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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2013年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年10月

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黄金の中へ ~大崩にて4~



長岡アジア映画祭・プレイベントで「モンサントの不自然な食べもの」を上映するにあたって、
自分はこれまで新潟県に産まれながらも田植えも稲刈りもやったことがないことに、
どこかコンプレックスを抱いてた時に、
サラリーマン生活を終えた後に集落"大崩”に家を構え、
田んぼと畑を手にした方より田植えに誘われてから、
約三ヶ月、この度、苗は黄金色に輝く稲となり、
収穫の稲刈りに参加しました。

今回もご主人のお仲間、中には小林茂監督もやってきて
鎌を手にし汗を流しました。

初めての稲刈りに際しご主人から受けたダメだしは稲を踏むなということ。
無農薬なので当然、稲の周囲には雑草(これは人間の見方だと思いますが)があり、
中には稲の株と見分けがつかず、さらにぬかるみなのでバランスを崩し、
心ならずも何度か踏んでしまいました。
確かに穂先の米粒ひとつひとつがご飯になり、
丹精こめた自分の子供のようなものだと思うので踏んづけてしまうのは本当にマズイと反省しきり。

ただご主人は自分も農業を教えてもらった先生から
散々言われたと夜の酒宴でフォローしてくださいました。
しかし鎌を手にしての稲刈りはそんなに難しくはなかったような、
リズムに乗れば軽快に刈れて心地いいほどだとは思うものの、
刈り取った稲は“はさがけ”して天日干しにするため
稲をわらで結ぶという仕事がどうもうまくいかず、
やはり何かしら壁はあるものだと実感しておりました。

二日目には松之山からご主人の仲間が中古のバインダー持参ではせ参じ、
おそろしいスピードで稲刈りは進みましたが、
ついでに稲刈りとともに自分が苦戦していた稲をまとめて結ぶ作業もやってしまうため、
「人の努力を機械は笑うよな」とお仲間のぼやきがおかしかったです。
ほどほどにやすみやすみやっていたので太陽と青空の下、
心地いい風と空気を実感し、いい気分転換となりました。

今度はみんなを呼んで収穫祭だとご主人は気勢を上げましたが、
それも嬉しいけどご主人から次回は松之山の友人宅にお返しに手伝いに行くから、
一緒にどうかと誘われたのは嬉しかったです。
心のどこかで邪魔しにきてるんじゃないかと募らせていたので。

そして初夏の手植えの時のか弱いほど小さかった苗が、
実りの秋に黄金色に輝く稲として成長していたのはやはり感激しておりました。

おそらく「モンサントの不自然な食べもの」を観て上映にかかわらなければ、
農業を体験しようという強い気持ちを抱くことなどなかったと思ってます。
自分にとって田植えのお誘いと「モンサント~」の上映は本当にちょうどいいタイミングだったと。

収穫したご飯を味わうときが早く来ないかと。

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姫田忠義ドキュメンタリー作品連続上映会in十日町

以前、田植えをした大崩に行き、今度は稲刈りを手伝ったところ、参加した松之山の方よりご紹介をいただきました。
今年7月29日に亡くなられた姫田忠義監督の回顧展、119本をなんと6年をかけて十日町で開催されます。
ちょっとこれは凄いんじゃないだろうかと。
第一回目は新潟が舞台のドキュメンタリー映画の名作です。


『姫田忠義ドキュメンタリー映画上映会』

〔第1回上映会〕
「越後奥三面~山に生かされた日々~」

日時 10月26日(土) 開場14:30~ 上映会15:00~
料金 1000円 (高校生以下無料)
懇親会 18:00~ (夕食代1000円・予約制)
場所 まつだい郷土資料館(ほくほく線まつだい駅徒歩2分)

予約・お問い合わせ ひとサポTEL025-761-7444

上映スケジュール

1年目(2013~14)山に生きるシリーズ
第1回 10月26日(土) 
「越後奥三面~山に生かされた日々~」
ゲスト 中川誼美氏(民映研理事、お宿吉水女将)
第2回 12月14日(土) 
「奥会津の木地師」「茂庭の炭焼」
特別上映「松之山の木羽葺き」
第3回 3月15日(土)
「山に生きるまつり」「金沢の羽山ごもり」
ゲスト 成瀬正憲氏(山伏、宗教人類学者)
第4回 4月26日(土)
「茂庭のくらし~狩猟・漁労・採集~」
第5回 6月28日
「椿山~焼畑に生きる~」

2年目(2014~15年) アイヌ・日本の原風景シリーズ

3年目(2015~16年) 南国のまつりシリーズ

4年目(2016~17年) 伝統のまつりシリーズ

5年目(2017~18年) 通過儀礼に学ぶシリーズ

6年目(2018~19年) 海のくらしシリーズ

主催 姫田作品十日町上映会実行委員会

共催 市民活動ネットワークひとサポ 

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第4回ながおか平和のための戦争展

・「長岡アジア映画祭・プレイベント」にて「ほかいびと」の上映後、
北村皆雄監督、川上洸さんとともに映画と井上井月について、
お話しいただいた大星光史先生も参加する「第4回平和のための戦争展」をご紹介します。
画像はプレイベント時に「ほかいびと」を賞賛し海外の映画祭に出品したらどうかと、
持論を北村監督に述べてる大星先生です。



『第4回平和のための戦争展 平和を願うからこそ戦争のことを知りたい 知ってほしい...』

日時 2013年 10月15日(火)~18日(金) 9時~18時

会場 アオーレ長岡 市民交流ホールホワイエ 他 会議室等

*パネル・資料などの展示(予定)
メインテーマ アジアを平和と友好の地域に
       ~ふたたび戦争をくり返さないために~

開会行事13:00~ ミニ講演 13時30分~14時30分(予定)


10月15日(火) 13時~ オープニングセレモニー
◎群読 創作「桃太郎」 桃太郎の目線を変えてみたら
    「君死にたまふことなかれ」 与謝野晶子
・出演 いとぐるま (朗読サークル)
13時30分~ 
◎平和と美術
・講師 那須高明氏(県アンデパンダン展実行委員、長岡市美術協会員、元高校美術教師)
10月16日(水)
◎短歌の作り方、鑑賞、楽しさから-新潟県郷土歌人をテーマに-
・講師 大星光史氏(日本短歌協会理事)
10月17日(木)
◎平和と民主主義の先駆者 内山愚童
・講師 佐藤勝太郎氏(内山愚童を偲ぶ会(新潟)事務局長)
◎「東アジアを平和と友好の地域に」寄せて
・講師 栃倉光氏(弁護士)
10月18日(金)
◎宗教界の戦争責任 -真言宗を中心に-
・講師 田邊堯正氏(真言宗豊山派法華寺住職、9条を守る長岡の会世話人)

◎平和へのおもい 俳句・短歌・川柳等 作品展示
(作品を募集中、詳細はお問い合わせを)

主催 ながおか平和のための戦争展実行委員会
電話/FAX0258356992 

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【信天翁-あほうどり-】



「ほかいびと」は今年4月にリリックホールで長岡市主催で上映会が開かれました。
その際、長岡の地域を見直し活性化させようとしてる若者達、
越後RYO-MA倶楽部の皆さんと監督が親交を深め、
http://echigo-ryoma.com/
せっかくだから俳句を学ぼうと新潟日報で読者からの俳句を選出してる
中原道夫先生の指導で毎月、句会【信天翁-あほうどり-】が開かれてます。

それでこちらも「ほかいびと」を上映した縁で句会に誘われました。
もう若くないし、俳句詠むなんて高校の国語の時以来だよと内心躊躇してましたが、
お誘いを受けたらなるべく参加しようと決めたので意を決しました。

で、なんとか三句を捻って句会に参加したところ、
てっきり初心者が集まってるのかと思いましたが、
なんだかセミプロみたいな人が顔を並べてますます肩身の狭い思いを。

この句会のルールとして当日までに三句を作成、
うち一句にお題が入った句を、
この日は"小”の字が入った句を。

それで各自が持ちよった句を匿名で提出。
参加者と先生が気に入った三句を選出し
先生が講評をするというもの。

自分はこの夏にひなパンダと遊んだこと、お仕事のこと、映画のことに
焦点を絞り捻ってましたが、
日ごろ、慌しいかボーッとしてるかのどっちかの、
この頭が机に向かって俳句を作る時間がよい意味で頭の整理となり、
自分でも意外と早く完成したことに驚きました。

で、まぁそんな感じで捻った句を恥ずかしながら提出したところ、
自分の句をよいと選出した方がお一人現れました。
これは予想外だったので本当に嬉しかったです。
その後の先生の講評はかなり厳しいご指摘を受けましたが、
それも叱咤激励と思うようにしました。
何より自分が褒められたことなどこれまであっただろうかと。

持って回ったり、変に捻ったりするよりも、
見た情景をそのまま素直に詠むことがコツみたいなものかと、
先生の講評を聞いてて思いました。

それでこの日の句会には“小”がお題ということで
“小望月”という言葉を入れた方がたくさんおり、
なるほどそんな言葉があるのかとか、
“虫養ひ”という言葉が入ってる句について、
すかさず先生が“虫養ひ”解説したりと、
深くて味わい深い日本語にこの年で改めて勉強させられました。

とてもいい機会に誘っていただきありがとうございました。
句会を終えて見上げた夜空はすでに小望月ではありませんが、
とても綺麗なお月様に心癒されておりました。

ちなみに俳句は長岡の図書館、互尊文庫で歳時記を借りて捻ってましたが、
俳句のコーナーには長岡出身の井上井月の本が一冊しかないのが寂しく思いました。
他のコーナーにあるのかもしれませんが。

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「世界が食べられなくなる日」in長岡



以前、柏崎で10月20日に上映されるとご紹介した
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-137.html
「世界が食べられなくなる日」が長岡でも上映されるのでご紹介します。

日時 9月29日(日)10:00~
会場 長岡市中央図書館2階講堂
主催 TPP参加反対中越地区協議会
参加協力券 1000円(事前にご購入ください)

チケットの申し込み先 
新日本婦人の会長岡支部 電話0258-37-1039
中越地区労連 電話0258-37-1039

「世界が食べられなくなる日」 HP http://www.uplink.co.jp/sekatabe/ 

画像は海外のポスターらしいですが、結構なインパクトです。

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ドキュメンタリー虎の穴



以前、キネマ旬報の中村高寛監督の連載『黄金町ブルース』において、
山古志で日本映画大学のドキュメンタリーコースの実習が行われたようだ
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-117.html
とご紹介しましたが、
「夢と狂気の王国」が表紙(しかしスゴイ3人が並んでると)の9月下旬号で、
その顛末が書かれています。

「冬のアルパカ」の合宿所に中村監督はじめ講師や学生が泊まり込みしたのではと、
自分は書きましたがこれを読むと、かつて冬季に教員達が宿舎として利用した
種苧原教員宿舎で合宿されたとあり、違ってたかと。

ただし取材対象者としてアルパカ牧場主、復興委支援員、大工、雑貨屋の女主人と書かれ、
このアルパカ牧場主は「冬のアルパカ」の撮影で大変お世話になった、
Kさんではないかと思いました。
山古志の風雪にまみれた味のある風貌の方で撮影に関してアルパカの世話を一手に引き受けてくださいました。
また雑貨やの女主人は、実際に撮影された雑貨屋さんのあの方だろうかと。
同じ役柄で出演予定でしたが、当日になって削られてしまい申し訳ない思いを今も抱いてます。

山古志ではギリギリの時間で取材、撮影、講評、指導をこなし無事に18分の作品として完成したとありますが、
なんとか見てみたいと思いました。

ちなみに「冬のアルパカ」の原田裕司監督の長編デビュー作「できる子の証明」は
オランダの映画祭、CAMERA JAPAN FESTIVAL2013にて9月27日に上映されるそうです。
http://www.lantarenvenster.nl/36-3518-Unlucky_Girl_

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生きていく力 ~潔く 自分らしく~ 松井久子監督講演

松井久子SNAP

お世話になっている男女平等推進センター「ウィルながおか」よりご紹介します。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-87.html

「折り梅」「ユキエ」「レオニー」等で知られる松井久子監督の講演と、
“老いと介護”という高齢化社会の日本が抱える問題をテーマにした
代表作「折り梅」の上映があるのでご紹介いたします。

=講演会 「生きていく力~潔く自分らしく~」&映画「折り梅」上映=

講師 松井久子監督

日時 11月30日(土) 13:00~16:45
(開場12:30~13:00受付終了)

会場 アオーレ長岡 市民交流ホールA

入場無料 (どなたも参加できます)
手話・PC要約筆記 付 、一時保育 有
要 申し込み

一時保育ご希望の方
申込み 電話での受付となります
対象 6か月から小学校低学年まで
保育料 お子様一人 500円
締切 11月22日(金)17:00まで(定員になり次第締切)

松井久子監督 公式HP http://www.essen.co.jp/index.html

「折り梅」 
製作・監督・編集 松井久子
出演 原田美枝子、吉行和子、トミーズ雅、加藤登紀子 ほか

主催 第27回ウィルながおかフォーラム実行委員会/長岡市
問合せ 申し込み 長岡市男女平等推進センター ウィルながおか
電話 0258-39-2746 (月~土 9:00~17:00までの受付)
FAX 0258-39-2747

男女平等推進センター「ウィルながおか」
公式HP http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/will/

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長岡ロケなび懇親会に参加する



担当者は晴れて長岡のフィルムコミッション
“長岡ロケなび”の正会員となり、
懇親会に誘われたので参加いたしました。

この日は「新潟県ロケ地映画祭」で「ゆめのかよいじ」が上映されたので、
五藤利弘監督も宴席に参加。

最もこちらはこの懇親会自体が初参加なので隅っこで参加者を眺めておりました。
と、同時に同じテーブルには顔を知ってるけどあまり話したことがない方が。
飲み放題だったので、ここぞとばかりにガバガバと飲みながら、
空気を読まずにおりました。
何者かと思われたかと。

中でも五藤監督のデビュー作「モノクロームの少女」の時に
栃尾ロケに尽力された方が宴席にいたので、
近々、「ゆめのかよいじ」ロケ地巡りを考えてるので、
劇中に登場した諏訪神社はどこにあるのか、
栃尾の地図を広げて印をつけてもらいました。

「静かなところだよ」と話してましたが、
そういったところがかえって魅力に思ったりと。

それでやはりビールをどんどん追加して饒舌になり、
大林監督の”尾道三部作”に倣ってぜひ”栃尾三部作”にしてほしいと、
調子よく願望を述べておりました。

これから宴たけなわとなる頃に次の鎌倉座へ行くので、
中座してしまいましたが、
会員証もいただいたのでどうぞよろしくお願いします。

で、続いて参加した鎌倉座も大変楽しく、
あちこち西へ東へと飛び回った1日でした。

長岡ロケなび公式HP http://locanavi.jp/

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新潟県ロケ地映画祭inT・ジョイ長岡 ゆめのかよいじ

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長岡ロケなび5周年記念の「新潟県ロケ地映画祭inT・ジョイ長岡」
栃尾で撮影された「ゆめのかよいじ」上映後に
五藤利弘監督と出演した大桃美代子さんが、
満席の会場でトークを開きました。

五藤監督はやはり晴れの場でもいつもの姿でしたが、
驚いたのは着飾って登場した大桃さんの若々しい姿。
あれは凄いなと圧倒されましたが、
それ以上にトークの中で全国に向け新潟県のPRを日頃から務めてるためか、
地元への郷土愛を深く感じました。

・五藤監督の印象は?
大桃さん=とにかく優しい。安心して任せられみんなで作り上げていくのが素晴らしい。

・新潟県の印象や魅力について。
五藤監督=若い頃は思い入れはなかったが最後はそこに行き着くんじゃないか。
自分のイメージは今日観ていただいた(映画の)印象。
大桃さん=新潟って昔はなんにもない印象だったのが今はそれが豊かだと気づいた。
土の素晴らしさ、水の素晴らしさ、生きている人達の我慢強さ。
不便であればあるほど文化が残っている。
素晴らしいのに奥ゆかしい。
素敵なものを残して手放さないでほしい。

・「ゆめのかよいじ」について
五藤監督=お金もないのでそのときにあるものを取り入れた。
ススキや緑などを。
大桃さん=出演した炊き出しのシーンの周りは本当に中越地震で炊き出しをした地元の方。
開いた時間にあの時にこうやって鍋を作ったとか語ってた姿が印象的。
助け合いながら地域を守っているのは、
東京や他の地域が羨ましがる。

途中で栃尾名物といえば”油揚げ”
大桃さんは最近関西の番組の取材で栃尾を訪れ、
同行した関西のタレントさんがあぶらげを絶賛していたことを話してました。
ただし番組は関西ローカルなんでこちらで放映されないのは残念。

また五藤監督は去年公開された映画がまた観ていただける喜びを語った上で、
生徒役でエキストラ出演した地元の一人の高校生が、
その後、亡くなったことに触れて、
映画はそういったさまざまな想いを背負っているものだと話してたのが印象的でした。

最後に大桃さんは映画はその地域を残す歴史と述べ、
本作についていろんなものが真空パックに、
皆様の想い、地域の想いが詰まっていると話し、
ぜひともこの映画を皆さんで広めてほしいと熱を入れて話してました。

それで思ったのは大桃さんの五藤監督への並々ならぬ深い信頼。
スクリーンをバックに話す二人を見ていて、
ぜひいつか二人がっぷり四つに組んだ大人のラブストーリーを撮ってもらえないだろうかと。
映画への熱い想いを述べてる大桃さんですが、
これまで五藤映画で思春期を支える側でしたが、
ぜひヒロイン役でドロドロの大人の恋愛劇を観てみたいものだと。

そして久しぶりに観た「ゆめのかよいじ」はまた新たな発見があり、
さらにラストシーンのロケ地を近々探しにいこうとしてるので目に焼きつけてましたが、
改めて二人のヒロインはもちろん、
ポニーテールの浅野かやさんの存在感はやはり素晴らしかったと。
石橋さん、白石さん、浅野さんが同じシーンに納まってる時に、
交わされる視線が微妙に三角関係なんだなと気づかされました。

「ゆめのかよいじ」公式HP http://yumenokayoiji.jp/

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「さよなら渓谷」の終着駅



偶然の再会をしたものの過去の男の忌まわしい仕打ちを思い耐えられず、
都会を離れた女、とそれを追う男。

二人が列車の窓から眺める風景はまぎれもなく稲刈りが終わった新潟平野。
そして終着駅に着いた二人は駅前のがらんとした風景の中に消えていく、、、

以前、ご紹介した新潟県で撮影され大西信満さんが主演した「さよなら渓谷」に
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-112.html
登場した終着駅は三条駅でした。
驚きました。
というのもこれを書いてる担当者は三条に住み三条駅を頻繁に利用しており、
日ごろ慣れ親しんだ地元の駅が重厚なメロドラマの舞台、
ワケありの二人が踏み出す駅として登場したからです。
画像の駅前の風景の中に消えていくような二人、、、
日ごろ目にするこの風景が映画として画になってたことに不思議な気がしてました。

また女が自分をどん底に落とした男を信頼し再生する重要なシーンに、
三条の五十嵐川にかかる昭栄大橋が登場。
三条の方ならよくわかるかと思いますが、
爛々と輝く橙色の灯りが降り注ぎ、不思議な効果を発揮してたことに、
この場所をロケ地に選んだ作り手のセンスに唸ってました。

撮影地に一番近い劇場イオンシネマ県央では9月28日からの公開が決定しており、
劇場のほうは三条で撮影されたと伝えるポスターが掲示されてますが、
三条駅にはポスター1枚も貼っておらず、
広告費を無理しても三条駅が重要なロケ地なことを伝えてもらえないか、
1枚でもポスター貼ってもらえないかと、余計なお世話とはいえ思ってます。
田舎の駅とはいえ乗降者数はバカにできず、
その中に真木ようこさんが撮影に来たと関心を示す人も少なからずいるのではと。

「さよなら渓谷」の出演者の顔ぶれをみてると、真木ようこさん(ゆれる)、大西信満さん(キャタピラー)、大森南朋さん(ヴァイブレータ)、鈴木杏さん(頭文字D)、池内万作さん、三浦影虎さん(この空の花)とまるで狙ったかのように県内で撮影された映画に出演した人達が出てくるので、もうちょっと盛り上がってもいいんじゃないかと。
監督と大西さんが来月、富山の劇場で公開にあわせてトークを開くのに、
新潟ではそんなイベントが開かれたことはないと思うのでもったいないのではと。

とはいえ以前はシャッター街で撮影されたと知り、
自分の住む街のネガティブな面がどのように映し出されるか不安でしたが、
映画を観たら、このテーマに適した街として,ワケありの二人がたどり着くどんづまりの地として
登場したことに望外の喜びを感じてました。
イオンシネマ県央でのヒットを願います。

さよなら渓谷 HP http://sayonarakeikoku.com/

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冬の怪談噺

お世話になっている長岡舞台芸術愛好会にようやくチケット清算に伺ったところ、
こちらでも予想以上に売れておりました。
ありがとうございます。

次回の長岡舞台芸術愛好会主催イベントをご紹介いただきましたので掲載します。



*冬の怪談噺 怪談は冬にかぎる、、、

『吉原百人斬り』 講談 一龍斉貞心

『牡丹灯籠』   落語 林家正雀

日時 11月9日(土) 昼・夜

・昼の会 限定190名

午後 1:00 開演 自由席
会場 長岡市立中央図書館講堂
木戸銭 2000円  (当日2500円)

・夜の会 限定30名
午後 6:00 開演 自由席
会場 善行寺 (長岡市本町3丁目)
木戸銭 3500円 茶菓子付
 
主催 問い合わせ 長岡舞台芸術愛好会
電話 0258359538(火~金 12時~17時)
携帯 09080483724

「えつ、今頃怪談!」と思ってる方が多いとおもいますが、実は「今でしょ!」
 現在は講談や落語などの「怪談」は夏の出し物と思われていますが、昔は秋から冬場にかけての寂しい演目だったようです。
 それが寄席などで夏の風物として定着したのは七代目一龍斎貞山などが、暗くした会場で、お面を付けたり客席に幽太(幽霊役)を出したりして、お客を驚かす「立体怪談」として公演したのが、納涼の肝試しなどと相まって広まったようです。
 本来は世話物の一つで、人間の業など、心のうちをさらけ出すような内容の演目が多くあります。怪談話もじっくり聞くといいものですよ。

一龍斎貞心

(チラシより)

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福島映像祭2013 映画祭巡礼記

・S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は開催中の福島映像祭2013から話題の“作品”をピックアップ。
あのテレビ会議には柏崎の様子も映ってたというのが気になります、というかこれはぜひ観てみたいです。



ポレポレ東中野で今月14日から1週間「福島映像祭2013」が開催されています。
この初日のプログラム「東電テレビ会議(4時間編集版)」を見てきました。
タイトルが「映像祭」となっているように上映作品は映画だけではなくテレビ作品も入っています。
福島のテレビ局が制作したドキュメンタリーで地元以外では見る機会の少ない作品やドキュメンタリー作家やメディアではない、一般の農家の人が記録した作品もあり、プロではない視点からどんな作品が撮られたのか興味深いです。

その中でも異色なのはなんといってもこの「東電テレビ会議」ではないでしょうか。私は原発の仕組みもよく知らないし、この事故のこともニュースで見たりしたぐらいでこの映像の中で交わされている専門的なやりとりははっきり言ってほとんど理解できてないですが、そういうことがわからない門外漢が見ても十分に面白かったし考えさせられる映像でした。
画面は本当にテレビ会議の映像だけです。福島第一、福島第二、東電本店、福島オフサイドセンター、柏崎原発、この5か所からの映像が5分割された画面がえんえん映される。
そんなものを4時間も見て耐えられるのだろうかと見る前は思っていましたし、実際に上映が始まると想像以上に画質が悪くこれは最後まで見るのはつらいかな…とも思ったのですが、すぐに映像に引き込まれてしまいました。
その理由としてはまずこれが前代未聞の事故が起きた当時の生の映像だということ。
映像は13日の夜から14日までが前半。15日が後半という構成。事故はまだ進行中で、第1号機の爆発後から始まり、第3号機の爆発~全員撤退が検討されるあたりまでが入っています。
音声は鮮明に入っているので映像の悪さを充分補っています。また構成もよくできていて、49時間の映像記録のうち音声があるのは11時間ほどだったらしいのですが、事故対応の経過のポイントになる点をピックアップするだけではなく、福島第1とその他の場所の現場から遠くなるにしたがって微妙に違ってくる意識のズレであるとか、主だった人たち(福島第1の所長や東電副社長、常務など)の個性も浮かびあがってくる。
もちろん現場の奮闘ぶりや混乱も。4時間という上映時間は長いと感じられるかもしれませんが、この長さだからこそ原発事故の実際の様子を臨場感を持って伝えられたのではないかと思います。
考えてみればこの事故によって日本はそれ以前とは大きく変わってしまいました。そして事故はいまだ終息していない。現在進行中のできごとです。おそらく今後も長く続くでしょう。その原点がこの映像には記録されているわけですから、事故の中に今もいる我々にとっては必見の映像ではないでしょうか。

映像祭はポレポレ東中野で20日まで。
「東電テレビ会議」は19日にも上映されます(Space&Cafeポレポレ座にて)。

福島映像祭HP
http://fukushimavoice.net/fes
福島映像祭facebook
https://www.facebook.com/fukushimafilmandmediafestival

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「フタバから遠く離れて」上映と前双葉町町長 井戸川克隆さん講演

以前、三条でも開かれた
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-76.html
ドキュメンタリー映画「フタバから遠く離れて」上映と
前双葉町町長 井戸川克隆さん講演が
長岡でも開かれるのでご紹介します。



日時 11月4日(月・祝日)

 10:20~12:00 「フタバから遠く離れて」上映

 13:00~15:00 前双葉町町長 井戸川克隆さん講演

 15:10~16:50 午前と同じ映画を上映

会場 長岡市立中央図書館 2階 講堂

参加費 1000円 中学生以下無料

プレイガイド アオーレ西棟3F市民協働センター 文信堂書店 ら・なぷぅ げんき広場 星六 わむ でくのぼう

主催 3.11福島を忘れない!長岡実行委員会

問い合わせ 
TEL 0258-34-6483
FAX 0258-34-6481 

後援 長岡市 長岡市教育委員会 新潟日報社 長岡新聞社

「フタバから遠く離れて」 公式HP http://nuclearnation.jp/jp/

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池谷です。『先祖になる』文化庁映画賞で大賞受賞!‏

長岡アジア映画祭で「延安の娘」「蟻の兵隊」を上映した池谷薫監督より
新作『先祖になる』が平成25年度文化庁映画賞(文化記録映画部門)の大賞を受賞したと
BCCメールが届きましたのでそのまま転載します。
池谷監督、おめでとうございます!

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【転送大歓迎】
BCCでメールを差し上げる失礼をお許しください。
東京はようやく朝晩、涼しくなりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
本日はうれしいお知らせです。
『先祖になる』が平成25年度文化庁映画賞(文化記録映画部門)の大賞を受賞しました。
2月のベルリン国際映画祭エキュメニカル賞特別賞、4月の香港国際映画祭ファーアーバード賞(グランプリ)につづく受賞です。
出演者の佐藤直志さん、菅野剛さんはじめ撮影にご協力いただいた陸前高田の皆さん、制作及び宣伝スタッフ、
そして上映を支えてくれたすべての皆さんに心より感謝申し上げます。
受賞を励みに、これからも一人でも多くの方々に『先祖になる』をお届けしたいと考えています。
今後ともご支援ご指導のほど何卒よろしくお願いいたします。

感謝を込めて

池谷 薫

上映情報は『先祖になる』公式サイトをご覧ください 
http://senzoninaru.com

今後の主な上映日程
しんゆり映画祭2013  10/6(日)13:35~  イオンシネマ新百合が丘
10/9(水)12:30~  川崎市アートセンター
横浜・あざみ野上映会 10/12(土)10:30/14:00 アートフォーラムあざみ野
もりおか映画祭2013  10/18(金)18:30~  盛岡・中央映画劇場
文化庁映画週間    10/20(日)16:40~ シネマート六本木(申し込み制)
地元三陸での上映会 11/4(月・祝)14:00~大船渡市民文化会館リアスホール

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早乙女の数に加はる男かな



「大変うれしい上映会でした」

「長岡アジア映画祭・プレイベント」で上映した「ほかいびと」の北村皆雄監督に
当日のトークの模様を収めたDVDを送ったところ、
冒頭のお返事をいただき大変嬉しく思いました。

続いて
「皆様の、地道に映画と付き合っておられる姿に心うたれます。」
というお返事もいただき、初心を思い返す気がしました。

やはり「ほかいびと 伊那の井月」を長岡で上映できて良かったです。

その「ほかいびと」が9月21日よりDVDで発売されるようです。

値段は4,500円(税抜)で、
請求金額は商品代金+送料(160円/1本、160円~420円/2本以上)となり、
詳しくはヴィジュアル・フォークフロアまでお尋ねください。

電話:03-3352-2291
FAX:03-3352-2293
E-mail [email protected]

また現在、9月21日まで映画の舞台となった伊那市では
「千両千両 井月さんまつり」を開催中。
http://www.inacity.jp/view.rbz?nd=1114&of=1&ik=1&pnp=48&pnp=1114&cd=13638
こちらで「ほかいびと」のDVDが先行発売されてるそうです。

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マチネー 土曜の午後はキッスで始まる


昨日のS東京特派員の アトラクション型劇場については、
2010年に同じくS特派員が韓国の劇場で体験したことをレポートいただきました。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1228.html

あれから日進月歩は続き、名古屋とはいえ日本でも体験できるようになったことはちょっと感慨深いです。
アトラクション映画というとどうしても担当者は
”ギミック映画の帝王”ウィリアム・キャッスルを思い出してしまいます。
もちろんリアルタイムで知ってるわけではありませんが、
彼をモデルにした映画監督が登場する「マチネー 土曜の午後はキッスで始る」を
VHSで見たのは自分が二十代半ばの頃、
ジョー・ダンテ流の映画愛に打ちのめされて
当時の市民映画館をつくる会の集まりで感想を述べたものの、
誰も見ておらず、確か新潟県内未公開だったので、
そんなにいいなら自主上映会を企画したらどうかと言われたものの、
もうビデオも出てるし、何よりこの映画の匂いを感じて足を運ぶ人が
はたしてこちらにいるのかといささか心許ない思いがあり、
断念というか企画すること事態しませんでした。

映画はキューバ危機の中で明日にも世界が破滅するんじゃないかというさなか、
B級ホラーでギミック映画「マント」の上映に向けてさまざまな人々が蠢きますが、
何よりウィリアム・キャッスルをモデルにした
ジョン・グッドマンがスクリーンに向かうまでの映画愛に満ちた興奮と喜びを語るさまが、
当時の、そして今の自分にもグッとくるものを覚え、
この映画が生涯忘れられない映画となりました。
が、この映画に興奮してるのは当時たぶんこの会の中で自分ひとりなんだろうと。

「この悲しみは誰とも共有できない。いい映画を観ることはとても孤独で辛い作業なのだ」

敬愛する江戸木純先生が「牯嶺街少年殺人事件」のパンフレットにそんな趣旨のことを
書かれていましたが、今もそんな映画と出会う度に呟いてます。

そしてS東京特派員は自分が交流する映画好きの中でもっとも映画を観賞しています。
おそらく自分以上に孤独な思いを抱きいつもスクリーンに向かっていると勝手に想像しますが、
時にアドバイスや示唆をいただくことにいつも深く感謝してます。

S東京特派員は今日もどこかの映画祭に行ってるハズです。
またレポートを送ってもらうようお願いしているので楽しみです。

あとジョー・ダンテは確かスピルバーグと同い年なんで、
まだまだ現役だと思うのですが最近音沙汰ないので、
「エクスプロラーズ」や「マチネー」みたいな小品でもまた手がけてくれないかと。

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アトラクション型映画王国 名古屋  映画祭巡礼記外伝

・S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は番外編ということで、新潟にいると4DXやD-BOXなんて言葉は全く聞きなれませんが、
実は今、映画の最先端は東京でなく名古屋にあるという楽しいレポートです!

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イオンシネマズ大高 ロビーでD-BOXが体験できます

今年の4月に名古屋にある中川コロナワールドが4DXを日本で初めて導入しました。
4DXというのは映画の内容に合わせて椅子が上下左右に動き、風や水しぶきが顔にかかったりするシミュレーション型の映画館です。
椅子が動く映画館としてはD-BOXというものもあります。
4DXよりもD-BOXのほうが先に導入されていて、D-BOXが初めて設置されたのは名古屋のワーナーマイカル大高(現イオンシネマズ大高)。
2010年のことで、今ではイオンシネマズ港北(神奈川県)、春日部(埼玉県)の3か所でD-BOXで見ることができますが、この2つの上映方式を同時に体験できるのは日本ではいまのところ名古屋だけ。
アトラクション型の映像が好きな土地柄なのでしょうか…

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109シネマズ名古屋 入口にはIMAXのロゴが入ってます

まずはイオンシネマズ大高で「マン・オブ・スティール」でD-BOXを見ることに。
イオンシネマズ大高は名古屋から東海道本線で17分の南大高駅を降りるとすぐ目の前のイオンモールにあるシネコンです。ものすごく便利。
シネコン内はまだ午前9時だというのに映画の日の日曜とあってチケット売り場は長蛇の列でした。
ロビーにはD-BOXの体験席がありモニターの画面に合わせて座席が動く様子を見ることができます。
事前にチケットは買っておいたので発券機で待たずに発券して入場。
このシネコン最大の10番スクリーンでの上映なのですが、このスクリーンは「ULTIRA(ウルティラ)」という名称で画質と音響の良さと巨大スクリーンが売り物で他の通常スクリーンよりも1ランク上の扱いなのも特徴。
料金もプラス200円。このULTIRAも体験したかったものです。なおすべての席がD-BOXの席というわけではなく、やや後ろのほうの中央1列がD-BOX席となっています。
D-BOXの動き方は戦闘機が出てくるシーンを除き特にシミュレーター的な動きではなく、アクションやエモーショナルなシーンを盛りたてるような動き。
劇場の内装も豪華で画質と音質もよいULTIRAでの鑑賞は「マン・オブ・スティール」をさらにすばらしいものにしてくれた様に感じました。
関東にもD-BOXありますが、D-BOX+ULTIRAがオススメだと思います。

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中川コロナワールド 4DXスクリーン入口前の通路に貞子が…

次は中川コロナワールド。
ここは名古屋から市営地下鉄とバスを乗り継いで行かなくてはならず、地元の人以外にはちょっと不便なところにあります。実はここの4DXを見るのは今回が3度目で、今まで「アイアンマン3」と「パシフィック・リム」の3D版を見ています。
今回見たのは「貞子3D2」。
日本映画初の4DXでホラー映画なのも初めてなのでどんな感じになるのかと思ったのですがこれが大変すばらしいものでした。館内はもう遊園地のお化け屋敷状態。客席のあちこちから悲鳴があがるというホラー映画としては最高の環境で楽しめました。
今までいろんなホラー映画見てきましたが観客の悲鳴を聞いたのははじめて。
いきなりおどかすシーンなんかホラー映画ではありがちで慣れてる人は全然驚かないと思いますが、4DXではそれに合わせてとつぜん座席がドン!と動いたりしますからこれは怖いです。
いきなり椅子が動くなんてまさに怪奇現象。
しかも4DXはD-BOXよりもメチャクチャ乱暴な動き(ほめてます)。さらに水しぶきはかかるは、雷鳴に合わせて場内のストロボが発光したり、風が吹き荒れたりと座席以外の要素も加わるので、まるで画面の中に入り込んだかのような気分になってもうほんとうに楽しい体験でした。
「貞子3D2」を見てつまらないという人には、それは4DXで見てないからだ、といいたいです。
4DXの「貞子3D2」、最高でした。

さらにこの後移動して名古屋駅ちかくの109シネマズ名古屋でIMAX版「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を鑑賞。IMAXは椅子が動くわけでもないですが、IMAXの特徴である天井から横の壁まで張られたスクリーンに映された映像は視界全面を覆うことでまさに映画のなかにはいったような没入感で、これも体験型の映画館といえるかと思います(あと音響もものすごくて、この音響と大画面の相乗効果がIMAXを特別なものにしていると思います)。

以上、アトラクション型のやや特殊な映画鑑賞を書いてきました。
遠くで行けないよ、という意見もあると思いますが、ディズニーランドに行くために東京に行く、大阪のUSJに行く、というのと同じぐらいに4DXのために名古屋に行く、というのもぜんぜんありだと思います。そこまでいかなくても名古屋観光のついでに行ってみるというのはどうでしょうか?

D-BOXについてはこちらを http://www.aeoncinema.com/dbox/pc/

4DXについてはこちらを http://www.4dx.korona.co.jp/

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時間は待っちゃない 夢から来てくれない 星空が今夜は眩しい



今回の上京の目的はメインがあるとはいえ、
東京特派員に会う、五藤利弘監督に会う、新潟で公開されてない映画を観る、等などで、
いづれも駆け足であちこちへと行きましたが
その中のひとつに久しぶりにHさんと会うことでした。

市民映画館をつくる会当時のお母さんといっても過言でなく、
会の運営にとても尽力された方でしたが、
東京へと引っ越してからは会う機会も減ったものの、
それでも毎年「長岡アジア映画祭」にはお手伝いをしに駆けつけて下さり、
ロビーの受付で構えてるHさんの姿にいつも心強く思ってました。
一昨年の「第16回長岡アジア映画祭」にもお手伝いいただき、
その思い出話などを話しておりました。

「私はもう78よ、いろいろあったようだけどあなたはやりたいようにやればいいじゃないの」

お越し下さる機会の場が無くなってしまいましたが、
とても元気そうで時間を忘れてお話をしていました。

話の中でゲストに来た大杉漣さんの舞台を鑑賞し、
映画祭がきっかけで楽屋を訪れたことを楽しそうに思い出してました。

こちらは映画が始まる時間が迫ってるので、話の途中で切り上げてしまいましたが
久しぶりに会って、とても楽しくお話しできました。
最後に話の中で出てきた「(二人の)東京特派員によろしくね、」と。

というわけでこれを読まれてる旧・市民映画館をつくる会のメンバーだった方。
どれくらいいるのか心許無いですがHさんはとても元気だったことをご報告します。

お元気で!またお会いいたしましょう。

画像は朝に東京に着いたので時間があり、
前から行きたかった力道山のお墓にある銅像。
波瀾万丈・破天荒な人生にも関わらず裸で腕組をして静かに佇む姿にグッときてました。
五藤監督は力道山の元料理人が腕をふるう洋食屋さんを知ってるそうで、機会があったら食べに行きたいと思いました。


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心が風邪をひきそうになったら


上京した際に珍道中を繰り広げた東京特派員とともに夜の池袋から、
五藤利弘監督の車に乗せてもらい板橋区にある、
お勧めの味噌ラーメンを食べに連れてってもらいました。

五藤監督作「ゆめのかよいじ」のヒロイン石橋杏奈さんは
心が風邪をひきそうになったために、
都会から栃尾へと転校し、
さまざまなひととの交流、なぞの美少女との出会いによって癒されていきます。
そしてなんといっても栃尾の美しい風景・自然が、
疲れちゃった人の治癒力となったことが大きいかとおもいます。
「モノクロームの少女」に続いて栃尾でのロケハンを重ねて、
存分にこの地の美しい風景をキャメラに収めています。

中でも特に脳裏に刻まれたのが画像の場面。
映画を観てから心が風邪をひきそうになったら
あの風景の中に身を投じてみようと思ってました。

それで味噌ラーメンを食べながら五藤監督にあの撮影した場所は栃尾のどこにあるのか尋ねてみました。
マズイことに栃尾の地図を忘れたため、
とりあえずぼんやりした頭に一ノ貝、軽井沢、茨木童子といったキーワードが刻まれたので、
今度の「新潟県ロケ地映画祭」でまた観てから足を運ぼうと思いました。
ちょうど撮影時期も重なるそうなので映画の風景が目の前に現れることを期待して。
うまく辿り着ければいいですが。

取材帰りの忙しい中にお話しいただいた五藤監督、ありがとうございました。

Tジョイ長岡での「新潟県ロケ地映画祭」のスケジュールが出たようです。
http://t-joy.net/site/nagaoka/information/index.html#info15081

「ゆめのかよいじ」公式HP
http://yumenokayoiji.jp/

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「世界が食べられなくなる日」in et cetera




“2009年、フランスである動物実験が極秘に開始された。それはラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、農薬(ラウンドアップ)を、いくつかの組み合わせで混ぜて与えた長期実験だった。実験期間は2年、ラットの寿命に相当する期間である。

現在、市場に流通している遺伝子組み換え食品の安全基準は、ラットに遺伝子組み換え作物を3ヵ月間与え続けても問題がないという実験結果をもとにしている。人間の寿命を80歳とすれば、ラットの3ヵ月は人間の10歳に相当する。分子生物学者、ジル=エリック・セラリーニ教授が行ったこの世界で初めての実験は、2012年9月に専門誌に発表され、フランスをはじめとしてヨーロッパ諸国、そして世界中に大きな波紋を投げかけた。”

「モンサントの不自然な食べもの」でもテーマとして大きな反響となった“遺伝子組み換え食品”
その是非を巡っての、また衝撃的なドキュメンタリー映画「世界が食べられなくなる日」が、
当会がお世話になってる柏崎のカフェ“et cetera エトセトラ”で上映されますのでご案内します。

日時 2013年10月20日(日)10:30~、13:30~
会場 et cetera

【入場料】1000円(茶菓付き)
【お問い合わせ先】
TEL:0257-21-8558
Mail:etceterasince2006@i.softbank.jp
【主催】
et cetera

「世界が食べられなくなる日」 HP http://www.uplink.co.jp/sekatabe/

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仮染めの恋にさえ 青春もゆる 命はおどる キネマの天地

写真

用件があり上京することとなり、
プレイベントを手伝いに来てくれた東京特派員に会い、
東京見物となりましたが、
近くに蒲田が近いと知り、
必然的に「蒲田行進曲」のあのメロディが鳴り響き、
じゃあ、ともかく行ってみようとなりました。

駅前にかつて「キネマの天地」こと蒲田撮影所があった場所は、
いまやあたりまえですが映画の名残などない、
ビルが建っておりましたが、それでも残照を求めてあちこちを歩いてました。

かつて撮影所の正面前に架けられてたその名も“松竹橋”の本物が
ビルの玄関にあったのは驚きましたが、
区民ホールの地下に撮影所を再現したジオラマが展示されて、
映画黄金期の残照にしばし見入っておりました。

その後は映画祭巡礼記を書いていただいてる
特派員に会って、いろいろと話を聞いて参考にしておりました。

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♪思い出が味方になる 明日から強く生きようよ 辛いことがあっても ひとりじゃない何とかなるさ



「この空の花」では森田直幸さん扮する高校生が、
「So long!the Movie」では松井珠理奈さん扮する女子高生が、
震災後に南相馬から長岡へ避難・疎開し、
長岡魂に触れて故郷の復興を目指して帰郷します。

大林監督が震災後に南相馬の避難者と言葉を交わしたことで印象に残ってるのが、
市民映画館をつくる会の頃に「大林宣彦監督作品をみんなで観る上映会」というのを企画し、
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1320.html

「ふたり」「なごり雪」の上映とともに大林監督にお越しいただき、
これから始まる「この空の花」への想いをお話していただこうというものでした。

その中で長岡に避難した方々を無料で招待し、
お話の中でも南相馬は必ず復興すると述べ、
トークの後に恭子プロデューサーの進言もあり、
こちらがご贈呈した花束を南相馬からの避難者へお渡しし言葉を交わして、
「必ず復興すると述べていただきました」と
監督は激励とともに紹介したのを覚えてます。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1363.html
↑ちなみにこの楽屋の慌しい中で、
「この空の花」は35mmフィルムで撮影するのですか?
と恭子プロデューサーに質問をしたら、
「監督が初めてのデジタルになるのよ」と答えていただきましたが、
デジタルでなければあれだけ暴走はできないだろうと思い返してます。

「So long!」の全ての撮影を終えた翌日に、
再び長岡造形大学に呼ばれ足を運び、
誘っていただいた大林組の方と後片付けに精を出し、
機材や小道具、グリーンバックの幕などをトラックに詰めて、
がらんとし、あの喧騒がすっかり無くなってる体育館を見渡してると、
やはり映画は祭りなんだなと。
いただいた江口だんごの詰め合わせを頬張ってました。
改めて貴重な体験をさせていただいた大林組の方、ありがとうございました。

「この空の花」は9月14日からの
“長岡ロケなび5周年記念 新潟県ロケ地映画祭inT・ジョイ長岡”でも
再び上映されるそうです。
いすれ「So long!the Movie」もあわせて上映してほしいものです。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-108.html

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槌音



昨日の続き。

「So long! The Movie」には「この空の花」に続いて高嶋政弘さんが中越高校の教師として登場。
研修旅行先の川口の温泉にて、
女子生徒達がはしゃぐ女湯に意味不明な理由で乱入、
「この空の花」の名台詞を絶叫したりします。

一方、中越高校の教室(撮影場所は造形大)では卒業に向けた生徒たちに
黒板に「大槌町」と大書きし、
じゅりなさん扮する未来が帰郷した南相馬の高校生たちの
花瓦礫プロジェクトの作品を写真でを紹介し、
「この瓦礫を写真でなく本物を見せたいのだが瓦礫の線量を怖がってる」という
趣旨でやむなく写真になった経緯。
南相馬の瓦礫と東京の線量は同じことを述べて、
中越地震で手を差し伸べた恩返しの意味で、
大槌町の震災瓦礫受け入れに協力する旨を結構踏み込んだ口調で述べてます。

「みんなで美しく賢い人間をつくる、それが長岡魂」
「助け合おうという精神をなくしたら日本は滅びる」

昨年、新潟県の中では新潟、長岡、三条、柏崎、新発田の五市が岩手県大槌町からの
震災瓦礫を表明。

これについて住民の間では賛否両論が巻き起こりました。
誰もが助け合いは必要と思いながらも、
特に中越大地震を経験した長岡は他人事に思えないのは当然です。
しかししっかり検査したとはいえ放射能を拡散する事態になり、
いかがなものかという意見も当然ありました。
これを書いてる担当者はこの年に結果的に市民映画館をつくる会最後の上映会となった
鎌仲ひとみ監督「内部被ばくを生き抜く」の上映会を経験したこともあり、
上映後でも長岡、三条で開かれた瓦礫受け入れの勉強会に参加してましたが
放射能は燃やせば濃縮され、焼却したといえ微量でも拡散する事態となるため、
マズいんではないだろうかというのが正直に思いました。

そんなことを勉強会の後に長岡のラーメン屋で友人と話してたら、
見知らぬカウンター席の隣席のお客さんから罵声を浴びせられたという苦い体験があり、
賛否が分かれることは改めて深刻な事態だと実感しました。

「この空の花」は長岡映画ということで、長岡市の予算で上映会が被災地はじめ広島・長崎で開かれてるようです。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/tayori/h25/t2504/2504news_1.htm

一方、岩手県大槌町の姿を収めた「槌音」というドキュメンタリー映画があります。
大槌町の震災瓦礫受け入れ案の表明前に観る機会があったのですが、
監督の故郷である大槌の震災前の平穏と、
津波で監督が生まれ育った実家も含めて壊滅した大槌町の姿が映し出されて、
大変観ていて痛々しく感じました。

むろん長岡のアピールのため「この空の花」を全国に届けるのも必要ですが、
この「槌音」を受け入れを表明した長岡や各市で上映し、
それぞれ議論の参考にしてもいいのではと、
各市長が粛々と受け入れの準備を決めた中で、
新潟県の首長である知事が反対してるというある意味、普通じゃない事態を目にして思ってました。

結局、今年に入って長岡では栃尾の焼却施設で当初の予定より少ないハズの
19.5トンの瓦礫を焼却して終わりとなったようですが、
継続して続けるのかと思ってましたが、
そうじゃなかったことも事情があるにせよ、
あの賛否を見ていて、ちょっと違和感を覚えました。

「槌音」はもう瓦礫受け入れ問題が終わったものだから、
長岡で上映してももう意味はないといえるのか、
この監督は再び大槌町でキャメラをまわしてるそうなので、
その経緯をこちらから気にかけていようと思ってます。

映画『槌音』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=YtqTtLoZo70

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冬はつとめて 雪のふりたるは 言ふべきにもあらず

一昨日の記事の続きです。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-130.html

1枕草~1

”戦争って嘘じゃないよ 本当のことだよ”

おなじみ大林映画の刻印「A MOVIE」から
耳心地のいい渡辺麻友さんの声が語りかけながら、はるか縄文時代まで遡って、
長岡の歴史を怒涛のごとく網羅する「 So long! The Movie」
その中を現在最高のアイドルであるAKB48のメンバーが疾風のようにかけめぐる64分。
てっきりPVとしてショートバージョンが独立してるのかと思いましたが、
この64分自体がPVというのも凄まじいです。

やはり主軸は「この空の花」にもあった反戦へのほとんど大林監督の遺言ともいえる独白、
混沌とした時代に若者たち=AKBに託す願いと期待が痛切に感じられました。
その長岡の歴史の中で日本人同士が争った戊辰戦争と
空襲で焼け野原になった第二次世界大戦、
その慰霊の花火が長岡花火だと「この空の花」のエキストラ出演で知る女優志望のまゆゆさん演じる”夢”と
東日本大震災で南相馬から疎開し長岡にやってきた松井珠理奈さん扮する”未来”。
彼女は中越大地震から復興した夢の故郷である山古志が復興した姿を見て、
その狭間に二度の戦争や震災から復興を遂げた長岡の人々の精神"米百表”を中心とする”長岡魂”を強く感じ
自分の故郷がの復興の力になるために戻る決意をする。

「この空の花」がまだDVD化してない現在、市外からの観光客にお土産に1枚、
推奨したいほど長岡の歴史と長岡魂がつまっておりました。

そしてAKBのメンバー達を水着とはいえ温泉シーンまで撮ってしまう、
大林監督の狂気も枯れずにいまだ健在だったのは頼もしいと思いましたが、
しかししかし「この空の花」を観てないAKBのファンがどう思っただろうか?とも。

で、自分は劇中にミッキー・カーティスさんとともに登場するてるてる坊主を作り、
傘にぶらさげる作業をしていたのですが
ある時、その作業してた時、じゅりなさんが関係者ととともに、
熱心に台詞の練習をしはじめました。
現役のアイドルは凄まじいオーラを放ってましたが、
何よりも印象的だったのはじゅりなさんは本当にに礼儀正しい方でした。
台詞を覚える一生懸命な姿とともに、大変好感をもちました。

それで本編を見たらてるてる坊主はしっかり傘からぶらさがっており、
ともかく役目をきちんと成し遂げてホッとしておりました。
正直、きちんとぶらさがってるか不安でありました。

もうひとつ気になってた古本屋で買った枕草子の本は出てくるかと思いましたが、
勉強好きの団子屋の娘役の大島優子さんが座右の書として手に触れてるのを見て、
あ~、きちんと出てきたかと喜んでおりました。
劇中、「賢い」という大林監督のナレーションが何度も登場してますが、
大林監督にとって「賢い女性」の理想が清少納言もその一人なんだろうかと。

ついでに自分は結成前からの年季の入りすぎたモーヲタでありますが、
AKBのメンバーを目にして転ぶかなぁと思いましたが、
今もモーヲタ、ハロヲタです。

AKB48はこれまでに是枝裕和監督、杉田道成監督、本広克行監督、堤幸彦監督、中島哲也監督といった
超著名な映画監督が手がけており、映画ファンからも注目を集めたりしてますが、
その系譜に満を持してアイドル映画を築いた巨匠が参戦するのだから、
やはり普通の作品じゃないことを改めて思いました。
そしてこれが「この空の花」を全面協力した大林監督からの長岡へのご恩返しなことを思うと、
改めてその心意気がすげーゃと。

ところでそのAKBが実質的にブレイクしたのは
「大声ダイヤモンド」と「十年桜」のPVの完成度の高さも大きいと思います。
そのPVを手がけた高橋栄樹監督が大林監督へのオマージュを
尾道で乃木坂46のメンバーを起用して撮影された作品を見つけました。

「尾道さんぽ 生田絵梨花」
http://www.youtube.com/watch?v=xphtXh2bGyA

フィルムと美少女と尾道への偏愛は80年代の大林監督作といっても一瞬信じてしまいそうです。
「この空の花」も登場するなど
現在最高のクリエーターの一人が大林映画への愛を奏でるのは見てて嬉しかったです。

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PFF 35th



9月14日~20日に渋谷シネクイントにて
「第35回ぴあフィルムフェスティバル」が開催されます。
http://pff.jp/35th/
ご存知のとおりこれまでたくさんの名監督を輩出した、
自主映画界の最高峰です。

35回目の今年は長岡に縁のある3作品が上映されますのでご紹介します。

*「いたいのいたいのとんでいけ」
http://pff.jp/35th/lineup/award02.html

朴美和監督は「第10回長岡インディーズムービーコンペティション」において
「三河島ジャンケンポン」でグランプリを受賞しました。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-157.html

担当者は当時、受賞者に電話でお伝えしてたのですが、
朴監督はとても感激し大喜びした声を今も覚えてます。

朴監督はキネマ旬報の編集部やミニシアターの映写技師を経て、
今も映画に関係のある職業をしているハズですが、
ずっと映画を撮り続けて、今回の栄誉ある映画祭で上映されることは本当に嬉しく思います。

「いたいのいたいのとんでいけ」のクレジットはなぜなのか、
「この空の花」の美術を手がけた竹内夫妻に
音楽は河瀬直美監督「殯の森 」の茂野雅道さん(新発田出身です)と豪華なスタッフが参加してるのも気になります。

2013年9月16日(月・祝) 15:50~ / 2013年9月18日(水) 10:30~

*「踊ってみせろ」
http://pff.jp/35th/lineup/award03.html
伊藤裕満監督は長岡に縁があるどころか長岡出身だそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=rYQoMUcajFE&feature=youtu.be
↑予告編を見ると際立ったセンスを感じさせてとてもそそられます。
あんまり関わりたくない自己中な男はどうも監督の姿が投影されてるようです。

上映日 2013年9月16日(月・祝) 10:30~ / 2013年9月17日(火) 16:30~

このブログを読んでる東京在住の長岡出身者はいかほどいるのか、
心許ないですが機会がありましたら足を運んでいただきたいです。

おまけのようですが、もう1本。
*「ゼンタイ」(短縮版)
http://pff.jp/35th/lineup/howto05.html

PFF出身で今や日本映画を担う大きな存在となってる橋口亮輔監督の新作の短縮版。
こちらにも「冬のアルパカ」で出不精なのに長岡・山古志と大雪の中で、
奮闘し借金取りを演じてた伊藤公一さんも出演しています。

伊藤公一さんから寄稿いただいた韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭の
「冬のアルパカ」レポートはこちらを。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-102.html

上映日 2013年9月17日(火) 19:15~ ※橋口亮輔監督、来場!.

「第6回長岡アジア映画祭」では参考上映のような形で、
PFFグランプリを受賞した「青 ~chong~」という朝鮮学校の生徒たちの青春映画を上映しました。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-100.html

監督が新潟市出身というのも関心があり、当時の実行委員で上映を決めたと思いますが、
この映画を撮った李相日監督はご存知のようにその後、
「フラガール」「悪人」「許されざる者」と着実に巨匠への道を歩んでいます。

李監督や橋口監督のような
未来の映画界を担う逸材を選ぶPFFで
朴監督や伊藤監督がどのような評価を得るか注目したいと思ってます。

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So long! The Movie



「枕草子を古本屋で探してもらえないか」

昨秋、携帯へ「この空の花 長岡花火物語」の準備の時に、
いやそれ以前からとてもお世話になった大林組(建設会社ではない方)の方より電話がありました。

なんでも大林宣彦監督がAKB48のPVの撮影をするため長岡入りしており、
小道具として「枕草子」の本が必要だからと呼び出されました。
こういった依頼なら喜んで行うので翌日に古本屋を何軒かまわって
「枕草子」を見つけ購入、それと合わせて急きょ必要だからと
木綿の糸も捜して撮影現場の長岡造形大学へ差し入れのシュークリームとともに駆けつけました。

すぐに電話をした方を見つけて「枕草子」と差し入れを渡すと、
「せっかくだから手伝ってくれないか」と頼まれました。
てっきり、この日は準備だけかと思ったらすでにAKBの皆さんも来て撮影を始めてるとのこと。
実際に中庭では大林監督がたぶん結婚式のシーンを撮影中で、
見知ったメンバーが勢ぞろいなのはホントに壮観・圧巻というかただただギャラリーの生徒たちとともに驚いてました。
しかしすでに晩秋であり、時折雨の降る風の強い日であったため、
そんな中で肌を出してるメンバーもいて仕事とはいえ大変だろうなと。

その後は見習い助手として半日、造形大にて正直戸惑いながらも手伝う貴重な体験となりましたが、
(連絡をしてくれた方が骨を折っていただいたおかげです)
なんとなく現場で理解していったのはこれってもしかして
「この空の花2」ではないだろうか?と。
というのもどうも普通にイメージしてるPVと違い、
やや厚い台本があり、著名な俳優さんも来ているし、
さらに小道具として一輪車を目にしたからで、
“映像の魔術師”大林監督のことだからPVというよりも、
これはもう映画ではなかろうかと。
だとしたらこれはAKBのPVというよりも、
完成して全国で売られるとなると、
もはや誰でも知ってる国民的アイドルAKBを起用しての長岡映画・古里映画として再び長岡をPRできるのでは?
この発想はまるっきりなかったので、それに気付いた時は身震いし、さすが大林監督だと唸ってました。
そして大林監督といえば何よりも誰よりも日本映画にアイドル映画という大きなジャンルを築き上げた巨匠、、、

途中、たまたまお昼ごはんに食堂へと向かう大林監督をご紹介していただき、
「『枕草子』の本を見つけてきました」とお伝えすると、
握手をしていただき満面の笑みで「僕は今、枕が欲しいんだよ」と返してもらいましたが、
この笑顔に魅了、というかよく著作を読んでるので、
何より映画撮影が充実してるんだろうと、
眠いといいながらも撮影は快調なんだろうと思いました。

とりわけ印象深かったのはスタジオの中で準備中にお墓をいちばんいい場所へ、
連絡いただいた方と一緒に屈みながら動かし角度を調整し、
ふと見上げたら大林監督の姿がありました。
自分が今、監督や大林組の人と映画の現場にいる、
映画好きとして本当に幸福ではなかろうかと感激しながら。

本番は控えで待機や準備をしてましたが、
撮影前の大林監督の動作や声、一挙一動に神経を集中してると、
やはり印象的だったのは奥様の恭子プロデューサーが監督への心配りや配慮に大変気を遣ってたことでした。
二人の姿はそのまま大林映画の歴史と歩みであり、
数々の傑作を二人三脚で手掛けてるのも存じており、
これも目にしてジーンときておりました。

その後、年明けに完成しやはりPVとしては異例の1時間もある大林映画となってたと知りましたが、
当然、大林監督の趣旨として映画なんだから、
いつかの機にスクリーンで観たいと願ってました。
しかし先回の鎌倉座でもう我慢できずDVDをお借りして(ありがとうございます)
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-125.html
すぐに拝見しやはりアバンギャルドに仕上がってると思い、
あの日、自分が大林組にいたことを見ながら思い返しておりました。
本当に貴重な体験を紹介いただいた方、ありがとうございました。

で、肝心の自分があちこちの古本屋をまわって見つけて購入した「枕草子」は出てきたのかというと、、、

「So long!」
http://www.youtube.com/watch?v=eZ4jYWQh7tE

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台湾アイデンティティー



「日本人にはなれなかった」

昭和20年まで半世紀に渡って日本統治下にあった台湾。
日本語で教育を受けた"日本語世代“と呼ばれる老人たちの肉声に耳を傾ける
「台湾アイデンティティー」が現在新潟で公開されます。

酒井充子監督の「台湾人生」(09)に続く“日本語世代“の老人達にキャメラを向けたドキュメンタリー映画ですが、おそらく「台湾人生」を経た後に出会った老人達が登場し、その声により深く耳を澄まし、台湾人でありながら日本への複雑な憧憬を語る人々を見つめてると台湾人、及び日本人の文字通り“アイデンティー”が揺さぶられるような気がしました。

今作で特に印象に残ったのは登場するお爺ちゃん達が口をそろえて「日本兵になることは名誉だった」と心境を述べていることでした。
彼らは日本兵として立派に戦いながらも戦後は祖国に戻ることが敵わなかったり、日本への複雑な思いを監督に向けて口にします。

その中で少数民族のツオウ族の老人が日本での敗戦で「日本人になれなかった」と感情を抑えながらも涙を流して独白し、取材者に向けて「泣くんじゃないよ」と労りの言葉を投げている場面はちょっとした衝撃に映りました。
老人は酒井監督に向けて言葉を投げたハズですが、当然監督は撮影前に十分な取材をしてからキャメラを回したと想像するものの、この老人が撮影中に予期せぬことを話したか、語られるこれまでの人生を深く察して涙を流したのか想像するしかありませんが、これまでドキュメンタリー映画でよく取材側が対象者の側に入る場面は見たことがありますが、こんな形で受け手が心揺さぶられる場面は初めて観たように思いました。

酒井監督は小林茂監督の「わたしの季節」のリサーチャーとして参加、その縁を知って「第14回長岡アジア映画祭」で「台湾人生」の上映とともに酒井監督と小林監督の対談を企画しましたが、これが大変素晴らしかったのでブログに両監督の承諾を経て書き起こして掲載してます。

そういう時代の中でも「人と人との繋がり」がきちんとそこにあったと、
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-744.html

実は「解けない数学」という言葉は私もそういうことを考えて
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-745.html

「作ってくれてありがとう」という言葉をかけて下さって、
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-746.html

台湾の鬼才ツァイ・ミンリャン監督の「愛情萬歳」を観て映画の舞台の台北を歩きたいと訪れた先で出会った日本語を流暢に話す老人に出会ったことをきかっけに「台湾人生」となったと話してました。

以後、台湾にこだわり続けてますが、やはり台湾を知ることによって日本について考えることとなったというのは大きな示唆のように思います。

ちなみに二作の間に「空を拓く~建築家・郭茂林という男~」という台湾生まれで、日本の高層建築の発展に大きな業績を残した建築家をテーマにした興味深いドキュメンタリー映画も手がけており、こちらも機会があったらぜひ観たいと思ってます。

またこの酒井監督の三作を撮影した松根広隆キャメラマンは橋本信一監督「掘るまいか」や「1000年の山古志」も手がけ、現在、小林茂監督が松之山を中心に撮影してる新作「風の波紋」の撮影にも参加しており、長岡に縁もあるとても男気のある方です。

「台湾アイデンティティー」は9月6日までシネ・ウインドで公開されてます。
http://www.cinewind.com/

「台湾アイデンティティー」 
公式HP http://www.u-picc.com/taiwanidentity/index.html

「空を拓く~建築家・郭茂林という男~」 
公式HP http://www.sorahiraku.com/index.html

本当に余計な余談ですがジャッキー・チェンの後味の悪い映画に「炎の大捜査線」という怪作があり、原題が「火焼島」というのですが「台湾アイデンティティー」を観てようやく意味が理解できました。

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新潟の山あい、長岡・栃尾の美しい原風景が織り成すせつない恋物語



以前、ご紹介しました「長岡ロケなび5周年記念 新潟県ロケ地映画祭inT・ジョイ長岡」にて
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-108.html

長岡出身の五藤利弘監督作「ゆめのかよいじ」の上映に合わせて、
五藤監督と出演者の大桃美代子さんのトークショーが決定したようです。

以下、T・ジョイ長岡の公式サイトから抜粋します。

【日程】
9月21日(土)

【時間】
13:00の回上映終了後

【作品】
「ゆめのかよいじ」

【登壇者】
五藤 利弘 監督・大桃 美代子 さん
※登壇者は、予告なく変更になる場合がございます。

【鑑賞料金】
一律 1,000円

詳細は↓こちらを。

http://t-joy.net/site/nagaoka/information/index.html#info14970

===============================

栃尾で全編ロケされた本作に担当者はエキストラとして参加してました。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1128.html
↑この時点で出演者はまだ公にされてませんが、
ヒロインの石橋杏奈さん、それに今回のトークショーのゲスト、
大桃美代子さんも撮影に参加しておりました。

特に大桃さんはお忙しい中にも関わらず、
五藤監督の長編デビュー作「モノクロームの少女」に続いて、
五藤監督の力になろうとスケジュールをかいくぐって参加。
お昼前に撮影が終わったらすぐに駆け足で栃尾を後にしていました。

この時、目にした大桃さんの姿で印象深かったのは、
中越地震後の炊き出しという設定のため、
大桃さんはボランティアグループのリーダーという役どころで、
ハキハキと被災者を演じるエキストラの皆さんにに豚汁を振舞っておりましたが、
撮影前には一緒に出演する地元のご婦人方に輪の中に自ら進んで入り、
記念写真を撮ってた姿でした。

こんな形でまず現場に溶け込む姿を見て本当に気さくな人なんだと。
そして「第14回長岡アジア映画祭」に「モノクロームの少女」とともに、
ゲストにお越しいただいたお礼を撮影後に伝えることができました。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-598.html

ちなみに昨年公開された本作を観賞し、自分の姿が錯覚のように出てきたような気がしました。
それ以上に驚いてたのはこの炊き出しのシーンにヒロインに恋心を抱く白石隼也さんも出演してたことでした。
その後、「仮面ライダーウィザード」で大ブレイクを果たしましたが、
当時は失礼ながらよく知らないでいたので、
完成作を観て自分は仮面ライダーと共演してたのかと。

また先の撮影レポのブログ記事で「トトロが出てきそうだな」と現地に着き呟いてた
支局長は大桃さんとアドリブで演技をこなしたことに興奮し、
(しかしカットされましたが同じく僅かでも登場)
元々芝居心があったのですが、
この撮影を機に次々と映画出演を果たすことになり、
「冬のアルパカ」では裏社会の男を怪演し、
観た人から「あれは誰なんだ」と評判となってます。

「ゆめのかよいじ」は「モノクロームの少女」で垣間見た試行錯誤が消え、
五藤監督自身がブレることのないスタイルをさらに確立したといっていい作品だと思います。
何より栃尾の里山の美しい風景と美少女の恋物語に
ちょっと疲れてる人に観て癒されてほしいと思います。
あわせて全国各地でも公開されることを期待します。

「ゆめのかよいじ」公式HP http://yumenokayoiji.jp/

予告編 http://yumenokayoiji.jp/trailer/

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「冬のアルパカ」名古屋でリバイバルinシアターカフェ

alpaca1 (1)

「冬のアルパカ」が再び名古屋での上映が決定したようです。
以前、原田裕司監督特集が組まれ「冬のアルパカ」も上映されたシアターカフェにて、
長編デビュー作「できる子の証明」上映にあわせて再び原田監督特集が組まれるようです。

日時は10月26日~11月1日。
上映作品は「できる子の証明」「冬のアルパカ」「壁女」「苦顔」「コーヒー」「カタハイヒコウ」「しがないマスターのある日のできごと」と長編1本に短編6本。

このうち担当者が原田監督って凄い!と唸ってしまったのが勿論、国内及びフランス、ドイツ、イタリアと世界を席巻してる「壁女」もそうですが、大怪作「コーヒー」は身の毛もよだつ面白さでした。

原田監督版「ブエノスアイレス」かもしれない本作。「冬のアルパカ」でヒップホップシンガーを裏切りも含め爽快に演じてた大迫一平さんがレスリー・チェンのようにワガママに振る舞い、同じく「冬のアルパカ」では鬱屈したバイオレンスをなびかせてた借金取りの伊藤公一さんがトニー・レオンのように耐え尽くす姿が印象深かったものの、観客誰もが声を上げて笑ってたトリウッドでの上映は今も忘れがたく残っています。

シアターカフェでの詳細は↓こちらを。
http://www.theatercafe.jp/schedule/screening/icalrepeat.detail/2013/10/26/721/-/

伊藤公一さんから寄稿いただいたプチョン国際ファンタスティック映画祭の
「冬のアルパカ」レポートはこちらを。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-102.html

「冬のアルパカ」予告編はこちら↓を。
http://www.youtube.com/watch?v=5b6l8w5U5SE

名古屋の方はぜひこの機会に!

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アニメひめゆり



「でもまだ私たちは戦争はどこか遠い出来事のような気がしてました」

沖縄の元「ひめゆり」学徒隊の生存者の証言を基にし
昨年完成していた「アニメひめゆり」のネットでの配信も始まりました。

冒頭に書いたナレーションがあの「ひめゆり」学徒隊でも、
戦時中でも「戦争は遠い出来事」と証言することに身震いがしました。

作画と構成を担当したのが「第12回長岡インディーズムービーコンペティション」にて
「よたか」で審査委員賞を受賞した海津研監督です。

http://www.mynet.ne.jp/~asia/15th-12thcompe.html

「よたか」もそうですが1枚1枚手描きにこだわる海津監督だけに、
今回はあえて動画は一部にして、
想像力も働かせてほしいと、ほとんどのシーンを静止画にしたそうです。

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130820-OYS1T00664.htm

これまで「ひめゆり平和祈念資料館」で上映されてましたが、
今回あえて英語字幕つきでネット公開されたのは、
世界中の子どもたちにこの時代だからこそ
知ってほしいというおばぁ達の願いがあるようです。
ぜひこの機会に多くの人たちに見てほしいと思います。

「アニメひめゆり」は↓こちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=4Z-_7fRcreo&feature=youtu.be

ひめゆり平和祈念資料館は1989年に開館しました。元ひめゆり学徒の体験をもとにし­た資料の展示や修学旅行の生徒への体験講話を通し、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝え続­けてまいりました。このたび次の世代に伝えていくための新たなツールとしてアニメ「ひ­めゆり」を制作いたしましたので是非ご覧いただければ幸いです。 

2012年6月23日制作 約30分
企画・構成・監修 ひめゆり平和祈念資料館
制作・著作 ひめゆり平和祈念財団
原画:海津 研 
ナレーション:安里 かれん
編集・構成:中嶋 正夫

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ちなみに「ひめゆり平和祈念資料館」の展示リニューアル事業総合プロデューサーを務めたのが、
おばぁ達の貴重な証言を集めまとめた「ひめゆり」の柴田昌平監督です。

市民映画館をつくる会の時に
「ひめゆり」の長岡上映の際、柴田監督を長岡戦災資料館をご案内した際、
当時の長岡戦災資料館館長が館内にある長岡空襲の戦死者の遺影を並べたのは、
「ひめゆり平和祈念資料館」を見学して参考にしたという話してた記憶があります。

映画「ひめゆり」公式HP http://www.himeyuri.info/index.html

長岡戦災資料館 HP http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/sensai/siryoukan.html 

画像は海津監督の「よたか」です。

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