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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2015年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年02月

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釜山国際映画祭20周年、出会えた(出会えなかった)20人に寄せて(五十音順、敬称略)杉田 愉

*昨年、『「キユミの桃子 サユルの涼花』が釜山国際映画祭に出品とともに招待された
杉田愉監督にレポートの寄稿をお願いしたところ快諾いただき、
今回、豊富な画像とともに届きましたので一挙掲載します。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-870.html

読んでて、あの著名な映画俳優と杉田監督は大学の同級生だとは初めて知りました。

今回は杉田監督の【人篇】ですが、
明日は同じく出席した品田涼花さん、丸山桃子さんも含めた【食篇】を送りますので、
あわせてお読みください。

杉田監督ありがとうございます。

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釜山国際映画祭20周年、出会えた(出会えなかった)20人に寄せて(五十音順、敬称略)杉田 愉



【人篇】

「イ・サンフン」
大邱でお会いした今回の旅の救世主。
多忙にもかかわらず公式上映にも来てくださり大勢の方々との橋渡しをして頂いた。
公園の噴水のように続くキユミとサユルの物語をこれからも見守ってください。

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「イ・ヨングァン」
東京フィルメックスでは審査委員長として来日された釜山国際映画祭ディレクター。
海雲台グランドホテルでのレセプションパーティーで招待状を頂戴したお礼をジョークを挟み述べたところ満面の笑みを浮かべ笑ってくださったのが印象的。

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「キム・ギドク」
海雲台ビーチが眼下に広がるウェスティン朝鮮ホテルで久しぶりの再会を果たす。
私も豊齢線が目立ち始め、彼は白髪がだいぶ増えていたようだが、お互いの映画論を存分に語り合う至福の時を過ごせた。
謙遜しながらも揺ぎ無い自信に満ちた態度は不変なままで、目尻に皺を寄せた柔和な眼差しは慈悲深さに溢れていた。
詳しくは月刊シナリオ教室2016年1月号「青山でお茶を」をご一読ください。

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「キム・ヨンウ」
拙作をこよなく愛してくれた釜山国際映画祭プログラマー。
ゆっくりと的確に言葉を選ぶ語り口からも真摯な人柄が伺えた。

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「キャリー・シン」
映画祭に再び帰ってきたいと思わせる柔和な笑顔が印象的な釜山国際映画祭担当スタッフ。
誕生日に写真まで送ってくださり感謝しております。

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「クロード・ルルーシュ」
堂々と公言するのは何とも気恥ずかしいというか屈折した感情もありこっそり胸に秘めてたのですが、学生時代に浴びるように彼の作品群を観てた時期がありました。
はじめて映画監督として某番組にゲストとして呼ばれた際にスタジオで流れていた曲がフランシス・レイによる『夢追い』。

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「是枝裕和」
プラチナチケット化していた『海街diary』韓国プレミア上映を映画の殿堂で満員の観客の方々と拝見。
漫画原作という先入観があったせいかいつもの是枝作品より登場人物たちの輪郭線がやや濃い感覚を抱く。
ご挨拶のタイミングを逃してしまい美味しいケジャンのお店を尋ねるのも忘れてしまった。

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「品田涼花」
学業優先のため皆より早い帰国になったが、漆黒のドレスを纏い大勢のスタッフを引き連れて歩く姿は圧巻。
家族や友達のお土産選びに集中してたらうっかり自分の分を買い忘れてしまうらしさは相変わらず。

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「諏訪敦彦」
ソンジェ賞審査員。審査する側と審査される側なので、映画祭の意向もあるのか残念ながらお会いできず。
名監督はいづれも名優であるといった真実は『帰郷』での医師役で証明されています。

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「ソフィー・マルソー」
代表作は数あれど『狂気の愛』に尽きるのではないでしょうか。
蛇足ですが、劇中で彼女が縄跳びしながら走り回ってたのを思い出したほど釜山が手配してくれた滞在先ホテルの部屋も広大でした。

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「ソン・ガンホ」
滞在中に観客の方から「初めて観た韓国映画は何ですか?」と不意に尋ねられ、
CSで見たアン・ソンギが慶州へ旅するロードムービー『神様こんにちは』と即答したのはまあ良いとして、
続けざまに「では最近観た韓国映画は?」と問われたら『シークレット・サンシャイン』の衝撃があまりも強いため
それ以降も沢山観ているはずなの言葉に詰まってしまった。前回は渡辺謙氏が務めた開幕式の司会者。

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「チェ・ヨンジョ」
日韓交流パーティーでお世話になった韓国で是枝監督作品などをはじめ多くの日本映画の字幕を担当されてる翻訳者。
送迎までして頂いた上に北野武監督や岩井俊二監督など今まで釜山を訪れた諸先輩方の話を聞くにつれなんとも身が引き締まる思いに。

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「長澤まさみ」
舞台挨拶で話題になった大竹しのぶさんの物真似をいつの日か拝見したいものです。ちなみに『海街diary』上司役の加瀬亮さんと私は大学の同級生。

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「マーティン・スコセッシ」
本来ならベネチアで公式上映予定だった『The Audition』がキャンセルになり、釜山で急遽ワールドプレミアとなったらしい。
おそらく釜山で上映された作品で最も豊潤な予算と思われ、デニーロもディカプリオもブラッド・ピットもCGじゃないのかと錯覚してしまったほど。
GV(ゲスト来訪)とあったのだがスコセッシをはじめ関係者は誰も登壇せず客席から「カモン!ブラッド」の声がむなしく響く。

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「丸山桃子」
カメラマン達の眩いフラッシュを浴びながら司会者の質問に堂々と受け応え、時にはにかむ仕草は紛れもなく女優であり成人式を迎えたばかりの学生でもあり。

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「三上智恵」
キェシロフスキの『ふたりのベロニカ』を薦めてくれたにもかかわらず、つい反射的に「学生時代に見たけどすぐ忘れた」と返答してしまったのは、姉御肌でとても気っ風の良い方だったからです。

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「行定勲」
至る所で周りに人だかりできていましたが『セブンス アニバーサリー』で家人がお世話になった事もあり初日のレセプションパーティー会場でご挨拶。

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「ラブ・ディアス」
5時間15分、7時間30分、9時間。いづれも彼の作品の上映時間。
私の最初の長篇もシナリオにすると百科事典数冊分もしくはひと昔前のタウンぺージ並みの分厚さになりそうな気配。

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「ロイストン・タン」
調子に乗っていた訳ではないが拙作がコンペ部門に選ばれたら必ず受賞していた頃、その流れを止めたのが彼の『CUT』でした。
カフェ・ミニでの10年振りの再会でウラジオでウォッカを飲みかわした話や授賞式での若かりし頃の気恥ずかしい思い出話などにも花が咲く。

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「観客」
モントリオールから拙作を観に来てくださった淑女、即興と演出について鋭い質問をしてくれた若き作曲家、友人が見たと声をかけてくれた新世界デパートの可憐な店員、すべての観客の皆様に感謝を捧げたい。

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『日本と原発 4年後』 in シネ・ウインド



3月6日(日)に長岡アジア映画祭 プレイベントとして上映する
鎌仲ひとみ監督作『ヒバクシャ 世界の終りに』と『小さき声のカノン -選択する人々』は
もちろん5年目となる3,11を前に意識しての上映です。

3月に一昨年は『東電テレビ会議』の主催、昨年は『日本と原発』長岡上映会の協力と
やはり3,11を見据えていました。

2011年3月11日から、その数日間にわたって原発事故によって大量に降り注ぐ放射能を強く意識して、
恐怖に震えていた体験は決して忘れられるものではなく、
あの時の恐怖がなかったかのように次々と再稼働されている現実を目にして暗澹たるものがありますが、
そんなご時世に抗う気持ちを持って鎌仲監督作の紹介にまわっています。
が、この大雪で閉じ込められてて思い通りに宣伝にまわれず忸怩たる思いも。

それで昨年、長岡はじめ新潟県内各地で上映会が開かれ、
多数のお客さんを集めキネマ旬報ベストテンの9位に入ってた『日本と原発』の改訂版『日本と原発 4年後』が
シネ・ウインドで公開されるのでご紹介されます。

てっきり『日本と原発』が劇場公開されるためにタイトルを改めて『日本と原発 4年後』にしたのかと思ったら
あらたな取材記録も入れたようで、
特にいろんな意味で興味深い監督でもある河合弘行弁護士が推進派の意見に耳を傾けたシーンも導入しているそうでひきつけられます。
担当者は『日本と原発』を初めて観た時は悪徳弁護士のような風貌なのに原子力ムラに猛然と反旗を振りかざす河合弁護士の姿がまず強く印象に残りました。

『日本と原発』の中で原子力ムラの言い分をことごとく痛快なまでに論破している河合先生の言葉を聞けば、
原発がもっともコストが高く割に合わないものなのに、
経済を理由に再稼働にまい進するこの国(当然、原発が割に合わないことは承知してるんでしょうが)にホントに未来はあるんだろうかとも。

先日、長岡で大雪のため国道8号線が大渋滞してましたが、
こんな日に原発が事故を起こしたら、ホントに逃げられないよなぁ、と思ってました。

『日本と原発 4年後』 
2月13日~2月19日 17時05分から毎日一回上映。
問 シネ・ウインド 電話025-243-5530

http://www.nihontogenpatsu.com/

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長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)

3月6日(日)
・10時~ 『ヒバクシャ 世界の終りに』 鎌仲ひとみ監督デビュー作 116分
http://kamanaka.com/works/works-movie/works-theater/4/

・13時~  『小さき声のカノン -選択する人々』 鎌仲ひとみ監督最新作 119分 
*上映後に県内で保養の活動している方々のディスカッションを開きます。
http://kamanaka.com/canon/

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html 

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あの人はいつも映画の中に  宇野祥平さん



発売中の原節子さん表紙で追悼号のキネマ旬報に青原さとし監督『土徳流離~相双地方復興への悲願~』が
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-891.html
連載・「文化映画紹介」にて渡部実氏が批評を書いてると知って手にしてみました。

そしたら『ノンちゃん雲にのる』で共演した原節子さんの思い出を語る鰐淵晴子さん、
『さらば、あぶない刑事』公開前の座談会に参加してる仲村トオルさんと
以前、長岡アジア映画祭でお招きした映画人が登場してるのを読んで感慨深いものが込み上げたら、
名バイプレーヤーを紹介する連載「あの人はいつも映画の中に」で宇野祥平さんが登場し、
ますますグッときていました。

もう4年も前になるのか長岡・山古志ロケ映画『冬のアルパカ』に宇野祥平さんが登場。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1717.html
↑その時のことを記事に書いてましたが、あの日も雪の降る寒い夜、
長岡駅前の地下道にて10分にも渡る宇野さんと仁後さんの壮絶な演技合戦は今もよく覚えています。
というか『冬のアルパカ』を撮影した1週間は永遠に忘れられない思い出として自分の中に残ったりしてます。

画像はぼやけてしまいましたが『冬のアルパカ』撮影後に宇野さんを囲んで食べていたラーメン屋さんというか、
長崎ちゃんぽんのお店「長崎亭」
お店の人に顔を覚えられるほど毎回ポスターを貼らせていただいてます。
ありがとうございます。

「雪の中で一週間も合宿して撮影するのは本当に貴重だと思うよ」
あの寒い夜、宇野さんはこんなことを話してましたが、
あの後、シネコンで公開されるようなメジャーな映画で宇野さんを目にしたりして、
あの言葉を思い返すと本当に貴重な体験でした。

http://www.asland.jp/profile/uno_shohei
↑今後も注目作が続々と待機してるようですが、
キネ旬には枠の関係で載ってなかった『冬のアルパカ』が、
こちらではきちんとフィルモグラフィに載ってたので嬉しく思いました。
今後もご活躍を期待しています。

あと青原さとし監督『土徳流離』は新潟での上映が決まったようなので、いづれご紹介できましたら。

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『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』 in えとせとら




お世話になっている柏崎のカフェ “えとせとら et cetera”の映画上映会。
良質のドキュメンタリー映画を中心に上映しており次回は
おそらく3,11にあわせて、そして昨年94歳で亡くなった反骨のカメラマンを偲んでか
『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』を上映するそうです。

広島の原爆被災者にシャッターを向けたことを皮切りに、
自衛隊、三里塚闘争、東大安田講堂、70年安保、あさま山荘事件、水俣、祝島
最晩年の福島原発事故まで反骨、反権力を貫いた孤高の写真家のイキザマを描いたドキュメンタリー映画。
朗読は大杉漣さんです。

担当者は公開時、なぜか夜の回しかやってない新潟のシネコンでガラガラの客席の中で観てましたが、
こんな作品を観たいと思ってる人たちに全く行き届いてないのではと非常に残念に思ってました。

そして本作を観て自分が今まで感じてたヒロシマと違う視点があることに気づかされました。

「権力の側が違法なことをしているのであれば、カメラマンは法を犯してでもそれを撮影し、告発しなければならない」


『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』』

http://www.bitters.co.jp/nipponnouso/index.html

日時 3月13日(日) 1回目 10:00~ 2回目 15:00~

前売り 1000円
当日  1500円

会場・問い合わせ えとせとら 
柏崎市新橋3-29

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トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2016



今年も『トーキョー ノーザンライツ フェスティバル』のスタッフの方からチラシが届いたのでご紹介します。

プログラムを見て真っ先に目に飛び込んだのはそのものズバリの『ビートルズ』
1967年のオスロを舞台にビートルズに憧れる高校生四人組の青春映画のようで、
古今東西ビートルズへのリスペクト映画は山ほどある中、
今回はノルウェーというのが大変興味を覚えます。
そもそも『ビートルズ』なんてタイトルつけるだけで度胸があるなぁといらぬおせっかいを思いました。

他に目に留まったのは四十路のさえないヲタク男のラブストーリーらしいアイスランド映画『好きにならずにいられない』、ベイルマンへの愛を世界の巨匠たちが告白するドキュメンタリー『グッバイ!ベイルマン』、デンマーク映画の巨匠ビレ・アウグストの新作『サイレント・ハート』などに目が行きました。

しかし『ビートルズ』気になります。
新潟来ないでしょうか。

今年は2月6日~12日に渋谷のユーロスペースで開催されます。

http://www.tnlf.jp/

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長岡出身・東條政利監督 次回作 『母の願い 地の塩「山室軍平」』(仮) 賛助金、製作協力券のよびかけ

3月5日(土)
・19時~ 『筆子・その愛 -天使のピアノ-』 119分

◎来場者の皆様に『筆子・その愛』のパンフレットをプレゼントいたします。

http://www.gendaipro.com/fudeko/
監督 山田火砂子 主演 常盤貴子

『筆子、その愛』上映会の収益は山田火砂子製作、長岡出身・東條政利監督の新作『母の願い~地の塩「山室軍平」』(仮題)の製作費に寄付いたします。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

『筆子・その愛』の上映は↑のような趣旨で開きます。
その長岡出身・東條政利監督次回作『母の願い 地の塩「山室軍平」』(仮)の賛助金、製作協力券のよびかけをご紹介します。

山室軍平の映画を支援する会
https://www.facebook.com/gunpei.yamamuro/





まだ福祉なんて言葉のない時代に『愛と奉仕の心』で『地の塩』として生きた代表的な福祉家がいます。
ひとりは、石井十次。岡山に孤児院を作り、飢えと寒さにさ迷っている三千人の子供達を助けました。
私たちは『石井のおとうさんありがとう 岡山孤児院 石井十次の生涯』(2004)で映画化しました。
二人目は石井亮一と筆子夫妻。日本で初めて知的障がいの子供達を教育し、共に暮らしました。
私どもは『筆子 その愛 天使のピアノ』(2007)で映画にしました。
もう一人は岡山県の高梁で生まれた留岡幸助。
不良になった子供達は家庭に恵まれなかったと考え、貧富に関係なく、家庭の温かさを知らない子供たちのために家庭学校を作りました。
これは『大地の詩 留岡幸助物語』(2011)として映画化しました。
そして同じく岡山県の哲多町(現在の新見市)に生まれた山室軍平。
社会鍋募金と貧しい人たちの救済活動とともに、貧しい家に生まれ親の借金により娼妓となった婦人たちを救おうと廃娼運動を行いました。
暴力団の暴力に合いながらも活動を続け、この結果、国内で一万二千人もの娼妓が減少しました。
わたしどもは留岡幸助に続きようやく山室軍平の映画にとりかかることとなりました。
 この山室軍平をドラマも織り交ぜたドキュメンタリー映画として製作します。
山室軍平は多くの愛に支えられながら、その愛に感謝しながら、それに報いようと地の塩として生きました。
 岡山県で生まれ育ち、生涯を福祉に捧げた山室軍平を世の人に知っていただきたいと思っております。皆さまの愛で是非お力を貸してくださるよう心からお願い申しあげます。

株式会社 現代ぷろだくしょん
代表取締役 山田火砂子
監督 東條政利

 今の世の中では、自分のことを考えるだけで精一杯かもしれません。
今の世の中はお金をたくさん儲けたり、地位を得た人たちが尊敬されています。
しかし、山室軍平は生きる意味をそこには求めませんでした。
地の人々の幸福のために、自分は何ができるのかと模索しながら、生きる意味を見出そうとしました。
 山室軍平は救世軍の最初の士官であり、日本の社会福祉の先駆者です。
明治時代に平民に生まれ、キリスト教徒となった後、多くの社会福祉事業に携わり、生涯を社会に苦しむ人たちの救済に捧げました。
 そんな山室軍平は決して強い人ではなく、涙もろく、母や友人の多くの愛に支えられながら、その愛に感謝しながら、生きています。
この映画で山室軍平に光をあて、多くの人に忘れ去られている山室軍平を知っていただきたいと思います。
そして愛に感謝し人のために生きた彼の人生に共感していただけるような映画にしたいと思います。

監督 東條政利

この映画は皆さまのご支援によって製作されております。この映画のための賛助金、製作協力券の購入をしていただければ感謝です。製作協力券とは、映画制作費の一部となるチケットで一枚につきお一人様分の入場券となっております。当日券1800円のところ製作協力券は1200円です。10万円以上のご寄付、または協力券100枚以上ご購入いただいた方(個人、団体を問わず) は、映画のエンドクレジットにお名前を掲載させていただきます。皆様のご協力が、映画を完成に導きます。どうかご協力よろしくお願いいたします。

《ゆうちょ銀行振替口座》
口座名義:山室軍平の映画を作る会
口座番号: 00120-2-634646

(株)現代ぷろだくしょん 担当:上野 [email protected]
Tel 03-5332-3991 Fax 03-5332-3992
〒161-0034 東京都新宿区上落合2-22-23 上落合ハイツ409

*製作協力券は担当者も預かっています。
ご希望の方はご連絡ください。
電話09045204222
e-maii [email protected]

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救世軍 新潟小隊



「古町の水商売の女性の駆込み寺みたいなとこで、
逃げてきた女性を巡ってヤ○ザと張り合ってたなんて話もあったそうよ」

長岡出身・東條政利監督が撮影に向けて準備をしている
『母の願い 地の塩「山室軍平」』の主人公・山室軍平について
昨日の記事に書いた教会の方より、いろいろ教えていただいた中で、
貧しい家に生まれたために親の借金から娼妓となってしまった女性を救うため廃娼運動を行ったという
山室軍平の意思を継いでる教会が新潟の古町にあります。

先日、新潟に私用に行ったついでに「筆子・その愛」上映の趣旨と紹介に伺いました。
古町通りの白山神社側でなく下町の方、上古町に比べれば廃れた印象を持つ通りにあり、
年季の入った印象を持つ教会の姿はそれなりの歴史を感じさせました。
冒頭の言葉を思い出して、弱者の側についてここでさまざまなドラマがあったんだろうと思ったりしました。

中に入ると牧師と呼ばず小隊長は不在で掃除をしていた女性がおり、
趣旨を説明したところ小隊長と電話を繋げて下さったので、
お話をしてお力添えをお願いしました。

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3月5日(土)
・19時~ 『筆子・その愛 -天使のピアノ-』 119分

◎来場者の皆様に『筆子・その愛』のパンフレットをプレゼントいたします。

http://www.gendaipro.com/fudeko/
監督 山田火砂子 主演 常盤貴子

『筆子、その愛』上映会の収益は山田火砂子製作、長岡出身・東條政利監督の新作『母の願い~地の塩「山室軍平」』(仮題)の製作費に寄付いたします。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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冬の魔法



「筆子・その愛」の主人公・石井筆子さんはクリスチャンということで、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-960.html
お世話になってる↑こちらの教会にご紹介というより、
お力添えをお願いに行きました。

「筆子・その愛」上映会の収益を長岡出身・東條政利監督の新作で、
「筆子・その愛」の山田火砂子監督がプロデュースする『母の願い~地の塩「山室軍平」』(仮)の製作費に寄贈することや、製作協力券を発売してることなど

そして牧師さんやお世話になってる教徒の方より救世軍の山室軍平についてレクチャーをいただいたほか、
(そもそもこちらは社会鍋は知っていても救世軍がキリスト教だとは知らなかったほどでした)
「筆子・その愛」の舞台でもある日本初の知的障害者施設『滝乃川学園』で娘さんが働いてたので、
先回の市民映画館をつくる会の時に映画を観にいらした教徒の方などがいて、
繋がりにちょっと驚いてました。

ポスター掲示もお力添えをいただき、本日は日曜なので礼拝に参加後に
アピール=宣伝をさていただきましたが、
信仰をお持ちの方を前に緊張をしたものの、
牧師さんはニヤニヤしながら後押していただきました。
ありがとうございます。

今冬最大の寒波が襲ったこの日、
礼拝後はみなさんで雪下ろしや雪かきをするというので、
こちらもお手伝いをしました。

「悪い日に来たね」
と言われましたが、サスガにこれくらいしないと罰があたるような。

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3月5日(土)
・19時~ 『筆子・その愛 -天使のピアノ-』 119分


◎来場者の皆様に『筆子・その愛』のパンフレットをプレゼントいたします。

http://www.gendaipro.com/fudeko/
監督 山田火砂子 主演 常盤貴子

『筆子、その愛』上映会の収益は山田火砂子製作、長岡出身・東條政利監督の新作『母の願い~地の塩「山室軍平」』(仮題)の製作費に寄付いたします。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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X21



五藤利弘監督『ゆめはるか』のヒロイン、吉本実憂さんはオスカープロモーション主催の『第13回全日本国民的美少女コンテスト』のグランプリ受賞者という破格のプロフィールを持つお方。

ドラマは大河ドラマ「軍師官兵衛」など目覚しい活動をしていますが、映画出演は『ゆめはるか』が初、しかも主演ということにオスカープロモーションの期待がかかってること、そしてそんな大切な作品を任されたことに五藤監督への業界の信頼の高さが伺えるように思いました。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1008.html
ところで↑こんな記事を書いてる担当者からすれば吉本実憂さんのもうひとつのアイドルとしての姿にも興味を覚えます。
全日本美少女コンテストのファイナリストで結成されたというアイドルグループX21のリーダー兼センターとしても活動中。

確か去年の秋ころに新潟・万代のイベントに来てたハズですが担当者は別の現場に行ってたのか、
足を運んでなかったのは今回の件でちょっと後悔してます。

センターでリーダーというとあまり興味のない方でも女性ばかりの中で、
いろいろやりづらいだろうなどと、余計なことを思ったりしますが
PVを見ればルックスに関しては他のメンバーをまぎれもなく圧倒しているのに(他のメンバーファンの皆さんすみません)
吉本実憂さんは握手会でもきちんと応対していることに、
ヲタさんが逆に驚くなんて話を聞きました。

世界最大のアイドルフェス、TIFにも昨年は出演、
https://www.youtube.com/watch?v=knkzfxnRTy0
次の新曲はあの小室哲哉が手がけるそうで、
アイドルとしても勝負の年になりそうですが、
いづれ女優業が本職になると思うなか、
アイドル吉本美優の姿も注目したいと思ったりしました。

レーベルはかのエイベックスになるのでツボを押さえている曲が多い中、
韓国の大ヒットソングをカバーした↓こちらは
「キヨミ・ソング」
https://www.youtube.com/watch?v=MkD8nXtEixk
メンバーの紹介ソングとしても見てて楽しいです。

ちなみにアイドルへの評価の基準に歌番組の出演やライブは生歌か口パクかというのが担当者にあるのですが、
X21はきちんと生歌なのは高く評価をしたりしてます。

長岡にはアイドルのCDばかり売ってるお店がひっそりと、本当にひっそりとあったりするのですが、
今度『ゆめはるか』のポスターをもって紹介に行こうかと思ってます。

X21 公式HP
http://x21.oscarpro.co.jp/

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長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)

3月6日(日)

16時20分~ 「ゆめはるか」上映と五藤利弘監督トーク
http://yumeharuka.jp/

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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山あいの里「栃尾」から、 -五藤利弘監督“「栃尾」と「豆撰の油揚げ」紹介動画 ”を演出-



お世話になってる栃尾の油揚げ屋さん“豆撰”のHPに
「栃尾」と「豆撰の油揚げ」の紹介動画がアップされています。

http://mamesen.jp/

撮影・演出をしたのが五藤利弘監督です。
よって栃尾で撮影した「モノクロームの少女」「ゆめのかよいじ」の
ロケ地も登場し五藤監督作品のファンなら余計に楽しめるかと思います。

豆撰さんのこだわりの製法だけでなく、栃尾の美しい風景を収めてることに余計に
この油揚げを生んでいる栃尾への愛情が感じられる一編となっています。

画像は紹介動画を撮影中の五藤監督です。

「栃尾」と「豆撰の油揚げ」紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=PWjCcF8_vxQ&feature=youtu.be

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長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)

3月6日(日)

16時20分~ 「ゆめはるか」上映と五藤利弘監督トーク
http://yumeharuka.jp/

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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小泉修吉(プロデューサー)



『小さき声のカノン』『ヒバクシャ 世界の終りに』のチラシが鎌仲ひとみ監督の会社ぶんぶんフィルムから届きました。
確か、これまで鎌仲監督作品はグループ現代に上映依頼をしていましたが、
今回から新しくぶんぶんフィルムになったようです。

それはこれまで鎌仲監督作品を制作してきた小泉修吉プロデューサーが、
『小さき声のカノン』完成前に亡くなったことが大きいかと思い、
鎌仲監督のデビュー作『ヒバクシャ 世界の終りに』には小泉修吉プロデューサーのコメントが掲載されてました。

“21世紀に入り人類は「力が正義である」という野蛮な時代へと逆行しつつあるようです。その力を保証しているのは核エネルギーに他なりません。武器だけではなくエネルギーの利用分野も含めて核の力を背景に世界を支配する醜い戦いが行われています。一方で人類だけでなく生物全体にとって危険な放射能の微量な汚染が全地球的規模で進んでいる現実があります。そして、このような低線量被曝は数万年つづくのです。果たして人類と地球の生き物にとって未来はあるのでしょうか。イラク、日本、アメリカの核汚染に苦しむ人々はまさに「世界の終わりに」を体験しているのです。この映画はそのドキュメントです。

小泉修吉(プロデューサー)

http://kamanaka.com/works/works-movie/works-theater/4/

今、読み返すと遺言のようにも思います。
担当者は以前にも書きましたが小泉プロデューサーと柴田昌平監督の『森聞き』試写会で
一度だけお会いしたことがあるので、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-582.html
『ヒバクシャ』のチラシを目にし、柴田監督、鎌仲監督と続けて
小泉プロデューサーの深い縁のある監督の作品の上映会を開くことに感慨深いものがありました。

『小さき声のカノン』は完成前に亡くなったこの名プロデューサーに多大な敬意を払うように

製作 小泉修吉

と冒頭にクレジットが登場します。

小泉プロデューサーは民映研を立ち上げた一人であり、
http://deepjapan.blog55.fc2.com/blog-entry-528.html
そのお仕事についてはこちらをご参照ください↑。

長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)

3月6日(日)
・10時~ 『ヒバクシャ 世界の終りに』 鎌仲ひとみ監督デビュー作 116分
http://kamanaka.com/works/works-movie/works-theater/4/

・13時~  『小さき声のカノン -選択する人々』 鎌仲ひとみ監督最新作 119分 
*上映後に県内で保養の活動している方々のディスカッションを開きます。
http://kamanaka.com/canon/

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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小林茂監督 『風の波紋』 渋谷・ユーロスペースにて3月19日より公開決定

昨年末、『千年の一滴』上映会前に小林茂監督宅にお邪魔したら、
十日町の小さな集落の公民館で『風の波紋』の撮影お礼上映をしたところ、
集まったお爺ちゃん、お婆ちゃんが終始、大喜びしながら観ていたことを嬉しそうに話していました。
今年は全国でも大きな反響を巻き起こすと思ってます。

東京・渋谷のユーロスペースでの公開が3月19日に決まったと公式FBに掲載されたので、
そのまま転載します。

https://www.facebook.com/kazenohamon.movie/

『風の波紋』l公式HP
http://kazenohamon.com/




★東京ユーロスペース初日決定&新しいチラシ完成&応援団募集中★
『風の波紋』の東京渋谷・ユーロスペースでの公開日が決定いたしました!<3月19日>から1日4回上映いたします🎥

■公開初日:3月19日(土)~(※終了日未定
■上映時間:11:00-/13:10-/15:20-/18:40-
■劇場:ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3階)
■HP:http://www.eurospace.co.jp/
そのほかの劇場は順次公開です。

ユーロスペースほか、全国の劇場で使用出来るお得な「全国共通劇場鑑賞券」も発売いたします!
劇場窓口での購入特典は映画にも登場する<草木染職人・松本さんの手作り栞>です!特典付きの鑑賞券はまだ発売しておりませんので、詳細はまた追ってお知らせいたします!

さらに、映画の新しいチラシが完成しました★画像を貼っておきます。舞台である山や田畑に、ここで暮らす人々からヤギまでみんな大集合です。どんな物語が始まるか、どんな暮らしを見ることが出来るのか、わくわくするようなデザインになったと思います!ぜひ劇場などでお手に取ってご覧ください。

また、チラシやポスターを配ったり、お店に貼っていただけるなど映画公開にご協力いただける<応援団>になってくださる方も大募集中です。
※下記項目を明記のうえ、EメールまたはFAXで「東風」までご連絡ください。
※メールでご連絡の際は、件名に「『風の波紋』応援」と記載していただけると幸いです。
※そのほか、ご不明な点などはお気軽にご連絡ください。
—————
★チラシ(B5サイズ)/ポスター(B2サイズ)/特別鑑賞券の必要枚数
★お名前
★ご住所(送り先)
★ご連絡先(お電話番号・ファックス番号・メールアドレス)
—————
<申込み・お問合せ先>
配給・宣伝:東風
電話: 03-5919-1542 (平日11:00-18:00)
ファックス:03-5919-1543
Email:[email protected]

どうぞよろしくお願いします!
(配給・宣伝 東風スタッフ)

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いのちの未来の語りあい 第4段


担当者も名前だけとはいえ会員となってしまった、
未来の生活を考える会・三条主催の4回目の「いのちの未来の語りあい」が開かれるのでご紹介します。

インディアンフルート奏者のマーク・アキクサさんの演奏は毎回心洗われます。



毎回盛況のインディアンフルートコンサートと講演のイベントを今年も開催いたします!

第4段 いのちの未来の語りあい~コンサート&おはなし~

・ マーク アキクサさんによるネイティブアメリカンのインディアンフルートコンサート
・「生きる力はどこからくるの?」CAP・にいがたの太田美津子さんnおはなし

  日時/2016年 2月14日(日)
     午後13時30分~16時30分
    
     13:30~14:30 第一部 太田美津子さんのおはなし
     14:30~15:00 休憩
     15:00~16:30 第二部 マーク アキクサさんのコンサート

  場所/三条勤労青少年ホーム ソレイユ三条 3階音楽室
     三条市南四日町1-15-8  0256-32-3362

  参加料/500円 中学生以下無料 ○チケットをお求め下さい

  ※ 紅茶とクッキーのサービスがあります。
    マグカップをお持ち下さい。

http://ameblo.jp/gareki3/entry-12117380526.html

主催・問 未来の生活を考える会・三条 電話0256-33-7793

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『首相官邸の前で』の前で



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1002.html
↑こちらの柏崎での『首相官邸の前で』上映会に『小さき声のカノン』のチラシ配りへと赴きました。

柏崎・刈羽の反原発団体が集まった“原発を再稼動させない柏崎・刈羽の会”の一回目のイベントということで、
上映前にスタッフの方があいさつの中で
「経団連の会長が柏崎に視察に来るなど、柏崎・刈羽原発の再稼働への動きに危機感を抱いてる」旨を話してましたが、
今回この柏崎に足を運んで感じたのは、やはり長岡とは違う空気だということ。

会場の柏崎市民プラザ周辺にはこのイベントのポスター、チラシを目にしたこともないばかりか、
会場にもチラシ一枚貼っておらず、それともたまたま自分が目にしなかったからかもしれませんが、
いづれにしても目立ったところになくて、
ようやくスタッフの方が準備をはじめて会場の中でチラシが貼られていきましたが、
確認のためスタッフに尋ねたら原発反対という立場でも
今回のポスター掲示はお断りされたというお店もあると知り、
この空気の中で今回の上映会を開くだけでも相当な胆力がないとできないと思いました。

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私は、この出来事を記録したいと思った。自分は歴史家であり、社会学者だ。いま自分がやるべきことは何かといえば、これを記録し、後世に残すことだと思った。

映画を撮ったことはなかった。映画作りに関心を持ったこともなかった。しかし、過去の資料の断片を集めて、一つの世界を織りあげることは、これまでの著作でやってきた。扱うことになる対象が、文字であるか映像であるかは、このさい問題ではなかった。

いうまでもないが、一人で作った作品ではない。同時代に現場を撮影していた人びと、インタビューに応じてくれた人びとが、すべて無償で協力してくれた。

なにより、この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地も志向もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有のことであると同時に、力強く、美しいと思った。

そうした奇跡のような瞬間は、一つの国や社会に、めったに訪れるものではない。私は歴史家だから、そのことを知っている。私がやったこと、やろうとしたことは、そのような瞬間を記録したという、ただそれだけにすぎない。

いろいろな見方のできる映画だと思う。見た後で、隣の人と、率直な感想を話しあってほしい。映画に意味を与えるのは観客であり、その集合体としての社会である。そこから、あなたにとって、また社会にとって、新しいことが生まれるはずだ。

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↑小熊英二監督がHPに寄せていた言葉を主催者が読み上げた後に始まった映画を観ながら、
これはほんのちょっと前の2012年の、
あれだけ国会議事堂が脱原発のデモで埋め尽くされながらも、
マスコミは一切報道しなかった頃の話なのかと思いながら観てました。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1868.html
↑こちらに書いてたように鎌仲ひとみ監督『内部被ばくを生き抜く』の上映が終わった翌日、
報道ステーションがこの脱原発デモをテレビで初めて大きく取り上げましたが、
担当者はこのころいろんなことが重なって苦くて深い挫折を味わってた頃の様子を見ながら、
さまざまなものがこみ上げたりしました。

映画では民意にまったく耳を貸さずに大飯原発の再稼働へと突き進む野田政権にモノ申す形で
どんどんデモの波が広がっていくようすがダイレクトに伝わり、
その原発の事後処理のまずさから民主党が政権の座を降りる形で映画の幕は降りましたが、
ご存知のようにその後はより強靭強固な安倍政権と変わってしまい、
昨夏は安保反対で再び過熱したとはいえ、
この映画に記録されてたような脱原発の波を起こすことはムリなのか、
インタビューで登場するデモを牽引した関係者たちが、
昔話を語るような雰囲気だったことは自分の目の間違いであってほしいと思ったりしました。

あと監督が現場にいなくてインターネットの動画を拾って
監督の考えに沿ってどんどん繋げて編集していくのは、
確かに今の映画の作り方としてアリなんだと感心をしたりと。

いづれにしても『小さき声のカノン』の紹介にまわるこちたは
3,11後の空気を再確認するうえで観て良かったです。

================

はじめに彼らはあなたを無視する、
次に彼らはあなたを笑う、
それから彼らはあなたに挑んでくる、
そうしてあなたは勝つのだ。

================

↑映画の最後を飾るガンジーの言葉も印象に残りました。

http://www.uplink.co.jp/kanteimae/

========================

長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)

日時 3月5日(土)、3月6日(日)

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

作品 スケジュール

3月5日(土) 
19時~ 常盤貴子主演「筆子、その愛 -天使のピアノ-」

3月6日(日) 
10時~ 鎌仲ひとみ監督デビュー作「ヒバクシャ 世界の終りに」

13時~ 鎌仲ひとみ監督新作「小さき声のカノン -選択する人々」
            上映後に“保養”をテーマにディスカッション

16時20分~ 長岡出身・五藤利弘監督新作「ゆめはるか」
               五藤利弘監督トーク

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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長岡アジア映画祭 プレイベント(仮) 前売券発売開始



「あっ、音楽は渡辺俊幸なんだ。
この人は赤い鳥のメンバーでその後、さだまさしのプロデュースやバンマスとかやってた人だよ。
大河ドラマの音楽もやってたね
ホントに知る人が観たら凄い人が関わってる映画なんだな」

『筆子・その愛』を上映することになったかを説明する中で木村威夫が美術監督を務めてると話したところ、
ポスターのスタッフクレジットに音楽・渡辺俊幸の名前を見つけて、
冒頭の話を長岡駅の本屋さん文信堂の店長さんはお話くださいました。
若いころは音楽の道を志しながらも今は書店員として日々、書籍と格闘しているこの店長さんは
時間があればいつまでも楽しい話をしてくださいます。

長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)のチケットが出来たので、
真っ先に文信堂にプレイガイドのお願いに行ったら、音楽家・渡辺俊幸の話をしてくださいました。

プレイガイドの行く先々で顔なじみになった担当の方とお話しするのも、
そんなに多くない楽しみのひとつのように思ったりします。

今後、チケットのプレイガイドはながおか市民協働センター、カーネーションプラザ、ら・なぷぅ、キャラメルママ、でくのぼう、長岡市立劇場、リリックホール、西時計眼鏡店(長岡)、みずすまし(三条)、えとせとら(柏崎)、シネ・ウインド(新潟)にお願いに行く予定です。
チケットをお願いしたら↓こちらにプレイガイド先を載せたいと思います。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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“NO WAR KNOW NUKES” キックオフイベント

今回、五年目の3,11を前にまた上映会を開けないかということで、
鎌仲ひとみ監督の新作『小さき声のカノン』の上映が長岡ではまだなので企画しました。

それで3月6日の午前に時間が空くので、
ここでの上映作を探してた中で、3,11の風化が加速してる危機感を感じており
それならばと、あの3,11のさなかに公開されていた鎌仲監督の『ミツバチの羽音と地球の回転』の上映を望んだところ、
配給の方から鎌仲監督の企画で『小さき声のカノン』と『ヒバクシャ 世界の終わりに』の
全国上映するキャンペーン“NO WAR KNOW NUKES” を紹介され、
それに賛同する形で今回、鎌仲監督のデビュー作『ヒバクシャ』を上映することにしました。

その“NO WAR KNOW NUKES” のキックオフイベントが開かれるのでご紹介します。



原発の再稼働、安保法案成立と、今日本がまた舵を大きくきろうとしています。
来年2016年には、チェルノブイリ原発事故から30年、そして終息しないままに福島原発事故から5年を迎えます。
もう一度、核や被ばくと戦争の問題を全国民で考えていきたい。
そのために、あらためて映像を通じて核やエネルギーの問題が戦争とつながり、どう人々を被ばくさせるのかを知ってほしい。
そんな思いから、鎌仲ひとみ監督の2作品とNOddINの映像作品を日本中で上映するキャンペーンを始めます。

そのキックオフイベントを1/21(木)に開催します!

鎌仲ひとみ監督と丹下氏がなぜこのキャンペーンを始めようと思ったのか。映像を交えながら、
核と被ばくと戦争の問題に対して私たちがどのように向き合っていくのか、考えるきっかけとなるトーク。
ご予約頂いた皆様には映画『ヒバクシャ』の期間限定無料視聴URLをお送りいたします。

http://kamanaka.com/canon/news/information/938/

長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)

3月6日(日)
・10時~ 『ヒバクシャ 世界の終りに』 鎌仲ひとみ監督デビュー作 116分
http://kamanaka.com/works/works-movie/works-theater/4/・13時~  『小さき声のカノン -選択する人々』 鎌仲ひとみ監督最新作 119分 
*上映後に県内で保養の活動している方々のディスカッションを開きます。
http://kamanaka.com/canon/

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html

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Modern Love

20150711174314.jpg

And these children that you spit on
As they try to change their worlds
Are immune to your consultations
They're quite aware of what they're going through

↑要約すると「大人が説教しても意味がない 子供たちはどこに向かうかわかってる」
になるんではないかと思いますが、
デヴィッド・ボウイの『Changes』の歌詞がスクリーンいっぱいに登場してから始まるのが、
青春映画の巨匠ジョン・ヒューズ監督の代表作『ブレックファウストクラブ』
歌詞はそのまま、劇中の高校生の気持ちを代弁しているようでした。

思えば担当者が映画をよく観るようになった80年代。
というかレンタルビデオが普及した80年代後半
デビッド・ボウイの名前は映画とともに目に飛び込んできたように思います。

ただ『戦場のメリークリスマス』はリアルタイムでスクリーンで確かに堪能した記憶があり、
今見返しても難解な作品を背伸びして向き合ったスクリーンに
デビッド・ボウイの麗しい姿を確かに記憶に残っています。

『Underground』『Absolute Beginners』『This Is Not America』などなど映画のテーマ曲とともに
デヴィッド・ボウイの歌声をよく耳にしていましたが、
中でもレオス・カラックス監督の第二作『汚れた血』の中で
デビッド・ボウイの『Modern Love』が流れた途端に主人公アレックスが
暗闇の中を猛スピードで疾走、そこへボウイの
”But I try, I try”の歌声が被さり、ずっとこのシーンは終わらないでほしいと思うほど、
痺れまくったことは脳裏にこびりついています。
ヌーベルヌーベルバーグも恐るべき子供もはるか遠くになってしまい、
こちらもたくさんの返り血を浴びて意識が毎日朦朧としておりますが、
『汚れた血』のあのシーンを観て、これからも痺れていく感性でいたいと、
デビッド・ボウイの訃報を知って真っ先にあのシーンが浮かびました。

ちなみに市民映画館をつくる会が1992年にNCホールを一週間も借りて
『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間』を上映し、
当時大ブームだったので連日盛況だったような記憶があります。
この中でデヴィッド・ボウイは捜査官役として思わせぶりに登場しながらも、
一瞬にして忽然と消えてしまいました。

デヴィッド・リンチのことだからドラマ版の謎を映画で解決する気などハナから無く、
むしろこの映画版でなおのこと謎が広がってしまったばかりか、
とっちらかってしまった印象がありますが、
現在またドラマ版を撮影しているそうで誰も映画版のボウイのその後は気にしてはいないと思いますが、
デヴィッド・リンチとデヴィッド・ボウイががっぷり四つに組んだ映画を撮ってほしかったとも思い返してます。

ロックスターとして最後まで伊達に貫いたデヴィッド・ボウイの大きな功績に敬意を。

DAVID BOWIE - MODERN LOVE - LIVE NY 2003 - 480p
https://www.youtube.com/watch?v=fpdXlLK7VGw&feature=youtu.be
↑肩の力を抜いて歌う姿もやはりステキです。

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『中国インディペンデント映画祭2015』 映画祭巡礼記

S東京特派員の映画祭巡礼記。
2015年の締めは『中国インディペンデント映画祭2015』です。
ありがとうございます。本年もよろしくお願いします。

http://cifft.net/index.htm

会場のポレポレ東中野。会場のポレポレ東中野

2015年、いろんな映画祭が東京でありましたが、しめくくりは12月にポレポレ東中野で開催された「中国インディペンデント映画祭2015」。
商業作品でない作家性の高い映画を集めた映画祭で2年ぶりの開催です。
14本の上映作品のうち、見たのは12本。以下感想です。

「K」
カフカの「城」を内モンゴルを舞台にして映画化。
特に原作を変えずに中国で中国人が演じているんですがけっこう様になっていて不思議な作品でした。
イギリス人とモンゴル人による共同監督作品のせいかヌードシーンもあり。ヒロインが色っぽかったです。

「トラップストリート」
トラップストリートというのは地図の無断コピーを防ぐために書かれた架空の道路のことで、この映画では逆に地図に書かれていない道を主人公が発見し、そこで出会った謎めいた美女に恋したばかりに不条理な世界に入り込んでしまうというミステリアスな物語。
「薄氷の殺人」のプロデューサーの初監督作品です。

「シャドウデイズ」
雲南省の山中にある廃墟の町に住む住民たちを描いたドキュメンタリー「ゴーストタウン」の監督が同じ町を舞台にした劇映画。ゴーストタウンを使って撮影しているので最初からどことなく異様な空間なんですが途中から話が怪談調になり、中国映画としては珍しいことに幽霊が出現します。
この心霊表現も見どころです。

「凱里ブルース」のビー・ガン監督は北京からスカイプで参加。
「凱里ブルース」のビー・ガン監督は北京からスカイプで参加。

「凱里ブルース」
映画祭のHPに書いてあるストーリーを読んでも自分が見たのがそんな話だったのかなんとも不安になってしまう幻想的な映画。
とちゅうに出てくる村に入ってからの30~40分の間切れ目なしワンカットの場面が圧巻。

「冬」
冬の雪山で登場するのは老人と子供と鳥と魚のみで語られる生命と愛についての寓話。
73分セリフなし、という実験作です。

「寝ても覚めても」
今回特集で4本の作品が上映されている王超監督の2004年の作品。
他に「江城の夏」は2006年、「幻想曲」は2014年の作品。
主人公やその家族に起こった悲劇と、残された者のどうしようもなさとその後の生き様を描いているという共通点があるように感じました。
日本ではデビュー作の「安陽の赤ちゃん」が日本で過去に公開されただけですがジャ・ジャンクー、ロウ・イエといった監督の作品のように新作が出るたびに日本で公開されてもいいのではないかという気がします。

「癡」のチョウ・ジョンジョン監督(右)
「癡」のチョウ・ジョンジョン監督(右)

「癡」
ドラマ部分もあるドキュメンタリーという形式。
反右派闘争といういまや歴史的な過去のできごとを伝える手段としてドキュメンタリーだけでは弱いという判断で(あとドキュメンタリーばかり撮ってきて監督がドキュメンタリーに飽きたらしい)こういう形になったようでドラマ部分もまるで演劇のような抽象的なセットで演じられていて面白かったです。

「えぐられた目玉」のシュー・トン監督(中央)
「えぐられた目玉」のシュー・トン監督(中央)

以上がフィクション映画ですが、最近はインディペンデントといっても日本ならメジャーな作品並みの制作費で作られる劇映画があるとのことで中国インディペンデント映画の世界も変わってきつつあるのかもしれません。
でもあまり変わらないのがドキュメンタリー映画で、今回上映された「最後のハンダハン」は「オルグヤ、オルグヤ…」のグー・タオ監督がずっと撮り続けているエヴェンギ族の人々を描いた最新作だし、「えぐられた目玉」は「占い師」のシュー・トン監督のまなざしの優しさが登場人物の生身の人間性を引き出してめっぽう面白い。ドキュメンタリーなのに場内大爆笑という場面もけっこうありました。

「最後のきこりたち2014年版」は07年に作られたオリジナルの再編集版。たぶん今回初めて見た観客が上映中何回も驚きの声を上げるのを聞きました。オリジナル版を見たときの驚きは今も変わらなかったです。

年が明けて年間ベストテンが発表されてきました。
キネマ旬報の日本映画ベストテンでは「恋人たち」「ハッピーアワー」といったメジャーではないノースター映画もランクインしていました。
インディペンデント映画は束縛がない分商業映画ではできない面白さを獲得しているともいえます。商業作品だけではない、映画の多様な面白さを知ることができて、そして映画祭上映をきっかけにその作品が全国の劇場に広まっていくようになっていけたらいいな、と思います。

http://cifft.net/index.htm

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3月6日 鎌仲ひとみ初監督作 『ヒバクシャ 世界の終りに』も上映



五年目の3,11を前に鎌仲ひとみ監督の新作『小さき声のカノン』の上映を
3月6日(日)アオーレ長岡 市民交流ホールAで13時より上映で計画を練っています。

それにあわせて鎌仲監督の初監督作『ヒバクシャ 世界の終りに』も上映しようと進めてます。
鎌仲監督はことある度に劣化ウラン弾の取材でイラクに訪れた際、
現地の白血病で死にゆく少女の「私を忘れないで」というメモを胸に以後“反核”をテーマに
映画製作に勤しんでおり、いわば鎌仲監督の原点である『ヒバクシャ』と新作『小さき声のカノン』を上映し
観賞を通して3,11の前と後の“核”を浮彫りにしていけたらと思っています。

3月5日、6日のタイムテーブルは決まり次第、こちらに載せたいと思います。

『ヒバクシャ 世界の終りに』 116分

国境のない核汚染

確実に世界を覆い尽くそうとしている国境のない核汚染。使われる側にも使う側にも等しく被害をもたらす核。普通に生活している人々が知らぬ間に被曝し、ゆるやかに殺されていくという現実。この作品は見る事も、感じる事もできない核汚染の環境のもとで生きる、イラク、アメリカ、そして日本の人々の日常の姿を記録し、彼等、ヒバクシャの声を伝えるために作られた。

1991年、世界で初めて劣化ウラン弾という兵器が使われてから私たちは新たな核時代に生きることとなった。それは普遍的な放射能汚染の現実を生きるということ。イラクで死に続けているがんや白血病の子供たちの出会いから「ヒバクシャ」を追う旅が始まった。生活することがそのまま被曝につながる、この現実はすでに私たち全員に及んでいる。核時代を生きる私たちは核のなんたるかを知らないままにヒバクシャとなりつつある、その内実を描いた作品。

http://kamanaka.com/works/works-movie/works-theater/4/

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3月5日 常盤貴子主演 『筆子、その愛 -天使のピアノ-』上映



昨日の記事でお伝えしたように3月6日に鎌仲ひとみ監督作『小さき声のカノン』、五藤利弘監督『ゆめはるか』の上映に向けて準備を始めています。

そして長岡出身・東條政利監督の新作『母の願い 地の塩 山室軍平』の映画化に向けた応援上映ということで
同じ現代ぷろだくしょんが製作した山田火砂子監督、常盤貴子主演『筆子、その愛 天使のピアノ』を上映し、
この映画上映で得た収益を東條監督の新作に寄贈をいたします。

こういった形での上映ははじめてになるので、どうすればいいのか心許ないのが正直なのですが、
現代ぷろだくしょんと東條監督から協力いただけること、
何より長岡出身の映画監督を応援したいという思いがありますので、
ご理解をお願いしたいと思います。

『筆子、その愛』は2007年3月に市民映画館をつくる会の時に長岡市立劇場で上映され、
多大な好評を得た作品です。
福祉という概念のない時代に障害児教育など弱者のために尽くした石井筆子さんの映画を通しての想いは
弱者が切り捨てられているように感じる世相の中で一際光を照らしてくれるような気がします。

3月5日の夜にアオーレ長岡市民交流ホールAにて上映を考えています。
料金、時間含めて詳細が決まりましたら、こちらに掲載します。

『筆子、その愛 -天使のピアノ-』公式HP 
http://www.gendaipro.com/fudeko/index1.html

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3月6日 長岡出身 五藤利弘監督・吉本実憂主演 『ゆめはるか』を上映

©「ゆめはるか」製作委員会

3月6日にアオーレ長岡市民交流ホールAにて鎌仲ひとみ監督作『小さき声のカノン』の上映準備を進めており、
“保養”がテーマの映画だけに新潟県内で“保養”の活動をしてる方々を集めて、
上映後にトークセッションをできないかとあたっています。

合わせて同じ3月6日 市民交流ホールAにて五藤利弘監督作の中でまだ長岡はもとより、
新潟県でも公開されていない『ゆめはるか』の上映を進めています。

上映時間などが決まりましましたら改めてご紹介いたします。
ここに先に伝えた長岡出身・東條政利監督の新作応援企画も一緒にできないかと思っています。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1004.html

『ゆめはるか』
脚本・監督:五藤利弘(ごとう・としひろ) (『ゆめのかよいじ』)
出演:吉本実憂、山村美智 鳥羽潤/山寺宏一 他
上映時間:108分
配給 ベストブレーン

生きたい――。

主人公・本田遥(吉本実憂)は、ジュニアオリンピックを期待されるほどの短距離走記録保持者。
ある日、練習中に重い目眩にさいなまれ、校庭に倒れ込んでしまう。

検査の結果、脳腫瘍を患っていることがわかり、母・恵子(山村美智)に付き添われながら緊急入院することに・・・。

ランナーの夢を断たれ、明日が見えずに不安の渦の中にいる遥は、父・隆志(山寺宏一)や妹・清夏(高橋美波)の家族に支えられ、白血病と闘っている友人の七海(岩井七世)や同室の未来(朝倉ふゆな)、主治医・加藤(鳥羽 潤)に励まされながら、厳しい治療を続けてゆく。

生きる喜び、家族のあたたかさ、真の友情を感じながら、当たり前に過ごしている「今」が奇跡である事に気づいて、困難に立ち向かいながら成長していく少女の希望の物語。

『ゆめはるか』公式HP http://yumeharuka.jp/index.html

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『千年の一滴 だし しょうゆ』上映会 お客様の気づいた点と返答

昨年12月23日に開いた『千年の一滴 だし しょうゆ』上映会に参加した方と会うと
「観れて本当に良かった」
「あれから真剣にだしつくりに励んでいる」
などという声をいただきます。

ただし「あなた監督相手のトークなのに普段着で出てたでしょう、それが唯一残念だった」
とも言われて反省しました。

すみません。また作業が終わらずネットカフェに泊まって、そのまま朝にアオーレに行きました。

アンケートの項目・スタッフ、会場について、そのほか気づいた点がありましたら教えてくださいへの
お客様の回答を抜粋して掲載し、それへの返答を記載します。

画像は『千年の一滴 だし講座』終了後、時間が余ったので
柴田監督とキムラ先生を囲んで…



*長岡市ですと遠方からもアクセスがよく、来やすいと思います。
→魚沼からありがとうございます。アオーレは長岡駅と直結しているので電車の方は便利ですが、お車の方からは意見を聞きます。次回上映会もアオーレを予定してますのでご了承願います。

*会の熱意が感じられます。観たい映画はあっても、家庭の事情とあわないと。
リリックホールで上映されると自宅から近いとか、駐車場の心配がないので気が楽です。
しかしアオーレだと町の中心なので、映画のテーマによってはこれも良いかと思います。
→ありがとうございます。今回の『千年の一滴』はアオーレにあっているのではないかと思います・

*ごくろうさま。
→ありがとうございます。またお越しください。

*通路のあかりがまぶしかった。
→すみません。以前にお客様がよく躓いてたので予防策としてあかりをつけていました。
また検討いたします。

*とてもよい時間をありがとうございました。
→こちらこそお越しいただきありがとうございます。

*やさしく、あったかかった。
→ありがとうございます。スタッフの皆さんがそういう空気を作ったと思います。

*スタッフの努力に感謝します。
→お名前拝見して市民映画館をつくる会の時に一緒にやってた方でした。
会がなくなってからお会いする機会もほとんど無くなりましたが、こうして観にきていただきとてもうれしく思いました。

*いい映画をたくさん紹介していただきありがとうございます。今後もがんばってください。
→今後もやれるまでやっていきたいと思います。

*準備不足
→一回目の上映時だと思いますが、こちらで開場時間がどれくらいかを判断しながら準備をしていました。
準備不足なのは否めませんが上映に関してはうまくいけたと思っています。
今後もよろしくお願いいたします。

*監督のトークも身近に感じられてよかった。
再上映してぜひ学校や、若い世代も見てもらえるPRをしていただきたい。
→もし再上映した際は一緒にPRをお願いします。
学校へ足を運び、教育委員会を通して市内の小中学に紹介をしましたが、そんな程度では難しいと『千年の一滴』に限らずいつも痛感しています。
教職員の中にこのテーマに関心のある方がいればいいのですが…

*参加者の質問いらない。それより監督の話が聞きたい。
→失礼しました。ただせっかくの機会なので監督がお越しいただいたときは時間の許す限り観客から質問を受け付けたいと思っています。
それで柴田監督も理解をいただき質問に答えながら、それにとどまらず映画全般の話へと広げていただいてと思っています。

*大きな会場でないからこそ感度の高い質問があってよかったです。
→ありがとうございます。大きな会場でないのでより観客の皆様と監督の距離が近く感じられたと思います。

*若い人、子どもにも見せたいなぁと思いました。
→上映会を何度か開いてますが若者よりも中年、ご年配の方がいつも多いのは、もしかしたら若者よりも感性があるんではないかと思ったりしています。

*大変良かったです。
→ありがとうございます。

*暖房がもう少しきいてほしいです。(寒い)
→申し訳ありませんでした。言い訳なのですが会場の準備をすると身体を動かすので自然と熱く感じて、そのまま上映に突入して館内の暖房に気が向かなかったのではないかと思います。

*調理師。県、全国の栄養士会とか呼びかけたらと思います。又、公民館の生涯学習講座へ企画を依頼するのも方法かと思います。
→今回知っている居酒屋に宣伝に行ったら若い調理師さんがすでに映画を知ってて観たかったと話し、実際に足を運んでいただき良かったと言っていただいたのは嬉しかったです。
ただ関心がありながらも12月23日は稼ぎ時でもあり、お店を休めなかった方もいてその点に忸怩たるものがありました。
観賞しておわかりになる通り、食に携わってる方々にぜひ観てほしいと思い宣伝してましたが、やはり力不足を感じたりしてます。

*特にないが上映後の質問時間について初めから終了時刻を明示してほしかった。
→申し訳ありません。一回目は監督のトークも含めて30分を予定してましたが好評で延びてしまいました。
その点も含めてきちんと告知したいです。

*出汁の講座をもっと人数or回数を増やしてもらえたらありがたい。
→申し訳ありません。だし講座は大好評で12月に入ってすぐに定員に達し締め切らせていただきました。
確かにおっしゃる通りなので人数は増やせばよかったと思いました。

*こじんまりしてていい。
→ありがとうございます。本当に監督との距離が近く、より映画が身近に感じられればと思います。

*企画、設営等、とても感謝致します。ありがとうございました。
→こちらこをお越しいただきありがとうございます。

*良かったです。シネコンにかからない映画の上映を今後も望みます。
→ありがとうございます。シネコンにかかる映画を上映したいと思っても、なかなかできないのが現実です。

*大きな画面できれいな映像を迫力満点で観賞することができました。ありがとうございます。
→ありがとうございます。そういっていただけるとシネコンに引けを取らないと思っていただいたようでありがたいです。

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長岡産“アイドルを探せ!” もしくはビストロの想い出に…

RINACHI AORE

昨年『故郷は緑なりき』上映会顛末について長岡のフリーペーパー「My Skip」に寄稿した際
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-811.html
長岡生まれのアイドルがたくさんいるので特集組んでみたらいかがですか、
などと編集者の方に提案したら、実現できる運びとなったばかりか、
今度は取材も兼ねて原稿を書いた結果、無事に新年号に掲載されました。

長岡産“アイドルを探せ!” として特集が組まれ金澤里奈さん、がぁがぁがぁるず、それにメンバーのわっかーが長岡生まれのRYUTistが登場し、レギュラーコーナーの異彩世代空間では編集の方が聞き手となって長岡の大学に通うAngel Generationのはるかさんを大きく取り上げて執筆されています。

いづれも写真はカラーで新潟のアイドルについて貴重な証言が散りばめられてるのでヲタさんが求めに長岡をまわったなんてツイッターも目にしました。

担当者は何度かこのブログに書いてますがモーニング娘。をはじめとするハロプロのファン=ハロヲタで
そもそものきっかけがもう約20年前の長岡アジア映画祭立ち上げ当初に準備を終えて、
帰宅が夜中なんてことがザラにある中で、
こちらでは深夜に放映されてた「ASAYAN」を何気なく見ていたら、
日々の困難に立ち向かい成長していく波乱万丈なモー娘。に気が付いたらすっかり嵌ってしまいました。
以降、何度もスランプやらスキャンダルにまみれたハロプロを心のよりどころにしていた中で、
自身が躓いてしまったところ、映画祭でご協力いただいたバックスクリーンのお二人と新潟よしもとの方が、
アイドル育成居酒屋OHANAで激励会を開いてくださり、
そこで接客しながらステージをこなすAngel Generationを知って、
以降、そのOHANAの二号店のビストロで推しメンを見つけて
新潟のロコドル、いわゆる潟ドルの深い世界を知っていく…という経緯があります。

それで先のMy Skipのために漏れはないかと取材期間中にNegicco、RYUTist、Angel Generation、ケミカル⇄リアクション、principal!、乙女座長☆銀河団 、プチふるーる。、アフタースクール、越後姉妹Geeks、金澤里奈、Palette2、がぁがぁがぁるずと数多ある現場へと足を運んで確認したところAngel Generationのはるかさんが長岡の女子大生と知って驚いた次第です。

さらにこの期間にハロプロのANGERME、こぶしファクトリーのライブが新潟であったので、
勿論、足を運んでしまったのでいったい幾つの現場を回ったのか、
これらの取材期間が『千年の一滴 だし しょうゆ』上映会の準備、宣伝期間と重なり、
だしとアイドルで日々、頭の切り替えがままならなかった中で柴田昌平監督と摂田屋に向かうために
長岡駅にいたところ、取材を終えてた金澤里奈さん(愛称りなち)とばったり出くわし、
まったく接点のないと思ってた自分の活動の『千年の一滴』上映会とアイドルさんがこんな形で交差してしまうことに、
不思議な思いを抱きながら
↓こちらの写真を撮影してました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-991.html

ちなみにモー娘。も所属するアップフロントの二人組ユニットのBitter & Sweetには長岡出身の長谷川萌美さんがいます。
東京で活動しているので今回の紙面に紹介できませんでしたが、
杉田愉監督によれば杉田ワールドと意外な縁があると教えていただきました。
声の出ないつんくPに代わってハロプロの仮歌も歌ってるそうなんで、それを知っていっそう注目したいと思ってます。

画像は昨年末のアオーレでの大晦日カウントダウンライブの身長138センチの金澤里奈さん。
実は先に書いたOHANAの二号店ビストロでAngel Generationのメンバーではないけどホール係として
人見知りするこちらによく絡んでいただいたのですが、
それから数年してアイドルと取材者という立場で向き合ってたのも不思議な思いでした。

この夜のアオーレでのライブは長岡界隈のオタさん達がりなちさんを盛り上げるために集結。
たまたま見ていた一般人も巻き込んで沸きに沸いたライブとなって、
身体は小さいけどライブの迫力は見劣りすることないとビストロの頃を思い出して感慨深くなっておりました。

この現在は閉店したビストロ出身者で現在活躍しているのはAngel Generationのあいかさん、ケミカル⇄リアクションの曽我沙也加さん、そして金澤里奈さん等々。
そのビストロの頃のいい思い出を浮かべながら原稿をせっせと書いておりました。

マイスキップ好評発行中ですのでみかけましたらぜひ手に取っていただけましたら。
素敵な紙面に仕上げていただいた編集の方々に感謝いたします。
自分の好きなものがこんな形で紙面になったのはとても嬉しいものでした。
そしてわっかーさんが自らアオーレに赴きマイスキップを入手したとブログに書いて感激しておりました。
http://ameblo.jp/ryutist/entry-12111583006.html

以上、今回は全くの趣味の記事になってしまい失礼しました。

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長岡ロケなび主催 『ベトナムの風に吹かれて』長岡上映

*雪降りしきる越後から 熱気溢れるベトナムへ。
人生の冒険はつづく。

栃尾でも撮影された大森一樹監督作、松坂慶子、草村礼子主演『ベトナムの風に吹かれて』は
県内各地でヒットしたと聞きましたが、意外にも長岡で公開されませんでしたが、
来月、長岡ロケなび主催でアオーレ長岡で上映されるのでご紹介します。

poster2 ベトナム

映画『ベトナムの風に吹かれて』上映日程

■2016年2月15日(月)〜20日(土)の6日間。
日にちによって上映場所、時間が変わります。

■2月15日(月)
時間:午後2時〜4時(小松みゆきさん舞台挨拶あり)/午後4時30分〜6時30分
場所:アオーレ長岡市民交流ホールA

■2月16日(火)
時間:午前10時〜12時(小松みゆきさん舞台挨拶あり)/午後1時〜3時/午後3時30分〜5時30分
場所:アオーレ長岡市民交流ホールA

■2月17日(水)〜20日
時間:午後6時30分〜8時30分
場所:アオーレ長岡シアター

■料金:1,000円(※一律料金)

主催・問 長岡ロケなび (長岡観光コンベンション協会)
電話0258-32-1187

http://locanavi.jp/blog-event/vietnam_jouei_blog/

『ベトナムの風に吹かれて』公式HP
http://vietnamnokaze.com/

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シネマライズの想い出に…



本日、ミニシアター隆盛時代を牽引してたシネマライズ渋谷が閉館したそうです。

90年代のミニシアター全盛期を知る映画好きはまさかシネマライズが閉館するとはと。
最初の大ヒット作はたぶん「ホテル・ニューハンプシャー」かデヴィッド・リンチの「ブルーベルベッド」ではないかと思いますが、
「ポンヌフの恋人」「バグダッドカフェ」「トレインスポッティング」「ムトゥ 踊るマハラジャ」等々、
担当者個人的には「天使の涙」「ブエノスアイレス」の流れでウォン・カーウァイの映画が大ヒットロングランを果たした時が印象に残っています。

ここでしか観れない映画が流行を生み出し、
まだネットが浸透してなかった時代にその情報を雑誌などで知り、
指折り数えて待っていたなどというのが地方の映画好きの定めでありました。

ここで「大丈夫であるように」を観て、とても良かったので長岡アジア映画祭での上映作に選んだなんてこともありました。

ちなみに「野生の夜に」「ブエナビスタソシアルクラブ」「キャラバン」「アメリ」「ピンポン」と市民映画館をつくる会の上映した作品に結構、シネマライズで公開した映画もあるんだと、ちょっと驚きました。

ただしちょっと?に思ったのが画像の香港映画「天使の眼、野獣の街」がシネマライズでかかった時。
前年の確かフィルメックスで観賞して、刑事サイモン・ヤムVS強盗団率いるレオン・カーフェイに新米女性刑事が絡むという、ジョニー・トー製作の全編手に汗握り面白さは保障できる香港ノワールの傑作とはいうものの、
これは渋谷でなくて新宿武蔵野館でかけるべきでしょう、何しろクェンティン・タランティーノが香港映画をパクリながらも、当時世界映画の最前線に飛び出した「レザボア・ドックス」でさえシネマライズでコケたなんて話を聞いたので無謀に思いましたが。

思えばあの時、今日の終幕が頭によぎったのかもしれません。
とはいえ「天使の眼。野獣の街」は面白いんで「第14回長岡アジア映画祭」にて上映しました。

最もミニシアター全盛期に学生だった客層がそのまま、
ミニシアターを支える年齢層、つまり若者のミニシアター離れが加速している新聞記事を以前、読んだことがあるので、
遠からずこんな形での閉幕が予想できたかもしれません。

たまに上京した際に渋谷のど真ん中にあるシネマライズに緊張しながら、
足を運んだことも懐かしい想い出と化してしまうのがさびしく思います。

http://www.cinemarise.com/

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杉田愉監督 FMPORT『朝日山ライフステーション』に出演



柏崎在住の杉田愉監督より、先月に出演した「MORNING GATE」に続いて
FMPORTの「朝日山ライフステーション」に出演するとご案内が届きましたのでご紹介します。

============================
放送予定日 2016/1/10(日)
放送時間 18:30~18:45
放送局名 新潟県民エフエム放送(株) FMPORT
番組名 朝日山ライフステーション
ナビゲイター 遠藤麻理
番組概要 日本酒のラベルに酒造りにかける人の想いが刻まれているように人もそれぞれ大切な言葉を胸に刻んでいるものではないでしょうか。この番組ではそんな人の数だけあるラベルの文字を探っていきます。
https://www.fmport.com
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杉田監督はお酒はあんまり飲めなかったような印象があるのですが、
お酒に関連した番組に出演するのかと案内を読んでまず思いました。

「釜山国際映画祭や幼少期に通い詰めた映画館「柏盛座」の話などもできたらと思っています」
とあり、杉田監督の今は無き柏盛座の思い出話はとても貴重はハズです。

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長岡出身 東條政利監督 新作に着手



長岡アジア映画祭で「9/10 ジュウブンノキュウ」「half awake」を上映した長岡出身・東條政利監督が
新年に帰省されお会いしました。

昨秋に長岡でも上映された山田火砂子監督「望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」に
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-939.html
助監督としてクレジットされていたので、
その話から伺い、
現在は山田監督の現代ぷろだくしょんにて次回作『母の願い 地の塩 山室軍平』の映画化を準備しているそうです。

山田監督といえば市民映画館をつくる会で上映会を開いた
『筆子、その愛』がとてもイイ映画だった以上に、
石井筆子さんという無名ながらも福祉という概念などない時代に、
障害者教育の礎を築いた、その姿に大変感激した覚えがありますが、
東條監督が描く山室軍平も知る人ぞ知る存在ながら
弱者の側に立って福祉事業を切り開いた先駆者のようでした。

FACEBOOKに『山室軍平の映画を支援する会』のページができ、
開いてみると映画製作の趣旨や制作協力券の案内などが掲載されています。

https://www.facebook.com/gunpei.yamamuro/

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まだ福祉なんて言葉のない時代に『愛と奉仕の心』で『地の塩』として生きた代表的な福祉家がいます。ひとりは、石井十次。岡山に孤児院を作り、飢えと寒さにさ迷っている三千人の子供達を助けました。私たちは『石井のおとうさんありがとう 岡山孤児院 石井十次の生涯』(2004)で映画化しました。二人目は石井亮一と筆子夫妻。日本で初めて知的障がいの子供達を教育し、共に暮らしました。私どもは『筆子 その愛 天使のピアノ』(2007)で映画にしました。もう一人は岡山県の高梁で生まれた留岡幸助。不良になった子供達は家庭に恵まれなかったと考え、貧富に関係なく、家庭の温かさを知らない子供たちのために家庭学校を作りました。これは『大地の詩 留岡幸助物語』(2011)として映画化しました。そして同じく岡山県の哲多町(現在の新見市)に生まれた山室軍平。社会鍋募金と貧しい人たちの救済活動とともに、貧しい家に生まれ親の借金により娼妓となった婦人たちを救おうと廃娼運動を行いました。暴力団の暴力に合いながらも活動を続け、この結果、国内で一万二千人もの娼妓が減少しました。わたしどもは留岡幸助に続きようやく山室軍平の映画にとりかかることとなりました。
 この山室軍平をドラマも織り交ぜたドキュメンタリー映画として製作します。山室軍平は多くの愛に支えられながら、その愛に感謝しながら、それに報いようと地の塩として生きました。
 岡山県で生まれ育ち、生涯を福祉に捧げた山室軍平を世の人に知っていただきたいと思っております。皆さまの愛で是非お力を貸してくださるよう心からお願い申しあげます。

株式会社 現代ぷろだくしょん
代表取締役 山田火砂子
監督 東條政利
〒161-0034 東京都新宿区上落合2-22-23
Tel 03-5332-3991 Fax 03-3552-3992

===================================

東條監督よりお話をいただき、
お世話になっているのでなんらかの形を作って協力したいと思っています。

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恭喜發財!



お仕事はじめの日ですが長岡アジア映画祭’14で「BeautyofTradition ミャンマー民族音楽への旅」を上映した
川端潤監督よりステキな年賀状が届いてましたのでアップします。
ありがとうございます。

いただいたお年賀はできる限り返礼したいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

↑以上は去年と同じコピペになりますが、
レターボックスがあるアオーレ長岡 市民協働センターは今日から仕事始めなので、
届いた年賀状をいただきに行きましたが、
意外な方からも届いてました。
改めてありがとうございます。

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『首相官邸の前で』 in 柏崎

お世話になってる柏崎のカフェ"えとせとら”より歴史社会学者・小熊英二ドキュメンタリー映画『首相官邸の前で』上映会の
ご案内が届きましたのでご紹介します。



『首相官邸の前で』 映画会

日時 2016年 1月17日(日) 13時30分~ (開場 13時15分)

会場 柏崎市民プラザ 波のホール (柏崎市東本町1-3-24)

入場無料 *託児あり

主催 原発を再稼動させない柏崎・刈羽の会 電話 0257-45-2617

『首相官邸の前で』

2012年夏、東京。約20万の人びとが、首相官邸前を埋めた。NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。

しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。

人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった――。

はたして、民主主義の再建は可能なのか。現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。

HP http://www.uplink.co.jp/kanteimae/

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『みんなの学校』 長岡上映会

昨年末の『千年の一滴 だし しょうゆ』 上映会の準備をお手伝いいただいた
蒼桜塾主催でドキュメンタリー映画『みんなの学校』上映会が1月11日(祝)
アオーレ長岡 市民交流ホールAにて開催されますので紹介いたします。

蒼桜塾のお二人、お手伝いいただきありがとうございました。



映画 『みんなの学校』上映会

上映日 平成28年1月11日(祝) 
会場  アオーレ長岡 市民交流ホールA
上映開始時間 ①11時~ ②13時30分~ ③16時~
前売り 1000円 *前売りご購入の方は会場入り口にて福祉クッキープレゼント

前売り予約申し込み お問い合わせ
長岡蒼柴スポーツクラブ内 蒼桜塾 室賀さんまで
電話 0258-32-2130 FAX0258-34-3808
FACEBOOK https://www.facebook.com/sououzyuku/

『みんなの学校』

大空小学校がめざすのは、「不登校ゼロ」。ここでは、特別支援教育の対象となる発達障害がある子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学びます。ふつうの公立小学校ですが、開校から6年間、児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人もいっしょになって、誰もが通い続けることができる学校を作りあげてきました。
すぐに教室を飛び出してしまう子も、つい友達に暴力をふるってしまう子も、みんなで見守ります。あるとき、「あの子が行くなら大空には行きたくない」と噂される子が入学しました。「じゃあ、そんな子はどこへ行くの? そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」と木村泰子校長。やがて彼は、この学び舎で居場所をみつけ、春には卒業式を迎えます。いまでは、他の学校へ通えなくなった子が次々と大空小学校に転校してくるようになりました。

このとりくみは、支援が必要な児童のためだけのものではありません。経験の浅い先生をベテランの先生たちが見守る。子供たちのどんな状態も、それぞれの個性だと捉える。そのことが、周りの子供たちはもちろん、地域にとっても「自分とは違う隣人」が抱える問題を一人ひとり思いやる力を培っています。
映画は、日々生まれかわるように育っていく子供たちの奇跡の瞬間、ともに歩む教職員や保護者たちの苦悩、戸惑い、よろこび・・・。そのすべてを絶妙な近さから、ありのままに映していきます。
そもそも学びとは何でしょう? そして、あるべき公教育の姿とは? 大空小学校には、そのヒントが溢れています。みなさんも、映画館で「学校参観」してみませんか?

公式HP http://minna-movie.com/

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