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ブラジル

 昨夜披露した私の数式では、伯独ともにAA+でドローという予測を立てていました。総合力ではドイツに分があるけれども、サッカーにおけるホームアドバンテージは頗る大きいので、ほぼ互角の戦いになる。ブラジルは開催国ですからね、そう簡単に負けるはずがない。手負いの虎とはいえ、ブラジルに食い下がったメキシコ、チリ、コロンビアのように、最後の最後まで血みどろになって勝利にしがみつくだろうと思っておりました。
 言葉もありません。1-7だって。

 そもそもブラジルは前半30分のスパートに力を入れすぎる。この策が奏功すれば勝利を納めるが、うまくいかなかった場合、後半はふらふらになって敗色濃厚。メキシコやチリに足下を掬われる一歩手前までいったのはご存じのとおりです。こういうスタートダッシュ型のチームが前半30分までに失点してしまうと、どうなるか。こうなるのね。がたがたがたがたがた・・・・開幕戦のスペインよりも、コロンビア戦の日本よりも、激しい勢いで池田屋の階段を転げ落ちていった。

 ひとつ納得できない采配があります。ネイマールが欠場を強いられたので、オスカルをトップ下におく。ここは良い(ことにしよう)。フッキを左サイドにまわす。まぁ、これもまぁよい(ことにしよう)か・・・右サイドに21歳の新鋭ベールナールを起用する。ここが良くない。こんなんドイツに適うわけがない。私なら、いくら不調とはいえ、バルサのレギュラー、ダニエウ・アウベスを中盤の右においたね。右SBにマイコン、右SHにアウベスです。二人を縦に並べる。だからどうしたって? 少なくとも名前負けしないでしょ。伯独両国の選手がテレビに大写しになるたびに、一段上座にいるドイツの風格が強く印象づけられた。ブラジルはあきらかに格で劣り、名前と実力の双方で負けていた。
 昨日の数学を再び応用すると、ブラジル選手はBレベルの選手が過半を占め、Aレベルの選手は一握りだけ。対するドイツは、メッシやネイマールのようなA++は一人もいないが、多くはAレベルで一部にA+を含んでいる。11人の集合体としてみた場合、ブラジルの劣勢はあきらかでした。劣勢を補うのは監督の仕事なんだけど、残念ながら、フェリペは劣勢にあるチームを勝たせる苦労などしたことがない。強いチームでしか指揮をとっていない。ジュビロ磐田の監督を短期間で捨てた人物だからね。千葉を強いチームにしたオシムとは対照的です。

 さて、アルゼンチン対オランダだ。総合力ではオランダ、采配もオランダ。しかし、スーパースター級の選手はいない。一方、アルゼンチンはメッシを擁する。メッシをデ・ヨングがマンマークするのではないか。メッシのプレー以上に、ファンハールの采配を楽しみにしている。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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