香港電影金像獎最佳動作設計取ったどー!
呼んでくれたベニー・チャン監督とドニーに感謝です。一緒に香港に行ってくれた川本耕史、川本直弘、中山甲斐、大西雅樹、木部哲、僕らの合流する前から滞在してくれてた田中信彦、石井靖見、柚木崎義隆ほか中国香港のアクションチームにも感謝です
https://twitter.com/KenjiTanigaki/status/1548692249093246977「第9回長岡アジア映画祭」にて上映した『ツインズ・エフェクト』のアクション指導者として、
アクションの本場・香港で活躍する映画人としてお招きし、
上映後にお話しいただいた谷垣健治監督が先ごろ発表された香港のアカデミー賞こと
香港香港電影金像獎のアクションデザイン賞(以前の日本語表記はアクション指導賞だったような)を『レイジング・ファイア』で受賞しました。
おめでとうございます!
『ツインズ・エフェクト』の後はご存じの『るろうに剣心』のアクション監督として計5部作を担当、
日本を飛び越え世界中のアクション映画好きを大興奮させ、
ドニー・イェン主演の『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』を監督するなど大抜擢、
ハリウッドからもオファーが殺到してる超売れっ子となりましたが
今回、香港電影金像賞は初受賞なのは意外に思いました。
『レイジング・ファイア』では甄子丹(ドニー・イェン)、谷軒昭(コク・ヒンチュウ)、李忠志(ニッキー・リー)とともに受賞。
宇宙最強ドニーさんのもとに集まったツワモノのアクション監督の一人として、
画像にあるクライマックスのドニーさんVSニコラス・ツェーの壮絶なタイマンを担当してたハズ。
しかしおそらく授賞式に参加してたら冒頭のツイートがスピーチになったと思いますが、
谷垣監督の活躍に刺激されて現在、多くの日本人が香港アクションの担い手となってるのも、
谷垣監督の大きな功績ではないかと。
しかし今回の金像賞の受賞結果は↓こちらで見つけましたが、
http://www.asianparadise.net/2022/07/post-4248c2.htmlベニー・チャン監督の受賞は当然として主演のドニーさんに助演のニコラスが受賞はおろか、
ノミネートさえ出来なかったのは大いに不満が。
特にニコラスの一世一代の悪のカリスマはだれが観ても強烈な印象を残したハズなのに残念。
その代わりとしてすべての俳優・スタッフの高評価が『レイジング・ファイア』の最優秀作品賞受賞に繋がったと思いたいです。
当然、本命は『梅艷芳(アニタ)』だと思っていたので。
改めて『レイジング・ファイア』は香港映画が世界に撃って出た“香港アクション”の総決算と呼べる大傑作。
検問によって雁字搦めとなってる「表現の自由」をギリギリ踏み込んでた
オープニングのもみ消しの圧力に屈しないドニーさんの姿は亡くなったベニー・チャン監督の次世代に託す遺言のように思えてグッときました。
もはや死に体かと思ってた香港映画界なものの、
それでもかつての香港ノワールの残り香のような作品が細々でも作られているようで、
いつかまた復活の狼煙となりますことを。
谷垣健治監督は現在、大陸でやはりドニーさんの新作、今度は古装片『天龍八部 喬峯』にやはりアクション監督として参加。
ドニーさんの作品は普通に日本で劇場公開されるようになったので、その勢いを持続しさらなる活躍を期待してます。
ちなみに現在、某宗教が思わぬ形で再クローズアップされてて、
かつて入れ込んで、今は脱会してる飯星景子さんは何してるのかと思ったら、
コロナ前は新作が公開されると香港まで観に行くほど今度はドニーさんに入れ込んでるのは驚きました。