fc2ブログ

長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2019年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年07月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

非武装地帯DMZからのNHKニュースを見ながら



6月28日 『共犯者たち』長岡上映会

新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

二回目の上映が終わった後の吉澤先生の講演会。
要所に触れれば、まず現在の韓国を訪れる日本人、日本を訪れる韓国人ともに増えていることを挙げてから、今年は1919年の3,1独立運動から100年という節目の重い年なことをあげてまず日本の植民地時代の独立運動を指揮し獄中氏を遂げた柳寛順(ユ・グァンスン)を今年は彼女の伝記映画韓国で公開されたことと併せて紹介。

その後は韓国現代史は分断と軍事独裁との闘いと定義し『共犯者たち』に登場したキャンドルデモに触れ民主化運動の流れをそれをテーマにした映画を解説。
1960年の李承晩政権を打倒した学生革命から『われらの歪んだ英雄』
1980年の光州事件から『ペパーミントキャンディ』『光州5,18』『タクシー運転手』
1987年の6月民主化闘争から『1987年 ある闘いの真実』

韓国の民主化運動とは軍事独裁との闘いであり、今もその先人たちの闘いの歴史が権力者の不正が露わになると先のキャンドルデモのように凄まじいパワーとなって結束し、ついに政権にトドメを刺すまでになるということが納得できるように思いました。

そして1987年の民主化以降に対峙する保守とリベラルの進歩が交互に政権を交代させてることを紹介し、なんというかほぼ独裁化してる日本よりもずっと民主的なんだなぁ、と。

映画紹介の締めとして『共犯者たち』のチェ・スンホ監督がMBC復帰をうれしいニュースとして、この民主化運動に連なる出来事として最後に挙げていたのが希望がもてるました。

”韓国は法を絶えず「見直す」歴史を持っていて、その変革の力が「正義」であり、「道義」なのです。
ダイナミズムにあふれる韓国は、これからもきっとおもしろいはずですし、日本の私たちが学ぶべきことも多いはずです。”

持論を述べておしまいとなりましたが、これまで電話とメールでやりとりしていた吉澤先生とは初対面だったので、朝鮮半島を研究しているエキスパートの先生にいささか失礼と思いながら「ワイドショーで盛んに嫌韓を煽ってる、日韓関係も最悪と呼ばれてますが、拉致問題の解決には韓国の協力が不可欠だと思うので日本は韓国と仲良くしてほしい」と挨拶がてらに自己紹介したこちらはこの講演の先生の締めは我が意を得たりだと思いながら聴講しておりました。

この際、嫌韓を煽ってると感じたのはひるおび!とワイドスクランブル。
あれを毎日見てたら韓国けしからんになるよなぁと。

そして本日、電撃的に実現したトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の対談を仲介し黒子に徹して実現させたのがどうも文在寅韓国大統領らしく(担当者のツイッター情報)、そんなニュースを目にすると余計に先の吉澤先生の講演を聞いてたのと聞かなかったのでは見方も違うハズだと。
しかしG20で文在寅大統領とも会おうともせず、個人的な信頼関係を構築する足掛かりを築いたトランプ大統領(NHK情報)からは何も聞いてなかったという我が国の総理の蚊帳の外っぷりに拍車がかかり、あれほど大騒ぎしてたG20って米韓大統領の待ち合わせ場所だったのかと。
韓国と向き合えなければさらに手ごわい北朝鮮など向き合えるハズはなかろうと。

改めて吉澤先生ありがとうございました。
夜の講演にも関わらず聴講してた方々がメモを取りながら聞いてたのが印象強かったです。
みなさんの大きな糧になることを期待します。

| 未分類 | 21:58 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

♪日はまた昇るだろう このさびれた国にも



「さすがに前回の樹木希林さんの時を基準に考えてはダメですな」
などと呟いたらすかさず
「あれは特需でしょ」
と受付担当者から突っ込みが入りました。

昨日、『共犯者たち』上映会にお越しいただきましたお客様、ありがとうございました。
無論、樹木希林さんの映画ほどまでには行きませんが、それでも事前の予想よりは来てくださったのでとても嬉しく思ってました。

そして平日にも関わらずお仕事抜け出してまでお手伝いに来てくださった方も含めスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
また上映後に講演いただきました吉澤文寿先生は一度も会ったことのない者からの依頼に応えていただき、大変実りあるお話しをしていただき深く感謝申し上げます。

しかし改めて担当者が特に言うこともなく、各自の持ち場で力を発揮しているスタッフの皆さんを見てて、本当に勿体無いくらい頼もしかったです。
それに甘えて多少の無茶なスケジュールを組んでしまうのはお許しを。

まるで知名度のないと言っていい映画でしたが、現在進行形で進む危機感を勝手に抱いて上映を決めて、それに呼応するかのようにスクリーンの前に対峙したお客様からの声で意外に思ったのは元気を貰えたや勇気付けられたという声が感想として耳に入ったことでした。

担当者は上映会の準備を進めていく中で、たとえば↓こちらに書いたような酷いことが
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2299.html

加速的に進んでいき、正直ゲンナリとしていましたが、
思えば『共犯者たち』の中で時の権力者から疎まれ勤めてたテレビ局を解雇されながらも不屈の闘志で言論と報道の自由を盾にし、独立メディアを立ち上げ自らカメラの前に立ち、自分を解雇した者たちへ突撃取材を敢行していたこのチェ・スンホ監督でさえ、まさか韓国でこの映画の公開後に自分をクビにしたテレビ局に社長として迎えられる奇跡の大逆転が待ってたとは思ってなかったでしょうから、とりあえずめげることはひとまず棚上げにしようと。

とはいえ『共犯者たち』でやけに印象に残るのはエンディングのシーン。
それまでのデモやストライキ、アポなし取材に自撮りの雄たけびとエキサイトさせていたのが、
病に倒れ田舎に引越し半ば隠遁生活を送るかつての同志にカメラを向け9年にわたる闘いを振り返り静かに語るシーン。
言論と報道の自由に殉じた者への鎮魂のように静かに語りかける姿が報道ドキュメンタリーの枠に収まらない瞬間に立ち会えたように観てて思いました。

かつて自分をクビにしたテレビ局に社長として迎えられたといってもチェ・スンホ監督にとってまた新たな闘いの場に立ったことと思います。
『共犯者たち』を上映したこの地からチェ・スンホ監督にエールを送ります。

映写担当者に館内BGMをお任せしたら先のブログを読んでベタですけどと前置きして
RCサクセションの『コブラの悩み』をチョイス。
つくづくキヨシローさんには歌い続けてほしかった、、、

♪日はまた昇るだろう このさびれた国にも
でたらめな国にも
いつの日にか いつの日にか
自由に歌えるさ

♪日はまた昇るだろう このさびれた国にも
この貧しい国に
いつの日にか いつの日にか
自由をうたえるさ

| 未分類 | 22:31 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

6月28日 『共犯者たち』長岡上映会



*『共犯者たち』長岡上映会

日時 6月28日(金)①15時~ 
②19時~ 
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

yoshizawa201807.jpg

『共犯者たち』上映に寄せて
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2295.html

吉澤文寿(よしざわ ふみとし)
●新潟国際情報大学国際学部教授。1969年群馬県生まれ。専門は朝鮮現代史、日韓・日朝関係史。
●朝鮮への植民地責任(植民地主義)の問題についての研究。日韓会談の交渉史についての研究や在日朝鮮人の歴史についても研究。
●主な著作に(編著)『50年目の日韓つながり直し日韓請求権協定から考える』(社会評論社、2016年)(単著)『日韓会談1965 戦後日韓関係の原点を検証する‐』(高文研、2015年)(単著)『〔新装新版〕戦後日韓関係 国交正常化交渉をめぐって』(クレイン、2015年)他

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

料金 前売1000円、 当日1300円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生(学生証提示願います)500円

前売券プレイガイド アオーレ長岡3Fながおか市民協働センター・長岡駅CoCoLo文信堂書店・長岡市立劇場・リリックホール・らなぷぅ・キャラメルママ・西時計眼鏡店・美容室R's・ハーブ談話室(長岡市) みずすまし(三条市) えとせとら(柏崎市) シネウインド(新潟市)

*『共犯者たち』
*新潟県内初上映

監督 チェ・スンホ 製作ニュース打破
韓国映画 105分 カラー 配給 東風 (C)KCIJ Newstapa
『공범자들』 (Criminal Conspiracy)

主犯は大統領
共犯者は権力におもねった公共放送の首脳陣

2008年、〈米国産牛肉BSE問題〉などの報道により国民の支持を失いかけた李明博政権は、メディアへの露骨な政治介入を始める。狙われたのは公共放送局KBSと公営放送局MBC。政権に批判的な経営陣が排除され、調査報道チームは解散、記者たちは非制作部門へと追われた。両局の労働組合はストライキで対抗するが、政権が送り込んだ新しい経営陣は解雇や懲戒を濫発。その結果、政府発表を報じるだけの「広報機関」となった放送局は、〈セウォル号惨事〉で「全員救助」の大誤報を流し、〈崔順実(チェ・スンシル)ゲート事件〉の隠蔽に加担することになった……。

メディアの存在意義をかけたジャーナリストたちの抵抗

しかし、それでも諦めないジャーナリストたちがいた。局内に残った記者たちは、さらに激しいストライキに突入。いっぽう、不当解雇されたチェ・スンホ監督たちは、市民の支援で立ち上げた独立メディア「ニュース打破」で調査報道を継続。言論弾圧の「主犯」である大統領と、権力に迎合して韓国の報道を骨抜きにした放送業界内の「共犯者たち」をカメラの前に立たせ、その実態と構造とを明らかにしていく。

『共犯者たち』公式HP http://www.kyohanspy.com/

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=u4VoI4KT1vI公式ツイッター https://twitter.com/kyohanspy
公式FACEBOOK https://www.facebook.com/kyohanspy/


主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
後援 長岡市・長岡市教育委員会

*来場される方は公共交通機関をなるべくご利用願います。
車でお越しの方は周辺駐車場を御利用いただきますようお願いいたします。

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中

| 未分類 | 21:29 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『共犯者たち』長岡上映会 本日開催



ドキュメンタリー映画「共犯者たち」を観た。李明博や朴槿恵による激しい弾圧により公共放送KBSやMBCが制圧され政府広報に堕していく姿に、日本のNHKや民放の姿がぴたりと重なる。だが違うのは、韓国のジャーナリストたちは弾圧に負けず反撃し失地回復していくことだ。報道関係者全員が見るべき。

痛感させられるのは、日本の放送局、特にNHKの不甲斐なさである。韓国では権力に従わない社長が解任され逮捕されたりしても抵抗が続いたわけだが、NHKの場合、事実上の無血開城みたいなもんだもんな。韓国が朴槿恵を引き摺り下ろせたのに日本が安倍の暴走を止められないのは、決して偶然ではない。

http://www.kyohanspy.com/

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10156053508407201&set=a.489098902200&type=3&theater

『共犯者たち』を観賞した想田和弘監督がFACEBOOKに挙げていましたが、韓国のジャーナリストと比べ不甲斐ないと指摘されたNHKは最近、以下のツイートをUPしました。


NHK国際部‏ @nhk_kokusai

世界の表現の自由の状況を監視する国連の特別報告者が、スイスで開かれている国連人権理事会で、日本のメディアの独立性に懸念を示す報告書を提出しました。これに対して日本政府は「表現の自由は憲法で最大限に保障されている」と反論しました。

https://twitter.com/nhk_kokusai/status/1143976122457026563

国連でNHK含む日本のメディアが政府の広報になってないかと懸念する報道に対して、NHKとして何も見解を示すことも検証もせずに、ただ政府が言った反論にもなってないことをそのまま垂れ流すという大本営だと証明してると公言してるので逆に天晴かもしれませんが、『共犯者たち』を観たらそんなNHKの報道に対してニュース打破の命がけで政権と戦ったジャーナリストたちの爪の垢でも煎じて飲んでほしい、まさに“恥を知れ!”とそんなことを言いたくなる作品です。
お待ちしてます!!

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 09:13 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

パワーポイント

(C)KCIJ Newstapa

『共犯者たち』19時の回の後に解説いただく吉澤文寿先生より講演で使用するパワーポイントが届きました。
急な依頼にも関わらず、しっかりした資料となってるので恐縮になのですが、
ただ市民交流ホールAでパワーポイントを行うのは、
こちらにとって初めてのこととなり、
今年のアフリカンフェスタで要領を横目で見てたので、
だいたいのことは掴んでいますが、はたして無事にできるか、
いささか心許ない担当者をまるであてにせず、
こういったことに詳しいメンバーが、そのパワーポイントをこちらのメルアドに転送してと、
頼もしく相談に乗ってくれてるので大船に乗った気持ちです。

これを書いては元も子もないのですが、
先回も平日で午後の回はスタッフは3人でまわしてましたが、
明日はお仕事を入れずにこちらに手伝いに来てくれるスタッフが予想以上に多く、
参加を依頼し、良いお返事をいただきながらうるうるときたりしてました。

スタッフの皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 21:25 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

8月23日(金) 五藤利弘監督作 『美しすぎる議員』上映予定



もろもろまだ詰めなければなりませんが
8月23日(金)夜にアオーレ長岡市民交流ホールAにて
長岡出身・五藤利弘監督作、川村ゆきえ、青柳尊哉主演『美しすぎる議員』の上映を予定してます。
五藤監督もお越しいただくよう調整いただいてるところです。
正式に決定しましたら、またこのブログに掲載いたします。

INTRODUCTION

「美しすぎる〜」

「美しすぎる海女さん」「美しすぎるタクシー運転手」……など、「美しすぎる~」という存在が 話題になっている今、「美しすぎる議員」をフィーチャーした映画『美しすぎる議員』が 3 月 16 日より公開されることが決定しました。

見せられているものは真実なのか、偽物なのか。インターネットの発達によりあらゆるものの 裏側が暴かれ、また反面、真実がより分からなくなっている中、“本当に大切なものを見つける ことの大切さ” を伝える映画が完成しました!

“美しすぎる議員” 田中愛役で、『気球クラブ、その後』(監督:園子温)で女優デビュー以降、数々 の映画・ドラマで活躍する人気グラビアアイドルの川村ゆきえが、美しすぎる議員の裏の顔を 暴きたいと執拗に追いかけるドキュメンタリーディレクター・村上一朗役で、「ウルトラマンオー ヴ」宿敵・ジャグラスジャグラー役で人気を博した青柳尊哉が W 主演します。

本作は、映画『レミングスの夏』、『花蓮~かれん~』の五藤利弘監督によって、茨城県取手市 の全面協力を得て撮影されました。


STORY

これは事実かフィクションか?!

「美しすぎる議員」として世間で話題の元人気タレントの田中愛(川村ゆきえ)は、ひたすら地 域密着型で懸命に日々奮闘していた。

そんな愛を、ドキュメンタリーディレクターである村上一朗(青柳尊哉)が取材にやって来る。 最初は単なるインタビュー映像だったが、村上のインタビューの方法は徐々に度が過ぎてゆく。 四六時中愛を監視するかの様になり、「清くて美しい政治家」としての愛の姿に疑問を抱いてい る村上たち取材側は、愛の裏の顔を暴きたいと執拗に仕掛ける。

愛は常に老若男女に対して親身で、献身的に接していた。
忖度!セクハラ!経歴詐称?真実はどこに?!
愛はとにかく真っ直ぐだった。
取材を通して、村上の心にはいつしか変化が表れる。
真っ直ぐな人間を前に、村上は何を見たのか。
そして愛は、本当はどんな人間なのか……。

『美しすぎる議員』公式HP http://utsukushisugirugiin.com/
公式ツイッター https://twitter.com/utsukushisugir2

| 未分類 | 20:41 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

6.28 報道記者映画スタンプラリー

(C)KCIJ Newstapa

"現場をまわす"
アイドル界隈にそんな言葉があり、担当者もその昔、午後はSHOW!CASE!!でRYUTist、夕方からゴールデンピッグでプリエクと乙銀、それが終わって終電までOHANAでエンジェネなんてことをたまにやっており、別々の会場でアイドルさんのライブを見る、ということを現場をまわすと言うらしく、これが映画となると”ハシゴする”になるかと思います。

ふと気づいたのが6月28日(金)の『共犯者たち』長岡上映会のこの日はシネ・ウインドで『記者たち』の楽日、イオンシネマ新潟南、新潟西、県央では『新聞記者』の封切りとなり奇しくも同じ6月28日に報道記者がテーマで主人公の映画が3本県内で上映されてることになります。

試しにこの3本をまわせるかとスケジュールをチェックしたら11時50分から13時40分までシネ・ウインドで『記者たち』、
14時10分から16時15分までイオンシネマ新潟南で『新聞記者』、
19時からアオーレ長岡市民交流ホールAで『共犯者たち』と車で移動すれば決して不可能でなく、
もしこの3本をまわしてというかハシゴされた方は賞賛に値するので他の劇場に内緒にしてほしいのですが、
この日の3本の半券を提示していただけたら、こちらで当日800円で販売している『共犯者たち』のパンフレットを贈呈いたします。
くれぐれもほかの劇場には内緒でお願いします。

しかしこの3本は東京ではバラバラの封切り日なのが、新潟で重なるというのは何かの奇縁でしょうか。

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 23:09 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

軽薄なジャーナリスト

(C)KCIJ Newstapa

テレ朝が“忖度”人事か…安倍政権追及の経済部長を更迭
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/256753

終了する上田晋也『サタデージャーナル』の後番組MCに「安倍政権元厚労相の娘」起用…TBSも政権に屈服か
https://lite-ra.com/2019/06/post-4783.html

安倍イラン訪問でNHK岩田明子記者がフェイク解説! ハメネイ師は「怒りのツイート」してるのに「安倍首相の助言を重視」
https://lite-ra.com/2019/06/post-4773.html

担当者が『共犯者たち』の上映をと思い立ったのは某国営放送がおかしいんじゃないかと疑問を抱いたからでした。
現政権に不都合なニュースな尺を短く流し、どうでもいいようなことをトップに持ってくる、
たとえば↓ここに書いたようなことですが
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2177.html

https://twitter.com/knife9000/status/1142263103494557696
↑こちらも含めると『共犯者たち』上映を決めてから短期間、これだけのことが立て続けに起きたのを見ると民放も意のまま手中に収めてしまったようで、大手メディアにはもう『共犯者たち』の韓国の反骨ジャーナリストの踏ん張りになど期待できずに、このままずるずると政権の広報 大本営となったメディアはろくに疑問の余地も挟まないまま改憲に突き進むのか、

先の更迭されたテレビ朝日のプロデューサーが企画した、この番組のように。

【報道ステーション】ワイマール憲法の"教訓" なぜ独裁がうまれたのか?
https://www.youtube.com/watch?v=osY56gFbQDM&t=6s

とはいえまだ選挙がある、しかし先の動画で改憲によって緊急事態条項が執行されると選挙もなくなるようなので考えすぎてお先真っ暗なのが正直なとこです。

♪軽薄なジャーナリストはいい服を着て
何も知らない人にうそをつく
そして安全なところからただ見ているだけ

♪軽薄な人間にはなりたくない
軽薄な国民にはなりたくない
いくら落ちぶれてもなりたくない

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 22:12 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2019年6月23日

OKINAWA 320

本日は沖縄慰霊の日。
沖縄への思いも加味して8月15日の映画だけど午前十時の映画祭で『日本のいちばん長い日』を観てどっぷり浸ろうと思い劇場に足を運んだら本日は『八甲田山』でした。
『日本のいちばん長い日』は来週とのことで日にちを間違えたものの、これも何かの縁ということで『八甲田山』を初めてスクリーンで観賞。

冒頭、高倉健さんはじめ三國連太郎、丹波哲郎、大滝秀治、小林桂樹、島田正吾といった大御所が顔を揃える中に健さんと並ぶ主人公の北大路欣也がいるものの、さすがにこの面々の中ではまだ青二才ということに姿勢を正しく観賞しはじめましたが
沖縄に思いを馳せる気でいたのに厳冬期の冬山でばたばたと凍死していく映画を観ながら、指揮官の行き当たりばったり朝令暮改の指示によって末端の兵士たちが右往左往した挙句にサイアクの結末を迎えるというのは、この悲劇から四十数年後の沖縄戦を含めた第二次世界大戦の最悪の結末を経て現在に繋がるような気がします。
しかし栗原小巻の喪服姿はなかなか色っぽかったと本筋とは別なとこも気になりました。

画像は↓こちらに書いた今年も慰霊の日にあわせて『ひめゆり』を上映しているポレポレ東中野で
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2292.html
50年ぶりのリバイバルという『劇映画 沖縄』
本土復帰前の沖縄で実際に撮影されたことも貴重に思いますが、米軍基地にふりまわされる沖縄人の人たちというあらすじは50年経っても変わってないことを実感させられます。
製作に日本最強の社会派・山本薩夫監督の名前があるだげで作品への信頼が増し、地井武男初主演作というのも興味深いです。そして出演者に加藤嘉の名前を見つけ『八甲田山』では青森の村の長老役で登場し雪中行軍の無謀さに眉をひそめてましたが、こちらの『劇映画 沖縄』ではたぶん沖縄戦を生き抜いた村の長老で登場するんだろうと予想しました。

最後に『ひめゆり』上映にあわせて柴田昌平監督よりBCCメールが6月18日付で届きましたので転載します。

==========================


6月16日、那覇の公設市場が最後の日を迎えました。
焼け跡から立ち上がった人々の台所を支えてきた市場を
建て替えることになったのです。

私は20代のころ、度々市場を訪ねては、おじー、おばーたちから
色んなことを学びました。
肉屋の手伝いもさせてもらったものです。
新しくなっても、命と活気あふれる場でありますように!

同じ頃、那覇市内で、ひめゆり平和祈念資料館の
開館30周年のパーティーが開かれました。
この資料館は、国や県の補助金に頼らずに、30年間運営を続けてきました。
今、戦争体験者から若い世代へと、想いと運営を引き継ごうとしています。
戦争のない世が世界中に訪れますように祈りを込めて。

長編ドキュメンタリー映画『ひめゆり』は
沖縄慰霊の日特集として、今年も今週末から上映します。
ぜひご来場ください。


監督 柴田昌平

=========================

『劇映画 沖縄』は7月5日まで、『ひめゆり』は6月28日までポレポレ東中野で公開されてます。

https://www.mmjp.or.jp/pole2/

| 未分類 | 14:40 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

命の別名



昨日書きました記事の訃報を知った日に、
別の件でまたいのちについて思いを馳せることがありました。

毎年恒例のイベントのミーティングに参加した冒頭に、
最近起きた悲劇についてのお話が。
思えばこのミーティングには例年、その人も出席していたので、
その事件を知った時は“なぜ?”というのが真っ先に頭に浮かびました。
誰もかも、なぜそうなったのかわからず、
残された人たちはただ途方にくれるのみ、です。

画像はそれとはまったく関係なく、
いつも上映会のポスター掲示を快諾いただいてる
スズラン通りのたか橋で日替わりランチ、この日はあんかけ焼きそば定食。
もちろん『共犯者たち』のポスターも貼らせてもらってます。

===================================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 17:52 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

何年ぶりだろうか フィルム上映の映写室なう



担当者が最初に参加した市民映画館をつくる会のミーティングのなかでその人は発言をしていたのが最初の記憶になるのか。
わりと大人たちが発言をしている中で、若者代表みたいな印象がありました。
後で知ったのは長岡技術科学大学を何年も留年してるらしく主みたいな有名な存在だと。
やがて大人たちがどんどん会を離れていく様子を見てて異議を唱えながら活動に携わり、
上映会ではよく映写を担当していたことを覚えていますが、
正直、年下の担当者はいつもバカにされ、まぁ実際バカなので仕様がないですが。
そうそう押井守監督の大ファンで『うる星やつら ビューティフルドリーマー』の野外上映会を当時企画したんじゃなかったっけ?

大学を卒業後は長岡を離れシネ・ウインドで働き始め、またにいがた映画塾のスタッフとして活躍、
しかし担当者は映画祭からみでシネ・ウインドで会っても
ムチャばかり言ってたのでたくさん怒られていた記憶ばっかり。
しかし活動を尊敬できる人なので根に持つことはなく、
何より頭のいい人で時に映画がらみのバカ話ができるようになって嬉しく思いました。

一番うれしかったのは立ち上げて長岡市立劇場を借りての上映会というバクチ、
長岡ロケ映画『故郷は緑なりき』を上映するものの、
35㎜の映写なので、希少となった35㎜の映写技師を探して
なんとかシネマチャオの元代表を確保し映写できることになったものの、
シネマチャオ元代表もひとりでは不安なので誰かサポートをつけてくれないか、
という要望があり、どうしようかと思ってたら、
どこで知ったのかあの人は当日わざわざ新潟から駆けつけてくれて映写室に籠って、
35㎜の映写機を喜んでまわしてもらいました。
正直、ずっと相手にしてもらえない存在だと思ってたので、
多少はこちらのことを気にして買ってくれていたのかと。

最後に会ったのは昨年のこと。
「世界一と言われた映画館 酒田グリーン・ハウス証言集」の新潟先行上映会。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1845.html
会場入りする前に、こちらを呼ぶ声がしたので振り向いたらその人でした。
病気だと聞いてたので、確かに風貌は変わっていたものの、
声は力強くて思ってた以上に元気そうで良かったです。
ただこちらを見て言ったのが
「俺はもうフェイスブックやらないから」
なぜそんな言葉をこちらに吐いたのか今も謎ですが。

訃報を聞きさまざまな思いが去来し、
そういえばフェイスブックに記事を書いてくれたっけ、と
探したらまだ残っているなかに長岡市立劇場での『故郷は緑なりき』上映会で、
久しぶりに映写機に触れた記事がありました。
こんな形で担当者があの人に刻まれたことを読み返して嬉しく思ってます。
ありがとうございました。お疲れ様でした。

| 未分類 | 20:46 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『共犯者たち』上映に寄せて

(C)KCIJ Newstapa

6月28日(金)『共犯者たち』二回目の上映、19時の後に「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」と題して講演いただく 新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授より上映会を前に寄稿いただきました。
ぜひ当日は映画とともに吉澤先生の講演も併せてご期待ください。

=================================

「共犯者たち」上映に寄せて
吉澤文寿(よしざわ ふみとし)

 日韓関係は「1000万人時代」に入りました。この数字は2018年に韓国から日本に750万人、日本から韓国に250万人の訪問者がいたことを示しています。1965年に日韓国交正常化が実現してから、今年で54年になります。政治・外交では「歴史認識」問題をはじめとして、不調が伝えられ、世論調査をすると日本でも韓国でも相手国に対する印象が悪くなっているという結果が出ているようです。しかし、韓国からも、日本からも、ビジネス、留学からショッピング、コンサート、文化体験など、いろいろなテーマで人々が交流するようになりました。
 今から30年ほど前に、私が初めて韓国に行った頃は、韓国語(朝鮮語)を学ぶ人も珍しく、ソウルオリンピックが終わってからも、現在のようにひっきりなしに観光客が往来するという時代ではありませんでした。ところが、いまや「韓流」という言葉そのものが時代遅れになりつつあるようです。東京の新大久保駅前には韓国のアイドル、ファッション、食品を扱う店が軒を連ねていて、歩道は人、人、人であふれかえっています。日本で韓国語(朝鮮語)を学ぶ学生も増えて、大学や専門学校では英語、中国語などとともに、普通に選択する「外国語」としての地位を占めたと言っても過言ではないでしょう。
 さて、そのように私たちにとってなじみ深い国となった韓国は、民主化されてからまだ30年しか経っていません。1945年に日本の植民地支配から解放された後、南北分断、そして朝鮮戦争を経て、韓国(そして北朝鮮)は多大なる苦難をくぐりぬけて現在に至っています。韓国では1948年の政府樹立当初から独裁・軍事政権が続きました。1960年の4・19革命、1980年の光州抗争、そして1987年の6月民主抗争を経て、韓国の民主化はジグザグの歩みを経ながら、その成果を着実に積み上げています。
 韓国政治は、独裁・軍事政権を支持したり協力したりしてきた「保守」勢力とそれに抵抗して民主化運動の中心を担ってきた「進歩」勢力に分けられます。現在の文在寅(ムンジェイン)政権は「進歩」勢力であり、その前の李明博(イミョンバク)、朴槿恵(パククネ)らは「保守」勢力です。「進歩」勢力は1998年から始まる金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)政権に続き、平和的に政権交代を実現させ、民主化運動の成果の定着にいっそう自信を深めています。
 2019年6月28日に長岡アジア映画祭で上映される崔承浩(チェスンホ)監督は韓国の「保守」勢力によって弾圧されながら、「ニュース打破」を立ち上げて、権力に迎合するマスコミ(韓国では「言論」という)を告発し、ジャーナリズムにおける正義を追求してきました。その作品である「共犯者たち」、そしてその前作である「自白」は、韓国民主主義が権力と徹底的に戦う覚悟を持った人々によって着実に前進させてきたことを、観客たちに改めて知らしめることでしょう。いまや崔承浩監督は、一度解雇された韓国MBCに、なんと社長として復職しました。このことを喜ばずにはいられません。なんという報われ方でしょうか。
 それはさておき、百聞は一見に如かず。当日はぜひ会場に足を運んで、今の韓国を支えるダイナミズムを体感することをお勧めします。

yoshizawa201807.jpg

吉澤文寿(よしざわ ふみとし)
●新潟国際情報大学国際学部教授。1969年群馬県生まれ。専門は朝鮮現代史、日韓・日朝関係史。
●朝鮮への植民地責任(植民地主義)の問題についての研究。日韓会談の交渉史についての研究や在日朝鮮人の歴史についても研究。
●主な著作に(編著)『50年目の日韓つながり直し日韓請求権協定から考える』(社会評論社、2016年)(単著)『日韓会談1965 戦後日韓関係の原点を検証する‐』(高文研、2015年)(単著)『〔新装新版〕戦後日韓関係 国交正常化交渉をめぐって』(クレイン、2015年)他

===================================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 21:10 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

150秒前



「見附駅を過ぎた頃に電車内で一斉に緊急地震速報が鳴ったら、電車がスローダウンしていく最中に右へ左へと揺れ始め、これは大きくなるんじゃないかと思って怖くなったらやがて収束していくようで電車が止まった時には揺れも収まっていました」

「揺れていたのは20秒もいかないと思います。それでも怖かった。ただほぼ満席だった乗客は落ち着いていて、中越地震の時ほど大きくなく、あの時はジョットコースターに乗ってたような感じ。
電車内は停電にならずにいて灯りはついてました。車掌はアナウンスでこのあたりは震度4と伝えてたけど真っ暗で窓の外の様子はわかりません」

昨日の夜に発生した山形沖を震源とする大地震は一夜明けて被害の様子が徐々にわかり始めてきましたが、防災意識の高まりのせいか震度6強の割には被害が最小限に収まってるように思います。もちろん今後の余震対策にも気を張らなければいけないと思いますが。

担当者は電車の中にいて満員の社内からスマホから一斉に緊急地震速報が鳴りだし、一同で息をひそめて地震が来るのを待ち構えてたのは、思えば結構それも怖かったように思ってます。

すると以前、毎日新聞長岡支局長で今は四国に赴任しているOさんからLINEと電話で伝えるような形で取材となってしまい、まとめれば以上のようなことを話してたら、それが取材と気づき記事にすると話してました。
はたしてあれは記事となったのか、そんな津波とほど遠い地の様子より、おそらく現地の様子が優先だからボツだろうなぁ、と思ってます。
車両点検などで止まってた電車はやがて動き始め、こちらはトイレの電車の中で電話取材を受けていたら、降りる駅を乗り越してしまい隣の駅に降りたらまた遅れてる電車を待つありさまとなりホームで呆然としていました。

ただ揺れた時間はその後にネットで見ると30秒とか1分という証言があり、自分は20秒ほどに感じ、それでも20秒揺れ続けるのは結構長いよなぁ、と思ってました。

そこで思い出したのはインドの地震直後の様子を記録した『150秒前』という映画。
山形国際ドキュメンタリー映画祭から借り、150秒間の地震で全てを失った人々を捕えながらも、前を向いて生きていく様子に心打たれた作品でありましたが、中越地震後の『第10回長岡アジア映画祭』で台湾大地震後を記録した『生命(いのち)―希望の贈り物』とともに、地震と関わりがあるので作品を上映しました。インドのカッチ地方のブジなんて地はその後、どうなったのかおそらく多くの日本人は関心がないかと思いますが、それでも本作を数は少ないけど観た人たちは思いを寄せているのではないでしょうか。

今回の地震で被災した方々にお見舞い申しあげます。
余震には気を付けてください。

そしてこんな大地震が頻発する日本には改めて原発の再稼働など狂気の沙汰だと。

150秒前
150 Seconds Ago
________________________________________
インド/2002/グジャラーティー語、ヒンディー語、英語/カラー/ビデオ/112分

監督、編集:バトゥール・ムクティアール
撮影、製作:ヴィヴェーク・シャー
録音:ヴィノード・S
製作会社、提供:シュート・アウト・フィルム

2001年1月のグジャラート大地震で、壊滅的な被害にあったカッチ地方の古都ブジ。人口15万人のうち2万5千人もの死者を出した。監督と夫のカメラマンは1年間通いつづけ、リキシャ運転手一家、元マハラジャ、医師など助かった人々が生活を立て直そうとしていく様子を記録する。たった150秒間の地震で衣食住の支えを一気に失いながら、人々の表情は謙虚であり毅然としていた。不条理な被災体験をそれぞれに解釈し折り合いをつけて前へ進もうとする強さが胸を打つ。ラクダや牛、犬や猫とのユーモラスな共存も見どころ。

https://www.yidff.jp/2003/cat037/03c048.html

| 未分類 | 17:17 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ぁまのじゃく



カスの相手をしている時間なんて、もったいないでしょ。「そんな人たちは、私の人生になんの傷も与えられない」と思える強さを身につけることが大切です。

https://twitter.com/_miwa_akihiro/status/1131307854042869760

せっかくの休日、大変不愉快極まりないことがあって、このブログで一言一句反論しようかと思いましたが、美輪明宏サマの言葉を思い出し時間のムダなので貼るだけにしておきます。

現在、『共犯者たち』上映会の準備と並行して9月7日の市民活動フェスタで上映する作品の交渉を進めています。
上映枠は時間的に短編5枠になりそうで、そのうち3枠の監督から作品上映もしくは参加の快諾をいただいてます。
ありがとうございます。

それで毎回、この上映会のチラシを作って宣伝にまわるのですが、長岡市の後援と明記されないと公共施設でポスター掲示やチラシ設置はできないので、今回事務局のほうから市民活動フェスタの後援をとってもらえないかと要望したところ、長岡市が事務局として関わっており、その関係で後援以上に深くかかわっているとお返事がきました。
長岡市の共催といっていいのだろうと思いましたが、だったらなおさらチラシやポスターに 共催 長岡市 と明記しないのか不思議に思ってます。
ポスター掲示での相談は承るそうですが、こちらからすれば 共催 長岡市 とそれだけ明記すれば十分なので謎です。
こういう時、担当者と世間様のズレを痛感する次第です。

画像は長岡のラーメン屋さん 東横 の野菜ラーメン。
味噌ラーメンが名物ですが、初めて野菜ラーメン注文したら胡麻がたっぷりなのが嬉しかったです。
聞けば開店してもう35年という老舗、上映会の度にポスター掲示を依頼し快諾いただいてるものの、
先日のアフリカンフェスタのお手伝いの時にロビーで読書してた方から挨拶され、
こちらは誰だろうか全く思い出せなかったのですが、
この時に食べに来たらあれはこのお店のご主人だったと知り、大変失礼しました。
まぁ、厨房の中と普段着ではイメージが重ならないので気づかなかったという言い訳ですが、
ご主人からすれば毎度、ポスター貼りに来るお客などいないから変に目立ってたようでした。

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 19:37 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2019年の『ひめゆり』



今年も6月23日 沖縄慰霊の日が近づき、
併せて恒例となった柴田昌平監督作『ひめゆり』がポレポレ東中野で13年目の上映となります。

このブログでも毎年紹介してるように思い、
去年書いた記事を読み返したら
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1894.html

貧困者差別をして炎上した落語家がひめゆり学徒隊をテーマにした創作落語を作ってたことに疑問を呈してましたが、
この落語家はその後、不倫相手に非道なDVを切り返してたことが発覚し、
表舞台から当然のように消えてしまい、やはり器ではなかったと思いました。

とはいえこの頃は当時の翁長雄志知事が直後に亡くなり、
知事選で基地建設が焦点となって玉城デニー知事が圧倒的大差で誕生し民意が示されながらも
年末に辺野古への土砂投入が民意を無視して強行するなど、
危惧してたかもしれませんが、まさかホントにやるとは思ってなかったハズで
年を追うごとに分断が加速していく状況の中、ひめゆり学徒隊の証言は余計に重みをもって
観賞者に伝わるのではないかと思います。
などとこちらで紹介してばかりで、またの機に長岡での上映をと思っているのですが実現できず心苦しく思ってます。

今回『ひめゆり』の公式HPを覗いたら柴田昌平監督の完成直後の思いを記した文章を再び目にしズシリと残ったので、
こちらに掲載いたします。

=============================

今なぜ 『 ひめゆり 』 なのか・・・。

1994年、戦後50年を迎えようとしている時期、人づてに「ひめゆりの人たちが体験をきちんと記録したがっている」という話を聞きました。「なぜ?」私には意外でした。というのも、ひめゆりについての映画やテレビ番組はそれまで何度も制作されていたので、今さらなぜなのだろう、と素朴に思ったのでした。

「ひめゆり」という言葉は、私たちや上の世代の人にとっては必ずどこかで耳にしたことがある名前です。繰り返し映画やテレビ、舞台で取り上げられ、「沖縄戦における悲劇の従軍看護婦たち」というイメージが定着しています。「聖なる人々、殉国美談、反戦の語り部・・・」さまざまな概念が「ひめゆり」には付着していて、私自身には重すぎるとそれまで避けていたテーマでした。知った気にもなっていました。

しかし実際にお会いしてみると、私がわかったつもりになっていたのは余りに表面的なことにすぎないということに愕然としました。何よりも、生存者お一人お一人が実に個性的だということに驚きました。テレビの映像で観るときに感じていた “決まり文句のように悲劇の体験を伝える語り部の人々” というイメージが崩れました。

「まもなく私たちは70歳になります。いつまで生きていられるか分かりません。私たちの体験をきちんとした形で映像で記録できないでしょうか。遺言として残したいのです」
生存者の方々から言われました。

ひめゆり学徒たちの思いと体験は、マスコミなど伝える側の思いが強すぎ却ってきちんと耳を傾けてもらえなかったり、断片として切り取られ伝えられることが多かったのです。

沖縄の親戚の家に泊まりこんで、彼女たちの証言にじっくりと耳を傾ける日々が始まりました。
私はひたすら受容体となりきろう、皆さんが話したいことを話し終えるまではじっと耳をすまそうと思いました。

カメラマンの澤幡さんが優しい目線でずっとカメラを回しつづけてくれます。その後も折に触れて、体験の記録をしてきました。13年間にわたって記録した証言は、22人、約100時間分になります。

映画の完成を待たずに3人の方が他界され、2人は病気で自由に外出できなくなりました。
ひめゆり学徒の生存者の皆さんは今、80歳前後となりました。
彼女たちの眼の黒いうちにしっかりとした映画として世に出したいという思いで、この作品を皆さんに問うことにいたしました。

語られている内容は過去ですが、語っている切実さは 「今」 にそのままつながっています。
過酷な記憶を掘り起こし、自らの言葉にするまで、彼女たちには数十年の月日が必要でした。

戦争体験から受ける印象は悲惨です。

しかし、ひめゆりの生存者からはしっかりと生きている強さを感じます。

それは彼女たちの根っからの明るさ、やさしさ、そして生命への信頼感があるからです。

この映画は、今を生きる私たちに多くの示唆と希望を与えるものと信じます。    

監督 柴田昌平

http://www.himeyuri.info/story.html

=============================

「沖縄慰霊の日上映決定!」
2019年6月22日(土)~28日(金)連日 20:30
※6/26(水)は日本語字幕付上映となります。

6/22(土)初日舞台挨拶
     柴田昌平(本作監督)
6/23(日)沖縄慰霊の日
     柴田昌平(本作監督)
6/28(金)最終日舞台挨拶
     大兼久由美(本作プロデューサー)
※なお登壇者は予告なく変更する可能性がございます。

料金 : 
   当日 1500円均一 ※障害者割引なし       高校生以下 500円
   前売 1000円 (チケットぴあ:Pコード467-797)     
    ※当館窓口・チケットぴあにて販売

問い合わせ:ポレポレ東中野

=============================

『ひめゆり』公式HP http://www.himeyuri.info/

| 未分類 | 20:40 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

#平和の森コンサート ~被爆ピアノが奏でる平和の調べ 広島から長岡へ~



「被爆ピアノを映画にするにあたって、これだけの重圧を感じるとは思っていませんでした」

5月24日にクランクインした『おかあさんの被爆ピアノ』
五藤利弘監督よりメインの撮影は終わり、後は取り残しを撮影するのみというメールが届き、やりとりをしてた中で五藤監督がふと漏らしてました。
確かに原爆投下という世界史に残る悲劇をテーマにしただけに撮影を通して思いもよらなかった重圧をひしひと感じたのだろうと想像しました。
相当なプレッシャーだっただろうと。
ただメインの撮影は無事に終わり、監督も『美しすぎる議員』の舞台挨拶で名古屋に行かれてたようでひとまず、ほっとしてるのではないでしょうか。

その被爆ピアノは今夏の恒例“平和の森コンサート”への参加が決定と知ったのでご案内を。
被爆ピアノとともに全国をまわる調律師・矢川光則さんは自身の広島での平和活動の先駆けは被爆ピアノよりも被爆アオギリだったそうですが、その被爆アオギリ二世を広島市が最初に贈呈したのがこの長岡の平和の森公園となり、それを知った矢川さんはこのアオギリの前での被爆ピアノ演奏を熱望、その思いを平和の森コンサート実行委員会が汲んで今回実現するようです。
当然、被爆ピアノと長岡の橋渡しをした五藤利弘監督も参加し、『おかあさんの被爆ピアノ』についてお話しを矢川さんとともにされるハズです。

*第25回 平和の森コンサート ~被爆ピアノが奏でる平和の調べ 広島から長岡へ~ 

日時 7月31日(水) OPEN 18:00~ START 18:30~
入場無料
会場 平和の森公園(長岡市本町) 雨天の場合は表町小学校体育館
主催 平和の森コンサート実行委員会 
問 
TEL/FAX 0258-32-2992
公式HP http://heiwanomorikouen.web.fc2.com/

==============================

五藤監督に9月7日の市民活動フェスタの上映会への参加を依頼してるほか『美人すぎる議員』の長岡上映会も検討しています。
正式に決まりましたらまたこちらで掲載します。

先の五藤監督とのメールのやりとりは長岡でおきた事件について交わしてたのですが、
ふと被爆ピアノが奏でるメロディを聴くことはできなかったか、
聴いてどうなるというわけでないかもしれませんが聴く機会があったハズで聴いてほしかったと思いを巡らしてます。

| 未分類 | 22:11 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『乱世備忘 僕らの雨傘運動』



香港が危ない。 多くの人たちがモンコックのコーズウェイベイの 路上にいる。 東京の路上から、何ができるか。 私が持っているものは「乱世備忘」権利だ。 やってくれる人がいれば、すぐに渡す。 後先なしだ。 チャン監督よ、6月20日にユーロライブで12:30からやるよ。

https://twitter.com/sanshiro_koba/status/1139522640366850052

『大地を受け継ぐ』『台湾萬歳』でお世話になった配給会社・太秦の代表・小林三四郎さんが昨日、ツイッターとFACEBOOKを更新しました。

6月9日に香港人の7人に一人が参加した100万人という「逃亡犯条例」改正への大規模な抗議デモは連日続き、ついに無防備な市民を警察が弾圧する映像が拡散され世界中から非難を浴びてます。
6月ということで30年前に北京で起きた民主化を求める学生たちを国家が軍を使って容赦なく虐殺したとされる天安門事件を知ってる人たちは再来を危惧してるのではないでしょうか。

刑事事件の容疑者を中国本土の司法機関に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」の改正、
中国共産党に不満がある者はでっち上げて大陸送りにすることが容易になるのではないか、鼻から大陸の指導者達など信じない香港人の人たちにとって条例の改正は到底受け入れられないことは想像でき、さらにいえば香港で仕事や観光で訪れた日本人にも適用されるとなると、やはり他人事にはできないので抗議の声を上げてデモに身を投じる香港市民に敬意を。

小林三四郎さん代表の太秦が権利を持ってる『乱世備忘 僕らの雨傘運動』は2014年に”普通の選挙“ができるよう求めて立ち上がった学生運動を記録。
昨年の東京での公開時にS東京特派員夫婦が観賞して、とても良かったとお勧めされました。
おそらく学生たちに深いシンパシーを抱いたであろう三四郎代表はテレビやネットで香港の様子を知って、先の決断を決意したかと思います。

映画は以下のスケジュールで続々と上映が決定してるようです。

映画『乱世備忘 僕らの雨傘運動』緊急上映続々決定★6/17(月)、19(水)18:30回/ポレポレ坐(東中野)※上映後に陳梓桓監督Skype中継にて登壇!★6/20(木)12:30回/ユーロライブ(渋谷)★7/6(土)~12(金)17:40回/ユジク阿佐ヶ谷(阿佐ヶ谷)★7/13(土)~19(金)10:00回/シネ・ヌーヴォX(大阪)

https://twitter.com/amagasa20180714

STORY
僕が生まれる前、1984年に香港が1997年に中国に返還される事が決まった。2014年、香港にはいまだに民主主義はない。自分たちで香港の代表を選ぶ「真の普通選挙」を求めて若者が街を占拠した、雨傘運動。同じ「香港人」であるはずの警官たちからの浴びせられる催涙弾に皆が雨傘を手に抵抗し、僕はカメラを手にデモに向かった。そこで映画の主人公となる仲間たち、大学生のレイチェル、ラッキー、仕事が終わってからデモに駆けつけてくる建築業のユウ、授業のあと1人でデモに来た中学生のレイチェルたちに出会った。香港の街が占拠され、路上にはテント村ができ、自習室ではラッキーの英語無料教室が開かれた。テントをたて、水を運び、そして夜は一緒にマットを敷いて路上に寝る日々。討議がまとまらず言い争いになると「これが民主主義」だと、皆で笑いあう。こんな香港を見るのははじめてだった。香港に暮らす「普通」の僕たちが、「香港人」として「香港の未来」を探した79日間の記録――。
当時27歳だった陳梓桓(チャン・ジーウン)監督が仲間たちと過ごした、未来のための備忘録。
https://amagasa2018.com/

ちなみにだいぶ前に、三四郎さんは、香港の俳優さんでフランシス・ン(ン・ジャンユー)に注目してると話してましたが生粋の香港人であるン・ジャンユーは今回のデモをどのように見てるのか、アンソニー・ウォンはデモを支持との記事を目にしたのでン・ジャンユーもエールを送ってるんじゃないかと思いまたいです。
香港のシンボルと言っていいジャッキー・チェンなのに随分前から大陸寄りの発言を繰り返してたのが仇なのかYOSHIKIと台湾でデモの日に飯食ったことで炎上となり、ファンとしては辛いので、久しぶりに香港で大暴れする映画を撮ってくれないだろうかと。世界を股にかけるのもイイけどジャッキーはやはり香港が一番似合うってことにご本人が気づいてほしいです。

ここへ、幸いにも「逃亡犯条例」改正が延期になったと香港政府が発表。
撤回でなく延期なのでまだ予断は許されないとはいえ、香港市民の抗議が実を結んだといえるのではと。

| 未分類 | 23:36 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『記者たち』を観た後に

Shock and Awe

「政府が発言したら真実か問え」

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2266.html
↑こちらで紹介したロブ・ライナー監督『記者たち 衝撃と畏怖の真実』をシネ・ウインドで観てきました。

9・11同時多発テロで深いダメージを負ったアメリカ政府がビンラディンがいるらしいアフガニスタンを報復後、次のターゲットはイラクとの情報を得た弱小新聞社ナイト・リッダーの記者たちが地道な調査報道をへて「イラクは大量破壊兵器を入手」というアメリカ政府が口にするイラク侵攻の口実がデタラメと見破り政権批判の記事と併せて載せたものの、国民も政府や併合する大手メディアのイケイケムードに乗り世界中の反対を押し切りイラク戦争に突入。
結果として100万人のイラク人、3万5千人の米兵が死傷と両国に大きな傷跡を残したばかりか、ご存知のようにフセインをとっつかまえて死刑にしても内乱が収まらず泥沼の事態に。

映画は政府の欺瞞を暴くため裏取りに奮闘する記者たちと並行して、愛国心に燃え志願兵となりながらもイラクについた途端地雷によって重症を負い、車椅子生活となった黒人の若者を登場させ、彼の視点から戦争責任について問いかけます。
なぜ反対しなかったのかと。

冒頭の言葉はロブ・ライナー自ら演じたナイト・リッダーのワシントン支局長の言葉で
記者としての矜持を後進に伝え、「子どもを戦争に送る親の味方」として戦場に若者を派兵することに異を唱え権力に厳しいまなざしを向ける姿になんというか映画で久しぶりに理想の上司、なんてのを観た気がします。
今後はロブ・ライナーの代表作の1本に挙げていきたいけど最高傑作らしい『スパイナル・タップ』がまだ未見というのが悔やむ思いを。

しかし9,11後にアフガニスタン侵攻後、次はイラクというのは馬鹿げているというのが新聞記者共通の認識だったのが、あれよあれよと政府の情報操作とメディアの加担によって国民が支持してイラク戦争が始まったことがよくわかる映画でしたが、
これを観た翌日に我らが偉大なる安部総理がアメリカとイランの仲裁という能力以上の壮大な使命を胸にイランを訪問している最中にホルムズ海峡で日本船のタンカーが砲撃されてしまうという大事件が発生。
早速、アメリカ国務長官がイランに責任と名指しで非難。

タンカー攻撃、「イランに責任」
米長官「日本を侮辱」
https://this.kiji.is/512017234678842465

「政府が発言したら真実か問え」

ナイト・リッダーの記者たちは情報収集に動いていると映画を観た後なんで思いますが、
なぜか急にイランの名がここ最近、アメリカ政府から出てるのは、戦争中毒であるアメリカはそろそろウズウズしているのか、
今度始めたら日米の主従関係を思うと日本も参戦なんて悪夢のシナリオが容易に書けますが誰がペンを握ってるんでしょか。

安倍首相のイラン訪問は大きな前進、イランも高く評価=菅官房長官
https://jp.reuters.com/article/abe-iran-suga-idJPKCN1TF08Z

そしてイランの見解と真逆の評価を自賛する政府に対して日本の記者は突っ込まないのはもはやお家芸でしょうか。
『記者たち』はアメリカ政権からの視点でイラク戦争突入を描く『バイス』とともに6月28日までシネ・ウインドで公開です。
『バイス』も観ましたがこちらは正直胸くそ悪くなりました。

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 22:17 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

上映会ワークショップ



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2279.html
↑こちらに書いた中学生の職場体験。
とりあえず先生とお会いし行うこととなりました。
案として上映会を再現してどのように開くのかを体験してもらおう、
ということでアオーレ長岡市民交流ホールAを借りるときに職員さんにこんなことをやりたいと話したら、
「上映会ワークショップですね」
とかっこいいことを言われたので、それをそのまま借りる際のタイトルにしました。

日時は7月18日(木)の午前と午後、この日の時間帯に市民交流ホールAがたまたま空いてたので借りられました。
というわけでもしこの時間帯空いてる方がいましたら一緒に職場体験という大げさなことまでできませんが、
映画好きが昂じて中学生にこんなことをやってるところもあると体験させてみたいので
お手伝いいただける方がいましたらご連絡ください。

画像は職場体験と関係ありませんが
『共犯者たち』上映会の宣伝ということで
長岡駅前の韓国料理屋さんで石焼ビビンパを食べては宣伝をしています。

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 16:55 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『1987、ある闘いの真実』



昨日『タクシー運転手』を書いたついでに昨年公開された民主化運動を描いたもう1本の問題作『1987、ある闘いの真実』
本作の中で民主化運動を展開する学生がオルグのために集まった集会でひそかに見せるのが韓国国内で報道されない光州事件の惨劇のビデオ。
これが『タクシー運転手』でソン・ガンホが乗せたドイツ人記者が撮影した実際の映像とのことで、この二本は繋がっているんだと。

ただ担当者が本作の序盤からヒートアップしたのが大学生を拷問死させたことを隠蔽しようとする警察のトップにキム・ユンソク、
大学生の死に不審を抱き不当な圧力に屈せず正当な手続きで死因の解明を進める検事にハ・ジョンウとともに傑作『チェイサー』で全面対決した二人が再び登場し丁々発止のやり取りしていくうちに不穏な韓国ノワールの空気が漂ってヒリヒリさせてくれたことでした。
ただしハ・ジョンウが途中退場してしまうため以後、キム・ユンソクが立場を最大限に利用して独裁政権とともに打倒・共産主義として徹底的に民主化運動を弾圧していくさま、警察、刑務所、教会、大学、新聞社とあらゆる場所で執拗に攻めていくなかで民衆が決起していき凄まじいクライマックスに雪崩れ込んでいくのは圧巻でした。

1987年なぞまだ記憶に残る時代に隣国では軍事政権に圧迫する国民が蜂起して一丸となって民主化を手にしたことがスクリーンを通して理解できた作品、何よりキム・ユンソク、ハ・ジョンウだけでなく次から次へと登場する名のある俳優たち、その中にソル・ギョングにカン・ドンウォンと日本でもおなじみのスターが登場して観てて驚かされましたが、おそらく出演した俳優たちも当時の民主化運動を繰り広げた人々への敬意から出演を快諾したのではと想像したりしました。

しかしこんな民主化運動をテーマにした映画でも、というか韓国映画でよく見る拷問シーンというのはやはりこういった独裁政権下の名残の一つなんじゃないかと。

なりふり構わぬキム・ユンソクの過去が北朝鮮出身で家族を共産主義者に惨殺された恨みが原動力になってることもなかなか一筋縄でいかないキャラだと思い、あとカン・ドンウォンが実年齢30代後半ながらも“デモの王子”として学生運動のリーダーを演じてることに全く違和感がないのも驚きでした。カン・ドンウォンは日本でも人気者なのになぜポスターに顔写真が載ってないのか?韓国でもそうだったのか?特別出演枠かもしれませんが結構出番が多かったので謎に思ったりと。

担当者は結構日本公開された韓国映画の名作を観ているつもりでしたが、その年の邦画洋画含めてその年のベストワンに選んだ韓国映画は本作が初めてでした。

もし『共犯者たち』に関心を持たれてる方は事前にDVD化されているので『タクシー運転手』『1987、ある闘いの真実』をおススメいたします。
いづれも民主化とは日本のように与えられたものでなくて韓国では自ら闘って手にしたことがよくわかり、得たものを守ろうと必死になって今も闘うジャーナリストを『共犯者たち』は記録しています。

『1987、ある闘いの真実』公式HP http://1987arutatakai-movie.com/

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 20:40 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『タクシー運転手 約束は海を越えて』



菅官房長官に屈服する「番記者」  取材の際の「ある儀式」が定着 (選択出版)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190610-00010000-sentaku-pol
↑こんな記事を読むと日本でニュース打破のような独立メディアの登場を望むことはムリなように思いましたが、
昨年公開され日本でもヒットしたのがソン・ガンホ主演の『タクシー運転手 約束は海を越えて』

1980年に起きた民主化運動で抵抗する国民に向けて韓国軍が銃を向け一斉射撃するなどの弾圧・光州事件。
その中でおきた実話を映画化したもので、映画の中ではこの事件をなんとか国民に伝えようと奮闘する地元紙の新聞記者。
軍が封鎖してる光州へ潜り込んで事件を取材し世界に伝えようとするドイツ人記者と双方の報道人が登場し、
いづれも軍でなく民衆の側に立ち危険を潜り抜け事件にカメラを向けていました。
先の記事を読んでいざとなったら日本でそんな記者が出てくるのか甚だ不安を覚えたりします。

それで映画の方はデモ行進よりは自身の生活というタクシー運転手役に韓国庶民派の名優ソン・ガンホがもちろん好演、
ドイツ人記者をソウルから光州まで届けるだけだったのが、
歴史に残る弾圧に巻き込まれてしまうという一庶民から見た民主化運動の行方を追って
ノンポリからあまりの酷さに目を背けることができず
タクシー運転手という腕を駆使して壮絶なサバイバルを敢行してましたが、
印象的だったのが検問している軍人が取材後のソン・ガンホとドイツ人記者を疑いながらも、
お咎めなく光州から逃がすという目こぼしをしたシーン。
そんな都合のいい軍人がいるもんだろうかと思いましたが、
あれは弾圧を肯定しない軍人もいたということを示していたのかと。
確かに記憶に残る時間で同じ民族同士で戦争をしていたという苦い思いがあるだけに、
さらに同じ国民同士がまた血を流すことに否を唱える軍人がいてもおかしくないように思いました。
そんなことまで織り込むとはなかなかのもので監督は誰だと調べたらチャン・フン。

どこかで聞いた覚えがと思ったら『第14回長岡アジア映画祭』で上映した『映画は映画だ』で監督デビューした人。
その前は鬼才キム・ギドク監督のもとで助監督を務めてたお弟子さんだったものの、
監督として多くのヒット作を放っているうちにいつしか師匠のキム・ギドクから「裏切り者」と名指しで批判されてたりと。
キム・ギドク自体が往年の冴えを失ってる印象があるのが大ファンとして残念なこのごろ、
知らずにかつてデビュー作を上映したことのあるお弟子さんの映画に感激してたことに何やら感慨深いものを抱いたりしました。

横道に逸れましたが軍が蜂起する国民を徹底的に弾圧するシーンはかなり力を注ぎ、
容赦なく自国の恥部について再現する力に今の韓国映画の底力を見る思いがしました。
そして『共犯者たち』で貫いてる民主化運動への思いは、
独裁政権と闘い続けた自国の歴史と重なるんだろうと。

で、またふりだしに戻って冒頭のネット記事を読み返すと思うこと多々ありです。

『タクシー運転手 約束は海を越えて』公式HP http://klockworx-asia.com/taxi-driver/

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 14:51 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ジョゼと虎と魚たち



田辺聖子さんの訃報を聞いて真っ先に思い浮かんだのがやはり『ジョゼと虎と魚たち』

市民映画館をつくる会主催で犬童一心監督、妻夫木聡、池脇千鶴主演の映画版を
2004年5月29日に長岡市立劇場を借りて上映会を開きました。

当時、若手のスターとして注目を集めてた妻夫木聡主演のラブストーリーとして、
結構お客さんも来てくださいましたが、
妻夫木聡は生まれ持って軽薄なだけに女性にだらしないのも許せるようなキャラ
確か脚本を書いた渡辺あやが「肉食動物は獲物を食べるときは新鮮な内臓から」
というような旨で池脇千鶴に舌なめずりする妻夫木のキャラを説明してましたが、なるほどと。
現在巷で跋扈するキラキラ映画とは違ってずしりとくる歯ごたえのあるラブストーリーは、
今のキラキラ映画のファン層にどう映るんだろ、
意外とまた共感を得るように思いましたが。

この映画の宣伝の参考になればと当時恥ずかしながら原作を手にし
初めて田辺聖子さんを読みましたが、短編集のなかの1編でほかの作品も含め
結構したたかな女性像が書かれてキツイなぁという印象を持った記憶が。

配給会社にお願いして犬童一心監督より上映会へメッセージが送られ、
妻夫木聡が雀荘の店員ということで、
長岡の雀荘を宣伝に回ろうかと思いながらも、
あんまり意味ないことに気づき自粛したりしましたが
幸いお客さんが来てくれて上映できて良かったとわりと思い入れのある作品でした。
とはいえお客さんが来なくても思い入れのある作品も多々ありますが。

あとで妻夫木が池脇千鶴をおんぶして歩くシーンは
もしかして『青春の蹉跌』のショーケンへのオマージュなんだろうかと気づいたりと。

音楽を担当したのはくるり。
主題歌『ハイウェイ』が重苦しいエンディングを救済してたのも印象的でありました。

♪僕が旅に出る理由は
だいたい百個くらいあって
ひとつめはここじゃどうも
息も詰まりそうになった

| 未分類 | 15:49 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

サカキマンゴー ビンテクライベイベー



小林茂監督作『チョコラ!』の音楽を担当した“親指ピアノの革命児”サカキマンゴーさんの
6年ぶりのニューアルバム『ビンテクライベイベー』が本日発売です。

先のアフリカンフェスタ!inながおかにあわせたツアーで、
今回ライブを二回体感しましたが、このアルバムからの新曲も何曲か披露してたハズ。
百戦錬磨だけに会場の空気を瞬時に察知して、
観客を沸かせていたのはサスガと思いましたが、
個人的には三条のライブでそれまでワァワァ声を発してた小学生の女の子が、
マンゴーさんのライブが始まった途端にリズムに合わせて踊りだしたのが、
スゴイわと思ってました。

ついでに懇親会の席で思わぬ形でマンゴーさんの口から出たのが、
鹿児島のご当地アイドル・S☆UTHERN(サザンクロス)
担当者は二年位前に高田のイベントで目にしたことがあり、
鹿児島からメンバーを車に乗せて運転してきたという運営の人が、
観客の輪の中心になってヲタ芸を自ら進んで披露し、
おそらくほとんど初めてS☆UTHERNを目にするヲタさんは運営さんに合わせて
沸いていたのが印象に残ってたので、
マンゴーさんは地元・鹿児島でS☆UTHERNと共演したことがり、
鹿児島のご当地アイドルとしてやはりトップだったのかと思ってました。

https://www.youtube.com/watch?v=JMg2MN8-XXg&fbclid=IwAR08rxFV8wFYrbx2l_aLuG01G3SQLTQ8lZFhWqUZAkg0uNoamSXkvu0OlF8

Sakaki Mango - Bongy [Official Video]

ビンテ・クライ!(頭に来た!)
親指ピアノの問題児、6年ぶりのフル・アルバムでモノ申す!
サカキマンゴー「ビンテ・クライ・ベイべー」2019年6月9日発売

スワヒリ語を学び、アフリカ各地の親指ピアノを修行する一方、勝手にオール電化、リリックは地元の鹿児島弁。デジタルとアナログ、ローカルとグローバルが交錯し、故郷秘伝の板三味線・ゴッタンもジミヘンよろしく鳴り響く。アフリカからサツマを経由してトランスに誘う、未来形方言ビートのクールネス。宇宙語だと思って揺れなさい!

■レーベル:yokabanna unlimited
■発売:yokabanna unlimited
■配給:株式会社メタカンパニー
■商品番号:YKBN-006
■JANCODE:4580255940062
■定価:2500円+税
■発売日:2019年6月9日
■曲目
1.BONGY 盆ぎい
2.KAGOSHIMA YOSAKOI 鹿児島よさこい・蜜柑くどき・真ん中くどき
3.OTAMI KUDOKI おタミくどき -荒武タミ顕彰歌-
4.BINTAY CRY BABY ビンテ・クライ・ベイベー
5.EPSILON イプシロン
6.NANSAZ TRANCE 南薩トランス
7.HALAYBANY ハレバニイ
8.CHIQWA チクワ
9.NEMAMOOSASA MAPPOSHI ネマムササ・マッポシ(ボーナス・トラック)

サカキマンゴー公式HP http://www.sakakimango.com/j_index.html

| 未分類 | 05:02 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ニュース打破

(C)KCIJ Newstapa

三上智恵(映画監督/ジャーナリスト『標的の村』『沖縄スパイ戦史』)
〈『共犯者たち』へ〉 主犯は政権のトップ、共犯者は権力に擦り寄った放送局員。どの国のテレビ局もこの罠にはまりかねない。しかし局を叩き出された人間が、メディアは民主主義の砦と信じて闘い挑む姿に、元放送マンの血が騒ぎ、涙が溢れてくるのを止められなかった

http://www.kyohanspy.com/

『共犯者たち』マスコミ試写で観賞したケーブルテレビの方は「ニュース打破」に強い関心を抱いたようでした。

政権の介入によって報道番組のかなめである調査報道チームが根こそぎターゲットにされ、
解雇されたチェ・スンホ監督はじめ骨のあるジャーナリスト達が集まって作り上げた独立メディアの「ニュース打破」

再び調査報道が継続され既存のメディアが取り上げないような政治的、社会的なネタで作り上げた番組はYOUTUBEにアップされ誰もが視聴できる形となり、
李明博、朴槿恵の保守政権が介入してる既存のメディアが信用できないと韓国市民はタパを「かじりつくように」観ていたそう。
https://globe.asahi.com/article/12033307

運営費は支援する会員4万人のカンパによって支えられてるというのもこの報道メディアへの熱い期待を伺えますが、一口に4万人というのは率直に日本では考えられない数字。ここで唐突に昨年公開された韓国映画『タクシー運転手』『1987年 ある真実の闘い』の中で軍事政権下、民主化を求める国民に対して銃を向け放つ権力者相手に文字通り血みどろとなって得た勝利で手にした民主化に対する考えが日本とだいぶ違うんだろうと想像できます。

翻って我が国の某国営放送のニュース番組を目にしていると、もうとっくの昔に政権のコントロール下にあるのか、それとも忖度なのか国民たちへ政権の不都合なニュースは消え去った印象を持ちます。

『共犯者たち』のなかでチェ・スンホ監督自らカメラの前に立って、
“ニュース打破”の仕事としてレコーダーを手にし自分をテレビ局から追い出したテレビ局の幹部たちから、
その元凶となった元大統領までを直接アポなしで問い詰めていく姿を目にして、
日本のどこでもいいから、この記者のように権力者とお仲間でなく、
目ざわりだと思わせるほどジャーナリストの仕事を全うできる記者が出てきて増えていってほしいと切に思います。

チェ・スンホ監督は日本でも大きく報道された「世界で初めてES細胞のクローンに成功した」というノーベル賞級の世紀の大見を捏造だったとスクープした番組のプロデューサー。
いわばガチンコのジャーナリストである意味、テレビ局はクビにしたのは失敗だったと悔やむことになるのは「ニュース打破」を設立し、報道の自由を巡ってクビにしたテレビ局、そして政権に向けて一層刃を研ぎ澄ますことになったこと。

映画は苦い余韻で幕を閉じるものの、その後の現実は映画が公開され反響は無視できないと踏んだのかテレビ局はチェ・スンホ監督を社長として迎え入れ大逆転となったものの、まず信頼の回復に努めているそうですが、また新たな戦いの中へ身を投じてるんだろと思っています。

崔承浩(チェ・スンホ)「声を上げる」話題の映画『共犯者たち』監督に聞く
https://imidas.jp/sensoutoheiwa/?article_id=l-73-028-18-07-g742

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 23:44 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『共犯者たち』マスコミ試写会



大矢英代(ジャーナリスト/映画監督『沖縄スパイ戦史』)

日本のマスコミで働くみなさん、絶対にこの映画を観てください。
あなたも共犯者になりたいのか、それとも一人のジャーナリストでいたいのか。
韓国人記者たちのジャーナリスト魂が凄いのか。
それとも、自主規制と忖度と沈黙と腐敗に慣れ、会社員に成り果てた日本のジャーナリストが異常なのか。

http://www.kyohanspy.com/

↑こちらの『共犯者たち』公式HPにある『沖縄スパイ戦史』の大矢英代監督の推薦コメントを読んで
やはりせっかく新潟県初上映ならば報道記者にまず観てもらいたいと思い
『共犯者たち』のマスコミ試写会を企画しリリースを長岡市役所の窓口を通して、
市内報道各社及び郵送で市外のローカル紙に送ってみました。

幸い平日とはいえ仕事終わった頃にアオーレ長岡市民交流ホールAを押さえることができ
送ったこちらはやはり同業者の話だから関心があるだろう、
気に入ってもらえれば紙面や番組で紹介してくれるんじゃないかと、
邪な下心ももちろんありました。

それで迎えた当日、観に来ていただいたのは二社の記者の方。
一人は長岡以外のローカル紙、もうひとりは長岡のケーブルテレビの方。
そりゃ、長年上映会活動でウロチョロしてれば、
長岡の各報道局にどれくらい記者がいるか、いづれも少数精鋭で寝る間も惜しんで、
取材に原稿を書いてるんだろう、そんな映画を観に行くヒマはないと理解はできるものの、
唯一、長岡支社に記者が20人くらいいるらしい最大手の地元紙からは
誰も来なかったのが呆れました。

一応県内初上映だし、
現在進行形の日本の姿とリンクするところが多々あり、
何より同業者の話なんだけど関心のある記者は長岡には一人もいないんだろうかと。

試写会のスクリーンでは長年働いたテレビ局をクビになった記者が、
自分をクビにした副社長にしつこく問いただし、
挙句の果てに元大統領にアポなしで突撃するさまが映し出されて、
まさに雲泥の差、新潟日報の記者(書いちゃった)は
たとえ出世して記者クラブに入っても
望月記者の質問を耳にしながら流して無感情に
キーボード叩いてるのがお似合いだよ、まさに「共犯者」だよと。

まぁ、こんなこと書いてるから余計に相手にされないんでしょうが、
こんな愚痴を試写会後に反核運動に熱心な方に話したら「あそこはそういうところ」と、
冷めた返事がありましたが、それでもどこかで日報に期待をしてたとこがあっただけに、
新潟日報って改めてそんなとこと思ったのが残念でありません。
先の大矢監督のコメントにある「会社員になり果てた」んだろうと解釈しました。

いづれ越路ウィークリーの掲載で確認の電話が来るかと思いますが、
それだけでもありがたいとはいえ
その時はネチネチと「新潟日報の記者は皆さん忙しいようで」と開口一番口にすると思います。

試写会に来ていただいた長岡以外のローカル紙の記者さんが、
自分のことのように感想を話していたので、
そんな感想を抱く機会を新潟日報長岡支社の記者さんたちだけでなく、
ほかの社の記者さんもスルーしたという事実は今後色眼鏡で見たいと思います。

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 23:36 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

三条・東映ムービル



三条・東映ムービル破産へ
大衆演劇場など経営 負債2千万円超

新潟県三条市本町1の中心商店街で大衆演劇場などを経営していた「東映ムービル」(中川慎太郎社長)が事業を停止し、地裁三条支部への自己破産申請の準備をしていることが3日までに、明らかになった。代理人弁護士らによると、負債額は2千万円台の見通し。

 大正時代の創業。昭和の時代は、映画館「三条東映」として大勢の観客でにぎわい、商店街の中心施設だった。郊外化や複合映画館(シネマコンプレックス)の台頭などに伴い、2000年ごろには閉館状態となった。

 02年に大衆演劇場「三条東映」として再出発した。大衆演劇の公演のほか、地元のイベントやライブ会場などとしても使われた。ビルの1階ではカラオケルームも営業していた。しかし高齢化による観客減少のほか、築45年以上がたち、老朽化著しいビルの維持管理費の増加などから経営は厳しく、5月30日付で事業を停止した。従業員数は5人。

【経済】 2019/06/04 11:53

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20190604473799.html

おとといの新潟日報の紙面に↑こちらの記事が掲載され感慨深いものがありました。
記事にあるように大衆演劇の芝居小屋となった晩年ですが、
最盛期は映画館が確か5つも入ってたまさに三条市民にとっての映画の殿堂でした。

担当者もここで『ジョーズ』や『スターウォーズ』を経てジャッキー・チェンとたくさんお世話になった劇場とともに、
映画好きとなってからここで公開されない映画があると気づいて長岡や新潟の映画館に足を運ぶことになったと思えば、
まさに映画についてのイロハを教えてもらった劇場でありました。

この報に接してまずたくさんある思い出の中からなぜか浮かんだのがここでジェイムズ・キャメロン監督の名を覚えたこと。
というのも『ターミネーター』をここで観てあまりの面白さにかなり興奮して、
一目で低予算のB級ながらもアイデアと実行する演出力で映画はここまで面白くなるのかとジェイムズ・キャメロンの名前が刻まれて次回作を心待ちにしていたら続く『エイリアン2』がやはりトンでもなく面白かったこと。
映画作家が大きく飛躍していく姿を目の当たりにしたことを喜び、
次の『アビス』は正直キツかったとはいえ『ターミネーター2』もここで観て、
記憶にあるこの劇場で最後の満員盛況の映画だったように思いますが、
ジェイムズ・キャメロン、とんでもなく大きくなったなぁ、あのとき『ターミネーター』を観て興奮したのはマチガイではなかったと。

ついでにこの劇場のオーナーは市民映画館をつくる会が一向に映画館をつくらないので、
長岡に進出、その名も「長岡マリオン」でしたが覚えている人は長岡でも少なくなったような印象が。
結局「長岡マリオン」も行き詰まって市民映画館をつくる会の当時の副会長に譲って、
「シネマチャオ」となったと思うと長岡にも影響を及ぼした興行師だったと。

映画がダメなら芝居小屋と興行師の血が騒ぐんだろうと思いました。
だからインタビュー取材をすれば三条の興業として貴重な記録になるんじゃないかと思います。

故・ジャイアント馬場さんはテレビ番組で故郷の三条を訪れた際、
東映ムービルに触れて少年時代はよく東映のチャンバラ映画を観に行ってたと話していたのを記憶してます。
世界を股にかけた東洋の巨人の思い出のひとつでもあるこの劇場が、
破産によってどうなるのかわかりませんが確実に三条のあるときの時代が終わったんだと実感。
今回写真を撮りに久しぶりに行ったら隣の酒屋さんまで破産していたと知って、
かろうじてにぎわいを知ってただけに余計に終焉を感じ取りました。

しかし奥ゆかしい馬場さんのことだから映画はやはり後ろの席で観てたんだろうと。

| 未分類 | 06:07 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

アンジュルム婚



山ちゃん!!
蒼井優はハロプロのアンジュルムの熱狂的なファンで知られてましたが、
最近山ちゃんがアンジュルム推しになってたことで点と点が繋がりました!

=====================================================

このブログで最近、蒼井優のことを二回も書いてたのは何か伏線だったのか。
今朝知った今日はエイプリルフールだっけ?
というニュースをネットで知って、どうもホントらしいと信じられぬ思いのまま
LINE送信してしまいましたが誰もが認めるトップ女優と岩尾望さんと並ぶドルヲタ芸人枠の大物の熱愛と結婚を繋ぐものとして『フラガール』出演で蒼井優と親しくなったしずちゃんが山ちゃんに紹介したというのもイイ話ですが、それとともに以前から事あるたびにアンジュルム推しを公言していた蒼井優とおそらく親しくなっていく中で感化されていきAKB→ももクロという流れから辿り着いたのがアンジュルムという山ちゃんの謎だった理由がこんな形で解明されたことも衝撃を覚えました。

マジメにテレビでアンジュルムの大ファンと話してた蒼井優の存在は同じハロヲタにとって大きな励みとなってただけにリーダーであり最大の貢献者あやちょ卒業を控えたこの時期に公になるのは、そんなにしてまでアンジュルムを知ってもらいたかったのか?
とお二人を繋ぐものとしてアンジュルムを知ってる者はそんな伺った見方をしています。
そうなら余計に嬉しいですが。

担当者はあやちょ推しだけに何度かライブに足を運ぶ中で、
アンジュルムの前身スマイレージの新潟ライブの翌日スポーツ紙で当時の人気No1だったゆうかりん卒業を伝える記事が出たことがハロヲタやってる中でどん底に落ちた思いでした。

その後の低迷期を経てあやちょが腐らずにいて続けて改名をしパワーアップしたからこそ
蒼井優の目に留まってこんな形でアンジュルムが注目を浴びることも大きなヨロコビとなっております。

自身の映画賞受賞後の記者会見でも「全国民がアンジュルムを好きになってほしい」とぶっこんでくる蒼井優が今晩行われるという結婚報告の記者会見でまたぶっこんでしまうのか括目したいです。

などと書いててこれは映画ブログなので女優・蒼井優というと担当者はやはり主演デビュー作の『リリィシュシュのすべて』
岩井俊二監督が時代と全身全霊で向き合って返り血をたっぷり浴びたような不穏な青春映画の中でかなり衝撃的な役どころで登場し深く印象に残りました。
その後の岩井監督作はまるで余生のような作品を発表しているのは
この映画で有り余る才能を使い果たしたんじゃなかろうかと失礼なことを思ってます。

最近では塚本晋也監督『斬、』のヒロインとしてすっかり大物の風格を漂わせてましたが、
それだけにアンジュルム推しというのは嬉しいよなぁ、思ってたところで今回の結婚報道に輪をかけて驚いた次第です。

これ以上ない国民的巨匠・山田洋次監督の最近の常連でもあり『家族はつらいよ』は三作目にして蒼井優に子供が授けられて幕を閉じましたが、はたして4作目のその後は制作されるのかと。

ちなみに初期の出演作に『走れ!ケッタマシン〜ウエディング狂騒曲〜』という作品があり、
なぜか商店街や長岡商工会議所が上映会を開くことになり市民映画館をつくる会も少し協力したような記憶があり、
そのため事務所にポスターが置かれていたのですが、
それを見た当時お手伝いに来てた女性が
「蒼井優が出てますね、わたしファンなんですよ」と言ってえっ!?となったことをよく覚えてます。

『リリィシュシュのすべて』に出てたとはいえ当時はまだそんなに著名でなかったハズですが、その後も息の長い活躍をしていることを思えばあの女性は先見の目があったんだなぁと思ったりします。
結婚して長岡を離れて今はどこにいるかもさえわかりませんが、今回の報に接してやはりどこかの町で驚いてるんだろなぁと。

♪ノってこう
大きなラブでしょ
愛は超える46億年

| 未分類 | 19:37 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

職場体験?

 (C)KCIJ Newstapa

先日、某中学校から先生より直接電話があり、
『共犯者たち』を生徒みんなに観せたいという要望だろうかと都合のイイことが
頭の中を一瞬駆け巡りましたが、そうではなく
“職場体験”の体験学習として1日だけ生徒を活動に参加させてもらえないだろうか?
というまったく予想もしなかた別角度からの要望でビックリしました。

「イヤ、先生こちらは仕事でなく皆さんボランティアで活動してるんですが」
はたしてボランティアという言葉が相応しいのかいつも疑問に思いながらも、
一番近い言葉がボランティアなのでこの言葉使ったりしてますが、
先生はそれも承知の上での相談でありました。
まぁ、人が動くと書いて働くだよなぁと。

てっとり早いのが6月28日の『共犯者たち』上映会に参加し、
設営からもぎりなどの運営にまで参加するのが大変面白いのでお勧めしましたが、
職場体験は7月の平日になるそうで、それだとそのころ何しているのかわからず、
まぁもしその後に上映会が決まっていたらポスター貼りやDM発送作業など、
大変地味な活動を体験してもらうのも手かと思ったりしたものの、
もうちょっと煮詰めた方がいいような気がしました。

何でも映画好きな生徒を参加させたいようで、
それなら長岡の大きな映画館があるのにと思いましたが、
そちらはすでに1名、職場体験が決まってるとのこと。
じゃぁ、こちらに白羽の矢が立ったのは、その生徒さんなのか先生の意思なのか、
肝心なことは聞けずにおりましたが、いづれにしてもこちらを選んでいただいたのは光栄に思いました。

当然、担当者としてはぜひ参加いただきたいものの、
互いのスケジュールがうまく合えばいいのですが、
また後日、相談することになりました。

などと書いて好き勝手になことしてイイ年となってる担当者など、
大人の見本としてあ~なってはいけないと後ろ指差される存在なので、
その点は先生大丈夫なんでしょうか。

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 12:59 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

新聞記者



『新聞記者』

ストーリー
あなたは、この映画を、信じられるか―?

東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査
をはじめる。
 一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。
 「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。
愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身
を投げてしまう。
真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。
二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!
現在進行形のさまざまな問題をダイレクトに射抜く、これまでの日本映画にない新たな社会派エンタテインメント!
あなたは、この映画を、信じられるか──?

==============================================

現在、最も有名な新聞記者となると東京新聞・望月衣塑子記者かと思います。
最もネットだけの閉じられた世界での有名という意味でテレビでは滅多に登場せずにいて、
報道のほぼ全てが現政権に忖度し、不都合なことは流さなくなってる動きが加速している中、
連日、一昨年のモリカケ問題の頃から菅義偉内閣官房長官の記者会見に出席し、
記者クラブのぬるま湯のような政権忖度の場だったのが、 
毎回核心を突くガチンコの質問を浴びせ官房長官が木で鼻を括るかのような煙たがる姿がアップされ賛否両論を巻き起こしネット上で話題となっています。

そのある意味、現政権にとって目障りでしかない望月記者の著作を原作にした『新聞記者』が映画化されると知った時は信じられない思いでしたが、ニュースの第一報が確か主演に蒼井優、で監督になんと森達也というどちらも候補とはいえメジャークラスの女優さんと「ドキュメンタリーは嘘をつく」を信条とする監督がタッグとはと目を疑ったものの完成作には二人の名前は消えていたとはいえ、あぁ本当に完成したのかと日本映画の良心だった社会派映画の遺志を継ぐ制作陣の意気込みに拍手を送りたいです。

望月記者は↓こちらの
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2252.html
S東京特派員の『共犯者たち』の報告にもあるように立教大学での先行試写会ではシンポジウムに出席、
また↓こちらのネット記事では
『共犯者たち』〜政治権力と闘った韓国放送人たちの熱き記録 /永田浩三 
https://websekai.iwanami.co.jp/posts/1086
望月記者も映画を観ながら自身と重ねてなのか目頭を押さえたようでした。

今現在も進行形で望月記者の質問がよほど気に食わないのか官房長官の記者会見は圧力を増していってるようですが、
時折あの質問会見の動画を見て疑問に映るのは望月記者への明らかな圧力・迫害があっても他の記者は加勢もフォローもなくわれ関せずとばかりに何に使うのかキーボードをパタパタ打つ音だけが空しく響いてることで、
あの中には政権寄りといわれるメディアばかりでなく、リベラルと呼ばれる朝日、毎日の記者もいることは確かで官邸に睨まれるのがよほど怖いらしく(なんのための記者だ?)何もせずにいるのはまさに「記者が黙った 国が壊れた」という『共犯者たち』の宣伝コピーを雄弁に物語ってるようにいつも思います。

映画『新聞記者』はひっそりといつの間にか公開が終わったという映画ではなく、全国公開が展開されるようで県内はイオンシネマの県央、新潟西、新潟南での公開が6月28日より決定。

それもおそらく松坂桃李が主演というのが大きい要因に思いますが最近『娼年』『孤狼の血』とかなりの野心作を意識して選んでる流れでリスクを承知で『新聞記者』を選んだ姿勢も頼もしく思いました。

かつて『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』の新潟ロケのエキストラに参加した担当者は松坂桃李の隣に一瞬でも並んだことがあったので、この活躍は嬉しく思います。
着地点はそこかよと。

『新聞記者』公式HP https://shimbunkisha.jp/

============================

*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後  新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

| 未分類 | 17:35 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

The Salt of the Earth, Gunpei Yamamuro



一昨年、長岡上映会を開催した長岡出身・東條政利監督作『地の塩 山室軍平』がカリフォルニアで今週上映されるそうです。

信仰とともに貧しき者たち、弱い者たちへ尽くした山室軍平の姿がアメリカで受け入れられるのか興味深く思いますが、
担当者は本作を通して年末に街角に立ち募金を呼びかける救世軍の新潟小隊長より、
活動を直に聞くことができて山室軍平の遺志を強く実践していることが理解でき、その情熱に感激をしました。

昨年末に古町の街角に立つ小隊長と再会し、『地の塩 山室軍平』がアメリカで上映されるかもしれないと伝えたら、
小隊長は大変喜んでいました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2106.html

また長岡上映会では東條監督のお母様より大変お世話になったのですが、
映画の中で山室軍平の母親を演じた渡辺梓さんがとても美しく撮られて、
監督自身のお母さんを強く重ねたんじゃないかと思ったりしました。

以下、東條監督のFACEBOOKよりカリフォルニア上映の詳細です。

www.fightforfreedomforum.com

日時 6月7日金曜日 
18:45~イベント開始
20:30~ 「地の塩 山室軍平」上映

場所 シェラトン・セアリトス・ホテル

Cerritos Sheraton Hotel
12725 Center Ct Dr S
Cerritos, CA. 90703

入場料無料

問い合わせ
Elizabeth Gross, Lieutenant
(562) 264-3690
[email protected]

https://www.facebook.com/tojomasatoshi/posts/10218628188676968?__xts__[0]=68.ARC_cLkUDDZ7F1u_tr_y00UE5kvWHAfURO-sLyx-lTZvVhoqYkafCIj-5g-V38OPCTHFAUBRGFIyTLNJqzJDU-03sKwDrckI7sktwMDwkeA3V19kJhNqvQyg-NMBEi0H8uOzhbDT4ZOwPTekh8kGR4FwF9vImkCkcMwm2ZF3bTI9SVsZKkXRHLIeC1MP7BW4FUFLmfNaFVhn3mZQAsl-ShK1YT_tLAi8_UnNMbox53SG0ZakGF8GnVyYJwq0PqAgFsy_D_3rzcZQpZqx24SMO9u7vtQEclDzqmscIwuwPxwQ-93e1h_hEDfHGBuwovJXEp1i1Y0SHK6xcLClXn8&__tn__=-R

余談ですが東條監督作を『地の塩 山室軍平』はじめ撮影を多く手掛けているのが高間賢治撮影監督。
金子修介監督や三谷幸喜監督と組むことが多い一流の撮影監督で若松孝二監督のお弟子さんの一人。
昨年、若松監督のもとに集った若者たちを描いた青春群像『止められるか、俺たちを』で重要な登場人物の一人として、
ヒロインの人生に深く関わって驚きながら観てましたが、
現在、東條監督と同じく長岡出身の映画監督の新作も撮影しているようなんで、
こんな繋がりも耳にしてうれしく思ったりしてます。

『地の塩 山室軍平』公式HP http://yamamurogunpei.com/

「地の塩 山室軍平」英語字幕付予告編 https://www.youtube.com/watch?v=2Msjcca1Jq0

| 未分類 | 05:18 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT