はてなキーワード: ウキウキとは
インセル、入ってる。67点。
ボケた祖父を介護しながら大型スーパーで働く主人公のジョナサン・メイジャースはIFBBプロを目指すボディビルダーの卵。怒りを制御できない彼はカウンセラーに通いながらもゴリゴリにステロイドを打ちジムに通うもジムにも職場にも彼の周りには誰もいない。そんな彼は白人のボディビルチャンプに心酔しており、彼に返事のないファンレターを書き募る日々を送っている。そんな彼の日常が些細なことがきっかけに崩れていく。
みたいな話。
なんかさー、つらい映画だったよなぁ。
ジョナサンは黒人でユーザーだけどちゃんと鍛えてて、でも大きくならなくて、ジム仲間もいないからポージングがへたくそで全然承認が得られなくてさぁ。黒人なのに黒人コミュニティにも所属してなくてなんなら白人のいい子ちゃんみたいな服装ばっかりしてる。シャツは襟付きだし、もこもこの手編み風のセーターを着てる。途中で、レストランでブチ切れて周囲の客全員をののしるシーンがあるんだけど「ハゲ!」「チビ!」「デブ!」「ブス!」っていう、子供の悪口みたいなことしか言えない。黒人らしいF〇uckとか一切言えないの。
一方で、バイト先のスーパーで客が買ったパイに唾たらしたり、仕事のやる気がなかったり、職場の気になるあの子のシフトを調べて通い詰めたり、人に好かれる方法をネットで調べたり、まるで非モテ増田のルサンチマンを煮詰めたような行動をどんどんお出ししてくる。また、祖父を馬鹿にされたと思ったらブチ切れてペンキ屋の店をバッキバキに破壊したりとマジでろくでもない奴でもある。
典型的なコミュ障でアスペ気味というか明らかに定型発達障害の傾向も見えるし、そんな中でヤングケアラーとして今の社会に呪詛を吐き続ける従軍経験のある祖父をリスペクトしながらも面倒を見続け、さらにはステロイドの副作用で身体はボロボロだし精神はロイドレイジを発症しているという生きづらさ三倍満。そしてキモ・ヲタらしく推しビルダーへのファンレターにも「なんで連絡くれないの?」「これ届いてる?埋もれちゃった?」とか書いちゃうのもさぁ、なんかつらいよね~。ジャパニーズ・キモ・ヲタが部屋中にアニメポスターを張るように彼は部屋中にボディビルダーのポスターを張っている。
せめて鍛えた筋肉で人気者になりたいとSNSに動画を上げるも、散々バカにされインセル臭がすごいとまで言われちゃう。
でもそんな中で職場の気になる女の子を頑張ってデートに誘ってオッケーをもらってしまう。非モテ増田ブチ切れ。裏切者。しかし、そのデート先でボディビルダー特有のコダワリを発揮して店員を困らせ、バカみたいな量を注文し、推しビルダーを知らないと言われると説教までしてしまった結果、彼女には逃げられてしまう。
ここでさぁ、彼が「男に生まれたからにはデカいことを成さないといけない。じゃないと忘れられてしまう」って話をするんだけどさぁ。思うんだよね、目の前にお前を見てくれている女性がいて、この女性を本当に大事出来たら世界のだれもお前を覚えてなくても、彼女はきっとお前のことを忘れない。それこそが生まれてきて人がなすべき本当のデカいことなんじゃないかって。
実際、最後の最後の最悪の瞬間にこれまで話の中でちょろっとしか出てこなかった母親が主人公を愛していた瞬間のことがフラッシュバックで表れて彼は最悪の選択を避けることができる。つまりあの瞬間、彼の母親は「忘れられてしまわない」ってことで、何より「デカいことを成した」んだよね。そしてそれをたぶん彼は自覚してステロイドを捨てて、自分自身を承認するために再び自分の身体に向き合うことを決める。
このエンディングを甘いと思う人もいると思うんだけど、俺はめちゃくちゃ誠実だと思った。
もろちん、彼が引き金を引いてレガシーを残してあのバカみたいな笑顔を浮かべてエンドでもよかったかもしれないけど、それじゃあジョーカーじゃん。
彼は審査員を銃で脅していて、ステの副作用で心筋は肥大しいつ止まってもおかしくなくて、腎臓にもクソデカ腫瘍ができていてはっきり言って未来なんかなんもないんだけど、なんもないんだけど最後に心の平穏を得られたのはよかったかな。
話は戻って彼が黒人コミュニティに属せない人だってのもなんか切なくて、彼が狙ってるかわいこちゃんは当然白人だし、ボディビルヒーローって現代で言えばロニコーとかも含めて黒人はいっぱいいるんだけど、彼は白人ビルダーを推しに選んでいる。自業自得でコンテストで失敗した彼は(ここの展開あまりにセッション過ぎて笑っちゃった)、筋肉はあきらめ筋肉の代わりに男性性として銃を手に入れる。そしてクラブに行ってすわ乱射事件かと思ったら、そこでボディビルのポージングをとるんだよね。黒人ばっかりのクラブの中で彼らのダンスのノリにも結局迎合できず、孤独にポージングをとる。
黒人娼婦を買って彼女の前で服を脱いで筋肉の評価をしてもらう展開があって、いやこれ自体もゲロキショなんだけどそこで全肯定されてついに自分を受け入れてくれる人に出会えたと勝手に勘違いしてキスしようとしたらぴしゃりと拒絶される展開もあまりに哀しくてねぇ。キショいんだけど。そして童貞喪失失敗した後に推しビルダーから連絡が来てウキウキでついていったらケツ掘られて、しっかり性的搾取までされてしまうのはさすがにちょっと草だった。けど、ボディビルというマッチョイズムの頂点にいる人間も結局醜い搾取者だったという主人公の美しい信仰を最悪の形でぶち壊してるんだよね。
なんていうかアメリカ的なマチズモの中だからこそ生きづらい人なんだろうなって思った。
彼のコミュニティからの断絶って最小単位のコミュニティである家族ってものが、父親の心中によって幼少期に壊されたことに端を発していて、以降、彼は祖父の介護という形で自身を常にギブし祖父からのテイクは従軍時代の男とはという価値観だった。そしてその男性性を保つために彼はボディメイクを始めたんだと思うんだよな。そしてそれを最悪な行為によって失った結果、彼はすべてをかなぐり捨てて無敵の人になるんだけどそれでも最後に、母親から愛されていたことを思い出して踏みとどまる。この映画っていろんな生きづらさを描きながらもコミュニティに承認されることの映画だったのかなと思った。
まぁ、そんな感じかな。
正直ちょっとダラダラした展開もあるしボディビルダー的な話は中盤で終わっちゃってそこからはインセルと無敵の人の綱引き大会が始まるのでなんか思ってたんと違うなぁって感じがするかもしれない。でもまぁ、現代はMagazine Dreamで雑誌の表紙を飾ることで承認されたい、人に記憶に残りたいって話で、その承認欲求の行きつく先の一つに無敵の人化があるっていう話なんだろうなとは思ったかな。
結婚願望はあるけど、そもそも恋愛盛りの10代〜20代前半で何も無かった人間に、今さら結婚してくれる人が現れるわけないと思ってた。
高校のとき好きだった人にフラれたとき、一生結婚できないんだと思ってた。
そもそも職場の男性もほかの男性も恋愛として見れない。同年代の異性が多い職場だけど、びっくりするくらい何もなかった。
と思ってたのに。
本当に唐突だった。それより前は恋愛のれの字もなかったのに、その日、突然。
彼との繋がりはゲーム。ただ、直接(それもまあdiscordでだけど……)話したのは1回きりだった。
ある日、ゲーム後にまったり話してると、他の参加者がいなくなって彼とふたりきりになった。
なんとなく人と話したい気分だったので、そのまま退室せずに話していると、恋愛の話になった。
そこで、お互いが恋愛に困っていること、マチアプ合わないこと、でも結婚したいし子供が欲しいこと、私が1番に求めてる条件をその人は満たしていること。色んなことが分かった。
その日は「お互い30になっても相手いなかったら付き合いませんか?笑」くらいで解散した。
翌日、改めて考えてみた。
今からマチアプでまた色んな人とやり取りして会って相手のこと知っていって……ってしないといけないのかって。
年齢も近く、考え方も似ていて、趣味に理解があって、私が求める条件を彼が満たしていて、彼が求める条件も私が満たしていた。
ということで、「昨日のことについて改めて話したいです」と連絡。
通話をして「マチアプで失敗するの待つより、お互いわりと相性良さそうな感じだし、いっそもう付き合いませんか?」って言ったらOKされて。
記念日にしたい日が数日後にあったから、そこでちゃんと告白すると言われ、それまでの間に価値観のすり合わせを行った。
びっくりするくらい価値観が合った。
そして告白予定日に告白してもらい、私もOKして、正式にお付き合いすることが決まった。
ちなみに、彼は20代前半のときに数人お付き合いしたことはあるけど、もうしばらく恋愛はしてこなかったらしい。
あまりにもトントン拍子すぎて、どこかで転んでしまわないか怖かった。
ゲームでの繋がりなので、家は別に近くない。新幹線の距離。でも月1〜2回会って、discordでの通話も週3〜5くらいはしてて。
気軽な雑談から、将来子供ができたらどうしたいかとか、自分の弱点とか、ありとあらゆることをお互い全てさらけ出した。
私はお金がないこと、発達グレー、休職中、その他もろもろ自分のマイナスポイントをあげた。
彼氏のマイナスポイントはなかった。ガチでない。今思えば頑固すぎるところはちょっとムカつくときもあるけど。
話せば話すほど、相性が良い。この人となら人生最後まで添い遂げられるかもと思った。
私の中で決定的な「価値観の一致」はだいたい以下の通り。
・付き合うなら、最初から自分の求めるものをお互いに話し合って、将来のビジョンについても聞いてから決めたい
・お互いの趣味には口出ししない、彼は付き合いでパチンコにたまに行くけど何も言わないし、私も推しの現場で色々お金を使うけど何も言われない
・隠しごとをしない。自分に不利なことでも全部赤裸々に話してくれる。月収とか貯金とか資産の生々しい話もぜんぶ素直に話した
と、まあざっくり挙げられるくらいには本当に価値感が似てて。
付き合って2ヶ月くらいで、脱喪で興奮状態だったのが落ち着き、恋人がいるという実感が湧き、充実して幸せな時間を過ごせるようになっていた。
そのきっかけは
②私が嫌いな生き物について力説した日
③性生活に対するすれ違い
私はジャ務オタだ。幸い自担はまだ結婚していないが、自軍は既に既婚者がいる。
で、「既婚者がアイドルとか意味分からない」って話したら「そもそもなんでアイドルって恋愛しちゃダメなの?アイドルだって人間だよ」なんてド正論をかまされたので、何故アイドルは結婚してはいけないのかを2時間くらい話し込んだ。
しかしそれでも結論は出ないというか、双方考え方が変わることなく終わった。
②そのあと、私が世界で1番消えて欲しい生き物について、こんなにも嫌いなのか色々と教えた。
きっかけは私が「嫌いすぎて何も考えてない日はない」、「頭に滑り込んでくる」って言ったら「そんなに考えるなんて逆に好きじゃん!」と言われたこと。
あれを好きな自分が想像できなさすぎて、気付けば号泣してた。1時間くらい泣いたと思う。
彼の言動で泣いたのはこれが初めてだった。
うっかりとは言え、彼はそのあと私がどれだけそいつを嫌いなのかをじっくり聞いてくれた。
あと、そいつの生態を知っておきたいけど調べることができなくて困ってたから代わりに調べてもらったりもした。
初めて泣かされた(?)のに、とても優しかった。
③プロ喪女だったので、当然処女だったし、相手も付き合ったことはあるけど学生の恋愛の延長だったからそういう行為はしたことないと言っていた。
ここで声を大にして言うが、私は性欲がかなり強い。
そして彼は、性欲はもちろんあるのだが、それよりもおでかけデートやハグや手繋ぎで充分満たされるタイプ。
なのでまあ、私が求めすぎて、何度も「今日は疲れてるから」とか「明日早いから」とかで断られたけど、なんだかんだ最終的には致してた。
先日のデートでも同じことが発生。
「眠いからもう寝させて」と言いつつも「きみはどうしたいの?」と聞かれる。
いや、そりゃ、したいよ。私は元気だし。
でもそこで「したい」って言うと、彼の体調を気遣わない人間になってしまう。
ベッドでふたり寝転がってそんな話をして、彼は目を閉じてたから、寝るんだなと思って
「じゃあ私お風呂入ってくるね?」と言って抜け出そうとする。
すると、ぎゅっと抱きしめられて身動きがとれなくなった。
それならしようよってなって始めたものの、時々、彼の動きが止まる。何も言わない。私も声をガマンした。無音でただ触られるだけの時間。
私はなんだか悲しくなって布団にくるまると、本格的にBADに突入した。
やっぱり私は女としてダメなんだ、私に性的魅力を感じてないんだ、と自虐モードに突入。号泣。
寝落ちたことに対しては謝ってくれたけど、性生活についてすれ違いがあることが明確になって、もやもやが解消されることなくその日は寝た。
④この間のデートでは私の家に泊まって、私が昼過ぎから予定あるからそれまでに解散という日程が組まれた。
私の予定は13:30からだったので、お昼は一緒に食べると思ってた。
けど、彼はこっちの方に住む別の友人と昼食べる約束をしたと言った。私の予定が12:00からだと思ったらしい。
その友人というのが、同じゲームサーバーに入ってて私も知っている人だったもいうこともあって、相手方に聞いたら私も来ていいよと言ってもらえた。
そこまでは良かったんだ。
夕方頃、私の用事も終わったし、彼もその友人と遊び終えてご飯に行く時間になった。
「ご飯一緒に食べたいなー」って送ったら、友人が私に対してこんなこと言ってたよと返信。
「もう来れるの?」
「うん! どこで食べるの?」
「〇〇」
「あ、駅かあ」
と送ると、電話がかかってきた。
ウキウキで出る私。
ちなみに、私の家は最寄り駅までそれなりに距離があるので、時短のために先に移動を始めていた。
「え、ほんとに来るの?」
「ん、だめ?」
「え、先入ってていいよ、私途中で合流するし」
「あれ、もう外いる?」
「うん!」
「(呆れ口調で)いいよ? でも、この件についてはまた話しよっか」
「……は? それって来て欲しくないってことじゃん」
「そうじゃないよ。来たいなら来てもいいよ。でも、そしたら友人を1時間待たせることになるよ。だからあとで話しようねって」
「……行きません」
「来ていいよ。俺たち待っとくから」
「行きません、もう帰ってます」
私が合流してから食べに行くなら、無関係の友人を1時間待たせることになる。
その上で「行きます」なんて言ったら、友人の都合も考えずに自分の意志を突き通す自己中になってしまう。
私に選択肢が与えられているのに、実質選べるのは「行きません」でしょ?
別に私は無理して行きたいわけじゃないのに、声が完全に呆れモードで、人に迷惑かけようとしてる人間を諌めようとしてた。
「この件に関してはあとで俺が話しておくから」と友人に言ってた。ダメな彼女をちゃんと叱っておくからという風に聞こえた。
アウターもスマホも叩きつけた。そして大声で泣きながらヒスった。
「今ちょっと怒ってるよ」とLINEが来ていた。意味が分からなかった。
支離滅裂な文章を送り付け、その度に冷静に正論を言われ、私が傷ついた理由を言っても理解されず、私を人に迷惑かける自己中扱いで怒ってきた。
今までにないくらい口調が荒れ、彼が帰宅してから通話をすることにした。
その通話でも、
「こっちに来るってことは友人を待たせることになるけどそれは理解してるよね?」
「いや、待たせるなら行かないし。ラーメン屋に行くと思わなかったから声かけただけなんだけど」
「なんでラーメンじゃないって思ってたの?最初に何食べるとか聞いたら良くない?」
「居酒屋でもパスタでも定食屋でも、友達とご飯食べるなら1〜2時間は駄弁ること多いから、わざわざ聞かないだろ」
「でもラーメンなんだよ?」
「ラーメンの情報そっちしか知らないだからそっちから「ラーメン食べる予定で、待たせちゃうから今日はダメ」って断れよ」
なんてなったり
「なんでもう動いてたの?家出てるって知ったら帰れって言いにくいじゃん」
「どこで食べるにしろ最寄り駅に行くのは確定だから、タイムロスを減らすために動いてただけだよ。帰れって言われたら帰るよ」
「でも私が行くっていったら好感度下がるでしょ?既に答えの出てる問いかけをしないでください、私が自ら「行かない」を選ばせることを選んだんでしょ」
おおよそ、これで「結婚しよう!」にはならないようなやり取りが続いた。
でも私は、このやり取りがあったからこそより彼と結婚したいと思った。
私も彼も、かなりの頑固者だ。
子供のためを思うなら厳しく接するのもまた優しさだとか。
相手のことを、信頼出来る。
一連のやり取りは確かに、決定的に相容れない考え方の違いが分かった。
でも、相容れないからこそそれを話し合って納得できる落としどころを見つけられることが分かった。
人生を添い遂げるにあたって大切なのは、価値観が完全に一致することじゃない。
価値観をすり合わせ、どうにも合わないところはお互いが納得できる落としどころを見つけられること。
ムカついたとか、ここが嫌だったとか、察してくれるはずなんて思わずに、自分の感情を赤裸々に言って受け止められること。
私の求める結婚相手は「相性の良い人」じゃなくて「話し合いができること」なんだと再確認した。
今も私と彼の仲は良好だ。
このまま結婚すると思う。
28年も喪女やってきて、まさかこんなに良い人に出会えるなんて思ってもなかった。
今後も、彼と話し合いをしながら幸せな日々を過ごしたいと思ってる。
▲▲▲▲▲▲▲
なんかAIってコメントついてるけど、これはAIでも承認欲求でもなくシンプルに彼のことが好き!っていう惚気を言語化しただけです。
Hatelabo::AnonymousDiary The Movie。75点。
酒屋の自販機を破壊した罪で逮捕された自称サトウジロウを取り調べることになった染谷将太。そんな染谷にサトウは自分は霊感があり、秋葉原で何か起きる気がすると言い出す。何言うてるねんと思っていたら秋葉原で爆弾が爆発。サトウはこれはあと三度起きると言い染谷の説得もむなしく2発目が爆発。本庁から乗り込んできたゴリキャリの渡部篤郎と天才肌の山田裕貴にバトンタッチ。警察組織VSサトウジロウの戦いが幕を開ける。
みたいな話。
いや、面白かった。
佐藤二朗オンステージって感じで多くの福田作品で見せる感情の入ってないクソ演技をさせたら日本一の異名を持つ佐藤らしい空虚な異物としてのサトウジロウを完全に演じきっていて意外にいい役者だなぁって思った。一方で一見柔和が陰気で神経質で権力的な渡部や、覇気のない染谷、無邪気な天才山田あたりはなんか"いつもの感じ"で弱く見えたかな。製作的にも今回は佐藤二朗を見てくださいって感じだったんかな。
で、話としては激ヤバ組織である警察相手にそのヤバいところをサトウがガンガンに打ち返してそれを突き付け崩していく。恩義のある刑事を庇った結果冷や飯食わされて無気力な染谷、功名心とエリート意識にとらわれる伊勢、自身を規律と権力の代表者であると思い込んでいる渡部、自分を天才と思い込んでいる山田、そしてなんか外にいるやっぱり功名心に囚われた矢吹巡査。それぞれの抱える火薬にサトウが口巧みに火をつけて次々と爆破していく。
一方でサトウ本人に実は主張はない。この計画自体も元々はサトウのものではなく、殺人現場に夜な夜な忍び込んではシコっていたことが週刊誌に取り上げられ大バッシングを受けて自殺した刑事の家族が計画したもので、サトウはそれに後乗りしただけ。途中で犯行声明動画が投稿され、そこで動機らしきものを語るがそれも元の犯人の動画を模倣しただけ。取調室内で語るほとんどのことはウソであり、相手を翻弄したいだけ。
途中、功名心から足を吹っ飛ばされた矢吹のバディである伊藤沙莉がサトウを罰しようと取調室に乗り込んできた際にサトウはその悪意を一身に受け射精する。また、渡部を執拗に挑発し渡部が自負する規律と倫理の代表者という仮面を強引に剥がし自分の指をへし折らせる際にも笑っている。彼はブラックホールのように相手の感情を取り込むことだけを目的に動いているように見える。
つまるところ彼は空虚な内面にSNS上で得た空虚な情報を吸収し、それを凶悪なエントリやトラックバックで発散することで他者の感情を煽り怒らせ自分に対するレスを誘発しそのことでシコる増田の化身のような人間であると言える。つまりこの映画もまた増田である。
最もサトウに近い無邪気な天才山田を徹底的に煽り最終的に彼が天才ゆえに持つ厭世観や世間への身下しを引き出し彼は取調室を去る。そして組織という社会の中で抗えない大きな流れの中で無気力な一般人としての染谷と再会したサトウは「お前、この大騒動でワクワクしてただろ」と社会不安が起きると急にウキウキしだしSNS煽りをはじめ、「お前はこのままダラダラ生きていくのか」と煽るが、染谷は「俺は別にそれが不幸だとは思わない」ときっぱりと線を引く。
それを見たサトウは「今回は引き分けと山田に伝えろ」と告げる。
彼は今回の事件で出会ったすべての人間、渡部、山田、伊勢、伊藤、矢吹、明日香の心の中の爆弾すべてに火をつけることに成功したが、唯一今回の事件の発端となったシコり刑事に寄り添った染谷の爆弾には火をつけることができなかった。だから彼は今回の勝利をいったんは放棄したんだろうと思った。どれだけ煽っても煽りに乗ってこなかった増田に、まだ増田も捨てたもんじゃないなと独り言ちる俺のように。
空虚なサトウがその空虚さゆえに相手にの心の爆弾を爆破するという作品のメインテーマに全部りしているので、ロジックで見れば決していい出来とは言えない。犯人はシコり刑事が電車に飛び込んだことで多額の借金を背負って一家離散したという設定だが、金だけならそんなもんは相続放棄すればよくね?と思うし、元々山手線を爆破する予定で爆弾を作っててその計画自体はもうほぼ完遂してたのに何で爆弾そんなに余ってたん?って感じだし、その爆弾も缶やペットボトルに仕込んで自販機に入れてたって話だけど山手線の自販機に売れ行き的にもさすがにリスク高すぎね?
渡部を破壊したホームレスと園児を秤にかけた爆破事件も実際にはホームレスの炊き出しと幼稚園、両方に爆弾を仕掛けていて渡部に幼稚園を選ばせて「お前は死んだのがホームレスでほっとしただろ!」って突き付けてたけど、これうまいこと爆弾が見つからなくてどっちも爆発してたらどうするつもりだったんやろかと思うし。
真面目に見たらツッコミどころ満載でう~んってなるけど、サトウジロウの暗号ゲーム自体がフィクションラインだいぶ低いよねって言われたら確かにな~、なんか悪役がなぞなぞ出してくるレベル帯の作品、アメコミとかそういう感じで見るべきなんだろう。
まぁそんな感じかな。
画で言うと冒頭のアキバ爆破シーンめっちゃ頑張ってたし、何よりサトウジロウと警察たちの鼻詰まる攻防戦をたっぷり楽しめる。ぶっちゃけ俺は大したメッセージ性は感じなかったけどサトウジロウは増田だったと考えると、俺の中にもサトウジロウという爆弾は眠っていると言えたり言えなかったりするかもしれないししないかもしれない。
幼い日に父親を脳腫瘍で亡くした主人公は母一人子一人で頑張っていたが、最近母には中国系の恋人ができウキウキで気に入らない。ある日、母親はカレシと2人でコロンビアに旅行に行くことに。ティーン真っ盛りの主人公はこれ幸いとパーティー三昧。あっという間に時は経ち、2人の帰国の日になり空港に2人を迎えに行くもいつまでたっても降りてこない。2人が止まっていたホテルに電話すると、荷物を全部置いて出て行ったとのこと。2人に何が起こったのか。PCの中の大探索が幕を開ける。
まぁ、よくできてたわね。
前作はPC内だけで話が進むギミック系映画の良作として有名だけど、今作でもその部分は活かした上で、とにかくミステリというか謎解きゲームとしての脚本の強度が異常に高い。
ギミック系映画としては前作はプログラマおじさんが主役だったけど今作ではゴリゴリのデジタルネイティブのティーンが主役なのもよい。冒頭の母親失踪までの間のくだらないSNSの乱用シーンで彼女がどういうカテゴリの人間なのか、そして彼女がどれくらいSNSを使いこなしている人間なのかをテンポよく説明してて良い。
そしていざ両親が行方不明になり、そこがコロンビアでFBIにも捜査権がないとわかると積極的に母親のGoogleアカウントにログインを試み、それに失敗するとその彼氏のアカウントにログインを試みる。そしてログインのために彼のSNSを片っ端から開き、最もセキュリティが緩そうなサイトのコールセンターにパスワードを失くしたと電話をかけ、本人確認の質問にSNS上の情報をつなぎ合わせて回答しまんまとパスワードを聞き出し、そのパスワードを使って彼氏のGoogleアカウントを割ることに成功する。
そしてGoogleアカウントが割れたことで、彼が使用するあらゆるサービスにアクセス可能になる。パスワードが分からなくてもパスワードを忘れた場合はこちら、でGmailに新パスワードが送られてくるからだ。こうして彼女は母親の彼氏の使用するサービスから彼の軌跡と裏の顔を知るようになる。
このあたりの柔軟さはいかにもデジタルネイティブ世代のSNS感だなと思うし、パスワードの使いまわしは辞めようねという制作陣の強い啓蒙の姿勢を感じる。
謎解きゲームとしての強度という話だと、パーティ三昧した主人公は母親を空港に迎えに行く直前まで眠りこけてしまっており家はめちゃくちゃ。なのでギグワークサービスを使って家の片づけを雇う。という展開が冒頭である。それがその後、コロンビアで母親が泊まったホテルの監視カメラ映像を確認する必要が出たがFBIはあてにならず映像が消えるまでに時間制限がある、というときに同じギグワークのコロンビアで展開するサービスを検索し、そこで人を探し雇って見に行かせる、という展開につながっている。
他にもパーティーでスマートウォッチを忘れて帰ったアンポンタンが出てくるけど、そのスマートウォッチもちゃんと後半で生きてくるし、母親が何するにしてもsiriに頼むというデジタルポンコツエピソードが冒頭に出てくるけど、それが最後の大逆転で作用するし、ウザいくらい過保護なのにも意味がある。とにかく出てくる情報に無駄がない。
一方でテーマ性としては1でもフィーチャーされていた「自分が見ている相手とネットの中の相手は同じ相手なのか」という部分から絶妙にズラしてさらに規模を大きくしているというのは偉大な1に挑む続編として意気やよし。
サラっとネタバレすると、彼氏はもともとはネット上で名前を変えてロマンス詐欺を繰り返す詐欺師だったが逮捕さていたネット上で誰でもなかった人間だし、なんなら母親は証人保護プログラムで名前も過去も変えた人間だった、そして死んだと言われていた父親は薬中のDV野郎で刑務所にぶち込まれていた。
登場人物の多くが「知っている人間ではなかった」ことが母親の失踪とその真実に迫る中で次々に明らかになっていく。そしてそのことがゆえに、恋人同士の失踪が、ロマンス詐欺からの誘拐に変化し、さらには恋人を利用した意図的な失踪へと疑惑が変化していくという、小さな謎が解けるごとに本流の謎が大きく変化していく形式は上本当によくできていると思う。
DV夫による連れ去り被害とか証人保護プログラム問題とか現代的なテーマも配置されていて隙がないよね。
細かい謎解き用のピースの配置に余念がなく、さらには大きな話の流れとしてもダイナミックで無理がない。そして小さな謎が回収されてみれば別にそれはそれで問題なくて、というような迷路に意図的に作られた行き止まりみたいなものもちょこちょこ配置する余裕。PC場でだけ話が展開するというギミックを除いても脚本の強度が本当に強く良くできてるなと思った。
まぁ、1と同じでこいつ24時間facetimeつけてるな、どんだけナルシストやねんと思う部分はあるがさすがに映画という形式上、主人公の顔が本当にぜんぜん映ってなかったらさすがに画が持たないよなとか思う部分がなくもない。あと、コロンビアのギグワークおじさんとのけんかパートはさすがにとってつけた感すごすぎて、なにこれってなった。
前作でも登場したネットの名探偵たちの無責任な方言の数々や積極的に消費しようと群がってくるマスメディア。今回はネトフリで見たんだけど作中でネットフリックスの担当者が映像化にご興味ありませんかって電話かけてきてて笑ったし、最後の最後、どうやって助かったの?というところを後に作られた再現ドラマでちょっと派手に見せてくれるのも楽しいし、映画の冒頭で前作も同じ再現ドラマで配信されているという展開があるのもニクい。
そんな感じかな。
田舎町でサッカー少年だった主人公5人組。警官の息子、犯罪者の息子、双子にお調子者。ある日、お調子者の死体が川で発見される。その犯人が町はずれに住む隠遁者だと思った双子の一人は警官の息子、犯罪者の息子を連れて彼を詰問しに行くがいろいろあって双子が彼をSATSUGAI。しかし犯罪者の息子は彼らを庇って彼と家に火を放ち逮捕される。そして時は流れ、都会で警官になっていた警官の息子は父親が死んだので再び地元に戻ってくる。双子の一人は農家にもう一人は引きこもり、そして犯罪者の息子高良健吾は立派な半グレのリーダーに成長していた。そうして主人公が担当したチーマーの事件が地元のヤクザと半グレの抗争、そして過去の事件へとつながっていく。
みたいな話。
いや、めっちゃよかったね。
雰囲気としてはワイベストノワールの一本のインファナル・アフェアに近い、香港ノワールみたいな暗い中にも乾いた感じがかなり好きだった。半グレチームが仲間と焼き肉食ったり、みんな地元で結婚して子供作ってるから本当に一大ファミリーのパーティーみたいに集まってワイワイやってる感じとかメッチャ見たし、一方で警官組は基本ずっと警察署にいて出前とかインスタントの焼きそばとか食ってるという対比とかもいい。
人情がありそうな感じで出てくるもキレると普通にヤクザなヤクザさんたちとか、椎名桔平の一筋縄ではいかない警察の偉い人とかもキャラが立っていてどこかコミカルな感じもポい。
話としては、まず幼少期パートだけでしっかりドラマとして成立していて、貧乏で妹を亡くして父親に家庭内暴力を受けそんな父親を避けるために母親からほぼ見捨てられているヤング高良と、明るい姉2人と母親、そして寡黙ながらも優しい父親に囲まれ父親と同じ職業に就くことを夢見る主人公。
そんなほぼ正反対の2人だけどサッカーの前では平等に仲間で友人でいられたのに、事件を境に高良は闇の道に、高良に言われたとはいえ彼を見捨てた主人公は警官という光の道に進む。ここもちゃんとサッカーやってるところも、そのあとの死体発見も事情聴取もちゃんとやってくれてて、隠遁者の家に火をつけたところまででしょうもない映画一本分見たくらいの満足感があった。
そうして時がたち、いやお前、DELTA9KIDやろとしか見えない地元の半グレのリーダーのツーブロメガネの高良健吾がスマートで怖さの中に人情味があってかなり好み。彼は地域密着型のスーパーからバーやクラブ、建築業まで手広く展開していて地元のヤンチャをそこで働かせて面倒を見ながら裏の商売もやっている。閉塞した田舎の経済の薄闇の部分を一手に担っている。
警察ともヤクザともうまくやってるんだけど、警察から頼まれてヤクザの金に手を出したチーマーの一人を庇ったことから立場が危うくなっていく。
一方で主人公は警官として都会とは違う地元である田舎特有の湿度の高さに戸惑いつつもチーマーたちを追う中で容疑者の関係者として高良の存在を再び認識し、地元から出てずっと避けてきた過去の事件の関係者と顔を合わし始める。
さっき書いたけど主人公って基本的に捜査してるか捜査会議してるかの2通りしか描かれない。その中でも彼は「都会から来た他所者」という扱いをされている。
闇を背負って地元に残りそこに根を下ろし実際の家族には恵まれなかったが盤石のファミリーを作り上げた高良と、温かい家庭に生まれたが逃げるように地元を去りその家族の死で再び地元に戻った孤独な主人公という対比。警官と半グレという立場ながら、明らかに高良のほうが幸せに生きているように見える。
再会のシーンはやっぱよかったんだけど、高良さんの演技が頑張ってドス効かせた脅ししとりますねん!って感じで確かに高良さんってあんまそういう役しないよなとちょっと笑っちゃったんだけど、よくよく考えたら警官になって返ってきた幼馴染と今の自分の立場を考えてある意味、作中の彼も無理してああいう応対してたのかなと思うとちょっとエモ。
そうこうしている中でチーマーを匿ったことでヤクザの怒りを買い高良のファミリーは襲撃を受け甚大な被害を受け、チーマーの一人が子供時代のお調子者と同じ場所で遺体で発見される。ファミリーを殺された高良らは反撃を開始、ヤクザの一部を殺害し埋め抗争状態に。高良は椎名桔平とヤクザの大親分佐藤浩市に直談判し事件のケリをつけることを誓う。
一方、遺体で発見されたチーマーのポケットから幼少期に同じ場所で亡くなった友人のサイフが出てきてこの事件が過去の事件とつながっていることが分かり、最後に財布を持っていたと思われる人物、隠遁者殺害に関与せず、今引きこもっている双子の一人が犯人だったのではとなり迫るが一歩のところで彼は自殺。現場からはチーマー殺害の狂気が発見され事件は解決する。
そうして夏祭り。
主人公、高良、残った双子の3人は再び集まり、主人公は事件の真実を告げる。
幼少期、お調子者は隠遁者に性的いたずらを受けており、事件の日、切れてしまった自転車のチェーンの修理を頼みに隠遁者の住処を訪れた双子の一人はその現場を目撃し襲われてしまう。狭い地元でその噂が立てば生きていけないとお調子者と口裏を合わせようとするがどうしても信用できず、揉めた結果事故的に彼を殺害してしまう。そして証拠を完全に隠滅するために最初から殺害するつもりで隠遁者の家に向かったのだった。
これさぁ、お調子者はマジで言う気なかったんだよ。てか、大人に相談で来てればと思うけど中学生が男にレイプされてそれ言えねぇよなあ。しかもみんな顔見知りみたいな田舎でさぁ。中学生だったら出て行くこともできない。そりゃあ、つれぇでしょ。
お前は悪くないと慰められるも。殺害を一切認めず、証拠がない、思い込みだとつっぱね祭りを去る双子。そうして祭りの場を出たときに高良の部下の運転するトラックにひかれて死亡。高良はしっかりとケリをつけたのだ。よく見たら交通整理してる整理員もちゃんと高良のファミリーの一員で計画的だとわかるようになっているのがよい。
そうして高良は2人の遺体が発見された川を眺めながら過去を回想し、そしてその場を去る。回想で若き日の5人が川で遊んでた時にウキウキで川に入っていく4人に高良が「流されたら戻ってこれねぇぞ」と呼び止めていたのが哀しくてスンってなっちゃった。
あと、ヤクザと高良が揉めた時点で「どうせ最後にはみんな仲良くなった後に高良が人知れずヤクザに殺されて終るんでしょ」とたかを括っていたことをここに謝罪します。
そんな感じかな。
まぁ、事件のケリつけるってヤクザ殺してる件はあれで大丈夫そう?とか、引きこもりの兄に罪を着せるためにチーマーの一人を殺して財布を持たせたというところはいいとして、どうやってそのチーマーを殺したのか?とか若干気になる部分はあるけど、地元、田舎で暮らしていくこととは、過去の罪と向き合うこと逃げることをきっちり描き切ってて、リアルかはともかく半グレファミリーの様子も楽しくてよい。
日本の田舎を舞台にしてて起きてることはめちゃくちゃ湿度が高いんだけど、それでもどこかカラっとした香港や韓国系のノワール映画として仕上がってたと思うのでそういうの好きな人にはオススメ。
公式で許可出してたら今回みたいに負傷者が出たとき主催側が責任取らなきゃいけないし、禁止を明言してたらそれはそれで来なくなる客がいるかもしれない。
だから「迷惑になる行為はご遠慮ください」みたいな当たり障りない当たり前なことだけ書いてファンに委ねてる感じ。
そうすれば誰かが怪我しても「観客同士のトラブル」でしかないし、モッシュ発生しなくても今日はそういう現場だったってだけになるし。
アーティスト側もモッシュ起きた方がアガる人たちも多いだろうしね。
でもなんかそういう、客入れたいしぼやかして観客に委ねてる感じダサいよな~。
アーティスト側も「もっとブチ上げろ!!」くらいのぼやっとした言葉でモッシュ促して、でも実際トラブル起きたら自分達は知らないでーすって感じが透けて見えてくるの本当に萎えるしダサいと思うし。
明確にどっちのスタンスか示してる方が本当に潔いよ。このご時世難しいかもしれんが。
でも禁止したら禁止したでモッシュあるかもって諦めてたファンとか、逆に解禁したら解禁したでヨッシャ!気兼ねなく出来る!てウキウキのファンとか集まりそうじゃん。
写真から勝手に水着姿を作るとか、そういう話題あったじゃん。ニュースでもSNSでも話題になったやつ。
擁護してる声は普通にアウトだし…いや普通に気持ち悪いでしょ。
で、ここからが本題。私はそういうことをするタイプのオタクではない。
私はどちらかというと「推しに似合う服を探すタイプのオタク」だ。
どういうことかというと、Pinterestとか海外のファッションサイトとかを延々と見て「このコーデ、推しに似合うんじゃない?」って服を探す。
色とかシルエットとか、けっこう真面目に考える。
推しは肩幅が綺麗だからこのジャケットは絶対似合うなとか。このシャツの色は推しの髪色と相性いいなって。そんな感じで気づくと普通に2〜3時間経っている。で、「これは似合う!」と思ったらAIでそのコーデを着た姿を作ってもらう。
いわば 推しコーデのシミュレーション。脱がしたいわけじゃない。むしろ逆。
推しに似合う服を着ている姿を見たい。
それだけ。
この前も海外ブランドの黒のロングコート+タートルネックのコーデを見つけて「これ推し絶対似合うじゃん」ってテンション爆上がりした。仕事中にウキウキしてしまってヒヤヒヤしたほどだ。帰宅して玄関ですぐ実行。結果。思った通りだった。
めちゃくちゃ似合った。
もうね、変な声でた。外で出してたら通報されるかもしれないやつ。
もちろん私コーデの推しの姿は本物じゃない。AIが作ったものだ。
でもね、それ見て「やばっ!うわ…てか、えぇ…ヤバい。めっちゃ似合うじゃん!!」
この瞬間がめちゃくちゃ楽しい。
それだけの話なんだけど、最近のAIの話題を見ているとこの違いって結構大きい気がする。
たぶん技術うんぬんの話じゃない。
どう使うか。それだけなんだと思う。
残業してたら、普段全くと言っていいほどLINEで連絡取り合わない弟から着信があった。
なんだなんだ、と電話出てみたら
「ごめんね、仕事中?」
「いや、親父死んだわ。」
「マジか。え~。」
中東のドンパチで仕事が急激に忙しくなってたから、本当に今じゃないだろ死ぬのは、勘弁してくれ、という感想だった。我ながら薄情ではあると思う。
親の離婚が成立してから1年経つか経たないかくらいか、それすらも分からない。
お前に言われなくてもそうするわ、と憤りを覚えて既読スルーをかました。連絡を取り合ったのはこれが最後だったか。
以前より父親は酒癖が悪く、話聞く限りだと俺が家を離れて一人暮らしを始めてからも、その悪癖がエスカレートしているように思えた。
耐えかねて母親と姉は別居。
弟はしばらく父親と同居していたが、やはり状態は良くならず、程なくして家を出た。
父親の住む家にはまだ色々モノを残していっていたので、家族全員でそれらを引き取りに行ったのが最後に見た父親の姿だった。
暑くなりだした時期だったし、早々に引き上げようという感じで玄関を開けた。
キッチンには酒の空き缶空き瓶、さすがにその時はシラフだったと思うけど。
家の中はキレイだった。思えば俺が家を出る辺りから、病的に神経質になってあちこち掃除してたわ。
あんまり顔には出ていなかったけど、正直俺ら家族の来訪を喜んでいるように見えた。
正直、シラフの時は話せない仲ではなかったし、嫌いにはなれなかった。
神経質で少し気難しいから言葉選びはするが、それさえ気を付ければ気さくに話せる、そんな性格だったと思う。
母親や兄弟たちはそれが出来なかったというか、売り言葉に買い言葉。一緒に住んでいたらその辺難しいんだろうな。家を出ていた俺にはちょっと分からなかった。
ただ、離婚に関しては99%父親が悪いし、そこに関しては憎しみがあった。
母親は父方の家族との関係の悪化を懸念して、ちょこちょこ父親の様子を見に行ったり、気にかけていたと思う。
酒さえ断てばいつでもどうにでもできたと思っている。
俺も酒自体は好きだし強い方っぽいけど、父親みたいな感じで荒ぶるようなことは一切ない。
酒も飲むなと言われたら普通に断つ自信がある。
何でそれが出来ないんだろうかと不思議で仕方がなかった。
結局死因も酒だったみたいだ。急性アルコール性うんたらかんたら。転がっていたレシートを見るに、死後一カ月前後との事。
アルコール摂取量に対して体の処理能力に追い付かず、眠るように死んだのではないか、という検死結果。
いわゆる孤独死ってやつか。
思い出という思い出も特にはない。
ガキの頃キャッチボールをしていて、何を思ったのか調子に乗って野球素人の父親に全力でボールぶん投げて、それを取れずに腹にクリーンヒット。
バカ痛そうにしてこっちを睨みつけ、その後無言でイライラした様子だったので、キャッチボールは中断された。
思い出というよりは、どっちかと言うとトラウマ、そんくらい。
ガキの気まぐれとか、何かそういうものに露骨に嫌悪感を示していたのは覚えているし、基本的に子育てに向いていない性格だったんだと思う。
人付き合いも悪いわけではないが、それを心から楽しんでやっているというよりは、義務感に駆られてやっている感じ。
子供にスポーツを教えていたが、それも子供が好きというよりはそのスポーツが好きでやっていただけだと思う。
勤め先は流石に知っていたが、仕事内容は何してんだかさっぱり良く分からない。
が、それなりに名の知れたデカい会社で、俺ら兄弟の生活自体は周りの友達よりは恵まれていたと思うから、そこに関しては感謝している。
俺は基本的に1人が好きで、父親の血が流れているんだなと思う事が時折ある。
多分一人で死ぬことになると思うし、それに対して何の抵抗感もない。
周りから彼女いないの?って聞かれて、いないと答えた時の同情されるあの何とも言えない感じ、ほっといてくれよといつも思っている。
俺が仮に誰かと結婚して子供を授かりました、となっても父親と同じ踵を踏む未来しか見えない。
ネットでたまに見る、ウキウキで誕生日会の準備していたのに両親のいざこざで誕生日会を破壊されて、子供がすごく可哀そうにしているあの漫画の画像。
俺ら家族はあそこまで酷いもんではなかったが、子供にはあんな可哀そうな目にあってほしくないよな、普通に拗らせているかもしれないが。
こういう時って悲しむべきなんだろうな。
ただ、悲しみより安堵が勝つ、正直。
運転もかなり荒かったし、飲酒運転とかで人轢いたりして人さまに致命的な迷惑をかける前に静かに逝ってくれてよかった。
本当に何とも言えない感じで整理がつかないから殴り書きしてみた。
明日葬儀についての話し合いに参加するが、社会勉強だと思って行こうと思う。
取り敢えず今日はLoLでもするか。マジでこのゲームおもろいわ。親族が死んでも全然やめられない。メル気持ち悪いからサモリフから消えろ。
分析ありがとー!
私も
・太ったことを気にするファンがいるんだと言うことを伝えて、なんとか痩せて自分の理想に近づいてもらいたい。
ここらへんの理由もあるのかな、とは思う
「太った」のコメントが男性がほとんどだったので、その理由として「勝った気がするから」なのかなと思った
なんというか男性って常に何かに勝とうとしていて、それって性差なんだなと
子ども相手にゲームで張り合ったり、女性の愚痴を論破したりするじゃん?
争ってない場面で争いたがるように見える
推しは才能があって容姿端麗で話が上手くて頭が良い、勝てる要素が全然ないタイプの女性で、私はそれが好きなんだけど
男の一部の人からみたら自分が出来ないことを嫌ってほど認識して劣等感は持ってしまうのかなと
普段全然勝てる部分がないからこそちょっとの体重増を「太った!俺の勝ちだ!お前は負け!」ってウキウキして書き込んでるのかなって
写真から勝手に水着姿を作るとか、そういう話題あったじゃん。ニュースでもSNSでも話題になったやつ。
擁護してる声は普通にアウトだし…いや普通に気持ち悪いでしょ。
で、ここからが本題。私はそういうことをするタイプのオタクではない。
私はどちらかというと「推しに似合う服を探すタイプのオタク」だ。
どういうことかというと、Pinterestとか海外のファッションサイトとかを延々と見て「このコーデ、推しに似合うんじゃない?」って服を探す。
色とかシルエットとか、けっこう真面目に考える。
推しは肩幅が綺麗だからこのジャケットは絶対似合うなとか。このシャツの色は推しの髪色と相性いいなって。そんな感じで気づくと普通に2〜3時間経っている。で、「これは似合う!」と思ったらAIでそのコーデを着た姿を作ってもらう。
いわば 推しコーデのシミュレーション。脱がしたいわけじゃない。むしろ逆。
推しに似合う服を着ている姿を見たい。
それだけ。
この前も海外ブランドの黒のロングコート+タートルネックのコーデを見つけて「これ推し絶対似合うじゃん」ってテンション爆上がりした。仕事中にウキウキしてしまってヒヤヒヤしたほどだ。帰宅して玄関ですぐ実行。結果。思った通りだった。
めちゃくちゃ似合った。
もうね、変な声でた。外で出してたら通報されるかもしれないやつ。
もちろん私コーデの推しの姿は本物じゃない。AIが作ったものだ。
でもね、それ見て「やばっ!うわ…てか、えぇ…ヤバい。めっちゃ似合うじゃん!!」
この瞬間がめちゃくちゃ楽しい。
それだけの話なんだけど、最近のAIの話題を見ているとこの違いって結構大きい気がする。
たぶん技術うんぬんの話じゃない。
どう使うか。それだけなんだと思う。