『ある精肉店のはなし』のはなし
客席に多くの高校生。この映画に導いた先生の素晴らしさです。
何処におられたかは存じませんが
最高の教育者に私は拍手を送りたいと思いました。
http://mamesenblog.blogspot.jp/2016/11/blog-post_35.html
↑昨日紹介した『ある精肉店のはなし』の感想をブログに書かれた方に深く同意するのですが、
中越高校野球部員が監督と顧問の先生とともに観賞に来てくださいました。
以前にも書きましたが、どこかで上映会のチラシを手にした野球部の監督が
これは人格形成にふさわしいのではないのか、
ということで野球部員に推薦したそうです。
映画は屠畜に被差別部落と学校では教えにくいと思うテーマにも関わらず、
というかほとんどの生徒は『君の名は。』は観てもドキュメンタリー映画を観るのは初めてではないかと思いますが、
こんな機会を作ってくれた監督がいることに羨望を覚えました。
翻って担当者が高校の頃を思い出すとレンタルビデオ屋さんが普及し、
映画館よりもVHSでジャッキー・チェンを中心に借りていて、
いつしか嵌ってしまいましたが、
高校の先生の顔を思い出しても映画上映会などに連れてってくれたことはなく、
あっ、そういえば山岳部だったので顧問の先生が当時公開中の『植村直己物語』を推薦してましたが、
あれだってお小遣いを捻出して観に行ったわけで
やはり『ある精肉店のはなし』をチラシ一枚を読んで、
これは生徒のためになると観に連れて行く監督のセンスに敬意を。
生徒の皆さんは映画を熱心に観賞し、
纐纈監督のトークはあとで学校にレポートを出すのか?メモまで取って聞き入っていました。
アンケートを読むと皆さんが自身が食べるお肉から命について考えたようで、
それとこれまで映像化するにはタブーだった屠畜と被差別部落について、
果敢に挑んだ纐纈監督の話は若いだけに、これからの人生の糧になるような気がします。
つくづくこの映画を観て監督トークも聞けた生徒さんたちが羨ましく思いました。
連れてきてくれた野球部の監督に挨拶をいたしましたが、
なるほどまだ若いと思いますが眼光鋭く威厳に満ちており、
決して野球だけでなく、こんな生き方があると生徒に教えるだけの器があると察しました。
来年も甲子園に出場するハズですが、纐纈監督も応援するそうです。
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