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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2024年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2024年07月

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8月「蟻の兵隊」をイメージフォーラムでアンコール上映します!

生誕100年_ura_low

池谷薫監督より代表作『蟻の兵隊』がイメージフォーラムでアンコール上映されるとメールが届きました。
以下、掲載しますのでお近くの方はぜひと思います。
「蟻の兵隊」として生涯戦い続けた奥村和一さんは胎内市(旧・中条町)出身。
今年は奥村さん生誕100周年に合わせて中条で上映会が企画されてるそうです。

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8月「蟻の兵隊」をイメージフォーラムでアンコール上映します!

長らくのご無沙汰ご容赦ください。
こちらは全5回のドキュメンタリー塾が無事終了しホッとしているところです。
出来はともかく、この5週間、一生懸命しゃべりました。
映像クリップを作り直すことで新たな発見もあり、またしても映画を育てることができました。

さて、毎度のお騒がせで恐縮ですが、この夏「蟻の兵隊」の奥村和一さんが生誕100年を迎えます。
20歳で戦争に行った人が生きていれば百寿を迎えるのですから、たしかに日本の戦争は遠くなりました。
しかしながら、ウクライナにつづきガザも戦火に見舞われ、それに引きずられるように日本でも防衛力の増強が叫ばれています。
戦争の足音が近づくいま、その戦争とは何か、戦争がいかに人間の理性を剥奪するのか、
元中国残留日本兵・奥村和一の鬼気迫る姿から、ふたたび感じてほしいと願っています。

8/3(土)より2週間、渋谷のシアター・イメージフォーラムで「蟻の兵隊」をアンコール上映します。
上映時間は連日午前11時。初日上映後に舞台挨拶させていただきます。
お忙しいところ恐縮ですが、ぜひまた「蟻の兵隊」をスクリーンでご覧ください。
チラシを添付させていただきます。いつも甘えてすみませんが、ご関心お持ちの方々にお知らせ願えると幸いです。

イメージフォーラムは2006年夏に「蟻の兵隊」が封切られ大ヒットを記録した思い出の映画館です。
このときは2つのスクリーンを使って1日8回上映し、それでも立ち見が出るほどの盛況でした。
その勢いは長くつづき、おかげさまで11週のロングランを達成することができました。
まさに原点に回帰する心境です。
初日にお目にかかれることを願っています。

「蟻の兵隊」公式サイト https://renuniverse.com/ari/about/index.html

「蟻の兵隊」生誕100年記念予告篇 https://youtu.be/a2pYLwCLHIQ

奥村和一はもういない。でもスクリーンの中に生きている。

感謝を込めて

映画監督・甲南女子大学教授
池谷 薫(いけや・かおる)

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♪すべては終わったのさ ベイビーブルー


©「シン・ちむどんどん」製作委員会

ご存じのように東京どころかこの国の未来を決める東京都知事選真っただ中。
『シン・ちむどんどん』の名コンビも選挙漫遊を再開し、
先日はなかなか人前には現れない小池百合子候補を奥多摩まで探しに行って街頭演説を見聞。
「まるで探検隊のようだ」とプチ鹿島さんは思ったなどと呑気なことを書こうと思ってましたが、
『シン・ちむどんどん』との絡みで沖縄から重要なニュースが二つ。

【動画】玉城知事、米兵起訴に「怒り心頭」 少女性的暴行事件 外務省から連絡なく 沖縄
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-3233616.html

↑自由で民主的な党が勝利した先の沖縄県議選、さらに沖縄慰霊の日が終わってから発覚。
国はこの暴行事件が起きたことを知ってるのに沖縄県に報告しなかったと。
選挙に勝つために少女の心情などお構いなしに事件を穏便しているという国家が本当に恐ろしいことだと。

そして昨晩、知ったこのニュース。

新基地抗議現場で警備員が死亡 ダンプカー男女2人に衝突、女性重傷 沖縄
https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-3240688.html

『シン・ちむどんどん』の中でダースレイダーさんが日本ドキュメンタリー映画史に残る“自由と民主主義を問うラップ”を披露した場所。
抗議運動も制御不能となってるかもしれませんが、ともかく亡くなった警備員の冥福を祈ります。

以上の二件でSNSは凄まじく加熱しており読むのも躊躇するほどですが、
そもそも沖縄に基地負担を強いている国家とその政権を選挙で勝たして容認している我々の問題ではないか、
攻撃はこちらにも向かうべきではないか。
などと本日はそんなことをぐるぐると考えておりました。

ここまでくると知らないでいてのほほんと毎日ラーメン食べたとか呟いてりゃいいのかもしれませんが、
さすがに映画上映を通して知ってしまったのでスルーすることはできずにいると。

それで、先ほどお仕事を終えてヘトヘトになってよせばいいのにまた開いたSNSでは、
数々の疑惑で公開討論会も記者会見も逃げ回ってる小池百合子候補が、
都知事という公務で電車の中で空手チョップを見舞い、
受けた鈴木みのるがもんどりうって倒れる動画が。
DDTプロレスの「都電プロレス」の一場面なんだそうですが、
兼ねがねプロレスラーとして尊敬してた鈴木みのるがこんな権力者のケツ嘗めをする茶番を演じるとは。
またテレビは都知事の数多の疑惑よりもこちらを嬉々と放映していたら、
ホントにこの国は近いうちにいづれ終わるでしょう。
馳浩がプロレスラーだったといわれることも嫌でしたが、
今日ほどプロレス好きと公言してたことが恥ずかしい日はありません。
後から鈴木みのるも高木三四郎も週刊プロレスであ~だこ~だとのたまうかもしれませんが、
こちらはそこまで受けきることができませんって。

なんのためにアントニオ猪木はモハメド・アリと真剣勝負を繰り広げたのか。

プチ鹿島さんはどう思ってるだろうかと。

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♪タクシードライバー 苦労人とみえて



昨晩、たまたまNHKをつけたら中島みゆき様のお姿が。
映像化された作品のテーマ曲を中心にNHKの秘蔵ライブから蔵出しした再放送のようで、
当然、よく知れた名曲ばかりでしたが、
そこまで知名度もなくともファンの間では名曲、隠れた名曲というのがザラにあるのが、
みゆき様のすごいところで、さらに歌詞に自分を重ねてしまうことが多々あることも。

昨日の記事で長崎亭で一口ギョーザとレモンサワーのみでは満足できず、
かえって余計に食欲がわいたような気になり、
もう一軒と訪れたのが「中華料理おがわ」

ここはいつもギョーザライスを注文してるので、
今回もと店員さんにお願いしたらライスが切れたとのこと。
またギョーザだけというのはなんなので、
中国そばが名物だけど、ここは画像の醤油ラーメンを発注、
その後にいつも店頭でギョーザを焼いてる女将さんにポスターの掲示依頼をし画鋲で留めたら、
いつものギョーザライス男が餃子を注文しないのでいぶしがって尋ねたので、
「ご飯がないそうなんで醤油ラーメンにしました」と伝えると、
これを持っていきなと焼いたばかりの皿に盛られたギョーザを指さし、
ありがたく食卓に持っていき醤油ラーメンと一緒にいただきました。

美味しくいただいて、お勘定をと女将さんに伝えたら、
「いいから、いいから」と。
サスガにそれはとお金を渡そうとしても受け取らないので、
「また食べに来ます」と後にしました。

この時に脳裏に流れたのがみゆき様の「タクシードライバー」

♪タクシードライバー 苦労人とみえて~

などとわかる人には伝わるように思います。
たぶんご飯がなくなったことを申し訳なく思ってのサービスなんでしょうが、
この隣を根城にしてた市民映画館をつくる会時代から30年以上、
食べに来ているので、相変わらずやってんだなとエールだと良いほうに解釈します。

ありがとうございます。

ごちそうさまでした。

8月6日 『ヒロシマナガサキ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4170.html

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長岡の『ヒロシマナガサキ』

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『ヒロシマナガサキ』上映会の宣伝に真っ先に駆け付けたのが、
広島出身のご夫妻が手掛けるお好み焼き屋さん「中しま」。
いつぞや広島出身の長岡造形大学の教授がこのお店の味は本物だと賞賛しておりました。
ついでにいつもテレビでは広島カープの試合を流して、ご夫妻で一喜一憂しています。

新潟から赤ヘルを見つめて25年、広島出身のお好み焼き店主が語る「カープ愛」
https://na-nagaoka.jp/archives/5986

そして殿町の長崎ちゃんぽんのお店「長崎亭」
ここもご夫妻で営んでると聞きましたが、昼にご主人が仕込んで、
夜は長崎出身の奥様が厨房で腕を振るうちゃんぽんは、
本場の長崎ちゃんぽんより旨いと評判。

【教えて!ご主人】39年間、夫婦で歩むちゃんぽん店「長崎亭」
https://na-nagaoka.jp/archives/3330

しかし率直に言えばどちらも原爆についてお話ししたことはなく、
なかなか話しづらいものが、あるんだろうと勝手に躊躇しております。

とはいえ「中しま」さんはすぐにお店の壁にポスターを貼ってくれて、
いつも店内に貼っていただいてるので、
やはり、思うものがあるんだろうと。
『おかあさんの被爆ピアノ』以来です。

「長崎亭」さんは、この日は奥様が不在で最近一緒に切り盛りしてる娘さん(?)が、
ちゃんぽんはできないけど餃子なら焼けると一口餃子を作っていただき、
レモンサワーで流し込んで食べ終えてポスター貼って帰りましたが、
奥様はポスターを見て何か思うものがあるだろうかと。

いづれにしても広島にしても、長崎にしても本場の味が楽しめるのは嬉しい限りです。

8月6日 『ヒロシマナガサキ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4170.html

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ナヌムの家



製作・監督:ビョン・ヨンジュ 
1995年山形国際ドキュメンタリー映画祭小川紳介賞(新人監督賞)受賞
1995年/韓国/96分/16㎜・DVD

元従軍慰安婦の女性6人が共同生活をする「ナヌムの家」。家事をし、デモに出かけ、戦時中の体験をぶっきらぼうに、時にはつぶやくように語り、歌い踊りながら支えあう彼女たちの日常生活を映し出す。ドキュメンタリー映画としては、韓国映画史上初の劇場公開で驚異的な観客を動員。

http://www.pan-dora.co.jp/?p=2140

昨日の記事で小森はるか監督が韓国・ソウルアートシネマにて特集上映が組まれて訪韓する際に、
『ナヌムの家』のビョン・ヨンジュ監督と対談すると知り、
ひさしぶりに『ナヌムの家』について思い出しました。

「第1回長岡アジア映画祭」で上映した際は16㎜映写機で上映。
映写技師は当時シネ・ウインドで働いてた、
市民映画館をつくる会出身の花岡さんが半分嫌々ながら新潟から映写に来たものの、
楽しんでいたような気がしてましたが。

というのも『ナヌムの家』公開時はまだネトウヨが現れず、
民族系の右翼が幅を利かせ従軍慰安婦はデッチ上げという説を真に受け、
本作を観ないで不満を持つ右翼青年が東京の公開初日にBOX東中野(今のポレポレ東中野)で
スクリーンに向けて消火器を撒いた事件があり、
当時の長岡はこういったテーマの映画がまだ上映される機会はほとんどないため、
万が一、そんな事態にならないためにかなりピリピリした覚えが。
当時の市民映画館をつくる会副会長が剣道部出身なので、
ロビーで素振りをしていたらどうか、という案までありましたが、
あとで大人の方が手配し万が一のため警察の方が上映時に会場にいた、
という話もあったと聞きました。
ただし確認はとれていませんが。

今思えば、ちょうどこの頃に小林よしのり先生が「ゴーマニズム宣言」の中で、
この従軍慰安婦でっちあげ説を力を注ぎ連載、
それに感化されたのが今のネトウヨの走りだろうと勝手に思っています。

ちなみに『ナヌムの家』の配給を手掛けたパンドラの中野代表が、
当時を振り返る記事の中で、事件に怯むことなく上映続行を決めた人々への謝辞に

http://webneo.org/archives/37429

秦さんの名前が出てきますが、
当時、BOX東中野で映写技師をしていた秦岳志さんではないかと。
小林茂監督『チョコラ!』『風の波紋』などのドキュメンタリー映画の編集者として現在大活躍中で、
小森はるか監督の劇場デビュー作『息の跡』の編集も手掛けた方。

ビョン・ヨンジュ監督について調べてたら思わぬ形で
小森はるか監督をプロデューサとしても世に出した秦岳志さんが出てきたので、
ちょっと面白いなと思いました。

そんな因果のあるお二人の対談、
今はビョン・ヨンジュ監督はとある理由からかドキュメンタリー映画から離れ、
宮部みゆきの『火車』を監督していますが、
どんな対談になるのか興味を抱いてます。

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“日本映画の現在~注目すべき新作+小森はるか特別展”



小森はるか監督が韓国・ソウルアートシネマにて特集上映が組まれるそうです。
主催は国際交流基金ソウル日本文化センター。

タイトルは“日本映画の現在~注目すべき新作+小森はるか特別展”

確か今年3月はフランスでも特集されるなど、
改めて国際的にも飛躍を遂げていると実感しました。
今回上映される作品は『息の跡』『空に聞く』『二重のまち/交代地のうたを編む』『波のした、土のうえ』『ラジオ下神白』。
いづれも東日本大震災に着目した作品で、
当然、韓国でもあの震災について特別に感じてる人は多数いるでしょうから、
観客の皆さんは被災者たちにどのような心構えでカメラを向けたか関心を持って、
小森監督のお話に耳を傾け映画に浸るのではないかと期待します。

日時は6/27〜7/14。
小森監督は6/28,29にソウルを訪問し28日は『ナヌムの家』のビョン・ヨンジュ監督との対談が組まれるとのこと。

ちなみに注目すべき新作として上映されるのは
『街の上で』『由宇子の天秤 』『マイスモールランド』『やまぶき』『遠いところ』等々。
やはりきちんと日本映画の動向に注目するディレクターは韓国にも当然いるんだと改めて思いました。
そんな中で小森監督に着目し特集を組むのはとても嬉しく思いました。

https://www.cinematheque.seoul.kr/bbs/board.php?bo_table=program&wr_id=1166&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR1Zp5FwqxbBDGdACVAb-qLqGcpMfJ2OF4EuEItUwtKwYRGRm755l0jpt2w_aem_AtvcgPPcvhcQDOhwb7j0DA

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『教育と愛国』



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4137.html
↑こちらでご案内した平和憲法をまもる長岡市民の会主催の“斉加尚代監督講演と映画『教育と愛国』上映会”

6月19日付の毎日新聞新潟県版で大きく紹介されていました。
この中で平和憲法をまもる長岡市民の会共同代表の小林茂監督と
斉加尚代監督が寄せたコメントが印象的でこちらに掲載します。

教育とは誰のもの? 斉加監督ドキュメンタリー映画 7月6日、長岡で上映イベント /新潟
https://mainichi.jp/articles/20240619/ddl/k15/040/097000c

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<小林茂監督コメント>

戦後の平和憲法の下、日本は戦争を放棄し、教育がそれを支えてきた。日ごろ目にしにくい教育現場で今何が起きているのか、非核平和都市である長岡市の市民として、映画を見て、平和についてもう一度考えてほしい。


<斉加尚代監督コメント>

学校嫌いだった私は1990年代、大阪の公教育を取材して子どもたちの心を育てる多くの先生に出会いました。その人格的なふれあいから学びあう学校に希望を感じたのです。しかし、教育に対する政治介入で学校は一変します。ここ10年余り、先生方が競争や点数に追われてモノが言えなくなり、独自のプリント作成に熱心な先生も、教科書通りに教えろと管理されます。その教科書は政治圧力によって不当な「改変」を余儀なくされる事態に至っています。「忠君愛国」に走った戦前の反省から戦後の公教育は独立を保つべきと規定されたのに、その理念は崩壊寸前です。本作を観た新潟の女性教諭は「自身や学校が傷ついていることに初めて気づいた」と呟きました。不登校の児童生徒は約30万人、教員不足も深刻です。長岡市の上映会で「教育とは誰のものか」という問いを一緒に考えてゆく機会になればと願っています。

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画像は5月26日の『ビヨンド・ユートピア脱北』上映会会場ロビーに小林監督の依頼で掲示した『教育と愛国』上映会ポスター。

手書きで「長岡市・長岡市教育委員会の後援は不承認となりました!!」の貼り紙が。

この件、こちらで開催した『主戦場』『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映会を巡って、
長岡市側といろいろあったことも遠因ではないか、とも感じたりしています。
ただ思うのは不承認した側は不承認が正しいか否か、きちんと映画を観に確認にきますよね、と。

『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映会が長岡市が後援したことをけしからんという主旨で議会で市長に質問した議員は、
観る機会があったのに観ないで発言したことは卑怯で卑劣ではないかと今も思い返してます。

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斉加尚代監督講演と映画『教育と愛国』上映会

【場所】長岡市立中央図書館・講堂
【日時】2024年7月6日(土)
12:30~ 開場
13:00~主催者・監督挨拶後
13:15~15:05 映画「教育と愛国」上映
15:15~16:15 斉加尚代監督講演会
16:15~16;30 質疑応答
[参加費]前売り1200円。当日1500円 障害者手帳・療育手帳お持ちの方は500円。高校生以下無料。

主催 平和憲法をまもる長岡市民の会 創設25周年記念事業

日本語字幕付き上映

問 08054853438

https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/

ひとりの記者が見続けた“教育現場”に迫る危機
教科書で”いま”何が起きているのか?
いま、政治と教育の距離がどんどん近くなっている。

軍国主義へと流れた戦前の反省から、戦後の教育は政治と常に一線を画してきたが、昨今この流れは大きく変わりつつある。2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改変され、「愛国心」条項が戦後初めて盛り込まれた。

2014年。その基準が見直されて以降、「教育改革」「教育再生」の名の下、目に見えない力を増していく教科書検定制度。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続く。

本作は、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師・研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題など、⼤阪・毎⽇放送(MBS)で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが、「教育と政治」の関係を見つめながら最新の教育事情を記録した。

教科書は、教育はいったい誰のものなのか……。

『教育と愛国』公式HP
https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/

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〜79年前の沖縄をたどる〜

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「沖縄慰霊の日」と『ひめゆり』リバイバル上映に合わせて
柴田昌平監督作『百姓の百の声』のFACEBOOK公式アカウントで、
柴田監督と二人三脚で映画つくりをしている沖縄出身・大兼久由美プロデューサーが、
連載という形でひめゆり学徒隊の足跡を辿りながら、
自身の家族も含めた記録を綴っていました。
この日に合わせて読みたいと思いまとめてみました。

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1945年3月23日、18名の引率教師と共に戦場動員されたひめゆり学徒。その足跡をたどる。

昨晩のJアラート。アナウンサーが慌てた様子で原稿を読む。「沖縄方向に弾道ミサイルが発射されたとみられる。安全な屋内に避難してください。」
79年前の戦場の映像が蘇る。

1945年3月下旬、沖縄本島中部の海には米軍の大船団があった。
本島上陸に先立って一週間、米軍艦隊は沖縄本島への艦砲射撃を行った。
�(4月1日)午前8時前。� 上陸部隊は第一陣が陸地へと向かう。� これまで、サイパン、レイテ、硫黄島など太平洋戦争の上陸作戦で米軍は、激しい抵抗を受けてきた。しかしこの日、日本軍からの抵抗らしい抵抗はなかった。� 「まるでピクニックのようなものだった」と従軍記者アーニー・パイルは報じている。
上陸翌日から、補給物資、建設資材の陸揚げも始まった。� 早速海岸には石油タンクが建設され、さらに軍事拠点までパイプラインもひかれることになる。
�本島西海岸から上陸して三日後には、米軍は東海岸へと到達した。軍も住民も山に逃れ、ほとんど抵抗はなかった。� 余りの静けさに「日本軍は全てどこかの島へ逃げてしまったのではないか」という噂さえささやかれていた。
続く。

5月28日

4月7日、広島から沖縄に向かった戦艦大和が米軍によって撃沈された。
19日、米軍は首里戦線への総攻撃を開始。日本軍は首里に至る宜野湾、浦添に強固な防衛ラインを敷き徹底した持久戦をくりひろげた。
この地域には細長い丘が幾重にも連なり首里を取り囲んでいた。
ここは日本軍の防衛陣地であり、住民の生活の場所でもあった。丘の斜面に点々と集落が存在していた。� 住民は、軍隊の近くにいることが安全だと思い、軍と行動を共にする者もいた。
つづく

5月31日

〜79年前の沖縄をたどる〜
雨期。特に5/21から降り始めた雨は6/5まで毎日降り続けた。住民は足元まで水に浸かりながら狭い洞窟で過ごす者、泥道を這いながら逃げのびようとする者。病気の蔓延。まさに泥と炎の沖縄戦だった。
降りつづく雨の止み間をぬって、九州や台湾から特攻機が飛んできた。その数およそ2000機。だが雨期が終わる頃までには、神風特攻隊もほぼ壊滅し次第に姿を見せなくなった。
�5月29日、米軍は遂に日本軍司令部のある首里城に到達。 「これで沖縄戦は終わった」とアメリカ兵の誰もが思った。しかし日本軍の牛島司令官は、沖縄本島最南端へ撤退した後だった。 「最後の一兵まで、戦い続ける覚悟である」そう語り玉砕を命じたのだった。
つづく〜

6月3日

〜79年前の沖縄をたどる・捕虜収容所〜
5月に入ると、米軍は全ての洞窟をしらみ潰しに爆破する作戦に出る。
79年前のこの時期というのは、沖縄は熾烈な戦禍の中にあった。
負傷兵の看護や手術の手伝いをしなければならなかったひめゆり学徒も過酷な日々を過ごしていた。
一方、捕虜収容所での生活が始まった人たちもいる。
4/1の米軍の上陸以降、捕えられ収容所に入れられたその日が、住民にとって戦後生活の始まりだったのだ。
首には認識票が下げられた。
これを下げていないと戦闘要員とみなされた。
軍政官のもとで新しい戸籍作りが始まっていく。
つづく〜

6月4日

〜79年前の沖縄をたどる・祖父の命日〜
今日6月5日は祖父が戦死した日とされている。されている、というのは死亡した時の詳細が分からないからだ。44歳だった。
沖縄守備軍の牛島司令官は大本営に再三にわたって兵力増強を要請していたがかなわず、結局、17〜45歳までの沖縄の住民男子を根こそぎ動員した。
本来軍籍にないはずの60〜70歳台の高齢者まで動員。
更に、男子学生には #鉄血勤皇隊 を組織させ、中には15歳に満たない少年も実際の戦闘に参加させられたという。
#ひめゆり学徒 のように女子学生は看護要員として動員した。
祖父は「防衛隊」として動員された。現地で招集される補助の兵力部隊だという。戦後しばらくして父や叔母たちが祖父の遺骨を探しに本島南部を歩き回ったが、何も見つけられなかった。亡くなった場所は真壁村。現在の糸満市の一部で、激戦地だった本島南部、ひめゆりの塔の近くだった。
(プロデューサー 大兼久)
つづく〜

6月5日

〜79年前の沖縄をたどる〜
この時期、#ひめゆり学徒 が配属された部隊は、南へ南へと撤退していた。ガマと呼ばれる自然の鍾乳洞が配属された壕だ。5ヶ所の壕のうち山城本部壕には14名の生徒がいた。6月14日、被弾。「夕方みんな集まってきて、米軍の飛行機がいつ消えるかなぁと空を見ていた。その時爆弾が落ちた」
つづく〜

6月14日

〜79年前の沖縄をたどる〜
6月18日は、ひめゆり学徒にとって大きな分岐点となる日だった。
夜に突然、軍から解散命令が下ったのだ。
「本日限りで解散。これからは自分の判断で行動せよ」と言われた。
解散と言われても、周りは米軍に包囲されている。そんな中、少人数に分かれて壕から出ていくしかなかった。
この日を境に生徒や先生は、沖縄本島最南端の山城丘陵から海岸線を彷徨うことになる。

6月20日

映画『百姓の百の声』
https://www.facebook.com/100sho.info

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本日の『ひめゆり』ポレポレ東中野での上映は満席だったそうで、
6月28日まで連日19時30分より上映は続くそうです。

また7月1日~7月7日は沖縄・シアターセブンで公開されます。

https://www.himeyuri.info/

現在、柴田監督と大兼久プロデューサーは『百姓の百の声』続編を撮影してるようです。
無事に完成しますことを祈念します。

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A FILM BY CHRISTOPHER NOLAN OPPENHEIMER

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オッペンハイマー “涙流し謝った” 通訳証言の映像見つかる
2024年6月20日 12時56分

原爆の開発を指揮した理論物理学者、ロバート・オッペンハイマーが、終戦の19年後に被爆者とアメリカで面会し、この際、「涙を流して謝った」と、立ち会った通訳が証言している映像が広島市で見つかりました。専門家は「実際に会って謝ったことは驚きで、被爆者がじかに聞いたというのは大きな意味がある」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240620/k10014486571000.html

ご存じのように 今年度アカデミー賞は『オッペンハイマー』が最優秀作品・監督・主演男優賞など7部門を受賞。
これでクリストファー・ノーラン監督は名実ともに映画界の頂点に君臨、
その同じ年に冒頭のニュースが明らかになるのも何か因果なものを感じました。

率直に三時間もある作品で時系列があちこち飛んで、
さらにオッペンハイマーが何考えてるのかわからない共感しにくい人物として描かれていて、
これに原爆開発が重なりアカデミー賞受賞はともかく、
全米大ヒットした理由がイマイチよくわからなかったというのが恥ずかしながら感想を持ちました。

ただここは力を込めたいのは、
自身が開発した“原爆”投下後の広島の記録映像をオッペンハイマーは目にし、
皮肉ではなく一を知って十を知る人物だからこそ、
広島が一瞬にして殲滅してしまったことを即座に理解し涙を流す場面、
これは冒頭のNHKニュースに繋がるかと思うものの、
ここは観客にもどんな記録映像を映し“原爆”によって広島が壊滅したかを、
世界中の観賞者にも観てもらうべきだったと。
すべて見せることを良しとせずに観客の想像力に委ねたのだろうと、
凡百の映画ならそれでいいかもしれませんが、
事は人類史上最大の犯罪である“原爆”をテーマにしてるんで、
四の五の言わずにきっちりと見せて反核の映画だというメッセージを明確に打ち出してほしかったと思うんです。
そこをぼやかしてるように感じてしまう気取った演出など余計ではなかったかと。

アイシュタイン博士が登場しましたが、演じたのは『戦場のメリークリスマス』のトム・コンティ。
ノーランは『戦メリ』の大ファンだから起用したかもしれませんが、
お元気そうで嬉しかったです。

そして山田洋次監督でさえデジタルで撮影してるご時世の中で、
いまだに35mmフィルムで撮影してるから、
“A FILM BY”はノーランにこそ相応しいと思ったポスターでした。

8月6日 『ヒロシマナガサキ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4170.html

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風が吹くとき



1987年公開のアニメ映画『風が吹くとき』
声の吹き替えに森繁久彌に加藤治子、
日本語版監督、大島渚、
主題歌はデビッド・ボウイ。
以上の面々に核戦争がテーマの映画ということで確かに覚えててボウイの主題歌も聴いてるのに未見。
それがどういった事情なのか37年ぶりにリバイバル公開が決定。
どういった事情なのかはやはり核戦争への危機感が募ってのように思いますが、どうでしょうか。

音楽は現在、反イスラエルを公言する姿勢を貫く数少ないミュージシャン、
元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズだと知りました。

監督は長崎の原爆で親戚を失ってるロジャー・コーマン門下生のジミー・T・ムラカミ。

これを機に観たいと思ったものの新潟スルーのようでした。

公式HP https://child-film.com/kazega_fukutoki/

STORY
イギリスの片田舎で暮らすジムとヒルダの平凡な夫婦。二度の世界大戦をくぐり抜け、子供を育てあげ今は老境に差し掛かった二人。ある日ラジオから、新たな世界戦争が起こり核爆弾が落ちてくる、という知らせを聞く。ジムは政府のパンフレットに従ってシェルターを作り始める。先の戦争体験が去来し、二人は他愛のない愚痴を交わしながら備える…。そして、その時はやってきた。爆弾が炸裂し、凄まじい熱と風が吹きすさぶ。すべてが瓦礫と化した中で、生き延びた二人は再び政府の教えにしたがってシェルターでの生活を始めるのだが…。

8月6日 『ヒロシマナガサキ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4170.html

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柴田昌平監督『私と先生とピアノ』再放送 6月22日、27日



昨秋『百姓の百の声』長岡上映会にお越しいただいた柴田昌平監督自身が執筆した絵本「ももちゃんのピアノ」

https://www.kodo-mall.jp/view/item/000000000796

この絵本を基に柴田監督がドラマを初演出した『私と先生ピアノ』が昨秋、NHK ETV特集で放映され大好評だったようで、
今年の沖縄慰霊の日に合わせて再放送されるのでご紹介します。

担当者の感想はこちら↓
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3937.html

ETV特集
私と先生とピアノ
初回放送日:2023年11月4日

ももちゃんは17歳の沖縄の少女、青春は「ピアノ」そして「戦争」だった-学徒動員によって沖縄戦の戦場に駆り出された222人の「ひめゆり学徒隊」の少女たち。その悲劇的な最期は語られてきたが、どのようにして苛酷な戦場に立つようになったかは知られてこなかった。生還者の証言を元に、戦世が忍びよる様を証言とドラマで描く。少女の眼にはどんな日常が映っていたか。かけがえのない時が損なわれ、変容していく世界とは?

6月22日(土) 午後11:00〜午前0:00
6月27日(木) 午前0:00〜午前1:00

https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/XMNM9G47LQ/

同じく6月23日に合わせてリバイバル上映されてる柴田監督の長編映画デビュー作『ひめゆり』は今年
◼️東京・ポレポレ東中野
6/22(土)~28(金) 19:30
◼️大阪・シアターセブン
7/1(月)~7(日)
以上で公開されます。

「戦争の悲惨さだけでなく、人間の尊厳を見つめた記録でした」と柴田監督は語っています。

映画『ひめゆり』公式HP https://www.himeyuri.info/

いづれも未だ終結の見通しが立たず殺戮が繰り広げられてるウクライナやパレスチナの現状と重なるものがあるので、
慰霊の日とともに心に留めたい作品です。

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『十一人の賊軍』 りほりほ

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なつ/鞘師里保
…新発田の女郎。自分を捨てた男の家に火をつけた。

山田孝之×仲野太賀W主演で白石和彌監督『十一人の賊軍』が11月1日東映系で公開と発表され、
戊辰戦争時の新発田藩が舞台というのが興味を持ったのは
役所広司主演『峠』の中で新発田藩が裏切ったことがセリフで語られて、
具体的に何がどうなったのか映像で描かれてなかったので、
どうも観ていてモヤモヤしておりました。
新発田藩には裏切った事情があるだろうと。

『十一人の賊軍』はその新発田藩裏切りのエピソードを基に『仁義なき戦い』の脚本家・笠原和夫が構想した時代劇。
しかし当時の岡田茂東映京都撮影所長が映画化に難色を示しボツ。
350枚あったシナリオを笠原和夫は怒り狂ったあまり破り捨てたそうですが、
それが今回、今まさに日本が抱えている社会問題とシンクロすると確信した東映が映画化、とのこと。
なんだか東映らしいエピソードに思いましたが、
ともかく新発田藩以上に着目したのがモーニング娘。のエースでセンターだった“りほりほ”こと鞘師里保さんが、
実力派俳優に混ざって出演、しかも顔見世でなく『十一人の賊軍』の一人として主要キャストに抜擢。

たまたまつけたNHKドラマにレギュラー出演してるのを目にして、
女優さんとしても活動してるのかと、
かつて大ファンだった担当者は嬉しく眺めておりましたが、
脂の乗った白石和彌監督のもとで、
まさか↓こんな事態になってるとは。

鞘師里保、山田孝之&仲野太賀らと十一人の罪人集団のメンバーに抜擢! 映画『十一人の賊軍』
https://www.youtube.com/watch?v=z7f236L5Hus&t=7s

しかも娼婦でなく女郎とは。

個人的にりほりほの思い出は在籍時、モーニング娘。ツアーで新潟コンサートに来た際、
モー娘。の歌姫・小田さくらが声の不調でパフォーマンスのみとなり、
その分、りほりほが小田ちゃんのぶんもと歌も含めて鬼気迫る圧巻のパフォーマンスを魅せたことでした。
なので今回の大抜擢に注目したいと思います。

しかし親戚が新発田におり、子供のころはズーズー弁が何言ってるのかわからないほどの訛だったので、
まさか新発田弁をマスターしてるとは思えませんが、どうなんでしょうか。

https://www.toei.co.jp/entertainment/news/detail/1243164_3483.html

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香港 加油

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昨日の続きで放映された『映像の世紀バタフライエフェクト 香港 百年のカオス 借り物の場所 借り物の時間』はこちらの斜め上を行くほど見応えがありました。

香港最大のスーパースター、ブルース・リーと
大陸からほとんど無一文で香港に密航したジミー・ライの二人をキーパーソンに香港の自由と正義を問いてました。

注目したイップ・マンはアメリカ・中国のハーフとしてアイディンティーに揺れるブルース・リーが
イップ・マンの門を叩きカンフーを通して東洋思想を学び自我を確立してる様を紹介。
イップ・マンは武術だけでなく精神面でもブルース・リーの力となったことを伝え、
やがて彼がアメリカへと渡り哲学を学び武術を教えて有名な“水のように”の境地に辿り着く。

一方のジミー・ライはアパレルメーカーの創業者として大成功を収めた姿が紹介されながら、
正直何者かと思っていたら後に中国独裁政権と徹底的にペンで闘った新聞、アップルデイリーのオーナー。
担当者が香港旅行をしてた頃はアップルデイリーは日本でいう東スポのようなゴシップ紙という印象だったんですが、
あれは芸能面に限ってのことで他紙が転んでいくなか
徹底抗戦しながら力及ばず中国の圧力で廃業に追い込まれる事態になりながらも、
最後は民主化への希望を繋ぐ紙面を残して意地を貫く姿に拍手を。

当然、天安門事件と最近の香港民主化デモにも触れた中で、
天安門事件につながる中国民主化デモ支援の有名なチャリティコンサートの模様が流れ、
ここはテレサ・テンが登場するかと思ったら民主化支援を歌うジャッキー・チェンが登場、
特にコメントはなかったものの、今のジャッキーを思うともんのすごい皮肉に。

香港民主化デモの方はジミー・ライを焦点にしアグネス・チョウさんは出なかったものの、
もし登場したら先のXでのジャッキー批判に合わせ技になってたような。

他に最近の香港映画でクローズアップされてる“悪の巣窟”九龍城砦の内部に侵入したドキュメンタリー番組も登場。
暗黒街を捜査する香港警察などまんま香港映画じゃないかと嬉しく思ったりしましたが、
先のチャリティコンサートの寄付金を香港・大陸の黒社会に渡して、
天安門事件後に民主化を叫んだ学生たちを北京から香港を通して海外に脱出させた“イエローバード作戦”など、
恥ずかしながら知らずにおりました。
当時は大陸から人民解放軍崩れが香港で強盗となっていく映画はよくありましたが、
このイエローバード作戦など映画の題材に打ってつけ、今ではできないでしょうが、
バイタリティー溢れて怖いもの知らずだった当時の香港映画が動かなかったのが惜しまれます。

ラストはブルース・リーの“水になれ”をスローガンにした民主化デモを、
間に子どもがデモ隊に向かって「ガンバレ香港」と叫ぶ姿を挿入し、
真上からまさに水のように流れ行くデモ隊を映しだし、
そこに画像にあるブルース・リーの言葉を伝えて、
まるでブルース・リーが天から闘う香港の人々にエールと希望を与えるように締めて、
ただただ単純ですが深く感動いたしました。

報道部や政治部は完全に転んでいますが、
こんな45分の番組に尋常でない力を注ぐなど
NHKはドキュメンタリーの分野はまだ骨のある人たちが頑張ってるんだな、と。
自由と正義についてのテーマはまんま今の日本に繋がるように思いました。

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024061714398?cid=dsphk-tw-butterfly-202406172244
↑こちらからまだ配信で見れます。

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『香港 百年のカオス 借り物の場所 借り物の時間』



昨日に続いて香港ネタで恐縮ですが、
今晩、22時からNHK総合「映像の世紀バタフライエフェクト」は『香港 百年のカオス 借り物の場所 借り物の時間』
予告編の最後にブルース・リーの有名なハリウッドでのオーディション風景が登場、
さらにさらに公式Xのハッシュタグには

明日の放送は
「香港 百年のカオス 借り物の場所 借り物の時間」​
6/17(月)夜10時 NHK総合​

▼放送・配信予定は番組HP​
https://nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/?cid=dsphk-tw-butterfly-202406161800​

#香港​
#九龍​
#ブルース・リー​
#イップ・マン​
#映像の世紀​
#バタフライエフェクト

https://x.com/nhk_butterfly/status/1802265149434380679

ブルース・リーとともに師匠のイップ・マン(葉問)の名前も。

副題の“借り物の場所 借り物の時間”はもちろん映画『慕情』からの引用、
これは優れた映画の定義ではないかと四方田犬彦先生が説いてましたが、
昨年公開された『カンフースタントマン 龍虎武師』でも詳しく描かれてたように、
大陸の功夫の達人や京劇役者たちが日中戦争を逃れて辿り着いた香港で
映画の世界に飛び込んで世界を凌駕した香港アクションの礎を築いたこと、
実際にイップ・マンも日中戦争で娘を亡くすなど大きな犠牲を払って香港へと亡命したこと、
この師匠とグローバルな視点を持って香港の象徴と化したブルース・リーを軸に、
この番組は香港を語るのではないかと睨みます。

ついでに国民党のスパイで共産党が政権を握った大陸から香港に逃れた父親と、
上海ヤクザ社会でアヘンの売人をやってた母を持ち、
幼少期に半分、孤児院のような香港の京劇学校で厳しい体罰に明け暮れたジャッキー・チェンも、
ある意味、香港を象徴する人物ですがNHKが取り上げるには生々しいように思いました。

先の予告編の冒頭のナレーションは「欲望の街 香港」
当然、香港映画ファンは『欲望の街 古惑仔』を思い出すので、
ドニー・イェンが映画化したイップ・マンも登場するならば相当な香港映画通がスタッフにいるんじゃないかと。

香港 百年のカオス 借り物の場所 借り物の時間
初回放送日:2024年6月17日

高層ビルをかすめるように降下する飛行機、魔窟と呼ばれた巨大スラム、数千の水上生活者の船。中国本土で戦乱や危機が起こる度、無数の人々が逃げ込み、香港のカオスを作り上げた。イギリスによる植民地統治のルールは「自由」。しかしそれは、いつか中国に返還される「期限付きの自由」だった。ある作家は「借り物の場所、借り物の時間」と呼んだ。巨大国家・中国の存在におびえながら、束の間の自由を追い続けた人々の記録。

https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/QM2ZQVJ7PZ/

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Ride On



ジャッキー・チェンは日本ですごく人気があるんですけど、香港人の間では、特に若者の間では結構嫌われていると思います。親中派であることだけでなく、女性との関係も結構批判されています。

日本は芸能人の私生活に厳しいのに、人気者になれるのはちょっと謎ですね...

https://x.com/chowtingagnes/status/1800700124315979797

先週、13年ぶりに公式に来日し新作『ライド・オン』の舞台挨拶はじめ、
わりとテレビ番組にも登場してたジャッキー・チェンに大盛り上がりだった1週間なものの、
そんな状況をカナダから眺めて水を差すようなツイートをしてたのがアグネス・チョウさん。
ご本人は確か香港警察から逃亡犯として指名手配をされており、
ジャッキーよりご自身の心配をと活動を応援してるこちらは思ったりしました。

もっとも周庭さんの言うこともよくわかり、
親中派なのは、こちらもいかんともしがたくいつも複雑に思っており、
(掘り下げればバカ息子のせいもあり、それもジャッキーの教育がマズいことになり、、、)
女性関係に関してはこちらもよく耳にし、、
チョウ・ユンファは若いころはヤンチャでも結婚してからは愛妻家の人格者として尊敬され、
それに引き換えジャッキーは、、、などと香港での評判も知ったりしながら、
それでジャッキーを否定してしまうのは、
テレビ放映した翌日に酔拳や木人拳ゴッコをしていた無垢な頃の自分をも否定してしまっては、
アイディンティーが崩壊してしまうことに繋がるような。

そんなバカなことを考えながらも周庭さんには、
おっさん世代が日本全国の小中学校の教室で、いかにジャッキーごっこに夢中になったか知ってほしいことと、
そんなジャッキーが監督として『プロジェクトA』『ポリスストーリー香港国際警察』などの
大傑作を放ったことを映画史と重ねていただきたいと思いました。

しかし周庭さんの流暢な日本語はアニメやアイドルなどの日本のカルチャーに興味を抱いて覚えたそうで、
特にモー娘。にハマってた時期があったことに余計に親近感を覚えておりました。
今はどうなのか知りませんが、15,16,17期の若手メンもとても良かったと、
ゴールデンウイークにまたコンサートに行ってしまったこちらからカナダへお伝えしたいと思います。

来日したジャッキー、白髪を染めてたと思いますが、
それでも撮影は二年位前だと思う『ライド・オン』とは別人のようでサスガに年相応に思い、
舞台挨拶では『ベスト・キッド2』と『神話』の続編を撮り終えて、
『ライド・オン』で意気投合したラリー・ヤン監督と今年また新作で組むとのこと。
ニコラス・ツェーと『香港国際警察/NEW POLICE STORY』の続編はポシャらないようにと願ってます。

【トークノーカット】ジャッキー・チェン13年ぶりの来日!ラリー・ヤン監督、ジャッキーちゃん、山田くんも登壇 おかえり、ありがとう、ジャッキー!映画『ライド・オン』集大成舞台あいさつ
https://www.youtube.com/watch?v=BenaWAH9EeY

ただ『ライド・オン』でちょっとの不満はせっかくウー・ジンが出てるなら手合わせでもカンフーバトルを見せてほしかった。
と、同時にウー・ジン偉くなったよなぁ。

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『WILL』 @ 座タイム



映像カフェ 座・タイムの長谷川代表との電話の中で、
座・タイムは自主上映会にも力を注ぐと話されて、
以前紹介した『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』や『ガイアシンフォニー』など、
上映作を挙げていく中で関心を持ったのが『WILL』。

先ほど座・タイムの公式HPを覗いたら上映日がアップされていたので紹介します。

『WILL』は俳優・東出昌大の猟師生活に密着したドキュメンタリー。
スキャンダルで大きな痛手を受けながらも『天上の花』『Winny』『福田村事件』『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』と立て続けに話題作に出演してる東出昌大のもうひとつの姿を記録。
特に注目をしたのがエリザベス宮地監督作なこと。

BiSHを追いかけたドキュメンタリー『ALL YOU NEED is PUNK and LOVE』の監督として記憶に残り、
あの映画の中で今を時めくアイナ・ジ・エンドに撮影を通してガチ恋してしまい、
しかし節度を守って身を引く監督にアイナ・ジ・エンドが微笑むラストは
アイドルヲタクにとって生涯忘れられない場面だろうと共感とともに観ておりました。

もともとMVの世界では著名な監督のようですが、
それが『WILL』の予告編を見ると東出昌大を通して命の根源を探るようなドキュメンタリーを手掛けてたことに驚かされました。

映像カフェ 座・タイムでの上映会は7月13日(土)13時30分~
入場料1500円

https://neg.1web.jp/56735/142480.html#contents

↑『WILL』でなく『WELL』と誤表記されてますが、後で長谷川代表に伝えたいと思います。

『WILL』

俳優・東出昌大は猟銃を持ち、山へ向かった。
水道もガスもない状態での暮らし。
狩猟で獲た鹿やイノシシを食べ、
地元の人々と触れ合う日々は、彼に何をもたらしたのか――。

公式HP https://will-film.com/

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三上智恵 語る死者の水筒



新作『戦雲(いくさふむ)』を発表した三上智恵監督も6月23日「沖縄慰霊の日」が近づくことで、
自身の平和への思いの原点だという沖縄戦の遺品「死者の水筒」を巡って、
自ら取材しディレクターを務め「テレメンタリー2000」に発表した25分のドキュメンタリー番組をyoutubeにアップしました。

三上智恵 語る死者の水筒
https://www.youtube.com/watch?v=14iDqFMHrgw

2000年の沖縄サミット開催前にリニューアルする「新」沖縄平和記念資料館の展示物が、
時の沖縄県知事、副県知事はじめ県幹部が忖度なのか、
「反日的になってはならない」とかの理由で資料の改ざんを指示、
これが沖縄を揺るがす大問題となった、
などというのは恥ずかしながら本当に見るまで知らずにおりました。

戦没者の遺品を収集している久手堅憲俊さんという、
まさに命を懸けて沖縄戦を記録・調査してる闘士を取材していくうちに、
上官が負傷兵に毒入りミルクを飲ませて毒殺を命令、その唯一の生き残りの旧日本兵や、
同じく負傷した戦友40人の爆殺を命令されて実行した旧日本兵を探しカメラの前での証言を記録。
戦後、55年辛うじて沖縄戦を戦った旧日本兵がまだ健在だった頃だけに、
本当に貴重な証言、とともに住民相手に自決を強要しただけでなく、
ともに戦った部下の兵隊が負傷したという理由だけで、
惨殺してしまう非道で容赦ない日本軍の姿を炙り出して戦慄、慄きました。

期間限定で慰霊の日を挟み今月いっぱいは見れるものの、
突然消すかもしれないとのことで25分と短い番組なのでお時間のある時、
慰霊の日を思いながらご覧になってみてはどうかと思いました。

https://www.facebook.com/chie.mikami.54/posts/pfbid0JruR2dh936VpacSukwuhXprswsHVT5H97WfG6KPsnGgS1qVAMkWhjC9LLYKoYrkCl

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《おきなわの友だちもしずかなところで勉強できますように》



お世話になっている新潟県立大学の福本圭介先生が新たに立ち上げた「沖縄の自由と平等を求める行動@新潟」。
6月23日(日)の沖縄慰霊の日に合わせて新潟市の万代シティ交差点歩道にて
『沖縄の自由と平等を求める風船アクション』と題して、
100個の風船を道行く子ども連れの皆さんに配るそうです。

風船には《おきなわの友だちもしずかなところで勉強できますように》とプリントしてるそうで、
当然、この日の意味とこのプリントが親御さんとお子さんの対話につながることを祈っての行動かと思います。
同時に沖縄の現状を伝える路上パネル展も開催するものの、
人手が足りないそうでご都合のつく方はお手伝いもどうかと思いましたが、
とりあえず足を運んでみてはいかがかとご案内します。

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ヒロシマナガサキ

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「第9回長岡アジア映画祭」で上映し、お話しいただいた『アボン 小さい家』の今泉光司監督より、
『ヒロシマナガサキ』の無料上映会を長岡で開催できないか、とお話しをいただきました。

スティーブン・オカザキ監督の了解を、配給会社シグロからも承諾を得たそうで、
今泉監督は地元の浅草や『アボン 小さい家』の撮影地・フィリピンでも上映会を開き、
旧知のこちらにもとお声をかけてくださったようです。

それならば平日だけど8月6日(火)の上映はどうかと思い検討しています。
正式に決まりましたら、こちらに掲載します。

『ヒロシマナガサキ』は2007年製作、日本公開のアメリカ作品。
14人の被爆者と、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言を軸にスティーブン・オカザキ監督が25年の歳月をかけて完成。
証言者には「はだしのゲン」の作者・中沢啓治先生も登場します。

『ヒロシマナガサキ』日本版劇場予告編
https://www.youtube.com/watch?v=nMbVgITvV-4

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言えない秘密 不能説的・秘密

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「第14回長岡アジア映画祭」で上映した台湾映画『言えない秘密』が、
この度リメイクされたのか、あちこちのシネコンでポスターを目にしたので予告編を覗いてみました。

「言えない秘密」本予告【6月28日(金)全国ロードショー】
https://www.youtube.com/watch?v=kT6mdYSHqew

うーむ、と思ったのはやはり鍵を握るヒロインはオリジナルのグイ・ルンメイの圧倒的な透明感に敵わないのではないか。
日本版のヒロイン、古川琴音 は『偶然と想像』を観たときは強烈な印象を残してくれましたが、
オリジナルに大変思い入れがあるこちらは演技力とともにアイドル性も際立っていたグイ・ルンメイ、
何しろデビュー作が『藍色夏恋』の彼女を強く推したいと思っています。
あんな女優さんは今の日本にいないのだろうかと。

もうひとつ台湾版『言えない秘密』は主演のジェイ・チョウが監督を務めてたことも特筆、
作詞作曲もこなして主演映画『頭文字D』では赤城山でなく弥彦山を爆走して大ヒットを飛ばしてたスーパースター、
当然、劇中のピアノも難なくこなしていたりと非の打ちどころがない才能に唖然としたほど、
しかもこれがおっそろしく感動させてくれたことに、
ぜひまた監督作を発表してほしいと願ったものの、
『グリーン・ホーネット』でカトーを演じハリウッド進出したとはいえ
監督作は今のところこれ1本というのが本当に残念に思っていたりと。

ところでオリジナルの舞台のどことなくノスタルジックな街並みがどこか尾道を感じさせた他、
ピアノが登場することや“尾道三部作”のあの映画を想起させたりと大林宣彦監督の影響大に思ったもので、
はたしてジェイ・チョウが大林映画のファンなのかまでは知らないものの、
アンソニー・ウォン!が演じた主人公の父親役をリメイク版は尾身としのりさんが演じてることに、
オリジナルに大林映画を感じた日本版のスタッフがいるんじゃないかと思いました。

まだ観てないくせにいろいろ書いてしまいましたが、
リメイク版を観てオリジナルを観てみようと思うファンが多く生まれますことを。

https://gaga.ne.jp/IenaiHimitsu/

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ライド・オン



下敷きにしてる『レスラー』まで悲劇にならないてまでも、
老いを自覚するジャッキーだけで涙腺緩み愛馬の大活躍に目を見張る。
実娘を勘当してると思うと、こんな仲直りを望んでるのか。
挟まれる自身の過激なスタントは今の時代だと狂気に映る。
改めて映画人ジャッキーに敬服。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4141.html
↑こちらで紹介したジャッキー・チェン最新作『ライド・オン』を観賞後に感想をメモしてましたが、
確かにキネ旬の江戸木純先生評のように『カンフースタントマン 龍虎武師』の影響下を感じながらも、
愛娘が目にする父の激闘=ジャッキーの激闘を物語る背中を映したシーンに素直に感動いたしました。

あと特筆に思ったのは疎遠になってた愛娘を演じてたリウ・ハオツン。
マギー・チャンを筆頭にブリジッド・リン、ロザムンド・クァン、アニタ・ムイにミシェール・ヨーにビビアン・スー(!)と
ジャッキーの女優選びのセンスは特に香港女優に感じるものがありながら、
最近はあんまりトキメキを覚えない、というかこちらが不感症を自覚してるなか、
本作のリウ・ハオツンの清純派っぷりに本当に久しぶりに感じるものがあり、
やはりジャッキーの審美眼は衰え知らず、というか娘というより孫娘に映ったと思ったら、
彼女はチャン・イーモウ監督の秘蔵っ子と知りました。
そういえば『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』に可愛いコがいた覚えがあったものの、
いかんせん中国版『ニューシネマパラダイス』を期待したこちらを裏切る出来栄えだったので。
そうなるとコン・リー、チャン・ツィイーに続く「謀女郎(モウガールズ)」となり、
この点はやはりまだまだ恐るべしチャン・イーモウかと。

とはいえまたもアクション映画引退を匂わすようですが、
お得意の椅子と机の小道具アクションは健在だし、
何よりジャッキーは香港でニコラス・ツェーと『香港国際警察/NEW POLICE STORY』続編を撮ってもらわなければ。  

ジャッキーは永遠の「マイヒーロー」なんだから。

しかし新作の老け役のために染めたかと思った白髪姿は実は地毛のようなんで、
今週、久しぶりに公式に来日して『ライド・オン』舞台挨拶に登壇するジャッキーの髪の色に注目したいと思ってます。

https://ride-on-movie.jp/

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♪困ったように笑いながら



昨日、市民映画館をつくる会の二代目会長が亡くなったことを書きましたが、
いつか書こうと思っていたことを。

昨秋、市民映画館をつくる会の縁の下の力持ちとして、
活躍をしていた白杉さんが亡くなったとお姉さまから連絡がありました。

お仕事をリタイアし悠々自適の生活を送っていたと思っていましたが、
突然、亡くなったそうでこちらも驚きました。

市民映画館をつくる会消滅後、
こちらの上映会にも何度か観に来ていただき、
T・ジョイ長岡でも目にして、相変わらず映画好きなんだなと思ってました。
最後は黒沢清監督『スパイの妻』だったハズで立ち話で感想を話してた記憶が。

ただ何度か再会する度に大柄な人だったという印象が、
だんだん小柄になっていくように思い気になってました。

市民映画館をつくる会時代は担当者はじめ非常識な面々がおりましたが、
白杉さんは常識人と言ってよく、
思えばムチャぶりに対し、
困った顔を見せながらも最後に笑いながら作業をこなしていました。
組織にはこんな縁の下の力持ちが必要なんだなと思い知らされました。
ただあんまりなムチャぶりには窘めていただきましたが。

今はアオーレ長岡アリーナと化しましたが、
その前はセントラルパークという市民の憩いの場の公園で、
市民映画館をつくる会は毎夏、長岡花火前にここで野外上映会を開催。
パイプを繋げてスクリーンを張るという力仕事ととび職のような作業を率先して行い、
白杉さんがいないと野外上映会の実現は難しかったかと思います。

そんなわけで今も困った顔をしながらも。
きちんと作業をやり遂げ打ち上げで気持ちよく飲んでる白杉さんの顔を思い出します。
ここに遅ればせながら言わせてください。
ありがとうございました。

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市民映画館をつくる会 会長

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昨日、市民映画館をつくる会で活動を共にしていたN先生より、
市民映画館をつくる会の二代目会長だった石岡氏が亡くなったと電話がありました。
新潟日報のお悔やみ欄に名前が掲載されてたそうで享年78歳。

確かサラリーマン生活の傍ら真剣に映画館建設に邁進をしていたものの、
石岡元会長の話によれば実際に映画館建設が実現できる運びとなり、
自身も映画館の方へ専念する覚悟を決めた矢先に、
某団体がはしごを外す空気を察知して建設に至らず、という証言を耳にしたことがありました。

最も本当のことなのか、何しろ少し前にも書きましたが、
市民映画館をつくる会末期は断末魔の惨状となり、
何も総括さえ行われずに消滅してしまい、
最初から終わりまでいた担当者さえもよくわからない事がたくさんあったりするので。

石岡氏は会長を降りた後、しばらくして別組織を立ち上げてシネマチャオ設立者の一人に名を連ね、
併せて支配人として連日、シネマチャオの現場で采配をし、
こう書くと大変苦労しながら映画に身を投じ振り回されたのだなと思ったりします。
あと寅さんの大ファンだったことも。

最も担当者からは気難しく見えて反りが合わず、怒られたりし、
それ以前にまるで相手にされなかった印象が強く、
何年か前まではアオーレ長岡や中央図書館でよく見かけ、
こちらを一瞥するくらいの関係でありましたが、
正直、やりにくい奴だと思ってたハズ。
でも受け入れてくれた広い心の持ち主だったかと。

折に触れて最近お見かけしなくなっていたので気にしておりましたが、、、

石岡元会長の飲み会の席の話でよく覚えているのが、
若きサラリーマン時代に出張先のホテルで、
売り出し中の中島みゆきサマを見つけて一緒にお酒をと誘ったものの、
当然、断られてしまったそうで、
こんなこと嘘ついてもなんの得もないのでホントの話と信じてますが、
かの中島みゆきサマを口説こうしたのは男として栄誉だなと。

改めて合掌とともに深くお礼を。

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『映画◯月◯日、区長になる女。』

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シネ・ウインドでサンドウィッチマンとなったペヤンヌ・マキ監督舞台挨拶つき。

監督の住む杉並区のアパートが道路拡張計画のため立ち退きの危機となってることを知り、
それまで無縁の世界だった選挙・政治の世界にカメラを持って飛び込んで、
草の根の住民運動を目の当たりにしながら民主主義とは何かを問うドキュメンタリー。

候補者と支援者がともにリアルな感情で意見をぶつけあう様を収めてるのは圧巻。
特筆なのは選挙活動支援で生まれた僅差で現職を破った
新区長をさらにサポートしなければと支援者たちが区議会議員選挙に立候補し次々と当選、
ついに杉並区は半数が女性議員になったこと。
快挙だが現都知事はこんなムードもかすめとってのしあがったという思いも抱いたりと。

好物の選挙映画、もうウィルながおかフォーラムの参加のお誘いが届いたので、
本作の上映会はどうだろうか、政治的すぎてまたなんのかんの言われるのかと思うと躊躇するものの、
自分の生活が勝手に奪われてしまう危機感から政治に関心を持つ映画に、
どうのこうの言われてしまうのは率直におかしいのではなかろうかと。

しかし某選挙ライターが登場した途端、
ドドッと歓声が挙がったことに、このジャンルが好きなお客さんが集まってることがよくわかりました。

ついでに数多の選挙映画の中で『「立候補」』と『なぜ君は総理大臣になれないのか』は
取材した対象者が選挙に負けてしまうことで、
一層、響くものがあることも確認できました。

『映画◯月◯日、区長になる女。』は6月14日までシネ・ウインドで公開されてます。

https://giga-kutyo.amebaownd.com/

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関心領域 The Zone of Interest



T・ジョイ長岡で『関心領域』を観賞後、後ろから声をかけたのが、
お世話になってる長岡造形大学のヨールグ・ビューラ先生。

先生は映画に関心のある学生達を連れての映画観賞会を定期的に開催。
先の『ビヨンド・ユートピア 脱北』上映会にも学生たちと観に来てくださいました。

「壁の向こうの悲劇を見せないというアイデアに徹したものの、
実物のあの靴の山には適わないのではないか、
さらにあそこで当たり前とはいえ、清掃員がいることにも驚いた。
自分ならあそこで働くのは躊躇するが。
しかし実際のあの場面を入れたことは作り手は負けることを承知の上で撮ったのではないか」

無論、あの家族はウクライナ、パレスチナの惨状に目を背けるまでいかず、
限りなく無関心な現代人を映してることは、
当然なので言いそびれましたが、こんな感想をビューラ先生に話しました。

スイス出身でドイツ語も話す先生から観ればより深く洞察した感想が聞けると思いながらも、
とりあえずハンナ・アーレントの「悪の凡庸さ」という言葉を使って説明してくださいましたが、
学生たちが待っているので足早の感想となり、深い洞察までは聞けず、また機会がありましたら。
この後は学生たちと本作についてディスカッションをすると言ってました。羨ましい。

しかし『ビヨンド・ユートピア 脱北』に続いてナチスがテーマの『関心領域』とは攻めまくった作品を観賞した
造形大生はなかなかヘヴィでなかったかと想像します。

ついでに担当者は、淀川長治先生がよく言ってた“気取った”『関心領域』よりも、
直球勝負の『ビヨンド・ユートピア 脱北』に軍配を挙げます。

とはいえアウシュビッツ収容所の隣にあれば、
凄まじい臭いを想像できるのが、まるで気にしてる描写がなかったことは、
そんな世界に馴染んでしまってるという意で、それはそれで恐ろしい映画だと。
観るまで知りませんでしたが本作もA24作品だとは。

https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/

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100分de名著 「忘れられた日本人」



現在、NHKEテレでは
読みたいとは思いながらも途中で挫折してしまう、古今東西の“名著”を取り上げる「100分de名著」で
民俗学者・宮本常一の「忘れられた日本人」を取りあげてます。

昨日の記事に書いた柴田昌平監督や長岡アジア映画祭で上映した『土徳 焼け跡地に生かされて』『雪国木羽屋根物語』の青原さとし監督が所属し学んだ民族文化映像研究所(民映研)の設立者・姫田忠義監督はこの宮本常一に師事。
いわば柴田監督や青原監督は宮本常一の直系のお弟子さんにあたるかと。

ただ担当者は姫田監督よりも先に宮本常一を知ったのは「東電OL殺人事件」にあたってから漁った佐野眞一先生の「旅する巨人」からなので、その宮本常一の精神を姫田監督から柴田監督、青原監督ともに受け継いでると知って納得しました。

その宮本常一の代表作「忘れられた日本人」を紹介するのは大いに関心を寄せましたが、
語りが立川志らく師匠といのは、どうなんだろうか。
映画好きの落語家と知って関心を寄せて、今ほど売れてなかった頃に長岡での落語会でも注目しましたが、
(正直、この時はあんまり面白くなかった)
売れっ子コメンテーターとしてアクロバティックに政権擁護する姿を目の当たりにして、
はたして山田洋次監督や大林宣彦監督はどう思ってるのか、思ってたのか、
少なくとも名もなき庶民の側に立って耳を傾けた宮本常一とは真逆に映る人選に思いますが。

名著140「忘れられた日本人」宮本常一
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/p8kQkA4Pow/bp/pzX9kL8axW/

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2024年の『ひめゆり』

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今年も柴田昌平監督『ひめゆり』がポレポレ東中野にて上映されます。
日時は慰霊の日を挟んでの6月22日から6月28日。

「ひめゆり学徒隊」の生存者22名を13年かけて、その言葉に耳を傾けた本作。
恥ずかしい話ですが、担当者は本作を観ないでいたら沖縄に視線を注ぐことはないままだったかもしれません。
DVD化もテレビ放映も配信の予定など一切ない作品なので、
スクリーンで観るのは貴重な機会となるので、ぜひお近くの方はとお勧めいたします。

三上智恵監督『戦雲』を観ると着実に憲法改悪を進めてることを含め、
正気なのか戦争に向けて前のめりになってる2024年、
だからこそ「ひめゆり」のおばぁの言葉を耳にするのは意義あることと思います。

画像は2012年に柴田監督、お仲間のサイタマノフリョウこと河田さんを栃尾・山古志へご案内した時のもの。
山古志の中山隧道の中を歩いた後の記念撮影。
中山隧道といえば記録した『掘るまいか』の橋本信一監督、
あまり映画を褒めない印象だった橋本監督が賞賛していたのが『ひめゆり』でした。

『ひめゆり』公式HP https://www.himeyuri.info/

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町田に市民映画館をつくる会



担当者はこのブログを書くときに、まずヤフーから市民映画館をつくる会を検索し、

市民映画館をつくる会
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/

↑こちらのリンク先から、長岡アジア映画祭実行委員会!ブログにたどり着くのですが、
最近、市民映画館をつくる会で検索すると、

町田に市民映画館をつくる会
https://machida-co-cinema.mixpie.design/

↑こちらが2番目か3番目にヒットします。

開いてみると東京の南多摩にある町田市でミニシアターをつくろうと活動を始めているようですが、
老婆心ながら、その名前はあんまり縁起がよろしくないのではなかろうかと。

長岡にあった市民映画館をつくる会は確かに功績はあったかと思いたいですが、
肝心の映画館建設に至らずに頓挫してしまい、
成り立ちから最後まで見届けた担当者は、
断末魔の際は人間不信の塊となって今も引きづっているので、
こんなこと言えた義理でもありませんが、
勢いのあるうちに早くつくった方がいいんじゃないかと思います。

しかし中の人はかつてシネ・ウインドに携わっていたのか、
運営方法含めシネ・ウインドを目指してるようですが、
トップ画面にシネ・ウインドでなくシネ・ウィンドウとあるのは早めに修正した方がいいのではないかと。

ともかくいい迷惑だと思いますがエールを送ります。

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早期救出 国に訴え



5月26日『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会

5月26日は山古志で「全国闘牛サミット」が開催。
大規模なイベントなものの闘牛好きと北朝鮮に関心ある方はあんまり被らないかと思ってましたが、
翌日の新潟日報の紙面にその「全国闘牛サミット」開催記事の下に、
「早期救出 国に訴え」という見出しで長岡の特定失踪者・中村三奈子さんのお母さんが、
「全国闘牛サミット」の会場・山古志闘牛場で、
「拉致問題早期解決を国に求める署名活動」をしていたとの記事が出てて、そうかここから来てくれたのかと。

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/411865?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0c7i8YQibEkFCvMdBcV9wvNFEyJbk8Mea6g2SdW1i5dgqUpvsUSNxGneg_aem_AWbMLTN08k5rmWVWTRpJwUjcHJSfM3uvGJo213nDphClpYgznY2HG-5A27wl5VLGiPms-33vslrFv5_Nzu-BrOVC

というのも『ビヨンド・ユートピア 脱北』上映が始まってしばらくしてから、
中村三奈子さんのお母さんが映画を観に来てくださいました。
こちらが声をかけてお母様ですかと尋ねたら、
「この前に別の場所で署名活動していたから遅くなった」とお話し。

率直に映画はお母様にはキツイ内容ではないかと、
「中村三奈子さんをさがす会」を通してお母様に紹介することは躊躇したものの、
来場したお客様にウィルながおかに依頼して用意してもらった
中村三奈子さんについてのチラシを配布していたので、
おそらく聞きつけたお母様が観に来てくださったのだろうかと。

そこで思ったのは新潟日報は上映会の前後で、
5/22第二回日朝首脳会談から20年、
5/29 ストックホルム合意1から10年、
それぞれに併せて横田早紀江さん、蓮池薫さん、曽我ひとみさんのインタビュー記事とともに
拉致問題について力を込めた記事を掲載、
そのほかにも当然北朝鮮問題も議題となった5/27 日中韓3か国首脳会談、
5/27 北弾道ミサイル発射と北朝鮮問題の記事を大きく掲載し、
山古志での署名を呼び掛けるお母様も記事にしながらも、
署名活動を終えて疲れてるであろうに、
かの国の姿を少しでも知ろうと足を運んだお母様の姿は知らないハズ。
この映画は県内で初上映とともに今後の公開の予定は今のところないので、
そんなに北朝鮮に関心があるならどなたか記者の方が観に来てもいいのにと。
そうすればお母様の本当に必至な姿を知ることが出来たのにと。
結局、いくらいい記事を書いても日曜は記者の方々もお休み優先なのかと思いましたよ。

思えばいつからか中村三奈子さんのことは存じてましたが、
関心を持ったのは昔、市民映画館をつくる会を手伝っていただいた方が三奈子さんの同級生と知り驚いたこと。
今回『ビヨンド・ユートピア 脱北』上映会をやろうと背中を押したのは、
アオーレ長岡で開催されてた三奈子さんのパネル展を目にしたからでした。

中村三奈子さんをさがす会のブログ
https://ameblo.jp/sagasukai98/

中村三奈子さんをさがす会
https://www.facebook.com/sagasukai98/?locale=ja_JP

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菊屋さん、ありがとうございました。



長岡四郎丸の「菊屋」が昨日でお店を閉めると1週間前に人づてで聞きながら、
なかなか足を運ぶことが叶わず、結局電話でお礼をお伝えしました。

というのも上映会のたびに↓このようにお店の外側にポスターを掲示していただきました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4080.html

当然、道行く人たちは目にするので重要な宣伝拠点でありました。

ちなみに昨年、長岡花火が絡む映画がこのお店の店内で撮影され、
もしかしたら完成して今年の大阪アジアン映画祭でプレミア上映かと思ってましたが、
ラインナップにはなかったので、たぶん今もみっちりと編集しているんじゃないかと思います。

店内ロケの様子を女将さんや娘さんから聞きましたが、
短いシーンにもかかわらずスタッフは20人ほどいたそうで、
インディペントながら相当気合が入った映画になるんじゃないかと想像しました。
もっともこのお店を映像に残したいという思いがあって撮影に協力したそうで、
当時からお店を畳む意思があったのかと。

画像はゆずの香り漂う玉子とじそば。
一応、そば屋の看板を掲げながら、いつもラーメや丼物を注文していましたが、
この時はここはそば屋さんだったと思い直して注文したもの。
冷ややっこなどいつも小鉢がついてて飾り気のない味が大きな売りでした。
食後はインスタントだけどコーヒーも登場。
いつも常連さんで賑わっているのも納得と同時にこれからつくづく寂しいものだと。

しかしお電話でこれまでのお礼をした際、
これからもポスター掲示を約束していただきました。
ありがとうございます、しかしあの味と居心地のいいあの場所はもう戻りません。

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