■ 中盤戦以降で話題をほぼ独占したのは町田J2の移籍市場は終盤戦に突入したが今オフの移籍市場の序盤戦で主役になったのは仙台だった。移籍市場の注目選手だったCBのDF菅田(熊本)の獲得に成功すると他にもMF郷家(神戸)、MFエヴェルトン(ポルティモネンセ)、FW山田寛(C大阪)など有力選手をたくさん獲得した。心配された主力の流出も11ゴールを挙げたFW富樫敬くらい。FW中山仁、MFフォギーニョ、MF遠藤康、DF真瀬などは早々に残留が決まった。
さらには期限付き移籍ながら主力に成長したMF中島元、長身CBのDFキム・テヒョンのレンタル延長にも成功したので「戦力は大幅にUPした。」と言える。2022年は秋以降に大失速してプレーオフ出場も逃したので「草刈り場になる可能性」はあったが誰も予想できなかったレベルの素晴らしいオフになった。仙台が「優勝候補の一角」に挙げられるのは間違いない。2021年以来のJ1復帰を目指すことになる。
J2の移籍市場の序盤戦は仙台がロケットスタートに成功して主役になったが中盤戦以降の話題をほぼ独占したのは町田だった。こちらは仙台とは真逆で移籍市場の序盤はネガティブなニュースが続いた。大黒柱のMF平戸(→京都)が流出して11ゴールを挙げたMF太田修(→新潟)にも移籍話が浮上。FW鄭大世が引退をしてFWヴィニシウス・アラウージョやFWドゥドゥなどは契約満了。outのニュースが続く形になった。
結局、MF太田修は新潟への移籍が確定。ボランチのMF佐野海(→鹿島)も流出したので「絶対的な中心選手で、かつ、年齢的にも若手から中堅世代の3人が流出する。」という事態になった。これは普通であれば非常事態である。普通であれば「挽回するのはほぼ無理」と言えるほどの厳しい状況になるがFWエリキ(長春亜泰)を獲得するなど仙台を上回る大型補強を敢行してこちらも戦力は大幅にUPした。