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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2015年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年08月

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平和の森公園の被爆アオギリ2世



8月6日に開く“平和の水・献水式 ~平和の願いを水にたくして~ 平和の森公園”
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-826.html
で献水するのはこちらの↓平和像とともに、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-790.html
画像の被爆アオギリ二世(一本しか写ってませんが二本あります)に平和への願いを込めて水を注ごうと思っています。

献水式を開こうと動いたときに平和像しか頭になかったのですが、
いろんな方に話を説明に行くと被爆アオギリ二世が植樹されていること、
さらに広島市が市外に最初に贈呈したのがこの長岡・平和の森公園に植樹されたものだと知って驚いた次第です。

ホントに映画上映会を開くたびに様々なことを教わっていくのが、
上映活動の醍醐味だなどと僭越に思ったりしてます。

現在、こちらが声をかけられる映画人に、この献水式の趣旨を読んでいただき、
賛同いただけたら平和へのメッセージを送ってもらえないかお願いしています。
届いたメッセージを読み上げて当日、献水していこうと。

それで賛同するものの当日は平日なので参加が難しいという方がいましたら、
メールでメッセージを送っていただけましたらこちらが読み上げて献水しようと思っています。
[email protected]

「アオギリにたくして」プロデューサー 中村里美のぷらっとハッピ―日記
長岡「平和の森公園」被爆アオギリ2世 ~8/6平和の水・献水式~
http://nakamurasatomi.seesaa.net/article/423271458.html

被爆アオギリ2世:8・6に「平和の水」 長岡 /新潟
毎日新聞 2015年07月24日 地方版

被爆しながら息を吹き返し、広島市の広島平和記念公園で生き続ける「被爆アオギリ」の2世にあたる木に「平和の水」をささげる献水式が8月6日午前10時から、長岡市本町3の平和の森公園で開かれる。計画した同市の映画グループ「長岡アジア映画祭実行委員会!」は、「終戦から70年の節目に平和を考える機会にしたい」と参加を呼びかけている。

 献水式は、交流のある松江市の松江キネマ倶楽部が5月、同市内の被爆アオギリ2世で行った同様の取り組みに呼応して開催する。献水する水は同倶楽部が、広島平和記念公園▽長崎平和公園▽沖縄▽福島−−など8カ所から集めたもので、先の大戦や原発事故のゆかりの地が選ばれ、平和と非核の願いが込められている。長岡では、長岡空襲で大勢が犠牲になった柿川の水も加える。

 被爆アオギリ2世は広島の親木から採れた種から育て、原爆を伝える象徴として全国各地に植樹されている。長岡市には1996年6月、平和の森公園開設に合わせて広島市から寄贈され、2本が植樹された。

 また被爆アオギリを巡り、ながおか平和フォーラムは今月28日、映画「アオギリにたくして」(2013年)をアオーレ長岡で上映する。被爆アオギリの下で被爆体験を語り継いだ故・沼田鈴子さんをモデルにした作品で午後2時と同6時半の2回上映。無料入場整理券は同フォーラム事務局(0258・39・2203)へ。【金沢衛】

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150724ddlk15040034000c.html

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『アオギリにたくして』



平和の水・献水式 ~平和の願いを水にたくして~ 平和の森公園
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-826.html
↑こちらの発端となった『アオギリにたくして』の上映会がアオーレ長岡市民交流ホールAで開かれたので、
献水式及び『標的の村』長岡上映会のチラシ配りを長岡市庶務課、平和フォーラム委員会のお力添えをいただき、お客様に配布いたしました。

もちろん映画も観賞しなぜアオギリなのかという問いはアオギリの下で被爆体験を語り継いでいた沼田鈴子さんの遺志を受け継ぐということであり、献水式を前に身が引き締まる思いを抱いたりしました。
そして8月6日に開くということに改めて大きな意義を覚えました。

また劇中にて父親役を演じた風見しんごさんの男っぷりが素晴らしかったので
来場していた中村里美プロデューサーに伝えたら、
広島出身だけに深い思い入れがあることを聞かされました。

とはいえ映画の中で被爆者への差別が描かれており、苦い現実を直視したのはとても辛いものがありました。
そして改めてヒロシマ、ナガサキがテーマの映画はこれからも作られるべきと思った次第です。

画像は左から中村柊斗監督、中村里美プロデューサー、音楽を担当した伊藤茂利さん。
映画は自主上映がメインで各地の上映会にこの三人が赴き被爆アオギリ二世の植樹を託しているそうですが、
映画の上映後の舞台挨拶でマイクを持った中村監督から長岡には平和の森公園にアオギリが植樹されていること、
8月6日に献水式が開かれることを紹介いただきました。

ありがとうございます!

『アオギリにたくして』公式HP
http://aogiri-movie.net/

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ながおか市民活動フェスタのミーティングに参加する。



“市民活動フェスタは、様々な活動をしている市民団体がアオーレ長岡に一堂に会し、ブース出展やステージ発表などにより、日ごろの活動をPRする出会いの交流のお祭りです。
今まで参加している団体はもちろん、初めて参加する団体も大歓迎!
新しい仲間に出会えるかも♪ぜひお申込みをお待ちしています!!”

↑この趣旨で開催されるながおか市民活動フェスタに参加を申し込み昨晩ミーティングに参加しました。
今年は51団体が参加するそうですが、
長岡アジア映画祭実行委員会!としてシアターを使っての映画上映会を考えています。(それしかできない)
詳細はおいおいまたこちらのブログに掲載していこうと思っています。

今年は9月23日(水・祝)にアオーレ長岡を会場に開催されます。

http://nkyod.org/supporter-list/5820

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小林茂監督 『風の波紋』



十日町映画祭初日、満席の中で観賞。

オープニングショットから完全に引き込まれました。あれは完全にやられました。素晴らしいシーンでした。
以後、地に足をつけた御伽噺の登場人物たちが雪に囲まれ右往左往と春を待ちわび、
自然の恵みに感謝していく姿を綴っていきます。

こちらの予想以上に東京から松之山に移住した小暮茂男さんが登場し、
この魅力あふれる人物を中心におき掬い上げて照らしていきながら、
さまざまな人間模様に動物模様が登場していきます。

『阿賀に生きる』の呼びかけ人でもある大熊孝先生が上映後に感想を述べていた中で、
「日本はもうダメだが、これを観たら十日町は生き残る」という趣旨で感想を述べていましたが、
確かに頷けました。

大地と上手に工夫して折り合いをつけて生きていく人々の姿は間違いなく、
観賞した人たちの指針として心に刻まれていく作品だと思いました。

そしてこの日、関係者も大勢集まり完成を祝いましたが、
小暮さんは姿を見せていませんでした。
映画を観ればその問いはわかるように思いましたが、
劇中で都会からボランティアで手伝いに来た人に、
それとなくこちらへの移住を勧めながらも、生活の厳しさを説く小暮さんの姿は
自分が知っている(と感じる)小暮さんの姿でもあり、
こういった場には姿を見せない人だろうと、
逆に現れたらちょっと失望するかな、と。

あと「第10回長岡アジア映画祭」で上映した青原さとし監督「雪国小羽屋根物語」の主人公・倉重徳次郎さんの元気な姿が登場したのは個人的に嬉しくほろりときました。
体調が芳しくないと聞いていたので、本作での健在ぶりを目にして本当によかった、
改めて8月7日「雪国木羽屋根物語」と「風の波紋」が続けて観れるこの日の上映は貴重になると思いました。

http://www.t-cinepara.com/daichi_html.html

そして個人的に本当に個人的にエンドクレジットで最もグッときほろりとしたのは

市民映画館をつくる会

↑この文字を目にした時でした。

「風の波紋」は声高に言わなくても傑作だと言えます。
小林茂監督、いい映画を本当にありがとうございます。

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「あしたが消える -どうして原発?-」 in えとせとら



お世話になっている柏崎のカフェ“えとせとら”の次回上映会のご案内をいただきました。

「あしたが消える -どうして原発?-」 
1989年作品 (作品時間55分)

構成演出
千葉茂樹、中嶋裕、田渕英夫、金高謙二

解説
ソ連・チェルノブイリ原子力発電所の事故から3年後の1989年、福島第一原発の関係者を取材したドキュメンタリー作品。被ばくしながら作業にあたる労働者など、原発に直接かかわる人たちの当時の生の声を収録し、テレビ放映や劇場公開はなかったものの地域のホールなどで細々と上映されてきた。まるで2011年の福島第一原発事故を予言するかのようなコメントに驚かされる。

あらすじ
1989年、福島第一原子力発電所。ソ連のチェルノブイリ原発の爆発事故から3年がたち、原発への疑問を福島で調査。被ばくしながら働く労働者たち、被ばくの危険性を訴える医師、4号機の設計に携わった現サイエンスライターの田中三彦氏など、原発をよく知る関係者が証言する。

http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%80%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E5%8E%9F%E7%99%BA%EF%BC%9F/150776/story/
↑などとチェルノブイリの大事故を踏まえて当時,福島第一原発の関係者を取材したドキュメンタリー映画ということにまず驚きました。
「あしたが消える」と本当に予言をしたようなタイトルです。

http://blog.goo.ne.jp/s_kkgpj/e/723fba3353e682afd69515281df7ef9f

et cinema vol.26
「あしたが消える -どうして原発?-」 
1989年作品 (作品時間55分)

日時:9月6日(日)11時~、14時~
会場:et cetra(えとせとら 柏崎市新橋3-29)

前売1000円(茶菓付き) 当日1500円

主催:et cetra
電話 0257-21-8558

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『小さき声のカノン』燕三条上映会のポスター貼りの手伝いに行く



担当者は「未来と生活を考える会・三条」の映画上映会を手伝ううちに、
会長より入会を勧められ末席のメンバーとなりました。
しかしミーティングにはあまり顔を出さずにいて心苦しかったのですが
「小さき声のカノン」上映会のポスター貼りがあるというので、
ポスター貼りならば普通の人よりも多少培ったものがあるので喜んで参加しました。

四日町商店街、中央商店街の許可をいただき、
太陽が真上に登る前に電灯柱などに板に糊付けされたポスターを貼っていきました。
ちょうど三条夏祭りのポスターとかち合ってしまいましたが、
50枚ほど手分けして貼り終えました。
画像は前半だけで汗まみれとなった田中会長。

ちなみに今回の上映会を三条市に後援申請したら、
“事業内容が本市の方針及び施策に合わないと認められるため”
後援が不承認となったそうですが、
そんな話を聞くと当初、難色を示しながらも作品をきちんと見て、
「標的の村」上映会の後援を承認した長岡市は多様性を認め、
少なくとも偏狭でないので、その姿勢はきちんとしていることは素晴らしいのではと思いました。
しかし“保養”が三条市の方針、施策にあわないということでしょうか?

===================================

原発事故の影響を受けたチェルノブイリ、福島の人々などのドキュメンタリーを
数多く手がける鎌仲ひとみ監督の最新作を上映いたします。
今回は、鎌仲監督と県内在住のお寺のご住職
(福島の方々の保養を経験されている)お二人との
トークセッションも決まり、内容の濃い上映会になりそうです。

映画 鎌仲ひとみ監督最新作『小さき声のカノン』

期日/8月9日(日)上映とトークセッション(2回上映)
   10:00~12:00 第1回上映
   12:30~13:30 (鎌仲監督とのトークセッション)
   14:00~16:00 第2回 上映
会場/ 燕三条地場産振興センター リサーチコア7階 
     tel:0256-32-2311 
参加費/1200円 (前売り 1000円)チケットをお求め下さい
お問い合わせ/未来の三条を考える会・三条 0256-33-7793
http://ameblo.jp/gareki3/entry-12048507009.html

「小さき声のカノン」公式HP
http://kamanaka.com/canon/

*8月5日には小千谷でも上映されます。
http://gokurakuji.info/info/kanon

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真夏の光線

70137 sensou

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-24.html
久しぶりに↑この方と会いました。
この方と立ち上げたにも関わらず、仕事が多忙とかですっかり疎遠になってましたが、
諸々諸問題があり、これから嵐が来るのでその前に相談がてらラーメンを食べながら話してました。
いろいろアドバイスをいただきましたが、やっぱりキツイよなぁと思ってます。

こちらはポスター貼り焼けで、橋本さんは仕事焼けでしたが、
真夏の光線にやられた二人が丼を前に互いにぶちまけながら、
胸襟開いてあらやこれやと話してました。

ちなみに橋本さんの近況で最近、新潟水俣病患者を支援する集会の依頼で
16mmフィルムで撮影された新潟水俣病の記録映画を映写する機会があり、
映し出された50分ほどの作品は生真面目な記録映画なものの、
とても興味深い挿話や、橋本さんでさえ初めて知ったこともあり、
映画としてもよくできていたので
スタッフのクレジットが無くて誰の作品だろうかと思ったら
主催者が「監督は今井正です」と言ったそうです。

「いまいただし!?」と驚いて思わずオウム返しで叫んでしまいましたが、
「ひめゆりの塔」「青い山脈」「また逢う日まで」「純愛物語」その他、
代表作多数の社会派の巨匠・今井正が新潟水俣病の記録映画を撮っていた?
知らないけど新潟水俣病を研究してる同姓同名の人では?
などと思わず茶々を入れてしまいましたが、
もし本当に今井正監督が阿賀野川まで来て記録映画を撮っていたのなら、
劇映画の巨匠が手がけた作品ということで大変価値がある作品なのでは?
しかし大きな陽の目を見ずに、こういう形で支援者の集まりでひっそりと上映されるのは、
なんというか勿体無いように思いましたが。

「阿賀に生きる」とセットで観ると面白いのでは、
橋本さんは話してましたが、ただタイトルを失念してしまったと。とほほ。
当然、「阿賀に生きる」より前の作品でしょうし、
wikiの今井正監督の項を開いても東宝の生え抜きで記録映画を手がけてたとは書いてないので、
本当に今井正監督のような巨匠が阿賀まで撮影に来たのだろうか?
などと謎のように堂々巡りをしています。
しかし時々、こんな形でまだ観ぬ映画が目の前に現れ、あれこれ想像するのはホントに面白いです。

画像は長岡市立中央図書館がこんなテーマで特集を組んでましたが、
意外となのか沖縄戦の本はあんまりなかったです。

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写真展 『戦争の手ざわり』



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-826.html
↑8月6日に開く『平和の水 献水式 ~平和の願いを水にたくして~ 平和の森公園』の発案者で
“出雲的文化人”と呼んでいる高嶋さんは写真家でもあり、
やはり今年の戦後70年の節目に合わせて『戦争の手ざわり』という写真展を開きます。

高嶋さんの身近に残された“戦争の手ざわり”を被写体にしたようで、以下FACEBOOKから趣旨を転載します。

================================

戦後70年間の平和を築いてきた源は戦争の「手ざわり」ではないかと思います。
戦争遺構や激戦地ではなく日常に食い込むように残された「手ざわり」がくさびのように日常と戦争をつないで平和の側に引き止めてくれている。
そのくさびが70年経ってほころび、外れようとしていると感じます。

その本質にある最も恐ろしいものは、人の心を蝕み、狂気を宿らせる事です。
良識ある普通の人間に「敵を殺せ」、「敵は人ではない」と叫ばせたことからもわかるでしょう。
戦争協力にいじましく、ひたむきで滑稽ですらあった国民。
戦後、手のひらを返して平和を訴える権力者への不信感。
この70年間、危うい中で日本が平和を保ち戦争を遠ざけたもの。
ひとり一人の戦争への反省と後悔、ぶつけどころのない怒りと悲しみと罪悪感。
平和は名を知られぬ普通の人々が守ってきたのです。

戦争の「手ざわり」はくり返し、その記憶を甦らせ戦争の悲惨さを思い出させます。
タブーとして踏み込んでいけない、犯してはいけないもの、戦争への恐怖や恐れが多くの人々の心に刻まれてきました。
身近に残る戦争の「手ざわり」とはどのようなものか。
今回、二つの「手ざわり」を主に作品にして展示します。

戦争の手ざわり  高嶋敏展 写真展
●斐川会場(第1会場) 
日時 8月6日(木)〜18日(火) 9:00〜17:00(休み/月)
斐川文化会館 1Fロビー(憩いの広場) 
島根県出雲市斐川町荘原2166-1

「旧海軍大社基地の滑走路」
僕の暮らす出雲市斐川町には急造の飛行場が2カ所ありました。大社基地と直江基地と呼ばれるものです。
大社基地は昭和20年の3月から建設され、5月に完成しています。直江基地は7月ごろに工事が始まり、未完のまま終戦を迎えます。
近隣の住民や国民学校の生徒や都会からの疎開児童にいたるまで基地建設の勤労奉仕に動員されました。昼夜を問わぬ突貫工事で完成させた飛行場。
ここから沖縄の空へ飛び立ったまま帰らぬ戦闘機は沢山ありました。
そして、あと数ヶ月、戦争が続いていたら、この二つの飛行場から特攻作戦の飛行機が出撃する予定でした。
大社基地は「桜花」とよばれる人間をミサイルにして敵の艦船に体当たりする兵器の基地になるはずでした。
この「桜花」は組み立て前の姿が近隣で目撃されています。
また、直江基地は脆弱な練習機(通称:赤とんぼ)で特攻を行なう準備が進められていました。直江基地は非常に短い滑走路が特徴で「応急離陸場」と呼ばれました。
「応急離陸場」とは。
特攻作戦に使用する前提で着陸する必要がない、離陸のためだけの滑走路。
この言葉を聞くだけで憤りを覚えます。

https://www.facebook.com/events/849221655185304/849221665185303/

●大社会場(第2会場)
日時8月11日(火)〜17日(月)10:00〜17:00
会場:吉川商店 (出雲大社 神門通り東側)
島根県出雲市大社町杵築南775−14

「松根油の採取跡」
出雲大社の門前町、神門通りの両側に1915年に植えられた松並木があります。
この松は戦時中に航空燃料の不足を補うために、代替え燃料として松根油(厳密には松脂から精製したものは「松精油」とよぶ)を採取した傷痕が残っています。その数61本。
この傷について観光マップはおろか郷土資料にもほとんど登場しません。全国のどこの地区でも行なわれた「普通」のことだからなのでしょう。
石油の枯渇を補うために、当時の人々には地区ごとに松根油の生産が割当られ、あちらこちらに松根油の生成場が作られました。
今、見ればこんな事で戦争に勝てるはずはないと思う。
しかし、当時は誰も勝利を疑わず必死に、懸命に松の幹に切れ目を入れた。
戦後になって気がつく、その行為の滑稽さ、惨めさ、いたたまれなさ。
そして、多くの観光客はこの傷痕に気をとめる事もなく立ち通りすぎるのです。
僕の作品で知ってもらった「手ざわり」を直接確かめに数歩、歩いてください。
戦後70年目という節目、平和を考えるきっかけにして頂けたらと思います。

https://www.facebook.com/events/922278161167290/

身近な戦争の手ざわりとはいえ、いづれも戦争の悲劇と怒りがにじみ浮き彫りされ、
そこに着目した高嶋さんの目はサスガだと思いましたが、いづれこの写真展を長岡でも開けないかと夢想したりしてます。

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8月9日

終戦70周年の節目の年だけに8月9日で県内で開催される自主上映会はそれぞれ意義深い作品だと思います。
それぞれ観に行きたい作品ですが、そうも行かず担当者はいづれかの会場で8月15日「標的の村」長岡上映会のチケットを売ってると思います。
以下、8月9日の上映会を並べます。
いづれも主催者の方からお客様に「標的の村」長岡上映会のチラシを配布いただく承諾をいただきました。
ありがとうございます。



*『大丈夫であるように -Cocco 終わらない旅-』

監督 是枝裕和  出演 Cocco

日時 8月9日(日) ①10時30分~ ②13時30分~

会場 クロスパルにいがた 映像ホール
料金 1000円 (収益の一部を辺野古基金に寄付します)
シネ・ウインドで販売
上映時間 1時間47分

新潟上映主催:コミニティシネマにいがた、安吾の会 協力:シネ・ウインド
問い合わせ:田村(シネ・ウインド) TEL025-243-5530

https://www.facebook.com/daijoubudearuyouni

*『小さき声のカノン -選択する人々』

*日時 8月9日(日) 
10時~12時 1回目上映
12時30分~13時30分 鎌仲監督トークセッション
14時~16時  2回目上映

*会場 燕三条地場振興センター リサーチコア7階

*前売券1000円 当日券1200円

主催 未来を考える会・三条 電話0256-33-7793

『小さき声のカノン』HP http://kamanaka.com/canon/

*映画「ひろしま」十日町上映会

日時:8月9日(日)
1回目 上映15:00~(開場14:30)
講演  17:00~ 講師 高野義雄弁護士「演題:集団的自衛権の意味するもの」
2回目 18:30~(開場18:00)

会場:十日町市市民会館大ホール(新潟県十日町市学校町1)

入場料:前売1000円 当日1300円 高校生以下無料

主催:映画「ひろしま」十日町上映会

問 みんなで決める会 妻有 電話 025-765-4820

http://blog.goo.ne.jp/s_kkgpj/e/985b609a0cb0e2aea2151f883a80f41d?fm=entry_awp

*「ひまわり ~沖縄は忘れない、あの日の空を」上映会

日時:8月9日(日)10:30~、14:00~、18:30~(開場は各回30分前)

会場:アルカディア小ホール(新潟県見附市昭和町2丁目1-1)

前売鑑賞券:一般大人1000円(当日1200円) 中・高・障500円(当日700円)
http://blog.goo.ne.jp/s_kkgpj/e/4a62a80b7591086a1064e5b1d50f4318
主催:見附九条の会

問 電話 0258-66-7248

HP http://www.ggvp.net/

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小林茂監督新作 「風の波紋」 十日町映画祭にて先行上映



「チョコラ!」以来となる待望の小林茂監督作「風の波紋」、主な撮影地である松之山がある十日町にて先行上映されます。

十日町映画祭公式HP
http://www.t-cinepara.com/daichi_html.html

7月27日(月) 17時30分~ 上映後、小林茂監督トークあり
8月7日(金)  18時50分~
以上、二回上映で会場は十日町シネマパラダイスです。

担当者はこの作品の当初の撮影を手伝ったことがあり、
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1173.html
↑この時、右も左もわからぬまま松江広隆キャメラマンの邪魔をしていましたが、
今思い返せば撮影よりもかやかりの仕事の方が多かったと。

小林茂監督は「阿賀に生きる」の撮影で阿賀の人々の田んぼ仕事を手伝いながら、
松根キャメラマンも橋本信一監督作「掘るまいか」で山古志の人たちの農作業を手伝いながら
撮影していたことを思うと、まず被写体とともに汗を流して撮影環境に近づいていくのが、
実践としてあったんだろうと思いました。

この時に撮影したシーンを後で小林茂監督のパソコンから見せてもらいましたが、
かや場から覗く青空がとても綺麗だったことを覚えてますが、
はたしてあのシーンは使われたのだろうか、
他にも現場の邪魔をしていましたが、あの時に撮影したのはどうなんだろうかと。
思えば最初のあの時からもう5年も経つことに感慨深いものを感じました。
作品楽しみです。

ちなみに十日町映画祭では青原さとし監督作「雪国木羽屋根物語」も上映されますが、
この作品の中で木羽職人の倉重徳四郎さんのお弟子さんみたいな形で登場するのが、
「風の波紋」の主要人物の小暮茂男さんなので合わせて観ることもおすすめできます。

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韓国シネコン事情

S東京特派員はお仕事で韓国によく行くのですが、
当然、日本よりも進んでるシネコンの上映環境をくまなくチェックしています。
今回それをまとめていただきました。

ただし一番上の画像はS東京特派員撮影の東京での「リアル鬼ごっこ」の舞台挨拶。
SNSでの拡散・宣伝のため一分間だけ撮影がOKとなったようですが、
以前ならこんな場合は撮影NGなのに、最近は増えてるようなのは良い傾向だと思いました。
真野ちゃんの名曲「ラララ・ソソソ」を口ずさんでアップします。

韓国シネコン事情

6月、7月と韓国のシネコンで映画を見て私が興味を覚えたことをまとめました。
見た映画の内容ではなく、上映環境、サービスについてです。
大手シネコンの新規サービスの開発や、新店舗の新しい特殊スクリーンなど。
韓国の映画館、活気が感じられていい感じでした。

ロッテシネマワールド
*ロッテシネマ・ワールドタワーのスーパープレックスG。ちょっとわかりづらい写真ですが左右にスクリーンマスクがあって画面が2:1になっています。

(1)スクリーンマスクが動く+特殊なアスペクト比にも対応(ロッテシネマ・ワールドタワー)
デジタル化してからスクリーンマスクが稼動しない映画館が増えました。
日本のシネコンでスクリーンマスクが動くのはいまやTジョイ系だけになっているようです。
しかし、いまのところ私がよく行く韓国のシネコンではそういうことはないようです。
ロッテシネマワールドタワーにはスーパー・プレックスGというスクリーンの長さ(横幅)が34メートルという世界最大のスクリーンがあります。ここで最近「ジュラシック・ワールド」を見たのですが、この映画はビスタもちょっと横長の横縦比2:1という画面で制作されていて、「ビスタサイズで上下少し黒味ありという形で上映されるようだ」という情報があり心配だったのですがスーパー・プレックスGではきちんと2:1の比率で上映されてました。しかも今までは「インターステラー」や「フューリー」などシネスコサイズの映画しか見ていなかったのでわからなかったのですが、ちゃんとスクリーン・マスクもあって画面が仕切られていたのにも感動しました。
縦のスクリーンの長さは13.4メートルだそうなのでこのマスクを動かすのは大変そうで開場したときから定位置になってました。

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネーション」のポスターにはIMAXと並んでスーパープレックスGの文字も。
*「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネーション」のポスターにはIMAXと並んでスーパープレックスGの文字も

(2)特殊スクリーン「SphereX」が登場
IMAXに4DX、3面スクリーンのScreenXと、いろんな特殊スクリーンをそろえたシネコン、CGVが新たに作った「SphereX」というスクリーンが、今年の7月にオープンしたCGVチョンホに導入されたので行って来ました。
HPの画像を見ていたときは博覧会などの全球型のスクリーンに映したような感じなのかなと想像していたのですが、実際はちょっと違いました。見たのが中央の席というたぶんベストポジションだったせいかかなりスクリーンが曲がっているはずなのにほとんど歪みが感じられないのに驚きました。そして映像が明るくてきれい。これだけでも従来のスクリーンより優れているんじゃないかと思うほど。そして普通に見えているだけのように見えて臨場感、没入感があるのが不思議な体験でした。上下左右のカーブが眼球にフィットして2Dの映像にすぎないはずのものがまるで実際にあるものを見ているように錯覚させているのかも。これはぜひ一度体験してみてほしいですね。私が見たのは「インサイド・ヘッド」で公開されたばかりの作品ということもあり、平日の午前9時からの上映にもかかわらずかなりの混み方で「SphereX」への感心の高さはかなりのもののようでした(大学はもう休みなのでそれもあるかも。韓国ではエンディングが始まるとみんな席を立ってしまうのですがこのスクリーンではかなりのお客が最後まで残っていたのが印象的でした。たぶんかなり映画オタクが多かったのだと思います)。
今回行ったときは2D版のみの上映だったのですが3Dだとどんな風に感じるのか、また「インサイド・ヘッド」はビスタサイズでこのスクリーン全面を使用していたのですが、シネマスコープの映画だと上下に黒味が付くはずで、そうなると上映効果がどんなふうに変化するのか。今度また時間を作って見に行きたいと思いました。

CGV千戸のIMAXスクリーン。客席のぎりぎりまで下がって写しましたがスクリーンが全部写らない。右下の人で大きさがわかりますでしょうか?
*CGV千戸のIMAXスクリーン。客席のぎりぎりまで下がって写しましたがスクリーンが全部写らない。右下の人で大きさがわかりますでしょうか?

CGV千戸のSphereX。
CGV千戸のSphereX。上下左右にカーブしたスクリーン。

(3)次世代IMAX
同じくCGVチョンホの目玉のスクリーン。ソウルにはすでにIMAXデジタルシアターが3つあるのにまたできたの?以前からあるIMAXと別に違うわないんじゃない?わざわざ行く価値あるの?という声が聞こえてきそうですが…
HPの情報で事前に知ってはいたのですが…
やはり次世代IMAXを実際に見ると感動してしまいました!日本ではこの秋に大阪にできる予定ですが一足早く韓国に登場です。
座席は351席。11列しかないのですが、それ以上に小さく感じてしまうのは画面が大きすぎるからでしょう。台湾のミラマーIMAXに似た印象で、ついに70mmフィルムIMAXの真の後継者といえるものが登場したという感じです。世界一「インターステラー」が好きな韓国人ですからフィルムじゃなくてもフルフレームの「インターステラー」を上映したらここに殺到するんじゃないかと思いました。
今回見たのは「ターミネーター:新起動ジェニシス」。日本のIMAXでは上映してないので見れてよかったです。

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アピール 私たち映画人は「戦争法案」に反対します!



三上智恵(映画監督)

辺野古に建設する軍港と滑走路と弾薬庫が一体になった基地は日米両軍の出撃基地になります。宮古・八重山に配備される自衛隊のミサイル部隊は地上戦の呼び水になる。集団的自衛権で南西諸島は再び戦場にされる。刻一刻と戦争に近づいている現状を何としても止めなければなりません。

映画人9条の会が

アピール
私たち映画人は「戦争法案」に反対します!
http://kenpo-9.net/

以上の賛同者の中に「標的の村」の三上智恵監督がメッセージを寄せていたので転載します。

また全部を載せたいのですが長くなるので担当者が目にしたことのある映画人の呼びかけ人、賛同者のメッセージを転載します。

*神山征二郎(映画監督)
戦争反対。理由は山ほどあります。

*池谷 薫(映画監督)
私が作った『蟻の兵隊』は中国残留日本兵の悲劇を描いた映画でした。その時の教訓は「国家は大きな嘘をつく」。理不尽な戦争を続けさせられた兵士たちを、戦後日本政府は見捨てたのです。当時、取材していて気になることがありました。元残留兵らが「日本はまた戦争する国に向かっている」と言ったのです。それから10年、彼らの多くは亡くなりましたが、もし生きていたら安倍政権の暴走ぶりをなんと言うでしょう。だが諦めてはいけません。後に続く世代の我々が、今こそ声を上げようではありませんか。

*大林宣彦(映画作家)
日本はいま、とんでもない危機に面しています。この切羽詰まった状況を、自覚しましょう。敗戦後に作られた(1950~1965年辺りの)日本の戦争映画を、どれでも一本見て下さい。そして今の日本を、将来の日本を考えてみて下さい。戦争についてよく学ぶことが、この危機を、正気に戻す力となります。映画は「正義」よりも、人間の「正気」を物語っております。映像の力で、日本に平和を!……今こそ映画の力と美しさを使って、日本の平和を守るときです。

山田洋次(映画監督)
ぼくたちの国の民主主義の危機を、なんとしてでも防ぎたいと思います。

以上、呼びかけ人

*鎌仲ひとみ(映像作家)
この法案が通ってしまったら、日本の歴史に残る、禍根となると思います。阻止したいです。

*後藤幸一(映画監督)
賛同、声を上げること遅れましたこと、ご容赦下さい。ひとりひとりの声が大きな力になることを信じ、願ってます。

*白鳥あかね(脚本家・スクリプター)
戦時中、疎開先でのひもじさは忘れません。次世代のこどもたちに、二度とあのような思いをさせたくありません!

*倍賞千恵子(俳優・歌手)
すべての戦争に反対です。どんな理由があっても。戦争をしていいことはないと思います。

以上、賛同者のメッセージ

呼びかけ人も賛同者も相当な覚悟でメッセージを寄せたと思いますので支持したいです。

安部総理大臣は集団的自衛権にしろ、安保法制にしろ必要であるなら堂々と論議をすればいいのに、
国会で煮え切れない答弁でうやむやにしてたあげくに強行採決では支持率が下がるのは必然でしょうし、
危機感を感じてかテレビで火事の模型を使って説明してましたが、
火事と戦争とでは違うことがわからないのか、一国の総理がと見ててますます不安になりました。
まして今回の安保法制は先に米議会で約束してから国会審議というのはあまりにも本末転倒で、
本当にアメリカと先に約束したら民意など聞く耳持たず強行というのは「標的の村」を観てもよく理解できます。

しかし先の呼びかけ人、賛同者のメッセージを読みながら多くの国民から嫌われ呆れら恐れられながらも、
ひたすらお爺ちゃんの私怨を晴らすため(?)に邁進する安部総理のメンタリティも相当なものだと思います。

それで思ったのは安部総理はどんな映画が好きなのか?
好きな映画を挙げればその人のキャラがわかるような気もするのですが、
コンサートによく行ってる姿は報道されても映画観賞はあんまりないような。

故・小渕恵三元総理は学生時代から沖縄に足を運んで沖縄に深い思いを寄せていたから
沖縄サミットや二千円札を実現し、好きな映画に昨日紹介した「ナビィの恋」を挙げてたそうで、
小渕総理の仕事はとりあえず脇にして、これなどはらしいエピソードとして頷けますが、
ホントに安部総理が好きな映画ってなんだろうかと思ってます。

安部総理のイメージは「チャップリンの独裁者」なんて書くと怒られそうですが、
https://www.youtube.com/watch?v=biAAmqaMCvo
↑このスピーチを聞いて耳に障るようであればまだ救いがあるように思います。
とりあえずこのシーンを久しぶりにこの時期に見れて良かったです。

画像は映画人9条の会とは違いますが、
実際に戦場で人が殺されるさまを見てきた人の文字は有無を言わさず迫力あると思い使わせていただきました。

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星条旗よ永遠なれ



♪私があなたに ほれたのは  ちょうど 十九の春でした
 今さら離縁と 言うならば  もとの十九に しておくれ

担当者が一番好きな沖縄が舞台の劇映画は「ナビィの恋」です。
今回、「標的の村」を準備している中で久しぶりに見返しました。

海と花に囲まれ楽園のように映る南国の島にて、
ずっと待ち続けた想い人と駆け落ちしてしまうおばあちゃんの話。
1999年公開とあり、もうそんなになるのかと。
今回見返してもおもしろさは変わらず、
やはり海の彼方のニライカナイへと想い人と消えてしまうあばぁの姿に唖然としてました。

確か監督が公開当時のインタビューで沖縄の離島に住む普通の素朴なおばぁと会ったら、
後で人から若いころに波乱万丈な大恋愛を経験したおばぁと聞かされ、
それを基にしたようなことを話してましたが、
年をとっても決してさめない恋心を描いた作品として、
これからも愛される映画ではないかと思います。

ユタの教えが全てを決める古い因習と、
多様な人物が住み音楽を奏でミュージカル映画のような明るさが交差している舞台の中で、
当時も今回もやはり気になったのは、
おばぁを愛する牛飼いで下ネタを連発するおじぃが合間に三線で弾くのが「星条旗よ永遠なれ」

おじぃを演じた登川誠仁は実際に三線の名手で沖縄芸能人の中でも大変尊敬されてた方だそうで、
その早弾きから“沖縄のジミヘン”と呼ばれてたほど。
ジミヘンと言えばウッドストックコンサートで披露した「星条旗よ永遠なれ」がベトナム戦争に突き進んでる
アメリカ国家を痛烈に批判した名演で今も伝説となってますが、
若いころに米軍基地で働きながら物資を横流ししてたというエピソードを持つ
沖縄のジミヘンの「星条旗よ永遠なれ」には深い意味があるんだろうかと。

この映画でおばぁの19歳の恋を引き裂いたのは戦争前のユタの教えという理不尽なものの、
沖縄戦の影が楽園に差さない中で、
唯一この沖縄のジミヘンが爪弾く「星条旗よ永遠なれ」が、
強烈な風刺として今回も耳に残ったりしました。

あとマイケル・ナイマンと登川誠仁御大のコラボとなるエンディング曲は、
当時以上に贅沢な曲で聴いてて震えてしまったりと。

しかし星条旗を永遠に翻すために、どれだけの人が迷惑を今も昔も被っているのかと。

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「故郷は緑なりき」inラピュタ阿佐ヶ谷

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-814.html
↑こちらで紹介しました「故郷は緑なりき」のラピュタ阿佐ヶ谷での上映にS東京特派員が観賞してきました。

思えば「故郷は緑なりき」がリバイバル上映された際に感想を送ってきてくださったのがS東京特派員でした。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-617.html
↑こちらを読んで俄然関心を持ちました。どうもありがとうございます!



ラピュタ阿佐ヶ谷の「OIZUMI 東映現代劇の潮流」で長岡ロケ映画「故郷は緑なりき」が上映されるということで行って来ました。
「大いなる驀進」('60)も「故郷~」の前に上映されていて、佐久間良子、三國連太郎と出演者も共通してるので見ることに。
国鉄の特急さくらが東京から長崎に到着するまでに車内で起こるさまざまなトラブルを描いた作品で、佐久間良子はさくらの列車給仕をしている中村嘉葎雄の恋人で、別れ話を切り出した嘉葎雄を追いかけてさくらに乗る。
れっきとした社会人で、翌年「故郷~」でセーラー服姿を披露してますがこちらのほうが自然な感じ。
映画のほうは列車が普通に運行してたら盛り上がらないと、盗難事件の犯人探し、緊急患者に届ける血清を運ぶサスペンス、自殺騒動、ある人物を狙う殺し屋まで登場、さらに台風接近による土砂崩れと車掌役の三國連太郎が気の毒になるぐらいに事件が続出。
本物の車両を貸切って撮影したという鉄道ファンにはこたえられない映画だと思いますがかなりの珍品という印象でした。

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続いて「故郷は緑なりき」。もし自分が長岡生まれでなければ特に注目もしなかった作品だとは思います。
映画史に残る作品というわけでなく、テレビでも数回放送されただけでビデオも発売されていない。
しかしそんな埋もれた作品でもこれだけのレベルの作品だということに当時の日本映画界の豊かさを感じさせます。
「大いなる驀進」の翌年の作品ですがこちらはモノクロ。あきらかに予算の少ないBランク作品。
ですが大味なカラー映画を見た後ではモノクロの映像の美しさを感じました。

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ストーリーは高校生の純愛ストーリーですが、戦後間もないころの、まだ「青い山脈」などが描いた明るい戦後にいたる直前の高校生の恋愛がタブーだった時期なので現代の目から見たらまるで別の国の話のよう。
また原作が長編小説なので登場人物も多く、高校生が主役でありながら戦後の世相を多面的に描いていたと思います。
最後ははしょりすぎと思いますが、脇役たちが少ない場面でも印象的に描かれテンポよく話を進めていたと思いました。
このあたりに監督、脚本をはじめとするスタッフの力量が感じられるようでした。
ラピュタ阿佐ヶ谷は日本映画の旧作の上映を中心にした映画館で、48席と小さいですが、客席と比べてスクリーンが大きくて見やすい映画館でした。

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被爆70年、平和を考える映画と講演の集い 映画「ひろしま」十日町上映会 



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-576.html
↑こちらでもご紹介した佐渡出身・関川秀雄監督の1953年作品「ひろしま」が
長崎に原爆が落とされた8月9日に十日町で上映会が開かれるのでご紹介します。

映画「ひろしま」十日町上映会

日時:8月9日(日)
1回目 上映15:00~(開場14:30)
講演  17:00~ 講師 高野義雄弁護士「演題:集団的自衛権の意味するもの」
2回目 18:30~(開場18:00)

会場:十日町市市民会館大ホール(新潟県十日町市学校町1)

入場料:前売1000円 当日1300円 高校生以下無料

主催:映画「ひろしま」十日町上映会

問 みんなで決める会 妻有 電話 025-765-4820

http://blog.goo.ne.jp/s_kkgpj/e/985b609a0cb0e2aea2151f883a80f41d?fm=entry_awp

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「ひまわり ~沖縄は忘れない、あの日の空を」 in 見附

2004年に起きた米軍ヘリの沖縄国際大学墜落が多く犠牲者を出した1959年の宮森小ジェット戦闘機墜落事故の記憶を呼び覚ます。
「標的の村」で頑なにオスプレイ配備に抵抗する人々の記憶の中に↑二つの事故の記憶が生々しく残ってるのもあるように思います。
基地がある限り沖縄の悲しみは終わらない。


映画「ひまわり ~沖縄は忘れない」が見附で開かれるのでご紹介します。
久々の社会派ドラマと銘打ってますが、この作品の大きな見どころのひとつに「あまちゃん」大ブレイク前の能年玲奈が出演しています!

ひまわ~1

「ひまわり ~沖縄は忘れない、あの日の空を」上映会

日時:8月9日(日)10:30~、14:00~、18:30~(開場は各回30分前)

会場:アルカディア小ホール(新潟県見附市昭和町2丁目1-1)

前売鑑賞券:一般大人1000円(当日1200円) 中・高・障500円(当日700円)
http://blog.goo.ne.jp/s_kkgpj/e/4a62a80b7591086a1064e5b1d50f4318
主催:見附九条の会

問 電話 0258-66-7248

監督 及川 善弘 
撮影 前田 米造

出演 長塚京三、須賀健太、能年玲奈、福田沙紀

解説

あの悲惨な沖縄戦から生き延びた沖縄県民は、今度こそ戦争のない平和な時代をと一生懸命働いた。
その矢先の1959年6月30日、突然、嘉手納基地から飛び立った米軍のジェット戦闘機が石川市(現うるま市)へ墜落し民家を押しつぶしながら、宮森小学校へ炎上しながら激突した。
住民6名、学童11名の尊い命を一瞬に奪う大惨事となった。そこはまるで生き地獄の有様だった。
沖縄戦で多くの命を失った県民にとって戦後の子ども達は正に沖縄の希望の星であった。遺族をはじめ県民の嘆き悲しみは尽きることはなく52年たった今日まで続いている。この映画はその遺族・被害者たちの証言を元に制作され、今や沖縄だけではない日本人全体が抱える基地・外交問題などに大きな疑問投げかける久々の社会派ドラマである。

ストーリー

激しい爆音とともに米軍のヘリが沖縄国際大学へ墜落した。事故現場を見た山城良太は、52年前の石川市(現うるま市)の空を思い出していた。良太は宮森小学生6年生で仲良しの、茂と豊と二年生の一平達と元気に遊び回っていた。新学期、担任の先生が転校生の宮城広子を紹介する。良太はほのかな恋心を抱いた。沖縄の青い空の下で、良太の家族も、一平の家族も、広子の家族も一生懸命に生きていた。1959年6月30日、突然、米軍のジェット戦闘機が墜落し炎上しながら宮森小学校へ激突した。悲鳴をあげながら逃げまどう子ども達、良太は広子を助けようとしたが、広子は大きな傷を負い息絶えていた。校庭には一平の変わり果てた姿があった。悲しむように花壇のひまわりが風に揺れていた。

それから53年目の2012年、年老いた良太(長塚京三)は妻を失い娘の世話を受けている。孫である大学生の琉一(須賀健太)はゼミ仲間と共に沖縄国際大学へリ墜落事件と宮森小ジェット戦闘機墜落事件をレポート活動を始めるが、頑なに事件の真相を語らない良太など、事件の傷跡は今も深く遺族の心を苦しめている。琉一はゼミ仲間と共に基地と平和を考えるピース・スカイコンサートを決意するが、恋人の加奈(能年玲奈)との不和など、コンサートを前に様々な問題が起きはじめる・・・

HP http://www.ggvp.net/

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『きみはいい子』



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-788.html

呉美保監督作『きみはいい子』を観賞しました。

前作『そこのみにて光輝く』で俯き世間への憎悪を募らせていた池脇千鶴、高橋和也が真逆の役で登場したり、
富田靖子の登場に思わずグッときたのは師匠の大林宣彦監督へのオマージュもあるからだろうか?
などとキャスティングの素晴らしさに引き込まれていく中で、
主人公の今風の小学生教師・高良健吾と子どもへの虐待を繰り返す尾野真知子、
どちらもこれまで演じてた役から大きく脱皮した好演、
他の俳優さんたちも適材適所で
呉監督の俳優さんの魅力を引き出す力にこれまで以上に舌を巻いてました。

そう感じるのは子ども達のリアルすぎるただずまい。
おそらく子役さんを集めていると思うのですが、
教室の学級崩壊寸前の騒々しさはドキュメントかとおもうほど自然すぎるので、
こんな演出力を持っていたのかと感心する思いでした。

虐待する親は自身の親から愛されたなったために自分の子どもへ虐待する。
なんて話をよく聞きますが、その虐待シーンを長廻しで描くさまは異様な空気に満ちて息苦しさを覚えたほどですが、
それが傷を抱えてた者同士の確かに“そこのみにて光輝く”抱擁でこの親子に救いを覚えたのが良かったです。

もう一方のどこかのほほんとしながらも子ども達に常に寄り添う高良健吾の白眉なシーン、
家族に関する大きな宿題をやってきたか?と子どもたちに尋ねるシーンの嫌みのなさに
本作が代表作になったと思いました。

河瀬直美監督『萌の朱雀』、廣木隆一監督『M』とそれぞれデビュー当時の作品を観ていたので、
立派に日本映画を背負ってる姿に感慨深いものが。

しかし同じ町で生きながらも一向に顔を合わせない高良健吾と尾野真知子。
こんなふうに描くなんてちょっと想像もしなかったので映画を観終えて正直驚いてました・

『そこのみにて光輝く』の大成功後にまるで別のジャンルを手掛け一級の作品に仕上げる呉美保監督は確実に日本映画界にゆるぎない地位を築いたと思いました。

ところで『第12回長岡アジア映画祭』に呉美保監督は『酒井家のしあわせ』で、柴田昌平監督は『ひめゆり』でお越しいただいたのですが、今年公開されたこの『きみはいい子』に柴田監督の『千年の一滴』、どちらも共通のセリフがあったので偶然でしょうが、ちょっとニヤッとしてしまいました。

『きみはいい子』はT・ジョイ長岡で公開中です。

『きみはいい子』公式HP http://iiko-movie.com/

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Hayao Miyazaki: One of the key backers behind the Henoko Fund to block new U.S. base in Okinawa

思えば「標的の村」長岡上映会の準備を始めたころに3万人もの人が沖縄に集まり辺野古移設反対大会が開かれ、ハワイでオスプレイが墜落しました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-768.html

それ以降も沖縄のニュースが間髪入れず流れてきましたが、
ここへ来て映画の宣伝でもないのに滅多に人前に出ない宮崎駿監督が昨日、
辺野古基金の共同代表という立場で外国人特派員協会の記者会見に登場しました。

「風立ちぬ」で引退を表明した時は政治的な言動は控えるというようなことを言ってた記憶があるのですが、
この記者会見の中で共同代表を引き受けた経緯の中で沖縄への思いを語るうちに涙ぐむ姿が見られ、
沖縄への強い思いを感じました。

ただ沖縄を語るということは戦争、原発、憲法、日米関係、日中関係を避けて通れないことがこの取材でよくわかる気がしました。

「沖縄をなんのために基地にするかと言ったら、それは中国の封じ込めの最前線でしょ。だけどなぜアメリカがグアムに海兵隊を持って行こうとしているかといったら、それは最前線に最強部隊を置くことはできないでしょう。だって、パールハーバーもクラークフィールドも、そこに最強の基地があったから日本海軍が攻撃したんです。必ずそういうことになりますがから。沖縄を拠点にすることは、もはやアメリカの戦略でもよくないことになっていると思います。ベトナム戦争の時とは違うんです。
結局それは、自衛隊が使うことになるでしょう。そう考えると、僕は辺野古に埋め立ての基地を作るのは本当に反対です。本当に。そこは標的を作るようなものです。というのも入っています。 」

記者会見の模様はこちら↓で。
https://www.youtube.com/watch?v=F_z8FaBU7x0
質問する記者の国籍がわかります。

【全文】「世界がもっと根元の方でみしみしと悪くなっていくようです」〜宮﨑駿監督が会見
http://blogos.com/article/122316/?p=1
書き起こしと写真は↑こちらからコピペします。

担当者はリアルタイムで宮崎駿監督の作品を見続けてきましたが、やはりベストは今も「ルパン三世 カリオストロの城」
国民的巨匠の地位を得て世界でもっとも尊敬する映画人といっても差し支えないかと思いますが、巨匠と呼ばれる前はホントにオタクが喜んでるものと色眼鏡で見られてたように思います。
そしてずっと観ていく中で戦争を否定しながら戦闘機に魅せられている矛盾する姿勢もとても興味深く思ってます。

ちなみに市民映画館をつくる会で「おもひでぽろぽろ」の上映会に高畑勲監督をお招きした際、
高畑監督が手土産に宮崎監督が描いた絵手紙を持参したのですが、それには
自分のルーツを調べたら祖祖父がどうも長岡出身らしく江戸に出て、餅屋などいろいろ商売やったらしいがうまくいかなかったようです。
などと餅を焼いて食べるトトロが描かれていました。

それと安保関連法案の強行採決が明日にもあると聞きましたが、
このブログでそれに抗う意気で掲載します。



ー引退以降、監督はどんな生活を送っていますか?

僕は以前と何も変わっていません。ただ来る時間が30分ほど遅くなり、帰る時間が30分ほど早くなっています。

ー新しいアニメも作っていますか?

これからかかるところです。今、かかりつつあります。

ー「風立ちぬ」では、軍事産業が発達していくことを取り上げて、いろいろ調査もされたと思います。安倍政権の下で兵器の生産・輸出がこれからさらに活発化すると思います。どう思いますか。

非常に残念なことだと思っています。

ー監督は辺野古に関する協力声明を出しました。その後の進展はいかがでしょうか。また、監督に直接のいやがらせなどはありましたか?

沖縄の人の過半数以上が辺野古に基地を作ることに反対しています。まだこれは最終結論は出ていませんが、これから困難な道が続くんんだろうとも思いますが、それを永続的に長く続けるために基金を作って、あらゆることをしていこうというのがファンドの目的です。

(直接のいやがらせは)それはありません。それよりも、こっそり寄って来て「有難う」と言う人が何人もいました。なぜこっそりか…堂々と来れば良いのに(笑)

共同代表になったときに、それまで家内は何も言いませんでしたが、◯をつけて返信する時に、とても喜んでくれました。

ー今週は、日本にとっては重要な一週間です。国会では安保法制の議論が進みまして、16日には採決される見通しです。安倍政権は、日本の安全保障を確保するために必要だと言っていますが、どう思われますか。

話が飛ぶようですが、イラク戦争が起こった時、日本のテレビジョンで、あるイギリスの政治学者がインタビューに答えていました。

その内容をかいつまんでお話しますと、"この戦争の結果、アメリカはアフガニスタンとイラクから自分の牧場に帰ることになるでしょう。そして、世界は一段と混乱するでしょう"と言いました。

今、安倍政権のやっていることは、そのことを考えてどういう方法を取るかだと思います。私は正反対の方が良いと思いますが、つまり軍事力で中国の膨張を止めようとするのは不可能だと思います。もっと違う方法を考えなければいけない、そのために私たちは平和憲法を作ったんだと思います。その考えは今も変わっていません。

ー来月予定されています70周年談話。これについてはどうお考えでしょうか。どういう内容を盛り込んでいただきたいと思いますか。

その談話は、中国の現在の政治情勢・経済情勢、日本の政治情勢・経済情勢の反映であって、その精神は歴史に学ぶということからずいぶん離れていると思います。ですからあんまり期待していません。

ーよくわからないのは、原発政策について、安倍首相の人気は低い。しかしながら選挙では必ず勝ちます。その理由は日本の左翼、リベラル派があまり強くない現状があるのではないか。監督もクリエイターでインテリなので、どちらかといえばリベラル派に属していると思いますが、なぜ日本では左派が大きな政治的な力を結成できないのだと思いますか。

民主党の最初の総理は、沖縄の基地の問題についても、"日本全体で背負うべきで、沖縄だけに負担させるのは間違いである"、とはっきり言った方です。しかし、たちまち党内の勢力争いで引きずり降ろされた。そして、その後、地震と原発と立て続けに災厄に見舞われて、その混乱の中で、とうとう自民党がずっとやりたくてもやれなかった消費税を民主党が決める羽目になってしまったんです。

この結果、長い政治的な無力感、不信感がこの国にはびこったんだと思います。自民党は過半数の支持を得たのではなくて、多くの人間が投票しなかったことによって天下を獲ったんです。ですから、また変わります。永続的なものではないと思います。

安倍首相は、自分は憲法の解釈を変えた偉大な男として歴史に残りたいと思っているんだと思いますが、愚劣なことだと思っています。

ー一番海外のメディアに伝えたいことはなんでしょうか。

私はこの役目、辺野古基金の共同代表の人間としてここに臨んでおりますから、辺野古の基地の問題、沖縄の人々が基地を撤去したいと思っているそのことをお伝え願えたら、本当に嬉しいと思います。

もうひとつ、先ほどの、日本と中国の問題、共同声明について、私はあの侵略戦争は完全な間違いで、多大な損害を中国の人々に与えたことについて深く反省していると明言しなければならないと思っている人間です。これを政治的な駆け引きとして双方で何かごちゃごちゃやるのは良くない。あらゆる政治と関係なく、この日本は長期に渡る、大陸における愚劣な行為について深く反省しなければいけないと思っています。それを忘れたがっている人ががいっぱいいることも知っていますが、忘れてはいけないことです。

ー安倍首相は、憲法解釈を変えた偉大な人として歴史に残りたいと思っている?

本人が思っているんです。でも残らないでしょう。

ちょっとお話をさせてください。この紙切れが、私の所に突然届いたんです。共同代表を就任することについての依頼状、それと承諾する・しないに◯を付けろという紙が入っていました。


私は共同代表になるような資格や能力を持っていないので、本当に当惑したんです。ただですね、沖縄の問題というのは、ここにいればなかなか伝わって来ませんが、実は自分の大事な友人に沖縄の人がおりまして、この人が沖縄返還の年、1972年5月1日に返還されましたが、東京の大学に入るために4月28日にパスポートと黄色い伝染病の予防注射の紙を持って東京にやってきた。その時にその人間が感じた、ありとあらゆる感情、非常に抑えたられた感想でしたが、その時の話を思い出すと、私は沖縄の人にものすごく申し訳ないと思っています(ここで監督は涙を浮かべ、声を詰まらせる。)。ですから、この代表を引き受けることにいたしました。


ー安倍政権は、基地問題も安保法制も、いずれもアメリカとの関係上、それが必要だという立場を取っていると理解しています。監督は、日米関係について、どのようにお考えでしょうか。このままでいいのか、もっとこうあるべきだ、というのがあれば、教えてください。

それについて、つまり僕はアメリカに非常に大事な友人たちがずいぶんいるんです。極めて誠実な、本当に友情に厚い友人ですが、アメリカの文化は僕は好きではありません。アメリカの生活様式も 日本に多く浸透している色々な生活のやりかたも、基本的に好きじゃない人間なので、そういう色眼鏡だけで見てしまいます。

今、具体的にどういう方針をめぐってどうなのかとここで述べることはできませんが、僕はいつか大量消費文明に終りが来るだろうという予感の中で生きていますので、それでお答えをご勘弁してください。

ー安保連法案も多くの国民はよくわからないと言っていますし、憲法学者のほとんども反対だと言っている。強制採決されようとしているそのやりかたも疑問視されている。そしてまた自民党の一部の会合で沖縄の新聞に対すする発言もありました。少しずつ民主主義が壊れていっているのではないかという人がいます。監督は、表現をする立場としてどうお感じになっていますか。

もともとその程度のレベルのひとたちなんです。それが自分たちが数が多いと思ってのさばって姿を現しただけだと思います。

あまり良い返事じゃないですが(笑)非常に悲しいお答えですが(笑)

ー「風立ちぬ」で、監督の意図としましては平和主義的な考え方を打ち出していたと思いますが、中には軍事的なことを美化していると誤解した受け止め方もあったと思います。

昔、三島由紀夫にフランスのメディアが質問をしたときに、日本人とは"invisibleである"と答えました。監督は、日本人というものは何であると思いますか。

社会の右側の端っこにいる島の人間たちで、平和に暮らせるはずの人間たちなんです。僕はそれだけです(笑)。

この水と緑と、資源と言ったらコメが穫れるくらいです。でも今僕らがやっている生活は、他所からかきあつめてきて、それを使い尽くしていくという、そういう生活です。それは長く続かないでしょう。

日本人であるということは僕にはよくわかりません。わかりませんが、本当の必要な知恵は、世界の隅っこでひそやかにいようというのが一番正しいと僕は思っています。

ー文部科学省が、すべての人文社会科学を廃止する方針を打ち出しました。その方針についてはどう思いますか。

歴史というものに対する感覚がひどく鈍くなっているんだと思います。いま、歴史のある場所にいるんだという感覚が鈍くなっていて、このままずっと続くんだろう、みたいな感じがこの国に蔓延しているんだと思いますね。

第二次大戦の後、日本は冷戦の狭間で、保守と革新というのは、民主主義か社会主義かというそういう冷戦構造のなかで揺れ動いてきたんです。それが冷戦が終了したあと、つまりソ連が崩壊した後、はっきりとした根拠、つまり保守と革新を分ける根拠を失ったんだと思います。その再建がまだ革新の側にできていないんだと思いますよ。

ー原発が近く再稼働される予定です。どうお考えでしょうか。日本は原発を放棄すべきだと思いますか

ええ。こんな地震だらけで火山だらけの国で、原発なんてもってのほかです。

この土地だって、本当にわずかな前に火山の噴火によって出来た土地ですから。私は東京と埼玉の間に住んでいますが、そこの川沿いの小さな土地にいますけど、実は東京湾に津波か高潮が起こった場合、東京都のハザードマップによると、私の家も沈没することになっています。そのスケールたるや、壮絶なスケールなんです。そういうことが起こりうる、いや、起きるだろうと確実に。そういう国にいいるんです。

"ここは津波が来るか"というと、意見の分かれるとこですが、友人たちの多くはそんなことははないだろう言いますが、実際いつかは富士山が爆発して巨大な阿蘇山のようになるんですから、この国は本当にわからないんです。わからないということを前提に生きないといけないところなんです。そんなとこで原発なんてもってのほかです。

ましてですね、沖縄をなんのために基地にするかと言ったら、それは中国の封じ込めの最前線でしょ。だけどなぜアメリカがグアムに海兵隊を持って行こうとしているかといったら、それは最前線に最強部隊を置くことはできないでしょう。だって、パールハーバーもクラークフィールドも、そこに最強の基地があったから日本海軍が攻撃したんです。必ずそういうことになりますがから。沖縄を拠点にすることは、もはやアメリカの戦略でもよくないことになっていると思います。ベトナム戦争の時とは違うんです。

結局それは、自衛隊が使うことになるでしょう。そう考えると、僕は辺野古に埋め立ての基地を作るのは本当に反対です。本当に。そこは標的を作るようなものです。というのも入っています。

ー先ほど、アメリカの大量消費文化について、あまり好きではないとおっしゃいました。しかしながら、アメリカは監督の映画を大好きですし、非常に成功しています。そうは言っても、ハリウッドでは翻訳などを通しますから、何か本来の意味、監督が打ち出したいという意味が少しでも変えられていると思うことはありますか。

いや、アメリカに紹介するについては、Pixarのジョン・ラセターが非常に友情と責任を持ってやっていますから、彼を本当に信頼しています。本当に一番の親友です。

ついでにちょっとひとつ。僕がイギリスのブリストルにある、アードマン・スタジオのスタッフと交流したときに、彼女たちがサインしてくれとDVDを持ってきました。完全な海賊版でした(笑)。どういう風になっているのかわたしには見当も付きません(笑)

さきほど引退後の生活はあまり変わっていないとおっしゃっていましたが、今、取り組んでいるクリエイティブなプロジェクトについてお話いただけないでしょうか。将来的には大きなプロジェクトにも関わりたい思っていますか。

いま、ジブリの美術館で短編映画作っていますが、その10作目に関わっています。これは従来のスタッフ少しと、CGの新しいスタッフたちとでやることになっています。プロデューサーは3年かかると言っているんですが、若いスタッフを3年も拘束するのは良くないので(笑)、私は早く終わらせたいと思っているんですが、それだけでも精一杯ではないかと思っているんです。

ー辺野古、そして自衛隊、そしてまた米軍との関係ですが、中国を脅威としてご覧になりますか?そして中国の台頭、軍事拡大に、どう対応すべきだと思いますか。

中国は膨張せざるを得ない内圧を持っています。それをどういう風に時間をかけてかわすか、というのが日本の最大の課題だと思います。答えになっていませんか(笑)?

ー日本の若者をどう見ていらっしゃいますか。他の国見ていても、若い人には右傾化が出てきています。日本でも若い人の中で田母神氏が大きな人気を得ていますが、一方では多くの若者が政治に無関心と言われています。これは今後どういうふうに発展すると思いますか。若者が政治のプロセスに熱狂的に参加するような時代がくると思いますか。

スマホを手放してくれれば変わります。(会場から笑い)

ー日本国憲法は、やはり占領国が日本に押し付けたと言われています。しかし、今回の動きを見ていると、日本人はこの憲法を非常に深く愛しています。どうして日本人はこんなに強い思いを憲法に持っていると思いますか。

15年に渡る日本の戦争は、惨憺たる経験を日本人にも与えたんです。300万人の死者です。この経験は、多くの、つまり私たちのちょっと上の世代にとっては忘れがたいことです。

平和憲法というのは、それに対する光が差し込むような体験であったんです。これは今の若い日本人にはむしろ通じないくらいの大きな力だったんです。平和憲法というのは。

平和憲法というのは、占領軍が押し付けたというよりも、1928年の国際連盟のきっかけにもなった不戦条約の精神を引き継いでいるもので、決して歴史的に孤立しているものでも、占領軍に押し付けられただけのものでもないと思うんです。

ー日本の教科書は加害に関する部分が少ないと中国やアジアから指摘されています。監督はその加害の部分も大変重く感じている日本の一人ですので、映画に、そういう観点に関して入れたりするというビジョンというのはありますか。または、アジアの人たちと映画を作っていきたい、ということはありますか。

アニメーションは、いろいろな作品が考えられますが、今、私が作ろうとしている作品は、こんな小さな毛虫の話です。指でつつくだけで死んでしまいます。この小さな毛虫が葉っぱにくっいている生活を描くつもりです。それはアニメーションが生命の本質的な部分に迫ったほうが、アニメーションとしては表現しやすいのではないかと思っているからんです。あの…意味わかりますか(笑)?

それで、100年や200年の短い歴史よりももっと長い、何億年にもつながる歴史をアニメーションは描いたほうがいいと思っています。

ー今までのアニメ制作につきまして、監督としてはまた実現していないことはありますか。オタク向けの作品がたくさん出てきていますが、この状況についてどう思いますか

ははは(笑)。

フィルムがなくなって、私たちが使っていたセルもなくなって、絵の具で塗ることもなくなりました。それから背景を描く時にはポスターカラーを使っていましたが、ポスターカラーすら、もう生産は終わるだろうと言われています。筆も、良い筆が手に入りません。それから、紙がこの1、2年で急速に悪くなりました。私はイギリスの「BBケント」というケント紙を、ペンで描くときは愛用していました。とても素晴らしい、僕にとっては宝者のような紙が、すっと線を引くと、インクが滲むようになりました。インクが使えなくなりました。

何か、世界がもっと根元の方でみしみしと悪くなっていくようです。ですから、アニメーションのことだけ論じてもしょうがないんじゃないかなと思います。

いつでも、どうしてこれが流行るのか、よくわらかないものが流行ります。それもいろいろあっていいんじゃないかと僕は勝手に思っています(笑)。

ー今後基地がなくなって、軍事的プレゼンスが小さくなりましたら、沖縄はどうなると思いますか。不動産業や観光業の発達も考えられますが。

僕は、沖縄は日本と中国が両方仲良くするところになるといいと思います。それが一番ふさわしいです。そして交易する。非常におおらかな心を持っている人たちですから、ちゃんとやっていけると思います。

私は自分の子どもたちが小さかった時に、二度ほど小さな島に行きました。その時の宿のおじさんとおばさんが、どれほど子どもたちに良い印象を与えたか。かくもおおらかかで、優しい人々がいるんだというのが、驚くべきことでした。本当に。

二度目の時は、大人は僕一人で4家族の10人の子どもたちを連れて行きました。みんないつも喧嘩している兄弟が、兄さんや姉さんの言うことをきちんと聞いて、本当に感心な子ともだちだと褒められました。僕は沖縄のことを考えると、いつもその人とたちのことを思い出します。

ー辺野古基金の共同代表として、政府は辺野古に基地を作れないとなると、普天間に基地が固定化される可能性があると脅しとも取れることを言っていますが、宮崎監督としましては、解決策はどのような形で解決されるべきだと思いますか。
普天間の基地は移転しなければいけません。それから辺野古を埋め立てるのはいけません。それで、第一次民主党内閣の鳩山総理は「日本全体で負担しよう」という風に発言したんです。僕はそれがまだ生きていると思っています。

ー戦後70年という節目の年ですが、監督から見ればあの戦争、あれは70年前のあの歴史は一体どういうものだと思いますか。あれからどういう教訓が得られたと思いますか。

あの戦争に至る前どこで止められたんだろうという風によく考えます。そうすると、だんだん遡っていって、ついに日本とロシアの戦争にまで至ります。実はその前に日清戦争というのもありますが、これは結局、東アジアにヨーロッパが来て、大砲で開国を迫ったことによる、"文明の衝突"から始まったんです。でも、それを言っていると、責任が曖昧になります。

ですから、僕はやっぱり、やっていけないことはやっていけいないんだということでしかないんじゃないかと思います。他国を自国のための犠牲にして侵略することは、絶対やってはならない。どんな理由をくっつけても、どんなに美化しても美化しきれない。その原則だけは絶対守るべきであると思います。侵略してはいけないんです。それで、私たちは島国ですから一番やりやすいはずです。

ーアニメーションの未来について質問させてください。監督は長編に特化してきたわけですが、今、視聴者のニーズに答えてすぐ作品を作れる会社も出てきています。こうしたものがアニメーションの未来像になると思いますか。それとも、これまで関わってきた、制作するのに時間がかかる、ハイリスクながらハイリターンも期待できるような作品が良いと思いますか。

幸運と才能さえあれば、何とかなると思います(笑)

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「辺野古基金」応援 ドキュメンタリー映画上映 『大丈夫であるように -Cocco 終わらない旅-』 in 新潟

(c)2008「大丈夫であるように」製作委員会

8月15日の『標的の村』長岡上映会の館内BGMにはCoccoの『ジュゴンのみえる丘』を流そうと思ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=wNKg-qjv5_I

辺野古に現れた二頭のジュゴンを歌ったCoccoの数ある名曲の中でも飛びぬけて美しい歌だと思っていますが、
この曲の誕生に三上智恵監督がかかわっていると知り、余計にこれは流さなくてはと思いました。
http://rooftop.cc/interview/150523185939.php?page=4

二人の関係は三上監督の新作『戦場ぬ止み』でもCoccoがナレーションを務めてるようです。
http://ikusaba.com/trailer/

そんな折に『ジュゴンのみえる丘』が強い印象で流れる、2008年公開の是枝裕和監督がCoccoを追ったドキュメンタリー映画『大丈夫であるように。 -Cococo 終わらない旅-』が現在、全国の劇場でリバイバルされており、新潟での上映も決まったのでご紹介します。

今、この時期に公開することは是枝裕和監督の強い要望とも聞いたのですが、
映画の中で六ヶ所村の現状をファンから届いた手紙で知ったCoccoが、
青森でのコンサートの際に六ヶ所村の核燃料再処理工場を目にした感想の中で、
自身の故郷である沖縄米軍基地への思いと重ねて悲痛なメッセージを叫ぶ姿が、
担当者は強く印象に残っています。

『第14回長岡アジア映画祭』で上映した作品ですが、3,11を経て現在の沖縄米軍基地問題のさなかで観るのは、
当時とまた別の感想を抱くんじゃないかと思います。

===================================

『大丈夫であるように -Cocco 終わらない旅-』

監督 是枝裕和  出演 Cocco

日時 8月9日(日) ①10時30分~ ②13時30分~

会場 クロスパルにいがた 映像ホール
料金 1000円 (収益の一部を辺野古基金に寄付します)
シネ・ウインドで販売
上映時間 1時間47分

*絶滅の危機にひんする辺野古のジュゴンをテーマにしたCoccoの楽曲に共感した是枝裕和監督がライブツアーのほか沖縄での日常にも密着。エキセントリックで謎の多いCoccoの素顔に迫るドキュメンタリー。思いをまっすぐに表現しようとするCoccoの言葉や曲、そしてひたむきに生きる姿に心打たれる。2008年公開。

*「辺野古基金」とは…新基地建設反対の世論を広げるための活動を物心両面から支援する目的で、地元経済界や議員、県外の文化人らによって、今年4月9日に設立された。集まった寄付は、新基地の反対を訴えるパンフレットの作成、全国紙やアメリカの新聞に辺野古反対を訴える意見広告を掲載することに使われる。共同代表には、地元政財界人の他、故菅原文太夫人の文子さんや、宮崎駿さん、鳥越俊太郎さんらも名を連ねた。

新潟上映主催:コミニティシネマにいがた、安吾の会 協力:シネ・ウインド
問い合わせ:田村(シネ・ウインド) TEL025-243-5530
上映会ボランティアスタッフ募集中!

以上、チラシより抜粋。

https://www.facebook.com/daijoubudearuyouni

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三上智恵ディレクター 『英霊か犬死か』



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-821.html
↑昨日の記事に書いた『英霊か犬死か~沖縄から問う靖国裁判~』を某ルートで見つけてみてみました。
本来ならマズイと思うのであまり声を高くして書くことは慎みたいですが、
それでも本土からないがしろにされてる沖縄の声を救い上げてるドキュメンタリーで、
こんな事実、思いがあることを知って見て良かったです。

そして沖縄戦で亡くなった民間人をも"英霊”にしてることは沖縄戦に目をそらす欺瞞でもあることを。

三上智恵監督は大阪のMBSから琉球朝日放送へ移って、沖縄に目を向けたドキュメンタリーを制作し続け、
この『英雄か犬死か』の後に手がけた『標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』を、
劇場版にした『標的の村』で高い評価を得ましたが、
WIKIを開いたらMBSから琉球朝日放送に移籍した経緯のひとつが、
椎名誠監督の『白い馬』を巡る騒動だったことに驚いてしまいました。
担当者は椎名誠氏のファンでもあるため、当時の騒動はよく覚えているのですが、
まさかあの時の女子アナウンサーと、こんな形で自分が上映会として関わってしまうのかと。

それと昨日書いた『僕の島は戦場だった』によると、
この『英霊か犬死か』の柱となってる沖縄靖国問題の事務局長的な立場の女性は上越・高田出身とありました。
三上監督もそうですが“ヤマトンチュ”の女性が沖縄の問題に深く関わり、行動してることを佐野氏は高く評価しています。

あと『標的の村』長岡上映会で講演くださる馬場秀幸弁護士は高田在住で、
沖縄に関心があると伺ってるので、この女性と何か接点があるんだろうかと。

三上智恵監督 賞歴

【個人】
女性放送懇談会放送ウーマン賞(2010)

【作品】
「超古代文明は琉球弧にあった!?~沖縄海底遺跡の謎~」
国際海洋映像祭入賞(1998)

「今甦る!海に沈んだ文明~沖縄海底遺跡の謎2~」
プログレス賞優秀賞(2000)

「語る死者の水筒」
テレメンタリー年間優秀賞(2000)、日本民間放送連盟賞九州沖縄地区テレビ報道番組部門優秀賞(2001)

「海に沈んだ太平洋巨石文明~沖縄海底遺跡の謎3~」
プログレス賞優秀賞(2003)

「検証 動かぬ基地 拡大版 ~沖国大ヘリ墜落事故から1か月~」
ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞(2004)

「海にすわる~辺野古600日の闘い~」
ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞(2006)、地方の時代賞審査員選奨、
日本民間放送連盟賞九州沖縄地区テレビ報道番組部門優秀賞

「人魚の棲む海~ジュゴンと生きる沖縄の人々~」
テレメンタリークール賞(2007)

「サンゴが消える日」
アースビジョン地球環境映像祭アースビジョン賞(2009)

「1945~島は戦場だった オキナワ365日」
ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞(2010)、ANNものづくり大賞最優秀賞(2010)、プログレス賞優秀賞(2010)

「英霊か犬死か~沖縄から問う靖国裁判~」
メディアアンビシャス賞(2011)、ANNテレメンタリー年間優秀賞(2010)、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(2011)

「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~」
テレメンタリー年間最優秀賞(2012)、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、
第18回平和協同ジャーナリスト基金奨励賞、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞

http://www.hyoteki.com/staff/

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僕の島は戦場だった

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“最初に会ったのは琉球放送の三上智恵である。”

第一章の一行が↑この書き出しで始まる佐野眞一先生の『僕の島は戦場だった 封印された沖縄戦の記憶』
かねてから“沖縄と満州”をライフワークにうたい
2013年に出版された本作の前に『沖縄 誰も書かれたくなかった戦後史』(08)という大著を記してましたが、
あちらは占領期、米軍統治下の沖縄の政治、警察、やくざ、芸能、軍用地主とあらゆる沖縄を網羅してるものの、
沖縄戦について深く触れてない中で再び沖縄をテーマにと思っていたところで見たのが
三上監督が演出したテレビドキュメンタリー『英霊か犬死か~沖縄から問う靖国裁判~』

「軍人、軍属が英霊として祀られてる靖国神社に、沖縄戦で亡くなった一般住民約6万人がともに祀られている」

この事実だけでも驚いたなかで、沖縄の遺族たちが肉親の名前を外してほしいという訴えを起こしたことをテーマにした番組らしく、本作を見て衝撃を受けた佐野氏が“沖縄戦”について三上監督から紹介された証言者達を尋ね歩き、特に戦争孤児を中心に取材していくうちに“集団自決”の当事者からあまるにも凄惨な衝撃の事実を耳にし書き起こします。

4人に1人が亡くなったという壮絶な沖縄戦の記憶がぶりかえすPTSDにさいなまれる中で
普天間基地に配備されるオスプレイが否応なしに沖縄戦の記憶を呼び覚ます。
オスプレイ配備にはさまざまな議論があるかと思いますが、この沖縄戦の記憶への配慮はまず議論の中心にあるべきではないかと思いました。

「復帰から40年も経っているのに沖縄はいまだ日本で一番貧しい。基地の問題だって、本土の人間が平穏に寝て暮らせるのは、沖縄に基地があるからです。貧困も基地も、根本原因は沖縄戦です。だからいま島(尖閣)の問題が騒がれてますが、戦争は絶対に起こしてはいけないのです」 養護施設の園長の言葉

また当時は那覇市長だった翁長雄志氏についても周囲を取材し、当時すでに知事選への出馬を嘱望されてるような切れ者で、
知事となった今の官邸に一歩も引かない姿に読んでて納得するものがありました。

この本を手に取って真っ先に思ったのは表舞台から去ったと思われた佐野眞一先生がいつの間にか復帰していたこと。
氏の名作「東電OL殺人事件」を読んで間違いなく興奮、発情してしまい、以来氏のルポ、ノンフィクションを欠かさず担当者は読んできましたが、例の「ハシシタ」の大騒動とその後に明らかとなったゴタゴタでもう筆を折ったのかと思っていました。
確かに「ハシシタ」の頃は濫作で明らかに質が落ち筆が滑りまくっていたと思ってたので、どこかで「ハシシタ」に繋がる危うさを思っていましたが、今回の「僕の村は戦場だった」は明らかにあの騒動の反省の上に書かれた作品だと思った箇所がありました。

沖縄モノの前作『沖縄 誰も書かれたくなかった戦後史』では聖地化するひめゆりの塔を眺めて冷やかに書いてた印象を持ちましたが、本作では元ひめゆり学徒隊の津波古ヒサさんにインタビューをし、

「沖縄戦は遠ざかる一方である。
だが、沖縄戦を遠い過去にしては絶対にいけない。それは歴史を捏造するばかりか、津波古さんのように戦後を必死で生きていた人たちの人生も抹殺することになるからである。」

以上で結んで「ハシシタ」を書いてた頃には読み取れなかった誠実さ思いました。

というわけで個人的にこれからも佐野氏には沖縄に取り組んでほしいと思わせる一冊でした。
それとこの本の発端となった三上監督の『英霊か犬死か』(すごい挑発的なタイトル!)も機会があれば見てみたいと思いました。

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映画「日本と原発」新潟県上映会 PARTⅡ

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http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-658.html
↑長岡でも上映し好評だった映画「日本と原発」の新潟県内上映会を掲載します。

あれほど過酷な大事故を経験しながら、方針を転換できる検討の余地もありながら、
再び原発再稼働が現実味を帯びている中で本作を観れば、それがいかに愚かなことか、
8月2日には映画に登場し原子力ムラの妄言をことごとく論破する河合弘之監督が柏崎へ、
新潟には河合監督と二人三脚で脱原発を冷静に邁進してる海渡雄一弁護士のトークがあり、
いづれも発言に注目したいと思いました。

さらに書けば原発も米軍基地も何かと話題の新国立競技場や安保法制も一度決めちゃえば、
責任のなすりつけあいのまま断崖に突き進むサマは70年前の教訓が全く生かされてなく、
本来なら新国立競技場のドタバタは大笑いしたいのですが、
どう見てもこのままいけば破滅だろうと思うと笑うに笑えません。
今朝のNHKニュースでさらっと財源不足なことを流してましたが、こんな大事なこと流すだけでいいのか?誰か突っ込まないのか?と。

映画「日本と原発」公式HP http://www.nihontogenpatsu.com/

■ 2015/07/11 新潟県上越市(上映2回)
■ 主催:ドキュメンタリーを観る会・くびき野
上映日時:2015年7月11日(土)  ① 回目 13 時 30分 ~   
会場名:上越市 市民プラザ第2会議室(新潟県上越市土橋1914-3)
定員:80名
上映日時:2015年7月11日(土)  ② 回目 19 時 ~
会場名:上越市 市民プラザ第4会議室(新潟県上越市土橋1914-3)○ 定員:50名
問合せ先:ドキュメンタリーを観る会・くびき野

■ 2015/07/18 新潟県佐渡市(上映2回)
■ 主催:「日本と原発」南佐渡上映実行委員会
上映日時:2015年7月18日(土)  15 時 ~ / 18 時 30分 ~
会場名:羽茂公民館(新潟県佐渡市羽茂本郷617番地)
各回定員:100名
問合せ先:「日本と原発」南佐渡上映実行委員会(中川)TEL : 0259-52-4562

■ 2015/08/02 新潟県村上市(上映2回)
■ 主催:映像から暮らしと環境を考える会  
上映日時:2015年8月2日(日)  10 時 30分 ~ / 13 時 30分 ~
会場名:村上市情報センター 視聴覚ホール (新潟県村上市田端町4番25号)
各回定員:30名
問合せ先:映像から暮らしと環境を考える会(福井) TEL : 0254-52-4981
問い合わせメール:映像から暮らしと環境を考える会(中倉)宛メール

■ 2015/08/02 新潟県新潟市(上映1回)
■ 主催:脱原発をめざす新潟市民フォーラム 
上映日時:2015年8月2日(日) 15 時 ~ 
会場名:万代市民会館 6階 多目的ホール(新潟市中央区東万代町9-1)
※ 海渡雄一(監修) トーク有り(15時からの上映前。詳細は主催団体にお問い合わせ下さい。)
定員:280名問合せ先:脱原発をめざす新潟市民フォーラム(石山) TEL : 090-8841-9463

■ 2015/08/02 新潟県柏崎市(上映2回)
■ 主催:柏崎で「日本と原発」を観る会  
上映日時:2015年8月2日(日)  9時 30分~ / 14 時30分 ~
会場名:柏崎文化会館アルフォーレ マルチホール(柏崎市日石町4-32)
※ 河合弘之 監督 トーク有り 13時 ~ 14 時30分
各回定員:160名
問合せ先:柏崎で「日本と原発」を観る会(吉田) TEL : 0257-35-2657

http://www.nihontogenpatsu.com/event

画像の報道ステーションを官邸からの圧力で降ろされた(と担当者は思ってる)古賀茂明氏も
小出裕章氏とともに映画に登場しインタビューに応えています。

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、
それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、
世界を変えるためではなく、
世界によって自分が変えられないためである」

担当者はインド旅行した際、ガンジー記念館に行ったのですが、あいにく休館日でした。
3月27日のテレビを見ながら、やはり行けば良かったと思ったりしてました。

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三上智恵監督新作『戦場ぬ止み いくさばぬとぅどぅみ』 映画は戦争をとめられるか。



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-769.html
↑こちらで紹介した『標的の村』の三上智恵監督新作『戦場ぬ止み いくさばぬとぅどぅみ』は
現在、ポレポレ東中野で先行公開を経て7月18日より本上映されるようです。

その後、新潟県内では8月17日よりシネ・ウインドで
8月22日より高田世界館での公開が決定したようです。
http://ikusaba.com/theater/

ぜひ8月15日の『標的の村』長岡上映会を観た後に駆けつけていただきたいと思いますが、
そんな中で『標的の村』で駆けずり回ってる中で読んで良かったと思うブログ記事を見つけました。

個人的にずっと尊敬している方が書かれた記事ですが、
『標的の村』を紹介にまわりながらも、
時に相手に対してうまい言葉が見つからず挫けてしまうことがある中で、
この記事を読んで『標的の村』上映会に対する自分の意気込みに重ねたいと強く思いました。

とりあえずここまで読んでいただいた方はぜひぜひ開けて読んで下さいとお勧めいたします。

映画は戦争をとめられるか。
https://www.cinewind.com/blog30/11202/
紹介いただき感謝です。

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「標的の村」予告編 アオーレ長岡 ナカドマにて放映中!



8月15日に上映する「標的の村」の
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-785.html
予告編が会場があるアオーレ長岡・ナカドマの大型ビジョンで放映されています。

7月1日から放映されてると聞きながら、
タイミング悪く一向に見たことなかったのですが、
無事に放映されているのを目にしてほっとしていました。
過激なシーンもあるので事前にアオーレ側でチェックがあると聞いたとき、
どうだろうかと思ってましたが、
無事に流していただき関係者の方々にお礼申し上げます。助かります。

「標的の村」予告編
http://www.hyoteki.com/trailer/

またシネ・ウインドのチラシ置き場前のモニターでも流していただいてます。
お力添えありがとうございます。

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映画「アオギリにたくして」上映会  ながおか平和フォーラム事業

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-816.html
↑昨日の記事の“平和の水の献水式”の発端は松江にて
映画「アオギリにたくして」の上映とともに松江にある被爆アオギリ二世への献水でした。

今回そのお話しいただき献水場所は平和の森公園がいいのではないかと、
人づてに話を進めていたら平和の森公園に広島市から贈呈された被爆アオギリ二世があることを知りました。
しかもそのアオギリは広島市がはじめて市外に贈ったものだそうです。
それに絡めて献水式には平和像とともにこの平和の森公園のアオギリにも献水したいと思います。

その発端となった「アオギリにたくして」がながおか平和フォーラムの一環として上映されますのでご紹介します。



映画「アオギリにたくして」上映会

【日時】7月28日(火)
①午後2時から
②午後6時30分から(開場は各30分前)
【定員】各200人[先着] 
【申】7月13日(月)から市民協働センター(西棟3階)、
市役所総合ガイド(東棟1階)で入場整理券配布。電話可。
問 申し込み ながおか平和フォーラム実行委員会事務局(長岡市役所 庶務課)
電話 0258-39-2203

http://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/cate02/tayori/file/2707/t2707/2707newpage1.htm

映画「アオギリにたくして」は、広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下で、被爆体験を語り継いだ故・沼田鈴子さんをモデルとした劇映画です。
「平和の尊さ」と「いのちの大切さ」への思いを アオギリにたくして、日本全国・世界の国々での上映と共に、被爆アオギリ2世の植樹を企画しています。
この映画を観てくださった方々の心に、平和の種が蒔かれていくよう願っています。皆様のご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

「アオギリにたくして」公式HP
http://aogiri-movie.net/

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8月6日 平和の水 献水式 @平和の森公園



平和の願いを水にたくして

 空気や水とおなじように「平和」はなくてはならないものです。
そして、空気や水とおなじように汚され、無くなろうとする時、初めてその大切さやかけがえのなさに気づきます。
 あの戦争から70年。
戦争をしないという事が「平和」であるなら、間違いなく日本は「平和」な70年でした。
 しかし、「平和」は今、汚され、消え去ろうとしていると感じているのは僕だけではないでしょう。
 5月27日に松江市にある被爆アオギリ2世への献水式を行いました。
 映画「アオギリにたくして」の上映をきっかけに松江市に被爆アオギリ2世の木が植樹されていると知った事がきっかけです。
 日本中から献水式のために平和と非核への願いが込められた8カ所の水を集め、これらの水を混ぜて被爆アオギリ2世に捧げました。
 この時に集めた水を全国の平和への取り組みを行なっている団体、個人に贈ります。
 贈られた方々は、地元にある平和への願いをたくした水をまぜて、平和に関するイベント(慰霊碑への献水式、植樹式など)を開催していただき、そしてバトンのように次の誰かに渡してほしいです。
 「平和を守り育てる」と言うのはおこがましいのですが、何かしないと居ても立っても居られないのです。
あの戦争と平和と自分たちとを結びつける事が今、必要なのだと思えてなりません。
 平和への同じ想いを持つ人と人が、水を通じてつながり広がる事を願っています。

高嶋敏展

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-791.html
↑こちらでご紹介した松江キネマ倶楽部の高嶋さんの発案に賛同し、
長岡での「平和の水・献水式」を広島に原爆が落ちた8月6日に平和の森公園で開きます。

このたび開催依頼を長岡市に申請し、無事に承諾書が届きました。
注意事項としてゴミは持ち帰るように、とありましたが勿論そうしたいと思ってます。

平和の願いを水にたくす献水は平和の森公園内にある平和像と、
広島から最初に植樹されたという被爆アオギリ二世に行います。

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松江で集めた水と由来
(1)広島平和記念公園にある「平和の泉」
(2)長崎 長崎平和公園内の平和の泉
(3)島根 永井隆博士(長崎の鐘、この子を残してなどで知られる作家、医師)の生家(生い立ちの家)の前を流れる小川の水
(4)島根 雲南市 中国戦線で戦死した農民の慰霊碑が立つ室山農園の地下水
(5)沖縄 オスプレイヘリパッド建設にゆれる高江地区(映画「標的の村」の舞台)の清流 ※主人公の安次嶺雪音さんが松江市出身
(6)福島 会津若松の地下水  被災地の復興と非核の願いをこめて。
(7)栃木 尚仁沢湧水:環境省選定名水百選に選ばれた水。現在、放射性廃棄物最終処分場候補地になっている塩谷町の高原山に湧き出る水。塩谷町は那須連山と日光の峰々に連なる高原山に抱かれた山里。
(8)東京都 水道水 蛇口をひねれば水が出る。この平和に感謝をして。
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↑これらの水を集めた水がペットボトルに入れられて松江から届きました。
当日はここに平和の森公園の目の前に流れる柿川の水を集めて平和の水を注ぎ献水したいと思っています。
なぜ柿川の水なのかは↓こちらを読んでいただけましたら。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/daijinkanbou/sensai/situation/state/shinetsu_02.html

呼びかけのデザインを長岡造形大学の留学生で現在はレバノンに住むカーラさんに趣旨を説明し依頼をしたら快く引き受けていただきました。
画像は仮案ですが、マークはアラビア語の“平和”をデザインしているそうです。

『平和の水 献水式 ~平和の願いを水にたくして~』

日時 8月6日(木)午前10時~ (水がなくなりしだい終了)

場所 平和の森公園 平和像、広島から植樹された被爆アオギリ二世

どなたも献水できるようにしたいと思ってます。
時間の空いてる方はぜひいらしてください。

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♪この地球の平和を本気で願ってるんだよ!



現在、「標的の村」長岡上映会のポスター貼りにまわってます。
その中でもう昔からポスターを貼らせていただくラーメン屋さんは10店以上はあり、
逆に言えばポスター貼りの時にしか食べに来ない珍客なので、
顔を覚えられたりしています。

正直、ポスター貼りは本当に孤独な宣伝活動なので、
自問自答してるとネガティブになり、
いろいろ悪いことばかり考え、思い起こしたりしたりするのですが、
顔なじみとなった(?)ラーメン屋さんが快くポスターを貼っていただき、
話に花が咲いたりするとほっとしたりします。

写真のラーメン屋さんはこちらが遠慮して小さいポスターをお願いしたら、
人気店でこの道何十年という風貌のご主人が「大きいのはないのか?」
と、言ってくれて小さいほうも大きいほうも率先して貼っていただきました。
ついでに並盛を注文したのに大盛りにサービスいただき泣きました。
正直、今回の作品はイデオロギーが強いので貼ってもらうことに
難色を示すのではないかと思ったりしてるのですが、
そんなこと小さい話なんだと杞憂だったりしています。

他にも「壁の染みが目立ってきたから、そこに貼って」から、
「お客さんたくさん来るといいねぇ」などとどこの馬の骨かわからず、
映画のポスターを頼みに来きてばかりのこちらに声かけていただくと、
とりあえず気にかけてくれる人がいるんだと思ったりと。
逆に言えば、あんまり冷たい反応されるお店は仕方ないとはいえ、
もう二度と行かないこちらの態度も印象悪いだろうなぁ、と。

というわけで貼っていただくお店は心根があり余裕があるせいか、
繁盛している印象が強いです。

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長岡ロケ映画『故郷は緑なりき』 in ラピュタ阿佐ヶ谷



2月28日に長岡市立劇場で上映し大好評だった『故郷は緑なりき』が、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-643.html
7月12日より始まるラピュタ阿佐ヶ谷での特集上映「OIZUMI 東映現代劇の潮流」の中で上映されるようです。

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/toei-gendaigeki/

上映日時は
7月12日~7月14日 15時から
7月15日~7月18日 13時から

度々、東京では名画座でリバイバル上映されるようで、その度に満席になると聞いたことがありますが、
いづれにせよ貴重な上映なので東京在住の新潟県人の方々は足を運んでいただけたらと思います。

そしてそれとともにこのプログラムで興味深いのが若き日の高倉健さん主演作はもちろん、
石井輝男、深作欣二、降旗康男といった巨匠の初期作が並んでいる中で
『故郷は緑なりき』の村山新治監督作「七つの弾丸」「警視庁物語 顔のない女」「孤独の賭け」といった作品が上映されるようで、
特に三国連太郎主演の犯罪ドラマ「七つの弾丸」はニュープリント上映と力を入れてるのでかなり面白そうなこと、
「孤独の賭け」は佐久間良子さん主演作で「故郷は緑なりき」とあわせて観るのも一興かと思いました。
いづれにせよ東映東京の職人監督として腕を振るったらしい村山監督の片鱗が観れる機会にも思う特集上映です。

ラピュタ阿佐ヶ谷 http://www.laputa-jp.com/

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五藤利弘監督 「花蓮~かれん~ 」 大阪初日舞台挨拶のゲストは



映画『花蓮〜かれん〜』大阪シアターセブンでの公開初日情報が更新されました。7月4日上映後、毎日新聞社大阪本社の岡村昌彦さんが舞台トークをご一緒下さることが決まりました。theater-seven.com/2015/movie_kar…
https://mobile.twitter.com/karen_pics15/status/615755542187773952?p=p

↑長岡出身・五藤利弘監督「花蓮~かれん~」の公式ツイッターを読んでえっ!とエビ反ってました。
劇場のホームページを開いたら
http://www.theater-seven.com/2015/movie_karen.html
明日の大阪初日の舞台挨拶に五藤監督はもちろんのこと、
トークゲストに岡村昌彦さんの名が。

岡村さんは毎日新聞長岡支局長として縁も所縁も何もない長岡に赴任。
赴任中に五藤利弘監督と知り合い栃尾ロケ映画「ゆめのかよいじ」に取材もかねてエキストラ出演をしたところ、
かつて演劇をかじってた関西人として役者魂が甦り、
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1128.html
以後、五藤監督の栃尾ロケ映画「雪の中のしろうさぎ」では十日町活性化団体「ごったく」のメンバーとして出演、
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1290.html
原田裕司監督の長岡・山古志ロケ映画「冬のアルパカ」では強面の金貸し、
細井尊人監督の新潟・長岡ロケ映画「チェイン」では刑事役として出演。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1755.html

まるで長岡に役者をしにきたようだと書いたら怒られますが
中でも「冬のアルパカ」では「あれは誰だ?素人でもないようだしプロとしては異色だし」と
とその姿と演技が映画にダークな味付けをして評判を呼びました。
しかし出番が多かったと撮影後喜んでいた「チェイン」を観たところそんなに映ってなくてカットされてしまったのかと思ってました。

長岡の後は松江支局長として活躍していたものの、
長岡や東京から離れてしまいましたが、
今春、大阪本社へ異動となった矢先に五藤監督作でつながるとはどこかでやはり縁があるんだろうなぁ、と思っていました。
なので明日の舞台挨拶は岡村さんのバイタリティあふれるトークに釘付けになるような気がするので必見だと思っています。
と、プレッシャーをかける。

「フレー!フレー!五藤!!」とかつて夜の殿町にて、
ちょっと落ち込んでた五藤監督に盛大なエールを送ってた姿を、
今回の舞台挨拶のゲストに決まって思い返してました。

画像は岡村さんが長岡で常連として大将と顔なじみだった駅前の居酒屋日替わりランチ。
紹介していただいたおかげで今はポスターを貼らせていただいてます。
大将に岡村さんが大阪に異動となり、大阪で今度、五藤監督作が公開され、
舞台挨拶に岡村さんも出るそうだ、と話したら大笑いした後に「また長岡来ないかな…」と、
会いたがってましたよ、岡村さん。

映画の森 刈谷田川の夢
五藤利弘監督 「花蓮~かれん~」 蓮と睡蓮の妖精たち 
http://kariyadagawa-screen.blogspot.co.uk/2014/10/20156.html
↑こちらも五藤監督を応援してる方の「花蓮~かれん~」評です。

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『小さき声のカノン -選択する人々』上映と鎌仲ひとみ監督トークセッション in 燕三条



シネ・ウインドでの公開を終えて『小さき声のカノン』の上映会が燕三条駅前の燕三条地場振興センターで開かれ、
鎌仲ひとみ監督も駆けつけるのでご紹介します。

『小さき声のカノン -選択する人々』

*日時 8月9日(日) 
10時~12時 1回目上映
12時30分~13時30分 鎌仲監督トークセッション
14時~16時  2回目上映

*会場 燕三条地場振興センター リサーチコア7階

*前売券1000円 当日券1200円

『小さき声のカノン』HP http://kamanaka.com/canon/

主催 未来を考える会・三条 電話0256-33-7793

トークセッション
○鎌仲ひとみ監督
映像作家

早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。
90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映画制作所へ。
93年からNYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。
95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。
主にNHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」など番組を多数監督。
2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。
国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。
2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外800ヶ所で上映。
2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」も全国600ヶ所での上映に加え、フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映が進んでいる。
2011年度全国映連賞・監督賞受賞。
2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売開始。国内外800ヶ所で上映。
2014年現在、新作「小さき声のカノン-選択する人々」撮影中。
多摩美術大学非常勤講師。京都造形芸術大学客員教授。

著作に「ヒバクシャ ドキュメンタリーの現場から」「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」共著に「ドキュメンタリーの力」「内部被曝の脅威」「今こそ、エネルギーシフト」「原発のその先へ-ミツバチ革命が始まる」など。

http://kamanaka.com/

○北島栄誠氏 真宗大谷派 峨岳山 長福寺
長岡市在住
映画の中にも出てくる佐々木住職、婦人とも交流があり、自らも寺を開放し、福島からの子どもだけでなく、家族の保養に尽力されている。

○渡邊智龍氏 真宗大谷派 恩長寺
新潟市在住
北島住職同様、佐々木住職、婦人とも交友があり、自らも寺を開放し福島からの子ども達の保養に尽力されている。
昨年は本堂で『小さき声のカノン』に登場する人々をモチーフにした『ダキシメルオモイ プロジェクト~ふるさとにかえるオモイ』小林憲明展を開催。

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