さよなら渓谷
東京特派員から「まだ新潟で公開されてないの?」と半分、呆れられてた「さよなら渓谷」が
新潟県では8月31日よりイオンシネマ新潟西で公開されます。
モスクワ国際映画祭審査特別賞を受賞した本作。
というのもこの映画は全編に渡って新潟県で撮影されたらしいので、
東京特派員からすればとっくに先行公開されてるのかと思われても無理もないと思いました。
あと担当者は三条在住なのですが、
キネマ旬報の本作の特集号の撮影レポを読んでたら、
昨秋に三条のシャッター通りで撮影されたと初めて知り、
いわゆる地元住民といっしょに盛り上げて作るご当地映画と違い
ひっそりと撮影を終えてたんだなぁと思いました。
にしても三条で撮影されたのなら地元の劇場でも公開してほしいと思ってましたが、
9月28日よりイオンシネマ県央で公開されると今ほどHPを開いて知り、ホッとしました。
はたして全国、いや世界的に三条のシャッター通りが映し出されることは、
地元民にとっても複雑な気がしますが、おそらく賛否ある明朗簡潔な映画ではないと思う、
本作がこちらでもヒットしてほしいと思います。
ついでに先日、別の東京特派員が帰省の折に寄った際、
東京で本作を観賞したそうで、こちらの第一の疑問
「この映画は新潟が舞台という設定なのか?」について尋ねてみました。
予告編にある稲刈りが終わった田んぼと背後の山並みはよくみる、
新潟平野の風景でもあるので。
返答はここでは書かないことにします。
「さよなら渓谷」公式HP http://sayonarakeikoku.com/
そしてこの映画が気になる大きな理由としてもうひとつ。
主演が大西信満さんなことです。
「第15回長岡アジア映画祭」で「キャタピラー」の上映とともに、
若松孝二監督とゲストでお越しくださいました。
実は「キャタピラー」の陣中見舞いに居酒屋かちんこへ若松監督を訪ねた時に、
大西さんは同席しており、
その頃から若松監督へ心酔していることが伺えました。
舞台では「撮影からだいぶ時間が経ったので手足が生えてます」
と、若松監督はジョークで大西さんを紹介してたのが印象に残っていますが、
大きな力のある俳優だけに「さよなら渓谷」はまた代表作になったと思います。
誰よりもぜひ若松監督に観てほしかっただろうな、と大西さんの心情を察したりしてます。
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