼネコンはその金を使って「未来」を建てていた。

だが、その未来は、ある日突然「不良債権」に姿を変えた。

きっかけは総量規制、そして竹中プラン

小泉政権が“構造改革”の名のもとに進めた金融再編は、銀行にとっては救済だったが、

ゼネコンにとっては死刑宣告だった。

祐介の会社も、4000億円規模の開発が“回収不能”とされ、メディアに名指しで叩かれた。

ゼネコンが悪い」「無駄公共事業日本ダメにした」

夜のワイドショーコメンテーターが、台本通りに吐き捨てる。

だが、祐介は知っていた。

開発案件の大半は、もともと国主導の“ケース事業”だったことを。

裏では大蔵省土地を押さえ、リゾート政策を煽っていたことを。

現場で汗を流した職人たちは、開発計画が潰れても責任を問われることはなかった。

代わりに、技術者現場監督たちが矢面に立ち、切り捨てられた。

あんたら、税金食い潰すシロアリだろ」

協力会社担当者にそう言われた夜、祐介は初めて会社トイレで吐いた。

うつ病の診断が下ったのは、それから間もなくのことだった。

---

そして今。

祐介は小さな建設コンサル会社で、インフラ点検の補助をしている。

自治体から委託案件が多く、担当者若い、30代前後契約職員ばかりだ。

彼らは氷河期世代末裔だった。

経験がなく、知識も浅く、なにより「責任を取らされるのが怖い」という眼をしていた。

「ここ、たぶん腐食始まってますよね?」

ある若手が問う。

「たぶん、じゃダメだよ。記録に残すか、写真を撮って報告するか」

祐介は答えながら、心のどこかで諦めていた。

この青年が次の現場に行くころには、もうこの異変のことを忘れているだろう、と。

チェックリストに○をつけ、Excelで表を整えれば、それが“点検”になる。

本当に危ない橋トンネルを救うには、「異変を感じ取る目」と「報告する勇気」が必要だ。

だが今のシステムには、どちらも組み込まれていない。

---

「昔は、職人天井裏を覗いて“ヤバい”って言えば、それで補修工事が決まったんだよ」

祐介がそう話すと、若者たちは苦笑した。

「今は、写真図面と、委託先の承認必要ですから

そう答えたのは、30代の現場監督。派遣社員だ。

祐介は思う。

これはもう、先進国ではない。

国がコストカット外注主義を極めた結果、「インフラという生命維持装置」が壊れていく過程なのだと。

そして皮肉なことに、あの時“ムダだ”と叩かれた公共事業を切り捨てた代償は、

今になって「工事費5割増し」「技術者不足」として跳ね返ってきている。

一度切った命脈は、そう簡単には再生しない。

それは祐介自身人生証明している。

---

日が落ちる。

継ぎ目の錆は、もう一段深くなっていた。

あの夜のトンネル崩落事故のように、何かが起きるまで誰も動かないのかもしれない。

けれど祐介は、今日現場に出る。

もう誰も彼に命令しない。だが、彼は知っている。

「この国を下から支える者がいなくなれば、崩れるのは時間問題だ」**と。

そして、

「俺たちは、本当にあの時“ムダ”だったのか?」

という問いだけは、永遠に胸に灯し続けるつもりだった。

爆発事故

ク〇〇人が建物解体する際、廃棄コストが発生しないように廃材を地中に埋めることがあるそうです。依然の解体工事をク〇〇人が請け負い、ボンベ等の廃棄物を地中に埋めたのだと思います

anond:20250528005135

イスラエルは反撃に際しても、ただ無差別攻撃してるわけじゃない。空爆する前にSMSを送ったり、ビラをまいたり、建物屋根だけを先に爆破して警告を出したりして、民間人避難できるようにしてる。つまり「できるだけ巻き込まない努力」はしてるわけだ。

一方で、ハマスのほうは病院学校の下にトンネル掘って、わざとそういう場所から攻撃してくる。完全に民間人を盾にしてる。そんな状況で、「民間人被害ゼロしろ」って言われても、正直それは無理な話。

2025-05-27

はてな民ってイスラエルにどうして欲しいの?

ハマス民間人を盾にしてるから被害が広がるわけで、何か言うならハマス民間人を盾にするなってことだと思う

民間人に手を出すなって言うなら、それはイコールハマスに手を出すなって意味なっちゃうんだから

ハマスもっと有効攻撃出来るって言うなら、イスラエルと協力して攻撃作戦に取り組めばいいんだよ

はっきり言って、そんな方法ないんよな

あるって言ったら一緒にやらなきゃいけなくなるしさ

イスラエル多国籍軍ハマス攻撃することに大賛成だと思うぞ







hungchang なぜハマス攻撃すべき前提に立っているのか。

たとえば2023年10月に起きた、ハマスによるイスラエルへの攻撃。あれはどう考えても国際法違反で、完全に戦争犯罪だよね。民間人が狙われて、子ども女性まで殺されたり拉致されたりした。あれが起きた以上、イスラエルが「自衛のための反撃」に出るのは当然の流れだと思う。

で、イスラエルは反撃に際しても、ただ無差別攻撃してるわけじゃない。空爆する前にSMSを送ったり、ビラをまいたり、建物屋根だけを先に爆破して警告を出したりして、民間人避難できるようにしてる。つまり「できるだけ巻き込まない努力」はしてるわけだ。

一方で、ハマスのほうは病院学校の下にトンネル掘って、わざとそういう場所から攻撃してくる。完全に民間人を盾にしてる。そんな状況で、「民間人被害ゼロしろ」って言われても、正直それは無理な話。

イスラエル批判する声は多いけど、「じゃあどうやってハマス止めればいいのか?」っていう代案が全然出てこない。ただ「もっとソフトにやれ」「もっと正確に狙え」って言われても、それが現実的じゃなかったら意味ない。逆にイスラエルが手を止めたら、「民間人を盾にすれば安全」っていう前例を作っちゃって、それこそ武装勢力増長させることになる。

比例原則って言われるけど、「どのくらいの攻撃ならOKなのか」っていう具体的な基準なんてない。だから実際は、「他のやり方があったのか?」とか「どれくらいのリスクを取ればよかったのか?」っていう現実的判断のほうが重要になる。そうなると、イスラエルの行動が「しかたなかった」と評価される流れになっても不思議じゃない。

もっと倫理的対応を求めるなら、国際社会自分たちで動いて、ガザ非武装化したり、多国籍軍派遣したりするしかない。でも実際には誰もそのリスクを負おうとしない。から結果的イスラエルの「国を守る」という行動のほうが、現実に即した正当性を持ってるように見えてしまうんだと思う。

まり批判簡単だけど、その先の責任を取ろうとする人がいない。だからこそ、イスラエルの主張や行動のほうが「通ってしまう」状況が生まれてるんじゃないかな。





fatpapa 10/7のテロは悪だが長年国際法違反して入植地を広げパレスチナ人土地を奪い殺し投獄してきたのはOK?5万人以上虐殺してハマス拠点殆ど見つかってないのに人間の盾パレスチナを国と認めアラブ人を人と認めろよ

その主張をするなら、まず現実を見てくれ。

日本パレスチナを「国家」としては公式承認していない。日本政府の立場は、あくまで「将来の二国家解決を支持する」というものであって、現時点でパレスチナ独立国とみなしてはいない。つまりパレスチナ国家を認めろ」という訴えは、日本政府の基本方針ともズレている。

さらに言えば、日本イスラエル安全保障・防衛技術の分野で協力を進めている。たとえば自衛隊とイスラエル国防企業との間では、サイバーセキュリティ無人システムセンサー技術などでの提携が進行中で、外務・防衛の両レベルで定期的な協議も行われている。イスラエル国際法違反しかしていない「非道存在」なら、なぜ日本を含む先進国がここまで協力しているのか?

感情論をぶつける前に、少なくとも国際政治現実日本立ち位置を把握してから話をしてくれ。

これではっきりしたと思うけど、本当にイスラエルが悪いと思ってるなら手の届くところにやるべきことがあるんだよ。ワイドショー感覚はてな民絶対に動かないだろうけどさ。

2025-05-26

変わっていく話

最近地元役所用事ができて実家に帰った。市役所には小さな子供連れが大勢いて、特段、活気のある自治体だと思っていなかったので驚いた。若い人たちの街になりつつあるのか。自然が多いわりに便利でいいところだぜ。みんなもこの街を好きになってくれたら嬉しい(俺はもう暮らしてないけど)。

用を済ませて、滞在中の実家に戻る。なんとなく思いたって、イヤホンニュースを聴きながらかつての近所をぶらぶら散歩することにした。

歩いて5分ぐらいのところにある老舗のスナック。いま40手前の俺がまだ中学生だった時点でけっこうなバアさんのママ経営していたが、「そういうバアさんがいたよな」と思いながら前を通りかかったら、もっとバアさんになった本人がひょっこり出てきたので驚いた。別に面識もないし、嬉しいも何もないが、すげえな、という感銘を抱いた。

そのまま通り沿いに歩くと、旧友が暮らしていたマンションがある。これも20年以上前、俺と友人がまだ中学生のころに建ったもので、小さな戸建てやアパートばっかりの風景にいきなりどかんと現れた、ガラス張りのエントランスをもった近代的なマンションにはきらびやか存在感があった。ロビーインターホンを鳴らして住人を呼び出す建物もここではじめて見たのだ。

いま見てみると、単純に年月が経過したせいもあるだろうけど、キラキラした威容はなくなり、壁面のタイルの目地にしみついた汚れが目についた。小さかったっけこんなに、とも思った。時代が経ったんだな、と感じた。

駐車場側に回ると2mほどのフェンスと植え込みがあり住居棟との間を仕切っている。中学高校のころ、これをよく気合で乗り越えて中に入っていた。これをすると、友人が「エントランス開錠してないのに、お前どうやって入ってきたんだよ」と驚きあきれるので面白かった。ほとんど無意味しょうもない行動だ。友達が驚くというだけでそんなことをする価値がある年齢だった。

大きな車道を一つわたって、目の前に集合団地の見える通りを歩いていく。昔は、右手にやたらとじめじめした陰気な家があって、ここにものすごく愛想のいいかわいい猫が住んでいた。大学生のころ、わざわざよく撫でに行った。いまは完全に更地になっていた。

団地にぶつかったまま歩いていると、アスファルトの黒い路面の上でうごめくものがあって、見るとジガバチ(狩人バチ)がコガネムシの幼虫を捕まえていた。すでに針でマヒさせた後らしく、コガネムシが痙攣するのを折り曲げた体と脚でがっしりロックしながら、頑張ってどこかに連れて行こうとしている。

すげえな、と思ってしばらく観察していて、小さな子供の頃の俺だったらこれを見てどうしたかな、と思った。もしかしたら、コガネムシがかわいそうだからといって蜂を追い払ったかもしれない。

いまの俺は、なぜそうしないのだろう。蜂には蜂の生活がかかっているから、という理性が働くからだろうか。もしくは、生き物が生きたり死んだりすることへの身に入り方というか、鮮やかさが人生からあせてしまたからか。

いずれにしても俺も変わった。イヤホンで聞いていたニュースで、海外戦争のことが報道されていた。

俺は株をやっているので、もっと混乱がひどくなって株価が下がったら買い増すのもいいな、と思った。ちょうど米国関税方針がぐだついて、下がるならもっと下がればいいのに、と思っていたからだ。

別にもっとひどいことになってたくさん人が死ねばいいとは間違っても思わないし、投資として俺の思うままにならないようにただ平和になるならそれが一番いいと思う。ただ、株価が下がるなら下がるでいいな、と思った。昔の俺なら絶対に思わなかっただろう。街も人も変わる。

推しが隣に越してきた(ら)

WEB漫画広告で、主人公推しアイドルアパートの隣室に引っ越してきた___!

みたいなやつを随分前に見た。その時は

「実際そんなことになったら大変そうだな」

と思った。

 

隣室の住人が自身ファンであるとなると、アイドルプライバシー観点から懸念を抱くだろう。なんならその部屋で暮らしていけないと判断しても仕方がない。

ファンとしては、推しには不安なく暮らして欲しい。そのためにファンであることが割れないよう努めることになるだろう。普通のお隣さんとして、喉元まで出かかった声をグッと堪え変な顔もしないよう生活していくことを心に決める。

しかするとマンションの壁の薄さによっては生活音も聞こえるかもしれない。それに初めは耳を塞いでしまうかもしれない。でもそれではいけないのだ。いつどんな音が聞こえても、集合住宅特有生活音がするなぁと思うか思わないかくらい意識の外に「隣に推しが越してきた」ことを追いやらねばならない。

そうして一人の人間として生活を送る推し意識の外に追いやることで、アイドルとして活躍する推しをこれまで通りに応援することができる…

 

そんなような一連のことを広告一つから連想した。

そのあとで「お隣さんになった偶然から些細なことで親睦が深まってくようなお話なのかも」と思った。フィクションならそっちの方が面白そうだし。

 

何故私はこんなにも「隣に推しが越してきたらどうしよう」というシミュレーションをしてしまったのか。単純だ。私にも推しいるからだ。故にそんなこと起きたらどうしようという懸念対策が思い浮かんだのだった。人畜無害でありたい。キモいほどにそうありたい。

 

 

で、最近マジで推しが隣に越してきた。

アパートの隣室ってわけじゃない。近くの建物事務所が入ったらしい。

20年以上暮らしてきた実家地元。自室の窓から見える馴染み深い景色構成するビルに、推しがいるという要素がプラスされた。

夕方の帰り道、ふと推しとすれ違う。いつも使ってるコンビニからぷらっと推しが出てくる。中学同級生から「こないだお前の推しLOOP乗ってるとこ見たぞ」とLINEが来る。

初めは正味困った、薄目で外を歩くとかもしてみた。

でもなんだろう、メディアに出てる人が実際に存在して仕事をして生活もしている。見えなかったけど確実にあった事実が、たまたま見えるところにやってきただけじゃないか

あと、推しが隣に越してきた状態の人はきっと私だけじゃない。ここらはマンションまみれだ。同じように動揺してる人だっているかもしれない。

そう思うとちょっと勇気が出る。

 

 

推しが隣に越してきても、特段変わることはないということが分かった。スマホの画面の中で今日推し達は面白い話をしている。

どうか健やかたれと願う、私も健やかにいようと思う。

でもやっぱちょっとびっくりした。それだけ。

2025-05-25

9 kings

中央マスに攻撃タワー建てて周囲にバフ建物置くだけ。

最高難易度までクリアできた。

anond:20250524173821

タワマン怖くない?

24時間ずっと鉛筆みたいな細くて高い建物にいるんだぞ

2025-05-24

anond:20250524231842

おじいちゃんの家にはならないんだよ

土地建物自分モノとは言えない

インスタントなんだよ

それでもいいんだよ

それが正解

タワーマンションから景色に飽きない人の特徴

タワーマンションから景色に飽きない人の特徴

タワーマンション景色に3日で飽きるという人はうんざりする程沢山いる。

しかし私は仕事柄タワマン住民と会う機会が多く、景色に飽きないという人の意見をたくさん聞く。そこで今日は飽きない人の特徴を書きたいと思う。

タワマン景色飽きる問題についてここまで詳細に書いた文章は無いと思う。

30〜40階がゴールデンゾーン

まず階数の話から景色に飽きない人たちに共通するのは「30〜40階」に住んでいることだ。

20階以下だと、正直普通マンションの上層階と大差ない。車や人の動きは見えるが、「タワマン景色」という特別感はない。一方50階を超えると、今度は高すぎて人や車が米粒のようになってしまう。建物の細部も判別できなくなり、ただの箱庭を見下ろしているような感覚になる。

30〜40階だと絶妙なのだ。人の動きはギリギリ認識できるし、建物用途構造も推測できる。この「ちょうど良い距離感」が重要らしい。

景色物語を見出す感性

飽きない人たちの最大の特徴は、景色物語性を見つけられることだ。

「あのビル12階、毎日休みになると必ず一人の男性ベランダタバコを吸いに出てくる。きっとオフィスビルで、彼はそこで働いているんだろうな」

「向こうのマンション、夜9時になると3階の角部屋だけ電気が消える。小さい子供がいる家庭かもしれない」

こんな風に、見える範囲人間ドラマ想像し続けている。単なる風景ではなく、そこに住む人々の生活を感じ取っているのだ。これができる人は確実に飽きない。

徹底的に調べ尽くす探究

飽きない人のもう一つの特徴は、見えるものを徹底的に調べることだ。

変わった形の建物発見すると、すぐにGoogleマップを開いて正体を突き止める。「あの尖った建物は何だろう」「向こうに見える街はどこの駅の周辺か」そんな疑問を放置せず、地図アプリ永遠に検索している。

さらに実際に足を運ぶ人も多い。ランニング自転車で「上から見えていたあの場所」に行き、地上から視点比較して楽しんでいる。用途地域の境界線まで調べて「あの辺りから商業地域になるのか」なんて分析している人もいた。

この探究心があると、窓から見える景色が巨大な立体地図になる。ただ眺めるのではなく、常に新しい発見がある状態になるのだ。

時間軸での変化を楽しむ

最後に、時間帯による変化を敏感に感じ取れることも重要だ。

朝の通勤ラッシュ時の人の流れ、昼間のオフィス街の静けさ、夕方帰宅ラッシュ、夜の繁華街の輝き、深夜の静寂。同じ景色でも時間によって全く違う表情を見せる。

飽きない人は「今日普段より遅い時間に人が動いている」「あのエリア電気の点き方がいつもと違う」といった微細な変化まで察知している。彼らにとって窓から景色は、24時間365日変化し続ける巨大なライブ映像なのだ

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結局のところ、タワマン景色に飽きるかどうかは「受動的に眺めるか、能動的に観察するか」の違いかもしれない。景色を単なる背景として捉える人は飽きるが、そこに人間ドラマ地理的な謎解きを見つけられる人は飽きることがない。

タワマン検討中の人は、まず自分がどちらのタイプかを見極めてから決めた方がいいだろう。

兄貴奥さん普段正月ぐらいしか会わないかあんまり喋ったことなかったんだけど

この間うちの父親葬式火葬場行ったとき建物の中の写真パシャパシャ撮っててマジで怖かった

流石にお父さんの写真は撮ったらヤバいですよねwって言ってたけど

本当にびっくりした

こんな変わってる人だったんだ

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