『主戦場』 勝訴
原告らは「主戦場」の一般公開を阻止しようと試みましたが、失敗に終わりました。 映画にとって、そして日本における表現の自由にとって、素晴らしい日です。原告側は控訴する意向ですが、私たちは勝ち続けると確信しています。私と映画をご支援くださっているみなさまに、心よりお礼を申し上げます。
ミキ・テザキ (『主戦場』監督)
https://twitter.com/MikiDezaki/status/1486875257386323968
↑旧日本軍による従軍慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー「主戦場」の出演者の一部が、監督のミキ・デザキと配給会社・東風(とうふう)に映画の上映禁止や損害賠償などを求めた訴訟の判決が明らかに。1月27日、東京地方裁判所は原告の請求を棄却し、デザキと東風ら被告側が勝訴した。
「表現の自由のシンボルに」映画「主戦場」訴訟、勝訴した監督が安堵
https://www.bengo4.com/c_18/n_14067/?fbclid=IwAR2YZhVwIlMsjfaalxn7vXJTJDaNNsLEnBLmmNZqGC8mSkP3h5ZZQ1zjS60
↑詳細はこちらに詳しいですが、いわゆる歴史修正主義者に対して「歴史修正主義者」とテロップをつけたらけしからんと上映中止や損害賠償を求められて訴えられてしまった裁判、こちらも「表現の自由」を巡って意外と長い期間、争われましたが被告の勝訴となり安堵しました。
あれだけあからさまにカメラの前でペラペラ持論を述べてたのに公開されたらけしからん、訴えてやるが通用されなかったことに。
2019年末に長岡上映会を開いたら映画『Fukushima 50』の原作者が犬笛吹いたり、
上映中止を求められたりと物凄い重圧を感じ、
これじゃぁこういう映画上映を企画したら委縮してしまうことが身に染みたものの、
そのおかげで『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映会を巡っていろいろあった時は胆力がついたのか、
『主戦場』の時に比べればと思うことができました。
ところで現在、ご存じのように佐渡島の世界遺産登録を巡って、おそらく世界遺産登録を脇に置いて、
韓国に舐められたくないのが本音で「歴史戦」なんて言葉でゴタゴタの種を蒔いてる大ウソつきが騒いでおり、
どうもそのおかげでが、佐渡島民念願の世界遺産登録は遠のいているようで、
あの大ウソつきが騒ぐと碌なことないな、と改めて思ったりします。
少し前にRYUTistが佐渡の世界遺産登録のキャンペーンに起用され「佐渡は世界の宝島」なんて曲を歌ってた頃は、
素朴にこちらは応援しておりましたが、
今回政権内のマウント取りに佐渡島が使われていることが透けてではなくあからさまに見え、すっかり醒めました。
と同時に戦時中の金山発掘に朝鮮人強制労働など今回の件でこちらは初めて知り、恥ずかしく思ったのも事実です。
ところでこの件でまたもNHKが炎上、「シブ5時」という番組で“政権の歴史認識に基づき事実集め検証進め国際社会の理解を得るのが目的”として「歴史戦チーム」が発足と解説。
https://twitter.com/unbonvinblanc/status/1487393648455335938
そもそも歴史修正主義者、いわゆるネトウヨが好んで使う「歴史戦」をNHKが使ったことで、どうかしてること、
“政権の歴史認識”など都合のいいことだけ集めて、都合の悪いことは排除するのが明らかなので、
それはおかしいと検証するのが本来の国営放送ではないかと思うけど、
それを放棄しているのが今のNHK、
先の「河瀨直美が見つめた東京オリンピック」を巡ってのゴタゴタともに、
このおかしな大本営のような流れはなんだろうと。
ここで先の『主戦場』がこの機に裁判で勝利したのが何か役目があるとすれば、
歴史修正主義者という名前の歴史改竄主義者の言説、歴史戦はフェイクだと証拠と共に実証した
『主戦場』をNHKが放映すれば僅かでも栄誉を回復できるのでは、
あの映画で歴史修正主義者が集う日本会議の黒幕のカメラの前での
意気揚々とした発言を見て聞いた視聴者みんなが
こんなレベルなのと驚きひっくり返ることで栄誉回復できるのではと。
『主戦場』公式HP http://www.shusenjo.jp/
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