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書評(2)-空海は東大寺の別当でもあった

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バーボンな梅酒

 5月15日(土)、山陰中央新報(16)~(17)面の「読書」欄に『能海寛と宇内一統宗教』が取り上げられました。評者は愛媛と奈良を毎週往復されている著名な考古学者にして、山寺(真言宗)の住職さんです。前半は能海のこと、後半は東大寺頭塔のことに触れられています。空海が東大寺の別当だったことを記していませんでしたね、拙著では。弘仁元年(810)、勅命により若き空海は東大寺の別当に任じられているのです。しかも、頭塔を造営した実忠は80歳の高齢ながらまだ東大寺にいた。良弁の弟子の実忠です。二人とも別当職を務めていた。こんな大事なことを書いていなかった。恥ずかしい限りです。ちなみに、甲賀寺で大仏鋳造に着手したころ、良弁は資材調達のため石山寺を開山している。石山寺も華厳宗から真言宗に転派している。密教つながりとしかいいようがありません。ありがたいご指摘をいただきました。掲載に尽力いただいたM部長及びジェクトのYカメラマン先輩および公爵OBに感謝にも感謝申し上げます。


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 5月15日は記念すべき一日でしてね。きっともうお忘れの方が多いでしょうが、1993年5月15日にJリーグが開幕したんです。あの日も土曜日だったかな、ヴェルディとマリノスの開幕試合があった。マリノスの逆転勝利でしたね。アルゼンチンのディアスが決勝点をあげた。しかしながら、翌日のアントラーズの衝撃がすさまじかった。あの日のジーコは無双でした。で、余計なことですが、息子の誕生日でもありましてね。母親は長州力チャンネルで宣伝している赤い缶の「金麦 ザ・ラガー」をプレゼントにしようというが、わたしは黒ビールがいいのではないか、などと会話するも、奈良には戻れんからね・・・
 帰れないから、というわけではないのだけれど、鳥取で梅酒を漬けたの。毎年、奈良の庭で採れる木瓜や唐梅の実を小さな瓶に納めてウォッカかホワイトリカーに漬け、半年後の正月のお屠蘇にしてたんですが、昨年はあまり飲まずにあまっているジム・ビームアップルで漬けたら、これがまぁ得も言われぬ美味に仕上がりましてね。今年は小梅を一袋買いこんできて1本まるまる使って漬けたのよ(ちょうどカリン酒がなくなったばかりのタイミング)。ちょっとバーボンが足らんよね。もう1本買い足すか。半分は鳥取で追加し、残りの半分は奈良の庭の唐梅を漬けるのさ。
 なにがいいかというとね、氷砂糖が要らない。アップル・バーボンは林檎とシナモンに加えて、たっぷり糖分(蜂蜜?)も入っている。これがストレートやロックだと甘すぎるのだけれども、梅で中和されると絶妙の甘さに変わるんです。食前酒には最適です。あぁ待ち遠しい、正月までに飲んじまうでしょう、たぶん。


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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