ターニングポイント
9/28 “ながおか市民活動フェスタ2024 参加企画 長岡監督・ロケ映画特集 第8弾”
小林茂監督『自転車』上映時の舞台挨拶の中で印象に残った点に、
カメラをまわした『阿賀に生きる』を完成したのちの30代後半、
劇映画の撮影の話があったのに無くなってしまい、
ひどく落ち込んでいた中で16ミリフィルムを譲り受けて『放課後』を撮影、
次作のこの『自転車』は『放課後』よりもずっとお金がかかり、
しかもフィルム撮影なので支援者たちが製作費を捻出してくださり、
いわば話を聞いてると背水の陣で挑んだ作品という印象でした。
そして難産の末に完成した『放課後』に手応えを感じ、
続けて学童保育所「つばさクラブ」三部作として『雪合戦』を完成、
3作まとめて『こどものそら』のタイトルで初めて監督作として劇場公開し今に至ること。
もしあの時に劇映画の撮影を手掛けていたら東京で活動し、
長岡にはいなかったかもと話し、
いわばドキュメンタリー作家として手応えを得てターニングポイントとなったのが『自転車』のようでした。
改めて観るとおそらく観客の皆さんは観ていてぐいぐいと引き込まれていき、
ラストシーンは監督曰く「フィルムの力が凄かった」と語ってたとおりの強烈な場面となり、
ドキュメンタリー映画の面白みと凄みを感じ入ったのではないかと思います。
しかし自身の映画人生でわりと弱い部分もお話ししてくださったことは大変貴重に思い、
この場にいれて良かったです。
ちなみに小林監督からはテントを畳んだり、ブースの後片付けもお手伝いいただきました。
ありがとうございましたと本当に恐縮でした。
『こどものそら』公式HP https://www.jca.apc.org/praca/cine.html
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