http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-722.html↑こちらでご紹介しました「瞽女さんの唄が聞こえる」上映と長岡葛の葉会の瞽女唄披露が大人気のようです。
“満席のため予約を締め切りました(4/28付)。キャンセル待ちのお申し込みも締め切りました(5/1付)。当日券は若干枚数を発売予定ですが、立ち見の可能性があります。”
http://www.monten.jp/20150505 「瞽女さんの歌が聞こえる」の伊東喜雄監督よりそのまま5月8日に高田世界館でも開催されるのでご紹介します。
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日本の精神文化を解き明かす際に忘れることが出来ないのが放浪・遊行性である。
放浪・遊行者には、多くの宗教者、歌人俳人だけでなく、芸能者としての瞽女がいた。
今回の催しは、庶民の哀歓の中に身を置き底辺から社会を支えてきた漂泊者の文化に改めて焦点をあて、さらに海外の放浪民の研究者らをゲストに迎え、共通の地平を探ろうとするものである。
第一回 人はなぜ旅をするのか
1) 上映:[瞽女さんの歌が聞こえる](34分2009制作/監督伊東喜雄)
伝統芸能保持者として無形文化財にも選択されている越後高田瞽女の生活と最後の旅の記録映画
2) 講演:人はなぜ旅をするのか〜日本文化と放浪の系譜
講師 / 林雅彦 (明治大学教授日本思想史、民俗学)
3) 実演:「長岡葛の葉会」による演奏会
門付唄「岩室」、瞽女松坂、祭文松坂「葛の葉子別れ」ほか
演奏 / 横川恵子、金川真美子
4) 座談会: 伊東喜雄、林雅彦、横川恵子、金川真美子、
司会進行 / 斎藤弘美(ゆう・えんLLC代表)
盲目というハンデから村の労働力にはなりえなかった瞽女さんたちだが、
現代的な社会福祉支援がなかった時代に芸を身に付けることで自立。
それによって、瞽女は村々への娯楽提供者となり、市民にとって必要な存在になった。
社会のお荷物と視られがちだった障害者が、社会構造の活性化に果たした役割が、
近年特に町おこし、地域おこしを目指す人々の注目を呼んでいる。
失われた芸能と言われる瞽女唄に関心を寄せるヤング世代も多い。
本企画の実施にあたり、瞽女さんの地元高田(現新潟県上越市)の町おこしグループとの協働により、
両国門天ホールと高田でのイベントの同時開催が実現する運びとなった。
入場料:前売 一般2500円 門天会員2300円 学生2000
※当日は各200円up
満席のため予約を締め切りました(4/28付)。キャンセル待ちのお申し込みも締め切りました(5/1付)。当日券は若干枚数を発売予定ですが、立ち見の可能性があります。
お問い合わせ
両国門天ホール:tel&fax 03-6666-9491
mail:ticket@monten.jp (@は小文字に直してください)
主催 一般社団法人もんてん
共催【新潟公演】特定非営利活動法人 高田瞽女の文化を保存・発信する会
協力:
伊東喜雄(オフィスITO)、鈴木昭英(瞽女唄ネットワーク会長)
斎藤弘美(ゆう・えんLLC )、特定非営利活動法人 街なか映画館再生委員会
助成:芸術文化振興基金助成事業、日本盲人福祉委員会
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プロフィール
林雅彦 (明治大学教授日本思想史、民俗学)
1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。現在説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員。新宮市市政功労者、明治大学法学部教授。
横川恵子 (長岡葛の葉会)
1953年、南魚沼市(旧六日町)生まれ。同市坂戸在住。昭和46年、山田流箏曲を学ぶ。昭和61年より、演奏活動を開始する。平成8年、瞽女唄継承者竹下玲子師に瞽女唄を学ぶ。平成15年、第18回国民文化祭(山形県)参加。平成21年、越後三十三観音札所・瞽女唄奉納の旅。現在、県内外、各地で演奏活動を展開する傍ら、琴、瞽女唄の後進の育成に当たっている。「楽鳳・むつはな会」主宰、「越後瞽女唄・葛の葉会」会員。
金川真美子 (長岡葛の葉会)
1988年、長岡市に生まれる。小学一年生のとき、小林ハルに師事した竹下玲子師にごぜ唄を学ぶ。その後、横川恵子師に習う。現在ごぜ唄の他に長唄を今藤佐志朗より学び、新潟を中心に活動中。
【出張公演】新潟公演
会場:高田世界館
5月8日(木)18時半開場 / 19時開演 (上映会は16時〜16時34分となります)
前売 一般1500円 門天会員・学生1000円 ※当日は各500円up
ご予約・お問い合わせ:NPO法人 高田瞽女の文化を保存・発信する会
tel 025-522-3400 fax 025-522-3143
http://www.monten.jp/20150505