山陰ギターオフ@赤碕


いつのまにか、iPad
六弦倶楽部が開催されないまま半年が杉田二郎。そのあいだ、老人ホームの慰問演奏を始めるべく準備しつつあったが、ノロウィルスと悪性インフルエンザの蔓延で頓挫した状態になっているのは既報のとおりです。このたび赤碕で久々に山陰ギターオフ会が開催され、PA音痴を脱したいという想いから参加してきました。六弦倶楽部の練習会は発表会に近いものですが、オフ会はむしろマニアックな雑談を楽しむ井戸端会議のような集まりです。演奏する者をほぼ無視してギターやPAに関する知識の交換に没頭し、その一方で、演奏者はギターとPAとの相性を確認しつつ雑談者の邪魔にならない曲をさらりと弾く技量が要求される・・・わけでもないか。
最初、黒本の見開きコピーで練習している「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」と「オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート」をウォームアップで弾いてみたところ、「ジャズはやっぱり夜の音楽ですねぇ」とのコメントあり。サニーサイドでも夜なんか。一休みしてから、mifuさんの鉄弦アコギを拝借して、「アンド・アイ・ラブ・ハー」「木蓮の涙」「サンデーモーニング・オーヴァーキャスト」を続けて弾いた。気持ちよい。


ともかく、この日は機材の写真を撮影し、情報を集めるのに集中しました。私の場合、基本的に一人の演奏もしくは弾き語りなので、必要な器材はアンプとマイクとマイクスタンドだけでよいそうです。ミキサーやエフェクターは要らないだろうとのこと。そのアンプについては、写真にみえるローランド(↑右)がお薦めだが、やや重くてかさばるので、小型のアレシス(↑左)を使う手もある。ただ、値段からみると両者大差なく、その点ではローランドに分があるかもしれない。なるほど。


↑↓ミキサーとエフェクター


次にマイクですが、しっかりしたスタンドが必要だそうです。安価なスタンドはすぐ駄目になる。なるほど・・・そういう情報をヒアリングしていたところ、西高の先輩で某国立大学の教授が突如iPadを机上に出した。画面には機材マニュアルのpdfが映し出されている。べつにマニュアルをpdfにしようがしまいがどうでもいいと思ったのですが、
「これを講義に使っている」
と発言され、仰天した。なるほど、いいアイデアだな。配布資料をpdf化し、その画面をめくっていく。画面の伸縮は自在で、図面や文字を大きくしたり小さくしたりできる。新大学の講義で苦戦している私としては、思い切ってパワポを捨て、iPadによる講義を本気で検討すべきだろう。前期中にトライできるかどうか分からないけど、さっそくiPadを取り寄せるぞ・・・というわけで、アンプよりマイクより先にiPadを購入するのは間違いなく、とんだ薮蛇の結末となったのでした。
