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2025-01-19

[]

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2497912

よくわからない。

もうちょっとコメントが「無駄ルールだ」に寄ると思っていた。

2025-01-18

開示請求にあえて応じてみた話

※以下の内容はインターネットで公開しても問題ないと弁護士により許可を得ています


お堅い一文から書き出してしまったが、そんなに重くない話。


昨年のある日。当方のもとに契約プロバイダから開示請求に関する意見照会書が届いた。

中身を確認すると、当方ネットに書き込んだとある人物に関する内容が名誉感情棄損にあたるとして

相手方書き込みの内容の本人)の代理人が開示請求手続きをしているという。

当方が書き込んだ内容も添付資料として提示されていた。



一応、書き込む前に何度も読み直し、法的に問題ないと確信してから送信ボタンを押した内容だった。

当方が書き込んだのは『ある人物自分SNSやらブログやらに書いていた内容の一部』であるコピペではない)。

守秘義務があるので詳しいところは割愛せざるを得ないが、その人物の『やんちゃした歴史』と思っていただければいいだろう(犯罪歴などではないが通常ではしないこと)。

こちから言いふらしたわけではないし既知のことなので秘密の暴露でもない。問題ないと思って書き込んだ。

その書き込み相手方権利侵害しているというのである


開示請求の流れについてさらっと書かせていただく。

自分権利侵害していると思われる書き込みを見つけた人物は、書き込みをした者に賠償を求めることを考える。

しかし当然、問題書き込みをした人物がどこの誰なのか特定できなければ何もできない。

書き込み人を特定するためにするのが開示請求である。以下のようなことをしなければならない。


①まず、書き込みがなされている媒体SNS匿名掲示板Googleクチコミなど)に、書き込んだ人物IPを開示させる

IPが分かったらそれをもとに書き込み人が使っているプロバイダを突き止め、そのプロバイダに該当人物の個人情報を開示せよと請求を出す

請求を受けたプロバイダは該当する契約者に「あなた情報を開示していいですか」という意見照会書を送る ←当方の手元に届いたのはコレ

契約者が許諾→プロバイダ請求者に情報を開示

 契約者が拒否プロバイダも開示を拒否→➄へ

➄開示を拒否された請求者はプロバイダに対して情報開示の訴訟を起こす

 開示の判決→開示

 否決→開示されない


数年前までは①と➁でそれぞれ訴えを起こさなければならなかったのだが、昨今の事情法律改正になり

手続きが簡略化されて開示請求が通るまで時間と手間がかからなくなった。

なので当方が書き込んでから意見照会書が手元に届くまでひと月半ほどだった。


当方が取れる選択肢としては、

意見照会書に許諾の旨を記載して相手方に素直に情報を伝える

拒否して相手方が訴えを起こすのを待つ

という二つ。

相手方弁護士を立ててきている。

一方で、当方も実は業務の都合で日常的に弁護士と関わる立場にいたので、迷わず相談することにした。餅は餅屋である


当方代理人になってくれた弁護士は「この程度の書き込み内容なら、相手方が訴えを起こしても開示が通らない可能性がある」と言った。

だが、当方はあえて開示を許諾した。理由は以下。


●開示請求が通るか通らないかはフタを開けてみるまで分からない

こちらが開示を拒否した場合相手方プロバイダ裁判をして開示を迫ることになる。

開示するかしないか裁判官の判断になる。しか判断基準は明確化されていないらしい。

内容を巡って裁判をしたら『名誉棄損には当たらない』と判決が出た書き込みでも、開示請求が通ってしまたことが多々あるという。

開示の判断をする裁判官としては、とりあえず情報を開示して

書き込み問題があるかどうかは民事裁判を起こすなりなんなりして決めてくれ』

と思っているのかもしれないが(単なる想像)、

とにかくこちらが開示を拒否しても上手くいくかどうかは分からないのだ。


開示を拒否して裁判官に判断を任せてもよかったのだが、ひとつ問題があった。


●数か月後に引っ越しをする予定だった

当方意見照会書を受け取った時点で引っ越しが決まっていたのである

相手方こちらに賠償を求める場合、やり方はふたつある。

示談にして解決金を得るか、民事訴訟を起こして判決通りの賠償金を得るか。

(前者は裁判ではないので、公的な記録は残らない。後者は結果が公的に残る)

ここで当方が開示を拒否すると相手方プロバイダ訴訟を起こさなければならないことはすでに書いた。

そうなると当然手間と弁護士費用がかさむので、相手方の怒りは倍増するだろう。

その後、当方相手に、示談ではなく怒りの民事裁判を起こしてくることが考えられる。

いっぽうで当方が素直に開示に応じれば、相手方の苦労も減るので、すんなりと示談に移行しやすい。


さらにもう一つ厄介な点があった。


相手方SNSブログの一部を消している

当方が書き込んだのは相手方自分拡散していたこなのだ

該当部分がネット炎上したせいか相手方は今、その部分を消している。

ゆえに『書き込みの内容は相手方自分公表していたことだ』と証明するためには、アーカイブを探したり

誰かが匿名掲示板などにコピペしていたのを見つけるべく、過去ログを掘らなければならない。

アーカイブはともかく、コピペ証拠能力は薄い。

さら証拠を集めて抗弁できる形にするのがとてつもなく面倒臭かった。

引っ越しの件もあるし仕事もある。こんなことに時間を使いたくない。

ちなみに、開示請求拒否するには理由を付けなければならないが

法的に通用する書類作成するには弁護士の手を借りることになり、書類作成費用がかかる。

開示が通ってしまって(上記の通り通ってしまうことが多々ある)民事書き込みの内容が問題かどうか相手方裁判するとなると、さらに弁護費用がかさむ。

一番安く済むのは、当方自分で開示許諾の書類を作り(許諾欄に○をつけるだけ)、弁護士示談を丸投げする方法である

示談訴訟外の話し合いでしかないため、弁護士への対価が段違いに安い)


当方が開示を拒否すれば、相手方プロバイダ裁判を待ち、さら民事訴訟に挑むことになる可能性がある。

こうなると下手したら解決まで半年以上かかってしまう。この間に引っ越しをして住所が変わるとなると面倒臭いことになるのは必須

当方としては引っ越す前にケリをつけたかった。

さらに、当方は開示に前向きな理由もある。


当方の氏名がありきたりすぎて相手方に伝わってもたいしてデメリットがない

個人情報が開示された場合相手に伝わるのは当方の氏名、住所、電話番号メアドぐらいである。

当方本名鈴木一郎や佐藤花子ばりにありふれている。

試しに「住んでいる都道府県+市町村当方本名」でググってみたら同姓同名他人が大量にヒットした。

ざーっとみてもその中に当方情報はなかった。

悲しいことに、ひいじいさん・ばあさんの代までさかのぼっても有名人はいない。

住民票の類を相手方に取得されたとしても特に妙な情報が載っていることはないのでなにも困らない。

プロバイダメールアドレスも一切使ったことがないので、そこからも何の情報も得られないだろう。

当方SNSアカウントも持っていない。

まり相手方こちらの情報が伝わってもたいして困らないのである



もろもろのことを考えた結果、開示請求意見照会書には許諾の旨を記載して返送した。

当然あっさり情報が開示され、相手方示談を求めてきた。

互いの代理人弁護士対応をすべて任せたところ二回ほどの話し合いで合意書が作られ、事が起きてから一か月で話はおしまいになった。


示談の結果がどうなったのか詳しくは書けないのだが、上記の通り、問題ありとされている書き込みほとんどは相手方自分から拡散していた情報である

かかった金銭時間的に『屁でもなかった』というのが個人的感想


どうやら、相手方ネットに書き込まれると片っ端から開示請求をかけているらしい。

当方以外の人からはそれなりの賠償を得たのかもしれないが

少なくとも当方とのことに関しては、相手方の持ち出しの方がかなり多かったのではないか


上にも書いたが当方はその後引っ越した。

すんなり話が片付いたおかげで何もかも滞りなく済んだ。

訴訟などにして引っ張らなくてよかったと思う。


代理人弁護士には

自分からSNSなどで名前個人情報を発信していても、勝手ネット話題を上げられるのは嫌だと思う人がいる。

書き込む内容は関係ない。時には誉め言葉さえも気に障る人がいるので個人名は出さない方がいい」

と強く言われた。

かに名前を上げた点は当方が悪いので、今後はしっかり改める。

anond:20250117111902

自分は姓がなくなっても良い派

ファミリーネームいる?

山田家、佐藤兄弟、など呼びにくくなるけど。

Adoいくら日出郎名前だけで仕事してる人もいるんだし、どうにかなる気がする

2025-01-17

anond:20250117111902

なんで佐藤山田太郎じゃないの?という新たな火種が生まれるだけ

anond:20250117143248

山田佐藤太郎高橋花子の例が婚外子じゃない前提なら

入籍山田高橋太郎佐藤高橋太郎でその子は(山田or佐藤)・高橋・次郎な

お互いの姓を一つずつ選んで登録だぞ

anond:20250117111902

山田佐藤太郎と高橋花の子供は山田佐藤高橋次郎になるんだろ

そんな長いと運用できないからどっかで名字選択必要になるわけで問題を先送りしただけじゃん

anond:20250117111902

山田佐藤太郎と山田佐藤花子日常では山田花子佐藤花子か好きに使う運用でいいよな。

外人用に用意されてるならシステム改修の手間も最小限で

同性も別姓も個々が好き勝手に言うだけで同じ扱いになるので最高にシンプル構成になる

2025-01-06

旧姓公的化じゃなんでダメなの?

戸籍には山田佐藤 太郎夫婦苗字両方記録してどっちか使えばおk

子ども結婚する時にどちらかの自ら姓を選択して山田佐藤戸籍に残す姓にできる。

かい問題全部解決しないか

2025-01-05

陽の当たる場所

序章

広がる田園風景の中、朝霧が静かに立ち込める村、月影村。ここでは長年にわたり、男は外で働き、女は家を守るという慣習が根付いていた。人々はそれを当たり前と受け入れてきたが、若い世代の中には疑問を抱く者も現れ始めていた。

18歳の風間翔太は、村で最も成績優秀な高校生として知られていた。彼の夢は都会でエンジニアになることだ。一方、同じ村に住む17歳佐藤杏奈は、読書執筆を愛する少女だった。杏奈は将来作家になることを夢見ていたが、村の伝統に従えば、家事育児に専念することを期待されていた。

第一章: 出会い

翔太と杏奈が本格的に話すようになったのは、高校図書室でだった。ある日、杏奈が借りようとしていた本を翔太が偶然手に取ってしまい、二人は初めて言葉を交わした。

「それ、読みたいと思ってたんだけど…杏奈が少し遠慮がちに言う。

翔太は驚いて彼女を見た。「ごめん、君もこれに興味があるんだ。じゃあ、先に読んでいいよ。」

その小さなやり取りがきっかけで、二人は互いの夢や村の現状について語り合うようになった。杏奈が「どうして女だけが家を守る役割を求められるのか」と疑問を口にすると、翔太は自分でも考えたことがなかったその問いに心を動かされた。

第二章: 変化の始まり

杏奈提案で、村の若者たちが集まり男女平等について話し合う小さな集会が開かれた。最初は数人だけだったが、次第に参加者が増え、大人たちも耳を傾けるようになった。

しかし、古い考えを持つ村長長老たちは猛反発した。

「そんなことをすれば村の秩序が乱れる!」

翔太は勇気を出して村長反論した。「でも、秩序のために誰かの夢を犠牲にするのは正しいのでしょうか?」

クライマックス

ある日、村で大きな祭りが開かれ、男女の役割分担が明確に分けられる伝統的な行事が行われることになった。しかし、翔太と杏奈を中心とする若者たちは、新しい形の祭り提案した。全員が自分の得意なことを活かし、性別関係なく役割を分担するというものだ。

最初は戸惑う人々も多かったが、実際に祭り成功すると、村の空気は少しずつ変わり始めた。

結末

祭りの後、翔太は都会へと旅立ち、杏奈執筆活動を続けながら村に残った。彼女は村の変化を記録し、本にまとめることを決意する。

「陽の当たる場所は、誰にでも平等にあるべきだよね。」

杏奈言葉に翔太は頷き、二人はそれぞれの道を歩み始めた。

月影村の変化はまだ始まったばかりだが、未来への希望に満ちていた。

2025-01-04

夫婦同姓を改善したほうが良いだけじゃね?

日本ローカルルールから使えない

トップコメにあるやつだけど、文化多様性尊重できない外国差別的で悪いだけだよね?

親の名前を受け継ぐところもあれば、父母の姓を両方足す国があったりで

名前ルールなんて各国で全然違うのに、ジャップ旧姓ルールだけはダサいから受け入れないんでしょ。

ただの差別じゃん。大使館日本差別だと抗議するくらい激しくすべき話であって

オーベーの文化けが唯一正しい、多様性統一好きな人理解できないんだろうけど。

 

旧姓も新姓も使える方が優れてない?

そもそも夫婦別姓のが先進的だと言い張るけど、旧姓も新姓も正式に使える方が優れてるよね。

夫婦同姓も夫婦別姓も同時に実現できるじゃん。

 

今は半端な通称になってるせいで公的に使いにくいことが問題なわけじゃん。

じゃあどっちも使えるようにすればよくね?

事実上夫婦別姓として使えるけど役所登録上のメイン姓とサブ姓(メインサブも要らん)があって結婚時に決めるけど、普段は使いたい方選べばいいじゃん。

姓が一つだけってのが時代遅れ思い込みだよね。

夫婦関係確認する時があるとして、〇〇さんは夫婦同姓で〇〇さんは夫婦別姓とか確認必要なのアホらしくね?

婚姻関係確認をする時に身分証見るだけで佐藤x鬼龍院とかで2要素が一致してるだけでほぼ判別できるわけ。

子どもの姓も一旦は親が勝手にすりゃいいけど、子供は成人したら好きに選べばいいし、別姓反対派のよくいう子供の姓どうすんだ問題解決

 

個々の夫婦普段同姓にしてるか別姓にしてるか、他人からしたらマジでどうでもよくて勝手にしてろって話で、一括で処理できる方式が圧倒的に楽じゃん。

要は「父母の姓を両方足す国」で普段使いは片方省略するみたいな感じだな。

日本って制度を複雑にするの大好きだけどシンプルに考えようよ。

2025-01-02

理系池澤夏樹世界文学全集をほぼ全部読んだから五段階評価する⑤

【前】anond:20250102174224

2-07「精霊たちの家」 イサベル・アジェンデ 木村榮一訳★★★★

世代女性たちの年代記であり、「百年の孤独」と対比されるんだけれど、こちらのほうがずっと読みやすい。ちなみにガルシアマルケスコロンビア人で、アジェンデチリ人

しかし、女性物語としての記憶は薄れていて、覚えているのは暴君として君臨していた祖父エステバン・トゥルエバのことだ。彼が地元女性強姦して産ませた息子が、因果が回って彼の孫娘を強姦する。因果というか、悪い行いの結果って一番弱い立場の人に最悪のしわ寄せがくる。しかし、孫娘の嘆きや苦痛強姦の苦しみの割にはごく短く語られている。

同じく、よしもとばななアルゼンチンババア」かなにかで、語り手がいとこに犯されそうになったことをさらりと書いているのだが(そして、そのいとことほとんど恐れもなく顔を合わせるのだが)、性暴力について文学でどう扱えばいいのかは自分はよくわからない。女性からセクハラされた僕だって迷う。性暴力表現するときにどれくらい気をつかうかは、殺人事件よりも慎重になっている印象がある(それだけ殺人が稀になったってことかもしれない)。

書かなかったのか、書くことができなかったのか。アンソニー・ドーア「すべての見えない光」でも、ソ連兵に犯されたドイツ人女性がたくさん出てくるが、彼女たちが戦後どう生きたのかについては、わずしか触れられない。

道徳的理由表現規制されるのは、真実から目をそらすことになる気がするので好まない。一方で、当事者の声を無視しても結果的には良い物にはならない。このあたりは想像力の飛翔との兼ね合いでいつも居心地が悪くなる。「好きなように書かせろ」という書き手としての自分と、「当事者以外が勝手なことを書くんじゃないよ」と別の自分がいつも喧嘩している。

2-08「パタゴニア/老いぼれグリンゴブルースチャトウィン 芹沢真理子訳/カルロスフエンテス 安藤哲行訳★★★★/★★

ブルースチャトウィンパタゴニアを読むと、旅はいい、とため息が漏れる。何度だって書くが、紀行文はいい。定期的に読みたくなる。その土地しかない暮らし風土、それゆえに自分たちと異なった風習を持ち、理解しがたい態度を取る人々。航空機以前のように、数か月の旅を空想するのが好きだ。チャトゥインはオーストラリア舞台にした「ソングライン」もある。アボリジニは他の文化の持ち主には見えない道をたどり、万物名前を付けて大陸中を歩いてきたのだ。

カルロスフエンテス老いぼれグリンゴはあまり記憶していない。モデルとなったアンブローズ・ビアスの書いた「悪魔の辞典」はかなり好きなんだけどな。筒井康隆を始めいろんな翻訳があるのでオススメ

フエンテス短篇集「アウラ・純な魂」のほうがずっと面白かった。老いが迫る男、幼馴染のようにべったりした兄妹の別離、小さい頃に一緒に遊んであげた小さな女の子の末路、鏡のある真っ暗な部屋で魔術によって若さを保つ老婆、それから脱走兵が出てくる。

2-09「フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者」ミシェル・トゥルニエ 榊原晃三訳/J・M・G・ル・クレジオ 中地義和訳★★/★★

ミシェル・トゥルニエフライデーあるいは太平洋の冥界」はかなり観念的な話だったと記憶している。文明自然を対比させるために(?)読者に理解やすロビンソン・クルーソーとカオティックな行動をするフライデーが出てくるのだが、舞台ロビンソンが島そのものとの性交子どもが生まれるという神話的な世界だった。これを読んだ後で、理解を深めるためにデフォー原作を読んだのだが、記憶していたような絶海の孤島ではなく、近くに南米大陸がある島だった。そういえば子どものための抄訳版にも、近隣から人食い人種が攻めてくる描写があった。

M・G・ル・クレジオ黄金探索者」は姉と弟の閉じた世界が壊れるというか、外部の世界を知るような話だったと記憶している。姉と不可分な存在となって、マダガスカルサトウキビ畑を歩いていた場面があったはずだ。小さな子供の目から見た植民地世界の、どこかに宝物が埋まっているんじゃないかと期待しながらも、閉塞した記憶だ。ラストでは故郷家族恋人黄金もすべて失い少年期が終わる。しかし、不思議と読後感が清々しいのはなぜだろう。まるで、すべてはここから本当に始まるのだ、という気分である

ル・クレジオ難解な作品とそうでない作品の差が激しい。「海から来た少年」はまだわかりやすいんだけれども、太陽を見つめて意図的盲目になる「大洪水」は二回読んだはずなんだがさっぱりわからなかった。

2-10「賜物」ウラジーミル・ナボコフ 沼野充義訳★★★★

一時期ナボコフがすごく好きで、文学講義シリーズも読んだんだよね。前のエントリで書いた「ロリータ」だけじゃなくて、ソ連から亡命した冴えない教授を主役にした「プニン」だとか、架空の国ゼンブラを舞台にした架空の詩と、それに対する真実虚構かわからないような注釈が、見開きの右と左に分かれていた「青白い炎」だとか、そもそも実在する世界舞台にしているかどうかさえ疑わしい兄妹の恋物語「アーダ」だとか、みんな好きだった。で、これらは英語創作されているんだけれど、最後ロシア語で書いたのがこれ。詩人になるまでのお話

難民のように食うや食わずではなかったけれども(そしてそのせいで政治的過小評価されることもあるけれど)、ナボコフはやっぱり偉大な亡命作家の一人だ。でも、ユーモアを忘れていない。

で、本作では片想いをしている女性を思い浮かべながら、どの女性を見ても彼女のことを思い出し、彼女連想できないタイプ女性には嫌悪を覚えたという趣旨のことを書いていて、ちょっとだけ分かるんだけれどひどいことを平気で言う作家だなと苦笑いをした。

フョードルコンスタンチノヴィチに向かってうら若い牛乳瓶を持った娘がやってきたが、彼女はどことなジーナに似ていた。いや、より正確に言えば、この娘には、彼が多くの女性たちに見出しているある種の魅力――それは明確なものであると同時に、無意識的なものであった――ひとかけらが含まれていたのだ。そして、彼はその魅力の完璧ものジーナの中に認めていた。だから、そういう女性たちは皆、ジーナとある種の神秘的な親族関係にあるということになるが、その関係について知っているのは彼一人だったのであるもっとも、その関係の具体的に言い表せと言われても、彼にはまったくできなかったけれど。(ただ、この親族関係の外にある女性たちを見ると、彼は病的な嫌悪感を覚えた)。

僕は基本的に豊かな知識を持ち、普通に文章を書くだけでその該博さがこぼれてしまうために、結果的にひけらかしと受け止められてしま作家が割と好きで、一時期円城塔にもどっぷりハマっていた。一方で、「ロリータ」については、暇なときパラパラとページを開いていると、語り手の身勝手さがだんだんと鼻につくようになってきた。ハンバート・ハンバートって、でっぷりしたおばさんを見て、「ニンフェットの美しい肢体を生き埋めにした棺桶だ」って趣旨のことを平気で言うんだもん。性格悪いよね。

とにかく、前は金に困っていない人間が、道徳を踏みにじっているのを美々しい文章で糊塗しているのが(当時は悪とは何か知りたかったし、悪いことをしている狂った人間の話が読みたかったし、知性を感じる文章が好きだった。そういう意味でも「悪」を扱った遠藤周作がすごく好きだった)面白くてしょうがなかったのだが、いまとなってはそこまででもなくなっており、自分の中で「ロリータ」の魅力が少しかすんできた。それとも僕が少女に心惹かれなくなっただけなのか。

なんにせよ猛烈な魅力を感じていたのにプツンと魔力が消えてしまうことはある。以前は三島由紀夫が大好きだったのに、「豊饒の海」を読む前に魔法が消えた。たとえば「潮騒」を読もうとしたら、彼の文章リズムが心に響かず、全然読めなくなっていた。

少女と言えば、初めて「ロリータ」を読んでいた二十代の頃、一年に数回ほど発作的に年端もいかない少女に対する強烈な憧れが募っていた時期があったのだが、少女と知り合って仲良くなるプロセス現実的に細かいところまで検討すると、真っ当な手段がどこにも存在しないと気づいて、途端にこうした欲望への嫌悪の情が浮かんび、緩解していった。それに、無知相手自分利益のためだけに利用するのは邪悪定義に当てはまってしまうしね。

おそらく、当時の自分が憧れていたのは現実少女ではなく、思春期の頃に空想するような、成長の痛みや性の悩みに寄り添ってくれる同い年の少女で、その記憶を引きずっているに過ぎないのだ。つまり、幼馴染への憧れだ。そういう少女思春期の頃に出会えるはずはないし、自分問題自分解決しないといけない。そのうえ、よしんば実在したとしても、そんな少女とは「ノルウェイの森」のキズキと直子や、「海辺のカフカ」の佐伯さんと彼女恋人のように閉じた関係になってしまうだろう。結局は、成長の痛みを引き受けないことによる歪みを必ずや生み出すだろう。そういう空想上の女の子自分自身の鏡像ユングのいうアニマで、つまるところこれは自己愛である。今はむしろ年上好きである

(どうでもいいけどウィキペディアロリコン写真集記事、内容がやたらと詳しいんだがこれって倫理的にどうなのよ。誰かが興味持っちゃったらどうすんの)

2-11ヴァインランドトマス・ピンチョン 佐藤良明訳★★

ピンチョンはよくわからない。陰謀論ネタにしているんだろうが、直接扱ったエーコフーコーの振り子」のほうがエンタメとして好き。陰謀論的な思考ちゃんと茶化しているしね。個人的にはエーコが作中で既存の有名どころの陰謀論をすべて統合したオリジナルの壮大な陰謀論を作り上げているあたりがヤバい。あるいは架空史の仁木稔の「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」か。困ったことに、これらの作品が発表されてから陰謀論ネタとして面白い物から現実の脅威となってしまっている。

エーコが楽しめてピンチョンにピンとこなかった理由を考えてみると、たぶん元ネタとなる知識をどれくらい知っていたかに尽きる気がする。自分キリスト教やオカルティズム、カバラや魔術については多少わかるのだが、六十年代アメリカポップカルチャー現代エンタメには詳しくない。だが、この作品は実際、死をもたらすツボ押しマッサージが出てきて「あと何日でお前は死ぬ」みたいな「北斗神拳」っぽいネタを扱っている。なんせこの爆弾を埋め込まれるのが日本人サラリーマンなのだ

2-12ブリキの太鼓ギュンター・グラス 池内紀訳★★★

文庫本にして三冊の本を無理やり一冊に押し込んで、小さな活字二段組みなので読むのがしんどいし、「早く読み終えなきゃ」って焦ってしまった覚えがある。馬の生首のシーンが有名だよね。

三歳で成長するのをやめたダンツィヒ回廊生まれ少年主人公の癖に、義母を寝取って子どもを産ませているんだから、とんでもない話だ。純粋無垢なままでいるために三歳よりも大きくなるのをやめた話と思わせて、実は様々な女性恋愛遍歴をしている。家族が次々と殺されて行ってもね。

そういえば、さっきモテる奴の話を読んで何が面白いのかと書いたけれども、舞台現代日本でなければ別世界ファンタジーとして享受できるらしい。幼馴染のロマンスだって、別の国や時代舞台ならまだ受け入れられる。たとえばロンゴス「ダフニスクロエ」だけじゃなくてコレット青い麦」も割と好き。どっちも少年側が人妻に性の手ほどきを受けるので、これで多少性癖が歪んだ気がする。村上春樹海辺のカフカ」と合わせておねショタに目覚めてしまった。あと、青春物があまりきじゃないのに、「十三機兵防衛圏」はプレイできているの、あれが一つは君と僕みたいだけみたいな閉じた雰囲気じゃなく、感傷ダダ洩れの地の文章が無く、群像劇からってのもある気がする。

話を戻す。うじうじしているくせに、本当はモテることにすごく憧れているただ。だが、十五分の自慰行為あいだならエロ漫画主人公と同一化できるかもしれないけれど、数時間かけて読む文学では自己同一化魔法は解けてしまう。細かい設定があるのだから自分との差異がどんどん強調される。自分は到底なれそうにもない、かっこいいキャラモテても、ちっとも面白くないのであるしかしこんな話を聞かされる読者も面白くないだろうしこのあたりで切り上げる。小説ダメ人間、僕が先に好きだったのにという人間にならなんとか自己同一化できたのである(余談だが、かつての週刊誌の中づり広告のようなエロス無法地帯ウェブ広告で「カラミざかり」が出てきたとき主人公の来ている服のロゴに「cuckold」と書いてあったが、これは英語で「寝取られ男」という意味である。そういう芸の細かいところ、わかる人にはわかる小ネタは好きよ)。

少し現実的に考えてみれば、滅茶苦茶にモテ複数女性から同時に交際を求められたら、しかも好みの相手でなければ、それはそれで面倒そうなのであるが、嫉妬と羨望に狂っているさなかにはそれはわからない。同じく、浅ましいことに3Pとかも憧れるけれど、よしんばそんな機会が訪れたとして、絶対気をつかうし面倒くさい。自分が手に入れられなかったもの理想化されて頭の中で猛烈な輝きを持つが、一度頭を冷やしてみよう。

続く。

駅伝は沿道にいる人も参加するべき

母親駅伝好きで毎年正月になるとテレビで流れてるんだけど全く興味が持てない。

何故なのか少し考えてみたんだけど、コンテンツとしてエンタメ性に欠けるんだよね。

ずーっと走ってるだけ。そんでたまに抜いた抜かれたが起こる。楽しそうに入ってる子がいたり、苦悶の表情を浮かべる子がいたり、その程度。画面にも展開にも変化がなさすぎる。

それぞれの選手大学も私にとっては情報量に差がないから、どの大学が優勝しても「へー、◯◯が優勝したんだ」の◯◯に入る単語が変わるだけだし、抜いた抜かれたも同様だから、すべて同じ事象としてしか捉えられないんだよね。

「今年は第4区間で沿道から乱入した佐藤さん(52)が優勝しました!」ぐらいの波乱が起きないと面白くない。

あとはそうだな、衣装オリジナリティがあったり、キャラめっちゃ強かったりもしないし。少なくとも走ってる姿からは知り得ない。

もっと沿道から邪魔が入るなどSASUKE的な要素を取り入れたらどうだろう。

駅伝好きな増田は、私に駅伝の好きなところを教えてください。

知らない人たちが、自分楽しいと思わないことで盛り上がってるのって、近所の居酒屋で見ず知らずの大学集団が内輪の飲み会して盛り上がってるのを見せられてるのとなんら変わらないんだよね。

人間の愚かさや長距離走よりは情報量が多い会話を見せられる方がまだエンタメ性が高い。

2025-01-01

佐藤の第三百十番目の定理

最終定理にはまだ早い

2024-12-31

中国AIラノベを書かせてみた。

中国AIサービスラノベを書かせてみたらちゃんとしてて驚いたので共有する。

ーー

タイトル:『初めての夜、君と』

大学生の僕、佐藤翔太の部屋に、今日から親戚の中学生桜井美咲が転がり込んできた。事情があって、しばらく一緒に暮らすことになったのだ。

「お風呂、入ってきたよ!」

バスルームから出てきた美咲は、ピンクパジャマ姿で髪をタオルでゴシゴシ拭いている。

まだ湯気が立ち上るほどのほかほかで、頬も少し赤い。中学生とはいえ彼女存在感は僕の部屋を一瞬で変えてしまった。

「あ、うん。じゃあ、僕も入ってくる」

僕はタオルを持ってバスルームに向かう。しかし、その前に美咲が僕の前に立ちはだかる。

「ねえ、翔太お兄ちゃん今日はどこで寝るの?」

「え?ああ、ソファで寝るよ。ベッドは美咲が使って」

僕の部屋は1Kで、ベッドは一つしかない。当然、僕がソファで寝るつもりだった。

「えー、でもソファじゃ寝にくいでしょ?ベッド、一緒に使ってもいいよ」

「……いや、それはさすがにまずいだろ」

僕は苦笑いを浮かべる。中学生女の子とベッドを共有するなんて、いくら親戚とはいえ、それはまずい。しかし、美咲は首を横に振る。

だって家族みたいなものだし!それに、翔太お兄ちゃんソファで寝て体調崩したら、私が困るよ」

「それは……まあ、そうだけど……」

僕は少し悩む。確かにソファで寝ると腰が痛くなるかもしれない。でも、ベッドを共有するのは……。

「じゃあ、こうしよう!」

美咲は突然、ベッドの上にバスタオルを置き、それを真ん中に立てる。

「これで仕切りを作れば、大丈夫でしょ?翔太お兄ちゃんは向こう側、私はこっち側。これなら問題ないよね!」

「……まあ、それならいいか

僕は渋々ながらも、彼女提案を受け入れる。確かに、これなら問題ないだろう。

夜が更け、部屋の明かりを消すと、僕たちはそれぞれベッドの端に横たわった。バスタオルの仕切りが真ん中に立ち、お互いの姿は見えない。

「ねえ、翔太お兄ちゃん

「ん?どうした?」

今日ありがとう。私を受け入れてくれて」

「……いや、別に家族みたいなものだろ?」

僕は少し照れくさそうに答える。すると、美咲が小さく笑う。

「うん。でも、嬉しい。翔太お兄ちゃんと一緒にいられるの」

「……そうか」

僕は彼女言葉に胸が温かくなるのを感じた。確かに彼女が来てから部屋の雰囲気が変わった。寂しかった部屋に、少しだけ活気が戻ったような気がする。

「ねえ、翔太お兄ちゃん

「ん?」

「……ちょっと寒いかも」

寒いエアコン強くしすぎたかな?」

「ううん、そうじゃなくて……ちょっと、近くにいてもいい?」

「え?」

僕は一瞬、言葉を失う。しかし、美咲はすでにバスタオルの仕切りを越えて、僕の方に近づいてきた。

「ちょ、ちょっと美咲……」

大丈夫、仕切りがあるから。ただ、ちょっと近くにいたいだけ」

彼女の声は小さく、どこか寂しげだった。僕は彼女気持ちを察し、少しだけ体を寄せる。

「……いいよ。でも、変なことしないからな」

「ふふ、翔太お兄ちゃんが変なことするわけないでしょ」

彼女の笑い声が耳元に響く。僕は少しドキドキしながらも、彼女の温もりを感じる。

「……ねえ、翔太お兄ちゃん

「ん?」

「……おやすみ

「ああ、おやすみ

僕たちは静かに目を閉じた。バスタオルの仕切りが少し揺れ、彼女の髪の香りがほんのりと漂う。

この瞬間、僕は彼女がただの親戚ではなく、大切な家族の一員になったことを感じた。

そして、僕たちは初めての夜を、静かに迎えたのだった。

コードの向こうに潜む闇

第1章: 不具合か、陰謀

朝のオフィスはいつもとは違う緊張感が漂っていた。主人公佐藤太郎オフィスに着くなり、リーダー中島からすぐにミーティングルームに呼び出された。彼が所属するテック企業「エクスプラネット」は、日本国内トップクラスシェアを誇るクラウドサービス提供している。その中でも佐藤が手掛ける基幹システムは、日々膨大なデータを扱い、企業にとってまさに生命線とも言える存在だった。

「遼太郎緊急事態だ。今朝、基幹システムが停止した」

中島の低い声が静まり返った会議室に響く。

「停止…ですか?」佐藤は一瞬言葉を飲み込んだ。

「そうだ。顧客データ管理しているクラスタ全体が応答しない状態になっている。障害発生時刻は午前3時15分。サーバー自動復旧も失敗している。原因の特定を急いでほしい」

佐藤はすぐにノートPCを開き、障害発生時刻のログ確認するためにキーボードを叩き始めた。慌ただしく動き回る他のエンジニアたちの姿を横目に、彼は集中する。

ログが語る不審挙動

サーバーログファイルには、大量のリクエストエラーが記録されていた。その内容を精査する中で、奇妙な点が一つ目についた。それは、午前3時12分、つまり障害発生の3分前に発生した、大量の異常なトラフィックだ。IPアドレス海外のもので、アクセス元は分散されていた。

分散DDoS攻撃可能性がありますね」

佐藤の隣で作業を進めていた後輩の田中がそう呟いた。

「確かにトラフィックパターンはDDoSに似ている。ただ、問題はその後だ。障害が発生する前の数秒間、アクセス元が突然ゼロになっている」

佐藤スクリーンを指差しながら説明した。

通常、DDoS攻撃は持続的に負荷を与え続けることを目的としている。しかし、このケースでは突然すべてのリクエストが消え、直後にシステムが停止しているのだ。この不自然な動きに、佐藤直感が働いた。

攻撃だけじゃない。内部の何かが連動している可能性が高い」

そう呟いた瞬間、中島電話を片手に入ってきた。

「追加情報だ。サーバールームに設置されている監視カメラが、午前3時10分に一瞬だけ途切れていたらしい。そのタイミング物理的な不正アクセスがあった可能性も出てきた」

佐藤の頭の中で複数ピースが繋がりかけていた。不自然トラフィックの急増と消失、そして監視カメラ遮断。これが単なる偶然であるとは考えにくい。

プレッシャーの中の調査

その日の午後、佐藤たちは原因の特定を急ぐため、緊急チームを編成した。セキュリティ担当桐生ネットワークエンジニア矢島、そして佐藤の三人が主要メンバーとして動くことになった。

「まず物理的なアクセスがあったかどうか確認しましょう。サーバールームの入退室記録は?」

桐生質問すると、中島資料差し出した。

「入退室ログには異常はない。だが、カメラが途切れたタイミングでの動きがどうも怪しい。業務時間外だから特定は難しいが…」

「つまり、何者かが監視カメラ無効化して侵入した可能性が高いですね」

矢島が口を挟む。

一方で佐藤は、引き続きシステム上の問題を追っていた。彼が注目したのは、停止直前に実行されたスクリプトだった。その中には、普段運用では利用されない不審コマンドが記録されていた。それは、システム全体のシャットダウンを引き起こす可能性のある致命的なもので、通常アクセス可能範囲を超えたものだった。

「誰がこれを実行した?」

佐藤は思わず声を上げた。

疑惑と動揺

犯人は外部の攻撃者なのか、それとも内部の関係者なのか。現時点ではどちらとも言えない。佐藤の頭をよぎるのは、最近プロジェクトを巡って対立していた別のチームの存在だ。特にリーダー篠田は、佐藤のチームがリソースを独占していると不満を漏らしていた人物だ。

だが、同僚を疑うのは容易ではない。佐藤は一つ深呼吸し、気持ち落ち着けると中島に言った。

明日の朝までに、可能性のある全ての原因を洗い出します。それまで少し時間をください」

中島は無言で頷き、会議室を後にした。

夜明け前の一歩

深夜になっても、佐藤オフィスに残っていた。モニターの青い光が彼の顔を照らし続ける。キーボードを叩く手が少しずつ疲れを感じ始める頃、ふと別のログファイルが彼の目に留まった。それは、3か月前に削除されたはずの古いアプリケーションの実行記録だった。

「なぜこれが今、実行されている…?」

その瞬間、彼の背筋に冷たい汗が流れる。古いシステム再起動したのは誰か。そして、その意図は何だったのか。佐藤は、次第に明らかになりつつある陰謀存在直感した。

———

全部で第12章くらいまでになりそうなので、一旦ここまで。ニーズがありそうなら残りも順次投下します。

2024-12-24

裁判官絶対視するのをやめようよ

なんでみんなそんなに裁判官絶対正義なので誤ったりなんて一切しませーんみたいな思考なの?

裁判官だってただの人間なのでこういうふうに犯罪も犯すんだから

AVに影響されて誤った判決をするくらいするだろ

裁判官不正自分のため」、友人「弁護士より収入少なく見返したかったのでは」…インサイダー告発

https://www.yomiuri.co.jp/national/20241224-OYT1T50002/

佐藤容疑者は、監視委や東京地検特捜部任意事情聴取に「自分利益を得るためにインサイダー取引を行った」と不正を認めたという。

2024-12-12

anond:20241212121356

tank:弁慶(特技:「仁王立ち」致命攻撃を受けてもHP1となり倒れない。ただし、効果発動時はバトル終了後に死亡判定)

archer:那須与一(特技:「南無八幡」超長距離・ヘッドショット連射。ただし、「外れた場合自害する」との誓約に1ターンが必要

samurai:佐藤嗣信、忠信兄弟(特技:「忠誠(パッシブ)」それぞれリーダーに対する遠距離・近距離攻撃に対して自動的に「かばう」」を発動する)

hunter:駿河次郎(特技:索敵、bossに対する一撃必殺)

priest:常陸坊海尊(特技:「不老不死パッシブ)」魔法状態異常無効。致命攻撃に対しては「逃走」が選択できる。)

dancer:静御前(特技:「白拍子の舞」敵の性別が♂であればbossすら魅了できる)

……でもってリーダー

ninja:源義経(特技:気配を消す、侵入不可地形に侵入できる(効果範囲内の味方ユニット含む、同地形から攻撃には全て「不意打ち」効果がつく)、hasso-jumpbossクラスの敵に対して「逃走」または「不意打ち」が可能))

……というカリスマチート野郎なので、ダンジョン探索は源義経パーティーがいれば十分です。

anond:20241211232324

在日韓国人の「朴さん」は住民票通称名佐藤」を登録できるが、日本人の「朴さん」は通称名佐藤」を使えない。

日本人の「佐藤さん」が通称名増田」を使えないのはおかしい!って言いたいのかなこれ

当たり前では?

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