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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2020年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2020年07月

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愛しく苦しいこの夜に



昨日の記事の続きで
「ポセイドン・石川って誰だろう?」
「ポセイドン・石川が出るんだ。CD持ってるよ」

『おかあさんの被爆ピアノ』のポスター依頼にお世話になってる文信堂書店に行き、
店長を捕まえて渡したチラシで出演者名にあるポセイドン・石川の名がインパクトがあるので
失礼ながらネタにしたところ、CDを持ってると店長が話したので驚きしばらくレクチャーを受けましたが、
こちらが知らないだけだったのかと。

いづれにしても店長は以前、被爆ピアノコンサートに参加し、
実際の被爆ピアノを弾いて歌い、しかもずっと五藤監督を知っており、
1枚のチラシを手にしてしみじみと完成して良かったと喜んでおりました。

もちろん昨日書いたポスター貼りにまわったお店の店主の中には
ずっと五藤監督を応援していた方々もおり、
被爆ピアノの映画が難産だったこともよく知っているので、
きちんと1枚のポスターとして目の前に現れ、手にし感慨深くなってたようでした。
そんな様々な方の思いが集まった1本の映画でもあると。

とはいえ無論、五藤監督を名前だけ知ってて、あんまり思い入れのない店主もおり、
その方からはコロナはまだ収束してないのに映画上映会やるのか?
と第一声で問われ、いえ今回はT・ジョイ長岡でやる作品と伝えながらも、
映画館再開もいぶしがってるようでした。

こちらは執筆者が大変なことになってますが映画館は換気が行き届いてることを書いた

現在、映画館を作っている立場から映画館の換気について説明します
https://note.com/asai_takashi/n/nd75b4a736e87

以前、紹介した想田和弘監督の

みんながマスクをつければ満席でも大丈夫⁈  宮沢孝幸・京大准教授に聞く、コロナ時代の映画館の安全と安心
https://note.com/sodakazuhiro/n/n864528f68c94

どちらも受け売りのまま、映画館は換気が行き届いてること、
マスクをつければ過剰な心配はしなくてもいいようだと、
それに映画館で感染の事例は日本でないことなど、
なぜこちらが劇場のフォローをしなければならないのかと思いながら話してましたが、
確かにこちらは現在再開された映画館に普通に足を運んでおりますが、
ほんの少し前のコロナ渦の自粛を思い返せば警戒を続けてるのもよく理解、
ましてやお店など大変な思いをしただろうから、店主の考えに頷いてたりしました。
そしてこちらの上映会再開も見極めなくてはと痛切に思いました。

画像は全く関係なく、先日お仕事帰りに寄った高田公園で先走った蓮が咲いておりました。

『おかあさんの被爆ピアノ』
8月7日(金)~ T・ジョイ長岡  
8月8日(土)~ シネ・ウインド 
8月15日(土)~ 高田世界館にて公開
公式HP http://hibakupiano.com/

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Manic Monday



本日はお仕事が午前でおしまいなので、
お昼から五藤監督から送ってもらった『おかあさんの被爆ピアノ』のポスター貼りにまわりました。

ポスターの下ビラには

長岡出身・五藤利弘監督作
8月7日(金)~ T・ジョイ長岡  8月8日(土)~ シネ・ウインド 8月15日(土)~ 高田世界館にて公開
公式HP http://hibakupiano.com/

以上、県内での公開と最低限の情報を載せて。

掲示依頼先はまわった順番にみずすまし、居酒屋・太陽、文信堂書店、西時計眼鏡店、たびのそら、いろは商店、太田こどもクリニック、さい花、桧物や糀店、Gallery 沙蔵、キャラメルママ、煉瓦亭、居酒屋かちんこ、なじらてい、崇徳館etc(敬称略)

上映会自粛以降、はじめてのポスター貼りになりましたが長岡市後援を得てないので、
公共施設には行かず、いつもお世話になってるお店を中心にまわりました。
無論こちら主催の上映会でなく長岡なのでT・ジョイ長岡で公開されることを強調、
そして五藤監督を応援してるのでまわってることを伝えましたが、
たいていのお店の店主は五藤監督を知っているので、
そこは言わなくてもわかってくれたのが大半のように思いました。
コロナ禍以降再会となる店主の皆さんはお元気そうで本当に良かったです。
掲示を快諾いただきありがとうございます。

あと月曜はわりと定休日のお店も多いので、あのお店、このお店は次回以降にしました。

画像は五藤監督を応援している常連さんがいつもいるキャラメルママ。
今回、訪れたらやはりいたのでチラシを渡してポスター貼りと。

広島 NEWS WEB 「被爆ピアノ」映画の試写会
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20200626/4000008040.html?fbclid=IwAR2-lmMrNSrtoOPh0qwArZg6P6nEd7vx2XALW1k0T6ByMpyp57UuY3kDBXo

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ミニシアター押しかけトーク隊「勝手にしゃべりやがれ!」



ボヤけた画像ですみません。
右から井上淳一監督、荒井晴彦先生、森達也監督、松元ヒロ氏、PANTA氏、望月衣塑子記者、白石和彌監督、リモートの津田大介氏。

以前、『大地を受け継ぐ』長岡上映会に駆けつけてくださった井上淳一監督はコロナ禍で苦境に立つミニシアターへ恩返しの意味で「SAVE the CINEMA」など積極的にミニシアター救済活動を行い、その一環として荒井晴彦先生、森達也監督、白石和彌監督とともに”ミニシアター押しかけトーク隊「勝手にしゃべりやがれ!」”を結成。
ミニシアターから呼ばれれば、この豪華メンバーでリモートで映画について語り合いオンラインでスクリーンに流して劇場に足を運んだ観客も一緒に見れるという試み。

今回、ライブハウスも苦境に立っているということで渋谷のLOFT9にこのメンバーが【同調圧力に抗う】をテーマに集まり、
さらに同調圧力に抗う面々もゲストに迎え、それをシネ・ウインドでも生配信をするというので感心を持って足を運びました。

一番興味深かったのはスクリーンを使ってどのようなイベントになるのか?
ということでしたが19時スタートがやはり回線などで問題があるのか、
なかなか始まらず支配人がノートパソコンと格闘、
ようやく画が出ても音が出ず、と傍から見ててなかなか大変に思いましたが
無事に音が出てからスクリーンに映る論客達の語りに見入っておりました。

強く印象に残ったのは荒井先生、井上監督、白石監督と若松孝二監督に縁のある面々のなかで、
なぜ森監督がここに一緒にいるのか?という疑問が一気に解消されたことでした。
ここに全部書いちゃマズイような気がしましたが、
森監督が撮りたいテーマに荒井先生、井上監督が大きく関わってるそうで、
ぜひこれは実現してほしい企画に思いました。
その流れで井上監督が『帰ってきたヒトラー』『帰ってきたムッソリーニ』があるなら
常々自分が撮りたいと公言していた『帰ってきた岸信介』がネタに晒されてましたが、こちらも実現してほしいです。

偶然にも、後半にリモート登壇した津田氏が小池知事を相手に、
森監督のテーマに繋がることをぶつけて嫌な顔されたばかりなことを話して沸きましたが、
それ以上に津田氏の話で現政権がネットの世論を気にしているとして、
それがツイッターでなくヤフコメを本気で参考にしているそうで、やはりこの政権は尋常でないと改めてゲンナリしました。

あと以前シネ・ウインドに荒井先生がトークで来た際、脚本を書いた『新宿鮫』のパンフにサインを書いていただきましたが、
後からあれは不本意な作品だったようで迷惑なようだったと悔やんだことがあり、
今回見ながら同調圧力事態が蚊帳の外のように生きてる荒井先生のブレない発言「観客はバカ者」にヒヤヒヤしながら、
どこかで痛快に思ったりしておりました。
と、ともにコロナ後はあるのかという問いかけも残りました。

また興味深かったのが超売れっ子の白石監督は同調圧力に抗う意として、
メジャー映画の中でこの時代について表す言葉をセリフ一言でも残そう闘ってると話してたことでした。
そこに若松イズムを感じたりと。

ところでゲスト的立場の望月衣塑子記者は菅官房長官への定例記者会見で触れられたくないことをズゲズゲと質問、
ある意味ジャーナリストとして当然のことをして一躍著名になり、ついに森達也監督の取材対象となったほどでしたが、
今回のトークの中でコロナ禍を理由に官邸は会見の記者を一社一名に制限、
東京新聞は政治部の記者一名のみの参加となり、
望月記者は外されてしまったそうで確かに最近の記者会見で見かけなくなったと思ったら、
当然、これは望月記者を外すことが狙いでやはりエゲツない政権だと。

そして元ニュースペーパーの松元ヒロさんは久しぶりの観客を前にして
挨拶代わりで下々の観客に向けてテレビでやれない麻生太郎氏のモノマネを披露し爆笑、
捨て台詞に「マスクを取る前に責任を取れ!」と某総理に吐いて内心手を叩いておりました。

これらいわくつきの面々に突っ込み、時にフォローと自在に転がしていた井上監督は言い出しっぺとはいえ、
正直、汗だくになりながらのMCで尊敬の念を抱かざるおえませんでした。
おかげで少しも飽きずにみることができました。

ついでに先ほどシネ・ウインドで『わたしは分断を許さない』を観賞後、
女性専従よりこのイベントの感想を聞かれましたが、
PANTAさんも登壇ということで幕間に頭脳警察のドキュメンタリー『zk/頭脳警察 50 未来への鼓動』を配給するお世話になってる太秦代表の小林三四郎さんが登場したことに触れて、
何十年前の昔話、かつてエフエム新潟のラジオ番組『小林三四郎さんのゴーインにマイウェイ』に
現在新潟の夕方の顔となってる元欽ちゃんバンドの堀敏彦さんがゲストで来た際のエピソードを話して、驚かせてしまいました。
しかし登場した三四郎さんの姿は改めて貫禄ついたなぁ、と。

「勝手にしゃべりやがれ!」次回は高田世界館で7月11日『ポン・ジュノ』をテーマに語りつくすようです。
http://takadasekaikan.com/archives/11330

https://www.facebook.com/ミニシアター押しかけトーク隊勝手にしゃべりやがれ-105261844548610/

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8月15日より 『おかあさんの被爆ピアノ』 高田世界館にて公開

640 hibakupiano

長岡出身・五藤利弘監督『おかあさんの被爆ピアノ』がT・ジョイ長岡、シネ・ウインドに続いて県内では高田世界館での公開が決定、それも大変意義深い8月15日(土)より決まったようです。

http://takadasekaikan.com/%E8%BF%91%E6%97%A5%E4%B8%8A%E6%98%A0%E4%BD%9C%E5%93%81

それで訂正なのですが、以前にT・ジョイ長岡、シネ・ウインドともに8月7日に公開と掲載しましたが、
T・ジョイ長岡は8月7日(金)、シネ・ウインドは8月8日(土)より公開のようです。
申し訳ございません。

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昭和20年に広島で被爆したピアノを持ち主から託された調律師・加川(佐野史郎)。彼自身も被爆二世。
調律師は、託された被爆ピアノを修理、調律して、それを自ら運転する4トントラックに載せて全国を回っている。
東京に住む江口菜々子(武藤十夢)は、被爆ピアノコンサートの情報を偶然知り、調べると被爆ピアノの1台を母が寄贈していることを知り、被爆ピアノコンサートを観に行く。
被爆二世の母から広島のことや音楽講師をしていた祖母のことなどを知らされてこなかった菜々子は祖母(南壽あさ子)のこと、広島のこと、被爆ピアノのことを知りたくなり調律師に頼んで広島まで同行する。
2年前に他界した祖母が住んでいた母の実家はそのままにされており、間もなく再開発で壊されるという。菜々子は伯父に実家まで案内してもらうと、実家にある祖母の写真、古い楽譜などから祖母のことを辿っていく。そして、菜々子が5歳の頃に祖母から可愛がってもらった記憶。
なぜそれ以降の祖母の想い出がないのか?
母はどうして広島から出て行ったのか?
祖母が菜々子に伝えたかったこととは?
調律師がなぜ被爆ピアノを伝える活動をしているのか?
菜々子はルーツを辿り、被爆ピアノの活動を辿りながら次第に何かを見つけていく・・・。

佐野史郎 / 武藤十夢 / 城之内正明 / 森口瑤子 / 宮川一朗太 / 大桃美代子 / 南壽あさ子 / ポセイドン・石川 / 谷川賢作 / 鎌滝えり

https://tjoy.jp/t-joy_nagaoka/cinema_detail/C2279?fbclid=IwAR3oQtcfkOqflQ4quaaX9GSaYpOpKMEfMJXL3plMNzO3b5Kw8shULdLjI_A
公式HP http://hibakupiano.com/

「おかあさんの被爆ピアノ」90秒予告篇
https://www.youtube.com/watch?v=9OeywtIcpfU&feature=youtu.be&fbclid=IwAR17mXDqW9zhU0xWjPDVk9WgYfsrCnpsR_xSq8GA2DZu_hPaVpaWsQzytmQ

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FALLING DOWN 



セント・エルモスファイアー、ロスト・ボーイ、今ひとたび、フラットライナーズ、愛の選択、フォーリング・ダウン、依頼人、バットマン・フォーエバー、評決のとき、バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲、8㎜.、フローレス、9デイズ、フォーン・ブース、ヴェロニカ・ゲリン、オペラ座の怪人、、、、

一見、なんの脈略もない作品群ですが、その多くが興行的にヒットしながらもおそらく登場するスターやストーリーに惹かれて観客は足を運び、よほど熱心なファンでない限り監督ジョエル・シューマッカーの映画だからという理由で観たのは皆無に近いのではないかと。

先頃、ジョエル・シューマッカー監督(80歳)がガンで亡くなったという訃報が流れて、先のフィルモグラフィを眺めながら、80年代、90年代を中心にほとんど観ていたことに気づき驚いた次第です。

80歳という年齢なのかも驚かされながら巨匠や名匠という雰囲気は無く、賞とは無縁でひたすら職人に徹して、お客さんを満足させる水準以上の作品を連打していたことはやはり特筆、中には『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』と困惑させてしまう失敗作もあったりしますが、それも含めての職人技、
とはいえ与えられた企画ながらスナッフフィルムという映画を商売にしながら、絶対にやってはいけないことへの怒りが滲みでてた『8㎜.』のダークで苦すぎる展開に普通のハリウッド映画からはみ出たものを感じ、更に牙をむいて作家性を剥き出しにしたかのような『フォーリング・ダウン』を訃報を知った多くの映画好きがベストに挙げているのを目にし、やはり80年代、90年代に映画館で過ごした者にとって忘れることができない映画監督だったと思いました。

マイケル・ダグラス扮するホワイトカラーが夏の暑さにイラつき、一線を踏み越えてしまい、あれよあれよと暴走してしまう寓話として片づけられない姿は観ているこちらも、もしかしたらひょんなきっかけであちら側に転んでしまうかもと共感と反発がない交ぜになりながら観ておりました。

黒人差別がテーマの『評決のとき』はまさに今へと続くアメリカの問題がテーマで色褪せず、同じくジョン・グリシャム原作の『依頼人』など思い返しても非の打ちどころのない完璧な映画ではなかったかと。

しかし、その作品群から老いなど感じられませんが繰り返し80歳って、他にも同時代に活躍した監督達はもうそれなりの年齢なんだと、こちらも年取ったワケだと実感しました。

そして80年代の青春映画の金字塔といえる『セント・エルモス・ファイアー』
その後、フジテレビが臆面もなくパクッて恥ずかしく思いましたが、でもそれだけの影響力を確かに与えた作品、その後ジョン・ヒューズのような「青春映画の巨匠」への道を選ばずあくまで職人監督の道を選択し全うしたジョエル・シューマッカーに合掌。

そんな気に留めてなかった監督なのに訃報を知って、ホントに多くの作品を観てたことを無視できずにいてこの場を借りてお礼を。

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Happy - しあわせを探すあなたへ(みらいシアター2020online 第一夜)



お世話になってるながおか市民協働センターよ、オンラインの映画上映会みらいシアター2020を立ち上げ、
『 Happy - しあわせを探すあなたへ』を明日18時30分より開催、上映、上映後のディスカッションもZOOMで開くそうです。
参加希望者は申し込みが必要のようなので、以下FACEBOOKより転載します。

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Happy - しあわせを探すあなたへ(みらいシアター2020online 第一夜)

「みらいシアター2020」は未来を前向きに考え、行動へつなげるためのオンライン参加型作品上映会。映像作品から世界を覗き、新たな視点から私たちの日常に目をやると何が見えてくるでしょうか。
様々なテーマに沿った映像作品の鑑賞と、その後のディスカッションをオンライン上で行います。コロナ時代において、膝を付き合わせて意見を交わすことが出来なくても、市民活動の歩みを止めないために、いま何が出来るか考えてみませんか。

第一夜の上映作品は「happy - しあわせを探すあなたへ(2011年製作/75分/アメリカ)」です。

以下フォームからお申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeLuc0VFmc4h_rHsb4EPE1-CgBWoKfs1nPQdQ8hbVKu7IoTWg/viewform

◆イベント概要
日時:2020年6月26日 18:30~
場所:オンライン開催(zoom)
定員:100名
参加費:無料
主催:ながおか市民協働センター

◆作品プロフィール
〈happy-しあわせを探すあなたへ〉
http://www.happyrevolution.net/
アカデミー賞ノミネート監督ロコ・ベリッチ (『ジンギス・ブルース』)が、新たな映画のアドベンチャーをお届けします。 『happy – しあわせを探すあなたへ』は日本人プロデューサー清水ハン栄治と共に5大陸16か国を巡る4年間のロケを敢行し、心理学や脳医学の世界的権威と幸福度を高める鍵を読み解くドキュメンタリー映画です。エグゼクティブプロデューサーは『ナッティ・プロフェッサー』『ブルース・オールマイティ』監督のトム・シャドヤックです。


◆当日の流れ
・第一部 鑑賞「みんなで観よう!」
オンライン会議サービスの「zoom」を利用して、ご自宅など各自お好きな場所で同時に映画を鑑賞します。ただ鑑賞するだけではなく、コメントや感想を共有し合える仕掛けを設け、対話しながら鑑賞しているかのような体験を目指します。

・第二部 グループトーク「作品を話し合おう!」
参加者を少人数のグループに振り分け、その中で感想を共有する時間を設けます。同じ作品でも捉え方は人それぞれ違うはず。違う視点を知って、より一層作品を楽しめるかもしれません。

https://www.facebook.com/events/566785380653335/?active_tab=about

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T・ジョイ長岡ロビーには



以前、休館明けのT・ジョイ長岡で『デッド・ドント・ダイ』を観に行ったと書きましたが、
その時に正面玄関からロビーに入って真っ先に目にしたのが
五藤利弘監督『おかあさんの被爆ピアノ』B全ポスターと数多あるチラシでした。
これは相当、気合が入ってると意気込みを感じて、一層映画への期待が高まりました。

ただ8月7日公開とポスターの目に入る場所に“長岡出身・五藤利弘監督作”と入れれば、
長岡で公開する意義が本作を知らないお客さんにも伝わり関心を持つんじゃないかと思いましたが。

最もこれは6月20日時点なんで今は変わってるかもしれません。

あとロビーには展示スペースもあるんで現在、先行上映される広島・八丁座では
撮影風景を収めた写真や衣装を展示してるそうなんで、
https://twitter.com/hatchoza/status/1274680947472908290
まるまるT・ジョイ長岡でも展示してくれないだろうかと。

『おかあさんの被爆ピアノ』は8月7日、T・ジョイ長岡にて、8月8日はシネ・ウインドで公開されます。

公式HP http://hibakupiano.com/

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『封印 ~沖縄戦に秘められた鉄道事故~』



本日、6月23日は沖縄慰霊の日。
担当者はこの日に何度も書いていますが柴田昌平監督作で
固く口を閉ざしていた元ひめゆり学徒隊の証言に耳を傾け記録した『ひめゆり」のおかげで沖縄に対して目が開きました。
もし『ひめゆり』を観ていなかったら6月23日が特別な日なことさえ気にせずに素通りしていたかもしれません。

沖縄戦で亡くなった方々に祈り、そして寄り添うと言いながら今も負担を強いる辺野古への基地移移設の即時中止を求め、
そもそも莫大な建設費を投じても完成は難しいとの指摘もあるので。

ところで先日深夜番組で沖縄をテーマにし大きな反響となったドキュメンタリーが放映されました。

『封印 ~沖縄戦に秘められた鉄道事故~』

沖縄戦の直前1944年に大規模な鉄道事故が沖縄で発生。
死者は200人を超え日本の鉄道事故として最悪なものの、
軍より緘口令が敷かれて隠蔽、
そもそも戦時中に沖縄に鉄道が走ってたことにまず驚きますが、
紐解いていくうちに次々と衝撃の事実を知ることに。

番組はこの事故を徹底的に調査し、奇跡的に生き残った90歳の女性の証言を得ながら事故を詳細にCGで再現、
浮かび上がるのは事故を起こした列車は軍事輸送列車で、この事故がのちの沖縄戦にも大きく影響を与えることに、、、

取材・調査した清水徹氏は『桶川ストーカー殺人事件』『北関東連続幼女誘拐殺人事件』を被害者の側に立ち、
権力に対峙しながら徹底取材し高く評価された調査報道の第一人者。
NNNドキュメントは良質の番組を放ちながら深夜というつくづく残念な枠で
最近も清水氏は『南京大虐殺』を徹底検証していましたが、こちらも虐殺の経緯をCGで再現し見てて言葉を失いました。

『封印 ~沖縄戦に秘められた鉄道事故~』は再放送があるので、ぜひと沖縄慰霊の日にご紹介いたします。

6月28日(日)8:00~ BS日テレ
6月28日(日)5:00~/24:00~ 日テレNEWS24

http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/archive/post-176.html

『封印 ~沖縄戦に秘められた鉄道事故~』

過去起こった最悪の鉄道事故は、昭和15年、大阪で発生した西成線事故と言われている。火災で189人が亡くなった。しかし実は知られざる大事故が封印されているという。昭和19年12月に起きた列車爆発事故で220名もの命が奪われたというのだ。だが、その事故は未だ存在すらほとんど知られていない。しかも事故が起こったのは鉄道が無いと思われている沖縄県だ。
封印されてきた日本最悪の鉄道事故を調査する。

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「知らない歴史がある事は仕方ないが、それを知ろうとしないのは罪です」

清水氏の言葉ですがたぶん戦時中、封印されたことは枚挙に留まらないように思いますが、
当時の日本軍の“あったことを隠蔽し、なかったことにする”って現政権が繰り返してるんで今と繋がることも含め必見の番組に思います。

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第33回ウィルながおかフォーラム記録集



長岡市男女平等推進センター ウィルながおかの昨年度の事業実績と
ウィルながおかフォーラム記録をまとめた報告書が完成し送られてきました。

こちらも参加した『愛と法』上映会のことも掲載しており、
機会を見て映画と合わせLGBTsについてお話しいただいた黒田隆史弁護士に贈ろうと思っています。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2381.html

冊子と同封された文書には今年も11月にウィルながおかフォーラムを開催予定なものの、
コロナ禍で制約があるようで例年と同じ形での上映会は難しいのかもしれませんが、
とりあえず今年も参加を希望すると返答いたしました。

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モヨ・チルドレンセンター 緊急支援のお願い モヨ・チルドレンセンターを支える会



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2639.html
↑こちらでも紹介した小林茂監督作『チョコラ!』で活動を記録した松下照美さん主宰「モヨ・チルドレンセンター」緊急支援のチラシが刷り上がり、長岡駅前のお好み焼き屋さん“花月”で入手し、
シネ・ウインドや三条のみずすましにこれから届けるので関心を持つ方が手に取ってほしいと思います。

チラシはコロナ禍で来日できず恒例の報告会・キャンペーンが出来ずにいる松下さんのケニアの現状と支援のお願いの文書。
中開きに全国の支援者による応援メッセージが載せてあり、

“グローバル社会とか何とか大きなことを言って、貧しい者たちは今日のメシがない。”

という一文が突き刺さる小林茂監督のメッセージもあります。

モヨ・チルドレンセンターへのカンパは
↓こちらまでお願いいたします。

-------------------------------------------------
【郵便振替】
郵便振替口座 01660‐1‐73996 
モヨ・チルドレン・センターを支える会

【銀行振込】
ゆうちょ銀行 
名義:モヨチルドレンセンターヲササエルカイ

ゆうちょ銀行から:記号 16100 番号 26156171
他の金融機関から:六一八支店(ロクイチハチシテン)
(普通)2615617
-------------------------------------------------

モヨ・チルドレンセンター公式HP https://www.moyochildren.com/

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イップ・マン外伝 マスターZ



再開したT・ジョイ長岡に遅ればせながら足を運び延期になってた『デッド・ドント・ダイ』を観に行ったところ、
スケジュール表になんと『イップ・マン外伝 マスターZ』が現在公開中とのこと。

新作が延期となり旧作をシネコンはどこも公開してるのはわかるけど
なぜに昨年公開されたカンフー映画を今頃公開?
マックス・チャンってそんな人気があるのか?
などといろいろと燻がり、こちらはすでにDVDレンタルで見ましたが紛れもない傑作。

イケメンのクンフーマスターのマックス・チャンがトニー・ジャー(『マッハ!』!)、アクション熟女ミッシェル・ヨー、そして元WWEのスーパースター、デイヴ・バウティスタとトンでもない面々と華麗かつゴリゴリのカンフーで魅せてくれましたが、
本作の白眉はドニー・イェンの当たり役イップ・マンシリーズの三作目『イップ・マン 継承』で真の詠春拳の覇者を競うべく、
ドニー・イェンと闘いながらも負けてしまったマックス・チャンの敗者復活戦。

数多あるアクション映画のクライマックス、ヒーローとの闘いに敗れた敗者はその後、どんな人生を歩むのか?
最近だと『クリード 炎の宿敵』で『ロッキー4 炎の友情』でロッキーに敗れたために
国家からも奥さんからも見放された私怨を息子への歪んだ闘魂を注いだドラゴ、
演じた哀愁のドルフ・ラングレンが印象的でしたが、
こちらのマックス・チャンは自身の敗北を認め武術を捨てカタギとして一から出直しながらも、
夜の世界の女性を助けたばかりに黒社会と抗争の只中へ身を投じ、
信じる正義のために封印した詠春拳を解き放つまでを、
溜めに溜めた後に怒涛のカンフーアクションとなって圧巻!
正統派カンフー映画として香港映画死なずを強烈に印象付けました。

監督ユエン・ウーピンは撮影時74歳。
思えばジャッキー・チェンブームの火付け役となった『スネークモンキー 蛇拳』『ドランクモンキー 酔拳』から一貫してカンフー映画を撮り続け『マトリックス』や『キル・ビル』のアクション監督としてハリウッドに呼ばれ旋風を巻き起こした巨匠。
その巨匠が70代となってもまるで枯れることなくアクションと人間ドラマを生真面目に融合してカンフー映画独特のカタルシスを観客に味あわせてくれることは、もはや畏敬の念を抱かざるおえないほど。
しかもマックス・チャンはドニー・イェンと同じく愛弟子でもあるのでアクション映画界への貢献は比類なきものに思います。

ユエン・ウーピン監督作をスクリーンで観れる機会があるだけでこのT・ジョイ長岡での公開は特筆モノ、
しばらく公開するそうですが、いつ終映になるかわからないので、
機会があったら観に行きたいと思っておりますが、
そんな思いを抱いてる功夫迷って周辺にどれくらいいるのか?

そしてなぜ再開したT・ジョイ長岡で『クリード』の二作を公開してるのか謎に思いましたが、
スタローン絡みで『ランボー ラストブラッド』の宣伝もあるのかと気づいたので、
今回の『イップ・マン外伝 マスターZ』が4作目の『イップ・マン 完結』の公開への伏線なことを期待したいですが。

ついでに以前からマックス・チャンって誰かに似てると思ってましたが、
やっと思い浮かんだのが中邑真輔、どうでしょうか。

公式HP http://www.ipman-masterz.com/

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わたしは分断を許さない

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http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2518.html
↑こちらで関連の写真展を紹介した堀潤監督の『わたしは分断を許さない』が明日6月20日より、
シネ・ウインドと高田世界館で公開され、
堀潤監督は20日にシネ・ウインド、21日に高田世界館で舞台挨拶をするそうです。
ただしシネ・ウインドは予約で定員に達したそうです。
https://www.cinewind.com/information/6-20-2/

高田世界館は予約を受付中のようです。
http://takadasekaikan.com/archives/11138

写真展に足を運んだのは年明けでしたが、
当時よりも香港は「国家安全法」の導入を巡ってさらに弾圧が、
北朝鮮は韓国、ひいては世界と再び分断となる事態に
沖縄はイージス・アショア配備撤回が辺野古への光明となるのか、
いづれにしても事態は急展開してるだけに映画からどんなメッセージを受けとることができるか、
さらに堀潤監督はご存じのようにNHKのアナウンサー出身、
もはや政権支持率向上に大きく貢献している大本営となった古巣の現況についてどう思うのかも気になります。

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わたしには、どうしても許してはいけないと感じるものがある。それは「分断」だ。 この10年で、国内外の様々な社会課題の現場で「分断」が深まったと感じる。人々の疑心暗鬼は、やがて差別や排斥をうむ。2020年は東電福島第一原発事故から、そしてシリア内戦から10年目を迎える年だ。世間の忘却に耐え、未だ孤立し、支援を待つ人たちがいる。一体なぜここまで、そして一体誰がこの分断を生んだのか。わたしは世界各地の現場へ取材の旅に出た。どうしても分断の手当てが今必要だからだ。
堀 潤 (監督・脚本・編集・ナレーション)

公式HP https://bundan2020.com/

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原節子の真実



東京都知事選が本日、告示されましたがその少し前から話題となった一冊の本が『女帝 小池百合子』
まだ未読なのですがページをめくるごとにホラー小説のような恐怖を覚えたという感想を目にし、
俄然興味を持った次第で著者の石井妙子さんの名を最初に知ったのは『おそめ 伝説の銀座マダム』という作品。
銀座の高級バー”おそめ”のマダムとして第一線で活躍する著名人を相手に夜の世界で活躍、
そして東映ヤクザ映画の大プロデューサー後藤浩滋の妻として一途に愛しぬいた女の生涯を描いて
映画業界の裏話も併せて読み応えがありました。

その石井妙子さんが次に選んだの女性が“永遠の処女”こと伝説の大女優・原節子を描き切った『原節子の真実』
図書館で見かけたので手に取って読みましたが、こちらも飽きさせずに一気呵成に読み切りました。

世界映画史に名を残す小津安二郎監督『東京物語』が代表作に挙げるでしょうが、
意外にも自作で好きな映画として小津映画を挙げることを一切なく、
常々、自分の人生を切り開いていく女性を演じたいとインタビューに応え、
それは小津映画のヒロインと真逆の女性像となり
引退間際まで自身の代表作を探し求めていたという姿、
それは男が求める女性像では決してないだけに、
当時、口にするだけでも結構強さが必要かと思いながら、
それが実現できなかったことに不幸を感じたりと。


驚くのは結構、インタビューに応えていたようで、
それが歯に衣を着せず、本音をズバズバと話し、時に今風でいえばバッシングや炎上に晒されてたこと。
ただその根本にあるのが10代半ばで大抜擢されたドイツ・日本合作映画『新しき土』の撮影と、
完成してからドイツ、フランス、ニューヨーク、ハリウッドとプロモーションでまわった先々の洗練された映画界と
男尊女卑が本当に根強い日本映画を落差を思ってのことで、
戦前、いわば日本代表として世界を見聞、特にハリウッドでマレーネ・ディートリッヒと会食し
大女優の飾らないながらも周囲から尊敬される姿を間近で見た経験から開眼、
10代半ばで「西洋かぶれ」「生意気」と島国根性あふれる日本で叩かれながらも、
自己主張は強烈に言い放っていたという小津映画の奥ゆかしさとは違う姿は
今なら多くの共感を持って受け入れられたのでは、というかかなり進歩的な女性で、
著者も憧れを感じながら筆を進めているのが読んでてよくわかりました。

それでドイツ・日本合作映画『新しき土』は名前だけは知っていましたが、
これがナチスドイツが全面出資、当時ドイツが協約を結ぼうとして日本を美化し、
ドイツ人が日本のすばらしさを理解できるよう仕向けたいわばプロパガンダ映画で、
この匂いを察知し取材に何度も訪れたのが後のスパイ・ゾルゲ、
完成後はヒトラーも観賞、プレミア上映会にはゲッペルス宣伝相も出席、
そしてかのマッカーサーも完成作を観賞していたと、
映画と政治のキナ臭い一面を覗いたような作品だったんだと読んでて驚いた次第、
これは機会があれば見てみたいものだと。

それで原節子さんの生涯を膨大な資料とともに追いかけてた著者が
引退後は全く人前に出なくなったことで推測をしているのが、
戦中、多くの戦意高揚映画に出演していたことへの喪に服す意味があったのではと。
当時どこの映画会社も国策映画を製作、いわば映画界はこぞって戦争へ協力していたという不幸な歴史の中、
原節子さんも当然のように出演し映画を観て出兵、中にはブロマイドを忍ばせて戦死したであろう、
若き兵隊さんを思って、戦時中にそれらの映画に出演したことへのコメントを発してないだけに、
そのように推測したのはなるほどと頷きました。

最も思想的には女優としてスカウトした義兄の熊谷久虎監督の影響を受けてたようで、
これが結構トンデモな思想に思いましたが。

ついでに小津安二郎監督のまさに地獄を見た壮絶な出兵体験と、
徴兵を逃れた黒澤明監督を小津監督は蔑視していたこと、
さらにひ弱ながらも徴兵された山本薩夫監督は最も原節子さんを起用し映画を撮っていたので、
出兵先に上官から汚い暴言とともに壮絶なリンチを受けたこと、
確かにこりゃ、その後に反骨の社会派になるよな、
など原節子さんを巡る映画監督のエピソードも大変興味深かったです。

担当者は原節子さんと共演した方とお話しさせてもらったことがあります。
『第12回長岡アジア映画祭』で上映した『貝ノ耳』の主演で杉田愉監督とともにお招きした鰐淵晴子さんです。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-215.html

その時に『ノンちゃん雲に乗る』で共演した原節子さんの思い出を聞いていましたが、
当時、この本が発売されて読んでいればもっと詳細に尋ねてだろうなぁ、と忸怩たる思いが。
この本によれば『ノンちゃん雲に乗る』は白内障の大手術を受けた後の復帰作、
しかも初の母親役として撮影期間は短いながらも、いろんな意味で決断を用いた節目の作品のようです。

などと書き連ねましたが、一番驚いたのはちょうどこの本を夢中になって読んでいた昨日2020年6月17日は
原節子さん生誕100歳の誕生日でした。

著者がぜひ表紙にと決めた写真は大女優のオーラをヒシヒシと感じてまさに圧倒的なスタイルだと。

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少年と犬

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芥川賞と直木賞、候補作が発表 馳星周さんは候補7回目

第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は7月15日、東京・築地の「新喜楽」で開かれる。芥川賞は5人中4人が初めての候補入り。直木賞では馳星周さんが7度目の候補となった。
 候補作は次の通り。(敬称略、50音順)
 【芥川賞】石原燃(ねん)「赤い砂を蹴る」(文学界6月号)▽岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号)▽高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号)▽遠野遥「破局」(文芸夏季号)▽三木三奈「アキちゃん」(文学界5月号)
 【直木賞】伊吹有喜(ゆき)「雲を紡ぐ」(文芸春秋)▽今村翔吾「じんかん」(講談社)▽澤田瞳子「能楽ものがたり 稚児桜(ちござくら)」(淡交社)▽遠田潤子「銀花の蔵」(新潮社)▽馳星周「少年と犬」(文芸春秋)

芥川賞と直木賞、候補作が発表 馳星周さんは候補7回目

第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は7月15日、東京・築地の「新喜楽」で開かれる。芥川賞は5人中4人が初めての候補入り。直木賞では馳星周さんが7度目の候補となった。
 候補作は次の通り。(敬称略、50音順)
 【芥川賞】石原燃(ねん)「赤い砂を蹴る」(文学界6月号)▽岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号)▽高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号)▽遠野遥「破局」(文芸夏季号)▽三木三奈「アキちゃん」(文学界5月号)
 【直木賞】伊吹有喜(ゆき)「雲を紡ぐ」(文芸春秋)▽今村翔吾「じんかん」(講談社)▽澤田瞳子「能楽ものがたり 稚児桜(ちござくら)」(淡交社)▽遠田潤子「銀花の蔵」(新潮社)▽馳星周「少年と犬」(文芸春秋)

https://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=new&&fileno=9775208&thumb=true

昨日、芥川賞、直木賞候補作が発表されましたが、見出しにあるように目を引いたのが馳星周先生が7度目の候補となったことでした。

『第4回長岡アジア映画祭』でフルーツ・チャン監督、サム・リー主演『メイドインホンコン』を上映した際、
馳星周先生をお招きしトークをしていただきました。
当時、ペンネームを見ればわかるように香港映画ファンとして知られ、『メイドインホンコン』を称賛し、
「この映画のためなら何でもする」と公言していたので、それに乗じて依頼したら引き受けていただきました。

馳星周先生といえば無論ジェイムズ・エルロイに心酔して書き上げた『不夜城』が代表作。
その『不夜城』で直木賞を逃してしまってから、今も候補となり7度目というのは正直驚きました。
もう確固たる地位を築いたので直木賞などいいのではと正直思いましたが、、、、

作家になる前は新宿ゴールデン街の超有名なお店でバイトをし、
新宿を隈なく闊歩した経験から『不夜城』はじめ暗黒小説を次々と発表し、
新宿が代名詞となってた時期がありましたが、
いつしか愛犬のために軽井沢へと引っ越し金髪も辞め登山にハマるなど、
かなり健康的な生活を送っているとたまに目にし、
それと同時に作風も変貌、特に犬をテーマにした作品は
かなり過剰に犬への偏愛が綴られて戸惑いさえ覚えるほどでしたが、
今回の候補作『少年と犬』は新潟も舞台のひとつとして登場するそうなので、
読んでみようと思っています。

馳星周先生が描いた『不夜城』は三部作で完結しましたが、
お招きした時、原作とは違うオリジナルのストーリーで金城武主演の『不夜城』の続編が映画化予定と
話してたものの、とうとうそれは実現しなかったと思い返したりします。

しかし改めて馳星周先生が都会を離れて、
犬とともに健康的な日々を送ってるというのも、
金髪がトレードマークだった頃を思うと別人とまで言わないまでも、
結構不思議に映ったりします。

はたして直木賞の結果は。

最近、沖縄戦がテーマの『美ら海、血の海』を読みましたが一気呵成で読ませる手腕はサスガに思いました。

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Promises



本日の映画界の大きな話題となったのが配給会社でミニシアターも運営するアップリンクの浅井代表が元従業員よりパワハラで訴えられたことではないかと。

https://uwvah2020.wixsite.com/mysite
↑こちらの声明文及び原告の声を読むとパワハラは常習化しておりフォローできないかと思います。

とはいえ声明文にある「世界を均質化する力に抗う」というアップリンクのポリシーに沿ったマイノリティの側に立つ多くの作品を配給、長岡アジア映画祭でも何本か上映し、思いつくままだと『ふたりの人魚』は数多ある中国映画の中で担当者が観た作品としていまだにトップ1だし、あるいは『ダライ・ラマの般若心経』は上映料が大変安かったのに、大勢のダライ・ラマファンが駆け付けて収益を上げたことを覚えている中で『プロミス』というドキュメンタリーを思い出しました。

イスラエルとパレスチナの子ども達が監督を通じて、ほんの僅かな交流を見つめた作品。
浅井代表が海外の映画祭で観賞し、これは今の時代に必要な映画という趣旨で買い付け配給したハズで、上映してから数年後イスラエル、パレスチナの紛争は激化、イスラエル軍がガザ地区を空爆、死者多数という報道を知って本作を思い出して、ポスターを引っ張り出し立て看板にこの『プロミス』のポスターを貼って自己満でしょうがメッセージとして道行く人達に伝えようと思いました。

また浅井代表は確か大林宜彦監督作『この空の花 長岡花火物語』を観賞しすぐに称賛、一通り全国公開を終えた後に自身が運営するアップリンク渋谷にて昔で言えば二番館として『この空の花』をロングラン上映してたハズ。

その後に大ヒット『モンサントの不自然な食べもの』を立ち上げたばかりの当会でも上映、
いわば直接お会いしたことはありませんが浅井氏のセンスは誰もが認めるものではないかと思います。

だからこそ今回、真逆の姿が明らかになってしまい大きなショック、ぜひ元従業員の声に真剣に向き合ってほしいと思っています。

元従業員からの訴訟について
https://www.uplink.co.jp/news/2020/53508

と、同時にこんな事件を知り、担当者が受けたパワハラを思い出してしまいました。
自分は今思えば離れて正解で、裁判を起こすほど期待してないんだな、と。
とはいえこちらも戒め肝に銘じようと。

| 未分類 | 23:32 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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柴田昌平監督 『人生は旅だ 料理も旅だⅡ ~三ツ星シェフ 日本のコメに挑む』



お世話になってる柴田昌平監督の新作が放映されると
プロダクション・エイシアの大兼久プロデューサーよりBCCメールが届き、
抜粋して転載します。

しかし柴田監督確か7年くらい前、落ち込んでるこちらを励ましに来てくださり(今も感謝です)
栃尾・山古志をご案内した際はだしの取材をしてると話してましたが、
『千年の一滴 だし しょうゆ』に結実した後もすっかり和食に魅せられてるようです。

================================

番組のご案内_6/14,18日放送(プロ​ダクション・エイシアより)

※これまでにご縁をいただいた皆さまにお送りします。
 一斉送信を失礼いたします。

 皆さま、ご無沙汰しています。
映画『ひめゆり』『森聞き』『千年の一滴 だし しょうゆ』の監督
柴田昌平の新作が放送されますのでご案内いたします。

私たちが2年前に出会ったフランス料理のシェフ、ティエリー。
帝国ホテルに15年前に招かれ、家族と日本に移り住んだティエリーにとって
「鬼門」ともいえる食材が「コメ」でした。
どう調理してよいか分からない日本の食材「コメ」に
「今こそ向き合いたい」と探求の旅に出ます。

プロダクション・エイシアが3年前から自主製作で記録をしている
米農家、上野長一さん。
そして映画『千年の一滴』で取材した千葉県の酒蔵、寺田本家。
その他、土鍋で米を炊く名人や、鰻かば焼きの名人…。

ティエリーは、さまざまな出会いを重ねる中で
「コメ」との関係を深めていきます。
ティエリー自身の生い立ちやフランスの家庭での
教育のことなども見えてきます。
ご覧いただければ幸いです。

プロダクション・エイシア
プロデューサー 大兼久
--------------------------------------

【NHK-BS1スペシャル】
「人生は旅だ 料理も旅だⅡ ~三ツ星シェフ 日本のコメに挑む」
6月18日(木)夜8時~9時50分(前編50分、後編49分)
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/4Y9VR3LY71/

※それに先立ち、2年前に制作した最初の番組も再放送されます。

【NHK-BS1スペシャル】
「人生は旅だ 料理も旅だ ~三ツ星シェフが見つめた日本」
6月14日(日)夜7時~(50分間)

**************************************
プロダクション・エイシア
http://www.asia-documentary.com/

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最後の講義 映画とは“フィロソフィー”



昨日の続きで畑仕事を終えた後、ビューラ先生が案内したのは畑の前にある416スタジオ。
アパートをリノベーションをしビューラ先生も一室アトリエを構えており中を拝見しました。

現在、長岡造形大もコロナ禍で休校、先生はこのアトリエでオンライン授業の資料を作ったり、
コマ撮りアニメを制作したりと創造を働かせてるようでした。

そこで渡されたのが「週刊よみうり」の4月19日号。
「人も野菜も、土壌づくりが大事」との見出しで
これが一面トップばかりか中の2面、3面全てビューラ先生特集号でした。
とはいえ、こんな形でビューラ先生を特集するのは遅いように思いました。
確かに長岡で活動しているスイス人はビューラ先生の他に見たことないし、
それが長岡造形大学の方針の一環でまちづくりとアートに貢献しているので、
これまで先生に関心を持った取材者がいなかったのが不思議、
こちらも知り合ってもう20年近いように思い、
身近すぎるせいか、客観的見たらこの「週刊よみうり」のように記事になっても全然不思議でない存在だと、
遅ればせながら気づいた次第です。

他にこのアトリエには「最後の講義 映画とは“フィロソフィー”」という一冊が。
著者は大林宣彦監督。
大きな反響となったNHKの番組で大林監督がガンに侵された鬼気迫る姿で若者に向けた講義を一冊にまとめたもの。
番組は見ており、この本の存在は知っていましたが、表紙が大林監督らしくないと思い、
しげしげと眺めていたら物干しそげな顔してると思ったのか、
「その本、あげるよ」と言われ、ありがたくいただくことにしました。

『この空の花』の繋がりで大林監督は長岡造形大学の特別講師に就任。
作品批評やそれこそ講義で年1回は造形大で授業を行い、
ビューラ先生は映像の教授ということで造形大学側の窓口となり、
大林監督とも親交を深め、昨秋の東京国際映画祭で『海辺の映画館』が上映された際は
招待されて真ん前で観賞し、その後に楽屋で挨拶をしたのがお会いした最期になったようです。

そういった親交を知ってるこちらは、それではこのブログに大林監督との思い出を書きませんか?と依頼。
「また仕事が増えた」と苦笑いしたものの、
まんざらでもなさそうなのでお待ちしています。
もちろん時間があって気が向いたときに書いていただきましたら。
「最後の講義 映画とは“フィロソフィー”」喜んで読ませていただきます。
ありがとうございます!

ついでにアトリエの一室の家賃を尋ねたら手の届く範囲なので引っ越そうかと思いましたが、ここはアーティストが借りるスペースだと気付き断念、しかし屋上からは長岡花火が堪能できるので8月だけでも借りるのもいいかもと、、、

大林監督の新作『海辺の映画館 -キネマの玉手箱-』は9月4日よりTジョイ長岡で公開が決定したようです。
https://umibenoeigakan.jp/

「最後の講義 完全版 大林宣彦」

「あなたは人生最後の日に何を語りますか?」 NHK Eテレで放送され、大反響をよんだ「最後の講義」が、本になってよみがえりました。 肝臓がんで余命3ヶ月の宣告を受けてから4年目の大林監督が、大学生の若者に語った3時間を完全版でお届けします。前半は、なぜ映画監督になったのか。小津監督や黒沢監督、国内外の映画監督と映画史に残る映画がいまなお伝えるもの。母が自分を殺して、自殺を図ろうとした戦時中の思い出。そこから生まれた平和への強い思いと映画。大林監督が映画を通して伝えてきたものをたっぷり語る。 後半は学生との質疑応答。 大林監督がいのちがけで、最後に伝える言葉とは? 大林監督の作品や出演者、過去の監督や作品などの、脚注も豊富で、映画歴史もよくわかる。 平和の大切さがわからなくなっている、いまだから問いかける、魂の一冊。

http://shufunotomo.hondana.jp/book/b497646.html

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♪雨の降らない星では愛し合えないだろう?



新潟県内も梅雨入りしたようですが、
バナナカボチャの佐藤さんより電話があり、
お世話になってる長岡造形大学のビューラ先生が畑をやってるので、
手伝いに行ったらどうかと。

ビューラ先生も佐藤さんも3月の『祝の島』上映会を観に来て下さいましたが、
コロナ禍と化してから会ってないので、
互いの生存確認の意味もあって雨降る午前に手伝いに参じました。

場所は↓こちらで紹介した渡里町の蔵416の前にどうやら先生は持ち主の了解を得て、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2440.html
無農薬で畑を耕してるようでブロッコリー、ソラマメ、サニーレタス、そしてバナナカボチャ等を栽培。

少し遅れて佐藤さんも到着、畑の周囲の草取りはとりあえず終わったそうなので、
裏側にある中庭の草刈りを3人ですることになりました。

昨年、『長岡監督・ロケ映画特集 第5弾』で上映した小国ロケ映画『ストーンサークル』は
佐藤さんがプロデューサー兼主演でビューラ先生が監督した短編。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2382.html

映画作りをするほどの信頼関係を構築、
というか見てると一方的に佐藤さんがビューラ先生を追いかけてるようで、
国籍も年齢も関係なく仲がいいなぁ、と思いながら見てました。

ビューラ先生は一目で取り扱い注意となるような、
大鎌でガシガシと慣れた手つきで雑草を刈っていましたが、
この大鎌、よく西洋の死神が手にしてるイメージだったのが、
本当に実在するんだと初めて目にしました。
スイスから持参したのでしょうか。

それはともかく作業しながら雑談に花が咲き、
途中、佐藤さんがいなくなったと思ったら現れ、
どこへ行ったんですか?と尋ねたら
目の前に流れる柿川のヒキガエルが鳴いてるので捕まえて食べてやろうと思った、
などと冗談とは思えないことを話して唖然としたりしました。

こちらは五藤監督の『おかあさんの被爆ピアノ』がTジョイとシネ・ウインドで公開が決まったと伝えると、
二人とも五藤監督を応援してるので、観に行くと。

作業を終えて、また時間ができたら手伝いに来ようとなり、
ビューラ先生がお礼だと言って目の前でもぎ取ったサニーレタスをいただきました。
ご馳走様でした。

それでいただいたのは、これだけでなかったので次回に続く、、、

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いいね! 356



一昨日アップしました↓こちらの『おかあさんの被爆ピアノ』新潟・長岡で公開の記事のいいね!の数が
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2662.html
たぶんこれまでで最高の356となっており、
過疎ブログなんでいいね!の数など気にしないできましたが、
サスガに尋常でない数なんで驚きました。

というのはウソでこれも五藤利弘監督がシェア・拡散したからで、
これまでも桁違いのいいね!の数はたいてい五藤監督がシェア・紹介してくださってます。
それだけ監督を応援している人が、
人柄とこれまでの努力をきちんと見て高く評価している人が沢山いるということだと思います。
あと佐野史郎さんが真剣なまなざしで調律してる、あの写真の評判もいいね!に含まれてるのではと。

いいね!を押した大多数の方々は監督がこの映画の完成までどれくらい苦労をしたかご存知、
当然映画を楽しみに公開されたら足を運ぶハズ、
しかしTジョイ長岡やシネ・ウインドでせっかく公開するなら、
+@で極端な話、監督が長岡出身なことを知らない人たちも足を運んでもらえないだろうか、と。

8月7日という、最も映画に相応しい日の翌日が初日で
8月15日という、日本人が絶対に忘れてはいけない日にも公開されてる
戦争がテーマの映画は今夏はどちらの劇場も本作だけではないかと思うので、
先の戦争に思いがある人たちにもぜひ伝わってほしいと。

映画業界では夏休みは映画のかき入れ時なので、
あらかた資本のある映画がこの時期のシネコンをずっと前から押さえており、
これまでの五藤監督作ではなかなか夏に公開が決まらずいたのが、
今回はやはり戦争をテーマにしてるだけに意欲的な劇場が次々と手を挙げて公開を決定、
そんな劇場側の期待に応えるべく一般層に浸透をしてほしい思いが。

昨夏の五藤監督作『レミングスの夏』の長岡上映後に『おかあさんの被爆ピアノ』の
予告編を特別に流して監督自ら作品への思いを語っていただきましたが、
本年は残念ながら8月前に上映会を開催することができず、
予告編も流すことが出来ずにいますが、
例えばアオーレ長岡の大型ビジョンに予告編を映すにはどうすればいいのか、
長岡戦災資料館にも紹介はできないだろうか、
前売券を発売するならTジョイ長岡やシネ・ウインドは当然売るだろうけど、
こちらの上映会の経験から文信堂書店とながおか市民協働センターが
プレイガイドの中で前売券が売れるので頼むことはできないだろうか。
などと自然に浮かんだりし、
どちらの劇場も公開初日の一か月前から本編上映前に予告編を流すと思い、
それがTジョイ長岡だと人気作はこちらの上映会が束になっても叶わない観客数になるので、
ぜひ人気作の前で予告編が流されることを望みますが。

最も延長が相次いだ中で7月にはどんな新作の人気作が封切られてるのか、
発売中のキネマ旬報の連載「大高宏雄のファイトシネクラブ」で「延期話題作、いきなり配信へ」というタイトルで
邦画でコロナ禍で延期となったある話題作が製作者の意向で劇場公開を諦め配信することを決めたそうで
大高氏はアメリカでは7月公開クリストファー・ノーラン監督の新作『TENET テネット』で
映画復活のメッセージと狼煙を上げるのに比べて、
このいきなり配信に対して懐疑的な異議申し立てを趣旨に書いてました。
はたしてこの作品はなんなのか、あの映画でないことを願っていますが。

横道にそれましたがこちらは被爆ピアノコンサートを長岡でこれまで二回開いたので、
ぜひ奏者やお客様に8月公開とこちらではお伝えできたらと思っています。
ぜひ早めにチラシを入手できたらと。

『おかあさんの被爆ピアノ』公式HP http://hibakupiano.com/

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辺野古工事12日に再開 選挙結果に反し強行



辺野古工事12日に再開 選挙結果に反し強行

2020年6月10日 13:00
辺野古新基地建設

沖縄防衛局が12日に名護市辺野古の新基地建設に向けた作業を再開させる方向で、準備を進めていることが9日分かった。関係者によると、15日ごろ土砂運搬も再開する。新基地建設の業務に携わっていた受注業者の作業員1人が新型コロナウイルスに感染し工事を止めていた。7日に投開票された県議選では新基地建設に反対の当選者が過半数を占め、選挙結果に反する工事強行に反発は必至だ。

 複数の関係者が明らかにした。4月16日に建設に携わる作業員1人が新型コロナウイルスに感染したことが分かり、防衛局は同17日から工事を止めた。政府は「受注者や米軍の間で現場の調整を行いながら、沖縄防衛局が適切に判断する」(菅義偉官房長官)と説明していた。

 県議選では新基地建設に反対する当選者は中立の公明、保守系無所属を含めて29人に上った。

琉球新報

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1136447.html?fbclid=IwAR3ClEjS0w2_cxGVm3CvuLTLggXpwxTZL2aPRTioFT4IFyuSu1pRfTCl9Ag
==================================

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2624.html
↑以前、紹介した記事を掲載しながら
「護岸工事は中止だけど基地移転は続行ということなんでしょうか」
などと書きましたが、やはり基地移転は続行となるようです。
アベノマスクもそうですが周囲が反対しながらも一度決めたら後に引かずに
お仲間方が利権で潤うのは辞められないということかと。

ところで先の記事をアップした後に二児の父親という方から

”ブログで平気で政府批判するのやめてもらえませんか。まず映画と関係ないし、政治問題を長岡という地名を使ってアピールされるの迷惑だし、市民への刷り込みをなさるのは勝手ですが懐疑的な目で見ている者も少なからず居ます。”

などと老婆心溢れる文面が届いてましたが、リンク先に書いてある通り、
これまで三上智恵監督作を全作上映しているので「映画と関係ない」などと無知の恥
何にも知らないでよく書けるもんだと呆れ、たぶん三上監督も知らないハズなんで、
ググって作品を観てから書いていただきたいことと、
(もちろんこちらへはアレが将軍様と向き合ってから)
アピールや刷り込みなど、この過疎ブログを過大評価するのは結構ですが、
まぁ、そんなところが加藤清隆さんたる所以だよなと。
読まなきゃイイ話なのに、なんたるかまってちゃんかと。

しかし政権の潤ってるお仲間が政権批判をやめろというのはわかりますが、
搾り取られた税金を好き放題使われてる側がやめろというのは謎。
あと懐疑的な目で見てる人もそりゃ、いるでしょう。
でも自分なら寝ても覚めても、そんなブログに噛り付くほど物好きではございませんが。

ついでにアベノマスクようやく届きましたが、
https://twitter.com/acroporanobilis/status/1269262548555063296
↑これを読むと寄付も出来ません。
こんなのを有無も言わさず送ってくるなんて、などと書いてこれも政権批判と呼ばれても一向にかまいません。
なぜなら、♪あなたの事情は関係ないから 持ち込まないでください

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五藤利弘監督作 『おかあさんの被爆ピアノ』 Tジョイ長岡、シネ・ウインドにて公開



長岡出身・五藤利弘監督新作『おかあさんの被爆ピアノ』の公式HPにアップされましたが
8月にTジョイ長岡とシネ・ウインドにて公開予定だそうです。

『おかあさんの被爆ピアノ』公式HP
http://hibakupiano.com/

やはり戦争を題材にした映画だけに8月にこれまでの五藤監督作の中で最も大きな規模で、
全国の劇場で公開されるなかで待望の県内公開となります。

Tジョイ長岡は栃尾ロケ映画の『モノクロームの少女』『ゆめのかよいじ』に続いてとなりますが、
https://tjoy.jp/t-joy_nagaoka/cinema_detail/C2279?fbclid=IwAR1W6BIfEjyn7NOBAZuQ1B42k3xxNInGAqD94fJvlrYZ0UZ0hn4sQXfFDnM
シネ・ウインドでは五藤監督作の公開はこれが初めてです。
改めて8月に観賞するにふさわしい映画だと思うので、ぜひ多くの人達に観ていただきたいと思います。
T・ジョイ長岡では8月7日、シネ・ウインドでは8月8日より公開されるようです。

画像は佐野史郎さんが調律しているシーンかと思いますが、
これ1枚だけで、すでに期待が高まります。

映画「おかあさんの被爆ピアノ」特報
https://www.youtube.com/watch?v=-dQ544Fe2D4

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So long !



遅ればせながら“まゆゆ”こと渡辺麻友芸能界引退のニュースがスポーツ紙の1面を飾ってるのを見て思い出したのは、
ヲタ活をしてた頃に年長のヲタ友にまゆゆがAKBを卒業するそうですよ!と伝えたら一瞬にして顔面蒼白になったことでした。
そんなAKBヲタには見えなかったのに、心の支えだったのかこんな影響力があるのかと驚いた次第です。
コロナ禍でヲタ活もできず、あのヲタ友のおじさんはまゆゆ引退をどこで知ったでしょうか。

そして何か肝心なことを忘れてないかと思い返したら『So long!』でまゆゆはセンター、
この曲のMVは大林宣彦監督がまんま『この空の花2』を狙って三日間長岡ロケを敢行、
単なるMVでは飽き足らず64分の中編映画として完成したのは流石で
まゆゆは本作でじゅりなとW主演を演じておりました。

ひょんなことから担当者はこの撮影現場の長岡造形大学に潜り込んでしまい
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-130.html
確かにまゆゆを間近で見てたんだなぁと。
引退の理由がはっきりしませんが「So long!=またね」てな感じでヲタ友おじさんに伝えてほしいような。
とはいえ撮影現場では現在朝ドラに出演してるメンバーの方に目が行った記憶が、ハロヲタなのに。

しかしいまこのMVを見ると大林監督の姿に感極まりそうですが、
凄まじいメンバーがサスガは大林ワールド、水着にまでなって勢ぞろいしてて圧巻に思いました。
こんなメンバーを差し置いて(?)センターになってることだけでもまゆゆの偉業がわかるようです。

【MV full】 So long ! / AKB48[公式]
https://www.youtube.com/watch?v=eZ4jYWQh7tE

正直、今現在のAKBは当時と比べるとよほどのヲタクじゃないと顔ぶれは判別できないように思い、
さらにコロナ禍で握手会も当分難しく、ある意味逆風に思う中で
五藤利弘監督の『おかあさんの被爆ピアノ』に武藤十夢さんが出演するのは朗報ではないかと思います。
公開された暁にはAKBのメンバーの良いお手本となることを願ったりと。

ちなみに五藤監督は『So long ! 』の撮影に参加する予定だったのが、
ちょうど自作『ゆめのかよいじ』の初日舞台挨拶と重なって参加できなかったそうです。
たぶん大林監督は自作の方が大事だと監督の活躍を喜んでいたんじゃないかと思います。

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生のサイン アピチャッポン・ウィーラセタクンからの手紙/ The Cinema of Now



タイのアヴァンギャルドな映像作家・アピチャッポン・ウィーラセタクン。
長岡アジア映画祭ではこれまで『真昼の不思議な物体』『トロピカル・マラディ』『アイアン・プッシーの大冒険』『ブリスフリー・ユアーズ』、そしてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した『ブンミおじさんの森』と上映しました。

話は2003年になるのか、担当者がモーニング娘。の長野コンサートに遠征後、新潟に帰らずに金沢へと赴きました。
21世紀美術館でアピチャッポン監督のワークショップがあると知り、
『第8回長岡アジア映画祭』で『真昼の不思議な物体』を上映するのでビデオレターを撮影させていただけないかと美術館側に無理なお願いをしてアポを取ることができました。

そもそも当時ほとんど知られてないアピチャッポン監督を招聘した21世紀美術館に今思えば感服しますが、
お会いした若きアピチャッポン監督の第一印象は敬虔な仏教徒という趣きで、
終始にこやかで『真昼の不思議な物体』が掲載されてるチラシをお渡したら大変喜んでくださいました。
しかし撮影となるとがぜん早口で鋭い口調の英語となって、この人はキレ者だと感じた次第です。

その後、アピチャッポン監督作は世界中の大きな映画祭に出品されて評判を呼び、
どんどんステイタスが上がっていき、
無視できない存在となって長岡で作品を上映し続け、
お会いした時に名刺をいただきメルアドがあったのでダメ元で上映の度にお客様にメッセージをお願いできないか頼むと、
忙しいであろうに毎回送っていただき、とても律儀な監督だと感心し今も感謝しています。

中でも『トロピカル・マラディ』上映のメッセージには中越大地震に続く中越沖地震後の映画祭上映なので、
スマトラ沖地震の被災地となった国の映画作家という立場から励ましのメッセージを込めていただき、大変嬉しかったです。

そしてついに『ブンミおじさんの森』のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞で世界の頂点に立ち、
授賞式での白のタキシード姿を見て本当に喜びながら思い浮かんだのは、
金沢で手土産にタイの人だから辛いのが好きだろうと柿の種をお渡ししたので食べてくれただろうかと。

担当者が好きなアピチャッポン監督の映画は『トロピカル・マラディ』
前半は兵士二人のダラダラした日常が後半になると深い森の中で男は虎になる、
というまるで予測つかないスリリングな映画でありました。

そのアピチャッポン監督が中国のジャ・ジャングー監督への返答という形で、
世界を侵食するコロナ時代の人々への手紙を見つけたので、ご紹介します。

コロナの時代に④ アピチャッポン・ウィーラセタクンからの手紙
https://note.com/moviola/n/n6fd49dcfde14

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『Vanguard /急先鋒』

img_0390Vanguard 急先鋒

ジャッキー・チェン主演の香港が舞台の香港映画は2006年の『プロジェクトBB』まで遡らなくてはならないのか、、、

ご存知のように反体制活動を阻止、要は言論の自由もデモ活動も押さえつけ人権を脅かす中国政府の香港への「国家安全法」導入支持への署名の筆頭にジャッキー・チェンの名前がというニュースは割と日本のテレビニュースでも報道され、香港映画でトップスターになったというイメージを持ってた方々は意外に映ったんじゃないかと思います。
以前から数多の大陸支持の発言に疑問を持ってたこちらは不思議ではありませんが、最近こんなネットニュースを見かけて、あぁそこまでなのかと。

天安門事件で民主化支持したジャッキー・チェン、31年前の姿を香港俳優が皮肉たっぷり紹介
https://news.biglobe.ne.jp/international/0605/rec_200605_6942529403.html

チャップマン・トーなどジャッキーに較べれば下っ端の存在という認識でしたが、
そんな俳優さんにまで揶揄されているとは、正直ここまできたらムリとはいえ目を覚ましてほしいと思っています。

もちろん現在は香港を離れ北京を拠点に活動、それに伴い香港、台湾への攻撃が目に余るように映って、どこかで映画と切り離してきましたが、サスガに今回の「国家安全法支持」はとても残念だと思わざる終えず、ジャッキーのおかげで映画好きになったので引き裂かれる思いです。

ジャッキーが子供のころに入団しサモ・ハン、ユン・ピョウとともに徹底的にしごかれた京劇団など、
もろに貧困からの口減らしなんで、そこからのし上がったジャッキーが最高権力者とお仲間になるという野望もわからなくもなく、
あと大麻で捕まったバカ息子の首根っこを掴まれてるので北京当局から嫌われてしまってはマズイという説も頷けますが、たぶん本音は明かさないだろうと。

思えば己の肉体のみで映画と勝負し香港の隆盛とともにアクション映画の金字塔となる作品を連打、それらはチャップリン、キートン、ロイドの意志を継ぐサイレント映画を現代に復活させたという大きな功績が、ただただ映画を好きで観てたこちらは紛れもない映画作家という認識を持ってから一層ジャッキー映画に熱くなって新作を楽しみにしてきておりました。

今は盲信的に応援することが正直できずにいますが傑作『香港国際警察/NEW POLICE STORY』の中でジャッキーに子供のころに助けられたニコラス・ツェーが劇中「マイヒーロー」と呼ぶことにいつも共感しているんで、願わくばまた香港オールロケーションのアクション映画を撮って、香港でも再び喝采を浴びる日が来ますことを。
近作『カンフーヨガ』では中国もインドもケンカなんてしないで一緒に踊ろう!という素晴らしいメッセージを活かしたように。

それでも新作のアクション大作『Vanguard /急先鋒』が公開されたらいそいそと喜んで観に行くと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Oyb6wnxt1J4

などと書きましたが、同じくサモ・ハン激痩せというニュースも気になったりと。
https://www.cyzo.com/2020/06/post_242683_entry.html

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白い暴動



高田世界館も再開となったのでお目当ての『白い暴動』を観に足を運びました。
ちょうど人種差別への抗議がロンドンならぬワシントンはじめ全米各地に燃え広がった後だけに、
このプログラムはドンピシャではないかと。

70年代のイギリス、経済破綻から黒人、アジア人へのヘイトが横行、暴力へとエスカレートする最中、
デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン、ロッド・スチュワート等のロックスター達も若気の至りか差別を扇動、
これに異を唱えた若者たちが集まって“ロック・アゲインスト・レイシズム”を結成、
第一に差別の撤廃を主張、雑誌の自費出版から始まった活動のメッセージは
やがて10万人によるデモ行進と野外フェスへと繋がっていく様を
当事者の“ロック・アゲインスト・レイシズム”のメンバーの証言を含め当時の記録映像で構成。

“ロック・アゲインスト・レイシズム”が矢を放ったのがクラッシュということで、
オープニングは荒れるロンドンのモンタージュで『ロンドン・コーリング』が鳴り響き、
ラストは圧巻のフェス、大群衆がうねりながら右へ左へと
よく圧死とか起きなかったものだと思った『白い暴動』で締めてましたが、
確かにヘイトと闘うのはブレずに逝ったジョー・ストラマーのクラッシュが相応しいと。

とはいえ70年代のロンドンの姿、不況とともに極右がノサバルというのは、
今の日本と随分と重なって見えましたが、
クラッシュのような大儀のためにエゴを捨てるパンクは望めないのか、などと観た後に思ったのも事実。
そういえば、少し前に「音楽に政治を持ち込むな」とマヌケな議論が起きたフジロックの延期がこの日に発表されました。

高田世界館も支配人自ら幕間に窓を開けて換気に気を付けながら劇場を運営、
こちらは帰り際に某映画監督の弟さんが、世界館によく観に来てるとお伝えして後にしました。

『白い暴動』公式HP http://whiteriot-movie.com/

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NNNドキュメント′20 さよなら、私のデパート。

小林ー1_R1

お世話になってるにいがた映像ギャラリーの長谷川代表よりメールが以下届きました。
深夜の番組とはいえ老舗のドキュメンタリー番組より映像提供の依頼があり、この度放映されるそうです。

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当会員からのメールを配信します。
先日、テレビ新潟より映像提供の依頼を受け、提供しました。
小林百貨店時代の動画が流れるようです。(多分15秒前後でしょう?)
写真も提供しましたが、どの程度使用さわれているかわかりません。
閉店の際、県内ローカルで制作したものを再編集し放映する全国番組です。
夜遅いです。録画可能な方、よろしくお願い致します。
テレビ局より解説は下記にて

NNNドキュメント′20 さよなら、私のデパート
【6月14日(日)24時55分放送】
この春、新潟市の中心街・古町で百貨店「新潟三越」が閉店。
地元商店街に衝撃が走った。かつて“特別な場所”として賑わった百貨店は今、全国で閉店が相次いでいる。
郊外の大型店やネット通販を相手にした熾烈な競争の中で苦しみあえいでいる。
テレビ新潟では百貨店のある商店街の人々や、元エレベーターガールなどを取材。
閉店の日、人々の胸に去来した思いとは…。街の灯りが消えゆく姿を通じて今の時代を見つめる。

https://www.teny.co.jp/sp/bangumi/recommend/58021835.html

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画像は新潟三越の前身・小林百貨店を新潟大火の直前の昭和30年9月に大和の屋上より撮影したものだそうです

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みんながマスクをつければ満席でも大丈夫⁈  宮沢孝幸・京大准教授に聞く、コロナ時代の映画館の安全と安心 想田和弘監督




"今回の緊急事態措置の検証をきちんとやって欲しいんです。
 専門家会議の人は、我々の努力によってうまくいったと言うけど、過剰にやって感染を抑えられたとしたら、それは失敗なんですよ。コロナの被害は出なかったけど、営業ができなかったという被害が出たわけですから。
 3月27日から4月7日の時点で、実効再生産数は1を切っていた。それから緊急事態宣言を出した後もその数値は変わらなかった。つまり、緊急事態宣言に基づく休業要請は、ほとんど意味がなかったということなので、そこはしっかりと検証していただきたいですよね。普通に考えれば、リスクのないところを止めたところで何の意味もない。"

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2648.html
↑こちらで新作『精神0』を紹介した想田和弘監督が「観客全員がマスクをしていれば満席でも大丈夫だ」と
持論を述べる宮沢孝幸准教授(京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 附属感染症モデル研究センター ウイルス共進化研究分野主宰)とのオンライン対談がnoteに書き起こされています。

思えば3月14日の『祝の島』上映会の際に開催についてさんざん悩んだ経緯があるだけに、
上映会の開催については現在様子見しながら再開できたらと考えていますが、
このオンライン対談は参考になりました。
そればかりか冒頭に書いたように”緊急事態宣言に基づく休業要請は、ほとんど意味がなかった”という発言も、
科学とデータに基づいての発言なのでかなり驚かされました。

以下、書き起こしのnoteとオンライン対談の動画のリンクを貼っておきます。

みんながマスクをつければ満席でも大丈夫⁈  宮沢孝幸・京大准教授に聞く、コロナ時代の映画館の安全と安心
https://note.com/sodakazuhiro/n/n864528f68c94

みんながマスクをつければ満席でも大丈夫⁈ 映画作家・想田和弘が宮沢孝幸・京都大学准教授に聞く コロナ時代の映画館の安全と安心
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1894&v=M69AaTyIKIQ&feature=emb_title

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MOOSIC LAB 2019 新潟編



シネ・ウインドで恒例となった音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB」が今年は6月6日から6月12日に決定。
昨年は長岡出身・柴野太朗監督『内回りの二人』に目から鱗のような思いがしましたが、
今年は2月の『教誨師』長岡上映会に気持ちでお越しいただいた
阿賀野市出身・五頭岳夫さん(本当に感謝してます)出演作が二本あるそうです。

作品名は『眠る虫』と『夕なぎ』、このムーラボは事前になるべく下調べなどしないで、
まっさらな状態で観るのがベストに思うんですが、
今回上映する作品名を眺めてて噂に聞いてた『眉村ちあきのすべて(仮)』を発見!
願わくば五頭さん出演作と同じ日に上映してほしかったなぁ、と。
画像は『眠る虫』

作品とスケジュールは↓こちらから。
https://www.cinewind.com/information/6-6-6-12-moosic-lab-2019/?fbclid=IwAR1ix0KpkZOMAnkc3UAMbeZd4DhvWGgI5JyiI-EyStZo5Wo4zLNJ4CwlZ54

MOOSIC LAB 公式HP http://moosiclab.com/

音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2019」予告編!!!!!!!!!!!!
https://www.youtube.com/watch?v=sa0rcZ_5TlU

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マイ・インターン

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担当者が一番近くにある映画館は県内最古のシネコンとなってしまったイオンシネマ県央。
こちらも休館が続いた中でめでたく再開を祝してマスク装着し足を運びました。
しかし多くの新作が延期となった中で公開してる新作にどうも食指が伸びず、
数多ある旧作の中でなぜこれが公開されてるのかわからないのに選んだのは公開当時、
評判は良かったものの見逃してしまったロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ主演の『マイ・インターン』

最近は『ジョーカー』で自作の『キング・オブ・コメディ』のパロディみないな役で登場したものの、
ネットフリックス作品『アイリッシュマン』の評判を聞くにつれ、
いつのまにかデ・ニーロの主演作が観たいというこちらの欲求に合わせたかのように目の前に登場、
しかも旧作なんで1100円という格安料金でおまけに自分ひとりと貸し切りという状態。

ストーリーは大ヒットしたのでご存知の方も多いかと思いますが、
急成長を遂げたアパレル会社のインターンとして採用されたデ・ニーロが
トップのアン・ハサウェイはじめ社員たちの信頼を得て彼らとともに難局を突破していく、というもの。
特にアン・ハサウェイには公私ともに厄介ごとが降りかかり、
それをかつてまっとうな会社人間として勤め上げたデ・ニーロが
娘世代の上司にさりげなく寄り添ってアドバイスを伝えるのが本作の真骨頂

結果、これが大当たりで冒頭の“太極拳”デ・ニーロからはじまって
嫌味にならない“癒し系”デ・ニーロとして大人の余裕をかまし、
お茶目なんで幼女から熟女までモテモテという役柄、
観てる間中、かつてのスコセッシ映画等出演時の凶暴さが滲み出るような瞬間が確かにあり油断ならなかったものの、
全編を通して好感度溢れるデ・ニーロの新局面が観れました。
正直『ジョーカー』があったとはいえ、
なんだかパっとしない映画ばかり出てるんで大丈夫かと思っていましたが
5年前にこんな味のある主演作を放ってたと知って迂闊に思いました。

しかし全編ゆる~く進むものの、確かに時代性とらえながら風呂敷を広げて、
きちんと収集・着地しているのはやはりハリウッド映画は巧いなぁ、と。
この監督きちんとした腕前なんで感心してました。

これで余計に『アイリッシュマン』を観たいのでイオンシネマが配給らしく、
同じくネットフリックスの映画でイオンシネマが配給した『マリッジストーリー』が昨秋不意打ちのようにこの劇場で公開して観に行ったこともあって、
穴埋め(失礼)なら余計に『アイリッシュマン』公開してくれないだろうかと。
しかし誰よりも映画狂で映画館にこだわりを持つスコセッシが、
自身のギャング映画の集大成が紆余曲折してネットフリックス映画となったのは皮肉というのか、時代というのか。

あと再開したイオンシネマ県央でもう1本、リーアム・ニーソンの『アンノウン』も見逃してたので観賞、
『96時間』の大成功で同じような最強のオヤジとして君臨するリーアム・ニーソンが科学者として事件に巻き込まれると見せかけて、、、
と存分に面白かったアクション映画でしたが正直、『96時間』以降、主演作はこの類ばかりになってしまい、
区別がつかなくなってましたがエンドクレジットを見てて驚いたのが
この映画2011年の映画で日本でも同じ年に公開されてたろのこと。
リーアム・ニーソンの最強オヤジものなら最近でも何作か公開されてたハズなんで、
なぜ約10年前の作品を今頃こんな形で公開するのか?謎に思いました。

ついでに『劇場版 夜会』の新作の予告編が上映前に流れてましたが
中島みゆきサマのルックスがお登紀さんに似てきたなぁ、と余計なことを思ってました。

イオンシネマ県央公式HP https://www.aeoncinema.com/cinema/kenoh/

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My Skip 大林宣彦監督作品 この1本



先日、久しぶりにながおか市民センターへと赴きました。
目的は刷りあがったばかりのフリーペーパー、長岡あれこれ情報紙 My Skip6月号を入手。

連載コーナー、映論言いたい放題が今号は「追悼特集 大林宣彦作品 この1本」
担当者も原稿依頼があって光栄に思いながら書き上げました。

お題は「好きな大林映画を1本」ということで、
当然こちらは『時をかける少女』なんですが、
思い入れが強すぎるためか字数にまとめられず途中でダウン、
別の作品にチェンジとなってしまいました。
でも選んだ作品は今観るべき映画ではないかと。

他の執筆者と紹介作品も知らされてなかったので気になり、
ページを見つけて執筆者の顔ぶれを見て、こっこれはとなりました。
改めて光栄に思います。

『ふたり』の尾道ロケ地巡りも掲載されてるので気になる大林監督ファンはぜひ手に取ってみてください。

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