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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2023年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2023年05月

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西表島



一昨日の『この空の花』の記事を書くために、あちこち検索したら森民夫 ・前長岡市長のブログがヒット。
『この空の花』は当時のこの長岡市長でないと撮れなかったのは確かと思いながらも、
大林監督との交流を綴った記事を読んで、
こういう立場で人脈が豊富な方が今こそ監督の遺志と思う『この空の花』上映会開催を期待したいけど、
などと読んでるうちに、目に留まった記事が↓こちら。

http://tamionet.com/blog/2023/03/%e8%a5%bf%e8%a1%a8%e5%b3%b6%e3%81%b8%ef%bc%81%e9%95%b7%e5%b2%a1%e5%87%ba%e8%ba%ab%e3%81%ae%e4%bb%b2%e5%ba%95%e6%b1%a0%e7%94%b0%e5%85%ab%e9%87%8d%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%a8%e5%86%8d%e4%bc%9a/

勿論、結婚して姓は変わったけどこれは池田さんではないかと。
市民映画館をつくる会、長岡アジア映画祭でスタッフとしてお手伝いいただいた方。
中国語が堪能なので今は無きアパレル研修会館へ中国の研修生相手に映画上映会を企画した際、
挨拶で通訳をお願いしたら、あまりにも流暢な中国語で当の研修生が驚きの声とともに拍手をしたほどでした。

とはいえ担当者は屋久島へご主人と移住すると聞いたような記憶は勘違いであれは西表島だったのか、
つくる会で送別会を開いた後は音沙汰も風の噂もなくなって、
漠然と元気でやってることだろうと思ってましたが、まさかこんな形で近況を知ることになるとは。
しかし森市長と以前からお友達だったとは初めて知りました。

ついでにご夫妻で経営するこのゲストハウスをググったら、
この類はいつも辛口のレビュー欄はどれも大絶賛なので西表島に行く機会もないけど、
もし旅行を考えてる方はこの宿を選んではいかかがと。
池田さん、シネマチャオの受付のバイトもやってトイレ掃除など汚れ仕事もやってたことが、
多少、活かされてるのでは。

しかし八重山の八重子さん、なんて書いててハタと気づきましたが、
三上智恵監督の作品を観ると八重山諸島は緊迫してる事態で、
これでなんというか他人事に思うことが一層出来なくなりますが、
お元気で、ご活躍を。
ところでかの地で『この空の花』見て故郷を思い出したりしたのか気になります。

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身近な韓国 ~春の韓国文化祭~



駐新潟大韓民国総領事館主催のイベント「身近な韓国 ~春の韓国文化祭~」が5月26日(金)~5月28日(日)に
クロスパル新潟で開催され、入場無料で韓国映画の人気作も上映されるのでご紹介します。

1. 日時·場所:2023年5月26日(金)~5月28日(日)、クロスパル新潟

2. 内容:映画『観相師』、『JSA』、『空と風と星の詩人』の上映及びトークショー / K-POPうた教室・ダンス教室

- 5月27日(土)10:00~10:30 セレモニー及び韓国キンパセットをプレセント

3. 参加費:無料

4. 定員:各イベントによる(先着順)

5. 申し込み方法:添付ファイルを参照

6. 申請及び問い合わせ:(公財)新潟市国際交流協会(025-225-2727)

https://overseas.mofa.go.kr/jp-niigata-ja/brd/m_23481/view.do?seq=62

↑詳細はこちらを。

年明けに懐かしの航空パニック映画の趣気も感じた『非常宣言』に大興奮してましたが、
その一因にイ・ビョンホン、ソン・ガンホ二大スター共演というのがあって、
『JSA』から二十数年、共に国際スターとなった二人が、
おんなじ場面はほとんどなかったけど、
それでも日本が到底追いつけない怒涛のエンターテイメント大作の中で、
事件解決に奮闘する二人の雄姿を観てるだけで何やら熱いものが込み上げてきました。
今回『JSA』が上映されると知り、そんな感慨を抱きました。
しかし『JSA』の監督ってパク・チャヌクだったと思い返し、
『別れる決心』を観てミステリーが題材とはいえ『JSA』と同じ監督とは思い浮かびませんでした。

あと駐新潟大韓民国総領事館と聞いて思い出すのはチェ・ジンシル主演の涙のラブストーリー『手紙』
というのも『八月のクリスマス』や『シュリ』が日本公開される直前に駐新潟大韓民国総領事館は
確か新潟県民会館でこの『手紙』の無料上映会を開催、
思えば国を挙げての韓流の先兵として自国のまだ未公開の良作に字幕を付けて、
韓国に親しんでもらおうという主旨だったと思うのですが、
自国の紹介も兼ねた文化活動に映画を使うというのは、
その後の韓流ブームを思うと正解だったと。

「第5回長岡アジア映画祭」でこの『手紙』を上映。
駐新潟大韓民国総領事館に依頼し韓国文化院が手配したような記憶があり、
上映当日に当時は劇場公開されてなかった本作を、
映画祭など自主上映会を調べて全国各地を足を運んで観賞してるという熱心なファンが
観にいらして驚きましたが、
それとともに前評判も知ってる俳優さんもいないけど、
なんとなく良さそうな映画なので観てみたら、とんでもなく泣かされてしまったという
お客様もいたハズで、それもまた映画祭の醍醐味だろうと思いました。

ついでに映画祭を立ち上げた時に駐新潟大韓民国総領事館に依頼し、
韓国の巨匠イム・グォンテク監督の歴史大作『開闢』を貸していただき、
チラシができたので当時の市民映画館をつくる会会長とともに
駐新潟大韓民国総領事館へ赴き総領事に御礼も兼ねた挨拶に行ったところ、
チラシを目にして朝鮮民主主義人民共和国のアクション大作『怪傑、洪吉童(ホンギルドン)』も上映するので、
総領事はそこに目がいき感心を持ったようでした。

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再び「まだ、戦争には間に合いますか?」



大林宣彦監督のファンで『この空の花 長岡花火物語』にもエキストラ出演をしたNさんより、
大林監督が義父だというマンガ家の森泉岳土先生が大林監督との日々を綴った
「ぼくの大林宣彦クロニクル」が読み始めたらとまらないと感想が送られてきました。

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334953713

いづれ読んでみようと思いながら、
大林監督というと昨年のこのブログでウクライナ侵攻のあとに

まだ、戦争には間に合いますか?
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3330.html

という記事を書いた覚えがあり、
『この空の花』のフレーズ「まだ、戦争には間に合いますか?」は公開時観てイマイチ、ピンと来なかったのが、
今はビンビンに響くので長岡市主催で『この空の花』上映会を開くべきでは?
これでは宝の持ち腐れではないかとNさんにお伝えしたら、
「この空の花」花火は打ち上げても上映会をやらないのはほんとに宝の持ち腐れですね、と同意くださいました。
日頃、おかなしなことばかり考えてるのでほっとしました

実際、台湾有事やJアラートで煽りまくって防衛費予算の捻出のため大増税、沖縄・先島諸島の自衛隊配備など、
キナ臭く見えることをやってるのが大林監督と同じく広島出身の総理というのは、
戦争を忌み嫌っていた大林監督が生きてたらどのように映ってメッセージを発信してただろうかと思ったりします。

しかし今ほど気づいたのが『この空の花』の公式HPはいつの間にか削除されてたようで、
http://konosoranohana.jp/
勿体ないというか、記録としてこれこそ残しておくべきではなかろうかと。

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汁無麻婆茄子麺を食べながら



三条のTさんから三条で開催するかもしれない映画上映会について、
三条駅近く「ちはや」で相談を受けランチをしながら話しこみました。

Tさんは人がいいせいか環境、護憲、労組、ボランティアなどの各団体の活動に引っ張りだこで顔が広く、
生前の中村哲先生が雑誌のインタビューでアフガニスタンでの活動は
憲法9条に守られてた旨で発言してたことを思い出したので、
『劇場版 荒野に希望の灯をともす』長岡上映会を三条の九条の会へ紹介をお願いしたら、何名かお越しくださいました。

Tさんと話の中でお礼を伝えながらも県内各地に九条の会があるハズなのにネットで検索してもよくわからないので、
例えば新潟県全体を仕切る九条の会がホームページを立ち上げて、
各地の九条の会の連絡先をまとめてリンクすればいいのではないか、
関心持った人が見て入会するかもしれないのにと提案したものの、
いろいろ事情があってできないようなこと。
そんなこと言ってるようでは亡くなった大江健三郎先生が呆れてるんじゃないかと。

長岡の九条の会は事務局だと思ってた場所が違ってて、
人づてに連絡先を探して紹介し会員の方が観に来ていただき感動した、という話を聞きましたが、
なんというか新潟県内だけでもまとめてもらえないかと。

ちなみに広島の九条の会から意見広告への賛同依頼が来たと伺いましたが、
新聞の発行部数が激減してる中、やってる感だけで終わるのではないか。
広島の日本会議は根強く暗躍し念願かなって教育現場から「はだしのゲン」を取り上げたんだから、
聞く耳持たない広島出身の現総理に「はだしのゲン」全巻送り付けて最初から読み直せ、と一言添えたらどうかと。
などとお店を出ても話し込んでたら、
「並んでるの?」と声がした方を向いて目にしたのは新潟4区の改憲派の政党の国会議員でありました。
こんな庶民的なお店にも来るんだと、
目の前の二人が護憲について話しあってたことは気づいたでしょうか。

ちなみに二人とも画像の期間限定メニュー「汁無麻婆茄子麺」半ライスサービスを注文、
Tさんは麻婆をごはんに載っけ、
こちらは茄子をごはんに載っけていただき、どちらも美味しかったハズです。

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「良心を束ねて河となす 〜医師・中村哲 73年の軌跡〜」



再び中村医師のTVドキュメンタリー番組再放送のお知らせです。毎回直前のお知らせですが、明日4月27日(木)下記番組が9回目の放送になります。

4/27(木) 23:20~0:59
NHK‐BS1 BS1スペシャル「良心を束ねて河となす 〜医師・中村哲 73年の軌跡〜」

よろしくお願いいたします。

谷津賢二

https://twitter.com/kouya_2022/status/1651132083136503808

↑劇場版『荒野に希望の灯をともす』公式ツイッターが更新され、
中村先生の番組の何度目かの再放送が明日の夜に放映されるそうです。
谷津監督の名前で更新してあるので、
これも谷津監督の作品かと思ったら、
https://ndn-news.co.jp/tv/781/
↑こちらにディレクター 櫻木まゆみとあり、
主にテレビドキュメンタリーで活躍されてる方で
『劇場版 荒野に希望の灯をともす』では編集を担当されてます。
谷津監督はこの番組では撮影を担当、
朗読は最近は俳優としても大活躍の塚本晋也監督。
しかし共同でクレジットされてる撮影者の辻智彦カメラマンって、
若松孝二監督『キャタピラー』を手掛けたばかりか、
「第15回長岡アジア映画祭」で『キャタピラー』を上映した際に、
監督、スタッフ一同を車に乗せて東京から長岡まで運転された方でした。

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「良心を束ねて河となす 〜医師・中村哲 73年の軌跡〜」
初回放送日: 2020年12月28日

2019年12月、アフガニスタンで銃撃により命を落とした医師・中村哲。長年、戦乱が続く地での医療活動に、飢餓を救うための用水路建設に奔走した中村の生涯に迫る。

中村は、戦乱が続くアフガニスタンで活動を続け、医療体制を整備。さらに、用水路の建設で荒れ果てた土地を恵み豊かな大地へと変え、65万人分の食料生産を可能にした。九州福岡出身。元々精神科医師だった中村が、なぜアフガニスタンに傾注していったのか。そこには、どんな思いがあったのか。番組は、生い立ちや仕事を知る20人余りにインタビュー。さまざまな活動を記録した貴重な映像と共に、医師・中村哲の足跡を振り返る。

BS1 4月27日(木)午後11:20~

https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/YMVW8211JW/

劇場版 『荒野に希望の灯をともす』長岡上映会に届いた谷津賢二監督のメッセージ。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3709.html

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「ほとんど人力」

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とある映画を観る前に予習として鈴木エイト氏の「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」を読もうと、
まちやまの書棚を探してたら「ほとんど人力 菅原文太と免許皆伝の達人たち」という本を見つけ手に取りました。

東日本大震災後、文太兄ィが俳優業に見切りをつけ農業に専念しながら震災や原発、沖縄に忖度なしで発言してた頃の対談集で、対談相手の一人に中村哲先生が。
確か文太兄ィはDVDが発売されてる中村先生のドキュメンタリーのナレーションをやっており、
その縁での対談だと思いますが、用水路建設に尽力してる話を中心に、
自然の力に畏敬の念をこめながら作業をしてること、
終始和やかに話され最後に「必要とされなくなるまで働きたい」との言葉で締めるのは、
文太兄ィも亡くなったことを思うとなかなかしんみりとこみあげるものが。
この中村哲先生の章のタイトルが「ほとんど人力」で、
これが文太兄ィは気に入ったのか、この対談集のタイトルにしたのではと。

他に対談者は金子兜太、大田昌秀、古賀茂明、関野吉春、黒田征太郎、鳥越俊太郎(敬称略)という面々が並び、
震災、原発、沖縄の他にも経済、思想、憲法、戦争、農業について忌憚のない意見を延べ、意見に耳を傾ける中で、
異色に思ったのは西部邁氏。
文太兄ィと立ち位置が違い「もう戦地に行けないアンタが戦争礼賛しちゃいかんよ。」と西部氏を窘めながらも、
互いに意見を言い合いながら着地点に到達する、両者ともに大人な対談でサスガに思いました。
そんな西部氏もいなくなってしまいましたが。

あと“『震える牛』に震えてしまった”というタイトルで小説家・相場英雄氏との対談は、
農業に転じた文太兄ィにとって小説のテーマである食品偽造は深刻な問題として受け止め、
「大手スーパーで売られてるハンバーグが食品ではなく工業製品」が食べられてることに
大変感心を持って話を文太兄ィは聞いており、
この相場英雄氏は三条出身だと以前から耳にし、
これを機に作品を読んでみようかと思いました。

最後に『劇場版 荒野に希望の灯をともす』を上映してから、もう一か月になり、
上映後も感想を送ってくださる方がいるので、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3708.html
↑こちらに追加で感想を掲載しています。
改めてありがとうございます。

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モヨ・チルドレン・センター 佐藤南帆  新代表 講演会 @見附・新潟

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故・松下照美さんの遺志を継ぎケニアの子どもたち支援活動を続ける
モヨ・チルドレンセンターの新代表となった佐藤南帆さんは、
現在、松下さんに倣って日本で全国行脚を決行し各地で講演会及び報告会を開催しています。
スケジュールは↓こちらを。

https://twitter.com/MoyoChildren/status/1641737801493532673


5月14日のアフリカンフェスタ in ながおかでの講演がクライマックスになるかと思いますが、
https://africa-nagaoka.jimdofree.com/
その前に5月11日見附、5月13日新潟でも講演会の開催が決定したのでご案内いたします。

* モヨ・チルドレン・センター 報告 講演会
『ケニアの子どもたちと奮闘1年』  講演  新代表 佐藤南帆

日時: 5月11日(木)18:30〜(開場 18:00)
会場: 見附市アルカディア小ホール(見附市役所となり)
参加費:500円
主催: モヨ・チルドレン・センター長岡
問 : 080 5062 7642 (事務局)
後援: 見附市国際交流協会

*講演 『(仮題)子供たちの自立支援とNGO』 講師 佐藤南帆代表

日時 5月13日(土)14時~ (開場 13時半)
会場 新潟大学駅南キャンパス ときめいと講義室B
入場無料
主催 新潟県青年海外協力協会
協力 モヨ・チルドレンセンターを支える会、JICA東京

以前にも何度か書いたハズですが、
佐藤代表を目にしての感想は、こんな輝いてる女性が本当にいるんだと。
なんというか、この輝きに触れるだけでも価値があるように思います。
機会があったらぜひとご参加をお勧めいたします。
画像は昨年、6月のアオーレ長岡での就任最初の報告会。
結構、衝撃的な話が飛び出し、そんなさなかでの活動に本当に頭が下がる思いでした。

モヨ・チルドレン・センター公式HP https://moyochildren.com/

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リアル センキョナンデス

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アオーレ長岡へ上映会の作業などに赴くと、
平日でも市役所側、情報ラウンジと呼ばれてたところが、
マイナンバーカードの申請窓口となり、
いつも長蛇の列になってるのを見て、
あれほど漏洩やトラブル続きに見舞われながらも、
何より進め方が早急、強引すぎて胡散臭いのに
お上のやることに疑いもせずにマイナポイント目当てに並んでるのを見て、
あぁ、次の選挙も自由でも民主的でもないと言われても仕方ないことしてる党が勝つんだろうなぁ、
と思ったら案の定、統一地方選挙前半の新潟県議選の長岡三島郡は
野党がかろうじて1議席死守した他は政権側の圧勝となりました。
これ以上、調子に乗らせてホントにいいのでしょうか。

本日は後半、長岡市議会議員選挙の投票日。
担当者は三条モンなのでお門違いですみませんが、
それでもお世話になってる議員さん達が数名いるので、
新人候補が大勢出馬し大混戦となった模様、
皆さん当選していただきたいと願っています。

今月、大島新プロデュース、ダース・レイダー×プチ鹿島監督『劇場版 センキョナンデス』を観賞。
注目の選挙区に赴き選挙活動してる候補者に直接質問をぶつけて、どのような反応をするのか、
まずは「香川1区」に足を運びうどんを食べ店を出たら目の前に小川淳也候補の姿を発見!
という形で各候補者の素の素顔が垣間見れて撮影し、
香川に続いて大阪に足を運んださなか、
安倍晋三氏が凶弾に倒れるという大事件が飛び込み、
天敵と思われてた野党候補者が涙ながらに安倍さんへの思いを語るシーンが白眉でした。

本作を観た後、担当者が応援する議員さんたちはこんな形で応えてくれそうに思いましたが、
中にはこちらを快く思わない議員さんもいるので、どう思うんだろうと一度やってみたい気が。
先に新人候補が大挙出馬と書きましたが、
期間中に長岡駅東口で演説してた若い候補者が何やら政治に関心があり立候補云々と演説、
それなら長岡上映会を開催した『なぜ君は総理大臣になれないのか』『はりぼて』『香川1区』は観に来たのかと
詰め寄ろうとしましたが思いとどまりました。
先の応援する議員さんのうち一人は3本とも観に来て喜んでいたので。
実際、選挙の当事者からすれば一般客が観る違う視点で面白く観れるハズなのに、
全市議会議員さんにDMを発送して紹介しましたが、
ほとんど観に来てもらえなかったのは今も残念に思ってます。

最後に前半で上越から新潟県議会に立候補した馬場秀幸弁護士が当選しました。
馬場弁護士には『標的の村』『戦場ぬ止み』長岡上映会では沖縄の基地問題と憲法9条を絡めてお話しいただきました。
まさか協力いただいた方が県議会議員になるとはと嬉しく思い、ご活躍を期待します。
おめでとうございます。

『劇場版 センキョナンデス』公式HP https://www.senkyonandesu.com/

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ブラフマーストラ



担当者の近所の映画館、イオンシネマ県央で明日ついに『RRR』の応援上映が開催。
ずっとロングラン公開を果たしていたので、ついにここまで来たかと思いました。
とはいえ『RRR』はとても面白かったとはいえ、
インドと言えばガンジーの無抵抗主義によって独立したことを思えば、
過剰なまでにマッチョで暴力を徹底的に貫き通すところが若干引いてしまったのも事実。
最近、インドでも歴史修正という名の改ざんがはこびり、
ガンジー暗殺は現政権にとってよろしくないので教科書で教えなくなった、
なんて記事を読み関係あるんだろうかと。

それよりも担当者はインドと言えばシャー・ルク・カーン、
思い募ってシャー・ルクと当時世界一の美女と言われたアイシュワリヤ・ラーイを観たくて、
本場インドまで足を運んでみたものの、
結局二人の作品は公開されておらずサルマン・カーンの能天気なラブコメを現地の映画館で観て、
それでも満足しておりました。

最近のシャー・ルク不足に嘆いてたところ、
イオンシネマ県央に昨年全米初登場2位となったという『ブラフマーストラ』のチラシが。
よく読むと出演者の一人にシャー・ルク・カーンの文字が。
とうとうイオンシネマ県央でもシャー・ルク・カーンが拝めるのかと喜び、
公式HPを確認し予告編を見たらシャー・ルク・カーンが出てこないので不安を覚えましたが、
シャー・ルクと名作『時に喜び、時に悲しみ』で父親役を演じてたアミターブ・バッチャンも共演、
どうもボリウッド映画3世代の大スター揃い踏みというのが、
インドでの売りのひとつのようで派手なCGとインド古来の神話を融和させたようなストーリー、
確かに最近のマーベル映画に通じるものを感じてアメリカでも大ヒットというのもわかる気が。
たぶんズレてる解釈ですみません。

シャー・ルク・カーンは長岡アジア映画祭で『DDLJラブゲット大作戦』と
マニラトナム監督の社会派『ディルセ・心から』を上映。
特に『ディルセ・心から』の冒頭の列車上での脅威のマサラダンスと
インド映画のお約束を超えた悲劇を演じてたことで特別なスターとして君臨してます。

永遠の若僧だったのが調べたらもう57歳と知ってクラクラしましたが、
最近では何かと物議を呼んだというアクション大作『Pathaan』が紛れもなく主演作で大ヒットしたそうで健在なのは嬉しく、
これも『RRR』のブームに乗って日本でも公開してほしいと。
その前に当然5月12日からイオンシネマ県央で公開だという『ブラフマーストラ』、
主役はともかくシャー・ルクとアミターブ・バッチャン目当てで観に行きますよ。

https://brahmastra-movie.com/

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カクトウギのテーマ



東京都都知事
小池百合子様
突然のお手紙、失礼します。
私は音楽家の坂本龍一です。
神宮外苑の再開発について私の考えをお伝えしたく筆をとりました。
どうかご一読ください。
率直に言って、目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません。
これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵を得るのは一握りの富裕層にしか過ぎません。この樹々は一度失ったら二度と取り戻すことができない自然です。
私が住むニューヨークでは、2007年、当時のブルームバーグ市長が市内に100万本の木を植えるというプロジェクトをスタートさせました。環境面や心の健康への配慮、社会正義、そして何より未来のためであるとの目標をかかげてのこと、慧眼です。NY市に追随するように、ボストンやLAなどのアメリカの大都市や中規模都市でも植林キャンペーンが進んでいます。詳しくはこちらの記事をご参照ください;
https://globe.asahi.com/article/14629731
いま世界はSDGsを推進していますが、神宮外苑の開発はとても持続可能なものとは言えません。持続可能であらんとするなら、これらの樹々を私たちが未来の子供達へと手渡せるよう、現在進められている神宮外苑地区再開発計画を中断し、計画を見直すべきです。
東京を「都市と自然の聖地」と位置づけ、そのゴールに向け政治主導をすることこそ、世界の称賛を得るのではないでしょうか。
そして、神宮外苑を未来永劫守るためにも、むしろこの機会に神宮外苑を日本の名勝として指定していただくことを謹んでお願いしたく存じます。
あなたのリーダーシップに期待します。

令和5年2月24日
坂本龍一

https://www.tokyo-np.co.jp/article/243643

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教授の訃報から今も追悼番組や追悼記事が途切れることなく続いており、
改めて大きな存在だと認識 「芸術は長く、人生は短い」を文字通り全うしたと思います。
この場を借りて遅ればせながらご冥福を。
なんというかジュリーに続いてコドモ心に美形でカッコいい男だと思ってたので、
なかなか思い入れが深い分、書けずにおりました。

先の遺言と言ってもいいかもしれない神宮外苑の森林伐採反対のメッセージを東京都知事に送り、
一笑したことで都知事の器の小ささが思い知らされ、
「たかをくくろうか」と口ずさんでましたが、
社会活動家としても全うしたこと、
今回の訃報を受けて高校時代からガチで学生運動に身を投じてたこと、
一度は口を閉ざしたものの90年代から長期的な視野で発言と行動をしていたことを知りました。
ご本人曰く「見て見ぬふりをするというのは僕にはできない」

今思えばそれを踏まえて『MINAMATA』の映画音楽での参加ではなったかと。

池谷薫監督のFBの記事で知ったこと。
https://www.facebook.com/kaoru.ikeya.1/posts/pfbid0E2KskgqUEBYxjG8hLcXpvsmHa17NL11HL4C8tNpGvMD9RM25qj2Wc1EWdwa7MGuVl

池谷監督の陸前高田の友人が東日本大震災支援で
全額、教授が寄付して(!)建てられたという仮設住宅に避難生活の後に入居。
訪問する教授に感謝を伝えようと娘さんが一生懸命練習したピアノで「戦場のメリークリスマス」を弾くと、
「ピアノをつづけてね」とやさしく言ってくれ、以後もこの被災者家族と交流を続け支援をしたとのこと。

“教授”のニックネームからしてクール、あと若き日の結構生意気な伝説を知ってただけに、
こんな温かい人だったのか、最期まで誤解をしてたのは申し訳ない思いがしました。
そしてやはり最期までカッコよかったと。

『戦場のメリークリスマス』のサントラはLPで、
『ラストエンペラー』はCDで何度も何度も繰り返し聴いてたのに、
教授の訃報を知り、真っ先に脳裏に流れたのが「カクトウギのテーマ」

カクトウギのテーマ - 坂本龍一&カクトウギ・セッション
https://www.youtube.com/watch?v=Sr9FKcQxiVw
(ドラムはもちろん高橋ユキヒロ氏)

全日本プロレス中継で次期シリーズに来日するガイジンレスラー紹介の際に流れ、
ムチャクチャカッコよくて、これが教授が作ったと知った時はかなりの衝撃が。
教授御本人はプロレス番組に知らない間に使われてたことにムッとしたそうですが、
ジェフ・ベックの「スターサイクル」、セルジオ・メンデス「オリンピア」のインストとともに昭和プロレス者は
自然とあの時代の名レスラーの雄姿を思い出して熱くなったりしてました。

とはいえどういう経緯かダンプ松本に曲を提供してるのでプロレスが嫌いというわけではないようですが。

MAJI / ダンプ松本
https://www.youtube.com/watch?v=q7YzM972KzY

ボーカルはともかく曲はやはり無駄にカッコいいです。

他にもデヴィッド・シルビアン、イギー・ポップとのコラボ曲は聴いてたものの、
今回の訃報でホリー・ジョンソンとまで組んでたと知って驚かされました。
改めて世界が放っておかない存在だったんだと。

Ryuichi Sakamoto featuring Holly Johnson - Love & Hate
https://www.youtube.com/watch?v=qqMd3J7Xb4k

今年のカンヌ国際映画祭で是枝裕和監督の新作『怪物』がコンペ部門で上映。
教授はこの作品に曲を提供してることで奇しくも
1983年に『戦場のメリークリスマス』で映画音楽家としてもデビューしたカンヌで円を閉じる形になりますが、
あらゆるジャンルの音楽と「見て見ぬふりができない」人たちの間で教授は生き続けることとを思い、
改めて合掌。

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「Rock 'n' Roll High School」から「じゅんちゃん」へ

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『波の下、土の上』 『春を重ねて』 『あなたの瞳に話せたら』とNさんとともに観賞後、
さらにハシゴしたのはシネ・ウインドで公開されてる真逆を行くよな『ロックンロール・ハイスクール』!

Nさんはロックにうるさいながらもラモーンズは聴いてなかったと後で知ったものの、

http://www.tapthepop.net/scene/40811

↑こちらのネット記事によればロジャー・コーマンの発案で最初は『ディスコ高校』だったのが、
アラン・アーカッシュ監督のディスコじゃ学校は破壊できないとロックンロールに変更、
それにラモーンズ主演でという夢みたいなことを実現、
しかも下積み時代のジェイムズ・キャメロンが俳優にコーヒーを配ってたという逸話まであるカルト作。

観たら確かにアラン・アーカッシュはジェイムズ・キャメロンより才能ないかもしれませんが、
ラストは威張り腐った校長が牛耳る高校を本当に爆破してしまい、そこにラモーンズがいることで、
映画史に残る偉業を成し遂げたように思いました。
多分、当時の多くの全米のティーンエイジャーの願望を映画で実現したことに。

その後はおでん屋さんの「じゅんちゃん」でおでんとお酒であちこちに寄り道しながら本日の反省会を。
ちなみにこの日の万代某所であの大仁田厚が電流爆破デスマッチを敢行!
互いにプロレスについてもうるさいものの、
電流爆破マッチはまだ見た事ないのでお互い夢想しながらお酒を飲み干してました。

映画にロックにプロレス(夢想)とおでんとお酒と正しい休日を過ごしておりました。
Nさん、どうもありがとうございました。

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『人生フルーツ』 @コミュニティシネマにいがた



長岡でも3回上映会を開き、その度にお客様がたくさんお越しいただき、
全国でも記録的な大ヒットとなった『人生フルーツ』がこちらでは何度目になるのか、
コミュニティシネマにいがた主催で5月7日に開催とご案内が届いたのでご紹介します。

長岡上映に来た際、伏原健之監督は宮内駅で下車し生姜醤油ラーメンに舌鼓を打った後にアオーレ長岡に来た覚えが。
今も東海テレビに在籍し『人生フルーツ』の後には「藤井聡太」「河村たかし市長」「ジブリパーク」「センチメンタル・シティ・ロマンス」をテーマにしたドキュメンタリー番組を演出もしくはプロデュースの他、「ネバー・ギブアップ!竹島水族館ものがたり」というドラマを
初演出と興味深い活動も。
はたして『人生フルーツ』のようにテレビから劇場公開される作品は現れるか注目してます。

5月7日の『人生フルーツ』新潟上映会の詳細はこちらを↓

【『人生フルーツ』上映会】
■上映日|2023年5月7日(日)
■上映時間|➀10:00~、➁14:00~[各回15分前開場]

■会場|クロスパルにいがた 4F 映像ホール
■会場住所|新潟市中央区礎町通3-2086

主催|コミュニティシネマにいがた

■問合わせ先
E-MAIL|c.cinema.niigata@gmail.com

http://www.tofoo-films.jp/lifeisfruity/?p=4110

https://www.facebook.com/events/958075765207622/?acontext=%7B%22source%22%3A%2229%22%2C%22ref_notif_type%22%3A%22plan_user_invited%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D&notif_id=1681710662764793&notif_t=plan_user_invited&ref=notif

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春を重ねて  あなたの瞳に話せたら



世界が全体に幸福にならない
うちは、個人の幸福は
ありえない・・・・・

宮城県石巻市大川小学校と聞いて思い出すのは、もちろん児童と教職員計84人が犠牲になった東日本大震災での悲劇。
震災直後に仲間の監督とともに被災地へカメラとともに取材を慣行した森達也監督がネット記事で紹介したのか、
大川小を取材に赴いた際に目にした宮沢賢治の壁画の言葉を書き写してて強烈に印象に残ってます。

昨日に続き「ある春のための上映会」
佐藤そのみ監督はその大川小の卒業生であり、妹さんを被災で亡くしたといういわば当事者。
その体験を基にした劇映画が『春を重ねて』
震災後の中学生の少女二人の想いを大変繊細に描きながら、
ずっと残る不条理を前に立ちすくむことがやるせなく被災者の心情が伝わってきました。
しかも実際の大川小で撮影したことも観てるこちらはやはり背筋が伸びる半面、
この校舎がUFOに見える謎のオブジェが飾られており、
劇中うまくセリフにつなげてましたが観終えてもあれはなんだったのかと。
映画には震災を体験した人たちを俳優やエキストラとして起用、
特に結構えげつない質問をする記者を実際に取材した記者が演じてることで、
『アウトオブキリング』を想起したという感想があったそうですが、
大震災という枠からすれば『そして人生はつづく』『オリーブの林を抜けて』をどこか自分は想起しておりました。
(キアロスタミを挙げるのは今は微妙ですが)
ただパンフレットによれば佐藤監督は影響を受けた作品として『牯嶺街少年殺人事件』を挙げており、
中でも大人たちの世界の葛藤が少年たちが絶えず影響を受けてることを指摘し、
自作にうまく取り入れてることになるほどと思いました。
同行したNさんも思ってた以上にしっかりした映画だったと感銘したようでした。

もう1本がドキュメンタリー映画で『あなたの瞳に話せたら』は監督も含めて3人の大川小卒業生の若者が、
亡くなった遺族や友人に向けて手紙を書き震災を経た今の姿を記録したもの。
この時点で小森監督との接点は無かったハズなのに『波の下、土の上』と共鳴する思いが。
佐藤監督はじめ当事者としてそれぞれが失った者へ恥ずかしくないように生きることをテーマにしているだけに、
担当者は自分を振り返り恥ずかしい思いとなって観てましたが
中でも監督と同じく妹を亡くした女性が昼職とともに夜職をしながら、
妹の分まで楽しく生きると前向きな姿にある種の覚悟を感じて見入ってました。
また被災したままの傷跡を残す大川小校舎を存続するか否か、地元ではかなり考えが分かれた件について、
監督は学生時代に残すことで声を挙げながらも、
映画を制作した大学生の時に「残すことが良かったのか」と揺れ動いてることも興味深かったので、
上映後の監督に今の気持ちについて尋ねたら、理論整然と答えていただき、
そこにバランス感覚も秀でてることを知り、信頼できる映像作家だと思いました。
現在は映画配給会社に勤めており、しばし自身の念願だった被災経験をテーマにした映画を撮り終え、
次回作は東京をテーマにしたいと話してましたが、お忙しいお仕事なので次回作の撮影はまだ先に思いながらも、
また新作が完成した折にはぜひ観賞をしたいと名前を最近忘れっぽくなった脳裏に刻みました。

小森監督は佐藤監督とひょんなことから知り合い『春を重ねて』を観てこれは素晴らしいと
ぜひ上映会を開きたいと各地で「ある春のための上映会」と名付けて動き、
今回は縁のある新潟での上映の機会となった次第で、
小森監督が新潟に移住したのなら、より一層文化的な面で新潟が飛躍する機会と感じた一貫が、
今回の上映会だと思います。

ちなみに客席には『空に聞く』長岡上映会に観に来た人が結構いて嬉しく思い、
トークの司会をした大高さんもその一人だと気づいたものの、
それ以前にいつぞや新潟で大高さん主催の映画上映会があると知り、
見ず知らずの大高さんに電話してこちらの上映会チラシをお客様に配布のお願いをしたら、
快諾いただいたことを思い出しました。
遅ればせながらこの場を借りてお礼をお伝えします。
その節はありがとうございました。

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世界が全体に幸福にならない
うちは、個人の幸福は
ありえない・・・・・

↑しかし何度も呟いて実現難しく理想だとしても重いことばです。

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波の下、土の上



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3695.html
↑こちらで紹介した小森はるか監督+佐藤そのみ監督の作品上映会「ある春のための上映会」に、
長岡でトップクラスの小森監督ファンのNさんとともに参加しました。

お二人の舞台挨拶後に小森はるか+瀬戸夏美監督作品『波の下、土の上』が先に上映。
2014年作品で小森監督曰く「復興工事の喪失」だという、
大津波の後の風景も復興工事によって風景が変わっていく中で、
震災後に会った3人の陸前高田の人々の声を聞き歩調を合わせるように綴った秀逸な映像作品。

最初に登場したのが『空に聞く』の主人公のラジオパーソナリティ、阿部裕美さん。
『空に聞く』を観たばかりなので、耳馴染みのよい声にちょっぴり懐かしさもこみ上げたりと。
津波によって更地となった自宅や実家の跡地で失ったご両親と故郷への思いを、
阿部さんの声で綴り、映像として編んでいくのが観ているこちらに心情が伝わり次第に揺さぶられていくような作品。
この阿部さんの語りのテキストは阿部さんへの取材を瀬尾夏美さんがテキスト化したものを読み上げていく形で収録したそうですが、映像とあわせて、これ以上足さずに引かずにいる絶妙な塩梅の山崎のような作品、
時にスリリングにも映ったりして引き込まれていきました。

さらに三人目のいづれ復興工事現場となる場所で花を育てる女性の1編は、
同じく取材したものをテキスト化し読んでもらおうとしたところ、
女性が忙しくなり、その時間がないとなったために、
その女性の取材した一人称語りと瀬尾さんの外部からの視点が交錯する、
捻った展開となったうえで瀬尾さんが語りを担当したと聞き、
小森監督とセットで脳裏に刻まれた作家・画家だという瀬尾夏美さんのまだ見ぬ姿が余計に大きく感じられました。
正直、小森+瀬尾コンビの長編『二重のまち / 交代地のうたを編む』は取っつきにくく感じたので(すみません)、
この『波の下、土の上』を観たうえで再度観賞したなら違う感想を持つように思います。

『波の下、土の上』はまだ習作という位置づけではないかと勝手なことを思ってましたが、
3人の登場人物とともにあの日と亡くなった人たちへ思いを馳せることができた大変素晴らしい作品でした。
劇場公開の予定はないそうで残念に思ったものの、
こういう上映会で観賞できて本当に良かったです。

しかし『波の下、土の上』とは柔らかい字面として読めるものの、かなりハードな意味も読み取れる優れたタイトルです。

画像は上映後のサイン会での佐藤監督と小森監督です。

Komori Haruka + Seo Natsumi
http://komori-seo.main.jp/blog/

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「アフリカンフェスタ! in ながおか」 協賛金のお願いとスタッフ募集 


© 2018 BOY WHO LTD / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE / PARTICIPANT MEDIA, LLC

5月14日(日)アオーレ長岡で開催される“アフリカンフェスタ!in ながおか 2023”では以下のように
協賛金のお願いとスタッフ募集を呼び掛けているので、お知らせします。

https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

<協賛金のお願い>

「モヨ・チルドレン・センター」および「アフリカンフェスタ!inながおか」の活動に対し協賛金を募集しております。
協賛金額:1口3,000円(何口でも結構です)
御礼として映画「風をつかまえた少年」入場券を3枚差し上げます。当日、会場にご持参ください。

<お知らせ>
※アフリカンフェスタ!in ながおか実行委員会では、フェスタを一緒に作っていくスタッフを募集しています。
アフリカに興味がなくとも、国際協力やボランティア、イベントなどに興味がある方のご参加をお待ちしています!

いづれも詳細はメールで下記宛先へご連絡ください。

アフリカンフェスタ!in ながおか実行委員会
お問合せ:TEL 0258-36-3366(お好み焼き花月) 
メール:[email protected]

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黄砂に吹かれて



朝9時に集合した長岡駅東口でこれから向かう栃尾方面を見たら、もやっとしたような黄砂の名残が。

バナナカボチャの佐藤さんとともにアフリカンフェスタ!のポスター、チラシ依頼に栃尾を中心にまわってから長岡へ。
主に公共施設を中心にまわったなか、佐藤さんは人がたくさん入る商業施設を狙ってアピタ、コメリと担当者が上映会では行かないような店舗へずんずんと押し入って掲示依頼を。
なるほど今後の参考になると思いましたが、県内最大のスーパーマーケットの各支店は温度差があるようで、
ここは反面教師にしたいな、などと思ってました。

いづれにしてもお疲れさまでした。
画像はアフリカン・フェスタ!に協力いただくキャラメルママにもポスター掲示を。

5/14(日)アフリカンフェスタ!inながおか2023~アフリカとあそぼう!
https://www.youtube.com/watch?v=LdBoNkM1grI

アフリカンフェスタ!inながおか2023 公式HP https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

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ふるさとを返せ

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3月25日 午前は『劇場版 荒野に希望の灯をともす』上映会を開催した後、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3671.html
午後は↑こちらのイベントのお手伝いへ。

「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」DVD上映はサスガにヘトヘトだったため、
ウトウトしてしまいましたが、(すみません)
上映後の「ふるさとを返せ津島原発訴訟」原告団の三瓶春江さんのお話を、
カメラで撮影するという大役を任せられたので聞き入ってました。

三瓶さんが住む津島では当初は被災した人々を受け入れ、
炊き出しをしていたのが、
状況がよく呑み込めないまま住み慣れた土地を後にすることになり、
そのままよその土地へと避難し、故郷へ戻る家屋は荒れ放題となった実態、
避難先でも難儀な思いをしたこと、それが今も続いてることを詳細に話してくださいました。

原発再稼働が現在、当然のような論調がはこびってますが、
安易に同調はせず、やはり三瓶さんや曽根さんのように、
当然のように来るはずだった明日が原発事故によって断たれてしまった人たちの声を聴いて、
自分事としてとらえてみたら安易に再稼働などと言えるのかと思った次第です。

しかし最近、衝撃的なニュースが。

圧力容器の土台は鉄筋がむき出しに…福島第一原発1号機の損傷は【福島県】 (2023年4月5日)
福島中央テレビNEWS
https://www.youtube.com/watch?v=tMytGnVVP9U

福島原発原子炉内部の損傷は想定以上、なにしろ
「本来はコンクリートで覆われていたはずの場所は、鉄筋がむき出しの状態になっている」とのこと。
このテレビニュースでも経済産業省・資源エネルギー庁参事官でさえ、
大きな地震がおきたら沈み込む可能性を認めており、
それくらいならまだしも、このニュースを知った方の中には次の大地震が起きたら土台は崩れて、
東日本全体が放射能汚染にさらされるとの指摘も。
最も仮にそんな事態となっても今の政府は隠し通すような気がしますが、
政府も東電も本当に国民を思うなら世界中の知恵を集結するために頭を下げてお願いするのが先決だと思うんですが、
たぶん見て見ぬふりを貫き通すように思います。

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皇家戦士2



「この授賞式を観ている私のような子供達へ、これ(オスカー像)は希望の印であり可能性。夢を大きく持てば、必ず叶うという証です。女性の皆さん、全盛期が過ぎたなんて誰にも言わせてはいけない。諦めてはいけません」

https://www.cinematoday.jp/news/N0135672


遅ればせながら『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(通称「エブエブ」)でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞という快挙を成し遂げたミシェール・ヨー!
カンフー映画でキャリアを築いた“アクション女優”がアジア人、そして女性へ向けてのエールとなったスピーチは今後のオスカーでも語られる名言になったのではと思います。

昨日、追悼記事を書いたリチャード・ンと『七福星』で共演。
柔道インストラクターのミシェールに稽古を仕込まれボコボコにされながらも、
リチャード・ンは大喜びというマゾを軽妙に演じて笑わせておりました。
とはいえセクハラなんで今ならアウトだと思います。

その後、シンシア・ラスロックと『レディ・ハード 香港大捜査線』、真田広之と『皇家戦士』、単独主演の『チャイニーズ・ウォリアーズ』で往年の志穂美悦子を思わせる掛け値なしのハードなアクションとスタント、そして美貌から女性アクションスターのトップに躍り出ました。

彼女の大活躍で香港映画界は“女武打星”、いわゆる“女ドラゴン”モノが雨後の筍のように量産。
先のシンシア・ラスロック、ムーン・リー、シベール・フー、シンシア・カーン、そして大島由香里と特に女性ファンからは蛇蝎のように嫌われながらも、スキモノはレンタルビデオ店に駆け込み血反吐を吐き、血まみれ泥まみれ、時に大火傷を負いながらも切れ味鋭いクンフーで悪役をバッタバッタとなぎ倒す女ドラゴンに当時はエールを送っておりました。

ただミシェール・キング(後にヨー)はスケールでいえば彼女たちと明らかに一線を画しており、
早々に大富豪と結婚して女優業を引退したのは当時、本当に残念に思いましたが、
ジャッキー・チェンが『ポリス・ストーリー3』でのカムバックに口説き落とすことを成功、
アクション映画史に残るバイクから走る貨物列車に飛び移るシーンを自らスタントを決めて驚かせ、
たぶんこの映画が名刺代わりとなって『007 トゥモローネバーダイ』に闘うボンドレディに抜擢、
以後、ハリウッドと中華圏を股にかけての大活躍、なもののまさかオスカーを受賞を決めてしまうとは。

とはいえ『エブエブ』を観ながらも、せめて2時間に収めてくれないかとか。
ミシェール姐さんの主演女優賞は当然かもしれないけど、
最優秀作品賞という出来栄えなのかいささか疑問が。
これなら同じくオスカーに主要部門がノミネートされミシェル姐さん円熟のアクションが満喫でき、
ラストは泣けてしまった武狭片『グリーン・ディスティニー』の方がずっと完成度が高いしオスカーに相応しいのでは、とか
それ以前に『ポリス・ストーリー3』、否『皇家戦士』の方がずっと面白かったんじゃなかろうかと。
そんなわけで以前にも書きましたが同じくハリウッドで活躍してる真田広之と『皇家戦士2』に着手をしていただけないかと。

しかし女ドラゴンモノをビデオで漁ってた頃、
もしくは『ポリス・ストーリー3』を観て興奮冷めやらず劇場を後にした自分に、
タイムマシーンに乗って「ミシェール・キングがアカデミー賞の主演女優賞獲るよ」と伝えたら、
どんな顔をするんでしょうか。

ただ『エブエブ』には正直ノレなかったものの、
劇中でウォン・カーウァイ映画へのパロディが挿入されてたのは驚きました。
ウォン・カーウァイ映画っていつの間にか世界中の映画好きの枠を超えて
一般層でもカンフーのように共通言語になってるのかと。

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Twinkle Twinkle Lucky Stars



画像は80年代の映画好きにとってお馴染みの面々かもしれません。
ジャッキー・チェンのアクション目当てに観に行ったら、
おっさんどものクドすぎるギャグに爆笑、
もしくは胸やけしたとの声が聞かれたサモ・ハン監督・主演の「福星」シリーズの愉快な面々。

画像は第3弾『七福星』の一コマでここでセンターを務めてるリチャード・ン(吳耀漢)が先日4月9日に亡くなったと知りました。
「第6回長岡アジア映画祭」で上映したトニー・レオン主演『裏町の聖者』に医大教授というインテリ役で登場してたので、
この場を借りて哀悼の意を。

代表作はやはり『五福星』になるのか。
自分が透明人間になったと思い込み全裸でウロチョロする場面は日本の劇場でも爆笑の渦を巻き越したという伝説が。
以後、画像の『七福星』『霊幻道士3』と頼んでもいないのに全裸になってしまい、
ヒゲのおっさんの裸など見たくもないのに、あ~また脱いでると笑わせてくれました。

70年代から80年代の「Mr.Boo!」シリーズや「福星」シリーズ他のいわゆる香港ノリのバタ臭いコメディに数多く出演、
名前は知らなくても顔なじみという香港の名バイプレーヤーの一人、
実は歯医者になるべくロンドン大学に留学、
しかしお芝居に目覚めて演劇科に鞍替えしてきっちりと学んだという実力の持ち主だけに
『裏町の聖者』のようなインテリ役もきっちりとこなす土台があり、
加えてブルース・リーとマブダチだったという意外な一面も。

しかし享年83歳というのは、そんなお年だったのかと感慨深いものが。
最も監督・主演作『奇蹟 ミラクル』でリチャード・ンを起用してたジャッキー・チェンも、
先日69歳の誕生日を迎えたそうで、幸い現在中国大陸で新作『龍馬精神』が大ヒットしてるからいいものの、
なんというか、子どもの頃から顔なじみの映画スターがもうそんなトシなのか、
と思うのはつまり自分もそれだけトシ喰ったと認めざるおえません。

遺作はトニー・レオン、アーロン・クォック二大スター競演『風再起時』になるのか。
今の香港映画が警官汚職をどのように描くか注目してた作品なのでリチャード・ンの姿も併せて公開を熱望します。

それはともかく画像の両端は現在の香港映画界の重鎮、
右隣の香港のいかりや長介、左隣の香港のアラン・ドロンに挟まれた
香港のサミー・デイビスJrことリチャード・ン氏に改めて合掌。
しかし思えばおっさんどものドタバタに大笑いしてたのはホントに愉快で楽しい思い出でした。

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まちやま



北三条駅近くに昨夏オープンした図書館などの複合施設「まちやま」。
三条市在住ながらオープンしながらもしばらく足を運んでなかったのですが、
インターネットが最大60分まで無料で使用できると知り、これはありがたいことだと。
しかも閉館時間が夜の10時なのでお仕事帰りでも十分間に合う、
というか長岡の感覚では破格の閉館時間なので大丈夫なんだろかと。

外観の木材を使用したデザインはアオーレ長岡と同じく隈研吾氏の設計。
こういうのが好きなんだと改めて思い、
外側から見ると市民交流ホールAのような雛壇の座席のホールがあるので、
ここで映画上映会が出来るんだろかと思ってたところ、
先日の『劇場版 荒野に希望の灯をともす』長岡上映会を観た三条の方より、
良かったので三条でも開催したいと話が来たので、
ここで上映会ができるならいいんじゃないでしょうかとお伝えしましたが、
ようく見ると向かない点が目についたので果たしてどうなるでしょうか。

まちやま公式HP https://sanjo-machiyama.jp/

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文信堂書店よ永遠に

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本日は何度か書いてます長岡駅ビル Cocoloの文信堂書店長岡店のラストデー。
本来なら最後に来て湿っぽくなるのもどうかと思い、
前日に訪れるつもりだったのが急用が入ってしまい、結局お仕事帰りに最後の日に足を運びました。

まず文具コーナーが半額セールになってたので、
いつも買ってもすぐ紛失してしまう手頃なボールペンを見つけたので手にし、
続いてやはり記念にと何か本でも買おうと店内をグルグルとまわり、
買いたかった作家の本が目ぼしいものがなく、
以前、新聞の書評を読んで面白そうだと思った高野和明『踏切の幽霊』を購入。
せっかくの記念なんでハラハラドキドキさせてくれないかと。
この著者、岡本喜八監督のお弟子さんとは知らなかったです。

最後だけにひっきりなしにお客さんは途切れることなく、
店長は顔なじみや友人が来店するので、その度ににこやかに挨拶をして談笑、
こちらを見つけて紹介してくださったのが、
文信堂書店の前身、ブックセンター長岡時代の副店長だった方。
しかしこちらは失念しており、ちょっと気まずいものが。
先方はチケットを預かることを覚えてたようなので余計に。

思えば映画館やラーメン屋さんもそうですが、
こちらが馴染んだと思ってた約束の地は決して永遠でなかったこと、
改めてもっとこちらで本を買っておけばよかったと悔やみます。
特にチケットを預かったり、清算しに来た際は店長との果てることのない雑談、
忙しいのに時間など関係なく長話をしてたことが何度もあったので、
これからは当然、おしゃべりする場の無くなってしまうのかと。

何はともあれ店長及び文信堂書店の店員さん、これまでありがとうございました。
ちなみに店長の奥さんとは職場結婚で本日も売り場で精を出しておりました。
しかも同じ誕生日という、お互いがまさに正真正銘の運命の人なのであります。

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『人形たち~DearDolls』



「第15回長岡アジア映画祭」で魚沼・新潟ロケ映画『あぜみちジャンピンッ!』の上映とともに駆けつけてトークいただいた西川文恵監督久しぶりの劇場公開作『人形たち~DearDolls』の初日舞台挨拶時にS東京特派員が足を運んだのでレポをお願いしました。
この日の司会・進行の矢田部吉彦さんは東京国際映画祭ディレクターを長年務めた方ですが、
小林茂監督『チョコラ!』のプロデューサーでもある方です。

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『人形たち~DearDolls』

海上ミサコ、大原とき緒、西川文恵、吉村元希の4人の女性監督によるオムニバス映画。
「人形をモチーフに、生きづらさを感じている女性たちのストーリー。わたしたちは、まだ、人間になってない。」(ホームページより)というフェミニズムテーマのもとに作られた4本。

『JOMON わたしのヴィーナス』西川文恵監督
現代の少女に古代の土偶が女性がかつては崇められていたことを伝える幻想的な映像詩。
劇中の田んぼが広がる風景が『あぜみちジャンピンッ!』を思い出させました(ロケは千葉県のようですが)。

『Doll Woman』大原とき緒監督は人形を介したホームレスの男女の交流、『怒れる人形』海上ミサコ監督は気の弱い女の子が子供の頃に好きだった人形から勇気をもらう映画。

『人形たち』の人形はイプセンの『人形の家』の人形だと思うのですがここまでは人形そのものをモチーフにしている感じで、最後の『オンナのカタチ ヒトの形をして生まれながらも存在消されしモノの情景』吉本元希監督がわりとイプセンの人形のイメージに近いように思いました。

ワンテーマに沿ったオムニバス映画はそれぞれ監督の個性が現れてくるのが面白いところで『人形たち~DearDolls』もそんな楽しみが味わえたと思います。

写真は上映後のトークショーの様子。
矢田部吉彦さんの司会が各監督が映画に込めた思いを引き出してより映画の理解が深まったトークショーでした。

『人形たち~DearDolls』公式HP https://deardolls.wixsite.com/movie

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エンドロールのつづき

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昨日に続いて『百姓の百の声』シネ・ウインド初日、
柴田昌平監督舞台挨拶の次のプログラムはインド映画『エンドロールのつづき』。
インド版『ニューシネマパラダイス』ともいえる本作の解説に相応しいと
井上支配人が三顧の礼を持って迎えたのが師匠ともいえる元シネ・ウインド支配人の橋本さん。

20キロはある上映素材のプリントを映写室まで自力で運んでいたために、
映写技師の職業病かもしれない腰痛に悩まされてついには退社せざるおえなかった橋本さん。
皮肉という言い方がいいのか、退社後に『エンドロールのつづき』と同じくデジタル化の波が押し寄せて、
もはや重いプリントを運ばなくてもよくなってしまったのは橋本さん自体がフィルム
映画の象徴のように思ったりします。

そんなシネ・ウインド退社後、人前に出ることなどほぼ失せてた、
新潟映画界のリビング・レジェンドの話は大変価値があるとはいえ、
担当者が見てる限りシネ・ウインドを避けてたように映ったのが、
なぜこの話を引き受けたのか、半分野次馬根性で客席から橋本さんの姿を追ってましたが、
少しもブランクを感じさせずに観たばかりの映画の感想から始まり、
自身のこれまでの映画館人生(名画座ライフ、カミーノ古町・新潟シネマ、シネ・ウインド)を振り返りながら、
呆れるぐらいに饒舌な橋本節がさく裂、と同時に今までなぜ人前を避け続けていたのか。

話の中で感心したのは飛行中のゼロ戦がプロペラの間を機関砲から弾を放つ技術が、
戦後の国産の映写機のシャッターへと応用されたとのこと。
いわば戦争で開発された技術が映写機に組み込まれたというのは、
映画と戦争が避けて通れないことを何か暗示してるように思いました。

トークの時間は15分ほどでしたが、橋本さんはまだハナシタリないよう。
かれこれ10年分の積もった思いがこんな形で吐き出されてよかったと。

そしてこの一週間後『空に聞く』上映会で自身が震災後に目にした東北への思いをまたぶちまけることに。
でもまぁ、橋本さんが元気ならそれに越したことはありません。

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四月になれば彼女は

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小田香、小林茂、小森はるか、柴田昌平(敬称略、あいうえお順)
先月、3月にお会いしたドキュメンタリー映像作家の面々です。
無論、小林茂監督は長岡在住なので月に何度かお会いする機会があるものの、
田舎在住の単なる映画好きがこのようなドキュメンタリー映画監督とお話しできる機会に感謝する次第です。

そして画像のシネ・ウインド井上支配人の隣の人物もdocumentary film makerのFrancoise Desboisさん。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3686.html
↑こちらの『百姓の百の声』シネ・ウインド初日舞台挨拶後の懇親会に誘われ参加した宴で、
井上支配人に会いに来たと飛び込みで参加したのがFrancoise Desboisさん。

なんでも佐渡で撮影したドキュメンタリー作品を佐渡のミニシアター、ガシマシネマで上映したことがあり、
今回もガシマシネマへ行く前日にシネ・ウインドに挨拶に伺いたいとのアポがあったそう。
日本とフランスのハーフで現在はドイツ在住、好きな日本料理はラーメンと屈託なく笑ってましたが、
柴田監督は当然のように英語が話せ、
井上支配人はかつてユーラシア大陸一人旅と沢木耕太郎のようなことをしてただけに、
実戦で活用した英語でコミュニケーションを。
Francoise Desboisさんもやはり欧州人だけに皆さんと英語で話すので脇目でやりとりを見てた担当者は、
ドイツを手掛かりにNENAの「ロックバルーンは99」をデタラメで歌いキョトンとさせてしまった次第。

ホントはヴェンダースとかなんとかガラにでもないことを話したかったのですが。
今回、Francoise Desboisさんは北海道、新潟、佐渡、金沢、京都、それに東京へも訪れたようで、
何か次回作のリサーチなのか、ご活躍を祈念いたします。

これも何かのご縁かと思い、ここに記します。

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風をつかまえた少年

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昨日に続いてアフリカンフェスタinながおかから、
上映作『風をつかまえた少年』をご紹介します。

アフリカ最貧国のひとつマラウイを襲った大干ばつ。
飢饉によって学費を払えなくなった少年が図書館で1冊の本と出会い、
自力で風力発電を作り水をひくという実話をベースにした感動作です。
書いててどこか『荒野に希望の灯をともす』と通じるように思ったりします。

*アフリカンフェスタinながおか2023

5月14日(日) 10:30~12:45 映画「風をつかまえた少年」 上映と講演

監督・脚本・出演:キウェテル・イジョフォー/2018年/イギリス、マラウイ/113分

英題 “The Boy Who Harnessed the Wind”

"電気を起こす風車"で村を救った14歳の少年の奇跡の実話。
干ばつの被害により、国民が貧困にあえぐアフリカ、マラウイ。進学を断念せざるをえなかった14歳の少年ウィリアムは独学で風力発電のできる風車を作り、畑に水をひくことを思いつく。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

【入場料金】
前売り:1000円、当日:1200円(障害者手帳・療育手帳お持ちの方:500円)、高校生以下:無料
前売りチケット取扱い:ながおか市民協働センター(アオーレ長岡3階)

講演 工藤 知子(アフリカンベーカリー・ナミテテ代表/元マラウイ青年海外協力隊員)
演題「マラウイのナミテテ村で青年海外協力隊として過ごした日々」

イントロダクション

2010年に日本でも出版された1冊のノンフィクションが、世界を驚かせ、興奮させた。中等学校を退学になった14歳の少年ウィリアムが、当時人口のわずか2%しか電気を使うことが出来ない、世界で最も貧しい国のひとつアフリカのマラウイで、自分の頭脳と手だけを頼りに電気を起こす風車を作り、自家発電することに成功したのだ。彼は家族と村の人々を救うだけでなく、大学へ進学し、様々な活動を通して2013年にタイム誌の「世界を変える30人」に選ばれるという素晴らしい人生も手に入れた。

この現代の奇跡に感銘を受けた、『それでも夜は明ける』の名優キウェテル・イジョフォーが、10年の歳月をかけて初監督作品として映画化を実現。2019年、サンダンス映画祭を皮切りに、ベルリン国際映画祭でも公式上映され熱い喝采を浴び、NYのプレミア試写会では、国連難民高等弁務官事務所特使も務める、名女優アンジェリーナ・ジョリーからも、愛情に満ちた称賛を贈られた。

学ぶことが、未来を切り開き、人生を豊かにしてくれる。それは子供たちだけではなく、私たちすべての人々が生涯を通して忘れてはならないことなのだ。夢と希望を捨てなければ、どんな人生にも不可能はないと、少年ウィリアムが教えてくれる、感動の実話。

驚くけれど本当の話 14歳の少年は荒れ果てた土地の真ん中で、どうやって電気と未来を手に入れたのか?
ウィリアムを演じるのは、ケニアとマラウイで行われたオーディションで、傑出した存在感を放っていた少年、マックスウェル・シンバ。これまで全く演技の経験がないにもかかわらず、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞のノミネート経験を誇るキウェテル・イジョフォーに、「なぜあんな自然な演技が出来るのかわからない。本当に感心した」と言わしめた逸材だ。逃げ出したくなるほど険しい道も、絶望するほど高い壁も、好奇心と勇気を武器に変えて次々とクリアしていくウィリアムを、生き生きと演じた。

正直者すぎて失敗ばかりを繰り返してきたが、家族への愛だけは誰にも負けないウィリアムの父トライウェルを、キウェテル・イジョフォーが演じる。無学のために息子の計画を理解できなかった父が、息子への愛を信頼へとつなげる姿が、観る者の心を揺さぶる。さらに、新しい時代を見すえ、子供たちに教育を与える必要性に気付き、時には愛する夫にも厳しい言葉を投げかけるウィリアムの強い母アグネスには、アフリカ系フランス人女優として、初のセザール賞にノミネートされたアイサ・マイガ。

撮影は、究極のリアルを求めて、この驚くけれど本当の話が実際に起こったマラウイで敢行された。壮大な自然の恐ろしさによって荒れ果てた土地が、ウィリアムの風車によって息を吹き返すまでを捉えた撮影監督は、『ターナー、光に愛を求めて』で、アカデミー賞®、英国アカデミー賞にノミネートされたディック・ポープ。生きる力を呼び覚ます雄大な音楽は、『コレラの時代の愛』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたアントニオ・ピントが手がけた。

『風をつかまえた少年』公式HP https://longride.jp/kaze/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=--G6g4rnTMc&t=1s

アフリカンフェスタinながおか2023公式HP
https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

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アフリカンフェスタ! in ながおか2023 アフリカと遊ぼう



今年もアフリカンフェスタinながおかが開催されます。
日時は5月14日(日) 会場はアオーレ長岡市民交流ホールA、ホワイエ。
映画では『風をつかまえた少年』の上映があります。
また故・松下照美さんの遺志を継ぎモヨ・チルドレンセンターの代表・佐藤 南帆さんがケニアから来て講演会を開きます。
この佐藤さん、ホントにビックリするほど溌剌とし瞳の輝いてる方なんで直にお話を聞く価値はあります。
各イベントを公式HPから紹介します。

*10:30~12:45 映画「風をつかまえた少年」 上映と講演

監督・脚本・出演:キウェテル・イジョフォー/2018年/イギリス、マラウイ/113分

"電気を起こす風車"で村を救った14歳の少年の奇跡の実話。
干ばつの被害により、国民が貧困にあえぐアフリカ、マラウイ。進学を断念せざるをえなかった14歳の少年ウィリアムは独学で風力発電のできる風車を作り、畑に水をひくことを思いつく。

【入場料金】
前売り:1000円、当日:1200円(障害者手帳・療育手帳お持ちの方:500円)、高校生以下:無料
前売りチケット取扱い:ながおか市民協働センター(アオーレ長岡3階)

講演 工藤 知子(アフリカンベーカリー・ナミテテ代表/元マラウイ青年海外協力隊員)
演題「マラウイのナミテテ村で青年海外協力隊として過ごした日々」

アフリカンベーカリーカフェ・ナミテテ ホームページ
https://namitete.com/

【以下のプログラムは入場無料】

*13:15~13:45 アフリカの紙芝居

出演:ながおか紙芝居 ドン!パラリン (今井 和江、堤 貞子)

「わにがめんどりをたべないわけ」「おおぐいのダチョウ」ほか

あたたかな生の声で、アフリカに関する楽しいお話をお届けします。

*13:45~15:30 国際NGO「モヨ・チルドレン・センター」報告

映画「チョコラ!」短縮版上映(小林 茂監督解説)
監督:小林茂/2008年/日本/
ケニアの路上で暮らす子どもたちの青春を記録した名作ドキュメンタリー。松下照美さんとモヨ・チルドレン・センターの奮闘も描かれています。

講演 佐藤 南帆「 ケニアの子どもたちと奮闘1年」
佐藤 南帆(国際NGOモヨ・チルドレン・センター代表)

1993年千葉県生まれ。看護師。「ストリートチルドレンの自立支援に関わりたい」との思いから故・松下照美と出会う。モヨの役員を経て代表就任(2022年)アフリカ布アパレルブランド「RAHA KENYA」社員。

*15:30~16:30 アフリカンドラムと和太鼓の響宴

ジャンベ演奏:JUN JUN & コラナッツ
アフリカ民族楽器屋”JUNJUN”店主と、ジャンベグループ”コラナッツ”のコラボレイション。西アフリカ、ギニアの伝統曲をオリジナルアレンジでお届けします♪

楽器屋JUNJUN ホームページ
http://www.info-niigata.or.jp/~junjun/

和太鼓演奏:坂牧 颯人、久保田 大地

坂牧 颯人 https://www.instagram.com/maki_saka1102/?hl=ja
長岡市旧山古志村出身、長岡市内唯一のプロ和太鼓奏者

久保田大地(切腹ピストルズ 締太鼓) https://www.instagram.com/yamagi_85/
十日町市松之山出身、雪中野良着

*10:00~16:00 アースマーケット (会場:ホワイエ)
アフリカの装飾/衣装/パンやお茶、雑貨、世界の音楽CDなど販売

※イベント内容は変更となる場合がございますのでご了承ください。

アフリカンフェスタ!in ながおか実行委員会
お問合せ:TEL 0258-36-3366(お好み焼き花月) メール:[email protected]

公式HP https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

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グッドバイ 文信堂書店



『劇場版 荒野に希望の灯をともす』上映会のチケット清算に文信堂書店に訪れました。
以前にも書きましたが4月10日に閉店するので、これが最後のチケット清算だと。
市民映画館をつくる会の時からお願いしてるので30年以上のお付き合い、
さらに担当者はこちらを任せられて初めて領収書の書き方の実践をしたお店でもあり感慨深いものが。

上越新幹線開通とともにオープンした駅ビルCocolo長岡の本屋さんとして、
最初はブックセンター長岡になり、以来このフロアで43年。
途中、新潟市に本店がある文信堂書店が引き継いで今の形になりましたが、
思えばあまり他の本屋さんで見られないことが、
このプレイガイドとして映画、プロレス、ジュリーとあらゆるジャンルのチケットを預かってたこと。
店長曰く結構、手間数がかかるそうですが、
本気になってイベントをしようとしてる者の誠意に断れないと、
ほとんど引き受けていたのは頭が下がる思いが。

「閉店が決まり3月1日に貼り紙を出したら、これまで常連だったけど話をしたことのないお客さんが声をかけて、
この本屋が好きだと言ってくれて、落ち込んでいたけど逆にパワーをもらったよ」

意外にも店長はこの本屋さんがお客さんにこんなに愛されてたとは思ってもいなかったようで
退職後も何らかの形で本と関わっていきたいと笑顔で語っておりました。

閉店までまだ少し先なので最後の本は何を買おうかと。

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『主戦場』 全面勝訴



映画『#主戦場』裁判のご報告

22年1月27日の第1審、9月28日の控訴審判決につづき、上告審においても原告らの訴えをすベて棄却する判決が維持され、ミキ・デザキ監督と配給会社 東風の全面勝訴が確定しました。
これまでご支援くださった皆様、弁護団の皆様に、あらためて心より感謝を申し上げます。

https://twitter.com/shusenjo


これまで何度かこちらに書いてた2019年12月に長岡上映会を開いた『主戦場』の裁判、
最高裁でも原告側の勝訴となりました。
スラップ訴訟とはいえ莫大な労力があったかと思い本当に大変だったと思います。

思えば長岡上映会を決めた直後に「KAWASAKIしんゆり映画祭」での『主戦場』上映中止問題が起こり、
ネット社会の必然としてこちらの上映会にも注目を浴び、
特にインタビュー取材を受けてる被写体の一人が長岡高校卒業のため、
観られちゃマズいのか上映中止などを求める方もいたり、
著名なインフルエンサーが犬笛を吹いてネットで圧力をかけたり、
会場のアオーレ長岡から呼び出されたり、
上映会前日に延々と電話でこの映画の悪口を言ってきたりする人(最後は互いに笑いあえましたが)など、
1本の映画の上映に並々ならぬエネルギーが注がれ、
いわば表現の自由を守るってこういうことかと。
そのおかげで以後、大抵の事では動じなくなったのは幸か不幸か、得難い経験となりました。

しかし長高卒業生、まどろっこしいので櫻井よしこ先生は統一教会に関しては擁護してる発言が目につき、
むしろ真の保守ならあれだけ反日の思想を持つ教団は断罪すべきと思うんですが、どうなんでしょうか。

それはともかく『主戦場』全面勝訴を祝して Amazon Primeのサブスクでも見れるようになったので、
櫻井よしこ先生が目をそらして言いよどむ場面にも注目いただけたらと思います。

https://tofoofilms.co.jp/news/news-1191/

しかし『主戦場』で暗躍する日本会議は最近、
広島の小中高生を対象とした平和学習教材に「はだしのゲン」の削除に邁進したようですが、
『主戦場』の日本会議の重鎮のドンデモ発言を聞くと、そんなに計画的に物事を進めるような団体には思えないのですが。
他の方が優秀ということでしょうか。

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乃々子さん ♪ありがとね ほんとにね 泣きそうだった 楽しくて



「私たちは仲が良すぎるので、ケンカってどんななんだろうとわざとケンカしたことがあるんですよ」

2016年のことフリーペーパー「My Skip」の“長岡産アイドルを探せ!”という特集で、
長岡出身のアイドルをあちこち取材した際に
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1008.html
メンバーのわっかーが長岡出身ということで、
当時もビッグネームだったRYUTistの取材をしたことがありました。

RYUTistの皆さんはわざわざステージ衣装に着替えて取材を受けてくださった際に、
正直ドギマギしてたこちらに気付いたのか、リーダーの乃々子さんが見かねて、
冒頭のこんなエピソードを披露してくださりリラックスしたことよく覚えてます。

ご存じのようにわっかーに続いて本日、乃々子さんが新潟テルサのコンサートで卒業。
約12年というアイドル人生の幕を惜しまれつつ無事に閉じたハズです。

担当者は残念ながらお仕事で行けずにいましたが、
昨晩、本拠地の古町で前夜祭的なライブを敢行すると聞き足を運びました。

「夏の魔法」「哲学するのだ」「Beat Goes On!~約束の場所~」そして「ラリリレル」と、
最も担当者がライブに精力的に見てた頃の曲が流れるとやはり格別な思いがあるので、
自然と身体が動き出し、特に名曲「Beat Goes On!~約束の場所~」では、
久しぶりにヲタ活ではっちゃけてしまい、
さらにその場所が関係者スペースらしいと気づいて気まずかったりしますが、
RYUTist、そして乃々子さんとの思い出と余韻に浸っておりました。
しかし乃々子さん、いつも通りでしんみりすることなく笑顔で駆け抜けていたのはサスガでありました。

ちなみにゲストで三人そろってのステージは4年ぶりというNegiccoが登場し
共に古町を謳いあげた名曲「Falling Stars」を披露してましたが、
古町衰退が叫ばれながらも、全国からお客さんが押し寄せる2組のご当地アイドルを誕生させたのは、
大きな自慢になってると思います。

それはともかくこの場を借りて乃々子さん、今までありがとうございました。
画像の写真、最初に目に入った時からRYUTistのずば抜けたセンスを感じました。

https://ryutist.jp/

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『茶飲友達』 外山文治監督、五頭岳夫さんの舞台挨拶



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3707.html

↑こちらに紹介した『茶飲友達』シネ・ウインドでの公開初日の外山文治監督と五頭岳夫さんの舞台挨拶へ足を運びました。
十数年前に実際に起きて摘発された高齢者売春クラブ事件を知り「自分の価値観が揺らぐ出来事」として、
気に留めていた外山監督が満を持して映画化したようです。
タブー視されてる「老人の性」に強烈に切り込んだ作品で孤独と欲望が静かに唸り声をあげてるような中、
印象的な言葉として「ファミリー」が。

孤独な老人相手に売春するご婦人方と
なんだかサークルのノリで売春斡旋してる若者たちを束ねてるヒロイン岡本玲(好演!というかもはや主演女優賞モノ)が、
よく口にする言葉で『ワイルドスピード』でも同じかもしれませんが、
それ以上に近いと観てて思ったのは『ブギーナイツ』のポルノ映画で飯を食うはぐれ者たちの姿。
こちらの方は売春組織でセーフティネットからこぼれた者達が助け合って疑似家族を築いてましたが、
このヒロインが実際の「家族」に猛烈な拒否反応を示した反動から、
「ファミリー」として疑似家族を切望しているのはやり切れなくなるものの、
確かに今を描いてる作品だと大いに頷けて考えさせられるものがりました。

五頭さんは孝行息子によって施設入りしたものの、
一度も面会に来たことがないとヒシヒシと嘆く老人を好演。
上映後のトークでは笠智衆を意識したことを発言し、
監督を驚かせたりしてましたが、
二人のやり取りを見てて俳優は現場に入る前にすでに演技を固めて、
リハーサルでの監督とのセッションでプロ同士の真剣勝負から撮影が進まれていくんだろうと。
それにしても五頭さんのチャームポイントにやや高い声があると思ってますが、
あの耳障りにいい声が気鋭の監督たちに愛されて引く手あまたの理由の一つなんだろうと思いました。

劇中、他に印象的なシーンとして夜の橋を酒瓶を手に岡本玲が幸福の絶頂を謳歌するように歩きながらも、
幸福すぎることを自覚したせいか、迫りくる不幸を予感し時折おびえて後ろを振り返る姿。
映画はやはり「ファミリー」が幸福のまま終わることはなく、坂道を転げ落ちてしまうのを観てて余計に、
あの不幸を予感し怯える顔の表情が残っています。

外山文治監督にも話しましたが、実は十年以上前に伊参スタジオ映画祭で外山監督にお会いした記憶が。
しかし記憶にある外山監督と本日目の前の外山監督はまるで別人で記憶と一致しないので、
ずっと違和感を感じておりました。
伊参以来、外山監督の名前を目にするたびに活躍してることを喜んでましたが、
今回こんな傑作とともに再会できたことを喜んだりしてました。
が、再会というより、やはり初対面の気がするのは妙なんですが。

『茶飲友達』は4月14日までシネ・ウインドで公開されてます。
観終えてもずっと心に引っかかるような作品です。

公式HP http://teafriend.jp/

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